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2007年1月30日 (火)

冬の恋

それにしても最近、
カップル成立話がやけに多いなあ。

昨年末のTックスから始まって、
相方のSこたんも、この間新しいカレシを連れて来たし
M子の「カースト制度終了宣言」もそうだった。
今週は水曜日にまずY君とAちゃんの巻き貝カップルが
やって来て、金曜日久し振りに来たMちゃんも
「カレシができた」と言っていたし、昨日はC君が
「カノジョできましたよ。この間連れて来たコです。
 今日ココでみんなにお披露目します」と、
うれしそうに話してくれた。

もうすでに別れてしまったY美のケースも含めれば
一ヶ月強の間に、僕の周囲の人々7名から
「カレシ(又はカノジョ)ができました宣言」
を、聞いたことになる。

おいおい。いくらなんでも
ちょっと多すぎはしないかい?

まあ、年末年始はなにかとイヴェントがあったり
寒い時期って、人肌恋しくなったりするからね。
もうすぐバレンタインデーもあるから、また
カップルがどっと増えるんだろうね、きっと。

そう考えると、冬は「恋の季節」なのか?

恋の始まりって、
春や夏の方がイメージしやすいような気もするし
昔は、恋人ができることを「春が来た」などと
表現したものだが、それとこれとは別の話?

ま、どうでもいいけどね、そんなこと。
季節なんて関係なく、みんな
どんどんくっつけばいいんじゃないの!?
そりゃ、おめでたいっすねえ〜。
フンっ。

え?何故そんな態度かって?
聞いてくれるの?その理由を。

それはねえ、
失恋したからなのよ。

ははははははははははははははははははははははははは。

はあ....

いや実は、年末あたりから
(もうダメだろうなあ....)と感じて、
一度は決別もしたのだが、
結局、お互い意志が弱くて、あやふやなまま
流されてきてしまっていた関係を、昨日
再度ハッキリとさせたのだ。

まあ、失恋といってもね、
お付き合いしていた人とお別れしたとか、
告白してフラれたというわけではないのだけど
好きな人のことを諦めることにしたというか
なんというか....

ああ「あきらめる」って言葉はイヤだね。好きじゃない。

そりゃ「片想いし続ける」っていう手もあるにはあるけど
今、廻りにそんな人が三人もいて、彼女らを見てると
あまりにも切ないから、その苦難に立ち向かう勇気など
正直言ってない。

ところで最近、こういうカタチの失恋が何度か続いたが、
普通にお別れするのとは
ショックの受け方がかなり違うと言っていいと思う。

恋愛が始まりかけて「これから」というときに
お互いの状況など、いくつかの理由のため
キッパリ会うのをやめてしまうわけであり、
高まっていく途中で気持ちを封印することになり
「もやもや感」が相当強いのだ。

さほど想い出はないかわりに妄想は募るし、
傷は浅いのかもしれないが、
気持ちの持って行き場がなくてとても困る。

こんなことならば「恋」が始まる前に撃沈するか
想い出を抱えてしばらく引きずる方が
よほどマシなような気さえする。

わかるかなあ?
う〜ん、わかりにくいよね?

まあ、その「状況」とか「理由」を説明するならば
例えばキーワードの一つが「結婚」だったりする。

そして今回の件は、実際問題かなりキツいと思う。

さほど長い期間ではなかったかもしれないが、
その人に対しては本当に「素の自分」を出せたと思うし
それを受け止めてくれた気がしてうれしかったし、
カッコつけてばかりいた今までの恋愛とは異なり
「弱い部分」を見せた上で、ちゃんと
「いい部分」も見て欲しいと心から願ったものである。

こんな亊は今までで初めてかもしれない。

まだ付き合ってもいないのに変だよね。
でもそれは本心だ。

その人のことをもっと知りたいと思うのはもちろん、
だんだんわかってきた段階で、ほとんどのことが
無条件に受け入れられるような気がした。ごく自然に。
タバコを吸おうがおならをしようが(実際したわけではない)
見た目や体型で気になる部分があろうが、
趣味や考え方が多少違ったとしても、
そんなことは全然平気だった。

ただ純粋に「好き」と思えた。

問題は、そうやって僕の気持ちが
やや先行してしまったことだろうか。

「人を好きになるのにかかる時間」は
どうやら人によって違いがあるようだ。

そして、自分が今置かれた状況と、ある条件を考えたとき
ある一つの結論へと導かれることとなるのである。

もう二度と会うことはない、とまでは言わないが
二人きりで会うことはないし、
連絡も一切絶つことにした。

吐く息の半分以上は溜め息だ。


出会った時期が悪かったかな。
僕がこれまでにないほど落ち込んでいた時に
救ってくれたのは彼女だった。

それからいくらか時間は経ったけど、
僕のいいところなんて
ほとんど見せずじまいだったね。

まあ、ここまで落ちれば
後は上がっていく一方だろうから
今後の人生に、少し期待してみよう。

ここにこんなことを書いてどうなるものでもないが、
スナックのマスターだって
(ああ、行きつけのスナックがあればな....)と
思うこともあるのだ。

いつもカウンターで、お客さんの恋愛話を聞いて
偉そうなことを言ったりしているけど、
こういうときはけっこう弱かったりするしね。

大丈夫!
わりとポジティヴなので。
少し放っておいてくれれば
すぐ元気になるはず。

ただ、ちょっとの間だけ
「カノジョデキマシタ」
的な話はしない方がいいかもね!?


ボトルで頭殴られても
知らないよ〜!

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2007年1月27日 (土)

ヤドカリと巻き貝

Y君はけっこう古くからのお客さんであり
スナックになってからも
ちょくちょく寄ってくれる常連の一人だ。

この辺りでは有名な美容室のトップスタイリストで、
センスがよく、独特の雰囲気を持つナイスガイである。

僕が昔やっていたイヴェントにも毎回来てくれたりと、
プライヴェートでも仲良くしてもらっている。

水曜日一人でやって来たY君と、カウンターで話していたら、
電話が掛かってきてウチの店の場所を説明している様子。
で、話し終えた後、ニヤニヤしながら

「本多さん。そういえば僕、カノジョできたんすよ」
と、唐突に告げるY君。

えっマジで〜!?
年幾つ?どんなコ?何してるの?かわいい?
ねえ、かわいいの?かわいいんだよねえ??
矢継ぎ早に聞くと、一言

「今から来るので紹介します」

彼はまあ、間違いなくモテるだろうし、歴代カノジョを
二人知っているが、どちらも素敵な女性だった。

僕らは一回り違うが二人とも執念深いヘビ年であり、
実は、女子の好みがけっこうカブるのだ。
ん?干支は関係ないか。

なので、密かに楽しみに待っていたら
しばらくしてやって来たAちゃんは
期待に違わずかわいくて、
とても感じの良い女性だった。
ちぇっ、いいなあ。

できたてホヤホヤカップルだけあって、
お互いの目線の絡み合いとかがとても初々しい。
その新鮮さがなんだか羨ましくて、もう
キィィィィィーーーーー!って感じ。

そのうちだんだん腹立ってきて、
「ひろみ郷が昔から歌っているように
 会えない時間が愛育てるんだよ」
などと、余計なおせっかいを焼いてしまう僕。

で、もう一人カウンターに
同じくヘビ年のY子ちゃんが来たので
彼女の一途な「片想い話」を聞いていたら、
ホヤホヤカップルが何やら揉めだした。

「え?そんなことないよ。かわいいでしょ?」
「いやいやそれはないわ。ねえ本多さん、このコ
 腰にヤドカリ付けてるんすよ〜。わははははは」
「は?ヤドカリ?なにそれ。ブローチかなにか??」
「違うんすよ。けっこうデカいヤツなんすよ!」
「どれどれ?」

Y君があまりに大笑いするので見てみたら、
ジーンズの上に重ねて履いている黒レースの
スカートのウェスト辺りから膝くらいの位置に
「巻き貝」が紐を通してぶら下がっていた。

たしかに大きさも、長さ10cmほどでかなりデカイし
僕も実際、そんな「リアル巻き貝」が腰からぶら下がった
スカートを履いている女子を見たのは初めてだが
よくよく見ればまあ、なんとな〜くかわいくないこともない。

「Y君。ヤドカリちゃうって。巻き貝だよ。
 けっこうかわいいじゃん」
「ほ〜ら。やっぱりかわいいんだってば?ね?」
「いや!?かわいくないってこんなヤドカリ〜!
 しかも危ないじゃん!ちょっと歩いてみてよ」
「ええー、いやだあ」

彼は、歩いているとヤドカリがぶんぶん振り回され、
位置的に子供の頭に当たって危険極まりない
と言って聞かないのだ。
しかし、Aちゃんもわりとしっかりした性格なので
一歩も引かない。

男と女のディープな話をしていた僕とY子ちゃんは、
そんな、ほのぼのとした二人のやりとりを見て
「いいなあ」「いいねよえ」と、思わず目を細める。

ただ、よく考えたら、Y君がしつこく言っている
「ヤドカリ」とは「宿借り」というくらいで
巻き貝を住処にして生きている、カニみたいなヤツの方
であり、今の二人の関係を例えるならば、
どちらかといえばY君がヤドカリでカノジョが巻き貝?

ハッ!!

そうか。要するにAちゃんは、
「私のかわいいヤドカリちゃん。この貝殻の中で
 おとなしくしているんですよ〜」
という意味であのスカートを履いていたのか!?

ふ、深い。

「もしカノジョがこんなスカート履いてたら、
 本多さんならどう思います?」
と、聞かれ
僕もけっこう真剣に妄想してしまったが、
その理由に思い当たって、
頭の中の霧がパーっと晴れたような、
そんなすがすがしい気分になったのだった。


いやいや、Y君もいいコに出逢ったものだねえ。
まったくもってラヴラヴではないか。

ごちそうさま。

たしかに、ヤドカリは体が大きくなると
住処である巻き貝を替えることもあるらしいが、

大丈夫!

二十数年間「XS」サイズのY君が
もうこれ以上大きくなることはないもんね。

はははははははは。

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2007年1月23日 (火)

シミーズにもぐり込め!

「ああ、私今最高に幸せ。もう死んでもいいわ」
「私を殺して〜!お願いだから」
「なぜ殺してくれないの!?この意気地なし!!」

う〜む、なるほど。あるかもねえ。
遅咲きの狂い咲きか....。怖い怖い。


結局観てしまった「愛ルケ」。

平日の夕方だったので、期待していた
「ワケありカップル」は、ほとんど見掛けなかったな。

「あなたは、死にたいと思うくらい
 人を愛したことがあるんですかぁぁぁぁぁぁ?」
と叫ばれても、
「ない」としか答えられないよ。

ただ(ああ、もう死んでもいいかな....)
と思う瞬間は、実際なくもないので
しのぶの気持ちはちょっとわかるし
「最後の恋」という言葉には
どうしても反応してしまう僕。

今まで一度も恋愛を成就させたことがない僕は、
ここ最近、人を好きになるたび
(これが「最後の恋」なのか?)と、
希望も込めて思うのである。

そして、もしそれが最後の恋ならば
互いに想いが募っていく過程を経て
ピーク時にいっそ死んでしまいたい、という気持ちも
なんだかすご〜くわかってしまう。

そういった意味で「失楽園」はグッときた。
ま、挿入しながら死にたくはないけどね。

実は今、好きなコがいるのだが
彼女との未来が明るいというわけでは決してなく、
この先どうなるかはサッパリわからない。

いやいや不倫ではないのだけれど。

で、その手の話になると
「美しい死に方なんてあるわけない!」と
真剣に怒る彼女。
そうだよね。
悲しませてゴメンよ。

心中もキッパリと断られた。

当たり前である。


さて、映画の方はというと
あまりにもセリフがベタ過ぎて
クスクスと笑ってしまう箇所がけっこう多い。
そして、しのぶの下着がだんだんとエロくなっていき、
黒のレースのペチコート?(昔でいうシミーズ)の背中から
トヨエツが「ゴロニャ〜ン」ともぐり込むシーンに至っては
笑いをこらえるのに必死。

あと、ヒロイン(寺島忍)が
「死にたい」と思う理由の描写が
少し希薄かな?と感じた。

最後の方のシーンで、なんか鼻をすする音がするので
ふと隣を見ると、なんと一緒に行ったコが泣いていた。
(ええ〜??)と思わず二度見だ。

作家役のトヨエツに感情移入はできなかったが、
燃えるような恋が創作意欲に火をつけるという点は
とても参考になったね。うん。

ま、「ワケあり」カップルにはおすすめかな。


ところで映画ってさ、
100円〜200円でレンタルできるこのご時世に
1800円はちと高くないか?

思い切って1000円ポッキリにしたら
もっと観客動員数が増えて盛り上がるのでは?
と、いつも思う。

しばらくは採算合わないかもだけど、
数年後にはイケる気がするぞ。
甘いかなあ....


ああ、しかし最近よわよわでなんだか冴えない。
こんなダメなヤツは
「この意気地無し!!」って
おもいっきり罵って欲しいよ。

できれば軽くビンタも。

そしてその後で
「ゴロニャ〜ン」って
シミーズの背中にもぐり込みたいのは

もちろん言うまでもない。

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2007年1月22日 (月)

貪欲さとモジョ

実は最近、どうも元気が出ない。
気力や活力に欠ける気がしてならないのだ。

「オースティン・パワーズ」でいうところの
<モジョ>が足りないような感じだろうか。

先週、五つくらい年下のI君が同じような事を言っていて
「ダメだよそんなんじゃ。まだ若いんだからさ。
 もっと元気だしていこうよ!」などと励ましながらも
(まず自分だろ?)と、心の中では思ったりしていた。

で、隣にいるMが
「俺はもうやる気満々だよ!今年はやるよ〜本多さん!!」
とハリキッってるのを見て
(コイツのモジョをちょっと分けて欲しいわマジで)とも。


さて昨日は、Cちゃんが友達のR子ちゃんとやって来た。
ダークサイドからはなんとか戻れたようで、
どうやらけっこう復活してきた様子だ。

いつものように恋愛話から始まり、
「私、結婚したらすぐ相続放棄するかわりに
 ご両親の介護もしないよ〜」と、
相変わらず過激なことを言い出す。

「う〜ん、発想がスゴいわ!」と感心する僕とR子ちゃん。

とにかく妄想が激しいCちゃんは、
「結婚」をものすごく具体的にイメージしているようで

・そこそこの金持ちとするが仕事は続けるし家事は分担
 ていうか掃除がイヤで、できればプロに任せたい
・マンションなんて空中の土地はイヤ!一軒家を購入し
 ガーデニング。バラのアーチを作る
・子供は男の子一人で公文、英会話など習い事は五つ
・自分がキレイでいるための投資は惜しまない
など、内容は、相続放棄も含め「自己チュー」甚だしい。

「そんなもん相手が一般人では無理やろ!」と、つっこむと
「そうかなあ」と悩み、
医者は最悪だし、プロ野球選手、F1レーサーもダメで
パイロットはイイとか、フランス人がイイと言い出し、
最終的には「もうアラブの石油王しかないやん」となる。

「ていうかCってかなりどん欲だよね〜」と、R子ちゃん。
うん。その通り。間違いない。

彼女の方はわりと普通の意見であり、
結婚生活のイメージも湧くし、
ちゃんとやっていけそうな気がするが、
Cちゃんの場合、仮に結婚はできたとしても
その後はとても続きそうにないなあ。

で、そのあと話は「避妊法」の辺りから
お約束の下ネタに突入。

初めて聞いたのだが、なんか女子の体に
避妊装置(EUD?)を埋め込む方法があるらしいね。
なんや装置って?埋め込む??ちょっと怖いな。

あと、最近は○ンドームも進化してて
なんと「スプレータイプ」が開発されたんだってね!
どんな感じなんだろ?ビニールの膜が張るのかな?
エアタッチ・ファンデーションが固まる感じ?
う〜んちょっとイメージしにくいなあ....

とにかく非常に興味はあるね。
情報求ム!!

それから「カレシの部屋から出て来たらイヤなもの」
というテーマになって、例えばエロDVDなら
<リアルなロリコン(幼児など)物>か
<地蔵おばあちゃん(80歳)>のどっちがイヤ?
って、両方ともマニア過ぎやろ!?

地蔵おばあちゃん?なんやそれ??
キャッチコピーが「冥土のみやげに....」って!?
何故、君はそんなものの存在を知ってるの?

かと思えば、R子ちゃんは
「あ、そういえば私、友達んちで<世界の死体全集>
 っていう写真集見つけてドン引きしたことある」
そりゃまあ引くだろうねえ、普通は。

しかし、どうやらモジョの足りない今の僕は、
そんな過激な話に対して残念ながらノリがいま一つ。

あとは
・マリーアントワネットはなかなかやるもんだ
・谷原章介のできちゃった婚はいしだ壱成の元嫁の策略?
・「愛ルケ(愛の流刑地)」は誰と観に行くべきか?
・元カレと寝るのは冷凍食品を解凍して食べるようなもの
・脂肪溶解注射はリバウンドする
などの話題を経て

「ねえ、ゴハン食べに行くより前にエッチする方がよくない?
 だって、性欲と食欲を連続して処理できるんだよ!
 なんかダラダラするのってイヤじゃんね〜」
と、言い放つCちゃん。

そう。
何事にもどん欲なんだよね、君は。

そんな君も、サルのMも、
とても前向きでいいと思う。

羨ましいよ。二人とも。

そして、
海外の俳優の名前や今売れているアーティスト名や
珍しい魚の種類や昔散々歌った曲のメロディーや
店で倉庫にものを取りに行って倉庫に着いた途端
(あれ?何を取りに来たんだっけ?)と
数十秒前にイメージした事柄など、
なにもかもが思い出せない恐怖や、

たかがボーリング3ゲームで、
翌々日に内ももが筋肉痛になる体力の衰えや

今まで長い間かけて体内に蓄積されたであろう
健康を蝕む無数の有害物質の脅威にさらされながら、
これから先の人生を思い描く日々。

今の僕に必要なのはいったいなんなのだろうか?

「失楽園」を観た時、
(ああ、ものすごく判るわ〜その気持ち)と、
「最後の恋」と「心中」について、かなり
深〜く真面目に考えてしまった僕が、今
「愛ルケ」を観たら
果たしてどうなってしまうんだろうか?

な〜んて、考え過ぎだよね。
ははははは。

本当はわかっているんだ。
どうしようもないことだってね。

こうなる理由だって、
自分がよ〜く知ってるはずなのに。


観に行っちゃおうかなあ「愛の流刑地」。

大丈夫だよね。

きっと....

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2007年1月19日 (金)

脱獄しなきゃ!

ひさしぶりにアッタマ来たぞ〜!
もう、マジで許せないからとりあえずここに書く。


僕は昔からTVッコで、
子供の頃はあまり外に出掛けずTV見てばかりいたし、
今でも家にいる時は、ほとんどつけっ放しの生活である。

年を経るごとに見る内容は少しづつ変わってきており、
例えば、最近はニュースやドキュメンタリーなどを
好んで見るようになったが、それは大人になって
「真実の中にこそ本当のドラマがある」
という亊に気付いたからなのだろうか?

いつの間にか天気予報を真剣に見ている自分に気付き
(ああ俺も年をとったのかなあ....)と
しんみりしてしまうこともある。

あとは、映画が好きなので、レンタルDVD店に出掛けては
好みのものであれば片っ端からチェックしている。
といっても苦手なのは恋愛コメディーくらい。
昔はダメだった邦画もちょくちょく観るようになったしね。

で、最近流行りの海外ドラマシリーズ物系も、
「24」にハマってからは
(あまりバカにはできないなあ)と思っていた。

ただ、性格が単純で妄想癖も若干ある僕は、とにかく
物語に入り込みやすいので、長編ものは危険だ。
続きが気になっていてもたってもいられなくなるから。

「24」の場合であれば、見終わるまでずっと、
自分が悪者に追われているような気になり
(大丈夫。ジャックが必ず助けに来てくれる!)
と思いながらコーヒー出したりしているのだ。

とにかく一気に見てしまわないと気が済まないので
準備ができてからDVDを借りなくてはならない。
つまり、借りたい時に「貸し出し中」に
なっていたりしてはまずいから、
少し人気が落ち着いてから見始めるわけだ。

で、いよいよ本題だ。

「ロスト」と「プリズンブレイク(以下PB)」は
妹とO君からそれぞれ「面白いよ!」と聞いており
借りるタイミングを待っていたのだが、
(そろそろかなあ)と思い、ちょっと悩んだ末
今週の月曜ついに「PB」を見始めた。

まあ、さほど悪くはないのだがやはり
「24」には遠く及ばす、矛盾点がけっこう目につく。
そもそもあのタトゥーが....と、
これ以上はネタバレするので書けないが
三日ほどかけて1〜11まで終了。

そして昨日ついに最終の12を見たのだが、
ここで僕は声を荒げてTVに向かって叫ぶこととなる。

「なんやこりゃ〜!?ぜんっぜん終わってないやんけ〜!
 お前らたいがいにしねえと○○の穴に××突っ込んで
 △△に火ぃ点けて二度と#?+&%$?#”!$%<&=」

そう。
つまり、最後まで見たのに話が終わっていなくて、
いってみれば「一番いい所」で

「シーズン2につづく!!」となるのだ。

いや、シーズン2があることはなんとなくわかっていた。
終わりに近づいたところでチラチラしていたので。
それは別にいい。

ただ、当然のことながら
一度話を完結させないとアカンやろ!

もし、それがわかってたら、
シーズン2が全部出てから見るっちゅーの!

おいコラ「PB」の制作関係者!
テメーら全員確信犯やろが!?
視聴者の心をもてあそびやがって!!

もー許せん!
キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!


ああ、おかげでこれからしばらくは
(どうやってn.v.から脱出するか?)
ということばかり考えるハメになってしまったではないか。

影響されやすいんだから、勘弁してよ。

ホントに。

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2007年1月18日 (木)

団塊紳士

昨日、早い時間に紳士が一人で来店。
アイスラテをご注文された。

最初、待ち合わせなのかな?
と思っていたが連れが来る様子はなく、
店内を興味深げに眺め回したり、
メニューを穴の開くほど見つめたりと、
やや不審な挙動が続く。

(う〜む、どうやらこれはなにかあるな....)
鋭い僕はピ〜ンときてしまった。

年の頃なら60過ぎくらいの
いわゆる団塊世代の男性で、着ているスーツ等、
身なりもわりとパリッとしており、企業に属して
いればある程度の役職であろう、といった印象。

特にやましいことなどはないが、
こういう時にまず気をつけねばならないとすれば
保健所や某JASRACなどの調査員の場合。
もしそうなら質問には慎重に答えねば。

でも年齢的におかしいよな。それならばもっと若いはずだ。
かといって、獲物を狙うような鋭い目でもないので、
例えば警察や「その筋」の方でもないような気がする。
いや、でも幹部クラスは一見紳士風だしな。
あ、ひょっとして公正取引委員会?
ん?なんやそれ?

などと訝っていると、その男性が話しかけてきた。

「絆創膏をもらえますか?二枚ほど」
「ハーブソーセージを下さい」
「この店の住所を教えてもらえますか?」
「営業時間は?」
「トイレはどこですか?」

質問攻めである。

おいおい、やっぱり保健所か?
店に絆創膏を常備していないとまずいのかな?
ハーブソーセージの中身のハーブを調べるのかな?
アイスラテの牛乳は期限切れじゃないし....
う〜ん。いったいなんなんだろう?

そのうち携帯電話で誰かと話し始める団塊紳士。
なにやら深刻な表情で、さっき教えたウチの住所を
電話の相手に伝えているではないか!

これはヤバいこれはヤバいこれはヤバいぞ!
ウチの店の不備を誰かに報告しているの違いない。
そうだそうだきっとそうだ。

「メニュウに<ハーブソーセージ>と明記するには
 ハーブの含有量が3%以上でないと違法です」
などと言われたらどうしよう。

いよいよウチも営業停止か!?

いや違う。そんなはずはない。
やっぱりあれがバレたんだ!
いつかは来るような気もしていたが....
ちょっと待て。あれはもう時効じゃないか?
時効は何年だ?あれって何年前だったっけ?
あ、違うわ。やっぱりあれか!?
もしあれならマズいよな。リアルに。
ははははは。まさかねえ。
まさかそんなはずはない。
そんなはずはないぞ〜!

「あの....」
「ご、ご、ご、ごめんなさい。もうしませんから」
「いやあの、おいくらですか?」
「せ、千百円です」
「ごちそうさま」
「あ、ど、どもありがとござました」

普通に帰っていく団塊紳士。


な〜んだ。

ああよかった。
あれがバレたんじゃなくって。
もうビックリするからやめてほしいよなあ、マジで!

いやいやいや。
別にやましいことはないんだけどね。


ははははははは。

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2007年1月14日 (日)

「ラグラン」な人生

最近よく来るKちゃんは僕の同級生。

といっても、年が一緒なだけなのだが
もう十年以上前からの知り合いだ。

当時広告代理店に勤務していた彼は、
ヘッドハンティングで店舗デザイン事務所に移り
去年の今頃、共同出資者とともに独立。
収入もどんどん上がって、今では三桁に手が届くほど。

いつも忙しそうに飛び回っている彼には、
愛する家族もいるし、なんちゃってジローラモ
みたいだが決して悪くないルックスも含めて、
僕にないものをたくさん持っている。

そんな彼も、独立当初はちょっと悩んでいて、
店へやって来ては愚痴をこぼしたりもしていたが、
近頃は公私共に絶好調のようだ。

作年末は、数年来の付き合いという女子を連れて来て
「なんかタイミングが合わなくて、このコとは(男女の)
 関係はないんだよねえ」なんて寂しそうに言うから

「君はスキを作らなすぎなんだよ」とか
「こんなかわいいコ誘わないなんて頭おかしい」
などと、ちょっと粉をかけてやったら、
店を出てしばらくしてから電話があり

「おいおい。結局あれから彼女の家に来ちゃってさ、
 今あのコ、シャワー浴びてるよ。どうしよ?うへへへ」

勝手にしろっちゅーの。

ま、それは余談だが、
僕とは全く違う人生を送って来たKちゃんの
充実した様子を見ていると、ちょっぴり
(ああ、こういうのもいいのかなあ....)なんて
思ったりする今日この頃。

十数年前、あんな決断をしなければ、ひょっとして
僕もこんな感じの人生だったのだろうか?

小学校六年生の娘がいて、普段は
「私、パパみたいな人がいい〜」などというクセに
ケイタイの裏に貼ってあるプリクラに写ってるのは
爽やか系で賢そうな自分とは全く違うタイプで、

「一緒に買い物行こう」と誘っても
「いやだ〜。だってパパが選ぶの、いつも
 フリフリのロリっぽい服ばっかりなんだも〜ん」
と拒絶され、

連れ合いは僕の目を盗んで、
エレヴェーターからTV塔の見えるホテルで
岡田君やマツジュンみたいな大学生と不倫、

自分が付き合ってるコは30才を過ぎ、
「今更一緒になってくれなんて言わない。
 認知だけしてくれればいいから。
 ちゃんと立派に育ててみせるから!」
と、会う度に子供を欲しがり、

接待ゴルフと錦のクラブ活動の往復で、
見積もりと請求と入金と支払いの連続で、
酒とタバコと博打の日々で、
あまりのストレスに胃潰瘍を患い、

仕方なく通っているジムで
知り合ったばかりの女子大生と盛り上がり、
燃えるような恋に堕ちたと勘違い

(もうこれが最後の恋かもしれない)などと
思いつめて、なにもかもから逃げ出したくなり、
そのコとの無理心中を密かに考えている。

いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ
いやだよーーーーーーーーーーーーそんな人生!!

ちがうちがう。Kちゃんの家庭が
そんなふうなわけじゃないからね、もちろん。
ただの妄想だってば。

ま、人は皆、無い物ねだりなものだよね。

彼だって実際は、
毎日毎日いろんなプレッシャーとの戦いだろうし、
背負うものがたくさんあるからこそ責任も重いはず。

それにくらべて僕なんて、本当に気楽なものだ。
フラフラしてたおかげで、お金なんて
これっぽっちもないけど、なんとか生きてはいるし、
まあ、そこそこ楽しい人生ではある。

でもね、
(そろそろ僕も落ち着く頃なのかな?)って
自分でもなんとな〜く思うんだ。


いつの頃からかスポーツカジュアルに目覚めた僕は、
いわゆる「ジャージ」というものを
こよなく愛しており、普段からよく着ている。

手軽さ、着心地、機能性、耐久性、素材感、
どれをとっても優れたアイテムだと思うし、
シーズン問わずいつでも着られるのも良い。

そして何よりもあの「ライン」が好きなのだと思う。
「ピシッ」と引かれた線の醸し出すシャープさや、
凛とした感じが、僕を萌えさせるのであろう。

で、ジャージといえばだいたい
肩口から袖にかけてラインが入っているものだが、
このパターンだと、袖の形状は「普通袖」よりも
「ラグランスリーブ」の方がラインはキレイに見える。
垂直方向の縫い目に干渉することなく
スーッっと自然に伸びるからだ。

実際着てみても、シルエットが美しいし、
なんとなくしっくりくることに気付く。

ん?いったい何が言いたいのかって?

いやね、今まで僕の目指してきた人生って、
この「ジャージ」というものに、
しかも「ラグランスリーブ」のジャージに
象徴されているのではないか?と、
ふと思ったのである。

手軽で心地よくて、
ラインが袖ぐりに邪魔されることもなく
素直に真っすぐ伸びるような、そんな生き方。

でもって、僕がジャージを好んで着るのは、
ひょっとしたら、潜在的にそういった印象を
他人に対して与えたいという意識の
あらわれなのかもしれないなあ、ってね。

ファッションって一種の自己主張だからさ。

う〜ん、ちょっとわかりにくいかなあ....

さて、最近、大好きだった某PUMAを見切って、
某adidasのジャージをやたらと買ってしまう僕。

某adidasといえば、例の「三本ライン」が特徴だ。

ふ〜む。三本のラインねえ....

勘のいいあなたはもうお判りだろう。

そう。
真っすぐに伸びるラインが
僕の人生を象徴するとするならば、
三本というのが、暗黙に人数を指し示している
と考えても決しておかしくはない。

ということはつまり、
この先の人生は一人ではないという潜在意識が、
僕に某adidasのジャージを買わせているのではないか?

自然に考えれば「パートナーと子供一人」。

なるほど。
そういうことだったのか!

こんな僕にも、
家族が欲しいという意識が生まれるなんて
なんだかちょっとうれしいではないか。
ああ、よかったよかった。


ちなみに、聞くところによると
ジャージって韓国語で「チ○コ」の意らしく
ある人に「ジャージばかり着るあなたは変態!」
と、からかわれた。

まさか、常日頃僕が思っている
「いつかは3P」が
存在意識に強く表れているということはないよねえ。

ははははは。

まさかねえ。

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2007年1月12日 (金)

記憶と記録

三日ほど連休をいただきブログもお休み。

温泉にでも行きたかったが、結局
名古屋でおとなしくしていた。

休み中、お客様数名から連絡があったので、
その旨を伝えると「またまたあ」とか
「まさかそんなはずはない!」などと
僕がまるで女子とどこかへ出掛けるために
連休をとったような口ぶりで、やや心外である。

そりゃ、三日間誰とも接触していないとは言わぬが
こっちの平日休みに合わせて、温泉に付き合って
くれるような相手は残念ながらいない。

フンッ。

さ〜て、今日は何を書こうかな?
ネタはいくつかあるんだけど、
やっぱり旬な話題で行くか。


以前、二股掛けられた話で登場したS君が
友達のOさんとやって来たのだが、元気がなく
どうやら傷心のご様子。

事情を聞くと、数ヶ月前にフラれた元カノジョに
新しくカレシができたという事実を、以前よく一緒に
行った店のマスターに教えられたという。
しかもお相手が7つも年下の男子らしく、
そのことに対して、イタく傷ついたようだ。

今更、何故そんな所に行ったのかを尋ねると
「少し時間も経って、吹っ切れた気がしたから」らしいが
彼のタイプからしてそんなに簡単には忘れられぬはず。

まあ、考えても仕方がないことなので、Oさんと共に
「そんなのは忘れてサクサク次いこう次!」
などと慰めていると、前回の話の
「できたてホヤホヤカップル」のY美が来て、

「カレシと別れちゃった。ハハハハ」

早いな、おい!
え〜っと、期間は約一週間?

レンタルDVDか!!

「0.02mm」も必要なし?
せっかく心配したのにぃ。

というわけで、
「フラれたカノジョに年下のカレシができた男」と
「年下のカレシをフッたばかりの女」が
くしくもカウンターに並んだわけだが、同じ
「別れて間もない二人」でも、感覚はまるで違う様子。

ま、立場が違うということはもちろんあるが、基本的に
男子の方が別れてからも引きずるものなんだよね。

そのうちケイタイに残っている写真を消し始めたS君。

「あ、そういえば車にも写真があった」と、
持って来たのは万博のパスポート用に撮った証明写真。
16分割のうち一枚使われており、別れたカノジョが
15人も写っているではないか。

想い出の写真ではあるが、実はこの頃にはもう
別離の兆しがあったとS君が暴露。

「そんなの、出逢った頃から
 すでにダメだったってことじゃん!」と
即座にOさんにツッコまれ、シュンとなる。

「そんなもん処分だ処分。燃やしてしまえ〜!」
と皆から責められ、仕方なくうなずく彼。

結局、写真を取り上げた僕が
はさみでバラバラに切ろうか迷った挙げ句
本当にライターで火をつけた。

シンクの上でだんだん減っていく元カノジョ。

「残りあと五〜六人だよ。ホントにいいの?」
「はい。大丈夫です」
「ああ。あと二人だ」
「いいんです。もう」

ジュ〜。
消火され灰になった写真。

その時僕は、自分のことを考えていた。

美しい想い出を記録として残そうと、
過去の恋愛に関する写真や手紙を
丁寧に保存する僕を見て、

「そんなもの全部捨ててしまいなさい!
 想い出なんて心の中にあればいいの!!」
と、一喝した姫。

彼女とのお別れを予感し、
二人で一緒に撮った写真を

「想い出にするなら没収!」
と、一蹴した姫。

そうやって、いつまでも
過去を引きずって生きている自分が情けない。

S君の話を聞いて、彼の行動やその
「鈍感」ぶりを思わず笑ってしまったけど、
僕にはそんな資格などないんだ。

ごめんよS君。

今度は、君が僕の過去を全て燃やしてくれ。

そして二人で、未来に向かって
新しい一歩を踏み出そうではないか!


昨日、十四年前に亡くなった父親の、墓参りをしてきた。

しばらく振りに行ったのだが、墓前で色々な報告をしつつ
記憶を辿れば、父の顔や姿や、生前の言葉などを
写真などなくとも、鮮明に思い浮かべることができた。

心の中に今でも残る、父との想い出。


それらはきっと、
いつまでも色褪せることはないだろう。

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2007年1月 7日 (日)

薄〜いプレゼント

年が明けてからしばらく経ち、
常連のお客さんもチラホラ顔を出し始める。

昨年、何かと話題にしてきた
「花の22才(トリオ改め)コンビ」も
新年早々やって来たのだが、
実は年末、突如Y美にカレシができたため、
いよいよ完全に解散する時が来たようだ。

そのお相手はなんと19才の学生である。
おいおい。その年で三つも年下かよ!

店には何度か一緒に来ており、
爽やかなナイスガイで、なかなかのお似合いカップル。

彼も含めて、最近、二十歳そこそこの青少年が
カウンター席に座る機会がけっこう多いのだが、
お肌ピチピチの彼らを間近で見ていると
なんだか眩しく感じる今日この頃。

以前同世代の友人が、女子高生を見ると、とにかく
「マブシイ!」を連発する知人の話をしていたが、
僕の場合はまだ、彼女らを特別な象徴的存在として
見ることはできず「固い」とか「未熟」といった印象が
強くて、異性よりもむしろ二十歳前後の同性に対して
嫉妬や羨望を込めた眼差しで見てしまうのかも。

いや違うよ。ゲイ的感覚では一切ないので。
念のため。

そして、若いカップルに
「会いたい気持ちが愛を育てるんだよ」などと
昭和的セリフで余計なおせっかいを焼いたり、
自らの経験から得た屈折した恋愛感を長々と話したりと
オヤジ感覚丸出しな自分の姿に溜め息をつくのである。

ちなみに「カレシがいないトリオ」の最後の一人
Sチンにも、最近何かと浮いた話殺到中な様子なので、
どうやら心配はいらないかな?
早く安心させて欲しいものだが....


さて、この時期はいつもそうなのだが、
普段とは客層がやや異なり、通常あまり来ないような
印象の人々が来店してくれるのでなかなか興味深い。
たまたま通りかかったり、他の店が閉まっているために
流れて来て下さるのだろう。

n.v.の数件東側にある某飲食店は
ウチよりも数段上級指向?のお店のようで、
目の前に止まった高級外車から降りて来る方々は
まず間違いなく、皆様そちらへ行かれる。

その某店が5日までお休みということで、ここ数日
「○○が休みだから、覗いてみた」という
お客さんが結構多く、昨日もそんなお客さんが
やって来て、お一人でカウンター席に座った。

年の頃なら30代半ばのジェントルマンだ。

「いや、いつも前は通るんだけどねえ。
 あ、すぐにもう一人来るから」
と、掛かってきた電話で店の場所を説明。

ほどなくして女性が来店。
いかにも「大人の関係」とう風情で、
会話の内容から察するに女性は夜の蝶のようだ。

ま、いわゆる「アフター」っちゅうヤツですな。

これは普段ウチではまず見られない光景であり、
カウンターで絡むことなど、皆無に等しい。

(たまにはこういうのもいな)と興味津々の僕は
女性の年齢を24才となんとか外さなかったが、
すでに6才の子供がいると聞き思わずう〜んと唸る。

「17の時に産んだのよ。旦那とは別れたけどね」
とあっさり言うが、全くそんな風には見えない。

最初、僕の受け応えの歯切れが悪く、
どうもぎこちなかったが、話が下ネタに
突入した途端一気にスムーズになった。
ただ「恋愛話を絡めて」みたいないつもの感じ
とは違い、内容がハイ・レヴェルなので、
さすがの僕もついていくのがやっとだ。

そのうち、ありがちな「避妊論争」になり、
「挿入前完全装着派」の僕は分が悪くなったが
6才の子供の母親の前でのデリケートな話題に
「最近の極薄0.02mmは侮れない」と、
心情的に、なんだか譲れなくなってしまい

「とにかく一度試してみて!」と、プレゼントすると
「ふ〜ん」と、しげしげ見つめる二人。

何故そんなもの持っているかって?
だって、いつなにがあるかわからないでしょ!?

僕の考え方としては、
相手を思いやるからこそのコン○ーム装着であり
「私とはそこまでの関係なのね!」とか
「本当の意味で一つになれないじゃない!」などと
本気で責められても困ってしまう。

まあ、オトナな二人は単純に
「快楽重視」との見解だったが....


(ちゃんと使うかなあ?まあ、どうせ
 すぐにハズしちゃうんだろうけどね....)

などと妄想しながら二人を送り出した後、

(あ、そうだ。
 若いカップルにもプレゼントしよっと!)

などと、
またまた余計なおせっかいを
焼こうとしている自分に気付き、
思わず苦笑いするのであった。

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2007年1月 4日 (木)

東京の妻

毎年元旦はお休みをいただく。

今年はたまたま月曜だったので
普段とリズムが変わらなくて、
お正月という感じはまったくしない。

というわけで、いつも通り家でテレビを見て過ごした。

「すべらない話スペシャル」
「笑ってはいけない警察」などの
お笑いバラエティーが、平和でよろしい。

板尾の嫁のへんてこなダンスがツボにハマる。

あと、民放でやっていた映画「Tokyo Tower」。
普段は邦画などまず見ることはないが、
セリフとかがなかなか興味深くて、思わず
「う〜ん」と唸ることしきりである。

ただ「若い男のコと熟女の人妻」という図式は
僕にとって若さへのジェラシィでしかなく、
岸谷五郎(旦那役)が岡田君に言うように
「君が30(才)になった時50の、
 40になった時60の妻を抱けるのか?」
としか思えなかった。

そしてエンディングでは、当然のごとく
彼らの10年後20年後を想像し
「フンっ」と鼻で笑ってしまうのだ。

しかし、黒木瞳はスゴいな。
どうやってあの美しさを維持しているんだろう?
ただ、まあたしかに魅力的だしキレイだとは思うが、
どう考えたって平山あやの方が全然いいんだけどね。

40才になればわかるよ。きっと。


さて、毎年二日は結構バタバタする。
百貨店等で初売りやセールが始まることもあって
街に人が出るからだろう。

深夜、ようやく落ち着いてきたところで
ずいぶん久し振りに、顔見知りの夫婦がご来店。
旦那の方は一人でちょくちょく来ていたが、
夫婦揃ってやって来たのは、まさに去年の正月以来。

カウンターに座った二人の話を、作業をしながら
聞くともなしに聞いていると、どうやら別居中で
現在、奥さんが東京にいるようだった。
なるほど。それで夫婦では来なくなったんだ。

(ん?東京?)
年の頃なら30代半ばの彼女は、
スラリと背が高くスタイルもいいキレイな人で
映画の記憶から、つい、よからぬ妄想が広がってしまう。

そのうち、二人の言い争いが始まった。

「結局ばばさが変わらないんだから堂々巡りなのよ!」
「たしかにそうだけど、僕にはどうしようもないから」
(ははーん。嫁姑の争いで旦那板挟みね)

「ポテトチップを食べた手でグラスとか私に触らないで」
「もう、そんな言い方はよせよ」
(ははーん。嫁が潔癖性のドSなのね)

だんだんヒートアップしてきたので
妄想を中断し、会話に割って入る僕。
別居後一年で離婚してしまった自分の経験から、
なんとか戻って欲しいという思いがあったのだ。

「まあまあ。久し振りに会ったんだから
 仲良くしてくださいよ〜」
「だって、この人ちっとも変わってないんだもん」
「それはこっちのセリフだよ。まったく」
「でも、離れてみてお互いのいいところがわかったでしょ?」
「............」

結局カクテルを五杯づつ飲み、
かなりご機嫌な様子で千鳥足で店を出た二人。
近所にある自宅まで、仲良く帰ったのだろう。

そういえば、奥さんはウチの店の行く末を
ずっと心配してくれていたそうだ。
まだ名古屋にいた頃、店の前を通るたびあまりのヒマさに
(大丈夫かなあ?)って思っていたらしい。

ご心配いただき、ありがとうございます。

でも僕は、お二人の今後が心配なのですが。


別居中の東京の妻。

二十代前半の若いイケメンと
Tokyo Towerを見ながら
愛を語り合っていなければいいんだけど....


なんてね。

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2007年1月 3日 (水)

ファイナルカウントダウン

実はここ数年、
大晦日にはあまりいい思い出がない。


2004年、大晦日。
当時、毎週金曜日にレギュラー出演していた
某FMラジオ局radioー○の年末特番で、
レポーターのようなことをすることになり
栄→JR高島屋前→大須観音→熱田神宮と各地を移動
しながら現場の模様を伝える、という内容だった。

当日はとにかく寒く、ディレクターと二人きりで、
局からの指令どおり動いては待機、を繰り返すのだが、
現場は全て屋外であり、出番を待つ間
ずっとぶるぶる震えていた。

高島屋前のイルミネーション付近で、カップルたちに
番組の趣旨を説明してインタビューをこころみるも、
僕の見た目が怪しいためか反応がすこぶる悪いし、
しまいには警備員がやってきて尋問される始末。

あまりの寒さに凍えて、歯がガチガチ鳴っているので
活舌は悪いしカミカミで、本部からはどやされるし。

自動車だと渋滞に巻き込まれる恐れがあるため
移動は全て地下鉄。仕方がないので
満員電車に揺られ、人混みの中を散々歩いて、
やっと最後の現場、熱田神宮境内に到着。

TV各局の報道陣や新聞各紙のカメラマン達と一緒に
境内にのぼり、お参りするのを待っている何万人かの
初詣客を上から見るのはかなり壮観だったので
(ちょっと気分いいな)などと思っていたが、
それは嵐の前の静けさにすぎなかった。

カウントダウンが終わった瞬間、
「うおおお〜っ」という声と共に、
一斉にお賽銭を投げ始める初詣客。

ご存じかと思うが、元旦は人出があまりにも多いので
当然通常の賽銭箱などは置いていなくて、
境内前に設置された白いシートでコーティングした
巨大な箱、というかエリアの中に賽銭を投げ入れるのだが、
遠くから投げる輩は、距離感がつかめないのか
境内までガンガン、コインが飛んでくるのだ。

「おいおいちょっと待ってよ!」と逃げ回る僕ら。
避難しても、まだたまに足下まで飛んでくるので
気になって、とてもレポートどころではない。

そしてついに一個が僕の頭部を直撃。

頭に血が上った僕が
「くぅおらーー!どこ見て投げとんじゃいーーーー!!
 てめえらええ加減にせんと○○××にしてしまいには
 △△△△△ぞーーーーーー」と叫んでも
誰一人として聞いてはいない。

仕方がないので、放送では
「こちらはとにかく大変なことになておりま〜す」
とかなんとか言ってごまかし、早々に退散したが
やり場のない怒りを処理するのに苦労したものだ。


そして2005年。
スナックになって初めて迎える
カウントダウンパーティーは、それまでに比べ
集客もさほど多くはなく、ゆる〜い雰囲気だったので
僕自身もふわ〜っとした感じでMCをやっていた。

毎年、午後11時過ぎくらいから何らかの
催し物をした後カウントダウンに入るのだが、
その時は、発売したばかりの「n.v.オリジナルMIX CD」
が当たる抽選会を行っていた。

お客さんに、店に対するアンケート用紙を書いてもらい
それを回収して、抽選で10名様にプレゼント!
ということで、そこに書いてある内容を読んで
紹介したりしつつ進めていたら、目の前のお客さんが
調子良く喋っている僕を呼ぶので
「どうしたの?」と聞くと

「ねえねえ、もう十二時廻っちゃったよ」

ガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!

時計を見るとすでに12時03分。
もうどうしていいかわからず、とにかく急遽
「30、29、28」と始めるしかなかった。

(こんな恐ろしい失態が果たしてあるのか?)

自分の愚かさを呪った年越しだった。


というわけで2006年は、
年越しそばを振舞うことに専念した後、
おとなしく何もせず、普通にカウントダウン。

そうそう。
「年越しそば」を食べるタイミングを、今までずっと
「新年を迎えてから」だとばかり思っていたが、
19才も年下のアルバイトのSちんから
「大晦日の夜に食べるんですよ」と教えられ
その事実を初めて知った冬。

店を閉めてから彼女と一緒に初詣に行き
おみくじを引いた。

「凶」と出たSちんのおみくじを読んでいると
待人は来ず、病は治らずという厳しい文章の中に
「十中八九死に至る」というくだりがあった。

「おいおい。8〜9割の確率で死ぬんかい!?
 とんでもないことが書いてあるなあ<凶>って!」

などといいながら二人で笑っていたが、
こころなしか元気がなかったような....


今回のカウントダウンが終わった瞬間から、
あることに対するカウントダウンが
密かに始まったのを心の奥で知る僕は、
実際かなり複雑な気持ちではあったが、
とにもかくにも、こうして健康な体で
新たな年を迎えられたことはとても嬉しいことだ。

今年もきっといろいろなことがあるだろうが、
いつ死んでも後悔しないよう、自分を信じて、
一日一日を楽しく過ごしていきたいと思う。


というわけで、皆様、
新年明けましておめでとうございます。


今年もよろしくお願いします。


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