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2008年12月24日 (水)

ローレーン

もちろん約束はちゃんと守るよ。
そして、時間に遅れたりもしない。

こう見えても、僕はれっきとした日本男児なのだ。

そこらのタイガールと一緒にしてもらっては困る。

「約束」というキイワードを読み取って
何のことかわかったあなたは、おそらく
このブログのヘヴィ−ユーザーであろう。

いつもご愛読ありがとうございます。


滅多なことではピクリともしない僕のケータイが、
珍しくテーブルの上で「ブルブル」したのは昨日のこと。

英文で送られてきたSMS(メール)の内容は
「近々会いたい」というものであり、送り主はなんとあの
「突然舞い降りた天使」
Rサであった。

申し訳ないが説明がキッキアなので、
わけのわからぬ人は二つほど前の
「ルーク」というタイトルの日記を先に読むべし。

もちろん断る理由などあるはずもなく、
クリ○○スのイヴイヴという微妙な日である今日、
彼女との二度目のデートに出掛けたわけである。

学校終わりで、清廉なクリスチャンであるRサに
ごくごくさり気ないクリ○○スプレゼントを購入し、
昼過ぎにセントラルワールドで待ち合わせ、
見事に「オンタイム」で落ち合う僕ら。

イタリアとタイという「血」から考えるに、
時間にはかなりルーズなイメージではあるが、
さすがに「天使」だけあってその辺りはキッチリしている。

「たまにはいいんぢゃない?」ということで、
イタリアンカフェでパスタとピッツァ(ピザ?)をいただく。

「フンッ。さすがにこれはホンモノのモッツァレラね!」と、
コピーばかりのこの国を皮肉ったジョークを飛ばしつつ、
ビヨーンと伸びたチーズをフォークで口に運んで
「味は合格よ」という意味のウインクをする彼女。

う〜ん。
とってもキュート♪

当たり前かもだが、目がデカいからよく似合う。

彼女のそれを見て
(もう一生ウインクなんてするものか!)と
固く心に誓う僕なのだった。

「映画でも観る?」
と、一つ上のフロアに行ってチェックしてみるが、
面白そうなタイトルがなかったので
公園へ散歩に行くことに。

約束を果たすために持って行った僕のキティー(タイループ)を、
ベンチに座った途端に取り上げて
「私、写真が大好きなの〜♪」と、
早速中身をチェックするRサ。

余談だが、何故カメラにそんな名前を付けたかというと、
こっちへ来てから、まるでペットを散歩させるように
しょっちゅう連れて歩いていたので、どちらかと言えば
犬よりも好きなネコの総称(?)にしたわけで、
アホみたいにコピーされまくっている、
某サンリオのキャラクターに対するオマージュの意味も含む。

二十歳の女子大生に「ド変態扱い」されてから、
ちょっと心を痛めていた僕ではあったが、
今更隠すこともないので、胸を張ってドキドキしながら(?)
チュッパチャップスを舐めつつ、なんとか表情をごまかす。

「うんうん。この写真好き」
などと社交辞令を言いながら、突然動きを止め
「ねえ、ひょっとしてエッチな写真ある?」と、
これも多分ローレーン(ジョーク)で聞いてくる彼女。

アメが棒付きで良かった。
でなければ喉に詰まらせていたところだ。

首をブルンブルンと振ってみせるが、
(君がそう思わないことを願うよ)と
心の中では冷や汗ものだった。

やたらと目立つ、タイガールの
「足だけを撮った写真」の数々も、幸いなことに彼女の目には
「アート」と映ったのか(そんなはずないか....)、その後も
Rサに向けてシャッターを切ることは許された。

そんな感じで、平日の昼下がりを
とりとめもない会話をしながらのんびりと過ごす僕ら。


実を言うと、昨日の時点で今日のデートを
さほど楽しみにしていたわけではない。

何故なら、英語がつたない僕としては、
Rサとのコミュニケーションが不安であり
わざわざ電子辞書まで持参するほどだったから。

しかも、25才の賢い女子大生を相手に
「どうやって楽しませればよいか?」なんて考え出したら、
夜も眠れず、ウィスキイをストレートで三杯飲んだ後、
ひさしぶりに某「レンドルミン」を半錠いただいた。

これを飲めば一錠で8時間、
半錠で4時間キッチリと寝られるし、
寝起きはいたって爽快で、夢も一切見ない。

遠足の前の日のテンションとは違い、どちらかと言えば
勉強不足で迎える期末試験前日の夜のような感じだった。

43才にもなってねえ....。

ただ、実際は全く問題なく、それはきっと
僕のボキャブラリイを承知の上で、
わかりやすく話してくれた彼女のお陰だろう。

とにかく、過去に覚えがないほど、英語での
「カンバセーションを楽しむこと」ができたのだ。

そして、夕暮れの公園のベンチで思い出したのは
「あの映画」の「あの台詞」である。

「リアリティーバイツ」で、若かりし頃のイーサンホークが、
同じく若くてとびっきり可愛かったヴィノナライダーに言ったヤツ。

「君と僕と、素敵な会話さえあればそれでいい」

みたいな感じだったと思うが、残念ながら
「つたない」僕は英文を覚えてはいない。

同じく若かりし頃の僕は、そのシーンを観て
(ああ、オレもこんな台詞がさりげなく言えたらなあ....)
な〜んて思ったものだ。

正直なところ
「Rサを口説こう」なんていう気が起こらなかった僕は、
その台詞を口にすることはなかったが、心の中では
そんな風に思っていた。


その後、Rサは贈り物用のカレンダーを、僕は
TVを置くのにちょうどよい台を探していたので、
お互いそれに付き合うが、お互いオーダーが難しくて、
結局見つからず終いでいつの間にか結構な時間が過ぎ、
夜遅くなる前に別れた。


ところで、いったい何を話したのかな。

よくわかんないけど、ただ
お互いの国のことや好きなものなどを伝え合っただけか。

なのに、あれだけ楽しい会話ができたことを考えると、現状では
「英語ちょっとタイ語ちょっとニッポン語完璧」の
僕からすれば、やはり
「英語ちょっとニッポン語ちょっとタイ語完璧」の
タイガールよりも
「スペイン語ちょっとドイツ語OK英語OKイタリア語完璧」の
Rサとの会話の方がスムーズなのかなあ。

まあ、タイ語のボキャブラリイに比べれば
英語の方がいくらかマシだからね。


というわけで、突然Rサの中の
「ラテンの血」が騒いで僕に襲いかかることもなく、
最近ヘタレ気味のワタクシといたしましては、
二度目のデートであるにもかかわらず、
「フリーセックスの国(違ったか?)」イタリア生まれの彼女に
チューどころかハグすらすることもなく、別れ際も
「メリークリ○○ス!」と言って
爽やかに握手のみ。

来年1月の17日に故郷のフィレンツェへ戻ってしまうRサと、
これ以上どうしたらいいのかサッパリわからぬが、もし....
もしもこのまま恋に堕ちてしまうようなことでもあれば
「遠距離」にもほどがあるわけで。

だから、カウントダウンの予定を聞かれて
「まだ決まっていないよ」と答えた後
チャーン島で過ごすはずの彼女が
「ひょっとしたら30日に帰ってくるかも」
などと言い出すのを聞いて、なんだか
いや〜な予感がしたのである。

ちなみに僕の場合、
「恋に堕ちた時」のとてもわかりやすい現象として、相手が
「夢に出てくる」ということがよくある。

それは大体において、
「何か印象的な出来事があった日」に起こりがちだ。

幸か不幸か、目の前には
レンドルミンの残った半錠が置かれている。


今から僕がこれを飲むかどうかは

ご想像にお任せすることにしよう。


*約束通り、彼女の写真をいくつか。
Img_4490

Img_4492

Img_4488

ウインクするとこんな感じ。
Img_4456

在庫も残り少ない貴重な「眠剤」だ。
Img_4512

では、メリークリ○○ス!!
Img_4496

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