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2008年12月 5日 (金)

ムアンガン

また売春婦を買ってしまった。

そういう表現は好きではないが、敢えてそう呼ばせてもらおう。

いくらキレイゴトを言ったって、現実に彼女達の職業は間違いなく
「売春」であり、イリーガルなのだが黙認されており、この国が
それによって陰で支えられているわけであると同時に、世界中で
日夜繰り広げられる日常茶飯事なのだ。


その日は、TちゃんとYッシーが
「R.C.A」でナンパしたコ達と遊びにいくのだけど、
「男子が二人足りないから」とのお誘いを受け
J君と共に彼らにお供した。

「なんやそれ。コンパみたいやん!」
「まあ、どないなコが来るかわからしまへんけどな〜」

男子四人トンローの路地の入り口で待っていると連絡があり、
先に合流した二人のちっこいタイガールと一緒に、残りの
女子達の元に意気揚々と歩いていく僕らを待っていたのは、
いかにもバンコクならではの恐ろしい現実であった。

サンドウィッチのチェーン店
「Subway」のテラス席でに座っていた三人のアユタヤ娘のうち、
真ん中のやたら背のデカいおっさんは、どう見ても性別は
男子なのである(当たり前か)。

キレイなおかまちゃんとかでは決してなく、ただのおっさんが
顔を白く塗り、「化粧のような」ものをしているだけ。
しかも髪型はけっこうなロングヘアーであり、やたらとデカイ頭から
ストレートのサラサラ髪が伸びている。

あまりのことにショックでテラス席のバルコニー的な手すり部分に
がっくりと頭を落としてしまっているTちゃんの姿を見て、
僕ら三人は大笑いをしてしまった。

過去にコンパ的なものに少なくとも50回は参加し、その中で
1/3ほどは自分でもセットした経験のある僕にとっては
その気持ちがよーーーーーーーーーーーくわかったから、
なおさら笑えてしまったのかもしれない。

結果的には
「ディスコに行きたい」というアユタヤ娘(+おっさん)達とは別れ、
野郎四人ラーメン屋さんでごはん食べて、せっかくなのでと
「ナナプラザ」(ゴーゴーバー集合ビル)にチラッと寄ることに。

そして、そこには厳しい現実が待っていた。

とにかく、人が少なく閑散としているのだ。
僕が今まで行った中ではダントツでヒマだったな。
ま、月曜日はいつも静かなのだが、それに加え
空港が閉鎖されて何日か経っていたわけで、
観光客が誰もバンコクに来ていないのだから、その
「ヒマさ」は当たり前なのかもしれない。

それでも女子達は頑張って出勤していおり、
顔見知りのコに挨拶したりつつ店を廻るうち、
何だか胸が痛くなってきてしまった。

観光客の減少による影響は明らかであり、このままでは
こういった歓楽街が成り立たなり、そのうち
無くなってしまうのではないかと心配でしょーがない。

ゴーゴーバーがないバンコクなんてバンコクぢゃない。
クルンテープの意味は「天使の街」なのだ。

などとタイの将来を憂いつつフラフラしていると、
オカマちゃんの店と食べ物屋さんや売店がある3階で、
お菓子を物色している可愛らしいタイガールを発見。

甘いもの好きの僕としては
「ニーアロイ(これうまいよ)」などとすすめながら、
肩と腰に彫ってあるタトゥーと、その廻りの肌に触れてみる。
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かなり色黒でスレンダーな彼女の肌はそれでもけっこう弾力があり、
若いタイガール(19才)特有の「艶」を持っていた。

ニッポンの熟女の「艶」とは明らかに異なるのだが、
あの「しっとり感」を表現するにはその文字くらいしか
思いつかない。*熟女の艶なんて詳しく知らないけどね。

ちなみにタイガールはおおむね、年を重ねると
しわしわになっていく傾向があるようだし、
老けるのが早い感じがするから、どう考えたってやっぱり
若いコがいいのである。

そして、若いコの中でも肌の感触が
「固い」コと「柔らかい」コがいて、それは一概に
痩せているから、太っているからとは言えない。

とにかく、あの肌の「しっとり感」は、
「東南アジア娘特有」のものと思えるし、僕にとっては
とても魅力的な要素のひとつなのだ。

胸に「98」番の丸い札をつけている彼女は、下の階の
某「G-SPOT」という店のダンサーであり、白いビキニの水着に
白の編み込みブーツといういでたちだった。

いかにも「若い」という印象のIちゃんを見て
「やっぱイズミさんはそーいう感じが好みなんや〜」と、
納得した様子のTちゃん。

トラサップナンバーを聞き、
お菓子代の20THBをあげて別れた。

一軒の店に入り一杯だけ飲んだ後、念のために(?)
援(助)交(際)カフェの某「テーメー」に行ってみるが、
やはりこちらもガラガラであり、女子達の
「カスタマーマイミー(お客さんいないの)」という
嘆きを聞き、また切なくなる。

空港占拠なんてアホらしいことが終わって
一刻も早く客足が戻ることを祈りつつ、
その日はおとなしく家に帰った。


次の日、いつものように学校に行くが
TVのニュースやネットのニュースを見ても、
クルー達からも空港が解放されたという情報はない。

授業が終わり、学校の先輩(と言ってもかなりの)から
タイレストランでごはんをご馳走になっていると、
Iちゃんから電話が。

ほぼタイ語オンリーの彼女との会話はとてもつたない。
そして、当然のことながら内容は営業電話だ。

なのに
「店が終わってからアパートに来い」と、いつの間にか
口からそんな言葉が出たことに自分で驚いた。

しかも、お金を払うからと。

どういう心境の変化なのだろう。
今更僕一人が女子を買ったところで
歓楽街全体が潤うわけでもないのに。

ただ、最近特に、一度イサーン出身の
「ピウシーダム(色黒の肌)」のコとヤッてみたいと思っていたし、
結果的にイサーンのコーンケン出身だった彼女の
「お菓子を選ぶ真剣な目」に、この胸が
キュンとしてしまったことも事実。

何故か仕事を早く終え、12時頃にやって来た彼女は
けっこうな甘いもの好きで、僕と一緒に
アイスやグミやフルーツをペロリと食べる。

グリーンのバッグを持つIちゃんに
「シーキアオチョープマイ(緑色好きなの)?」と聞くと
「チョープチョープ」と答える彼女の「持ち(物)検(査)」をすると
なんと僕の好きなダブルミントのガムが入っていた。
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それを見て思わず「ムアンガン(一緒だ)!」と言う僕を
「は?」みたな顔で見る彼女に、ハコ買いしているのを見せると
「オオ〜。ムアンガン」とやっと分かった様子。

つまり、僕の発音では通じていなかったわけで、
彼女に数回言ってもらったのを真似て
「ムアンガン」と何度も何度も発声してやっと
「チャイチャイ(そうそう)」とオッケーをもらえた。

カタカナで書くと簡単そうに思えるかもしれないが、
正確に言うとこの「ム」の部分が「ウ」と「オ」の中間であり、
しかもアクセントが微妙に難しく、なかなかマスターできない。

そんな感じで、他にもいくつかある難しい単語を
彼女に発声してもらい、何度もリピートするという
「タイ語レッスン」をずーっとしていた。

例えば「お金」を意味する「ンガン」も相当難しく、
何度繰り返してもなかなかオッケーがもらえない。

そもそも「ン」から始まる言葉なんてニッポンにはないし、
「ガ」は「ア」と「ウ」の中間でありしかも微濁音なので、
これまたややこしい事この上ないのである。

けっこう使う言葉なので覚えたくて、練習を繰り返したが
未だに通じる自信はまったくない。

そんな感じでタイ語レッスンを続けているうち、
けっこうな時間が経ってしまい、いちおう
「ショート(二時間)」だと言ってあったので、
「そろそろヤルか!?」と、シャワーを浴び
ことに及んだのだが、結論を言うと、この日は最終的に
彼女の手は僕のチ○コに触れさえしなかった。

別にロングでもよかったのだが、
どうも調子が悪そうな彼女に聞くと、実は
「マイサバーイ(調子が悪い)」のため店を早退したらしく、
熱を測ってみたら37度であった。

女子の平熱からすればけっこうな微熱であり、
「コォージェップ(ノドが痛い)」と言うから、今流行りの
「バンコク風邪」だなとすぐにわかった。
僕も少し前にそれに近い症状になり、しばらくの間
ノドがイガイガしていたからね。

「わかったわかった。もう帰りなよ。送っていくから」と、
タクシーを呼び、比較的近くである彼女の住む
プラカノンのアパートまで一緒に乗っていった。

結局、彼女が家にいた三時間のうち
少なくとも二時間はタイ語レッスンをしていたわけで、
この日に覚えたのは先述の言葉の他
「ラック(愛する、愛しい)」「ローングリーアン(学校)」など
巻き舌の「R」の発音や
「ングォングノーン(眠い)」など微濁音の数々。

あとは「ヂュープ(キス)」もね。

それにしても、キスの発声がこれほど難しいとは
全くの予想外であった。

そして、Iちゃんとけっこう長い時間
ディープなヂュープを繰り返した僕は、念のため
「パブロンゴールドA微粒」を飲み、


安らかな眠りについたのであった。


*服装も僕好みのカジュアルな感じ。
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