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2009年2月26日 (木)

アハーンヤワラート

ヤワラート(中華街)へ行ってきた。

クルンテープで発行している邦人向け(タイ語ヴァージョンもあり)
フリーペーパーの代表某「DACO」(月二回発行)が
「中華街を食べ尽くす!」という企画を前編後編に渡って載せており、
後編の「路上グルメ大図鑑」にすっかりヤラレてしまったオレは
その、21cm×25.5cmの、今年から大きくなった
やや薄めの雑誌を握りしめ、土曜、火曜、そして今日と三日間、
屋台や食堂で、いろんなものを食べて廻ってきたのだ。

とは言ってもまだ8品しか食べておらず、全部で
34軒ある中のうち少なくとも20軒は行ってみようと思うと、
まだまだ時間がかかりそうだが。

「がちゃがちゃ」「ごちゃごちゃ」した町並みを歩き、ようやく
探していた店を見つけると、つい
「おお。ここやここや〜♪」などと騒いでしまう。

写真を指差し
「ティーニー、チャイマイ(ここやろ)?」
と、スタッフや親父さんに聞くと
「チャーイチャーイ(そうそう)!」という答えが返ってくる。

「なんやこれ?ニッポンの本か??」
「違う違う。クルンテープのフリーペーパーだよ。
タイ語版もあるんやで」
「なんて書いてあるんだ?」
「めちゃめちゃウマいって書いてあるのさ。ホントにウマいの?」
「ウマいウマい。ホントにウマいよ。食べてみな」

そして約五分後。

「ホントにウマいなあ!!」と、
人差し指中指薬指の三本を立てて
「ジンジン(本当)!」のポーズをすることになる。

食の本場中国の「王道の味」と、暑〜い国タイ特有の
「エスニックさ加減」がうまくミックスされた
「アハーン(料理)ヤワラート」とでも呼びたくなるその一品一品は、
雑然とした町の雰囲気とも見事にマッチして、
食欲中枢をチクチクと刺激する。

オープンしている時間の問題やら、位置関係などにより、
考えていた通りの順番では食べられなかったが、
そんなことは小さなことである。

昨日は食べ過ぎてお腹が痛くなり、寝る前に
うんうん苦しんだものだが、一晩寝たら復活したので、
朝ご飯にカノムジープ(シュウマイ)の残り8個を平らげ、
懲りずに今日も行ってきた。

ただし、例のごとき急な電話による「当日の予定変更」で
あまり時間が無くなり一軒しか寄れなかったのだが。

数軒で、店のおっさん(おねーさん)達と
すっかり話し込んでしまい
「これはもうまた来るしかないな〜」と、
すでに常連になる気満々であり、それほど
安くてウマい店が実際にたくさんあるのだ。
ヤワラートには。

記事にも書いてある通り、そこには載っていなくても、
客が一杯で、見るからにウマそうな店もたくさんあるし、
とても行き切れる数ではないような気もするが、まあ
そんなことはどうでもよい。

では、そのウマい料理達を、写真の順番通り、
早速紹介しようではないか。


ミシュラン君(?)も、タイ風にワーイ(祈る)ポーズでお出迎え。
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干し椎茸や干し柿などの干し系が「いかにも」な感じ。
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りんごもうまそうやけどな。
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茶色の饅頭は黒糖フレーヴァーなのかな。
ていうか、おばーちゃんの手はマズそう。
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子供もやはり中国系か。
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なんだかシリアスな感じやな。
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やっと最初の店に到着。
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私が作ってます。
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やはりまずはクーイティアオ(ラーメンの総称?)から。
そして、いきなり手ぶれでちゃんと見えへんやんけ。
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中華系の店が多いラオでもそうだったのだが、
スープの味は複雑でダシがしっかり効いている。
タイの普通の屋台のクーイティアオはもっとあっさりしていて、
砂糖(を二さじほど入れる。これにはけっこう驚く)や酸っぱい系や
辛い系の味付けを好みに合わせて加えることを想定しており、
正直、少しもの足りないのだ。

やや白く濁ったほぼ透明に近いこのスープも、
マイルドではあるがしっかり味が出ていてとてもよろしい。

麺はややバミーポックというやや幅広のタイプ
(雲呑の皮を細長く切ったもの)を選択。
ぷにぷにした食感がまたいい。
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隣の母(息)子は、ナーム(汁あり)とヘーン(汁なし)を
各自一つづつ食べていた。
実際、タイのラーメンは量が少ないからね。
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屋台ではなくいちおう食堂だが、
値段は40THBと安い。

デカイ貯金箱やな。
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饅頭もやたらとデカイ。
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バナナまでデカイやんけ。
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謎の食べ物発見。
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なんの取引してんねん。
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二軒目もクーイテウィアオ屋さん。
ここではバミーへ−ン(汁なし中華麺)を注文。
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私が作ってます。
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具は叉焼と蟹肉とワンタンとシナチク(的なもの)と青菜。
叉焼にかかった粗挽き胡椒と、揚げニンニクが効いている。
濃いめの味だが、これもマジウマし。
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冬瓜とパクチーの入ったスープはラーメンのものだね。
口直しにスッキリの優しい味。
これで30THBは激安。
ごちそうさま。

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なんともいい色のチャーシュー。全然脂っこくはない。
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蟹肉もちゃんとしてる。
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「またおいでよ」「うん。来る来る」
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「なに見てんのよ!」
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金色が好きなの?なんだかよくわからないけど派手だね。
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次はデザートだぞ。
まずはプアックヒマ(揚げタロイモ)。
外側にまぶしてある砂糖がちょうどいい感じで、
そんなに甘くはない。
揚げたてがウマい。
けっこうなヴォリュウムで50THB。
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これは細いタイプだね。
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ワシが揚げてるよ。
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次はお約束のカスタードパイ。
これがマジでウマいのだ。
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載ってる載ってる。
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ユニフォーム可愛いやん。
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焼売もうまそう。
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「香港ディムサム」というチェーン店で、オンヌットにもあるのだ。
25THBはいい値段だが、その価値はあると見た。
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フカヒレも安いのかなあ。
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ウマそうなものがたくさんあるのね。
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土曜の午後は人もたくさんだった。
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てなわけで、
続きはまたね。

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2009年2月22日 (日)

チョン

オレがディスコに行く理由。

それはもちろん
「楽しいから」に決まっている。

「毎週金曜日か土曜日のどちらかは必ずディスコに行きます」

学校で生徒達に話したりすると、
「44才(今年でね!)にもなって....」的な感じで見られたりもするが
そんなことは一切関係ないのだ。

逆に考えれば、
「ディスコ以外なにして遊んでいるの?」と思う。

1お洒落なバーでカッコ良く飲む。
2ゴーゴーバーでエロエロダンス眺めながら飲む。
3そこらの路地の屋台で飲む。
4家でTV見ながら友達とダベる。

まあ、それもアリだとは思うが、
週末はやはりどうしてもディスコに足が向かってしまうのである。


しかし、昨日は酔っぱらったなあ。
クルンテープに来てから最大かもしれない。
そもそも酒には滅法弱いオレがそこまで飲むのは、
楽しくてテンションが上がってしまうからに他ならないことは確か。

ていうかラチャダーいいわ。
ひょっとしたら「R.C.A」よりディークワ(もっと良い)かもしれない。

いわゆる「地元のローカル」であるその地区に
何故今まで一度も足を踏み入れなかったかと言えば、
「どうせタイ人の好きなバンド(演奏)がメインのハコばかりだろう」
というオレの勝手な想像によるのであるが、
最近ちらほら聞く話では
「若いコが多いのはむしろラチャダー」らしく
「それならば一度オレらも覗いてみるか」と、
いつもの面子で出掛けることにした。

「タイ在住歴二年超え」という、小室哲哉氏似のS君は
今通っている語学学校のニッポン語クラスのセンセイで、
なかなかファンキーな彼からは元々
「飲みに行きましょうよ〜♪」と誘われていたし、
「いつもどこに遊びに行っているの?」と尋ねれば
「ラチャダーっすね!」と明確な答えが返ってくるから
「よしわかった。一回行ってみるか!?」
ということになったわけだ。

ラチャダーの中でも一番デカイ
「ハリウッド」という店の名前は、
観光ガイドブックには必ず載っているので知ってはいたが、
あまのじゃくなオレとしては、そんな
「(観光客が)誰でも行くようなところに行くかボケ」と思っていた。

というわけで、ラチャダーの中で最も「アツいハコ」を知るため
22才女子大生Pちゃんの案内で行ったのは
「ZEED」というハリウッド斜め向かいの店。

セキュリティーのIDチェックを受けるための黒山の人だかりの中、
100THBのチケットを購入し、持ち(物)検(査)を受け、
待っていたPちゃん達と合流。

「IDを見せろ」とか言われたら
「アホか。オレをガキ扱いするな」とカラんでやろうと思っていたが、
あいにくそんなこともなかったな。

聞くところによると、ハリウッドでは
「タイ人価格」と「ニッポン人価格」が倍ほど違うらしく、
そんなナメたことを言いやがったら懇々と説教してやるところだが、
「ZEED」ではタイ人も皆普通に100THBのチケットを買っていたから
まあよしとしよう。

フロアの中に入る前にいきなり、喫煙可能な外のテラス席で
とびっきりのカワイコちゃんを見つけたオレは、
「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい」と、
誰に言うともなくつい大声を出してしまう。

白のチューブトップは幅20cmほどで、どう見ても
「フィットネスジムのエクササイズ用」にしか思えないその下は
黒のレースを大胆にあしらったショートパンツ。

ということは当然「おヘソ丸出し」なわけであり、
ほんのちょっと「ぷっくり」と出たおなかがまた
この上なくかわいらしい。
茶色のストレートロングヘアの彼女は、全体の印象からして
「いかにも」なBガール(って言うの?HIP-HOP系の女子のこと)。

しかし、隣にはどうやらカレシと思われるヒョロヒョロの男子が
ガッチリとガードするように座っていた。

ちなみに、タイというのはスゴい国で、
カレシと一緒にいようが、そういうところに遊びに来ている以上は
「ナンパ」「逆ナン」なんでもアリな訳で、基本的には
男女の仲間同士でいたとしても、例えば
男子がトイレに行っている隙に
バートラサップムートゥー(ケータイ番号)教え合うくらいは
全然平気なのである。

仮にニッポンで同じことをしようとするならば、
トラブルにならぬよう廻りに相当気を遣わねばならぬが、
こちらでは当たり前のようにそんなことが繰り広げられるから、
お気に入りの女子といる時は当然、
男子が必死に守る(?)ことになるわけだ。

逆にプゥインの方も、フェーン(恋人)がトイレに行く時は
手を繋いで一緒に行ったりするわけで、
まあ、お互い様なのだけれどね。

ついでにもう少し説明するならば、
そういったやり取りにより新しいフェーンができるという、いわゆる
「乗り換える」こともわりと平気なようで
「だって彼の方がいいんだもん」みたいな感覚なのが、
コワイと言えばコワイ。

そして、捨て(られ)るのがイヤな故に
二股、三股と掛けたり掛けられたりするのも
「仕方がないこと」というような雰囲気が
なくもないのがスゴい。

もちろん皆が皆ではないが、特に
カワイコちゃん、イケメンともなるとそれは顕著なようだ。

芸能人とかでも、TVを見ていると
「コイツはジャオチュー(浮気者)」「彼女もジャオチュー」と、
ごく普通の女子であるジアブ2なんかは必ず、
いかにも憎々しげな表情で言うので、まあそれは
僻なのかもしれぬが、あながち
「間違ってもいないのでは」と思う次第である。

説明が長くなってしまったが、そういうわけで、
オレの場合そういうカワイコちゃんをターゲットに
「ナンパしまくる」といったようなことは一切せず、
ディスコにはただ単に
「酒を飲んで踊って発散する」ために出掛けるわけだ。

では、具体的に
「なにがそんなに楽しい」のかと言えば、そんな
カワイコちゃん達が腰をくねくねさせながら
踊っているのを見ているだけでとにかく楽しいし、
目と目が「ピンピン」と合えば、近づいて行って
「チョンチョン!」と言いつつ乾杯し、腰を引っ付けたり
チョン(ぶつけるの意)したりしつつ一緒に踊れば、
なおさら楽しいことは間違いあるまい。

老若男女問わず、タイピープルは皆(多分底抜けに)明るいので、
こっちが楽しそうにしていれば相手も一緒に楽しんでくれる。
ディスコだけではなく、どこでもそれは通用するような気がするし、
旅行でもなんでも、タイで楽しく過ごすコツは
そのあたりにあるようにオレは思うのだ。

一番いい例は「チョン(乾杯)」であり、
「ZEED」もやはりそうなのだが、ダンスフロアがなく
「各テーブルで酒を飲みつつ、移動せずその廻りで踊る」
というスタイルのタイのディスコでは、
「チョンチョン」と、やたらと乾杯し合うわけで、
盛り上がってくれば付近一帯皆で
「チョン!チョン!!」と、祭りのごとき騒ぎとなる。

だから当然近くにいるコとは体を付けて踊ることとなり、
カワイコちゃんがいればもちろんラッキーなわけだ。

ただ、女子とばかり「チョンチョン」していると、
そのテーブルの男子にバツが悪いので、仕方なく(?)
男子達とも「チョン!」とグラスをぶつけ合う。

そのうちに誰かがウィスキーソーダのお替わりを作るたび
「チョン」の祭りとなり、たまに
「チャイヨー(万歳)!」「チョークディー(運がいい)!」と、
皆で一斉に乾杯するのがまた、
雰囲気がおおいに盛り上がってとてもよろしい。

「よし。ちょっと散歩に行くか!」と、グラスを持ったまま
広い店内を、ステップを踏みつつ一周すれば、
途中で見つけたカワイコちゃんと「チョン!」
エロエロダンスをしているコに「いいねえ!」とか言いつつ「チョン!」
酔っぱらってイイ感じのイケメン君と「チョン!」
といった具合で、いつの間にかグラスは空になる。

そんな感じで飲んでいれば酔っぱらうのは当然であり、
いつもフラフラになりながら、朝方家路につくのである。

昨日は結局、そのカワイコちゃんが斜め後方にいたので
彼女のダンスを眺めつつ(これがまた踊りもカワイイのだ!)、
「かわいい〜かわいいよ〜♪」とニッポン語で叫びつつ、
隣のトムボーイと腰を引っ付けて楽しく踊った。

そう。
これもいつかは特集しなければいけないが、クルンテープには
トムボーイ、いわゆる「オナベちゃん」がめちゃめちゃ多いのだ。

昨日はなんと、Pちゃん以外全員が
「トムボーイ&そのフェーン」であり、総勢八名が全てカップル。
しかも彼ら(?)が連れているコ達はいずれも可愛くて
「できれば誘いたい」ほどなのだが、レズのカップルは
男女以外に嫉妬が激しいようで、トムボーイ達は当然のごとく
「軟派なオトコはキライだ」と口を揃えて言う。

だから仕方なく、トムボーイ達と腰を引っ付けて踊り、
散々ご機嫌を取った後、十回に一回くらい
「チョン」と、トムボーイの横の女子に軽〜く腰を当てるくらいだ。

そして、レズのカップルは激しさもスゴい。

見ていて
「おいおい」と、思わず目を背けてしまうほど、過激に
「ラヴラヴぶり」を発揮するので、ついつい
「こいつらと3Pしたら楽しいだろうな〜」と
妄想してしまうほどだ。

特に、トムボーイの中にオンナを見た時、
普段は隠しているだろうその
「恥じらい具合」がきっと格別だと思うのだが、
いかがかな。

そして、笑えるのがトムボーイ達の容姿なのだが、
ものの見事に皆同じ髪型であり、その
「茶髪のつんつんヘア」は、かなりの時代錯誤であると共に
何とも言えぬ「哀愁」を醸し出しているのが素敵なんだよな。

いや、素敵♪なんて褒めている場合ではない。
アイツらにカワイコちゃん達を取られてしまっていては
たまったものではないからだ。
ただでさえ競争が激しいクルンテープで、
「若くてカッコいいオンナ」までライバルとあっては大変だ。

まあ、競争の原理からいけば、
それも仕方がないことか。

ちょっと前までは、
「オカマちゃんの見分け方」で散々苦労をして、
女子(?)をナンパする時に
「こいつもひょっとしてオトコなのでは....」などと
猜疑心に満ちあふれたこともあったが、今度は
「こいつもひょっとしてゲイ(同性愛者、レズ)?」と、
疑わねばならぬことを思うと、やや気が重い。


てなわけで、その店はバンド演奏も特になく、
ハコの作りも悪くなく、音もまあまあだし、
若くて可愛いコもけっこういたし、
予想以上に印象がよかったラチャダー。

深夜一時過ぎにやってきたS君と合流し、
「まあ、話の種に一度くらいは....」と、
「ハリウッド」にも行ってみたが、
そっちはそっちで決して悪くはなかった。

ただ、ハコがデカ過ぎるし、
中央に伸びるステージ上で繰り広げられるショーなどは、
「必要ない」と言えばそれまでかな。

客層も幅広過ぎるしね。

とにかく、入ってすぐに今まで見た中でもかなりの
「上玉」を見つけてしまいテンション上がりまくりのオレは、J君達と
「おいおい、ええやんけラチャダー♪」
「イズミさん。あのコどー見ても18くらいっすわ」
「ちょうどええなあ」
「マジっすか〜!?」
「やっぱこれからはラチャダーやな!」
みたいな話で盛り上がった。

ついにローカルディスコにまで手を出してしまい、
これからどうなるのかが

楽しみでもある。


*ディスコは軽装で行くため
残念ながら写真はないよ。

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2009年2月21日 (土)

ルーククルン

今、ニッポンで唯一気になることと言えば、
「酩酊事件」を起こして、愛する我が祖国が
世界中から物笑いの種にされる原因となった
某元大臣のその後などでは決してなく、
タイに来る直前まで互いの純情を捧げ合った(?)
Sリの今後である。

大学進学も無事決まり、卒業式を待つだけの彼女と
最近毎日メールのやり取りをしているが、そうなればやはり
どうしても募るキットゥン(恋しい)な気持ち。

思えば、初めてタイに訪れた時も、旅の後半は毎日
mixiのメッセージのやり取りをしていた。
あの時は、カレシとの悩み相談に対して応えていただけだったが、
いつしかその純粋さに惹かれ、
密かに恋心を芽生えさせることとなる。

ニッポンの現状や将来性を見限り
アジア諸国に目を向けていたオレにとって、
母親が東南アジア某国の人である彼女との出逢いは
ある種の運命を感じたし、純粋無垢で真っ直ぐな心が
「きっと母親の血を受け継いでいるのでは」と思ったのは、
タイの女子たちと触れ合って受けた印象が理由でもあった。

少なくとも、
なにもかも簡単に手に入る世の中になってしまったニッポンと比べ、
生きることの喜びと暮らしていくことの大変さが背中合わせのような
環境に置かれている国々では、人々の持つ精神的パワーが
圧倒的に強いように思えたし、それはオレにとって
魅力的に感じられた。

タイにしばらく住んでみてもその印象は変わっていないし、
「生き馬の目を抜くように」生きていればある程度は
腹黒さも必要かもしれぬし、もちろん個人差はあるにせよ
基本的には皆、純粋な気持ちを、
心の底にはちゃんと持っているような、
そんな気がするのである。

とにかく、国が違えば当然人も違うし、世界中には
想像もつかないほど様々な人種が存在するのは確かなのだが、
比較的近い場所にあるアジアの人々には親近感も湧くわけだ。


観光大国の賜物(?)なのか、タイには
ルーククルン(ハーフ)がものすごく多い。
隣接諸国はもちろんのこと、圧倒的に多いのは
「タイ×ジン(中国)」であり、西洋人とのハーフもたくさんいる。

両親のどちらかもしくは両方がルーククルンなど、少しでも
血が混ざっている人口も含めれば相当多いのではないだろうか。

こちらに来てから少しづつ、今までと考え方が変わったり、
思想が新たに加わることもでてきたわけだが、この
「ルーククルンはアリだな(いいな)」というのもそのひとつ。

理由は様々だが、とにかく
「祖国をふたつ持てる」というのが素晴らしいメリットだと思う。

そして、たくさんのルーククルン達と、実際に話したり
付き合ったりしてきて、全く悪い印象を持ったことがないのが、
なによりの証拠だろうか。

タイに移住するまではあまり意識していなかったが、
もしこちらで恋愛をすることになったとしたら、
「いずれは子供を作ってもいいかな」とすら
思うようになったほどだ。

ニッポンにいる時はずっと
「結婚は二度とするまい」「子供などもってのほか」
と思っていたというのに、不思議なものである。

話が逸れてしまったが、やはりルーククルンのSリに
会いたい気持ちが強いのは確かだが、
何もかも捨てて今ニッポンに戻り、彼女との激しい(?)恋愛の末、
クォーターの可愛い子供とともにしあわせに暮らそう、
などという覚悟はどうしてもできない。

そう。
現時点で「何もかも捨てねばならぬ」のはすでに
タイでの生活の方なのだ。

かといって、
彼女に会うためだけに短い期間一時帰国してみたところで
辛くなることはわかりきっている。

だからゴメンよ、Sリ。

やっぱり今はまだ戻れない。

それなのに
「制服は売るな!」とか言うのはズルいよな。
だけど、オレの心の中でお前はあの時のままなんだ。

ずっとそのままでいて欲しいと思うのは勝手なのかな。
オトナになんてならなくてもいいのに。

これからしばらくは、
「あの店」の隣の大学に通うんだよな。
そしてお前は、新しいカレシと一緒に
あそこでお茶を飲むのだろう。

それもきっと運命なんだよな。


いつかきっと再び会えた時、
いろんな話を聞かせてくれれば
それでいいよ。

オレもいろんな話ができるように

頑張るからさ。

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2009年2月20日 (金)

サドゥアック

初コラプションの翌日、またケーサツに停められた。

今度は「車線義務違反」とのことで、よーするに
バイクは基本的に第一車線(左側)を走らねばならず、広い道路で
あまり派手にクルマを追い越したりしているのを見つかると
どうやらキップを切られるようなのだ。

毎日通るBTSのオンヌット駅前付近で停められたのだが、
いつもとは様子が違い、免許証を返してくれない。

「バスが飛び出してきたから仕方なく避けたんだってば」と、
何度もジェスチャーで示し、しつこく食い下がってはみたが
今度は免許の裏を見て、自動二輪の免許がないことを
さらに突っ込んでくるので、
「ダブルでキップを切られてはかなわないから」と、結局
また500THBを渡すハメになってしまった。

「人生初」の翌日に早くも二度目かよ!
くそー!アッタマキタ!!

次の日にもやはり同じところで停められたが
「チュウ(名前)ホンダー。ニイ(これ)ヤマハー。ワハハハハハハ」
と、おとがめなしで終わる。
人によって対応が違うんだよな。

とにかく、クルンテープにはそこら中にケーサツがいるし、
けっこうな権力を握っている彼らに逆うわけにもいかないので、
仕方なくバイクの免許を取ることにした。

再び大使館で居住証明を取り、陸運局へ。
健康診断書がないのをツッコまれたが、近くの医者(?)で入手。
つたないタイ語でなんとか凌ぎ、全回もやった
三種類の基本検査の後、学科テストを受ける。

コンピューターの画面はニッポン語も選択でき、
四択の問題はめちゃめちゃ簡単だし、言葉が間違っていたりして、
「あはははは。楽勝楽勝♪」などと笑いつつ余裕で答えていくが、
なんと不合格だった。

「おいおい。マジかよ」と、
おねーさんになんとかお願いして再チャレンジし、
二回目でクリア。

その後まだ実技試験があるとのことで、
学校に遅れないようにと朝早く行ったのに、
結局サボることになってしまったのは痛かったが、
実技は簡単であり一発で合格。
無事、免許がもらえた。
ま、なんとか一日で済んでよかったな。

これで堂々とモーターサイ(バイク)に乗れるぞ。
もう運転もけっこう慣れてきたし、
ケーサツが張っている場所はいつも一緒なので大体わかったし、
学校からの帰りは、あまり渋滞しない裏道も覚えた。

諸経費総額2556THBに加え、
罰金(?)1000THBも払わされたが、
もう二度と違反で捕まらぬように気を付けよう。


なにしろ、モーターサイが
サドゥアック(便利)であることは間違いない。
確かに排気ガスは体に悪いし、渋滞のクルマの間を
縫うようにして運転するのは危険だし、ケーサツも面倒だが、
便利な分多少のリスクも覚悟はせねばなるまい。

「DACO」というニッポン語のフリーペーパーで
「ヤワラート」と呼ばれるクルンテープの中華街の屋台や食堂の
「路上グルメ大図鑑」という特集をやっていたのだが、
いかにもうまそうな店がたくさん載っていた。

ちょっと不便な場所にあるがモーターサイがあれば楽勝だ。
屋台のタイ料理にはかなり飽きてきたところだったから、
しばらく通ってみようかな。

「中華好き」のオレは、今日も免許を取る間の休憩時間に、近くの
香港系料理店で飲茶(タイ語でなにか忘れた)をいただいてきた。

アパートからも近いその店は、うまくて安い。
たくさんある中から好きな点心を五種類選び(ひとつ30THB)、
デザートにカスタードパイ(25THB。絶品!!)、烏龍茶も入れて
225THB(¥600くらい)とはかなりお値打ちである。

ちゃんとしたレストランでこの値段だから、当然
屋台や食堂ならばもっと安い。
かと言って、いちいちタクシーで往復していては
高価くついてしまうからね。
A.U.Aからはさほど遠くないが、アパートからは完全に逆方向だし。

そう。
タクシー代がいらなくなったのも大きい。
燃費は3〜40km/1Lなので、
一ヶ月の交通費はかなり安くなるはず。
もちろん、
コラプションを払わなければの話ではあるが....。

経験してみてわかったが、やはり
気分のいいものではない。

できることなら
一生のうちその二回で終わるよう

心から祈る次第だ。


*最近ハマっているお菓子。
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全部廻るのにはけっこう時間が掛かりそうだが、
中華系なら飽きないような気がする。
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2009年2月17日 (火)

アイシーア

「人生何事も経験である」というのが持論であり、
いいことにせよ悪いことにせよ、それを経験することにより
「一歩前に進める」というか、とにかく
「やったことがない」よりは「やったことがある」方が
「人生を楽しむ」という意味においては
「間違いなくよいのだ」と信じて、いい機会さえあれば
なるべく自ら飛び込むようにしている。

例えば怪しげな薬など、よほど体に悪いだろうことや、
放火殺人強姦強盗等の重罪は話が別ではあるが。

「実はオレ、銀行に押し入って、客の中で一番イイオンナを
その場で犯した後殺して、おまけに札束に火をつけて
銀行ごと燃やしてやったことがあるんだよね〜」なんて、
経験値としては確かにスゴいと思うが、
さすがに方向が違いすぎる。

とにかく今日は、生まれて初めての経験をした。


朝、ガソリンを入れてから学校に行こうと、
いつもよりも早く家を出たのだが、
近くにガソリンスタンドがありすぐに済んだので
「このまま向かうと早く着き過ぎちゃうなあ」と、
ドライヴがてら学校を通り過ぎ、初めての道を少し走ってみた。

こういうことをすると得てして予想外のことが起きるのが
「世の常」であり、そろそろ戻ろうと適当にUターンしてから
しばらくすると、案の定ケーサツに停められた。

いつものように免許を見せれば済むかな、と思ったが
少し事情が違い背が高くやや厳つい彼が
「あーでこーでどーで、とにかくマズいんだよね」と、
わけのわからないタイ語で言ってくる。

「は?」「わからない」「何言ってんの?」と、最初は
全くわからぬフリをしていたのだが
「どこへ行くの?」と聞かれ、ついつい
「パイローンリアン(学校に行くんだよ)」と
タイ語で答えてしまったのが間違いだったか。

「あ、コイツちょっとタイ語できるやんけ」と思ったのか、彼は
タイ語と英語混じりで、よーするに
「ここはバスレーンでバイクは通行禁止なの!」と、説明する。

「わかったわかった。もう二度としないから
今日だけなんとか勘弁して」

ニッポンでも、軽い交通違反を起こした時は必ず、
そう言って逃れることにしている。
まず最初はキレて、後でしつこく絡む作戦が多い。

「てめーらそんなところに隠れてみみっちい違反を
せこせこ取り締まるヒマがあるなら、まだ解決していない
重大事件を解決するための努力をしろよ。だいたい
貴様の仲間が酒飲んで運転しまくってるくせに何故オレが
一旦停止違反ごときで貴重な時間を無駄にしなきゃならない」
「そうおっしゃられても違反は違反なので....」
「そんなことは百も承知だって。二度としないし、今まで以上に
気を付けて運転するって約束するから、なんとか今日だけ勘弁してよ」
「お気持ちはわかりますが、見てしまった以上そういうわけには....」
「いやいやいやいやいや、見てない見てない。幻だってば。大丈夫。
誰も傷つかないし、誰かに迷惑を掛けることだってないやろ?」
「すぐに済みますので、一度こちらに....」
「いや出ないぞ。クルマを出たら終わりだ。言っておくがオレは
巳年でしつこいんだ。許してくれるまでここを一歩も動かないぞ。
だいたいなあ、そもそも一旦停止ってなんなんだ。
何をもって一旦停止と言うんだ?定義を説明してみろ。
オレはちゃんとブレーキ踏んで左右をキッチリ見て....」

などといつまでもしつこく絡んでいると、最終的には
あっちが根負けするというパターンがほとんどだ。
この方法で、ニッポンでは(ゴールドではないが)
「五年更新」をずっと守って来たのである。

ところがクルンテープではさすがにそうはいかず、
グラサンかけた強面ノッポ君は、近くにあるミニ交番の方へ
つかつか歩いて行き、オレを手招きで呼ぶのだった。

仕方なくその場に愛車ジアブを残し、ドアを開けて中に入ると
すでにキップのようなものを切ろうと、ボードに挟んである
複写の紙になにやら書き込み始めた。

「ちょちょちょ、ちょと待て。あかんあかん時間ないから」と、
いよいよこの時が来たと覚悟したオレは慌てて財布を取り出した。

相場では300THB(軽い場合)と聞いていたが、運悪く
1000THB札と500THB札しか入っていなくて、ポケットには
100THB札が一枚しかない。

仕方がないので500THB札を一枚財布から抜くと、
なんとも素晴らしいタイミングで、
書きかけていたキップが挟んである
A4サイズ程度のボードの片側をスッと持ち上げ
テーブルとの間に隙間を作るノッポ君。

(なるほど。こうやって受け取るんだ〜)

何故か感心してしまったオレは、その「定位置」に札を置き、
「釣りをよこせ」と言うわけにもいかず、その場を離れた。

というわけで、大学に裏口入学もせず、不動産業に従事しながらも
「金で大きな仕事を取る」などというマネもせずに生きてきたオレは
人生初の「コラプション」を渡したのである。

「どのみちいつかは....」と思っていたし、
500THBは授業料としては少し高価い気もしたが、警察署へ
わざわざ罰金を払いに行く手間を考えればまあ仕方がないか。

これからはもし違反を見つかっても、
タイ語が全くわからないフリをしようっと。

「この経験がいつか役に立つ」とは今のところ思えないが、
ジアブで学校に向かいながらそのシーンを思い返し
「しかしわかりやすいよなあ」と、つい笑ってしまった。


そんなことはよいが、先日洗面所で鏡を見ていたら
耳の内側がなんだか汚れているのに気付いた。

シャワーは毎日浴びているし、耳も洗っているのに
「どうしてだろう」と思いつつ、ティッシュで拭き取ると
けっこう黒い汚れが付着していたので驚いた。

「わかった!排気ガスだ」

よーするに、毎日バイクで学校に通う道中、
排気ガスをホコリなどと共に体に浴びているうち、
知らず知らずのうちに洗いにくい耳の内側に溜まったに違いない。

確かにクルンテープを走るバスやトゥクトゥクなどは、
真っ黒なアイシーア(排気ガス)を出しまくっているので、そのうち
「肺の中が大変なことになるのでは」と、心配していた。

そもそも、バスが古過ぎる。
どう見ても三十年くらい前のものと思われるバスが
この街では普通に現役でガンガン使われているのだ。

「排ガス規制」とかもユルそうだし。
というかそもそもそんなものはないのか。

しかし、これは何らかの対処をせねば、
タバコを吸わなくても肺がんで死んでしまいそうだ。

高性能のマスク(?)でもしてみようかな。


話は変わるが、おみやげの
某スガキヤのカップラーメンを早速食べてみた。

う〜ん。実にうまい。

あれはノンフライ麺というのか。
タイではポピュラーな「MAMA」というインスタントラーメンに
すっかり慣れてしまったせいなのかもしれぬが、たかが
カップラーメンをあれほどうまいと感じるとは。

ということは、普段から屋台のごはんばかり食べているオレの舌は、
今となってはかなりレヴェルが落ちてしまっているのだろうか。

試しに、この辺りでは一番うまいと思われる、屋台の
カーオマンガイ(蒸し鶏のせごはん)を、学校の帰りに
食べに行ってきたが、そんな単純な料理を
「う〜ん。やっぱりうまいぞ!ここのカーオマンガイ」
と真剣に思えるのだから、それは間違いなかろう。

ちなみに、屋台で食べるごはんって、
道路でさんざんまき散らされているアイシーアを
相当量浴びていることは確かなわけで、
そんなものを毎日平気で食べていたら、
そのうちきっと死ぬな。

タイピープルの寿命が短い原因のひとつが
アイシーアなのは紛れのない事実であろう。

ていうかこの街には危険なものがいっぱいだなあ。

全く
困ったものである。

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2009年2月15日 (日)

ノムヤイ

タイでヴァレンタインがこんなに盛り上がるとは知らなかった。

街はバラなどの花で溢れ、道行く人は皆手に花を持っているし、
「happy valentine a day to say I love you forget me not」
なる、いかにも一斉送信しているっぽい
とってつけたようなメールが女子から贈られてきたりする。

少なくともニッポンではそんな経験はなかったなあ。
ん?
ひょっとしてオレだけなのか。

ディスコには派手な飾り付けが施され、しかも
土曜日だったこともあり、恐ろしいほどの人出だった。
そして会う人会う人が、互いに
「ハッピーヴァレンタイン!」と口にするのも
ちょっとしたカルチャーショックだった。

アメリカ文化の影響が色濃いためなのだろうか。

おかげで大好物のチョコレートをもらい損ねたが、
ま、いつものストックだけで十分と言えば十分ではある。
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それに、替わりに素敵なものをもらったから
全然マイペンライなのだ。


いつものようにディスコに行く前、
「ひさしぶりにソイカウ(ボーイというゴーゴーバーの集結路地)に
顔出してみようぜ!」ということになり、野郎四人で出掛けた。

オレのお気に入りのコがいる店は敢えて覗かず、今回は
I君のお気に入りの女子が踊っている店に。
彼女は「コヨーテダンサー」であり、ゼッケンを付けて
やる気なさそうに踊るいわゆる商品の女子達とは違い、
ショーの時だけ駆り出されるダンスのプロ。

というわりに、普段ディスコで見かける
ファンキーなタイガール達の踊りとさほど区別がつかなかったが、
まあ、腰のくねらせ具合はやはり一級品なのであろう。

ステージの上、I君のお気に入りのロリ系カワイコちゃん
(彼とはちょっと趣味がカブる)の隣で踊る、
ゴージャスなグラマーガールにオレの目は釘付けになる。

「おお〜。アイツ可愛いやんけ。
しかもめちゃめちゃ○○がデカイ(ノムヤイ)ぞ〜♪」

同じく「○っ○○好き」のTちゃんとオレは、
彼女のダンスを眺めながら、完全におっさんの口調で盛り上がり、
ショーが終わると、当然のごとく
大騒ぎしていたオレ達のところへ、腰を振り振り
彼女はやって来た。

速攻でオレの口から、
もうすっかり使い古したセリフが出る。

「オレたちは今日色んな店を廻ったが、
お前が一番キレイだ。うそぢゃあないぞ!
本当に。マジマジ!」

ちなみに一番は「ティースットゥ」と言う。

「スゥワイジャンルーイ(めちゃめちゃキレイ)」とか
「スゥワイルアグァーン(最高にキレイ)」とか
「スゥワイナーウグァーンパイ(キレイ過ぎやろ!)」
など、女子の容姿を褒める表現は色々あるが、
そういう店で働くコには
「ポムキットワークンスゥワイティースットゥソイカウボーイジンジン
(オレが思うに「ソイカウ」ではお前が一番だなマジで。うん)」と、
「特定エリアに関してのみ一番」だと敢えて言うようにしている。

決して「世界一」とか「クルンテープ一」などという
調子のいいことは言わない。
「ソイカウではお前だけど、ナーナーではどうかな?」的な
「意味深な感じ」の方が、リアルに伝わるように思うからだ。

どんな世界でも「リアリティー」は大事なのだ。

で、横に座った彼女J嬢と十分ほど話をしたのだが、
早く話をつけないと他の店に行ってしまう危険があったので、
やや焦ったオレは、いつもより早いタイミングで
自分のケータイを取り出し
「トラサップナンバーアライ?」と聞き、
番号を押させようとそれを彼女に渡す。

しかし、意外なことに
「ここで番号を教えるのは禁止なのよ。ごめんね」と、
よーするに(店の)ママさんが目を光らせているから
ムリだと言うのだ。

う〜ん。
やはりプロと言ってもダンスのプロはひと味違うな。

「でもだいじょーぶ。ちょっとタバコ吸ってくるね」
と、一度席を離れた彼女。
「な〜んだ。タバコ吸うのか」と、ちょっと残念だったが、
しばらくして戻って来ると、オレの手に
ガムのパッケージを切り取ったメモを握らせるのだった。

「う〜ん。なんだかちょっといいなあ。この感じ」

な〜んて思いつつ、気を遣ってJ嬢をオレに譲ってくれた
Tちゃんに感謝するとともに、逆に
「これは(対応を)ちゃんとしないと怒られるぞ」と
プレッシャーを感じることにもなる。

で、今日早速連絡をしてみたのだが....。

先日のブログでタイ語習得状況を簡単に説明したが、
実は問題はトラサップ(電話)での会話なのである。

面と向かって身振り手振り付きで話すのと違い、
とかく早口になりがちなトラサップにおいての会話で、
「タイ語オンリー」な女子とのコミュニケーションは、
五ヶ月経った今でも実際かなり厳しいものがあるのだ。

しかも、タイ語というのは
「ファイナルコンサナンス(だっけ?)」と言って、語尾に付く文字が
「T」なのか「K」なのか「NG」なのかなどによって
意味がまるっきり違い、それは時に
口や唇のカタチで判断可能なのであり、
電話ではそれができないので、とても困ることになる。

そして、相手の言葉が意味不明な時、まずは
「アライナ(ん?なに)?」でオッケーだが、二回三回ともなると
「マイカオジャイ(わからないよ)」と言わねばならず、それが
何度も何度も続けばきっとイヤになるだろうと、
こちらも気を遣わざるを得ない。

「コートーナ。ポムプットゥパーサータイマイケン
(ゴメンよ。オレタイ語下手だから)」と言えば、大概は
「マイペンライ(だいじょーぶよ)」と、返ってはくるが
例えば待ち合わせをしたり、ちょっと深い話になった場合、
意思の疎通にかなり苦労することは確かなのだ。

お約束のディスコヒットナンバーが流れた後、
「ハロー」と電話に出たJ嬢との会話も、最初は順調だった。
しかし、
「お前と友達になりたいんだ」
「仕事が終わってから逢えるか?」
「休みの日は何をしているの?」くらいから雲行きが怪しくなり
「店以外でお前と会うのは難しいってことなのか?」あたりではもう
こちらの言葉はしどろもどろ、意味が分からず何度も聞き返す、
という状況が続く。

それでも彼女は、辛抱強く話に付き合ってくれた。
ルックスだけでなくジャイディー(心優しい)でもある。

最終的には、
「とにかくオレはお前に逢いたいんだよ。だから
もしお前がオレに逢いたくなったら電話をくれないか」
という話をしたわけだが、きっと掛かってはこないだろう。

あの短い時間で、かなりゴージャスな彼女がオレのことを
そこまで気に入るはずもないからな。

モテモテ君たちなら話は別かもだが。


というわけで、さっきひよこ2から電話があって、
「明日朝五時出勤だから泊まってもいい?」と聞いてきた。
今日は彼女が休みのためタイ語レッスン(?)の日なのだが、
しょーがないから「別にいいけど」と答えるしかなかった。

ていうかキッキアだよなあ。
だって、一度五時前には起きて、どうせ
ロータスまでは送って行かねばなるまい。

「お前とは友達だぞ!」と、しつこく言ってあるのだが、メールでは
「miss U」連発だし、電話でも
「キットゥンマイ?」とか聞いてくるからけっこう鬱陶しい。

ロータスのレジ係の三十路バツイチ女。
11人のギックがいたという元旦那との間に
11才になる娘がいて、週に一度は彼女と会う一児の母でもある。

オレにはやっぱりゴージャスなコヨーテガールではなくて、
「場末の(?)スーパーのレジ係」あたりがお似合いなのか。

ほんの一瞬そう思わなくもないが、
「いやいやいやいやいや。オレはまだまだイケるんだ」
と、首をぶるんぶるんと振って頭を冷やす。

間違いなく制服を持ってくるひよこ2の誘惑に負けず、
オレは果たしてこの夜を無事に過ごせるのだろうか。

マイペンライ。

まだそこまで堕ちてはいない。
スーパーマーケットの制服ではなく、
マーハーウィティアライ(大学)の制服プレイなら
もちろん喜んでするよ。うん。

J嬢も実は21才の現役女子大生。

しかし、そのチョイスの権利は
いまのところオレにはないのも、

紛れのない
事実なのである。


*昨日タイにやって来たニッポンの女子友達Y島のそのまた友達
O君がわざわざ持って来てくれた彼女のおみやげの中には
今年唯一のチョコレートがあった。
こういうのはけっこううれしいものだったりする
(某スガキヤのラーメンも!)。
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「是非会いたい」というO君は、けっこう重いのに「きしめん」を。
「弱冠21才タイ好き」の彼が、オレなんかの話を聞いて
何の役に立つのかは謎だが、そう言われてやはり悪い気はしない。
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そしてこれがそのガムパッケージ(おそらく)の切れ端。
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タイガール達は基本やさしいので、トラサップまでは聞ける。
しかし、その先は意外に難しいのだよ。うん。
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2009年2月13日 (金)

ワンヴァレンタイン

タイに移住してから五ヶ月が経った。

精神状態の軽〜い浮き沈みはありつつも、徐々に徐々に
こちらでの生活に慣れてきた気はするし、二度の腹痛を除けば
病気や怪我もなく体調もバッチリだし、
毎日が楽しいことも間違いないし
最重要課題である「タイ語習得」に関しても、進み具合は
まあ、ぼちぼちといったところではないだろうか。

「半年でペラペ〜ラ」という目標を設定してはみたものの、
実際勉強を始めてみて、そして(居住歴の永い)
先輩たちから話を聞いたりするうち、それが
「かなり厳しい」設定だったことに気付いたし、それなら
「半年でペラ」「一年でペラペ〜ラ」
「一年クルン(半)で読み書きもバッチリ」くらいでも
いいのではないかと、最近は考えを改めている。

実際、脳の働きだって衰えているはずのこの年で
そんなに無理をしても仕方がないだろうしね。

お店のスタッフなど、初対面のタイピープルたちと話していると
「タイ語うまいね。どのくらい住んでるの?」
「五ヶ月だよ」
「へえ〜。五ヶ月でそれだけ話せれば大したもんだ」
てな感じで褒められることもけっこうあり、もちろん
社交辞令だろうとは思うが、まあ、悪い気はしないし
順調と言えないこともなくはない気がする。

なにより、毎日通う学校が楽しいのが一番だ。

自分なりに成長を感じられれば、やはり
「もっともっと」という欲は出るのが人間だし、
時間的制約や環境などもきっと今は
「いい感じ」なのだろう。

例えば、一日六時間授業、宿題がたくさん出て予習復習を
自宅で毎日三時間、とか言われてもムリな話だが、
一日三時間授業、家で予習復習一時間、週に一度
個人レッスン三時間という程度ならば全く問題はないわけだ。

では「現状どれくらい話せるのか」と聞かれても、
説明が非常に難しい。
家にいる時には基本的にTVを付けっ放しで、
サッカーを見ている時以外はニュースチャンネルなのだが、
アナウンサーの喋りは、言葉が美しいのは間違いないが、かなり
レオレオ(早い)なので、集中して聞いていないと全く理解できない。

では、集中していればどのくらい理解できるかと言うと
これがまた微妙で、仮にボキャブラリイは50%わかるとして、
それらの単語を繋げてみたとしても、全体の理解度は
思ったよりも低いのだ。

数字、単位などは大体わかるからあとは
知っている言葉を紡いで想像力を働かせるしかない。

例えば
「タムルーアットゥジャップ」「ガンチャー」
「ホックロイスィップペーキログラム」などと聞こえつつ、
テーブルの上にビニールに包まれたデカい固まりがいくつも
「ドン」と置かれている映像が映れば
(またガンジャで捕まったか。618kgってけっこうあるよなあ....)
という具合。

ニッポンのニュースでなら「大麻」と言うあの植物をタイ語では
「ガンチャー」と呼ぶのだが、だいたいそれとセットで
ヘロイン(これは一緒)が押収されるケースが多い。
コークやMDMAはあまり見かけないが、たまたまなのかな。

これは想像なのだが、ガンチャーはもちろん栽培しているとして、
おそらく近隣諸国、特にパーマー(ミヤンマー)にはデカイ
ヘロインの生産工場があり、国を跨ぐ際に
捕まるのではないだろうか。
 
それと共に、押収されたそれらの薬物がどうなるのかも
非常に気になるところではあるが....。

ま、そんなことはどうでもよい。とにかく
あとひと月程度で「ペラ」までいかねばならぬのだから
引き続き勉強を頑張らねばならぬのは間違いない。


TVを見ていると、ツッコミどころ満載で本当に笑える。

よく見ているのは国営放送のニュースなのだが、
まずセットがチープ過ぎる。
お天気お姉さんが歩く度、床が
「ギシギシ」と音をたてるのがマイクを通して聞こえたり、いかにも
「ハリボテ」なのがバレバレだったりするのだ。

あとはスタジオの中を平気でハエが飛んでいたり、
中継先のロケ現場で「ブーンブンブンブンブン」という
トゥクトゥクがエンジンを吹かす音がうるさくて
レポーターが何を喋っているか全然聞こえなかったりと、
なんともタイらしいシーンの連続である。

さらにおもろいのは音楽番組。

いわゆる艶歌のオンパレードで、三十年前のニッポンよりも
今のタイの方が盛り上がっているように感じるほどだ。

タイポップスにしても、TVで流れるPVを見ている限り半分以上は
「演歌調」のメロディーであり、その昔ニッポンでやっていた
「ザ・ベストテン」という歌番組で、当初は十曲のうち何曲か
演歌が入っていたのを覚えているが(「与作」とかね)、今のタイは
それを上回るほどの艶歌人気であると思われ、道を歩いていても、
オープンテラスのカラオケパブ(こんなものがあるのがスゴイ)から
流れてくるのはやはり、酔っぱらいオヤジのがなる艶歌なのである。

その歌詞は、リアンパーサータイハードゥアン(タイ語勉強して五ヶ月)
のオレでもけっこう理解できるほど単純なものであり、
「キットゥンキットゥン(会いたくて会いたくて)」とか、
「マイカオジャイ(わからない)」「カオジャイマイ(わかるだろ)?」
などと語尾につく決まり文句を聞くと、思わず
「フフフ」と笑ってしまう。

PVを見ていると、衣装や演奏やダンス(踊り)がまた
時代錯誤も甚だしく、チープというかなんというか
「今が本当に二十一世紀なのか?」と疑いたくなるほどだ。

そしてタイでのそれは、男女の情を歌う
「艶歌」と呼ぶ方がしっくりくるような気がする。
現実に起きる「男女の痴情のもつれ」が原因の事件などを見るたび、
「う〜ん。これは完全に艶歌の世界だなあ」って思うもん。

この国は今まさに
「艶歌がピッタリとくる」時代なのだろうか。


さて、明日は「ワン(日、デイ)ヴァレンタイン」である。

タイでは、
プゥイン(女子)がプゥシャイ(男子)にチョコを贈るのではなく、
プゥシャイがプゥインにバラなどのドックマイ(花)を贈るらしい。

ひょっとしたらタイの若者達はそれと共に、
艶歌調ポップスを歌って愛を伝えたりするのだろうか。

な〜んて、
まさかね。

ま、とにかく僕もタイ語の学習の一環として、
タイポップスを何曲か覚えてタイガール達と
カラオケに行く気は満々なのだが、あのヘンテコリンな
タイ文字の字幕を読めるようになるまでは
(まだまだ時間がかかるなあ)と思う

今日此の頃なのである。

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2009年2月12日 (木)

ジアブ、コップ、ミャオ、マー

お寺の中を奥へ奥へと進んでいくと、
食べ物屋さんなどいろいろなお店が軒を連ね、
たくさんの人々で賑わっており、
ちょっとした縁日のような雰囲気だ。
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お寺を出てしばらく歩くと、薬屋さんに辿り着いた。
ジアブ(ひよこ)とコップ(カエル)が目印である。
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薬を処方してもらう間、そこの娘らしき少女が
ミャオ(ネコ)と遊ぶところを写真に撮っていた。
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本当に薬をタダでもらうと、一旦は別れたのだが、
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よほどヒマだったのかそれとも用事でもあったのか、
自転車で後を追って来た彼女。
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一緒にお寺の中を散歩しながら、オレが
マー(犬)や子供達の写真を撮るのを興味深げに見ていた。
そのうち、オレの腕を引っ張り
「このコも撮れ」と、
どんどん子供達のところへ連れて行くのだった。
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九才だからまだ小学生のEムは、
オレがロリってことなどもちろん知るはずもなく、しかも
「オカッパ頭に萌える」なんてわかりっこないわけで、
まったく無邪気なものである。

「撮ってみろよ」とカメラを渡し
「ここを押すだけだよ」と説明すると、
目を輝かせて眺めた後、まずはオレを撮る。
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大丈夫だ。
別にエロい目つきはしていない(笑)。

近くにいた子供達を何人か撮ったEムは、
母親と一緒にいた、体に障害のある女のコのところにも
つかつかと近づいていくと、当たり前のように
シャッターを切るのだった。
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そのシーンを見てちょっと複雑な気持ちだった。

間違いなくオレには撮れない写真だ。

純粋無垢な子供達の笑顔には本当に癒されるし、
彼らに教えられることもきっとたくさんあるのだろう、
という話である。


「七年後にまた来るよ」
そう言ってEムに手を振った。

果たしてその時
彼女はオレのことを

憶えているだろうか。


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2009年2月11日 (水)

ワーイ

「ネットはコワイ」といつも言っている、けっこう
「慎重派」のJ君は、オレのブログを読むと
すごく心配になるらしい。

彼からそういう話を聞いても
「だいじょーぶだってば!読んでるの身内(知り合い)だけなんだから」
などと、アクセス数を知っているオレはいつも取り合わないが、
ま、確かにひょっとしたら危ないこともあるのかもね。

この間の免許の写真なんて、別に全く気にしていなかったが、
悪いヤツが見れば
「あーしてこーして、痛い目に遭わせてやる!」
な〜んて思わないとも限らないもんね。

ただ、こんなわけのわからぬブログを読んでくれている人達に
「悪いヤツなんているはずがない」と、
信じきっているオレとしては、これっぽっちもビビっていないし
「やるなら勝手にやってくれ」くらいにしか考えられない。

それよりもむしろリアリティーが薄れることの方を恐れる。

例えば写真を載せる時、
文字を隠したり、まるで犯罪者のように
人物の目を隠したりするくらいなら、やめた方がいい。

「知人に迷惑がかかっては」という配慮なのだろうが
そんな中途半端なものを見せられても迷惑だ。

だって、隠されると気になるのが本能ってもんぢゃない?

第一、本人にも失礼だ。
もし自分の写真に目張りやモザイクが入ったのを見つけたら、
オレならきっと頭にくるだろう。
ま、そんな経験はないし、誰もやらないだろうから別にいいが。

昔からどーも、中途半端なことがキライなんだよね。

そーいえば、こっちのTVのニュースって、
事件が起こった時の映像をモザイク一切なしで
かなりエグいものもバッチリ映す。
死体だって平気だし、銃で人を撃つ瞬間の映像も
当たり前のように放送するのだ。

防犯カメラの映像も多いが、それらを
普通に公開してしまうところがスゴい。

犯罪自体もアメージングなものが多いが、
その辺りはタイらしいところと言えなくもないし、
考え方としては正しいと、オレには思える。

ちなみに、このブログのアクセス数は、
読んでいるあなた方がきっとビックリするほど少ない。

書き始めた当初は、ある程度数字を伸ばそうとも考えたが、
今の目的は自我の確立というか
「精神的均衡を保つこと」なので数字はほとんど関係ないし、
むしろあまり増えては困るので、そう考えると
この数字はまさに理想的と思える。

ま、無視されなければいい、といったところか。

最近は特に内容がかなり
「独りエッチ」に近いような気もするし、ついてきているのは
間違いなくコアなファンであろう。

多分、知り合い以外ほとんどいないのではないだろうか。

何故そう思うかと言うと、
オレのことを知っている人間でなければおもろくないだろうから。
逆に考えれば、オレのことを知っていて興味がある人間にとっては、
きっと気になるだろうし、おもろい話も中にはあるのだろうという
予想もつく。

そこでアクセス数を照らし合わせれば、
mixiと連動していることもあり、だいたいの顔ぶれがわかるのだ。

だからすっかり安心しきって自分のことを晒しまくっているし、
そうすることによって、精神的均衡を保っていられる。
だって、細かいことを気にし始めたら、こんなことキッキア(面倒)で
とてもやっていられないのである。

あとは自分以外の登場人物についてだが、
イニシャルにして、書けるところまで書くことにしている。
この判断はある意味ムズカシイが、基準としては
「悪口ではないこと」くらいだろうか。

例えおもしろおかしくかこうと、敬意は決して忘れないし、
褒められる限りキチンと褒めるようにしている。

ごくたまに本人からチェックが入ることもあるが、過去に
文章自体を消したことは一度もないし、
(店の)名前を削除したことが一度あったくらいだろうか。

そして、そうなるともうその人物については書く気が失せる。
創作意欲の邪魔になるものは極力避けねばならぬのだ。

ま、そんな感じかな。


さて昨日は、お寺に関するタイの祝日であり、
友人から誘われて、一緒に
ノンタブリ(県?)の某お寺に行って来た。

残念ながらお寺には全く興味のないオレは、
彼女の誘いをことごとく断っていたのだが、最終的には根負けして
朝の五時半に電話で起こされた時に、やっと行く覚悟をした。

結果的には楽しかったし、行ってみて良かったから
彼女には感謝しなければね。

初めて行く場所にはなるべくカメラを持っていく。
で、カメラを持って出掛ければやはりそこには
人や自然とのなんらかの接触があり、結果、
いろいろと感じることとなるわけである。

「病気(や怪我?)の人にタダで薬をくれる」
という、なんとも素敵なそのお寺で、まずは
花や線香を供えたり、祈ったりする。

廻りには白衣を着た女子の寺関係者(?)がたくさんおり、
それぞれ興味深い行動をするので、写真に撮ってみる。
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ササナープッ(仏教)を信仰しているタイ人は、とにかく
ワーイ(祈る)を欠かさない。
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そして隣では犬が無邪気に寝ていたりする。
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写真のチェックもする。
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ローソクがキレイ。
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これはなんだ。賽銭箱的なものか。
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最近このくらいの年頃の女子が気になって仕方がない。
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でも、やっぱり子供が可愛い。
タイの小さな子供は、ニッポンと違い
全員ナーラックなのだ。
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というわけで、住ませてもらっている日頃の感謝をささげるため、
木に水をあげてみたりする。
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同じものがたくさん並んでいたりすると、つい撮りたくなる。
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とまあ、こんな感じでもう少し話があるのだが、
眠いので
続きは明日ね。

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2009年2月 9日 (月)

モーターサイ

う〜ん、何から書こうかなあ。
そうだなあ。やっぱり
ジレンマの話からか。


矛盾を感じる事ってたまにある。

このブログに関して言えば、
忙しくて、ブログを書く時間のない時に限って、
自分の身の回りにいろんな出来事が起こるわけであり、
なにもやることなくて、しょーがないから
「ブログでも書こうかな」っていう時は、残念ながら
書きたいネタなどあまりなかったりするのだ。

だから今も、
本当はDVDで映画を観たいところなのだが、
あまりネタを溜めすぎると後で大変だから
そろそろ書いた方がいいのでは、という判断で
パソコンに向かっている。

いや、後で大変ではないのか。
だって、ネタを全部書くわけではないからね。もちろん。

そうではなく、書かないことによって
消えていってしまう話が増えると大変だから、
映画よりも先にこれを書く。

何故なのかはよくわかんないんだけど、
ネタって、タイミングを逸すると
なんだかおもろくなくなるものが結構あるんだよね。

ネタ帳のページを何枚か捲って
「よ〜し、書くか」と、気合いを入れてみたところで、
時間が経ってしまったことにより、
見事なほどに魅力を失ってしまった話を、
「いい感じ」のテンションで書けるはずなどない。

それが惜しいのだ。

まあいい。
ともかく、DVD(あと二本)は、
明日の朝までに観てしまえばいいわけであり、
「ちぇっ。ネタが溜まった時に限って時間がないんだよなあ」
な〜んてジレンマをおぼえつつも、ぼちぼち
「いい感じ」のテンションで、今、
これを書いている。


ぢゃあまずは「ホンダがヤマハ」の話から。

これなんか典型的だ。

買ってから時間が経てば経つほどその感動は失せるわけで、
仮に、一ヶ月後にこの話を書くとしたらそのテンションの差は
「雲泥」と呼べるほどデカイに違いない。

そう。
買ったのはもちろんモーターサイ(バイク)だ。

悩む事はなかった。

「もしこっちに住むなら」という妄想の中でも
「単車で街を走り廻る自分の姿」はわりと初期にイメージできたし、
渋滞天国(?)のこの街でクルマを運転しようなどとは、今でも
2ナノくらいしか思わないし、車種はもう
とっくに決まっていたからね。

で、たくさんあるその中で
「やっぱりこれだなあ」と思ったのは、スクータータイプの
某ヤマハ「Fino」というモーターサイ。

いやいや、なかなか
可愛いんだわ。これが。

「Team Fino」に入っている筋金入りフィノフリークである
C君というA.U.Aのクルーに付き合ってもらい、
免許をもらった翌日(だから金曜日ってことか)、
バーツを握りしめて、早速買いに行った。

色はピンク。いや、黒にした。
クルンテープでのテーマカラーはシーダム(黒色)なのだ。
*次点はキアオ(グリーン)。そして、刺し色は
デェーン(赤)とファー(水色)。

チョムプーのFinoも可愛いのだが、いい年をして
ピンク色のスクーターもどうかとは思うからなあ。さすがに。

登録を済ませるまで(ナンバーがつくまで)に二週間かかるが、
「それまではケーサツに停められたら、この紙を見せて」と、
紙を渡され、そこに「ADO−74××69」という
登録番号らしきものが書かれているという事は、予想通り
「その日に乗って帰れる」わけであり、そのまま
「よ〜し。カスタムのパーツ買いに行くぞー!!」と、
部品屋さんに直行である。

Cが目を光らせている通り、Finoは
「カスタムしてなんぼ」のスクーターであり、昔でいうところの
「モッズ的」なイメージ(?)で、自分の愛車をカスタムすることが
フリーク達にとってはこの上ない楽しみなのだろう。

とりあえず、ダサいシートと色が合わないスロットルを交換し、
ウィンカーにカヴァーを付けることに決め、あとは
「このライトつける?」とCが指差したのは、
「可愛い睫毛(?)」のついたおめめパッチリ
五連のフォグランプだった。

価格は1700THB。

単車に取り付けるためのステンレスのユニットに連なる
その五個のライトはちゃんとしたモノであり
「ニッポンで買ったら」少なくとも
倍(10000円)はするだろうと思われる質感ではあるが、
実はオレもそんなに金があるわけではない。

ただでさえ、大金を使ってしまって
「しばらくは体操座りだな」って覚悟してるのに
「これ以上あまり使い過ぎては....」と、ほんの一瞬思ったが、
パチパチと頭の中でそろばんのようなものを弾くと、
口から出た言葉は「よ〜し。それつけよーぜ♪」で、
悪魔がガッツポーズするシーンが浮かんだ。

あ、そうそう、今日から第一人称の表記を
「僕」→「オレ」に変えさせてもらう。

別に深い意味はない。
その方がいいと思っただけだ。

というわけで、本体価格は43000THB。
カスタム価格2400THB。合計で
45400THB。*本日の相場で¥119402。

決して高価くはないよね。

一応中古も検討したが、あまり値段が変わらないので
「どうせなら」と新車にした。

ちなみにニッポンで同じものは売っていないし、
もし買うとしたらとてもこんな価格では手に入らないだろう。
それほどちゃんとしたものだ。

ニッポン製なのにニッポンで買うより安い。

これも、タイマジックのひとつなのだ。


さて、こっちに来てからとても便利なのは
「名前を覚え(られ)やすい」ということがある。

オレの名字であるホンダ(本多)は、漢字こそ違えど、
あの有名な自動車及びバイクのメーカーと同じ名前であり、
タイでは特に人気のある「HONDA」は誰もが知っており、
どこへ行っても
「ポムチュウホンダー*ダーが上がる」と言って「ルーチャックマイ?」と
バイクのハンドルを持つジェスチャーをしながら言えば、
「オオ、ホンダー、ナ。ルーチャックルーチャック」と、
にこやかに返事が返ってくるのである。

そして、「クンチュウアライ(君名前何)?」と尋ねれば、そこに
複数の人間がいる場合(女子と一対一のシチュエーション以外)、
答えは63.8%くらい
「ヤマハー」であり、次のコが
「スズキー」もしくは「カワサキー」もしくは「ミツビシー」となる。

「トヨター」と返してくるコがいないってことは、やはり
HONDAはクルマよりバイクの方が有名なのか。
どちらにしろ、タイのコ達はみな明るくて
ジョークが大好きなのだ。

ニッポンでそんな返しをされたことなど一度だってないからね。
これぞ「お国柄の違い」ってとこかな。

だからといって、オレが
HONDAのモーターサイを買わねばならぬ、
ということはないわけで、よーするに
「ホンダがヤマハに乗る」という絵になるわけだ。

ま、それだけの話なんだけどね。

この話をしたところで、タイガール達は別に
笑ってもくれないしね。

とにかく、オレはこっちで初対面のタイ人には必ず
「ホンダ」と名乗ることにしている。そうすれば
一発で名前を覚えられ、次に会う時には必ず
「ホンダー」と声を掛けられるからだ。

これは、異邦人のオレにとって、とてもありがたいこと。

そして、オレのことを
「イズミ」というファーストネームで呼ぶようになるまでには、
それなりの時間が掛かるということでもある。

というわけで、とりあえずサクッと撮ってみた写真がこれだ。
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けっこう可愛いやろ?

で、もうすでに三日ほど街を走ってみたが、
とにかく便利なことこの上ない。

どこにでもすぐに行けるし、渋滞もさほど影響しないし、
クルマに比べて停めやすいからね。

ガソリンを満タンにしても90THB(4.5L)。
測っていないからわかんないけど、これで
120〜150kmくらいは走れるのではないか。

これからはBTSにもバスにも、もちろん
タクシーに乗らなくてもよくなるから、経費の上でも
節約になることは間違いない。

ただ、アンタラーイ(危険)なのだ。

短絡的な国民性からわかるように
自動車の運転もマイペースな輩が多く、やはり
コワイことはコワイ。

ヘルメットはいいヤツを買おう。
そして、いずれはあのアルミホイール
(部品屋のオヤジが見せてくれた、メチャカッコいいヤツ)を
手に入れるのだ。

写真と言えば、
最近あまりカメラを持ち歩かなくなり、
シャッターを押すこともめっきりと減ってしまった。

もちろん撮るものはたくさんあるわけだが、よーするに、ちょっと
キッキア(面倒)なのだろう。

こちらで生活するようになり、オレは、
自分という人間が少しづつ変わっていくのを肌で感じる。

そりゃそうだ。
動物とはそういう生き物であり
新しい環境に慣れていかなければ、死んでしまうからね。

「タイ人の気質のいい面を取り入れ、悪い面は真似せず、
ニッポンジンの心意気も決して忘れない」
というのがコンセプトのオレは、元々持っていたと思われる
「マイペンライ精神」をさらに伸ばすとともに、思ったことはキッチリ
「口や態度に出して相手に伝える」という部分も、自ら意識して
実践するようにしている。

するとこれが不思議なものでだんだん慣れてきて、
徐々に徐々にではあるが、彼らタイ人の気持ちが
理解できるようになるとともに、逆に自分のことも
受け入れてもらえるような気がしてくるのである。

ただ、思った通りにいかないのが人生というもので、
僕があまり好ましく思わない彼らの「キッキア精神」まで、
いつの間にかすっかり身に付いてしまった。

これもまあ元々の性格がそうなのだから仕方がないが、
以前にも増して面倒くさがるようになり、それを平気で口に出し、
しんどいと感じることは「切羽詰まるまで」やらないという状況が、
以前より目立つようになったのだ。

最近ではもう口癖のように「キッキア」を連発する。

そして、それは第三者的に見ても
「みっともいい」ものではない。

「痛し痒し」といったところか。

ただ、カメラも一度持つとやはりサヌック(楽しい)だし、
被写体やシャッターチャンスを見ればちょっと興奮するし、
意欲に火がつけば当然、シャッターを押す回数も増える。

最近自分の中で流行っているのは、ファインダーを覗かずに撮る
「ホックシャッター」(第六感から取って勝手に名付けた)
というもので、つまり被写体の方向にカメラを向け
「だいたいこんな感じかな」という位置でシャッターを切る手法だ。

簡単にいろんな角度に替えられるし、なにより
撮ったものを見てみると、結果的にそっちの方が
「おもろい写真」になっていることが圧倒的に多いのに気付き、
てことはつまり、自分に「いかに才能がないか」ということに
更に気付くわけで、ちょっと悔しいが、それを認めた上で
外で写真を撮るときはもうほとんど「ホックシャッター」だ。

撮ってすぐに確認して、失敗ならその場で消す。
デジカメだからこそできる技。
オレの場合、ピントや露出にさほどこだわるわけではなく、
「手ぶれピンボケむしろオッケー、アンダーなおオッケー」
みたいなところがあるので、AVモードでだいたい
「解放」にしたままただシャッターを切ることだけに専念する。

目的は主に、この読者に状況を伝えることなので
別にそれでいいのだ。

アートにけっこう力を入れているタイでは
写真展なども頻繁に開かていれるし、よく見に行くが、
時にはレヴェルの低いものもあり、
「これならオレの方が数倍マシだな」などと
展示会を開く妄想を描いたりすることだってあるが、
もちろんプロではないし、先述の通り
才能がないことはわかっているので、それはあくまでも
妄想止まりかな。

ファインダーを覗かずに撮った写真では気が引けるし。

ただ、その方がよりライヴ感が増すので、
ブログにアップする写真は、ちょうどいいと思っている。

そしてもうひとつのメリットは、
人物を撮る場合、相手が構えないこと。

マイペンライなこの国では、もちろんニッポンに比べれば
突然カメラを向けても、ニッコリと、撮らせてくれる可能性が高い。
特に子供の場合は、母親が隣にいれば、こちらに
「コップンカー」と、逆にお礼を言ってくれるほど、
撮られることを喜ぶという雰囲気はある。

「hi-5」というSNSにしたって、タイガール達は
恥ずかしげもなく自分たちのモデル風写真を載っけているし、
街では、本格的に(?)ポーズを取って
写真撮影しているコ達をよく見かけるほどだ。

ただ、いくらタイの子供達が純真だからとはいえ、
僕のような輩にいきなりカメラを向けられて、すぐに
いい表情なんてできっこないのである。

ところが、ホックシャッター技法を使えば、
さりげな〜く近寄っていき、本人が気付かぬうちに
サクッとシャッターを切ってしまえば、自然な表情が撮れる。

例えばそうやって撮った写真を
「ナーラックナーロウ(可愛いやろ)?」と本人に見せた後でなら、
レンズに向かって自然に笑ってくれることもあるわけだ。

これは動物にも使える。
犬だって、ファインダーを覗きながらそっと近づいたところで
「おいワレ。なんぢゃこりゃ!」と吠えられるのがオチだが、
カメラだけを近づけていくと
「え、何この機械。うまいの?」みたいな感じで、逆に
興味本位に寄ってきたりするからね。

ま、こんな感じか。
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よーするに、問題なのは
「どういう写真がおもろいのか」というセンスの方なのであって、
ファインダーを覗いて、構図を計算して撮るものは
どーしてもありきたりになってしまうオレとしては、
そっちの感性の方が大事だと考えるわけだよ。うん。

だから「カン」で撮る。

そうするとたまに
「お、ええやん」みたないなのが撮れることもあるのだ。


今日は祝日であり、(珍しく)お寺に出掛けたので
その時の写真をあとでアップしよう。

ではちょっと

ごはん食べに行ってくるね。


*時間がなくてノーチェックなので
誤字脱字はどうぞご勘弁を。

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2009年2月 6日 (金)

ローンプレーン

「サザン」って解散したんだね。
というか「無期限の活動休止」?

よくわからないんだけど、僕はその事実を
ちゃんと把握していなかった。
なんとな〜くそんな話があったなという程度で、その経緯や
詳しい内容は知らなかったのだ。

何故ならば、話が去年の前半のことだとすると、
ちょうどその頃はタイに移住する直前で、ニッポンで起こった
出来事などの情報をあまり知りたくなくて、
新聞やニュースを極力目にしないように努めていたから。

だって、なにか心残りになるような思いが少しでも出てくると、
ひょっとしたら決意が鈍るかもしれないぢゃん。

逆に、いやなニュースを見て
オチたくなかったということもあるが。

では、どうして僕がその話を知ったかというと、少し前に
「チャゲアス」の解散(これも「無期限の活動休止」?)との記事を
たまたまネットで見たところ、同じく
「芸能活動30周年での解散」ということから
トピックに上がっていたその話に辿り着いたわけである。

そして、驚いたのは、まさにぴったりのタイミングで、
アパートに届いたパッキンの中に
「完全密着!サザン'08<夏>ドキュメント」という
某WOWOWの番組をダヴィングしたDVDが入っていたこと。

(何故突然こんなものが)
と、最初は思ったが、さきほどそれを観終わって、実に
様々な思いに駆られたので、
今のうちに記しておこうと思ったわけだ。


その小包は、ニッポンにいる母親が僕に送ってきたもので、
他には分厚い単行本(サスペンスもの)が数冊と、
僕が愛用している某ユニクロのボクサーパンツ数枚と、
某ロート「ZI:φ」という目薬が四個入っていた。

きっと、以前頼んだモノを、気を利かせて
追加して送ってくれたのだろう。
まだ数ヶ月しか経たない今、在庫はまだたくさんあることなど
計算するまでもなくわかりそうなものだが、
そこに母の愛を感じないわけでもない。

そして、特に熱烈なサザンのファンというわけでもない僕に
そんなDVDを送って来たというのは、おそらく彼女の
遠い昔の記憶からの行動なのだろうと、
ふと気付く。

そう。
僕が中学生の頃、つまり今から三十年前、
当時はまだ青山学院大学の現役大学生だった
「サザンオールスターズ」というバンドがデビューした当時は
確かに彼らのファンであったのだ。

だから初期の頃の楽曲は今でもけっこう記憶しており、
百曲くらいは普通に歌えるし、
その事を彼女はもちろん知っていたはずだ。

「母親にとって、子供はいつまでも子供なのよ」

僕が「いい年」になってから彼女がたまに呟く
その言葉の意味が少しだけわかった気がする。

いつもくだらないネタばかりのこのブログだが、
珍しくちょっといい話っぽくなってきたのでこのまま続けよう。

(僕の知らないうちに)社会現象にまでなったという、その
「真夏の大感謝祭」というタイトルの三十周年記念ライヴは、なんと
四日間で約30万人を動員したスゴいものだったようで、
桑田氏のインタヴューを中心に展開するそのドキュメントを、
とても懐かしく、興味深い思いで見ていた。

「'70〜'80年代の曲のメドレーが一時間」などと聞くと、
バックに流れるそのメロディーに合わせて
一緒にローンプレーン(歌う)しつつ
(う〜ん、このライヴ観に行けばよかったなあ)なんて、
ライヴになど出向いた事がないくせに思ったりもした。

振り返れば、僕は今まで
特定のミュージシャンの熱烈なファンになったことは一度もなく、
ライヴなどもほとんど観に行ったことがない。

サザンのライヴのチケットだって、
知人から手配を頼まれた時に余ったものを
ネットで売ってしまったくらいだ。

いや、確かあの時はお店をやっていたから、
時間的にどうしても行けず、泣く泣く処分したのだけどね。

番組を見ていると、リハーサルでの模様は、
その場でどんどんアレンジを替えていったり、
曲順や演出を必死で考えたりと、なかなか興味深いもので
ますます「観たい(聴きたい)」と思わせるものだった。

そんな中、ライヴのタイトルにもなっている通り、
ファンに対しての「感謝」の気持ちを語るメンバー達の姿を見て、
先日の授業のことを思い出す。

ニッポン語のクラスで
「感謝」というトピックについて話した時、
「ニッポン人はどうも恥ずかしがってしまい、
感謝の気持ちをなかなか言葉や態度に表せない」
と、自分のことも含めて語ったのだ。

だからと言って、もちろん今ここで
母に対する感謝の意を述べるなどという
サム〜いことなどしない。

そうではなく
「何故本編を一緒に送ってこないのか」
と、言いたい。

だって、映画でいえば「メイキングヴィデオ」のような、そんな
「ライヴの密着ドキュメント」を見せられて、
「ライヴそのもののDVDがない」とはどういうことなのか。

これって罰ゲームなの?


仕方なく、
懐かしいヒットナンバーを、
独り寂しく

口ずさむのだった。


*目薬はとてもありがたい。
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バイカップキー

「やはり免許は必要だろう」と思い立ち、
ニッポンの免許をこちらで使えるように、切り替えに行って来た。

参考のために手順を紹介すると、
まずはニッポン大使館に行き、
在留証明書と居住証明書を発行してもらう。
窓口でその旨を伝えると用紙を渡されるので、
必要事項を記入すれば三十分ほどで即日交付される。
*パスポートとニッポンの免許を忘れずに。

ちなみに、手数料が各640THBと、
意外に高価いのには驚いた。
やはり大使館とは大層なところなのね。

次に、パスポートの必要ページ
1「データ欄」2「最終入国スタンプのある部分」
3「ノンイミグレヴィザ」4「入国審査カード」とニッポンの
運転免許証のコピー(計5枚)をとってからそれぞれにサインし、
モーチットもしくはプラカノンの陸運局に出向く(地図をもらえる)。

インフォメーションで書類をもらい、表と裏に
ローマ字で名前を記入後、9番窓口で全ての書類とパスポート
及びニッポンの免許証を渡す。

しばらく待っていると呼ばれるので、
ホッチキスで閉じられた書類とクリップで留められた
ニッポンの免許証を持って、反対側13番で
「視覚検査」及び「反射テスト」を受ける。
*パスポートはもう必要ないのでしまっておく。

色盲でない事を確認するものと、少し離れた位置から
二本の棒が一致する部分で手を挙げるものと、
ブレーキを踏むテストであり、いずれも簡単に終わる。

全てクリアすればオッケーであり、
再びインフォメーションに行くと番号の書いた紙をもらえるので、
呼ばれ(電光掲示板で表示され)るまで30分ほど待つ。

窓口というか、促されて椅子に座るとそこで
デジカメにて写真を撮られ受付の女子に
「ロー、ロー(いいオトコね)」などと言われつつ
手数料の205THBを支払う。

しばらくすると、プラスティックに印刷された
「バイカップキー(運転免許証)」が出てくるので
それを渡されて終了だ。

陸運局での所要時間は1時間半〜2時間といったところか。
とにかく思ったよりは簡単に済んだ。

タイでの免許証と言っても、要するに「国際免許」であり、
条件としてはニッポンの有効期限内の免許があることと、
ノンイミグレヴィザを持っていることのみで、
本国での期限が切れるまでは一年ごとに更新できる。

一般的な国際免許は有効期限が一年なので、
それ以降はこれに切り替えねばならぬようだ。

優秀な僕の場合(と言ってもゴールドではないが)本国では
五年更新であり平成24年までは有効なので、少なくとも
あと三年はイケるということになる。

ちなみに、陸運局での必要書類には
「3cm×3cmの写真二枚」及び「病院発行の健康診断書」
という記述があったが、結果的にどちらも必要なかった。
写真は用意していったのだが健康診断書は持っていかず、
何か言われたらなんとかごまかそうと思っていたら、
全くチェックされず終いだった。

さすがにゆる〜いタイならではだね。

かかった費用はコピー代(10THB)も含め合計1495THB。
ちょうどタイミングよく、もらったばかりの初任給で払えた。

そう。
A.U.Aの給料は二週間ごとにもらえるため、給料日は
月初めと15日過ぎの二回なのだ。

今まではお金を使うばかりだったから、
例え少ない額とはいえ収入があるのはとてもありがたい。
ただ結局、バイク購入資金で、またまた
まとまったお金を使う事になるのだが....。

まあ、こっちはガソリン代が安いので
毎日の交通費は多少節約できるし、
便利なことは間違いないので仕方あるまい。


さて、運転の荒い輩が多いクルンテープでは
とにかく気を付けてドライヴィングせねばならぬが、
僕が怖いのは、事故よりもむしろ
事故処理をするケーサツの方なのである。

とにかく、タイのケーサツは何を考えているか
サッパリわからぬので怖くて怖くてしょーがない。

その辺りの話はまた今度

じっくり書く事にしよう。

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2009年2月 4日 (水)

フェアン

う〜ん。最近かなり暑くなってきたぞー!!
このまま「太陽の季節」に突入するのかなあ。

暑いのはキライぢゃないから別にいーんだけど、
センセイは一応襟付きのシャツを着なくてはならないので、
毎日Tシャツ短パンサンダルというわけにはいかず、
この先がやや心配なのである。

しかし、クルンテープにはもうずーーーーーーーーーーーーっと
雨が降っていないけど、こんな調子で大丈夫なのかね?
いきなり蛇口から水が出なくなったりしないよね??

ホント、なにかにつけて極端な国なんだよな〜。
マジで。


さて、最近は平穏な日々が続いている。

ニッポン語のセンセイはなかなか大変で、
生徒諸君に興味なさそうな顔をされたり、
目の前で居眠りされたりするとそれはもうかなり凹むわけで、
「明日こそは(素晴らしい授業を)!!」と、
毎日心に誓う日々だ。

来週から「ピアミット」というもうひとつの学校の
「シーズン(BOOK)2」が始まるので、通学が少し
キッキア(億劫)だが、まあ仕方あるまい。

できればバイクを購入したいのだが、実はニッポンで
国際免許を取らずに来てしまったので、こちらの免許に
切り替えねばならずこれがまたキッキアなのだ。

100CC前後のバイクが4〜50000THBで買えるので、
それさえ手に入れてしまえば、後ろにカワイコちゃんを乗せて
クルンテープの街をスイスイ(?)走り回る事ができる。

いったいどこの都市をモデルにしたのか知らないが、
信号が少ない事に加え、東西と南北の道路バランスがかなり悪く、
とにかく渋滞が想像を絶するほどヒドいこの街では、
車を買う気などこれっぽっちも起きない。

某YAMAHAの「FINO」という
可愛らしいスクーターを狙っているのだが、
「ホンダ」が「ヤマハ」に乗ったらマズいかな。


女子関係も全く進展はないなあ。

某「TESCO LOTUS」のレジのおねーさんが
ちょくちょく家に遊びにやって来るけど、
一緒にTV見て(解説付き)、な〜んてことのない会話を
タイ語でするだけで、それ以上の事はない。

お茶とお菓子と帰りのタクシー代(100THB)のみで
個人レッスンしてもらっているようなものなので、
こっちとしては別にいいんだけど、彼女の方がなんとな〜く
それではよくなくなってきつつあるのを感じて、
最近はちょっとビビっている。

申し訳ないが恋愛感情はほぼ「ゼロ」なので、
「miss U」などというメールを送られたり
「キットゥンマイ(私が恋しい)?」とか尋ねられても困るのだ。
まあ、その度に
「オレらは友達やろ」と言ってはいるが....。

今日も仕事が終わった後そのまま制服姿でやってきて、
TVのドラマを見た後しばらくしてから帰っていった。

ちなみにその内容を説明すると、金持ちの夫婦の旦那の方に
愛人と、妾と、養っている学生という計三人のKIK(ギック)がいて、
妻と彼女らの愛憎劇を描いているのだが、なんとも
タイらしい話というかなんというか、五分に一度は
「そんなアホな!」と、つっこまずにはいられぬような話だ。

タイに住み始めた当初、僕は「KIK」という言葉の意味を
「友達以上恋人未満」という風に解釈していたのだが、実は
「浮気相手」という意味を含むことがだんだんわかってきた。

どうりで女子がその言葉を嫌うはずだ。

つまり、相手に直接
「お前はKIKだ」などとはなかなか言いにくいし、
フェーン(恋人)がいない僕などは、KIKを作る事自体
物理的に不可能というわけだ。

となれば、僕としてはそれに変わる
新しい言葉を作らなければなるまい。

「友達以上恋人未満」を直訳すれば
「ノイクワフェーンマークワプアン」となるが、
もちろんこれでは長すぎるので頭文字を取って
「N.F.M.P」か。

う〜ん、そんな読みにくいのはダメだ。
どちらかと言えば恋人と友達の造語
「フェアン」の方がよかろう。

よし、決まった。

これからタイでは
「友達以上恋人未満」の相手の事を、男女問わず
「フェアン」と呼ぶ事にする。

そして、二月三日は
「フェアン記念日」になるのだ。


「その方がいいね」
と僕が言ったから

二月三日はフェアン記念日。


*下は紺色のパンツなので、
さほどエロくはないのである。
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シムカードチェンジして使っていた「孫ダフォン」のケータイが
ぶっ壊れた(というか使えなくなった)ので、
モトローラ社のものに買い替えた。
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最近出て来たチョムプーという果物。
これがなかなかうまいのだ。
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2009年2月 1日 (日)

パイティアオ

メシがうまい!

でも、ただそれだけなんだよなあ。


火曜日の夜から、VISAを取るために
「ラオツアー」へ行って来た。
VISA取得可能な国外のタイ大使館の中では
ヴィエンチャンが一番近いと思われるのだが、それでも
国境近くの街ノンカーイまではバスで十二時間ほどかかり、
かなりしんどい旅となるのだ。

書類を提出した翌日にしかVISAがもらえないため、
首都のくせに小さな小さな街ヴィエンチャンに一泊せねばならず、
前回独りで行った時は何もせずおとなしく過ごしたのだが、
今回は連れの男子がいたため
「少しは楽しい想い出を....」と、
ハリキッて出掛けたのではあるが。

感想をひとことで言えば
「もう二度と行きたくない」となり、まるで
「罰ゲーム」のようなその内容は
ここにわざわざ書くほどのものでもないのかもしれぬが、
一応説明だけはしておこう。


とにかく移動が大変なのである。

本来は車で「男女二対二ツアー」の予定だったが、
タイではよくあるようにその楽しげな予定はあっさりと狂い、
野郎二人で拷問のようなバスに揺られることとなる。
何が拷問かと言うと、エアコンが効き過ぎて車内が
「鬼のように」寒いのだ。

ガイドのねーちゃんに
「おいおいなんとかならんのか?このままでは全員死ぬぞ!」と、
訴えてはみたものの、多分温度調節はもちろん、
エアコン自体を切る事すらできぬという単純設計の
いかにもタイらしいバスに乗ってしまったのが間違いか。

リクライニングできるとはいえ、あの狭いシートで
推定気温は摂氏5度前後。
Tシャツポロシャツブルゾンという格好で毛布を被っても
ブルブル震えるほどであり、Tちゃんと二人
「しかし寒いっすなあ」「うん。笑えてくるくらい寒い」などと
時折口に出す事でしか寒さを紛らせないという状況であった。

当然のごとくほぼ一睡もできず次の日の朝八時頃、やっと
ノンカーイの街に到着。
途中で人を降ろすためと荷物の搬送のために、何度も何度も
わけのわからない場所に止まるのでとにかく時間が掛かるのだ。
車で普通に飛ばせば5〜6時間で着くと思われる行程なのに、
なんと10時間以上拷問バスに揺られるのだからたまらない。

タイとラオのイミグレをそれぞれ通過。
日付の勘違いで一日オーヴァーステイしていた事が発覚し、
さんざん待たされて罰金500THBを払わされた後、やっと
ヴィエンチャン行きのバスに乗り、三十分ほど揺られて到着。

ラオの日差しはとても暑く、そんな中散歩がてら
タイ大使館に向かうが、いつまで経っても着かず、近所で尋ねると
「ああ、この間移転したんだわ」とおばちゃんが教えてくれた。

「おいおい。そんな話聞いてないやんけ!」

ただ、怒りをぶつける先もなく、
おとなしくトゥクトゥクに乗る。

書類を提出しお金(2000THB)を払い、街まで歩いて戻り、
「餃子館」という中国料理店でごはんを食べた後、
前回泊まったゲストハウスにチェックイン。

なにしろ、そこの水餃子がめちゃめちゃうまい。

ラオは中華系の人種が多いのか料理店が充実しており、普通に
屋台でクーイティアオを食べてもダシが効いていておいしいし、
少なくともタイの屋台よりは味付けが「深い」気がする。

最近屋台の単純な味にやや食傷気味の僕としては、
その部分だけはラオにかなりの魅力を感じたのである。

何故か眠くないので、前回行ったマッサージ店へ。

とても腕の良かったMャン嬢を指名するが
「ああ、彼女はもう辞めちゃったわよ」と、
おかまちゃんにあっさり言われてしまう。

変わりに出て来たコは、若いだけで
まだテクニックの未熟なガキだった。

「う〜ん。どうも調子が悪いなあ」
その時点で夜遊びにも大して期待はできないと感じていた。
流れが悪い時は、全てにおいてそういうものなのだ。

一寝入りしてから再び街に出るが、
人口そのものが少ないので、可愛いコもやはり少ない。
ディスコが盛り上がる時間までひたすらフラフラしながら、
男子二人でいろんな話をする。
もちろん下ネタも。

胸の大きい女子が共通の好みである僕らは
「自分でB地区を舐められるのは何カップ以上だと思う?」
「そういえばタイって、ニッポンとカップのサイズが違うよな」
などというかなりくだらない話題で、けっこう盛り上がるのだった。

「どんちゃん騒ぎ」の語源と言われる(?)
ヴィエンチャンでは最高級の
「ドンチャンパレス」というホテルの3Fにあるディスコには、結局
深夜00:30頃に出掛けた。

平日にしてはなかなかの人出ではあるが、音は悪いし
DJの選曲もかなりヒドいという状況で、真っ暗な店内をウロウロし、
なんとか数人のカワイコちゃんを見つけ、一緒に踊ったりする。

しかし、最終的にはなんの収穫もなく、結局
エレヴェーターで一緒になった(どうしようもない)コ達と一緒に帰り、
その後は再び「罰ゲーム」となってしまう。


ま、そんな感じで冴えないツアーだったが、
それなりに楽しい事も少しはあったし、今回取った「ED-VISA」を、
一年間有効の「STUDENT-VISA」に切り替えてくれるらしいので、
もうしばらくはラオに行かずに済むなら、まあいっか。

次回のパイティアオ(旅行)は、
もう少し

楽しいといいんだけど。


*カメラは持っていかなかったので写真はないよ。
あまりにも安かったので、学校で着るシャツを買って来た。
先生は襟付きのシャツを着ねばならないからね。
各59000KIP(245THB)。
Img_4641

おいおい、某「Paul Smith」が「メイドインイタリー」って(笑)。
コピーするならちゃんとして欲しいよな、全く。
Img_4653

バッグは39000KIP(162THB)。
Img_4654_2

雨のシーズンに供えて、ウィンドブレーカーも。
65000KIP(270THB)。
Img_4644_2

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