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2009年2月15日 (日)

ノムヤイ

タイでヴァレンタインがこんなに盛り上がるとは知らなかった。

街はバラなどの花で溢れ、道行く人は皆手に花を持っているし、
「happy valentine a day to say I love you forget me not」
なる、いかにも一斉送信しているっぽい
とってつけたようなメールが女子から贈られてきたりする。

少なくともニッポンではそんな経験はなかったなあ。
ん?
ひょっとしてオレだけなのか。

ディスコには派手な飾り付けが施され、しかも
土曜日だったこともあり、恐ろしいほどの人出だった。
そして会う人会う人が、互いに
「ハッピーヴァレンタイン!」と口にするのも
ちょっとしたカルチャーショックだった。

アメリカ文化の影響が色濃いためなのだろうか。

おかげで大好物のチョコレートをもらい損ねたが、
ま、いつものストックだけで十分と言えば十分ではある。
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それに、替わりに素敵なものをもらったから
全然マイペンライなのだ。


いつものようにディスコに行く前、
「ひさしぶりにソイカウ(ボーイというゴーゴーバーの集結路地)に
顔出してみようぜ!」ということになり、野郎四人で出掛けた。

オレのお気に入りのコがいる店は敢えて覗かず、今回は
I君のお気に入りの女子が踊っている店に。
彼女は「コヨーテダンサー」であり、ゼッケンを付けて
やる気なさそうに踊るいわゆる商品の女子達とは違い、
ショーの時だけ駆り出されるダンスのプロ。

というわりに、普段ディスコで見かける
ファンキーなタイガール達の踊りとさほど区別がつかなかったが、
まあ、腰のくねらせ具合はやはり一級品なのであろう。

ステージの上、I君のお気に入りのロリ系カワイコちゃん
(彼とはちょっと趣味がカブる)の隣で踊る、
ゴージャスなグラマーガールにオレの目は釘付けになる。

「おお〜。アイツ可愛いやんけ。
しかもめちゃめちゃ○○がデカイ(ノムヤイ)ぞ〜♪」

同じく「○っ○○好き」のTちゃんとオレは、
彼女のダンスを眺めながら、完全におっさんの口調で盛り上がり、
ショーが終わると、当然のごとく
大騒ぎしていたオレ達のところへ、腰を振り振り
彼女はやって来た。

速攻でオレの口から、
もうすっかり使い古したセリフが出る。

「オレたちは今日色んな店を廻ったが、
お前が一番キレイだ。うそぢゃあないぞ!
本当に。マジマジ!」

ちなみに一番は「ティースットゥ」と言う。

「スゥワイジャンルーイ(めちゃめちゃキレイ)」とか
「スゥワイルアグァーン(最高にキレイ)」とか
「スゥワイナーウグァーンパイ(キレイ過ぎやろ!)」
など、女子の容姿を褒める表現は色々あるが、
そういう店で働くコには
「ポムキットワークンスゥワイティースットゥソイカウボーイジンジン
(オレが思うに「ソイカウ」ではお前が一番だなマジで。うん)」と、
「特定エリアに関してのみ一番」だと敢えて言うようにしている。

決して「世界一」とか「クルンテープ一」などという
調子のいいことは言わない。
「ソイカウではお前だけど、ナーナーではどうかな?」的な
「意味深な感じ」の方が、リアルに伝わるように思うからだ。

どんな世界でも「リアリティー」は大事なのだ。

で、横に座った彼女J嬢と十分ほど話をしたのだが、
早く話をつけないと他の店に行ってしまう危険があったので、
やや焦ったオレは、いつもより早いタイミングで
自分のケータイを取り出し
「トラサップナンバーアライ?」と聞き、
番号を押させようとそれを彼女に渡す。

しかし、意外なことに
「ここで番号を教えるのは禁止なのよ。ごめんね」と、
よーするに(店の)ママさんが目を光らせているから
ムリだと言うのだ。

う〜ん。
やはりプロと言ってもダンスのプロはひと味違うな。

「でもだいじょーぶ。ちょっとタバコ吸ってくるね」
と、一度席を離れた彼女。
「な〜んだ。タバコ吸うのか」と、ちょっと残念だったが、
しばらくして戻って来ると、オレの手に
ガムのパッケージを切り取ったメモを握らせるのだった。

「う〜ん。なんだかちょっといいなあ。この感じ」

な〜んて思いつつ、気を遣ってJ嬢をオレに譲ってくれた
Tちゃんに感謝するとともに、逆に
「これは(対応を)ちゃんとしないと怒られるぞ」と
プレッシャーを感じることにもなる。

で、今日早速連絡をしてみたのだが....。

先日のブログでタイ語習得状況を簡単に説明したが、
実は問題はトラサップ(電話)での会話なのである。

面と向かって身振り手振り付きで話すのと違い、
とかく早口になりがちなトラサップにおいての会話で、
「タイ語オンリー」な女子とのコミュニケーションは、
五ヶ月経った今でも実際かなり厳しいものがあるのだ。

しかも、タイ語というのは
「ファイナルコンサナンス(だっけ?)」と言って、語尾に付く文字が
「T」なのか「K」なのか「NG」なのかなどによって
意味がまるっきり違い、それは時に
口や唇のカタチで判断可能なのであり、
電話ではそれができないので、とても困ることになる。

そして、相手の言葉が意味不明な時、まずは
「アライナ(ん?なに)?」でオッケーだが、二回三回ともなると
「マイカオジャイ(わからないよ)」と言わねばならず、それが
何度も何度も続けばきっとイヤになるだろうと、
こちらも気を遣わざるを得ない。

「コートーナ。ポムプットゥパーサータイマイケン
(ゴメンよ。オレタイ語下手だから)」と言えば、大概は
「マイペンライ(だいじょーぶよ)」と、返ってはくるが
例えば待ち合わせをしたり、ちょっと深い話になった場合、
意思の疎通にかなり苦労することは確かなのだ。

お約束のディスコヒットナンバーが流れた後、
「ハロー」と電話に出たJ嬢との会話も、最初は順調だった。
しかし、
「お前と友達になりたいんだ」
「仕事が終わってから逢えるか?」
「休みの日は何をしているの?」くらいから雲行きが怪しくなり
「店以外でお前と会うのは難しいってことなのか?」あたりではもう
こちらの言葉はしどろもどろ、意味が分からず何度も聞き返す、
という状況が続く。

それでも彼女は、辛抱強く話に付き合ってくれた。
ルックスだけでなくジャイディー(心優しい)でもある。

最終的には、
「とにかくオレはお前に逢いたいんだよ。だから
もしお前がオレに逢いたくなったら電話をくれないか」
という話をしたわけだが、きっと掛かってはこないだろう。

あの短い時間で、かなりゴージャスな彼女がオレのことを
そこまで気に入るはずもないからな。

モテモテ君たちなら話は別かもだが。


というわけで、さっきひよこ2から電話があって、
「明日朝五時出勤だから泊まってもいい?」と聞いてきた。
今日は彼女が休みのためタイ語レッスン(?)の日なのだが、
しょーがないから「別にいいけど」と答えるしかなかった。

ていうかキッキアだよなあ。
だって、一度五時前には起きて、どうせ
ロータスまでは送って行かねばなるまい。

「お前とは友達だぞ!」と、しつこく言ってあるのだが、メールでは
「miss U」連発だし、電話でも
「キットゥンマイ?」とか聞いてくるからけっこう鬱陶しい。

ロータスのレジ係の三十路バツイチ女。
11人のギックがいたという元旦那との間に
11才になる娘がいて、週に一度は彼女と会う一児の母でもある。

オレにはやっぱりゴージャスなコヨーテガールではなくて、
「場末の(?)スーパーのレジ係」あたりがお似合いなのか。

ほんの一瞬そう思わなくもないが、
「いやいやいやいやいや。オレはまだまだイケるんだ」
と、首をぶるんぶるんと振って頭を冷やす。

間違いなく制服を持ってくるひよこ2の誘惑に負けず、
オレは果たしてこの夜を無事に過ごせるのだろうか。

マイペンライ。

まだそこまで堕ちてはいない。
スーパーマーケットの制服ではなく、
マーハーウィティアライ(大学)の制服プレイなら
もちろん喜んでするよ。うん。

J嬢も実は21才の現役女子大生。

しかし、そのチョイスの権利は
いまのところオレにはないのも、

紛れのない
事実なのである。


*昨日タイにやって来たニッポンの女子友達Y島のそのまた友達
O君がわざわざ持って来てくれた彼女のおみやげの中には
今年唯一のチョコレートがあった。
こういうのはけっこううれしいものだったりする
(某スガキヤのラーメンも!)。
Img_4976

「是非会いたい」というO君は、けっこう重いのに「きしめん」を。
「弱冠21才タイ好き」の彼が、オレなんかの話を聞いて
何の役に立つのかは謎だが、そう言われてやはり悪い気はしない。
Img_4963

そしてこれがそのガムパッケージ(おそらく)の切れ端。
Img_4971

タイガール達は基本やさしいので、トラサップまでは聞ける。
しかし、その先は意外に難しいのだよ。うん。
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