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2009年3月30日 (月)

ハーン

まさに「真っ向勝負」なのである。


「アメージングなことたくさん!」なタイ王国のことだから、
これは大した話ではないようにも思えるが、少なくとも
ニッポンや他国の常識からすると不思議に感じるのは
同業他社の隣接具合。

例えばコンビニエンスストア。

うちの近所のスクムヴィット通り沿いには、
実測したわけではないが大凡20mほどの距離に
「セヴンイレヴン」と「ファミリーマート」が軒を連ねる。

品揃え、価格はほぼ同等であり、
さほど多いとは思えない人口から考えても、
需要的にはどちらか一軒で十分なはず。

競争の原理から考えればこれはまだいいが、たまに
「セヴンイレヴン」が数十メートルの距離に二軒並ぶこともあり、
たとえ「直営」「フランチャイズ」と形態に差はあれど、
顧客を喰い合うであろうことは日の目を見るよりも明らかだ。

ま、それでもコンビニ程度ならまだ話はわかるが、驚くのは
「ハーン(大型店舗)」が隣接、というか近くにあることであり、
中心地にある百貨店ならまだ話はわかるが、街からやや離れた所に
スーパーマーケットが、広めの道路を挟んで二軒
「ドーン」「ドーン」と建っているのを見ると、
「よくやっていけるよなあ」と感心してしまう。

もちろんどちらもバカでかい「巨大店舗」であり、くどいようだが
一軒で十分なはずなのにも関わらずである。


さて、タイにある大きなスーパーマーケットは主に三つ。
「TESCO Lotus」「carrefour」「Big C」であり、
某「テスコロータス」は、その名の通り
UKの企業と中国系タイ企業CPグループのジョイントベンチャー、
某「カルフール」はフランスの大手小売りチェーン、そして
某「ビッグシー」はタイの地元企業とのこと。

プロンポンからしばらく南に下った所に、ラマ4世通りを挟んで
「TESCO lotus」と「carrefour」が向かい合っているのだが、
まさしく目と鼻の先なので、この迫力は実際スゴいものがある。

ちなみに、オレの住む場所に最も近いBTS駅
「オンヌット」にも、駅隣接(直結)の
「TESCO Lotus」、そしてスクムヴィット通りを挟んで逆側の
オンヌット交差点近くにやはり「carrefour」があり、ここでも
日夜しのぎを削っているのだ。

まあ、こちらは(現在のところ)終着駅付近ということもあり、
人の流れが半端でないくらい多いのは事実なので、まだ
わからなくもないが
「ラマ4」を挟んだ方に関しては、関係のないオレでさえ
心配してしまうような立地条件であり、後から進出した方の戦略には
首を傾げたくもなるというものだ。


ところで、「その三つのうちどれが?」という件であるが、これまたどこも
「ドングリの背比べ」であり、思わず笑ってしまうほど大差がない。

米国の某「ウォルマート」のようないわゆる
「ハイパーマーケット」形式の店内には、食料品はもちろんのこと
TV家電などの電化製品(ケータイ含む)、日用雑貨品や衣料、
果てはバイクまで何でも売っており、建物内には薬局、本屋、
レンタルDVDショップもあるし、ファーストフード店などの
飲食店と共に独自のフードコートも併設している。

ただ、「BIG C」だけはもう少し規模が小さいかもだが、いずれも
「そこへ行けば何でも手に入る」レヴェルではあろう。

これはニッポンにいる時からの悩みでもあったが、どうやら
スーパーマーケットそれぞれに得意分野があるようで、
「ここはこれが安いがこれはダメ」といった感じで、それぞれに
いいところとそうでもないところが必ずあるので、困ったものだ。

本当に優劣がつけ難く、強いていえばスタッフの制服でやや
「カルフール」がリードしているような気もするが、野菜が高価いし
「Big C」はフルーツが高価いがカノム(お菓子)系がやや安く、
バランスが取れているのは結局「ロータス」なのかなあ。

不満なのは、それぞれの「衣料とファブリック系のダサさ」であり、
カルフールなどフランスの企業のくせに、なぜあんなに
カッコ悪いものしか置いていないのか。
ニッポンで言えば某「ユニー」並みのヒドさであり、オリジナルとなると
所詮スーパーにはその程度しかムリなのかな。

オランダの某「HEMA」を見習って欲しいものだ。

ただ、需要のある価格帯が安いから、
まあ仕方ないのかもしれぬが。

今日は、学校帰りにエカマイの
「ビッグシー」に寄ってみたのだが、近くにないのでたまに行くと
「お。これは安いぞ」とか「おお、こんなものがあるのか」と、
ついついテンションが上がってしまい、たっぷりと
買い物をしてしまった(主にお菓子だけど)。

その後、近所の市場にて惣菜を購入。アパートに戻り
カーオニヤオ(餅米のおにぎり風)と一緒に食べたのだが、
ソムタム(未熟パパイヤのサラダ)、小魚のフライなどは
まだいいとして、バットで売られている
ガップカーオ(ごはんのおかず)に関しては、どうしても
「ぬるい(冷めている)」のがイヤで、今まで
なかなか手を出せなかった。

最初の頃は、どう見てもウマそうには思えなかったのに、近頃は
さすがに同じものばかりで飽きてきたせいもあるのか
「なんだかいけそうな」気もして、例えば挽肉と青菜の炒め物とか
グリーンカレー(のようなもの)とか、挑戦してみてもいいかなと....。

そうなればいよいよ
「マイクロウェーヴ(電子レンジ)」を購入しようかと、実は今
少し悩んでいる。

もうひとつの手としては、カセット用のガスコンロもしくは
電気製の簡易鍋みたいなものを購入し、暖め直す方法もあり、
そうすれば鍋や、場合によっては簡単な料理も可能だからね。

どちらも価格はだいたい2000THB強〜であり、
大した金額ではないが、問題は置き場所だ。
レンジならトゥーイェン(冷蔵庫)の上に置けるが、
やや圧迫感がありそうだしな。

今日「Big C」で、調子の良さそうな電気製の、
テフロンのフライパンと鍋が二段になった調理器具を発見。
あれならけっこう使えそうだったなあ。
普段なかなか摂れない野菜類を食べるのには、たまに
「一人鍋」なんてのも、オツでいいような気もするし。

某「LG電子」社製のマイクロウェーヴと
値段はほとんど変わらなかったけどね。


そんなわけで今最も欲しいものは
電気系の調理器具なのだが、そんなものを買ってしまったら
電気代がバカ高くなることは間違いないわけで。

家賃が値下がりしたから、

まあいっか。


*袋はそれぞれこんな感じ。まだこちらではタダだよ。
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「ビッグC」に売っていたラスクの盛り合わせ。
いろんな種類のパンが入っており、この量で27THBはお値打ちだ。
タイでは珍しく、ほんのり甘くてウマかった。
しかしこんなもの食べてたら間違いなく太るな。
パンって驚くほどハイカロリイなんだよね。
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いつも食べてる小魚のフライ。20THB。
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タイ茄子と魚のレッドカレー(風)。20THB。けっこう辛い。
しかしこれも、ぬるくてはNGなのである。
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コーサナー

TVの話でちょっと続きが。

ひさしぶりに
「人志松本のすべらない話ザ・ゴールデン」の第二弾を見ていたら、
番組の途中でやっていた、あるCMが何故だか気になった。

とにかくCMが好きではないオレは通常、とても便利な
「チャプターボタン」を押してすっ飛ばすのだが、たまたま
そのままにしてトイレに行った間にその歌が流れてきたのだ。

「終わらない仕事はないーーーー♪何度振り出しに戻ろうとも〜♪
終わらない仕事はないーーーー♪また次の仕事が始まるだけ〜♪」

TVの前に戻って画面を見ると、
スーツを着たちょっとカッコいい若いオトコが、
風を浴びながらそんな風に歌う横顔が映っている。

某グリコの「GABA」とかいうチョコレートのコマーシャルだ。

巻き戻してよく見ると、途中で上司に怒られてているカットの後
「ストレス社会で闘うあなたに」とテロップが入り、商品名の前に
「メンタルバランスチョコレート」とかいう、
たいそうな説明が書いてあるのが確認できた。

そのチョコレートは、随分前に店で差し入れをもらって
食べたことがあるが、缶入りの球状になったもので
味はごく普通だったような気がしたが、まさかあれが
「メンタルバランスチョコレート」(なんやそれ!?)だとは
知らなかった。

それにしても、なんとまあ夢のないことだ。

たしかに、仕事とは楽しいばかりではないし、
ストレスが溜まることだってたくさんあるに違いない。
だとしてもだ。
某「リポビタンD」のような滋養強壮剤などの宣伝ならまだしも、
チョコレートのようなお菓子まで、そんな風に訴えかけて
販促をしなくてもいいんぢゃないか。

見ていてなんだか、
ものすご〜く寂しい気持ちになってしまった。

現在、仕事をしていないオレが
エラそうに言う筋合いではないのかもしれない。
ただ、これから仕事をしようという若者達が
そんなものを見せられていったい
どんな気持ちになるのかと想像すると、心配にもなる。

楽しい仕事だってたくさんあるはずだ。
ていうか、要は考え方次第であり、どんな仕事だって
「楽しくやろう」と思って、それなりに工夫してやれば
楽しむことだってできるはずだと、オレは思うのだ。

キレイゴトかもしれない。
でも、そうしないとやっていられないことだってある。

こっちに来る前、なにを思ったか急に働きたくなり、一週間ほど
宅配会社の扱う郵便物の仕分けのアルバイトをやってみた。
情報誌を見ても、短期の仕事にはチョイスの範囲が少なく
それくらいしかなかったのだ。

面倒くさがりのオレに、そんな
単調な作業が果たしてできるのかと心配だったのだが、
慣れない手つきでやっているうちに、だんだんコツを覚えてきて
そのうち、山ほどある郵便物の仕分けを
「いかに効率良く終わらせるか」ということに神経を集中し、
いろいろと新しい方法を試したりしながら、それなりに
楽しくやろうと考えたものだ。

そうでもしないと、それこそ先述の歌ではないが
何千通、何万通という量の郵便物の入ったハコが
次から次へとやってくることに対し
精神的に参ってしまいそうだったから。

実際、終わらない仕事はないのだ。
何千通もある宛先がバラバラの封筒も、皆で手分けして
コツコツと手作業で仕分ていくうち、いつかは必ず終わる。
そして、また次の段ボールに取りかかるだけ。
ひたすら、それを繰り返していくのみ。

確かにそのCMの歌の通りではある。
でも、そんな風に考えたら、仕事なんて
苦痛以外のなにものでもないのでは。

一週間だから耐えられたのかもしれない。
ただ、そういう類いの仕事でも、やってみれば
それなりにできるものだということがわかったし、
いろんな意味で勉強にもなったような気がする。


なにが言いたいのかよくわからなくなってきたが、
そんなたかが一本の15秒CMの中に、
ニッポンの現状を垣間見たような思いがして、
切なくなってしまったという話だ。

そう考えるとニッポンのTVのCMなんて、本当に
しょーもないものが多くて困るし、なるべく見ないようにしてきたが、
最近はネット広告の効果が高まってきたことに加え、
スポンサー企業も景気が悪いこともあり、ますます大変なのだろうね。

ネットの広告でも、見ているとイラッとくるものが結構あるし。


それに比べると、タイのCMや
コーサナー(広告)は、夢があってとてもよろしい。

とにかくなにかと大袈裟で、
「なんやそれ!」と思わず笑ってしまうようなものが多いが、
それでも基本的に明るくて、わかりやすくて、ストレートな表現に
好感が持てることは間違いないのだ。

「なんでもアリ」のこの国の特徴のひとつかもしれぬが、少なくとも
寂し〜い気持ちになったり切なくなったりすることがないだけ
よほどマシなような気がする。

確かに、死体でも殺人の場面でも、
派手な流血シーンから果てはドザエモンまで、ニュース番組で
「何でもノーカット」で放送するタイの、事件の内容や、その
「マイペンライさ」に一抹の不安がないわけではないが、
「パワー」や「元気さ」というプラス面のイメージが強いから、まだ
将来への期待が持てるのである。


とにかく、今後ニッポンのTVのCMは一切見ないことにする。
たった15秒で、
そんなツライ気持ちになんて

なりたくないからね。

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2009年3月28日 (土)

ティーヴィー

週末になると、必ずDVDのレンタルをする。

宅配してくれるところがあって(ほぼ)最新の映画や
ニッポンのTV番組をダヴィングしたものが、
毎週一覧表で配られるので(ネットにもメニュウはある)、
とても便利に使わせてもらっている。

しかも一枚45THB(二泊三日)と、かなりお値打ち。

ニッポンでやれば明らかに違法だし、
タイでも恐らくそうなのだろうが、違法コピーがほぼ
黙認状態のこちらでは全く問題あるまい。

数あるTV番組の中からチョイスして毎週見ているのは三つ。

「たかじんのそこまで言って委員会」
「情熱大陸」
「あいのり」である。

「あいのり」は次回で終わってしまう。
以前、半ば本気で「ラヴワゴン」に乗ろうと思ったことさえあり、
「恋愛好き」のオレとしてはちょっと寂しいのだが、
まあ仕方あるまい。

ちなみに、ワンセットで90〜120分の番組が組み込まれており
そのチョイスはこちらではできなくて、「あいのり」とは
「グータンヌーボ」「恋するハニカミ!」「アナザースカイ」
というわけのわからない番組がセットなのだが、もちろん
1ナノも見たことはない。

そして、ニッポンのことにはあまり
興味がなくなってしまった今となっては必要ないような気もするが、
一応ニッポンで起こったことを少しだけでも知るために見るのが
「そこまで言って委員会」であり、セットされるのが三十分番組の
「情熱大陸」なのである。

ニッポンでは見たことがなかったが、これがなかなかおもろい。
葉加瀬太郎のヴァイオリン曲で始まるオープニングも良いし。

他には「ガイアの夜明け」や「カンブリア宮殿」も見ていたが、
こちらでお金を払ってまで見る気はしないし、けっこう好きだった
「サンデージャポン」は、残念ながら番組表にはないのだ。

あとは、特別番組で格闘技や「M-1」などの
お笑いのバラエティーを少しだけ見ている。もちろん
「人志松本のすべらない話」も、ゴールデン版は見られるが、
通常放送はメニュウにないので、妹にダヴィングを頼んである。


さて、昨日見た、おそらく先(々)週放送分だと思われる
ニッポンのTV番組を見ての感想を少しだけ。

まずは、「そこまで言って委員会」で初めて知った
「高速道路1000円で乗り放題」の話。

これはアカンやろ!?
だって、税金で補填されるんぢゃないの。
そんなの、バンバン旅行にいける余裕がある人と
そうでない人の不公平感があからさまではないか。

確かに、多少消費が潤うかもしれないが、
高速道路関連のサーヴィス業種と、一部の観光地に限った話であり、
根本の押し上げにはならないだろうから、大した意味はないのでは。

あと、自民党と民主党の話。
小沢さんの秘書逮捕で状況がややこしくなったようだが、
結局はどちらがやっても一緒だろう。

今はいろんなことに突っ込んで「正義」を演出し、
「改革」などと威勢のいいことを言っているが、実際に
政権をにぎってしまえば、どうせ
同じようなことをやるのがオチのはず。

ちゃんとしたリーダーがいないのはどちらの党も同じであり、
「すごい人」が出てこない以上はなにも変わるまい。
そういう人物が表れないことが現在のニッポンを象徴しており、
ここニ十年ほどの暗〜い時代のツケが、廻って来ているのだ。

政府やマスコミがこぞって
「夢も希望もない」ようなムードを作ってきたのは事実で、
そのため、若いコたちは向上心を失っていき、
「老後のために貯金」などと言う輩が増えたのではないのか。

「サンクチュアリ」のような世界は、所詮
コミックの中にしかないのだろうか。

「24」というTV番組シリーズの中で
黒人が大統領だったのが、現実の話となったアメリカとは
「ドリーム」に対する感覚がまったく違うのかもしれない。

タイでは政権が交代し「民主党」が与党となったが、今週は
今でも根強い「タクシン派」が大規模なデモを行っており、
この戦いはいつまでも尽きることがなさそうな気配だ。
まだ若いハーヴァード卒の秀才アピシット首相も、やはり
「操り人形」の感が否めないし、
「本物のカリスマ」が不在なのはニッポンと同じである。

某タクシン氏は確かにすごいと思うが、私利私欲に走ってしまえば
「国のため」という言葉も薄っぺらく聞こえてしまう。

この国の将来もスゴく心配だが、ニッポンの将来はもっと心配だ。
若者達に「ニッポンをもっと良くするためにオレたちが頑張ろう」
などという気持ちが生まれるようにはどうも思えないし、このままでは
老人達が集って高度成長期を振り返り
「昔は良かったなあ」と、目を細めるだけの国になってしまわないか。

まあいい。
そのうちきっと「スゴいヤツ」があらわれて
ニッポンを変えてくれることだろう。
今はそう願うしかない。


「情熱大陸」には、作詞家の松本隆氏が登場した。

「最後の作詞家」と呼ばれる彼は、実際
スゴい数のヒット曲を生み出しており、時代的にピタリとハマる
オレとしてはその曲名を聞いてたいそう懐かしい思いがした。

中でも、その昔部屋にポスターを貼ったことのある
「聖子ちゃん」の曲がとても多く、彼女がインタヴューに出てきて
ちょっと「おっ」と思ったのだが、その姿にオレは
少なからずショックを受けたのである。

「なにライト」を当てられているのかはよくわからぬが、とにかく彼女が
「聖子ちゃん本人であること」と
「グレイのタートルネックセーターを着ていること」以外は
さっぱりわからぬほど、画面が真っ白に
「とんでしまって」いるのだ。

お肌の状態がよくないのか、老いを晒したくないのかは知らぬが
「なにもそこまでしなくとも」と思うほどヒドかった。

それならば、もう露出をしなければいいと思う。
確かに彼女は「永遠のアイドル」でなければならないのだろうが、
なんだか潔くないのでは、と感じてしまう。

引退のタイミングを完全に逃したな。

あと、松本隆氏が
「不自然なことを全部消してっちゃう」と、
作品を生み出す時、不自然なことは一切必要なく、
自然な状況の中でしか、人の心に伝わるいい作品は生まれない、
というような意味のことを言っていたのが印象的だった。


「あいのり」は、まあいいよね。

恋をすることによって、人の心が動いていったり、
旅をすることで、人間性が変わってしまったりするのが
見ていて興味深かったのだが。


ただ、こうして、
たまにニッポンのTV番組を見たりしながら
ブログを書いていると、ニッポンにいた頃と
なんら変わりがないような不思議な気持ちになる。

現実にオレは、タイにやって来て、この国で
なにか新しいことをやってみようと思っていて、今はその
可能性を手探りしている段階なのだが、
生活があまりにもラク過ぎて、ちょっと麻痺しそうな、
なんだかいや〜な感じなのだ。

まあ、そんなに焦る必要もないとは思うが、
「そろそろ本気を出さなきゃなあ」という気にも
少しだけなってきた

今日此の頃なのである。


*空を見ればもうすっかり夏の雲だ。
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2009年3月27日 (金)

ナックリアン

平和な日々が続いていたが、今朝
ちょっとした事件が起きた。


朝(というか昼過ぎ)、いつものようにリュックを背負い、
学校に出掛けるため愛車ジアブにまたがろうとすると、
「タイヤがパンクしてるみたいだよ」と、
同じアパートの住人の顔見知りのおっさんが
フロントタイヤを指差して声を掛けてきたのだ。

見てみるとたしかに空気が抜けている。

「マジで〜!?ねえねえ、どうすればいい?」
「近くに自転車屋さんがあるから、そこで修理してくれるよ。
そこを右に曲がってすぐ左に曲がって
真っ直ぐ行った所だけど、わかる?」

言われてみれば確かに、一本手前のソイ(路地)に
それらしき店があったのを思い出した。

「ありがとう。今時間がないから後で行ってくるよ」

遅れてはマズいので、とりあえずそのまま
ひさしぶりにバスとBTSを使って学校に向かった。

所要時間は徒歩十分を含め片道約三十分。
これはスクーター使用時とさほど変わらないが、
往復の交通費は定価で76THBであり、
最近相場が上がってきた(28THB/L)とはいえ、
ガソリン代に比べるとかなり高いことは間違いない。

渋滞する車の間をすり抜けて運転するのは、
神経を使うしけっこうしんどいが、やはり
「スクーターは便利だなあ」と、
寒過ぎるBTSの車内であらためて思った。

それにしてもタイピープルは皆、本当に親切だなあ。

「盗まれないように」と、他のバイクとは別に、外からは死角になる
車の陰に置かせてもらっているのだが、それでも、持ち主の
オレよりも先にパンクを発見してわざわざ教えてくれるなんて。

多分セキュリティーのおっさんか誰かが最初に気付き、
すぐにそこらで噂になっていたのだろうが、
「あの変なニッポンジンが来たら教えてやらなきゃ!」などと、
みんなで話し合っていたに違いない。

もし、知らずに「ブーン」と走り出してから気付いたとするならば、
場合によってはホイールがガタガタになっていたかもしれない。

学校から戻って、猛暑の中、約1kmの道のりを
汗だくになりながらジアブを押してようやく辿り着いたその
チャクラヤーン(自転車)屋のおやじさんは、メモを見ながら
「タイヤノクウキガヌケテイマス」と、何故だか
ニッポン語で話しかけてきた。

「ニッポンゴヲベンキョウシテカラマダ
ソレホドジカンガタッテイマセン」

それにしては、なかなか上手いではないか。

コンジン(中国人)のような風貌のコンタイのおっさんが
パンクの修理をしてくれている間、しばらく
ニッポン語の会話におつきあいをさせてもらう。

チューブに空いた穴が大き過ぎて修理はできず、結局新しい
チューブに交換することになったが、それでも
150THBで済んでよかった。
仮にホイールを交換するハメになったならば、恐らく
数千バーツは必要だっただろうからね。

道が決してよくないので、バイクのタイヤが
パンクすることはよくあるそうだ。
とにかく被害が少なくて本当に良かった。


その後、Kンちゃんにニッポン語を教えるため待ち合わせ場所の
某「TESCO-LOTUS」オンヌット店へ。

二十二才女子大生のKンちゃんは、ずいぶん前、
フアヒンへ小旅行に出掛けた時のメンバーのひとりで、
オレのカメラのメモリーの(セクシーな?女子の)写真を見て
すっかり変態扱いされてから、しばらく会っていなかったのだが、
先日ひさしぶりにJ君達と四人でごはんを食べに行った時、
「ニッポン語を勉強したいの、私」と、頼まれたのだ。

たしかに初めて会った時から彼女はそんな話をしていて、旅行中に
「マジで〜?」「ありえな〜い」などを何度も練習させて、
「すぐに役立つニッポン語講座」を開いたものだったが、
どうやらけっこう本気のようなのだ。

「もし、時間があるなら私にレッスンしてくれない?」

そう言われた時、最初は
「実はオレに会いたいだけで、その口実なのではないか」
と思ったが、どうやらそうではなく、彼女からすれば
学校に行ったりするよりは、せっかく知り合ったニッポンジンで、
最初はド変態かと勘違いしたものの、実は
それほど変態でもないことがわかった(?)オレなら
「センセイにするには適任なのでは」と、判断したのだろう。


さて、過去の経験からして、最低でも
三十分は遅刻してくるだろうと思ったのだが、なんと
待ち合わせの六時ちょうどに電話してきたKン嬢。

「今どこ?」「マックの前だよ〜」「あ、いたいた」
タイガールにしてはとても優秀である。

ロータスは人が多いので、彼女の車でトンローの某「スタバ」に移動。
黒の「TOYOTA-VIOS」はオレが狙っている車であり、
タイで生産しているそれは、タクシーにも使われている
スタンダードな車で、新車価格は60万バーツほど。

彼女の運転がかなり荒いことは、旅行の時に経験済みなので
「カップロットチャーチャーナ(ゆっくり走ってね)」とお願いする。

風があって涼しかったので、テラス席でお勉強。
「シャシュショ」はまだイケるが
「チャチュチョ」「ニャニュニョ」になると、ほとんど
まともに発音できないことが発覚。
さらに、濁音になるともうサッパリ駄目なのである。

「タイ語の発音はメチャメチャ難しいクセに」と思うが
「得意」と「苦手」が言語によって違うのは当たり前か。

「みんなの日本語」という一般的な教材を使い基本から教えるが、
多少は話せる彼女でも、相当時間がかかりそうだ。
「本気で勉強したいのか?」と、もう一度確認し、
どうやらその気のようなので、しばらくは
毎週木曜日に教えることになった。

さすがに「タダ」というわけにもいかず、彼女の経済状況から判断し
「200THB/h」だけもらうことにした。
両親(のどちらか)が中国系で、おそらく家は
そこそこのお金持ちだろうと思われるが、大学生であり
たまにファッションモデルをする以外アルバイトもしていないからね。

友達でやはりニッポン語を勉強したいコがいるらしいので、
「300THB/h」の料金で紹介してくれば、ひとりにつき
100THBづつまけてあげることにした。

Kンちゃんは色白で可愛いのだが、残念ながらオレの好みではない。
なんと言っても、背が高いのがムリなのだ(170cm超え)。
ただ、ナックリアン(生徒)にするのならば、もちろん
その方が良いに決まっている。
真面目だし、おとなしくていいコなんだけどね。

次に車を買う時、現在
「四年落ち」という彼女の「vios」を譲ってくれないかなあ。
物価が安いタイでも、車はやたら高価いし
中古車は信用できないから。

ま、その前にちゃんと仕事してお金を溜めないとね。

そんなことより、ニッポン語の教え方を研究しなければ。
とりあえず基本的なことは(今通っている学校のセンセイ)
S君に聞くとして、どうせならやはり
オリジナリティーを出していかねばなるまい。

気合いを入れて
頑張ることにしよう。


*海へ行く前にちょっと買い物を。
CDは六枚で500THB。
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「いかにもなシャツ」が売っていたので買ってみた。
百種類以上ある中からなるべく地味な柄を、
一時間以上かけて厳選した。
メンズはダサいのしかなかったので、レディースのLサイズを。
生地は怪しいものだが79THB(約225円)は安いよね。
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安いと言えば、
「Wallpaper*」タイ版はなんと120THB。
「ELLE DECORATION」タイ版も100THBと、超お値打ち。
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先日、家に招待してくれてご馳走してくれた上
キムチをわざわざ持ってきてくれたお礼に、
一緒に授業を受けている生徒U嬢の
娘(一才半)にあげるため、トゥカター(縫いぐるみ)を。
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2009年3月25日 (水)

クーイガン

言葉によって意思の疎通が(ほぼ完璧に)はかれるということが、
どれほど素晴らしいか。

海外旅行に出掛けると気付くことのひとつだろうが、
暮らしてみるとそれはいよいよ切実な思いとなる。

「なんて言ったらいいのかなあ....」な〜んて言いつつ、
誰かに何か重要なことを伝える時、慎重に言葉を選ぶ作業なんて、
今思えば楽しくて仕方がなかった。

普段から理屈っぽく、物事を「理詰め」で考えるクセのあるオレは
人を説得したり納得させたりするのが好きで、
自分の考え方や価値感を相手にうまく伝えることができると、
それだけである種の快感を覚えたものだ。

逆にうまく伝わらなかったりするとどうしてもイラッとくるわけで、
ボキャブラリイの少なさや表現力の足りなさに
「まだまだだなあ」と自己嫌悪に陥る。

タイ語を勉強していてあらためて感じるが、ニッポン語というのは
実に細かく繊細な表現までちゃんと言葉が用意されていて、
誰かに何かを伝えるのに、これほど優れた言語は
他にないのではないかと、ニッポン語以外全然知らないくせに
勝手に思ってしまうほど、奥が深いような気がする。

それに比べ単純なタイ語の場合、なにかと頭に
否定の言葉「マイ(〜ぢゃない)」をひっつけるので、なんだか
表現がややこしくなって混乱することが多い。

例えば(液体の温度が)
「熱い」という表現を細かくわける時、タイ語では
「ローン(熱い)」に対して
「ニッノイ(少し)」「マーク(とても)」「マックマーク(メチャメチャ)」
「ジャン(本当に)」「ジャンルーイ(スゴく)」「ルアクグーン(最高に)」
「グーンパイ(行き過ぎ)」などの副詞を付属して表現するのだが、
それらに加え、今日新しく
「コンカーン」という言葉を習い、それをクルーから
「<熱い>までいく手前の部分」だと説明され、
「ニッノイよりも弱い」と言うから
「ほんのちょっと」なのかなと思って辞書を引くと
「かなり」と書いてある。

「はあ?」と思い、突っ込んで聞くが
「コンカーンローン」と「コンカーンマイローン」は
「ローン(熱い)」と「マイローン(熱くない)」の間の、
各々の少し手前の位置にあると、ホワイトボードには書いてある。

「ほんのちょっと熱い」はわかるが、
「ほんのちょっと熱くない」なんて表現はおかしいし、
「熱い」の手前に印がしてあるということは、正確に言えば
「熱いというほどではないが、
もうちょっとで熱いというレヴェルにまで達する」となり、
「コンカーンマイローン」に至っては
「熱くないというほどではないが、
もうちょっとで熱くないというレヴェルにまで達する」と、
それがいったいどれくらいの温度なのか
全く想像がつかない騒ぎとなる。

では、
「マイローンニッノイ(少し熱くない)と使うか?」と尋ねれば
「そういう使い方はしない」と言い、否定の言葉にも付く副詞は
どうやら「コンカーン」だけのようなのだ。

その証拠に、コンカーンは形容詞の前に置かれる。

「ややこしいんだわ!マジで」と、オレが
キレ気味でクルーにしつこくカラんでいると、
「それがタイ語なんだからしょうがないでしょ」と、
コンカオリー(韓国人)のマダムな生徒に諌められ
「まあ、そりゃそうなんだけどね〜」となるが、
結局、ちゃんとした意味はわからず終いだ。

「<ぬるい>でいいやんけ」という話である。

「ウン」という言葉があるが、それは「温かい」であって
「ぬるい」とは微妙に違うし、とにかくクルーPは説明が
「ヘタクソ過ぎ」て、ただでさえわかりにくい「BOOK3」がさらに
コンフューズすることになり、まったくアタマにくる限りだ。

おまけにブサイクなので余計イライラするのだが、
オレがちょっと厳しく質問するとムキになって(いるように見える)
「ガン」と否定してくるので、思いっきり
首を締めたくなってしまう。

まあいい。
タイ語とはそういう言語なのであり、
納得するしかないのであろうが、実際問題
タイピープルを説得したり、好きになった女子を
一生懸命口説いたりする時に、
かなり苦労するであろうことは目に見えている。


で、冒頭の話に戻るわけだが、ラオスに二週間ほど滞在した後
バンコクに遊びにやって来た「山友達」のYちゃんと
昨日ごはんを食べに行ってきた。

ニッポンのオンナノコと話すのは本当にひさしぶりだったので、
ごく普通の世間話なのにもかかわらず、
なんだかとても楽しかったのだ。

「やっぱりニッポンの女子が一番いいなあ♪」な〜んて、正直な話
あまり認めたくはないことを、彼女の前でつい口走ってしまったり
ビールを少し飲んだだけだったわりには、テンションが高かったかも。

それにしても彼女は相当素敵な出で立ちであり、予想通り
「山(レイヴ会場)」でいつも会う時と同じ格好だったのだが、その
頭をカラフルに彩るエクステといいエスニックな柄の
「貧乏っちゃま風」(背中がセクシーに見える)ワンピース(だっけ?)といい、
カオスな街のカオスな地域「カオサンロード」に見事にマッチして、
人目を引かずにはいられない。

その証拠に行く店行く店で、
「関西弁バリバリ」のブラジル人のにーちゃんやら、
「バンコクには二百回以上来ている」と豪語する、
ちょっと寂しげな憂いを含むニッポンジンのじーちゃんやら、とにかく
次々といろんな人達から、親しげに声を掛けられるのだ。

共通の知人の話題、パーティーの話、アジアやその他
いろんな国の話など、軽〜く酒を飲みつつ、何故か
イスラエル料理をつまんだりしつつ、色々語り合う。
*豆のフライとかディップなどをチャパタ風のパンと
一緒に食べるのだが、これがなかなかウマいのだ。

最後には、意外にもカオサンの裏に抜けるとある、
チャオプラヤー川を一望できるなかなか雰囲気の良い
オープンエアのバーでカクテルを飲んぢゃったりして、
とても楽しい時間を過ごしたわけである。

本当ならオレが案内せねばならぬところだが、Y嬢が
「前から目を付けてて行ってみたかった」という店はいずれも
「当たり」であり、特に川沿いのそのバーなどは、マジで
「使えそう」な、その辺りには珍しい感じのいい所だった。

しかし、彼女と会う前にタイガールと電話で交わした
「キットゥンマーク(とても恋しいわ)」
「チャーイ。キットゥンドゥワイ。ポムヤークジャポップガンクン
(うん。オレもだよ。君に会いたいよ)」
「ジンロー(ホントに)?」「ジンジン(ホントホント)」などという、
なんだか薄っぺらい(どうしてもそう思えてしまう)
「言葉のやり取り」とは異なり、いろんな事柄について
お互いの思いを語り合うちゃんとしたクーイガン(会話)は、
コミュニケーションの大切さや、その
「感覚」をしっかりと思い出させてくれた。

多分、相手が若くて(24?)可愛らしい
ニッポンのオンナノコだったからであるし、その
シチュエーションや内容が好みにあったからでもあろう。

思えば、過去に恋愛をしてきた相手とは例外なく、
考え方や人と也を、幾度となく繰り返す会話の中から徐々に知り、
自分と共通する部分を発見したりては運命を感じ、
恋に堕ちていったものだった。

そう考えると、この異国の地で、そんなプロセスを踏み、
本気で女子を好きになるなんてことができるようになるのは
いったいいつのことなのだろうか。
というよりも、自分が生まれ育った国の言葉以外で、
お互い価値観を認め合えるようなそんなちゃんとした恋愛が
果たして可能なのだろうか。

もちろん可能に決まっている。

いや、むしろ言葉なんてものは却って邪魔なのか。
恋愛なんて、そんな風に
「理屈」でするものではないのかもしれない。

祖国を離れ見知らぬ土地で暮らすうち、いつしかそうやって
疑心暗鬼になることもあるのだろうね。

できればいつかは、
「言葉なんてものはどうだっていい」
って思えるような
そんな恋愛が

してみたいものである。


*Y嬢は今日パンガン島へ移動した。
一ヶ月ほどいるそうなので、来月には島で再会できるはずだ。
なんとテスコロータス(大型スーパー)ができたらしく、
だいぶ様子も変わってしまったのかなあ。
Img_5258 style="float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;" />

ちなみにクルンテープの地図はこんな感じ。
Img_5259

小ぶりのスイカはかなり安い。
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こうしてスプーンで食べるより、カットして
かぶりついた方がウマいような気がする。
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2009年3月21日 (土)

プー

「カニを一番おいしく食べる調理法は何か?」

もし、そう尋ねられたならば、悩むところではあるがやはり
「しゃぶしゃぶ」と答えるだろうか。

生のまま殻がキレイに剥いてあって、鍋で沸いているだしに浸けると
ふわっと白い花が咲いたようにカニの身が開き、それを
下から口に入れて引っ張ると、骨というかスジというか例の
「白いヤツ(?)」だけが残るという「アレ」である。

バブルの頃一度だけ(たしか北海道で)食べた覚えがあるが、
カニの甘さがほんのりと残り、上品なだしの味とマッチして
とてもウマかったような記憶が残っている。

ただし、あれは「素材のウマさ」が勝負なのであって
「北海道の最高級ズワイガニを食べる場合」という
注釈を付けなければなるまい。

そういう意味では、カニの種類によってそれぞれ
「マッチする調理法」というものが存在するわけであろうし、
例えば上海蟹であれば、蒸すのがベストかもしれぬし
例えばタラバならば焼きガニがいいのかもしれない。

では、タイ近海で捕れた
「プー(カニ)」を食べるとするならばいかがなものか。

深い緑色(生の状態ね!)をした、さほど大きくないそのカニの種類を
なんと呼ぶかは知らぬが、似たようなカタチのカニは
中国でもよく見かけたような気がする。

去年深センを訪れた時、そこですっかりお世話になった
Tちゃんに連れて行ってもらった、雑炊というか
「おかゆ専門店」で食べた、そのカニを丸ごと一匹入れて
米と一緒に土鍋でじっくり炊いた料理は、
カニのだしが米粒の中まできっちり浸透し、何とも言えぬ
深い深〜い味わいが、ショックを受けるほど素晴らしかった。

価格はたしか、二〜三人前で千五百円くらいぢゃなかったかな。

そのコス(ト)パ(フォーマンス)の良さも含めてとても感動したのを
ついこの間のことのように覚えているし、その時に話した、
彼の店のマネージャーのチャイナガールの
「男女関係における考え方の純粋さ」が、なんだか印象深かったことも
「丸ごとカニおかゆ」の味とセットで容易に思い出すことができる。

「それと並ぶのではないか?」
と思うほどウマい料理が実はタイにもあり、こちらで
現地産のカニを食べるなら間違いなく一番なのは
「プーパッポンカリー」であろう。

その元祖を堂々と名乗る店が
某「ソンブーンシーフード」であり、
since仏歴2512(西暦1969)年というから、
まあ、まんざらウソでもあるまい。

その昔、シェフが
「卵を入れてみたらウマいんぢゃないか?」と、
「カニのカレー炒め」を見て思い付いたと言うが、実際
「カレー」とはいっても、基本赤いソースに
フワッとした卵がたっぷりと混ぜられているその味は
とてもマイルドであり、辛いというよりはどちらかというと甘い。

そしてこれがまた、とてつもなくウマいのだ。

過去に三回ほど食べたことがあるが、同じ料理の
「殻を外したヴァージョン」があるのを、今日初めて知った。

そう。
今日はひさしぶりにそこへ行ってきたのである。


ニッポンから知人が遊びに来たのは四人目であろうか。
その度にそれなりの(相手に合わせた)接待(?)をしているが、
今回のゲストは「ややVIP気味」であり、
「とにかくうまいカニが食べたい!」という彼を連れて行くには
そこしか考えられなかった。

ナゴヤの某クラブ(踊る方)のオーナーであるT氏には、
オレがこっちに来る前、挨拶に出掛けた時に、
「今度タイに行こうと思っているので、その節は
アテンドをお願いします」と、頼まれていた。

プーケットがメインの旅行らしく、クルンテープには二泊だそうで
「どこ泊まるんすか?」「ペニンシュラですよ」
「ぺぺぺぺ。マジっすか!?」「けっこう広い部屋らしいです」
「ひひひひ広い部屋?スウィートってこと??」
という会話で、かなりビビらされた。

某「フォーシーズンズ」、某「バンヤンツリー」と並び
クルンテープのホテルでは間違いなくトップクラス。
某「ペニンシュラ香港」のロビーを素通りしたことは何度もあるし、
タランチュラがかなり大きくて毒を持つことは知っているが、
このご時世にそんな高級ホテルに泊まるなんて。

う〜ん。なかなかやるやんけ。

聞くと、旅行には滅多に出掛けないそうで
「どうせなら」ということらしいが、それにしても
プーケットの滞在先もまたスゴい所で、しかも
エアーがビジネスとは恐れ入った。

ん?
バランスとしては当たり前なのか。

しかし、T氏がそこまでカニ好きだとは思わなかったな。
こっちへ来てからずっとカニを食べていたというからね。

「シンガポールで食べたらめちゃめちゃウマかった」という
「カニのブラックペッパーソース」も、初めて食してみたが、
これがまたなかなかのものだった。

アーハーンジン(中国料理)とアーハーンタイ(タイ料理)の
ミックスである「ソンブーンシーフード」の料理は、たしかに
他ではあまりないようなメニュウもたくさんあり、味も
双方のイイトコドリで一風変わっていて、なかなか良い。

オレはそんなにカニが好きなわけではないが、
「これでもか」というくらいお腹いっぱいになるまでご馳走になり
今日一日で一ヶ月分のコレステロールを摂った感じだ。

その後、ふらっとゴーゴーバーに案内して、
お疲れの様子だったので早々にホテルへ戻った。

せっかくなので部屋を見せてもらったが、
さすがにペニンシュラのスウィートはスゴいわ。

廊下のカーペットは高級ホテルらしくもちろんふっかふかなのだが、
部屋の中のカーペットも相当ふっかふかであり、床は
フローリングとのコンビネーションである。
入ってすぐの所には「秘書デスク」みたいなのがあり、なんと
FAXまで完備している。

リヴィングは結構広く、視界が広い角度で確保されており
眼下にはメーナーム(川)チャオプラヤーが一望でき、
イルミネーションで飾られた船が、優雅に
ゆっくりゆっくり動いていくのが見える。

内装はクラシックな感じだが家具はどれも重厚で、悪くない。
壁には「いかにも高そうな」絵が普通に掛かっているし。

一番安い部屋で10000THBくらいらしいから
少なくとも一泊30000THBはするだろう。

ま、一生泊まることはないな。あんな部屋。

ただ、旅費を尋ねたところ思ったよりもかなり安く、
きっと定価ではなくて、力のある旅行会社が
「どうせ空いているなら....」と、部屋のランクを
サーヴィスで上げさせたのだろうと予想される。

そうそう。あと
セキュリティーがしっかりしてるわ、やっぱり。

スクーターでガーンと乗り付けるのは
どうやらオレくらいのものらしく、中に入る時、まず
「友達に会いに行くから停めさせてよ」と断り、
駐車場の隅っこにちょんと置かせてもらった。
*中は高級車ばかりだった。

あと、ホテル入り口でタクシーを呼ぶと
ベルボーイ(外で待機してるサーヴィスマン?)が、
ドライヴァーに行き先をキッチリ説明した後、乗る前に
IDナンバーを控えたカードを渡してきた。

あんなことをされたら、タクシードライヴァーも
いい加減なことは決してできまい。

とかくドライヴァーの質が悪いことで有名なクルンテープだが、
さすがに一流ホテルはやることが違う。
あんなにキッチリしたサーヴィスは初めて見たなあ
(こっちではゲストハウスしか泊まったことないから当たり前か)。

従業員もみんな、感じよかったし。
「マイペンライ」なタイ人をあそこまで教育するのは、
大変なんだろうなあと、しみじみ思う。

待っている間ロビーでカフェラテ飲んだら、
183THBと、思ったよりも安かったけどね。
*ちなみにスタバはたしかショートで90THB。

T氏は、ナゴヤが今いかに厳しい状況かということを切々と語り、オレが
「いいタイミングで」タイに来た、と、何度か言っていた。
同じようなことをけっこう言われるが、今厳しい(景気が良くない)のは
どの国も一緒なのであって、それはたまたまそう見えるだけのこと。

ただ、「コイツなにかやらかすんぢゃないか」というように、ある種の
期待をされているようなところはあるかもしれない。

ま、オレが自分でなにかやるのはなかなか難しいかもしれないが、
こちらで出店したい人がいれば、そのうち
コーディネートくらいはできるようにならないと意味がない。

もし、ケーサツのエラい人にコネクションでもできて、
ひょっとして将来こっちでディスコでもやれそうな話になれば、
いろいろ教えてもらわなきゃいけないし、
スポンサーも募らなければならないから、その時は
お世話になることもあるかもしれない。

実際、ディスコ関係は相当難しいだろうけどね。

明日はさらに夜の街を案内する予定だが、
タイには初めて訪れたという氏の目には
クルンテープの一風変わった盛り上がり方が
いったいどんな風に映るのか、興味深いところではある。


そして、最終日にはやっぱりまた
プーを食べに行くことになるんだろうなあ。

きっと....。


*カメラを持って行けば良かったね〜。
最近どうもキッキアでいけないなあ。
しょーがないからパンフレットで勘弁してね。
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ウェルカムチョコレートとクッキーとフルーツを
もらって来てしまった。
そーいえばコーヒーカップとかも、裏を見たら
オリジナルのネーム入りのものを使っていたなあ。
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2009年3月19日 (木)

ポディーポディー

「週に二回が理想だが、実際には週一」

エッチの話ではない。
オッカムラーン(フィットネス)である。

「一生有効」という、なんともスゴいメンバーになってから
今のところまだ飽きずに通っているし、
十五、六年ほど前、ナゴヤの某ジムに行っていた頃、
「サウナ会員」と呼ばれていたように、
「サウナに入ることだけ」が目的でもない。

では、ジムでいったい何をしているかというと、現在は主に
下半身強化のため、ランニングやマシンを使った筋トレが中心だ。

最初は腕と腹筋をメインにやっていたが、思いのほか
腕が太くなってきてしまい、決してそうなりたいわけではないので
下半身中心のトレーニングに切り替えた。

元々腰が悪いオレは下半身も弱く、これからの人生を考えると
そっちを強化する必要性があるように思えるし、もし上半身が
ムキムキになり始めてしまったら、自分の中の
ストイックな一面がムクムクと出てきて、ひょっとしたら
とどまるところをしらなくならないとも限らないからだ。

オレがもしムキムキの逆三角形になってしまったら、かなり
「おえ〜」ってなることは間違いなかろう。
オレのことを知る読者が、想像しただけですでに
そうなっているところが目に浮かぶ。

そもそもキャラが違うのだ。キャラが。

週に三度は欠かさず通い、かなりいい体をしているTちゃんなどは
「僕にまかせてくれればすぐにバチッとええ感じにしますよ〜」と、
目をキラキラさせながらオレを「その道」に誘うのだが、
「ドS」の彼に「はあ〜い、あと十回」などといぢめられるのは、
御免被りたいものである。

さて、「単調なこと」や「しんどいこと」には滅法弱いこのオレが、
何故未だにジム通いを続けていられるのかと言えば、それは
某「california」のB.G.Mのおかげかもしれない。

米国製の最新マシンを揃えているそこには、ランニングといっても
ベルトコンベア(?)の上を走るタイプだけではなく、
両足を片方づつ乗せて動かすと、柔らかく受け止めてくれる
なんとも素敵なマシンがあり、いつも必ず流れている
ハウスミュージックのリズムに合わせて規則的に
足を踏ん張ることにより、まるでダンスをしているがごとく
飽きずにいつまでも「走って(?)」いられるのである。

意味わかるかなあ。

とにかく、例えばアスファルトの上を走るのとは違い、
足首や膝に受けるショックがとても少なく、なんとも
スムーズな動きで、まるで割れない風船の上を走っているように
心地よくリズミカルな運動が、飽きることなくできるというわけだ。

できればB.G.Mを、ヴォーカルハウスなどではなく
もう少しピッチの早いプログレか
テクノ系に替えてもらえばいうことはないのだが、
まあ贅沢は言うまい。

ダンス好きのオレにとって、リズムに合わせて
ひたすら足を交互に動かし続けることは、ディスコで
ステップを踏む動きに近くて、なんだか楽しくできるのだ。

まあ、そんなことをやるならば本当はエアロビか
コンバットの方がいいのだろうが、多分今やったら体力的にすぐ
「ヘバって」しまうだろうから、まずは基礎からというわけだね。

ただ、それを4~50分続ければけっこうな量の汗をかくし、
表示される消費カロリーは、少なくとも
クイティアオ一杯分は楽に超える。

カロリーの高いパッタイやカーオマンガイまでは及ばないが。

そして、マシンを降りれば両足はけっこう張っていて、すぐに
歩こうとすれば「スッテンコロリ」とこけてしまいそうなくらいだ。

だから、走る前後に足を使うマシンを何セットかキッチリやれば、
けっこういい運動になることは間違いあるまい。

本当は腹筋マシンもやりたいのだが、人気のため
なかなかあかないのだ。という言い訳の上パスしているが、最近は
パンツのゴムの上に数センチ乗っかるほどの贅肉を蓄えてしまい
(座った状態でね!)、このままではヤバいことは確実なので、まあ
そのうちきっと真剣にやるだろう。

もうひとつの理由は、眺めの良さか。

走っている時は、全方のTV画面でやっているサッカーやMTVで
気が紛れるし、もちろん廻りの女子のヒップなども、
かなりよい眺めであり、その引き締まった体は、
密着している服の上からでも十分魅力的に映ることは
ご想像の通りである。

もちろん、オレが女子のヒップを眺めている分、オレのヒップだって
当然のごとく男子からキッチリ見られているわけなので
おあいこ(?)である。

タイガールは本当にスタイルの良いコが多く、まあ確かに
ダイエット目的で通っているおばちゃんも多いが、半数以上は
多分ハイソな女子が、美貌の維持のために通っていて
彼女らが汗をかく姿は、なかなか魅力的なものだ。

できれば一緒にサウナに入りたいが、残念ながらそれはムリ。

ちなみに、以前通っていた某「セントラル」というジムは
プールサイドに温度の低いサウナがあり、水着を着たまま
男女が一緒に入るというシステムだった。

午後から夕方にかけて、会社をサボってプールで泳いでは、
ガラス張りのサウナルームで
「錦(ナゴヤの繁華街)」のおねーさんたちの悪口を聞くのが
楽しくて仕方なかった。

チーママはママの、ママは若いコの、若いコはチーママの悪口を
それぞれ喋るので、その堂々巡り具合がとにかく興味深いのだ。
時代はバブルの終わり頃であり、自分もかなり頻繁に
(高級)クラブに出入りしていただけに尚更だった。

そんなことはまあよいが、ジムが終われば
お楽しみのサウナが待っている。

最近は、サウナの温度も上がり(顔の辺りで90~95℃)、
快適になったので文句はない。

通い始めた当初は温度が低くて、
そう感じるのはひょっとしてオレだけかと思ったが、皆、
温度を上げようと遠赤外線の上に置いてある黒い石に水を掛けて
「ジュワー」と蒸気を出しているのを見て確信を持ったオレは、
清掃係のおっさんを捕まえて
「サウナのくせに寒いやんけ。温度上げてよ」と、
二度ほど優し〜く言ったのだ。

来る度にいつまでもサウナに入っているオレを見て、さすがに
「こいつなかなかやるなあ」と情熱を認めたのか、
今となってはオレの顔を見る度
「旦那。今日も温度はバッチリですぜ!」と言わんばかりに
得意げな表情をしてくるし、今日などは
サウナルームの電球が切れていることを
「今手配していますのでちょっとお待ちを....」と、
わざわざ報告してきた。

もしサウナに何か異変があれば、マネージャーよりも先に
真っ先にオレのところへ来るのでは、と思うくらいだ。

もちろんオレもちゃ〜んと
「トンニーオンサーポディポディー(今は温度ちょうどいいぞ)!」
てな具合に褒めている。

そう思うと、とかく
「仕事をしっかりしない」と言われがちなコンタイも
案外ちゃんとしているような気がする。

特に飲食店などでは、
コンタイを使っているニッポンジン店長からは
「三歩歩けば頼んだことを忘れる」だの
「無断遅刻無断欠勤は当たり前。しかも罪の意識がない」だの
「ちょっと怒ると、仲間が集まって私達全員辞めると言い出す」だの
「せっかく育てたかと思えば、涼しい顔して隣の店で働いている」だの
ひどい言われようだし、ある程度は事実なのだろうが、
客の要望にちゃんと応えようとする姿勢は買えるけどな。

ま、個人差はあるに違いないが。

同じような話で、学校のクルーの件を思い出した。

「BOOK3」になりクルーも変わったのだが、内容が難しくなった上、
今までののクルーに比べ、どうも説明の仕方が
今ひとつわかりにくくてイライラしていたのだが、昨日学校に行くと、
ホワイトボードに、午前中の同じ内容の授業の時に書いた文章が
そのまま丸々残っており、それを消さずに、涼しい顔してそのまま
説明を始めやがったので、頭に来たオレはちょっとキツい口調で
「ちゃんとしてくれないと困る」的なことを授業中に言った。

ま、多少ならいいがすでに二回目だったし、実際ボードに書く内容は
教科書とはちょっと違うし、書きながら説明するのと、
すでに書いてあるものを追ってするのとではニュアンスも変わる。
しかも、それらを全てノートにキッチリ写しているこっちとすれば、
一生懸命書いている最中に、
「ハイハイ。ぢゃあシチュエーションを変えて質問し合って」
などと言われた日には、
「おいおい」となってしまう。

確かに「BOOK3」は、基本的に以前習ったことの復習で、
実際に話してみることを主目的としているのは方針としてわかるが、
そうなると予習復習にかなりの時間を裂かねばならず、現実に
「BOOK2」の時は一日一時間くらいで済んだのが、最近は
理解に苦しみ、二時間近くかかってしまうのに加え、
「わからないところは質問してね」の一言で片付けられると
「もうちっとわかりやすく説明してくれや」と、言いたくもなる。

ただ、授業中だったし、他の生徒の
貴重な時間をそんなことに使ってはマズいのですぐに引いて
「オッケーオッケーわかった。後で話そう」と、
「チロッ」と三十前後独身カレシなしのクルーSの目を見ておいた。

ところが授業が終わり、本などを片付けつつ
「どういう風に言うか」を頭の中で整理していると、
あっという間にSセンセイはいなくなってしまった。

「ま、いっか」

で、今日授業に出たら、
前日とはうって変わってものすごくきちんと説明し、なんと、
わざわざ生徒の方まで歩いてきてオレらの本を指差しながら
「ここはこういう風に解釈します」と、至れりつくせりだ。

もちろん今まではそんなこと一度もない。

「こうも変わるものか」と、
思わず笑ってしまった。

掃除のおっさんと一緒にするのもなんだが、
「客の要望に応える」という意味では
なんだか似たような話の気がする。

多分、サウナの他の客も、学校の生徒も
その状況に満足してくれているというのが前提ではあるが、
とにかく、タイ人の真面目さを象徴した出来事に思えた。
*サウナの適正温度は90℃以上と表に張ってある。

客の要望全てに答えられないことは当然わかっている。

オレもカフェ時代に、店のB.G.Mのヴォリュウムや
エアコンの温度の件では相当悩んだ覚えがある。

特に夏場の温度は、いくら喫茶店とはいえお客様から
「暑いから温度下げてよ!」と言われても
「あまり低過ぎるのもよくないのでは」と、
寒がりのオレなどは、鵜呑みにせず真剣に考えたものだ。

こっちのBTSの車内なんか、
「アホか!」というくらい寒くて閉口してしまう。

そういう意味で
「ポディーポディー(ちょうどいい)」というのは
案外難しいものなのだと思う。

ただ、B.G.Mの音量だけは、
誰がなんと言おうと下げなかった。

DJが選曲している時など
「うるさいから音を下げてくれ」ということがけっこうあったが、
店側の主張として
「音楽」を一番大切に思っていたから、
そこだけはどうしても曲げることができなかったのだ。

そのために、DJの人選はきちっとしてきたつもりだったが、
晩年はそれも叶わなくなってきてしまい、
それは、店を閉めた大きな理由のひとつだった。


ま、いずれにせよどんな商売でもサーヴィス内容とか方針とかって、
従業員全員がブレないように徹底させるのは大変なことだし、
その辺りはきっと経営者の悩みの種のひとつなんだろうね。

いつかは店をやりたいと希望しているオレとしては、
少しでも早くタイピープルの考え方や価値観や
その他諸々を知りたいと思ってはいるけど、
そんなに簡単ではないこともわかるし、
全てこちらに合わせてもらおうとか、
全て相手に合わせようなんていうつもりもない。

ただ、客商売をする時は、なるべく多くの人に
「ちょうどいい」と感じてもらわなくてはならないのは確かだろう。

そういった意味でも
「究極のポディー」を目指そうと
心に誓う

今日此の頃である。


*名前は「ブラックカード」だが、サーヴィスが最高なわけではない。
通常会員にはあるタオルの貸し出しもないしね。
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夏が近づくにつれ、スイカが甘みを増してきた。
今ならニッポンのものとも味に遜色はない。
一回りか二回り小さいが、半分で25THB(約70円)なら
相当値打ちなのでは?
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2009年3月16日 (月)

ドゥーン

あまり便利になりすぎるのも
よくないんぢゃないの?って話。


スクーターに乗るようになってから、当然のごとく
ほとんど歩かなくなってしまった。
近くに行くのにも、サドゥアック(便利)なのでつい乗ってしまう。

先日、家に居る時どーしてもクイティアオが食べたくなったので、
お金と醤油と醤油差しをもって、ほぼ部屋着のまま
スッピンで(当たり前か!)部屋を出た。

「たまには歩いて行こうかな〜」と、
セキュリティーのおっさんに挨拶だけしてから
アパートを後にしてしばらく歩くと、
「ああ、やっぱりキッキア(面倒)だなあ」と思い、一旦は
バイクを取りに戻ろうとするも、なんとか勇気を振り絞って
(というほどのことでもないのだが)やはり歩くことに。

時刻は夜の八時くらい。
風が涼しく、とても心地良い。

しばらく歩いていると
「(スクーターを買う前は)よくもまあこんな長い道のりを
毎日毎日歩いていたものだなあ....」と、しみじみ思うほど、
その距離が遠く感じる。

大通りまで出るのに約800mなのだが、
バイクだと1分くらいだし、実際、その間の移動に
バイ(ク)タク(シー)を使う人がけっこう多いので、道を
てくてく歩いていると、オレンジのベストを着たにーちゃん達が
「乗らない?」と言う意味で、遠くからでも
「プップッ」とクラクションを鳴らしてくる。

コンタイ、特に女子はヒールを履いているせいもあるのだろうが、
とにかく歩くのを面倒くさがるので、けっこう需要があるのだろうし、
10THB(大通りまで)なら、まあ安いのかもしれないね。

オレは、買い物帰りでよほど荷物が重い時しか使わなかったし、
「コンイープンチョープドゥーンナ
(ニッポンジンは歩くの好きなんだよ)!」と、いつも
バイタクのにーちゃん達に説明していた。

そう。
実はオレだって歩くのは好きなのだ。

移りゆく景色を眺めながら、いろんなことを考えつつ歩いていると
それだけでもけっこう楽しかったりするもので、いつもその道を
ガムを噛んで自分なりに軽快なリズムで歩いていたものだ。

あの頃は全く苦痛だなんて思わなかったのに、
ちょっとスクーターに慣れただけで、これほど
気持ちが変わってしまうものなのか。

な〜んて思いつつも、しばらく歩いているとリズムに乗ってきて
ちょっとづつ楽しくなってくる。

犬がボーッとこっちを見ている。
子供達がキャッキャ言いながら走り過ぎて行く。
肌の黒〜い若いタイ人カップルが手を繋いで
なにやら話しながら歩いているのをスッと抜かす。
*タイ人(特におばちゃん!)は基本的に歩くのがかなり遅い。
ピンクのネオンのハーブ入りウィスキー屋さんを通過。
オープンエアのカラオケスナックからは、艶歌的タイポップを
切々と歌い上げるおっさんのコブシを効かせた声が聞こえる。
美容室のおねーちゃん達が、外でごはんを食べている。

そんな見慣れた情景も、ひさしぶりだとつい
「ふふふ」と笑ってしまうのだ。

大通りに出て角を曲がると、たくさんの人通りで
一気に活気が出てくる。
路上に、なにやら並べて売っているおばちゃん達。
ひたすら果物を剥いているおねーちゃん達。
食べ物の屋台も、あちこちにたくさんある。
「セブン」通過、そして「ファミマ」通過(50mほどの距離)。
ちなみに歩道はひどくガタガタで足下をよく見ていないと危ないし、
とても自転車が走れるような代物ではない。

ピークの時間を迎えたsoi93の市場には
買い物客がわんさかいるが、その合間を縫って
「そーいえば、最近ソムタム食べてないや」とか
「たまには唐揚げもいいなあ」などと、ふと思いつつ
細い路地を抜けると、目的のクイティアオ屋さんに到着。

「サワディーカップ。アウ
センレックナームキアオトムヤム、ヌン」

ま、いつものヤツなのだが、一応ちゃんと注文。

クラッシュアイスの入ったブルーのプラスティックのカップに
やはりプラスティックのポットに入った水を注ぎつつ、
通り過ぎて行くタイガール達を眺めていると
「お、あのコ可愛いやん♪」というコがだいたい
ひとりやふたりくらいはいる。

すぐに、ピンクのプラスティック容器に入った
タイ風ラーメン的なものがテーブルに置かれる。

金属のレンゲですくった唐辛子をたっぷりとかけて、
よ〜くかき混ぜる。
コンタイ達はこれに砂糖(大さじ二杯も!)と、
なにやら酸っぱい液体と、おまけにナンプラー(魚醤)を
「ぴっぴっぴっぴっ」と、何度も振りかけるので驚きだ。

オレの場合は、キアオ(ワンタン)に
持参の醤油(たくみあじ)をつけていただく。
センレックという麺は透明でやや細め、
春雨というか某マロニー的な食感。

25THBは安いよなあ。

十分ほどの距離だけど、歩いた方がその分お腹も空くし、
やっぱり少し気分も違うように感じた。

帰り道、ファミマに寄ってアイスを買う。
円錐形をした、よくあるタイプのヤツだ。

20THBを払うと、店員が急にレジを飛び出し、
アイス入ったボックスから一本取って来て
「これもどうぞ」と渡してくれた。

「お。プロモーションやな。ラッキー」

それはソーダっぽいサックスブルーの板状アイスで、
中にはなんと、細かいグミのようなものが入っている。

「なんやこの食感!」

いかにもジャンクな味ではあるが、つぶつぶのグミ(風?)の
「コリコリ」した食感がなかなか素敵で「グミ好き」としては
けっこう気に入ってしまった。

「今度買ってみようっと♪」

ものの見事にプロモーションにハマってしまう、
なんとも単純なオレ。

デザートにアイスをふたつも食べてすっかりご機嫌になり、
「やっぱりたまには歩いた方がいいってことだよな。うん」
と、散歩の重要性をあらためて思うのだった。


その日の夜中。

DVDを見ながら、ちょっとお腹がすいたので、
最近ハマっているフライドポテト風スナックの袋を開ける。

中に入っているケチャップの袋を取り出し、手で開けるきっかけの
「切り込み」が入っていないことにイラ立ちつつ、机の中から
ハサミを取り出して袋を切る。

そして、ふと思う。

「しかしハサミって便利だよなあ。最初に考えたヤツはスゴいな」

今では当たり前のようにどこにでもあるハサミだが、
これがなかった頃はいったいどうしていたのだろう。

非常に単純な作りのようではあるが、いちおう
「テコの原理」(?)を使っているし、刃のエッジの角度だって
おそらく研究しつくされたものに違いない。

まあ、ハサミがなかった時代にまで遡ることもないが、
少なくともほとんどのアルミパックやビニイルに
ちゃんと手で切れるように「切れ込み」の入っている
「便利すぎる国」ニッポンに住んでいたら、こうして、あらためて
「ハサミのありがたさ」に気付くこともなかったはずだ。

そんなわけで、正直な話いろんな部分でやや
「幼稚」に感じるこの国ではあるが、なにかと
便利になり過ぎてしまった感のあるニッポンに比べると、
まだまだある程度の
「余地」があるようにも思えるわけで。


な〜んてことを思いつつ、今日も
某「MAMA」のインスタントラーメンを

独り寂しく食べるのであった。


*タイでダントツにメジャーなインスタントラーメンメーカーだが、
麺の食感は未だに某「出前一丁」の時代のもの。
ニッポンのシコシコ麺と比べると、雲泥の差である。
ただし価格はかなり安い(一袋7THBほど)。
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最近の流行りは、缶詰のイワシとコーン、
レタス及びパクチーとイタリアンパセリのあいのこみたいな葉っぱを
たっぷりと載せる食べ方。
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食べ終わると、
「いかにジャンクか」ということがなんとな〜くわかる。
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2009年3月12日 (木)

チャイマイ?

「最近暑くなってきた」とは言っても
風がけっこう吹くので、まだ今の所は全く問題ない。
朝晩は涼しくて、寒がりなオレは
長袖のシャツ一枚でちょうどいいくらいだ。

元々暑いのは好きなので、タイピープルに
「夏はめちゃめちゃ暑いよ〜!」と脅される度、
「いったいどれくらい暑くなるのか」と楽しみにしているが、
もし、風がまったく吹かないとするならば、
今でも昼間は相当暑いのは間違いない。

アパートの部屋を決める時、いくつか空いていた中から
最も重視した条件は「ベランダの向き」であった。

ニッポンでは南向き、特に「東南角部屋」がよいとされるが、
タイでその常識が通用するわけではない。

コンクリートという物質は熱しにくく冷めにくいため、
昼間に持った熱は日が暮れてもなかなか冷めない。
つまり、陽が当たっている時間が長ければ長いほど、当然
部屋の内部の温度も下がりにくいわけであり、そう考えると
「RC(鉄筋コンクリート造)」のマンションであれば、
南国の場合、必ずしも南向きが良いとは限らないわけだ。

例えば洋服や布団を乾かす時に、どうしても強い
「直射日光」が必要ならば仕方がないが、そうでなければ
「東向き」で十分だとオレは思う。

今住んでいるアパートは、廊下を挟んで
「北東向き」と「南西向き」に別れているので、迷うことなく
「北東向き」の部屋を選んだわけだが、実際
「南西向き」のAちゃんの部屋の方が明らかに暑く感じる。

部屋に接している外壁のコンクリート部分は
朝のごく僅かな時間しか直射日光を浴びておらず、
午後から夕方までバッチリ浴びる逆側の部屋とでは
熱の含有量(?)がかなり違うはずだからね。

特に、夕方のいわゆる「西日」というヤツはろくでもない。
まぶしいし、暑いし、夕陽がよほどキレイに見える、
都会ならば高層マンションか、海辺のコテージでもない限り
西側にベランダや窓などはあまり必要ないように思う。

そんなわけで、現在室温は31℃だが、
扇風機の一番弱いボタンの首フリモードで十分だし、
寝る時はスウィッチを消して寝ている。

そーいえば、タイピープルはよほど暑がりが多いのか
扇風機の風を「直接浴びて」寝る輩が多くて困る。
オレの部屋に泊まった女子も全員そうだったし、どうやら夏は
「エアコンつけっ放し」が当たり前らしい。

暑がりのJ君などはすでにエアコンつけっ放しで寝ているらしいが、
そんなことをしたらオレの場合一発で喉が大変なことになるだろう。
最も暑い時期でも、多分
「首振りモードスウィッチ1」でいけると予想はしているし、あの
「蒸し暑〜い」ナゴヤの夏のことを思えば、タイの方が
よほど過ごしやすいに違いない。


さて、学校の月も変わり、昨日からいよいよ
「BOOK3」になった。
徐々に難しくなってきて、授業中にかなり
「???」となる状況が増えてきた今日此の頃。

元々「文法」はいたって簡単なのだが、その分
「同じような表現を違う言葉でして」みたり、逆に
「同じ言葉に意味がいくつもあったり」するので
なんとも混乱して仕方がないのである。

「<ナ>ミーシークワームマーイ
(<ナ>には四つの意味があります)」

などと当たり前のようにクルーに言われる度、
何故だか「ムカッ」とくる。

1「聞き返す時」
2「お願い」
3「確認」
4「同意を求める場合」

ふ〜ん。なるほど。
これはニッポン語と似ているな。
「2」「3」「4」は一緒かも。

「一緒に行こうな(ね)」
「間違いないよな(ね)」
「確かそうだよな(ね)」
みたいな感じか。

「<ハイ>ミーシークワームマーイ
(<ハイ>には四つの意味があります)」

おいおいまたかよ。

1「〜のために」
2「与える」
3「許可する」
4「強調する」

「2」はニッポン語と一緒だ。

「ハイ。どーぞ」

ま、そんな感じで興味深く覚えられることもあるが、逆に
「は?そんなのニッポン語にはないぞ」と
「イラッ」とさせられる場面もけっこうあるのだ。

「BOOK2」の授業は、コンイエーラマン(ドイツ人)男子と
コンカウリー(韓国人)女子とコンジン(中国人)女子と一緒に受けた。
いずれも年齢は三十代前半で、それぞれその国の特徴というか
国民性が表れていて、なかなか楽しかった。

生徒同士で質問をし合う場面がたくさんあるので、
一ヶ月一緒に勉強をすれば、お互いの生活や性格が
けっこうわかるのだ。

特にEリーという中国人女子は、とにかく性格がキツく、
自分の考えや意見を決して曲げようとはしないところが、
「いかにも」という感じで面白かった。
毎日必ず遅刻してくるし。

「こんなヤツと付き合ったら大変なことになるだろうな〜」と、
彼女が興奮し始めるたび、隣で思ったものだ。

まあ、彼らは逆にオレのことを
「コイツは典型的なニッポン人だな」と
思っていただろうけどね。


ところでタイ語に関してだが
「日常生活ではどうか」というと、これがまた
なかなか上達を感じられなくてけっこうイライラする。

自分が話す方はまだいいのだが、
肝心な時には通じなかったりするし(特に電話)、
相手の話すことが未だにサッパリわからない。
タイピープルは基本的に早口だし、やたらと言葉を
省略する傾向にあるので素人には聞き取りにくいのである。

そんな中でも自分的に
「流行る」言葉が時期によってあるわけで、ちょっと前までは
「チャイマイ(でしょ)?」がかなりブームだった。

同じような言葉で
「ルプラーオ(それとも違う)?」があるのだが、何故かこれは
どうもなかなかうまく使えない。

あとは、
「ドゥアイ(〜も。英語のtoo)」もかなり流行ったな。

そんな感じで、語尾につける言葉は、それをつけるとなんとなく
「カッコいい」ような気がして、とにかく使いたくなるのが、
単純というか浅はかだよね。

それにしても一日たった三時間しか授業がないのに、復習と予習に
同じくらいの時間がかかってしまうのはオレの頭が悪いせいだろうか。
「A.U.A」で、たまに居眠りしながらとにかくひたすら
クルー達の話を聞いていた頃が懐かしい。

ま、それでも今のところ学校は楽しいのでまだよいが、
このまま難しくなっていくとそのうちイヤになりそうな気もする。
それを避けるために、四月か五月には
一ヶ月くらいゆっくり休んで島にでも行こうと思っているしね。

そうしないと疲れちゃう。
チャイマイ?


そんな感じかな。


*最近仕入れた単語帳がなかなか調子いい。
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最近ハマっているタロイモのかりんとう。
「ガリッ」という食感がとても心地良く、まさにやめられない味。
これを買うため、週に一度はヤワラートに行くのだ。
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2009年3月10日 (火)

カーオケェーング

「風邪とかひかないすか?イズミさんけっこう強いっすね〜」
「いやいや違うって。オレは普通だよ。ていうか
J君が弱すぎるんやろ!?」

ほぼ(?)完治したというJ君とひさしぶりに会って、
そんな話になった。

オレより少し前にタイへやって来た彼だが、
既に少なくとも三回は風邪をひき、腹痛にも
四〜五回は見舞われている。

何度も病院に行って、保険料の「モト」はキッチリ取ったようだが、
それにしても体調を崩し過ぎだろう。

保険になど入っていないオレとしては当然、
病気になどなるわけにはいかず、二度の激しい腹痛も
某「百草丸」を二十粒づつ数えて飲み、
トイレでのたうちまわりながらなんとか耐えた。

軽〜く喉が痛くなったことも二度ほどあったが、熱は出ず、
風邪というほどの症状ではなく、のど飴で治ったし、そもそも
風邪なんて、自分で風邪だと思ったらもう風邪なのだ。

そういう意味ではここ十五年ほど、
風邪などひいていないのではないだろうか。

そのかわり、というか予防として
某「パブロンゴールド」を結構頻繁に飲む。
風邪の人に必要以上に近づいたり、ちょっとでも
「あ、ヤバいな」と思ったら、すぐに飲む。
あとはビタミンCなども。

そして寝る。

風邪など、病原菌(ウィルス?)がヒトから感染する病気は、
もし体に侵入したら、一刻も早く戦って追い出さねばならない。
薬局で買えるような風邪薬だって、完全に
病に冒されてしまう前ならけっこう効くものだし、
体内の菌と戦うには寝るしかないからね。

飲食店をやっていた時も、
不特定多数を相手にする仕事だったから、
季節の変わり目などはよく飲んだものだ。

一度だけ、明らかに高熱が出てしまった事があったが、
店が終わってから(夜中に)速攻で国立病院へ救急で行き、
「明日十億の契約があるから」とかなんとか、
わけのわからないことを言って点滴を打ってもらい、
次の日は何もなかったかのように出勤した。

あれだって、オレは風邪とは認めていないからやっぱり
風邪なんかぢゃないのだ。
うむ。

ま、そんな話はよい。

学校が終わってから、とりあえず
プロンポンのエンポリ(アムという百貨店)でお茶を飲んだ。
確か三階にある、なかなか素敵なカフェで
「こういう店をやるのもいいなあ」な〜んて
シンプルな内装やスタッフの制服などを眺めつつ、つぶやく。

お互いの近況など他愛のない話をとりとめもなくするが、
男子友達とのこういう時間も、なかなか楽しいものだ。

一週間ほどベトナムに行っていたJ君は、
観光客に対する現地の人達の態度にどうやら幻滅したようで、
バイ(ク)タク(シー)でボラれた件や、ホテルのフロントでさえ
「信用できない」とか「金に汚い」といった悪い印象を受けたことに
かなりご立腹の様子だった。

「そう考えるとタイってやっぱりいいよなあ」

最初に旅行で訪れた時のことを思い返すと、
あらためてそう感じる。

確かにタクシーの運転手などには「ワルいヤツ」もたまにはいるが、
治安という意味ではさほど悪いと思わないし、道を尋ねれば
寄ってたかって教えてくれたり、店でも普通に
笑顔で話しかけてきたりと、総じて
親切な人の方が多いのではないだろうか。

例えば中国などでは、街を歩いているだけで、場所によっては
けっこう「怖〜い雰囲気」を感じたものだし、
タクシーに必ず檻(運転手との間の金属の柵)がついている
広州などに比べると平和な雰囲気であることは間違いあるまい。

あとは、インドでもすごいとよく話は聞くが、観光客から
「少しでも多く金を巻き上げよう(稼ごう)」とする雰囲気を、
ベトナムの人々にもかなり感じたそうだ。

そういうのが好きではないオレとしては、
ベトナムへの興味を少なからず失ってしまった。

ただ「世界遺産好き」のJ君としては、
「景色がとても美しかった」とフォローもしていたけどね。
海に大きな岩がたくさん浮かぶ(?)ところで
船の上に一泊したそうだが、聞いたままに情景を思い浮かべると
なんともロマンティックな感じだ。

ま、チャンスがあれば行ってみたいとは思うが、
カンボジアやパーマー(ミヤンマー)の方がいいかもね。
マレーシアっていう手もあるが、なにしろ蛇が苦手なもので。
*巳年のクセにね。

で、その後「カレー好き」の彼と、ラチャダーの
某「CoCoICHIBANYA」へ行ってきた。
半年ほど前にタイへ出店したとは聞いており、
「一度行ってみようぜ」と話していたのだ。


思えばちょうど一年ほど前、S君とK君と一緒にオレの部屋で
「タイミーティング(?)」をした時、
「バンコクで何をやるか」という話題で
某「ココ壱」なんていいんぢゃないか、などと
K君が言っていたっけ。

確かに、あの
「ニッポンのカレーライス」の味は、タイピープルにもきっと
「ウケる」んぢゃないか、とその時オレも思った。

「タイでフランチャイズやらせてくれ!って頼みに行こうかな」
な〜んて冗談で言っていたのだが、あの時にはすでに準備が
着々と進められていたのだね。

K君と言えば、一番最初に
オレにタイの良さを教えてくれた人であり、今オレがここにいるのは
彼の功績(?)が大きいわけであって、そういう意味では
感謝しないといけないなあ。

その後行った初めてのタイツアーに、彼を何度も
誘ってはみたのだが結局タイミングが合わなかった。

まあ、きっとそのうち
ひょっこりとやってくるのだろうが。

三河高原のレイヴ会場で初めて会った時
「なにやってる人なんすか?」と、
初対面の男子にはだいたいする質問に
「な〜んもしてないよ〜」などとあっさり答える彼を見て、
(なんだかいいなあ。そういうの)とつい思ってしまったオレは、
それから一年半後、自分も実際にそうなった。

あの頃は、誰かに仕事内容を尋ねられて
「な〜んもしてないよ〜」と、
彼のマネをして答えるのがちょっと快感であり
「オレに仕事を聞いてくれ」「聞いてくれ」と思っていたものだが、
よくよく考えれば、いい年をしてなにもしていないのが
「決してカッコ良くない」ことに気付き、それからは
恥ずかしくなったような覚えがある。

どちらかといえば、夢や希望に燃え、
「人生の野望を語る」方が好きなのだ。


さて、「ココ壱」である。

タイローカルのラチャダー地区に一号店を出したということは、
まずはタイピープルに、完全に
受け入れられるかどうかを試すためだろう。

そして、思惑は見事に当たったようだ。
月曜日の夕方、その広い店内がすでに
ほぼ満席である。

客はオレとJ君とコンジン(中国人)の家族連れ以外
ほぼ全員タイ人だ。

そして、タイ人の客に対して
「いらっしゃいませ」「お待たせしました」と、
要所要所はニッポン語で対応している。

ニッポンのココ壱のスタッフの三倍は使っているが、
これはどのレストランでも一緒のことだ。
「つたない接客を人数で補う作戦」であろう。

価格は、ベースのカレーライスが110THB(約300円)だから
ニッポンよりは安いが、タイピープルにとっては
ちょうどいい価格設定と見た。

う〜ん。さすがだ。

味の方はといえば、カレー好きJ君が
「ん?」と、しきりに首をひねるように、なんだか
若干違うような気もしたが、実際ほとんど変わりはない。
シーズンに一度行くくらいだからよくわかんないや。

ごはんの量や辛さを選べるのも一緒で、トッピングの内容も
見覚えのあるものばかりだったが、見慣れない
「オムカレー」なる、オムライス風の卵が乗ったカレーがあり、
卵好きのタイピープルには人気のメニュウだった。

次々と入ってくる客にやや驚いて
「おいおい。カレー屋やるか!?」
「まあ、カレー屋は大ハズレはないって言いますよね〜」
などと、よくあるようなおっさんっぽい会話になるが、実際に
カレーって作るのがそう簡単ではない事をオレは知っている。

例の「玉ネギを飴色になるまでじっくりと煮詰める」作業は
まず最初に必ずやらねばならぬわけであり、
けっこうこだわるオレとしては、店で(自分で)作るときも
包丁を使って丁寧に玉ネギを微塵切りにしていた。

ミキサーを使ってもいいのかもしれないが、なんとなく
うまくいかないというか、感じが違うような気がしたからね。

仮に70席だとして、一日6回転で420食か。

それだけの量のカレールーを作るのに、いったいどれだけの
玉ネギを微塵切りにしなければいけないのかと、想像して
ちょっとウンザリしてしまった。
飴色に煮詰めるまでの時間も
量が多ければけっこうかかるしな。

もちろんそんな事はスタッフにやらせればいいのだが、とにかく
うまいものを作るのはそう簡単ではない、ということは
間違いなかろう。

「オレ、二軒目の店長やろうかなあ。まかないはカレーでいいから♪」
などと冗談で言いつつ、いかにも真面目そうなメガネの店長に
「ねえねえ、次の店はどこに作るの?」と聞くと
「二軒目はチャエンワッタナーにあります。三軒目はパタヤに」
「え〜もう三軒もあるんかい!で、スクンビットの方には出さないの?」
「はい。四軒目で企画中です」

おいおい。マジかよ。
半年で三軒も出店とは、完全に調子にノっているな。
バンコクっ子の心をガッチリ掴みやがったか。くそ〜。

などと言いつつ、
「多分、月に一回くらいは来るな」と
懐かしいニッポンのカレーライスの味に、すっかり
ヤラレてしまったのである。

そして、今猛烈に食べたいもの。
それはらっきょうだ。

さすがに「タイピープルにはまだ早い」と思ったか
メニュウに載っていなかったし、タイ人スタッフに聞いても
「なにそれ?」みたいな顔をされた。

もちろん福神漬けはあったが、やはり
「カレーと言えばらっきょう」なのである。
顔がらっきょうっぽいオレが言うのだから間違いない。

酸っぱいのも甘いのも好きだから
タイ人にもウケると思うんだけどな。

試しに出してみてよ。

お願いだから。


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2009年3月 7日 (土)

プゥインティータノン

スクーターの運転にもすっかり慣れて、最近では
かなり狭い所にもガンガン入って行けるようになり、
まだ一度もぶつかってはいないが、かなりギリギリの
せめぎ合いがまた楽しい。

見ていると、タクシーなどは、バイクにミラーを当てられても
何事もなかったかのようにトントンと叩いて直すだけだし、
普通の車にしたって、仮に軽く接触したとしても、
渋滞で追いかけようがないので、実際の所
泣き寝入るしかないだろう。

毎日毎日スリル満点であり、
ナゴヤではそんなにヒドい渋滞はあまり経験がないのだが、もし
TOKIOで同じようなことをしたらいったいどうなるだろうかと
想像するとちょっと笑える。


さて、昨日はひさしぶりに「R.C.A」に繰り出した。

相変わらず毎週末は必ず
「ディスコテック」に出掛けるようにしているが、二週間ほど
ラチャダーに浮気していたのである。

先週はsoi4の「SNOP」という店にも行ってみたが、そこはやはり
バンド演奏の時間がけっこうあり、誰でも知っているタイポップなどを
「皆で大合唱しながら盛り上がる」という、タイ独特のノリに
どうしてもついていけず、早々に店を出た。

やはり「ZEED2」の方がいいことはいいが、
DJの選曲が突然タイポップになったりして、やはりお約束の
大合唱で盛り上がる場面が必ずあるのでシラケてしまう。

その点「R.C.A」の「slim」「flix」「route66」に関しては
幸いそんなことはなく、安心して踊っていられるし、客層も明らかに
オトナが多いのは事実。

ただ、どのハコでもだいたい「お約束の曲」が必ずかかる。
「よく飽きないものだなあ」と思えるほどであり、店をハシゴすれば
当然のことながら一日に三度四度と聴くこともある。
「おいおいまたかよ」などと言いつつも、ついつい体は自然に反応し
「ノッて」しまったりするからおかしなものだが。

終了時間が近づくと、再びおさらいのように、
十曲ほどのお約束ソングが次々と流され
「又来週なー!!」みたいなMCと共に営業終了、
といった感じのこともよくある。

それでもちゃんとフロアは盛り上がり、みんな楽しそうだから
まあ別にいいのだが、さすがに最近はやや
飽き気味ではあるかな。

で、踊りながらウロウロしているうち、大体
一人か二人の女子となんとな〜く仲良くなったりして、
電話番号を交換はするのだが、後日電話すると、
当日のノリとはどうしても違い、冷めた感じの会話にしかならず
特に発展もなく終わっていく、というケースがほとんどなのである。

そんな感じにもだんだん飽きてきて、近頃は
敢えて電話番号も聞かないが、それでも積極的なコは
「ちゃんと電話して来てね。必ずよ」みたいな感じで、
一緒にいる男子達の目を盗んでわざわざ教えてくるくせに
「そこまで言うなら....」と、いざ電話してみれば
「あ?なんだった??」みたいな反応だったりするので、
正直参ってしまう。

やはり、その場で話をつけてしまわねばならないのは
どこでも一緒なんだよねえ。

それにしても、ディスコテックなんて
これだけたくさんあるにもかかわらず
週末ともなればどこも人が一杯で、みんな
やたらと酒を飲むしよく踊るし、そのパワーには
本当に恐れ入る限りだ。

ただデカいだけ(に見える)のバンコクのハコとは違い、
インテリアや音の良さや内容では明らかに
ニッポンの方がレヴェルは数段上だとは思うが、
消費酒量やダンス(特に女子)に関しては、圧倒的に
バンコクの方が上だろう。

ヨーロッパのクラブにはあまり行ったことがないけど、
さらにレヴェルが数段上なことは間違いあるまいが。

ところで、「R.C.A」の「ROUTE66」という店の
ヒップホップエリアのDJブースの位置が変わって、
前よりもずっとよくなっていた。
客層も、一番人気(と言われる)「slim」とほとんど変わらず、むしろ
「今はこちらの方が若干人気が上なのか?」と思ったくらいだ。

ま、どっちもどっちだが、とにかくたまに
ものすごく可愛いコがチラホラいるし、
女子のダンスの激しさ、エロエロさ加減は
どのハコでも大した違いはないように思える。

そして、面白いのはタイ独特のファッションだ。

最近は暑くなってきて、いよいよ女子も薄着だし、
皆スタイルがいいので、見た目には相当華やかなのである。
そんな女子達を眺めながら、軽〜く酔っぱらって踊りつつ
「あいつの踊りエロいっすわ〜!」「あ、あのコ可愛くない?」
「もう少しBガール系のファッションが流行るといいのに....」などと
Tちゃんと一緒に女子の品評会をするのが通例なのだ。

ちなみに男子のファッションはといえば、これがまたイマイチで、
どうやら襟のついたシャツを着た
「キチっとした感じ」が女子達のお好みのようであり、
B系のファッションやちょっと前の
「ユルカジ」みたいな男子はあまり見かけない。

そして、男女共ファッションやメイクに関しては、今や
ニッポンよりもどうやらカオリー(韓国)が人気のようで、
それらにタイ独特のテイストを加えた、一風変わった
ファッション文化が確実に存在している。

そー言えば「東方神起」は大人気だし
「ワンダーガールズ」の新曲
「nobody」も、ディスコでは必ずかかるなあ。
*ケータイの着メロはこれ。

とにかく、傾向がちょっとわかりにくいことは確かだ。
タイピープルがどういうものを好むのかが、
どうも今ひとつ掴みにくいんだよね。
できれば数年後には、こっちで店を開きたいと思っているので
流行を研究せねばならぬのだが、これがなかなか難しい。

まあ、そんなわけで、多少は飽きたとしても
ディスコテック通いをやめるわけにはいかないのである。


「schratch dog」が、どうやら今週は
営業していない(停止?)らしく、昨日はハシゴせずに
おとなしく家に帰った。

と言っても、実はRCA帰りに
「線路沿いエリア」をちょっと覗いてみたのだが。

そこは多分、
ディスコから帰るにーさん達をターゲットにしているのか、いわゆる
「プゥインティータノン(ストリートガール)」がたくさんいるのである。

ナゴヤで言えば
「納屋橋南の堀川沿い」のような感じだが、もちろん
レヴェルは数段上だ。
普通に可愛らしい(ように見える)若い女子達の相場は
1500THB前後(ショート)。
深夜3時半の時点で、まだ三十人ほどいた。

何人かと世間話しただけで帰ったけど、ちゃんと
「ああ、このコなら全然イケるわ♪」クラスもいるのは
正直驚きだ。

実際、この街ではその手の女子があまりにも多過ぎて、最初の頃は
「ひょっとしたらこのコも買えるのかな?」などと、
誰を見てもついつい思ってしまうほどだった。

長く住んでいると、恋愛などが面倒になり、女子は
「買った方がイイ」と思ってしまう男子が多いというのも、実際
よ〜くわかる話だ。

決してそうはなりたくないが。


「今度、ルンピニーにも行ってみますか?」

相場がなんと500THBというそのエリアは有名であり、
「500THBなんてババアばっかりに決まってるって!」と、大須の
路地裏辺りに立っているバアさん達をイメージしてオレは言う。

「いやいやそれが若いコもいるらしいっすわ。マジで」
「ホントかよ。ぢゃあ一度行ってみるか」

それもこれもタイピープルの流行、いや
タイの文化を知るためと理由をこじつけ、
社会勉強も兼ねて、
来週あたり覗いてきたいと

思う次第である。


*せっかくキレイなスニーカーを履いて行っても
やたらと踏まれるだけなので頭にくる。
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2009年3月 5日 (木)

ファンプレーン

また、ヤワラートにごはんを食べに行ってきてしまった。

今日は
「ホイトート(牡蠣の卵とじ揚げ)」という一品料理(50THB)と、
先週食べてあまりにもウマ過ぎたので、
「来週また食べに来るわ!」と、
おじさんと交わした約束を果たすべく、
「バミーキアオクンプー(エビカニワンタン入り中華麺)」を、
ヘーン(汁なし)でいただく。

メチャメチャウマし。

写真は今度撮ってくるが、この
「プリップリ」の牡蠣にはヤラれた。

「カリッカリ」に揚がった熱々の卵と、
水溶き片栗粉とネギなどの薬味(?)が絡まった物体と共に
オレンジ色のチリソースをたっぷりつけて食べると
なんとも言えぬ食感と、パンチの効いた味が口一杯に広がる。

十粒ほどの小ぶりの牡蠣が
あっという間になくなってしまった。

例のクーイティアオ屋台のおじさんには
「メチャメチャウマいわ〜。マジで。
来週は友達連れてくるね♪」などと、
肩を叩きながら、またまた約束してしまった。

そして、帰りには
「揚げタロイモ(かりんとうタイプ大60THB)」を
二袋買ってきた。

冷めてしまうので、焼売はやめておいた。
電子レンジがあればいいんだけど....。

今度は、途中で電話が掛かってきた、またまた
風邪(?)でぶっ倒れていたJ君と一緒に行こうかな。

先週ベトナムに行っていた彼は、
帰ってきてから高熱が出たので、驚いて
「鳥インフルエンザかと思いましたよ!」などと
シャレにならぬことを言っていた。

疑惑が晴れたら連れて行ってやることにしよう。


さて、ヒマでやることがなくて
「DVDでも観ようかな」と、ケースの中を見ていたら
「The Miceteeth」という大阪のバンドのライヴDVDを発見し、
ひさしぶりに観てみた。

基本「ゆる〜い」スカのビッグバンド(たしかメンバー十人)なのだが、
とても「いい感じ」の雰囲気であり、大ファンのオレは
ライヴも観に行ったことがある。

「できることならばメジャーにはなって欲しくないな」
な〜んて思いつつ、密かに応援してたんだけど。

ヴォーカルの次末大助(たいすけ)氏が、なんとも言えぬ
不思議なタイプの人物で、オトコの彼がやや妙な動き
(パフォーマンス)をしながら、何故か
「オンナゴコロ」を切なく歌い上げたりするのがまた、
とても良いのだ。

目を閉じて映る悲しいことを並べ替えて
新しい話に紡いであなたに見せたくて
うれしくて
*JASRACさんごめんなさい

みたいな切な〜い歌詞を、
メジャーコード進行とマイナーコード進行が巧みに入れ替わる
メロディーに乗せて独特の声で歌う。

かと思えば、
管楽器がいくつも重なり合って奏でる素敵なメロディーは
前奏だけで鳥肌が立つ曲もあるほどだ。

元々管楽器や弦楽器の音色が好きなオレは、
その系統のバンドにはけっこうヤラレてきたが、
どちらかと言えば「スカパラ」や「PE'Z」よりも
「The Miceteeth」の方が好きだな。

ま、このブログの読者の中に
知ってる人はまずいないだろうなあ。

そして、実は
彼らには昔一度、迷惑を掛けたことがあるのだ。

何年か前の年末。クリスマスのイヴイヴの日に
ナゴヤの某オオバコでイヴェントをやった時の話だ。

オレは主催ではなくアーティストの
ブッキングを頼まれただけだったのだが、
年末のイヴェントにしては準備が遅かったこともあり、既に
スケジュールが埋まっているアーティストがほとんどで、
困っていたところ、たまたま空いていた彼らを
「営業名目」でゲストにブッキングさせてもらった。

しかもそんな大したギャラではなく、
なんとかお願いして来てもらったのだが....。

ナゴヤでの知名度とのバランスを考えれば、
かなり苦しいブッキングだったことは明らかで、正直な話、
最終的には
「オレが個人的に呼びたかったから」という理由だった。

おまけに宣伝などがうまくいかず、たくさんある他のイヴェントに
完全に喰われてしまったカタチとなり、当日は
かなりサムい集客状況となってしまった。

そんな中でも、素晴らしい演奏をしてくれた彼らに対し
「さすがにプロだなあ」と、感動すると共に、
「申し訳ない」という気持ちでいっぱいになったのを
今でもハッキリ覚えている。

一番いい場所で演奏を聴きながら、
情けない話、ほとんど泣きそうだった。


あれから新作は出たのかな。

できることなら、
もう一度ライヴを観てみたい。

そして、あの、切ない次末ワールドに

連れて行ってもらいたいものである。


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2009年3月 3日 (火)

ヤワラート2

三月に入り、いよいよ暑くなってきた。
外ではセミがガンガン鳴いているし、日中の陽差しは
少し前に比べ明らかに強くなっている。

バイクで走り始めれば涼しいから全く問題はないのだが、
信号で停まってしまい、さらに日陰がないとなると相当キツい。

しかも、例えばアソークの信号などで捕まると、いきなり
「164」という数字がカウントダウンを始めたりするので
「おいおい!(約)三分(も待たされるの)かよ」とガックリくる。

仕方ないのでエンジンを切ってハンドルに凭れていると、
隣のファランのおっさんが英語で話しかけてくる。

「これはヤマハですね?」「そうだよ」
「私もヤマハなんです」「あ、そう」
「どこの人ですか?」「ニッポンだよ」
「私はドバイから来ました。いやいや暑いですねえ」「そうだね」
「バンコクではこうしてバイクを運転できますが、
ドバイでは昼間はムリです。暑さで死んでしまいます」
「ふ〜ん。そうなの。あ、ドバイっていえばさ、オレ
シーシャ好きなんだよね」
「おお。シーシャ!いいですねえ。バンコクでもそこのsoi5で....」
「知ってるよ。何度も行ったことあるし。おいしいよねシーシャ」
「おいしいですよねシーシャ。では、いつかまたあそこで」
「うん。バイバーイ」キュルルルル(エンジンをかける音)。

信号待ちの間にこれだけの会話ができるとは
全く驚きだ。

そりゃ渋滞にもなるわ。


さて、ヤワラートグルメ紀行(違ったっけ?)のつづきである。

昼間はこんな感じだが
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やはり夜の方が雰囲気はいいかな。
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二日目もやはりまずはクーイティアオから。
私が作ってます。
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バミーキアオクンプー(エビとカニのワンタン入り中華麺)
は50THB。屋台では珍しく陶器の模様入り。
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ワンタンは持参の醤油を付けていただく。
あっさりスープだが、やはり奥深い味がした。

次の店はやや離れた場所にあり
途中、結構怪しい雰囲気になる。
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コンビニ「7ー11」のド真ん前に店を出しているカノムジープの店。
これがなんともウマくて、いくつでも食べられそう。
ほんのり甘くてそのままでもイケルが、
醤油とマスタードをつければさらにウマし。
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これが一個2.5THB(8個で20THB)とは驚きの安さ。
あまりのウマさに後で戻ってきてテイクアウト。
*バナナの皮に包んでくれるのだ。
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私が作ってます(ブレちゃったね)。
てことは娘が継いだのかな。
ちなみにオレは弟だよ。
そしてその娘。
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いくつ食べようか悩んでたら味見させてくれて、
ヒマそうなおっさん達の話に付き合ってたら、
コンビニで水まで買ってきてくれた。
う〜ん、いい人達やな。

結局8個にしておいて、近くにあった創業八十年という
伝統のパッタイ屋さんに寄ってみる。
私が作ってます。
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普通と少し違い、細い麺はぶつ切れになっていて
もやしと絡まり、たまに少し焦げていたりして独特の食感だ。
少し甘めの味だがじわっと辛くもある。
量は少なめだが一つ30THBで、テイクアウト用の
四角い葉っぱ状の容器に入ったものが
みるみるうちに売リ切れになった。
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さすがにお腹いっぱいだったが、
デザートは別腹ということで次の店に向かう。

この手の店がたくさんあるので、中華好きのオレとしては
どうしてもテンションが上がってしまうのだ。
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メイン通りは人がたくさんで、なかなかいい雰囲気である。
そして、タムルーアットゥ(ケーサツ)は
クルンテープの至る所にいるのだ。
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タオトゥンペグアイというみつ豆風デザート屋さん。
私が作ってます。
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銀杏蓮の実レンコンナツメグなど九種類の具が入っていて
さっぱりした甘さがよろしい。50THB。
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若者達も好きらしい。
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ごちそうさま。
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お、テーブルクロスが敷いてある
レストラン風屋台もあるぞ。
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というわけで、
怪しいCD屋さんをちょっと覗いて
カノムジープをテイクアウトしてから帰った。
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この後二度ほど出掛けたのだが、
キッキアなのでカメラを持っていかなかったんだよね。
それでもまだ十軒以上行きたい店が残っている。

そーいえば、ラマ4世通り沿いに
おいしい水餃子屋さんも見つけたし、
しばらくは食べるものに

飽きることはなさそうだな。

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ドゥアンクルン

「突然英語が口から飛び出す」とかいうキャッチコピーが、
何故だかよくわからないがとにかくムカつく。

「なに勝手にリンク張っちゃってくれてるの?」
って感じなんだけど。


そして、実は最近ちょっぴり調子が悪いのだ。

悪い時には色々と重なるもので、金曜日辺りから
ジェップコー(喉が痛い)だし、おまけに変な咳まで出る。

「絶対に罹りたくない」病気である、
AIDS、鳥インフルエンザ、デング熱、狂牛病などでなければ、
まあよしとしたものかもしれぬが、
精神に変調をきたすと
体調にまで影響するのはいかにも人間らしいところ、
な〜んて、余裕をカマしていられるほどの
状況ではない。ハッキリ言って。


まさかこのオレが。
と、自分でも正直驚いたのは、それが多分一般的には
「胃炎」と呼ばれるものであろうと、気付いた時のこと。

「楽天的なタイプ」と自己分析する理由は、
とんでもない「何か」が起こっても、
どんなにムカついたとしても、一晩寝れば
「まあなんとかなるやろ」「まいっか」と、自然に思えるからであり、
今まではそんな感じでなんとか切り抜けてこられた。

確かに、離婚などいくつかの大きな失敗はあったが、
話によく聞く、いわゆる
「胃が痛く」なるなんて経験は記憶にない。

基本的に「物事を深く考え過ぎ」なきらいはあるが、
ある程度までいくと開き直りも早いはずなのに、
こんなに自分を
「よくない方向」へと追い込んでいってしまうとは、
予測がつかなかった。


結論を言うと、
「センセイを辞めた」のである。

経緯を簡単に説明すれば、
1どうも(思い通りに)うまくいかない。
2同じ部分を何度も指摘され、
注意しているにもかかわらず同じミス。
3反省し自分を責める。
4プレッシャーで余計にうまくいかない。
5先輩に相談しつつ、自分のことをわかってもらおうと色々話す。
6再び1〜4を繰り返す。
7四日連続で同じ時刻に胃痛が発生。
8「続けられない旨」を報告。
といった感じだろうか。

これほどまでに
「向いていない」とは夢にも思わなかった。

教科書通りに教えるのではなく、台本すらない、その
「A.L.G」と呼ばれる「まったくのアドリブの授業」は、
オレにとって予想を遥かに超えた
「難しいもの」として、日増しに苦しみをもたらす。

「幼稚園の生徒に教えるように」簡単な言葉のみを使い、
わからないだろう単語は、アクションと絵や資料などで
説明しながら理解させていく。

ところがオレの場合、ある単語を説明するためについ
別の言葉を口走ってしまい、さらにその言葉を説明するために....
という迷宮に入り込んでしまうことがたびたび起こる。
そうなるともうパニックになり、収集がつかなくなるわけだ。

物事を理屈で考えてしまうクセのあるオレとしては、
「言葉を教えなければ」という固定概念が邪魔をするのか
「ゆっくりと大きな声で簡単な言葉だけ」という、
ごく単純なことがどうしてもできなくなってしまう。

おまけに、トピックを考える時に自分を追い込むあまり、
おそらく胃酸過多によるシクシクとした胃の痛みを伴うハメになり、
「このままでは胃に穴が開くのでは」と恐怖を覚え、
「いったい何のためにタイへ来たのか?」という疑問へと辿り着く。

幸いなことにクルーは全部で四名いたので、
「今ならまだ間に合う」だろうと、一ヶ月半の段階で
辞める決断をしたわけである。

よーするに、研修中に落第したようなものか。

言葉を覚えるにつれタイピープルと話す機会が増えたが、
「タイで何をしているの?」と尋ねられ
「ニッポン語のセンセイをしている」と答える度、
「へえ。そうなんだ」な〜んて、少しでも感心されたりすることに
ものすごい違和感というか抵抗があったし、
「え?センセイ。いきなりナンパかよ」などと思われても
「困ってしまうなあ」という意識もあった。

よくよく考えれば、元々
センセイなどと呼ばれる柄ではない。

先週の土曜日限りで辞めた途端、
胃の痛みはウソのように消えた。

替わりに喉が痛くなったのは何らかの罰であろうか。


というわけで、
こういう話は当然のごとく筆も重いが、
書かぬわけにもいかぬのでやむを得ず。

時間は少なかろうと(一応)仕事なのだから、少なくとも
一年は続けるべきだということはわかっているが、
保険もない状況で胃潰瘍にでもなってしまっては大変だ。

かくして、人生で初めてのセンセイはたったの
ドゥアンクルン(一ヶ月半)で終わってしまったわけであるが、
本当にいい経験をさせてもらったことは間違いない。

学校関係者各位はもちろん、生徒の皆様にも
深く感謝する次第であります。


そんな状況にも関わらず、何故か
もうひとつの学校のクラスメイトであり、
ニッポンに五年以上住んでTOKIOの某K大学で
ドイツ語を教えているドイツ人のM氏に対し、
週に三回ニッポン語の個人レッスンをしてみたり、
ニッポン人の友達から
「服屋の店舗を始める予定なので販売を手伝って」と言われ、
「服飾の販売なら一応経験はあるけど....」な〜んて
二十年以上前の話をしてみたり、と、
なんとも中途半端な限りで、
全く困ったものである。


「頼まれると断れない」
という悪い癖も

いい加減
直さないとね。


*最近フライドポテトにハマっている。
まずはこのお菓子。
なんと中にケチャップが二袋も入っていて
「こんな軽〜いスナックにケチャプなんてつけてウマいはずが....」
と、半信半疑で試してみたところ、これがなんと
地味にウマいのである。*23THB。
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しかし、ケチャップのアルミ袋には切り込みがなく、
ハサミを使わないと決して切ることはできない。
ニッポンという国は、いろんな部分で
「ススんでいるなあ」と、あらためて思う。

そして、ヤワラートに売っている
タロイモのかりんとう。
これがめちゃめちゃウマいのだ。
「ガリ」っという音と共に相当な歯応えを感じつつ、
絶妙な甘さにヤラレてしまう。
まさにヤメられない止まらない味。*大60THB小30THB。
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あとは某「ハッピーターン」的なお米のお菓子。
ジャンクな味だがひじょーにウマい。
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最初は「食べ過ぎの胃もたれかな」と思って
胃腸薬を飲んでみたりしたが全く効かず、
何か食べると症状が和らいだりしたので、
「これはひょっとして」と思ったわけだ。
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