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2009年5月31日 (日)

ンガン

「世の中お金が全て」
などという考えはもちろんないが、
普通に生活していればやはり
(お金は大事だなあ)と思う。

この国では、お金をあまり遣わずに暮らすこともできるし、逆に
遣おうと思えばいくらでも遣えるわけで、まあ
当たり前と言えば当たり前の話だが、そのチョイスは、例えば
ニッポンに比べればかなり容易であり、幅も広い。

そしてコス(ト)パ(フォーマンス)、いわゆる費用対効果に至っては
もう相当な差があり、日常生活の数多くの場面でかなりの
「お得感」を感じるのであって、それは、オレが祖国を離れ
今ここにいる大きな理由のひとつなのである。

ま、その裏側にはいろんなドロドロした部分も存在するが、
全部引っ括めてもとにかく魅力的な国だし、まだまだ
チャンスがあるような気がするのだ。

昔、「タイには若いうちに行け」などという
航空会社のキャッチコピイがあったが、
「いやいやいや、年喰ってからもけっこう楽しいよ〜♪」と、
ひとりほくそ笑んでみたり。


結局今月は38000THBほど使ってしまったが、それでも
ニッポン円で12万円にも満たず、けっこうホイホイ遣ったわりには
(大した額ではないなあ)と、あらためて
物価の安さを痛感する。

とにかくこちらで高価いのは酒だ。
特に外で飲む酒の値段は他の国とさほど変わらないし、
タイ産のビールやウィスキイ以外のインポート物の酒類は
スーパーで買ったって当然高価くて、しかも
税金がまたさらに上がると言う。

だから、酒をあまり飲まないオレにとっては有利な部分もあり、
「遣おうと思えばいくらでも....」という場面は、やはり
夜遊び関連が多いかもしれない。


先週木曜日、ニッポン語の個人レッスンを終えた後、
生徒であるKと彼女の友達Mの所属するモデル事務所の
女社長と会うから一緒に飲みに行こう、という話になった。

やってきた女社長はまだ現役バリバリのモデルであり、顔は一見
「美川憲一風」なのだが、さすがにスタイルは抜群で、
175cmの身長に対する顔の大きさ手足の長さなどの
「バランスの良さ」や、その華麗な身のこなしには思わず
「う〜んさすが」と唸るほどだった。

「ちょっと挨拶に行くから付き合って」と言われ、
待ち合わせたトンローのファッションビルにある服屋さんに寄ると、
そこではタイ人の若手デザイナーによるいくつかのブランドの
「ファミリーセール&パーティー」的なものが行われていて、おそらく
「ハイソ」と思われるオシャレなタイピープルでいっぱいであり、
サインしている有名人(?)などもけっこういた。

あまりお目にかからない光景だったので、最初は
(こういう世界もあるんだよな〜)と、興味津々で
「人間ウォッチング」をしていたが、ハンガーにかけられた商品が
ファッションショー後の「モデルサイズ」だけかと思ったら、中には
メンズの小さいサイズもあることがわかり、しかも
割引率が大きいため値段がかなり安いことに気付き、
久々に買い物スウィッチが入っしまったオレは、いつの間にか
ハイソタイピープルに混じって試着を繰り返し、結局
6着も服を買ってしまった。

ちょっと寄るつもりだっただけのK達ご一行を
すっかり待たせてしまい顰蹙を買ったが、あんな
「熱いセール会場」にオレを連れて行くのが悪いのだ。

いやいや違う。
女子の服はどこでもたくさん売っているのに、男物の
素敵な服があまりなくて、しかもインポート物はやはり
高価くて手が出ないし、普段着る服に困っていて、
そういう機会はとてもありがたかったからむしろ
感謝せねばならない。

ありがとう女社長。

で、その後行ったのがアソークにある
「LONG TABLE」という名前のバーであり、
「LONG TABLEと豪語するくらいだから相当なんだろうな?」と、
冗談で訝しがるオレを驚かせるほど、そのテーブルは
けっこう長かった。

そこはサーヴィスアパートメントのビルの25階の店であり、
西側南側の夜景が一望できる上、なかなか素敵な内装でおまけに
プールまであるというカッチョいいバーで、
値段もそこそこだったが、驚くほどでもなく
カクテル一杯が250〜350THB程度だから、まあ
高級店の標準レヴェルか。

そんな店でちょっと渋めの赤ワインを飲みつつ、
「こんなの飲んだら濃厚なチーズが食べたくなるなあ」と、
ダイエット中でなかなか凹まないおなかをさすりながら、
バブル時代の若い頃によく行った
某「voir(ヴォアール)」という店を思い出していた。

ルックスに自信のないオレは、女子を口説く時、
夜景とかローソクとかその手のアイテムを使わないと
相手を堕とせないのではないかと勝手に思い込み、
やはり夜景のキレイなそのバーと、下の階にある
某「イマナス亭」という焼肉店を頻繁に利用していたのだ。

もらった給料を毎月残らず全部遣い切っていたあの頃。
仕事内容と比べてどう考えてももらい過ぎのその額は、今思えば
バブルそのものだったのね。

そんなことを懐かしく感じながら
(たまにはこういう店もいいなあ)と、
連れて行く相手もいないクセに思ってみたりするのだった。

Kはそんな感じで、父親が何をしているのかは今ひとつ謎だが
中国系のおそらくかなりのお金持ちの家の娘であり、
三姉妹の上は某「タナカーン(銀行)みずほ」勤務、
次女の彼女と妹は同じ大学に通っていて、それぞれが
車を一台づつ所有、家は全部で八軒あるというから、
タイではなかなかのものだと思われる。

残念ながらまったく好みのタイプではなく
「逆玉」という期待もないのだが、
彼女のような友達がいるとたまに
そういう経験ができて楽しいからよい。

仕事もしていなくて貧乏なオレにとってはそこそこ
高価い店に連れて行かれるから、いつもけっこう
ビビっているのだが、こんなに年上のオレとでも
キッチリ割り勘にしてくれるので、遠慮なく甘えて
ありがたくお付き合いしている。

そして時にはBちゃんのようにローカルな連中と、
家の前のソイ(路地)に置いたテーブルで
怪し〜いイサーン料理をつまみに
タイ産のウィスキイのソーダ割りを飲んだりもする。

そんな感じで、タイの色んな面を見て
少しづつこの国のことがわかっていくのだろうか。

まあ、何をするにせよ必ずンガン(お金)は必要なのであり、
たくさんあればあるに越したことはないが、
なければないでなんとかやってもいける。

持っているお金の額だけで幸せは計れないし、
お金で買えないものだってたくさんあるのだ。

ニッポンから持ってきた現金もいよいよ底をつき、
これからどうするか、そしてお金の遣い途も
「よ〜く考えよう」と

あらためて
思うのであった。


*セールで買った服。
「CHAI」(タイ語でyes)というブランドの綿のシャツ。450THB。
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カットソー400THB。
袖がピッタリフィットでちょっと暑そうだがなかなか素敵。
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細かい装飾もさり気なくていい。
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着てみるとこんな感じ。
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これから雨期なのでレインコートを。940THB。
「SHAKE APPEAL」。
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Tシャツは320THB。
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着るとこんな感じ。
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綿の「穴開き」シャツ(長袖)、というよりブラウスって感じだな。
涼しそうでいいと思ったのだが、J君に言わせると
「イズミさんにしては珍しいセクシー系」とのこと。
八割引で700THB。「SARIT」。
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半袖シャツ。八割引きで700THB。
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接続部分が紐になっていて、なかなか凝ったデザイン。
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2009年5月26日 (火)

ポーガップルーク

今日はソープだった。

いやいやいやそうではなくて、タイ語でソープとは
「テスト」のことを指すのだ。

だから昨日の夜は、
「頑張って勉強をしなくちゃいけないから」と言っているのに、
それでもBちゃんは仕事終わりで部屋に遊びにやって来た。

相変わらずおねーちゃんと、そして最近はもう一人
友達も連れて三人だったりもするのだが、週に一、二度来ては
夜中の三時から朝まで飲んで歌って騒いで、
ひと寝入りしてからタクシーで帰って行く。

うちの冷蔵庫の中身に期待できないことがわかったのか、
食欲旺盛なピーサオ(おねーちゃん)は、ちゃんと
ごはんを買ってくるようにはなったのだが、酒のつまみで
お菓子のストックがすぐになくなってしまうから困る。

イサーンの方言が混じるのでややわかりにくいが、下ネタなど、
テーマによってはちゃんと会話に参加するし、ニュースを見ながら
中身を解説してもらったりしつつ、考えてみれば
キーアーイ(恥ずかしがり屋)のBちゃんと二人きりよりも、むしろ
おねーちゃんがいた方が何かといいような気さえしてきた。

ま、食料が減るくらいどうってことはないしね。

ちなみに来週の月曜日はBちゃんの21回目の誕生日らしく、
こっちの習慣から考えて大騒ぎになることは必至なので、
今からすでにちょっとビビっている。


近頃話題の「ケイゴ君のおとーさん捜して事件」以来、各地で
同じようなニッポン人とのルーククルン(ハーフの子供)が、母と共に
父親の消息をいろんなところに尋ねて出るケースが続出だ。
ケイゴ君が、ニッポン大使館などの計らいにより、
父親と国際電話で一時間弱会話をしたという件から、
「我も我も」となったのだろう。

タイ駐在ニッポン人が現地妻(?)に子供を産ませるケースは、
かなりたくさんあるらしく、その中にはもちろん
様々な事情で離れ離れになってしまっていることだって
少なくはないだろうに、昨日もニュースで
いくつかが紹介されていたが、本人の写真はともかくとして、
手紙の宛名で実名がキッチリ映ったりするのを見ると、
「この国はプライバシーおかまい無しなのか?」と、驚いてしまう。

ただ、同じニッポン人男子としては、どうしても
責任感の弱さを曝け出してしまって情けない、
という気がするのと同時に、そんなタイでの現状を考えると
なんだか複雑な気分にもなる。

な〜んてエラそうなことを言える立場ではなくて、実はオレも
過去に一度だけ、女子を妊娠させた上
中絶処置をさせてしまったことがあるのだ。

あれ。こんなこと書いていいのかな。

まあもう時効に近い話だからいいか。

今でもたまに
「もしあの時産ませていたらどうなっただろう」
と、思う時がある。

今年で18才か19才になる
娘(勝手に決めている)がいたとしたら、果たして
ちゃんと一緒に暮らせているだろうか。

親としての役割をキッチリ果たせているだろうか。

「カレシがなんだとかそういう浮いた話はオレの前で一切するな!」
「結婚?ダメダメ!するならオレとしよう」
「買い物行くの〜?オレも一緒に行くわ」

相当鬱陶しい父親に違いない。

とにかく、
今とは全く違う人生になっていたことは確かだ。

少なくとも娘に近い年齢の女子にちょっかいを出したり、
「(女子大生の)制服をプレゼントするから、今度着て来いよ」
などとは言わないだろう。


そーいえば、松本人志大先生が結婚したらしい。
おまけに奥方はすでに妊娠しているというではないか。

つまり大先生の二世が誕生するわけだ。
なんと素晴らしい。

おめでとうございます。

自分のルーク(子供)か。
いったいどんな感じなのだろうか。
本当に食べちゃいたくなるのか。
本当に目に入れても痛くないのか。

想像の世界でしかないからなあ。
う〜ん。
気になるなあ。

「何事も経験」と、常日頃思っているオレとしては、
「いつかはこの手に抱いてみたい」と思う。

ソンムットワー(例え話ではあるがもし仮に)、当時のその相手が
「実はあの時本当は中絶していなかったの」と、
今年の春女子大に入学したばかりの可愛らしい娘を、いや
三年生をダブってしまった頭の悪そうなギャルメイクの女子高生を
連れて目の前に現われたとしても、もちろん
すんなり受け入れよう。

その可能性が
「ゼロ」ではないことをオレは知っている。

この世に生を受けたはずの命を奪ってしまったことを、そして
あの時手術に付き添ってあげなかったことを、
未だに後ろ暗く思っているのだ。

だから。

避妊に失敗したとしたら、産めばいい。
同じ過ちは二度としない。

無事産まれたのなら、キッチリ育てよう。

例え何があろうと
「おとーさんを捜して」なんて

言わせるわけには
いかないのである。


*一昨日某「テスコロータス」で買った食料品
(アイスクリーム3パックはすでに冷凍庫の中)。
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2009年5月24日 (日)

トゥンテン

だんだんイライラしてきた。

読み書きの授業を受け始めて一週間が経ち、
徐々にややこしくなってくるのはまあ仕方がないとして、
問題は、いろんなルールが作られている中で
「何故そうなるのか」という理由というか理屈というか、その
意味がハッキリしないまま、単純に「憶えろ」と言われても
どうも納得できないのがオレの性分なのだ。

しかも、その説明を求めるにしても、やり取りは当然
タイ語もしくは英語なわけであり、どうしても
細かいニュアンスを伝えられないことでさらにイライラが募り、つい
トゥンテン(興奮)状態となり声が大きくなってしまったりする。

クラスメイトは冴えない米国人二人(男女各一人)であり、彼らが
「まあまあ」という雰囲気になると、授業を遅らせるわけにもいかず、
納得できぬまま次へ進むため、ストレスは溜まる一方だ。

では、自分が子供の頃ニッポン語の読み書きを憶える時、
いちいち理由を納得していたかと考えると
実はそうでもないような気もする。

例えば「は」という文字の場合「私は」と書くと
「ha」→「wa」に読み方が変わるのは何故か、と問われれば
「んなもん知るか!」という話であり、語学とは得てして
そういうものなのかもしれない。

木曜日の夜家に帰って体重計に乗ったら、今まで
見たこともないような未知の数字が表示されてマジでビビった。
実際、その日は韓国焼き肉、前の日はカレーライス@牛の屋、
その前はスキ焼きの食べ放題、その前はインドカレー&ナン、
その前はサバ塩焼き定食とざる蕎麦、その前は中華で餃子三昧と、
かなりのハイペースでハイカロリーな外食を続けていたので、
そうなるのは目に見えていたのだが。

イライラは食欲増に繋がるわけで、それをすんなり受け入れれば
体重を増やすことなど容易いと、わかっただけでもう十分だ。

というわけで一昨日からダイエットである。

炭水化物抜き、油抜き。ということで、
お腹が空いたらキムチと豆腐、リンゴ、ソムオー。
飲み物はウーロン茶のみ。
あとはジムに行って汗を流し、エレヴェーターは使わず、
階段の登り降りもエクササイズ代わり。

そんな感じで、
2~3kgなら一週間もあれば楽勝で落ちる。

はず。


しかし、金曜日はビビったなあ。

某氏の誕生日を祝うべくR.C.Aの「slim」集合ということで、
ここのところよく降る雨も止んだので、いつものようにバイクで
ペッブリーロード側からR.C.Aに入っていくと、
なんだかいつもと様子が違う。

そこら中にタムルーアットゥ(ケーサツ)がウロウロしていて、
「slim」の裏の路地にバイクを停め、表側に出ると、なんと
ラマ9世通り側のゲートを越えたところに、パッと見ただけで
五十人以上のタムルーアットゥが勢揃いして二列に並んでいたのだ。

「これはヤバい。きっと何かがあるぞ」

まさにトゥンテン(ドキドキ)状態である。

以前、「slim」のVJをしているというニッポン人のブログに
「営業終わりで、ケーサツが一斉におしっこ検査」という話があり、
タイ人とファラン(西洋人)を分けて、
「ドラッグ撲滅の為」というよりはおそらくコラプションによる
「資金を稼ぐ為」にそんな「手入れ」がたまにある、とのことだった。

「いつも金曜日にやる」という話だったので、元々
金曜日は警戒していたが、オレとしては
「ついに来たか!」という感じで、しばらくその
整列したケーサツの様子を伺ってから「slim」に向かう。

ほぼ毎週のように行っているので、オレの顔を見る度
セキュリティーのにーちゃんが
「ホンダー!」と声を掛けるのに応えていつものように
「ハイ5」を交わして中に入る。
本当は裏口も知っているのだが、ゲートを通って
いちおう顔を見せるのが礼儀なのだ。
最近ではポケットの中身すらチェックしなくなったしね。

ただ、セキュリティーのにーちゃんは
「ホンダー。今日はおしっこ検査があるから気を付けなよ!」
などと教えてはくれなかった。

う〜ん。まだまだだなあ。

とにかく、みんながいるところまで行き
「今日はケーサツがいっぱいいてコワイから早めに帰るわ」と、
挨拶だけして、早々に店を後にした。

J君がすでにかなり酔っぱらっていたのでちょっと心配だったが、
「おしっこ検査がどんな感じか、ちゃんと確認してきてよ!」
とだけ伝え、あとは皆に任せてきた。

実はそのグループにはタムルーアットゥが二人いて、
Jのカレシが現役ケーサツ官であり連れの女子の一人も
やはりそうらしいだが、彼らをパッと見たところ
「君らちゃんと犯人を逮捕できるの?」といった感じの
おとなしそうな印象だったな。

本当は彼らに
「ねえねえ。今日ケーサツいっぱいいるけどなんかあるの?」
と聞きたいところだったが、おそらく管轄が違えばわからないだろうし
「何故そんなにビビってるの?」と、勘ぐられるのもイヤだったので
やめておいたのだ。

ちなみに、タイのケーサツはなかなか威圧感がある。
制服は焦げ茶というかチョコレート色、夏でも全員
長袖&ワークブーツ姿であり、交通警察隊は
「ゴールドのヘルメット&サングラス&マスク」で、背が高いヤツが多く
遠目にはけっこう「ヤバ〜い感じ」がするのである。

実際近づいて話してみるとそんなに威圧的な印象はないのだが、
それはもちろんこっちが何も悪いことしていないからに決まっており、
何度か見たことがあるが、悪いヤツ相手には決して手加減せず
ガンガン蹴りを入れる。

ニッポンにいた時、ケーサツ官に対して一度も
コワイと思ったことはなかったし、実際普通のおまわりさん達は
サラリーマンのようなものであり、丁重で親切な対応なのだが、
それもやはりこっちが何もしていないからなのだろう。
麻薬捜査本部長とか○暴対策本部長クラスになれば話も違うが、
幸いなことに逮捕歴のないオレは、そんな人達と
「面と向かった」ことはないのでわからないだけだ。

これはオレの勝手なイメージだが、なにしろこっちのケーサツは
マフィアと同じようなことを平気でやっているようなので、
「ニッポンのおまわりさんより数段コワイ」という感じがしてしまう。

異国の地で暮らしているということも前提にあるのだが、とにかく
「何かあればただではすまない」雰囲気が漂っていることは確かで、
必要以上にビビってしまっているのも事実。

だって、ケーサツとマフィアが一緒(?)なんて
何されるかわかったもんぢゃないやん!!

そんな輩が一堂に会している現場を目撃し、
すっかり縮み上がったオレは、酒を一杯も飲まず、
二、三曲踊っただけで、挨拶もそこそこに
バイクの停めてある裏口から店を出た。

集合地点をもう一度確認したら、白バイではなく
制服と同じ茶バイというか「チョコレートバイ」がやはり
五十台ほどキレイにずらりと並べられていて、
その眺めは壮観だった。

あー、コワイコワイ。

もちろん毎週ケーサツはちゃんといて、普段は主に
表通りの交通整理をしているのだが、
あんな人数は初めて見たなあ。

是非とも写真を提供したいところなのだが、聞くところによると
写真やヴィデオを撮っているとカメラを没収されたりするらしいし、
王室の悪口が不敬罪という重罪にあたるこの国では、
公務執行妨害も厳しく罰せられそうな印象で、最初の頃は
けっこう平気でカメラを向けていたが、それを知ってからは
恐ろしくてとてもそんな真似はできない。

何故かビビりまくりのオレを見て
「なんか持ってるの?」とか
「やってるの?」とみんなは聞いてくるが、
別にそういうわけではなくとも、検査されるのは好きではない。

「持ち(物)検(査)」は過去に三、四回あったし、
おしっこ検査も一度だけ受けたが、あれはなんとも
「気持ちの悪〜い」ものだ。

例え自分にやましいことがないとは言え、まるで
背中の産毛が全部逆立つような、
そんな感覚なのである。

そして、もし何もないとしてもだ。
勝手にポケットに何か入れられて、
「ああ、旦那。これはいけませんなあ」などと
「ニヤッ」とされでもしたらどーする。

それに近い話を聞いたことがあるし、
「やろうと思えば何でもできる」のが
この国のケーサツなのだ。

それくらい警戒しているし、
警戒するに越したことはあるまい。

なにしろこの国で一番コワイのは
キーフン(嫉妬深い)なタイガールでも、
二度目の感染は運が悪いと死に至ると言われる
デング熱でもなく、やはり
タムルーアットゥなのである。


結局みんなは「slim」の営業終了前に
次の店に移動してしまったらしく、結果的に
「おしっこ検査の顛末」を聞くことはできなかったので、
それが実際にあったのかどうかはわからず終いだったが、
あのケーサツ軍団にはかなりドキドキしたなあ。

タイに住み始めてからベスト3に入る
トゥンテン加減であったことは間違いない。


そんなわけで、
けっこうトゥンテンしている今日此の頃であるが、それって
「決して体には良くないんだろうなあ」と、
なんとな〜く

思うのであった。


*教科書はこんな感じ
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まだまだ基本の「き」である。
Img_5613

毎日の聞き取りテストはほとんど間違ってしまう。
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そして結構な量の宿題が出る。
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インテリアおかまいなしで
「コーカイ」ポスターを貼るハメに。
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絵がカワイイのがなかなかないのだ。
Img_5630

豆腐のパッケージのグラフィックは、
なかなか素敵なのに。
Img_5620

Img_5625 style="float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;" />

豆腐が7THBキムチが14THB。実にお値打ちである。
某「JUSCO」なかなかやるやんけ。
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飽きるのでたまにはサラダもね。
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2009年5月19日 (火)

クゥムガムヌゥー

「女子大生、妊娠して男に逃げられ連続窃盗」

5月3日、妊娠8カ月の女子大生、
アンカナ容疑者(23)が窃盗容疑で逮捕された。
バンコク都内のショッピングセンターで買い物中の若い女性を狙った
窃盗事件が相次いだことから、警察が私服警官によるパトロールを
強化していたところ、パホンヨティン通りのワンパークデパートで
ベトナム人女性がネックレスや財布の入ったバッグを盗まれたと
警備員に訴えた。

被害者が、
「バッグを持ち去ったのは小柄で妊娠している女性」と説明したことから、
デパートの周辺にいた警官が捜査を開始。すぐに、
アンカナ容疑者の身柄を拘束した。

同容疑者によれば、国立大学で政治学を学んでいるが、
家が非常に貧しいため、仕事もしながら実家に仕送りをしていたという。

そして、1年ほど前にある男性と知り合い、同棲。
5カ月間生活をともにしたが、アンカナ容疑者が妊娠したことを知ると、
さっさと逃げてしまった。

そのため、アンカナ容疑者は学費と生活費と家への仕送り、さらに
出産費用をひとりで稼がなければならなくなったが、妊娠中のため、
雇ってくれるとことがなく、思いあまって
デパートで窃盗を繰り返すことになった、とのことだ。

同容疑者の自白によれば、都内のデパート、ショッピングセンター、
市場で40回ほど犯行に及んだという。手口としては、服や靴を選ぶのに
夢中になった女性客が床などに置いた手荷物を盗むというもの。
携帯電話や貴金属は換金したが、カード類や身分証明書は
拾われて悪用されないよう自室に保管していたとのことだ。

身分証明書などを元に警官が被害者に電話をしたが、
警察署にやってきた女性らは容疑者の状況に深く同情。
被害届を取り下げた上、生まれてくる子供のためにと
粉ミルクを渡す者もいた。


この記事を読んで、あることに思い当たった。
すなわち、タイの貧富の差がなかなか埋まらない理由のひとつに、
「未婚の母の多さ」という大きな問題があるのではないか、
という話だ。

これはあくまでも想像だが、おそらくタイの仏教の戒律の中には
「ハームカー(殺しの禁止)」があり、蚊さえ殺さないという人も多いし、
「子供を堕ろす」のもやはりこれにあたるのだろう。

それでも、産まれてくる子供のことを考えて、
仕方なくその禁を犯す場合もあるのだろうが、
そこそこの費用もかかるわけだし、結局
産むことをチョイスする女子が多いのではないか。

ニッポンで流行している、というか新しいスタイルとも言える
「妊娠→結婚」いわゆる「デキ婚」が可能ならまだよいが、
1相手が甲斐性のないタイ人男子、もしくは
2相手が甲斐性のない外国人(特にニッポン人!)、もしくは
3相手が訳ありの(本国で結婚しているなど)外国人、
などの理由によって結婚できず、結果
「未婚の母」となってしまうパターンが多いのが、
残念ながらこの国における現実なのだ。

そして、オトコの方が(その責任から)逃げてしまい、
女手ひとつで育てなければならなくなるわけである。

オレの女子友達でもそんな境遇のコが三人もいて、
やはり全員オトコに逃げられているし、
飲み屋のおねーさんに、ケータイに保存してある
子供の写真を見せられることもちょちゅうだ。

どうしてもプロの女子に多いのかもしれないが、彼女らこそ
仕事の相手とはキッチリ避妊しているはずであり、多分
「色恋」の相手もしくは、ちゃんとお付き合いしている相手の
子供であろうから、だとすればもちろん本人の責任もあるが、
逃げるオトコは本当に「悪いヤツ」だということになるのでは。

これまたとても残念なことなのだが、
ニッポンの男子の比率が非常に高いと想像される。


もうひとつ、
最近話題になっているニュースを紹介しよう。

「まだ見ぬ父を捜す9歳の男の子」

タイ字紙によれば、タイ北部ピチット県ムアン郡のタールアン寺で
連日、日本人の父親を捜しているタイ人の男の子が
地元で話題になっているという。

この男の子は9歳になるサトウ・ケイゴ君(ニックネームはケーゴ)。
今年4月3日に母親のティップモンターさん(33)が病気で死亡し、
その後、叔母のパタマさん(35)に引き取られた。
パタマさんはタールアン寺の前の路上でお参りグッズを売って
生計を立てているが、家は貧しく、きびしい生活を余儀なくされている。
それでも、勉強好きなケイゴ君は寺院に併設されている
小学校に通っているという。

授業のない時、ケイゴ君は叔母の仕事を手伝いながら、
タールアン寺を訪れる日本人観光客を探しては、父親の写真を見せて、
知っているかどうかを尋ねて回っている。

ケイゴ君が父親探しをすることになったのは、母親の「遺言」による。
母親は死を前にしてケイゴ君に
「お父さんは必ずタールアン寺にあなたを探しに来ます。あのお寺は
お母さんとお父さんが愛を誓い合った寺なのです」と告げた。
その言葉を信じたケイゴ君は、
「写真でしか見たことのないお父さんに会いたい。そして、
僕のことを助けてほしい」と、父親探しを始めることになった。

タールアン寺は観光スポットともなっているため、
観光バスで観光客がよく訪れる。そのため、バスが到着するとまず
「日本人観光客はいますか」と尋ね、いることがわかった後は、
たった1枚しか残っていない父親の写真を日本人観光客にみせ、
「この人を見たことがありませんか」と聞いて回っている。

 叔母のパタマさんによれば、ティップモンターさんは15、6歳の時、
「バンコクで働く」とだけ言い残し、家出同然に家を飛び出したという。
その後、しばらく音沙汰がなかったが、ある日、
サトウ・カツミと名乗る日本人男性と一緒に実家に戻ってきた。
その時、ティップモンターはすでに妊娠していた。

その後、再び、消息がわからなくなったが、2000年、今度は
4カ月になるケイゴ君とともに帰省。しかし、実家には
「世話をしてほしい」とだけいい、そのまま、バンコクに働きに戻った。
その後は、子どもの養育費として2、3回の仕送りがあっただけで、
3歳となったケイゴ君を見に来たのを最後に
再び連絡が途切れてしまった。

ティップモンターさんが再び戻ってきたのは昨年のタイ正月(4月)。
この時は、悪性の病にかかっており、医師からも見放されていた。
その母親を、ケイゴ君は献身的に看病。食事だけでなく、
排泄の世話までいやがらずにしていた。

その母親も今年4月3日に死亡。母親は死ぬ間際まで、
日本人の「夫」の名前を呼んでいたという。
ケイゴ君は、タールンア寺院で観光客に父親のことを尋ねる以外にも、
人捜しに霊験あらたかなものがあると聞くと、すぐにその場所を訪ね、
祈っているとのことだ。


このお父さんはどうやら結婚したようだが、結局
妻と子供を捨ててどこかへ行ってしまったのであろう。

話題になってついに政府が動き、在タイニッポン大使館が
本気で探したところ、ニッポンで消息が判明したらしいが、
事情で(?)すぐにはタイに来られないようで、それを聞いた
ケイゴ君は随分ショックを受けているという。

でも、きっといつかは会えるに違いない。

「ただ、抱きしめて欲しい」という息子の願いを、
是非叶えてあげてもらいたいものだ。


こうやって、
貧乏な人々がますます貧乏になっていくという
悪循環に陥ってはいまいか。

その原因がもし、
「気持ちいいから避妊しない」という
オトコのエゴによるものだとしたら、
なんとかしなければいけないのでは、と思うのだ。

「避妊しないセックス」は
「子孫繁栄の行為」なのだということを
もう一度よく考えた方がいい。

子供が欲しくないのに妊娠してはいけないし、
「クゥムガムヌゥー(避妊)」はとても大切なことである。

と、オレがここに書いたところでどうにもなるまい。

う〜ん。
何かいい方法はないものか。

「パイプカット」をもっとメジャーにするってのはどうだろう。
よくわかんないけど、カットと言っても「結ぶ」だけで、
いざ子供が欲しくなれば元に戻せるヤツ(?)。

「費用はたったの3000THBで、施術はほんの30分」

そんな感じなら、
みんなやるんぢゃないの?

ムリなのかなあ。

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2009年5月17日 (日)

ソンムットワー

昨日DVDを九枚借りた。
映(洋)画五本と、ニッポンのTV番組三本。
うち一本は三時間の特別番組なので、DVDの枚数は
合計九枚になるのだ。

二泊のレンタルだから、明日の午後八時〜十時(最終便)までに
アパートまで取りにきてもらえばよく、つまり、だいたい
七時半くらいまでに回収依頼の電話をすればよいわけで、
その時間に電話をしたなら、バイクのにーちゃんがここに
回収にやってくるのはおそらく八時半〜九時くらいだろうから、
ギリギリまで粘るとしても最後の一本を、遅くとも
午後六時半には見始めねばばらぬ、ということになる。

でもそうすると、映画を観始めてから約一時間後には
回収依頼の電話をしなければならず、そんな、
「ストーリイもそこそろ佳境に入ろうか」
という重要な時に一旦、停止ボタンを押して、
「ケータイでDVD屋に電話する」などという
ごくごく日常的な行動をしてしまっては気持ちが冷めてしまい、
せっかくのエンターテインメントも台無しなわけで、
そんなことにならぬよう、早めに
全部観てしまった方が良いのだ。

昨日の夕方からほぼノンストップで観始め、深夜四時頃一度寝て
九時過ぎに目覚めてから再開し、さっき六本(DVDは七枚)目
が終わったので、休憩がてら今こうしてブログを書いている。

こんな調子なら二泊で十五本くらい楽に観られそうだが、仮に
そんな記録に挑戦したところで、得られるものは何もないので
敢えてすることもなかろう。

しかもネタがそんなに続かない。
毎週100タイトル以上の更新があるとはいえ(*こんな感じだ)、
Img_5618

Img_5619

興味を惹くものがそんなにたくさんあるわけではなく、
「いつ観たいものが尽きてしまうのか」と、普段から
戦々恐々としているのだ。

昨日はJ君から電話があり、
「Aの友達のホームパーティーがあるらしいんすけど、
行きませんか?」
「DVDたくさん借りちゃったから今日はやめておくわ」
「そんなのパソコンで焼いて後でゆっくり観ればいいぢゃないすか」
「やったことないからわかんないし、
パソコンが重くなるのはイヤなんだよね」
「焼いた後消せば大丈夫ですって」
「いやゴミ箱に捨てても、完全に無くなるわけではなくて、そんな
映画なんて重いデータをたくさん焼いてたらチリも積もって....」
「いや無くなるわけではないと言っても、まあよーするに
ちょっと傷がつくようなもので、別に大したことぢゃ....」
「こっち来る前にハードディスクぶっ壊れてから怖いんだよね」
「今は外付けのハードディスクが安くなってて、ギガのその上の....」
「何それ?ショコタンがよく使ってるヤツ?」
「映画一本が大体4メガなんで、テラなら」
「なになに?テラが....」「いやギガが....」「テラ」「ギガ」
などという会話の末、結局、
お誘いは丁重にお断りしておいた。

だって、アメリカ人のおばちゃん(三十代)のバースデイ
「....は大分過ぎちゃったけど、まあ、それをネタに皆で飲もう」
な〜んてのは、週末とはいえ二日連続で出掛けるほど、
興味を惹かれる内容ではないからね。

「もしも、コンドー(分譲マンション)のプールで、酔っぱらって
トップレスのカワイコちゃんが泳ぎ出して、男子の人数が
足りなければすぐに行くから、その時は電話して♪」

最近は、誘われても断れるようになってきた。
自分のペースを崩すと、決して長続きはしないからだ。

それは友達関係でも男女関係でも一緒のことであり、
相手に「会いたい」と言われるがままに会っていて、
うまくいった試しなど一度もない。

「パーティーがあるんだけど、来ないか?」などと、
まるで映画のように誘われたとしても、オレとしては
「ゴーストバスターズだよね!」と、
ノリノリで出掛ける気にはならない。

それにしてもアメリカ人ってホントに
ホームパーティーが大好きなのね。


「ソンムットワー」という言葉も、最近流行りだ。
「仮に」「例えば〜だとして」という意味である。

この言葉を口に出す場合、あくまでも仮定の時と、そうではなく
もう自分の中ではほぼ決定事項であり、
強い決意が漲っている時と両方あって、後者の場合はどうしても
話す相手にそれが伝わってしまうものだったりもする。

少し前に女子を口説いてみた時もやはり
「ソンムットワー」を使ったが、今思えばあれは完全に
「仮の話」だったなあ。

そんなので、熱意など
伝わるはずもない。

それどころか、次の週にはもう
違う女子のことが気になってしまうような、そんな己の
「人を好きになる気持ち」って
いったいなんなんだろう、と、
最近しばしば思う。

あれだけ好きだったSりのことだって、
元カレと別れた段階でオレにはどうすることもできず、
新しいカレシができたという事実を知った途端、
体の力が抜けてしまい、詳しいことはわからないが
何かが「ハッキリと変わった」のは間違いない。

Bちゃんの件にしたって、電話口で
「キットゥンマーク(会いたいよう)!」と言われ、
「キットゥンドゥアイ(オレもだよ)」と、
目を瞑って彼女のことをイメージし、それが本心だと
ちゃんと確認しながら答えていたのに、
二、三日経って同じことを言われても、目を瞑る前から
「あれ?そうでもないなあ」と、すでに心境に変化があることが、
自分でも不思議でならなかったりするのである。

唇を尖らせて拗ねた顔や笑い声など、
特徴的部分を思い浮かべてやっと、
そんな気持ちに辿り着く。

あと、匂いもあるな。
香りの記憶というものが、脳だか心だかに
けっこう深く刻まれるっていうことは、なんとな〜く
経験で知っている。

自分の体臭がけっこう好きだったりするし。

それってナルティシズムの象徴なのかもしれないが、
物理的に「汚い」ということを考慮に入れなければ。
パンツだろうがTシャツだろうが、別に
何日洗わなくても全然平気だ。

ま、実際はどちらも一日、二日で洗うわけだが、
洗濯物かごから取り出して嗅いだところで、ほぼ無臭である中に
そこはかとない「オレ」を感じる程度なのだ。

ひょっとして、そう感じるのは自分だけだったりするのかな。
オレのことを嫌いなヤツからすれば、同じものの匂いを
「とてつもない悪臭」に感じるんだろうか。

謎である。

やや話が逸れたが、オレの場合異性を好きになると
「夢に登場する」ということがある。
自分が気になる相手は必ず夢に出てくるのだ。
というよりは、相手の女子が夢に出てきたことによって
その気持ちに気付くという順番の方が正しいのか。

生涯において100%でこそないが、
ここ最近好きになった女子達は
例外なく全員登場しているなあ。

ひょっとしてこれは少々勘違いの部分もあるのかもしれないが、
オレのように単純な人間からすると、非常に
わかりやすい現象なので素直に受け取るように
しているだけの話なのだが。

とにかく夢にしろ人を好きな気持ちにしろ、人間の
「脳」や「心」のことなんてまだまだ解明されていない謎が多い。
そんなことまで全てわかってしまっていては、
面白くもなんともないので、別に良いのである。

「人を好きになる気持ち」なんて、
簡単に言葉で説明できるような
そんな類いのことでは決してないのだから。


さて、昨日の話の続きをすれば、実は
シアダーイなことがもう一つあって、それは
知人の男子が元カノとついに別れてしまったこと。

詳しくは書けないが、実はその件で
「ふた波乱ほど」あったのだ。

なんの拍子かハッキリと記憶にはないが、
知人のカノジョにオレのケータイ番号を知られ、先週の半ば、
彼らが同棲を解消してから十日ほど経って電話があり、
うっかり出てしまったのである。

まだその時点で正式に別れていないのは承知しており
「彼は決して君を嫌いになったわけぢゃない」とか
「男と女の関係というものは簡単ぢゃあないよ」
くらいのことしか言葉にできなくて、もちろん
「新しいオンナがいる」とか「すでに数ヶ月が経つ」なんて
口が裂けても言えるはずはなく、幸い聞かれもしなかったので、
特にウソをつく必要もなく無事電話を切ることができた。

しかし、週末になって最悪の事態が起きる。
すでに同居を始めてしまった部屋に、元カノが押し掛け
バッティングしてしまったのである。

もう、絵に描いたような「よくな〜いパターン」であり、その時
始末の悪いことに「手が出て」しまったのだ。

彼曰く
「つい空手の受け身がでてしまって」というが、
「ワン・ツー」と、正掌にケリのオマケまで付けては
さすがにアカンやろ。
それを聞いて思わず笑ってしまったオレだが、大変失礼な話で、
本人にとってはとても笑い事などではない。

オレも逆の立場で経験があるので、
彼女の気持ちはよ〜くわかる。
つまり
「もう一緒に住んでるのかよ!?」
ということだ。

そこで、怒りの矛先がどっちに向くかは、
男女によって傾向が違うようであり、もちろん細かい状況にもよるし
性格にもよるのだろうが、すなわち一般的な傾向としては
「女子→女子」「男子→女子」にいきがちと、
昔聞いたことがある。

「どっちも女子やんけ!」という話である。

元カノからしてみれば、カレシを寝取った相手に対し
「このメス猫が!!」と詰め寄るシーンが連想されるのだが、
今回の場合はそうではなく、怒りやら憎しみやらでもう
わけのわからなくなった彼女が、メス猫ではなく元カレの方に
「ムエタイを仕掛けた」ため、反射的に
「空手で返されて」しまったわけだね。

愛が深いほど、やはりその反動で
憎しみも深いのだろうか。

まったく、わからないことだらけである。

なにしろ、とても
「ニサイディー(性格が良い)」な女性だったので、彼には
「あんないいコと別れちゃダメだよ」と、散々忠告はしたのだが、
彼女を超える好きな人ができてしまっては、
もうどうしようもないことなのだろうね。

あーコワイコワイ。

そして一昨日。
彼女からメールが来た。
英文であり
「He hit may face and kick me....」などという文章と共に、
「shame on you」という見知らぬ慣用句があり、調べてみると
「恥を知れ」とあるではないか。

「ちょっと待ってよ。オレが悪いの?」という話だ。

よーするに、二股かけてたことを知っててそれを
「隠していたこと」を責めているのだとは思うが、そんなもの
完全なとばっちりである。

これでもしオレがチ○コ切られたりしたら
目も当てられないではないか。

まあ、もちろんそれはないだろうが、今後彼女が
どんな行動に出るか心配で仕方がない。

タイガールは怖いのだよ。マジで。

そして、その後もうちょっと驚くような発展があり、
「いよいよヤバいことになったなあ」ということで、
ちょっと事情に絡んでいるオレとJ君は、
「もし仮にこうなったら」と、やはり
ソンムットワーな話をいくつもいくつも検討した。

その手のネガティヴな発想になると、急に
想像力が発揮されるような似たタイプのオレたちは
「ま、まさかそんなことが」「いや十分可能性はあるぜ」
「そうなったらいよいよヤバいっすよねえ」
「ギガヤバすだなあ」「テラヤバすだわ」と、
わかったようなわからないような話を繰り返すのだった。

とりあえず、彼には
「とにかくバレないようにうまくやってくれ!」と、
祈るような気持ちで伝えた。

とにかく、そんな話に巻き込まれて、
強制送還になったり、
チャオプラヤー川に沈められたりなんてことは

まっぴらごめんなのである。

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2009年5月16日 (土)

シアダーイ

「シアダーイ」

最近オレがよく使う言葉だ。

「残念」とか「惜しい」っていう意味なんだけど、
そういう場面によく遭遇するということなのかなあ。

昨日の夜もディスコで踊りながら、いや
踊るというまではいかず体を左右に揺らしながら、それでも
結構盛り上がっているフロアを二階席から眺めつつ、つい
そんな独り言をつぶやいてしまった。


「R.C.A」の手前(南)側にあるそのハコは
「808」という店で、形といい、大きさといい、音といい、
インテリアといい、そこそこに「いい感じ」なのであるが、
一番肝心な「選曲」が最悪だったのだ。

まあ、基本的にはDJが悪いのだが、おそらく
そもそも店の方針がすでにダメなのだろう。

確かにファラン(西洋人)はミーハーな感じの人々が多いし、
そこの客の半分以上が彼らはであるのだが、
マドンナマイケルジャクソンクィーンデッドオアアライヴ
ニルヴァーナケミカルブラザースワンダーガールなどなどなど、
何の脈絡もなく、ディスコアレンジでもハウスヴァージョンでもない
オリジナルをそのまま、しかも、一曲づつ最後までかけるならまだしも
曲の途中でいきなり突拍子もなく繋がれては、
踊るどころかズッコケてしまう。

おまけに、その間に時々
タイポップスのヒットナンバーを挟み込んだりするから
もう始末に終えない。

そんなのは友達の家でやってくれって話である。

まあ、人にはそれぞれ好みがあるわけだから
「ダメだ」と決めつけるわけではないが、
金曜の夜のいい時間帯にそんなことをされては困ってしまう。

今までにも何度か行ったことがあって、その時は普通に
ハウスがかかっていたから、たまたまだったのかなあ。
「R.C.A」では珍しく朝まで営業している貴重なハコなので、
しっかりして欲しいものだ。

ちなみに「R.C.A」とは
「ロイヤルシティーアヴェニュー」の略であり、
ややカーヴを描きながら約1kmほど続くその通りには
飲食店など数多くの店が立ち並ぶのだが、ディスコだけでも
10軒以上あるのだ。

しかもそのほとんどがキャパ1000人規模のオオバコであり、
週末ともなるとそれはもう
ものスゴい数の若者達(主に)で大賑いとなる。

女子は皆そこそこオシャレして遊びに来ているわけであり、
タイガール達のそのスラリと長い足を見ているだけで
ちっとも飽きないし、深夜二時過ぎに一斉に店が閉まり、その
「アヴェニュー」に人が溢れる様子はまさに絶景である。

ラチャダーにもやはりディスコが密集しているエリアがあるが、
「ハリウッド」という、観光ガイドには必ず載っている店以外は
ややローカルな雰囲気のハコが多く、どちらかと言えば
「R.C.A」の方が今はメジャーなのかもしれない。

ディスコはもちろんその二つのエリア以外にも
そこら中に点在しているわけであり、実際
星の数ほどあると言ってもよいのではないか。

その中の少なくとも三十軒以上には訪れてみたが、
本当に残念なことに「音」のレヴェルが低いのである。

その理由はおそらくタイピープルの趣味趣向にあり、まず
「バンド大好き」「ポップス大好き」「ヒップホップ大好き」
な彼らにとっては、実際ニッポンやヨーロッパにおける
「最新のクラブミュージック」などあまり興味がないのかもしれない。

「クラブ」と呼べるようなハコはほとんどないし、そもそも
ダンスフロアがないのだからね。
もう何度も書いたが、みんなでテーブルを囲み、
ウィスキイを飲みながらその廻りで踊るのが、いわゆる
「タイスタイル」なのだ。

とても「理にかなって」はいるが、これは
人件費の安いこの国だからこそできる独特のスタイルであり、
例えばニッポンで同じことをやろうと思っても、
とてつもない必要経費が掛かって、採算が合うはずがない。

そしていつも思うのは、毎週毎週同じようなことをやっていて
「よくもまあ飽きないものだなあ」ということ。

来る日も来る日もお約束の曲がキッチリとかかり、
毎回ちゃ〜んと盛り上がるから大したものだ。


音楽は全般的になんでも好きなオレだが、
踊ることをメインに考えれば、テクノもしくはサイケがよい。
腰痛持ちなこともあり
「腰」で踊るよりも「足」で踊りたいのだ。

ピッチ140越えのリズムで、ジョギングするように
「ピョンピョン跳ねて」踊るのが楽しい。
だからレイヴが好きなのだが、
もうずいぶん長い間行ってないなあ。

まあ、BPM130くらいのプログレ(ッシヴ)や
ハードハウスでもよいが、その手の音楽がかかるハコが
クルンテープには本当に少なくて、マジで困ってしまう。

唯一許せるのが、「R.C.A」の一番北側に位置し、
最も人気のあるハコの中の「flix」というハードハウスエリアだが、
いつもそこばかりでも飽きてしまうし、DJの面子もやはり
あまり代わり映えしないのだ。

海外からDJを招聘してイヴェントをやっているハコも、もちろん
あるにはあるが極端に少ない。基本的にはどこも
「おかかえDJの通常営業」であり、それでも十分客は入るから
無駄に経費を掛けてまでやろうとはしないのだろう。

実はちっとも「ムダ」なわけなどなく、そうやって新しい情報を
どんどん提供することによって店の品位も上がるのだし、それは
クラブやディスコなど、音楽を提供する側の使命だと思うのだが、
残念ながらそんな意識などこれっぽっちもなさそうだ。

お金さえあれば、「808」程度の規模のハコをなんとか買い取って、
ニッポンの優秀なプロデューサーを呼んで、
最新のクラブをやりたいんだけどね。

そういうハコがないだけに間違いなく需要はあるはずだし、
酒は鬼ほど売れるに決まっているから、採算は合うと思うのだが。

そういえばちょっと不便な場所に「ラッキー7」というオオバコがあり、
そこは建物丸ごとディスコで、天井が高くてとてもいい感じなのだが、
こっちのハコにはありがちな、空間のわりに音がしょぼくて
ダメダメな店で、週末なのにサムサム(客が少ない)だったが、
あそこならそこそこの金額で(営業権を)買えるかもな。

ただ、音響設備をバッチリ揃えて内装ちょっといじるだけで
軽〜く一億(円)はかかるだろうなあ。
規模がデカイから仕方がないが、この不景気なご時世に
そこまでしてドーンと打って出るような
素敵なスポンサーはいないだろうなあ。

それならば、現状の店のオーナーに直談判して、
ニッポンからDJを呼んだり、有名DJの海外ツアーに
タイを組み込ませる方が手っ取り早そうだ。

なんとかして仲良くなれないものかなあ。


昨日は、学校が終わった後J君のクラスメイト達と一緒に、
「サイアムパラゴン」へ行ってごはんを食べた。

クルンテープの中心地であるサイアムを訪れるのは
けっこう久しぶりだったが、やはり
たまには行かないとアカンね。

ナゴヤでなら栄に、ニッポンならTOKIOに、
たまには行かないと取り残されてしまうのと一緒だ。

B1のスゴくいい場所に、カレーの
「coco壱番屋」が出店の工事中だった。
いよいよできるのか。しかもパラゴンに。

こっちでもう五年以上住み、
会社や店などのコンサルタントをしているN氏に聞いたところ、
ラチャダー店は家賃が高過ぎて、店は流行っているが
さほど利益が出ているわけではないようで、それでも
出店一店目だからまだよいが、パタヤ店は決してよくないらしい。

海外からの旅行客が多い地域なので、おそらく
ファランにはあの味がウケないのだろう。

ラチャダー店に二度ほど行ってウハウハに見えたのだが、
外から見るほど現実は甘くないというところだろうか
(カレーだけにね)。

しかし、パラゴンのB1なんて
家賃は飛び上がるほど高いだろうし、
よく思い切って勝負に出たものだな。

ちなみにパラゴンとは、オレの大好きな百貨店である。
プロンポンにある「エンポリ(アム)」と系列が一緒で
五年ほど前にできたらしいのだが、とにかく規模がすごいし
エントランスでしょっちゅう様々なイヴェントをやっていて、
とにかく素敵なのだ。

クルンテープには他にも
「セントラルワールド」など素敵な百貨店がたくさんあるが、
ニッポンのデパートと一緒にしてはいけない。
明らかに「似て非なるもの」であり、例えるなら
「K-1」と「PRIDE」くらい違う。

こっちにも「TOKYU」や「ISETAN」があるが、
その差は驚くほどであり、何が違うかと言うと
「遊び心」なのである。

デザインがもう、全く異なる。

ニッポンのデパートのあの単純な作り。
例えばあの、昇って降りるだけの、景色も何もない単調な
面白くも何ともないエスカレーター及びエレヴェーター。

こっちのエレヴェーターで、
スケルトンになっていないものは少ないし、もし仮に
景色が見えないとしても、何故か両側が開いたりするし。

エスカレーターはほとんどが半周タイプ(連続ではなく、
店を見せるため一度降りて半周歩くと同じ方向にある)だし、
上の方の階から下を見ると、恐ろしくて気絶しそうになる。

あとは、どこでも必ず吹き抜けスペースがあり、
その規模はとても大胆だったりする。
まあとにかく、贅沢な作りなのである。

ただし、特にインポートのファッション系のショップなどはおそらく、
とんでもなく「売れていない」だろうと思われる。
買い物袋を持っている人をほとんど見掛けないのだ。
皆、「ウィンドーショッピング&キンカーオ(ごはん食べる)」
が目的だろうと思われ、そんな調子で
「よくやっていけるなあ」と、余計な心配をしてしまうほどだが、
「店を出す事自体」が販促なのだろうね。

まあ、とにかく「TOKYU」や「ISETAN」を通る度
(通り抜けるためだけに立ち寄るのみだからね)、
「ニッポンのデパートはシアダーイだなあ」と思う。

もちろん、土地や借地権の高さなどいろんな理由はあろう。
しかし他のことにおいてもそうだが
「遊び心」や「デザイン」などにおいては、ニッポンって本当に
残念な国なのではないだろうか。

海外旅行に出掛けて帰る度、そんなことを想い
なんだか「悲し〜い気持ち」になったものだ。


初めて「FUJI RESTORANT」という店でごはんを食べた。

店の名前に「富士」と付けてしまうところからしてすでに
「イタイ」わけであり、その味は想像通りのものだった。

だって、アメリカ料理店に
「自由の女神レストラン」って付けるようなもんだぜ。
イタリア料理「ピサの斜塔」とか。

インテリアもヒドい。

そこら中に張られた鏡。
インチキにもほどがあるいかにも貧相な竹林(?)。
店名などのグラフィックはブルー。
わざと「狙って」やっているとはとても思えない

料理の内容と言えば、タイにはありがちな、いかにも
「ニッポン人に教えられたとおりにタイ人が作ってます」って感じの
おもちゃっぽ〜い感じ、すなわち
「タイピープルの好きそうなニッポン料理」なのである。

「とんかつ定食120THB」「ざるそば90THB」と
値段の付け方も理解に苦しむ(豚が安いからか?)。

そして、お約束の
「まったくなっていないサーヴィス」っぷり。

「無愛想」「おしゃべり」「知らんぷり」
の三拍子である。

料理を運んできてテーブルに置く時、トレイごと「ドン」と置き
誰が注文したか聞かないのはもちろんのこと、
料理の名前すら口にせず、
黙って置いて黙って立ち去る。

これはタイの料理店では標準なのである。

それでも店内はタイ人でいっぱいだ。
スゴいなあ「富士レストラン」。

彼らにとっては、そういうことは
一切関係ないのだろうか。

その手の店でごはんを食べると、やっぱり
「ニッポンのホスピタリティーはスゴいな」
と、あらためて感じる。

ひょっとして世界一なのでは。

でも、ふと思う。

オレがもし店を開いて、ものすごくサーヴィスの行き届いた
「素晴らしい接客」をしたとしても、ひょっとしてタイピープルは、その
「ありがたさ」にまったく気付かないのか。

いや、むしろ迷惑なのでは。

それはシアダーイだなあ。

う〜ん。

困ったものだ。


*パラゴンではなく、「サイアムディスカヴァリー」の雑貨屋さんで
Tシャツを買ってみた(320THBの30%オフで224THB)。
ソックスは「ロータス」で三足69THB。
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2009年5月15日 (金)

ノーンラップ

とうとう夏休みが終わってしまった。
今日からまた学校通いである。

ここ最近、これでもかというくらい不規則な生活をしていたので、
元に戻すのに少し苦労しそうだ。


眠るのが大好きなオレは、夏休みの間
「少しでも眠くなったらとにかく寝る」
ということにこだわって暮らしてみた。

すなわち、三大欲のうち
「睡眠欲を最大限に解放」したわけである。

何が気持ちイイって、
「眠くなってから眠りに堕ちるまで」のあの快楽は
他に変え難いような気がするし、堕ちる瞬間はまさに
「エクスタシー」であり、それが
「意識」と「無意識」の狭間にあるという儚さがまたいい。

タイ語でいえば
「ノーン(横になる)」から
「ラップ(眠る)」に入る瞬間だ。

つまり、スーッと吸い込まれるように眠りに就く
「あの瞬間」は、ハッキリと意識できるわけではないのにも関わらず、
例えようのない快感として、睡眠後目覚めた後でさえ
まだ記憶に残るのだから、もし仮に覚醒していたとしたら
「とてつもない快感なのでは?」と想像できるのだ。

意味わかるかな。

まあとにかく、寝ている間よりも
「眠くなってから眠りに就くまでの間」の方が気持ちイイわけだから、
睡眠時間の長さにこだわるより、寝る回数を増やすことの方が
睡眠欲の解放に繋がるのではないか、と考えたわけである。

しかし結果は思ったほど芳しくなく、
寝る回数が増えると当然のごとく睡眠が小刻みになり、そのうち
朝昼晩関係なく時間もバッラバラになって、
夢と現実がごちゃごちゃになるなど、なんだか
よくな〜い感じなのである。

当然生活も不規則になり、起きている間もボーッとしがちで、
気だるい状態が続いたりもする。

だって、
「目覚めたらお腹空いてごはん食べたら眠くなってまた寝る」
みたいな感じだからね。

そりゃ体にも、精神的にもよくないわ。きっと。
快楽を追い求めればいいってもんぢゃないんだね。


そーいえば、
「うつ伏せ寝」が体にいい、みたいな話を
最近になってどこかで聞いたが、そんなことは
寝る前からとっくに知っていた。

どんな体勢が心地いいかなんて体が勝手に判断するわけであり、
それは人によって違うのだろうが、オレの場合
「うつ伏せ下半身ひねり」の
「左」→「右」→「左」で、眠りに就くパターンが多い。

眠気を感じてからベッドに横になれば一発でイケるが、
そうでない場合は、寝返りをひたすら繰り返すことになる。

あと、何かを腕に抱いていないと眠れないという癖があり、
もう十五年以上彼(性別は不明)と一緒に寝ている。
Img_5610

別に抱き枕でも良いのだが、足の部分は別に必要なくて
オレには長過ぎるし、カエルという冬眠する動物と一緒だと、
いかにもよく寝られそうではないか。

もちろん、ニッポンからわざわざ連れて来たのだ。
「いい年をしてアホか!」と思われるのもごもっともであるが、
もう慣れてしまったのだからしょーがない。


そして、女子が横にいるとまず寝られない。
とかく引っ付きたがるものであるが、体の一部が触れているだけで
気になって仕方がないのはオレだけか?

腕枕なんてもってのほかである。
あんなものはただの拷問だ。

一晩中チ○コを握られながら眠れるわけもないし。

「異性と一緒に暮らす場合選ぶならどれ?」
A:「一緒のベッド(又は布団)」
B:「同じ部屋でベッドのみ別」
C:「寝室別」

という質問をよくしたものだが、
人によって答えは様々だった。

オレはもちろんCである。

何故なら、男女の間には
「温度差」があるからだ。

室温やシャワー(ウォシュレット含む)など好みの温度が違うし、
ものの考え方にもかなりの差がある。

オレが元妻と別れたのは
「温度差が原因だった」と言っても差し支えあるまい。
きっかけが前者(物理的な方)で、決定的だったのは
後者の理由(考え方)であった。

ちなみに、タイガールはとかく「暑がり」が多くて困る。
寝る時に扇風機付けっ放し、しかも方向限定では
体がおかしくなってしまう。

それに、寝る時間と起きる時間だって違うぢゃん。
トイレに行ったりする時に気配で相手を起こしてしまったり。
などと、いかにCがいいかということを力説していると、
必ず言われたものだった。

「そんな人は女子と一緒に暮らさない方がいい」

身も蓋もないではないか。
Cをチョイスする女子だっているはずなのだ。

いやその前に、カエルと一緒に寝ているようなキモいオトコと
「誰が一緒に暮らすか!!」という話である。


今から、また例の姉妹がやって来ると言う。

規則正しい生活には
いったいいつ

戻れるのだろうか。

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2009年5月12日 (火)

プレーン

歌は好きだ。

学生の頃バンドではヴォーカル担当だったし、
「将来は音楽で....」な〜んて考えたことだってある。

中学の同級生の女子に、
受話器越しにプレゼントした弾き語りの歌は、
オリジナルだったかコピーだったか。

フォークソングの全盛期であり、
一家に一台はギターがあった時代だから、
誰にでもそんな経験があるはず。

「ザ・ベストテン」という人気番組では、毎週
国内歌謡曲のヒットナンバーを紹介しており、
ロックやポップスやフォークソングに混じって
演歌もけっこう頻繁にトップ10入りをしていたあの頃。

洋楽の情報はもちろん、
「ベストヒットU.S.A」からだった。

カラオケはまだ出始めたばかりで、
スナックや歌声喫茶にしか置いていなかった。
ソフトは懐かしい「8トラ(ック)」というヤツだ。

そんな、今から三十年も前のことを、
タイで暮らすようになってから
時々思い出す。

理由は明らかで、
似たような情景によく出くわすからだ。

近所のカラオケスナック(なんとオープンエアなのだ!)では、
おっちゃんおばちゃん達が夜な夜な自慢のこぶしを披露しているし、
「タニヤ(最近知ったのだがどうやら「ア」ではなく「ヤ」だった)」という
ニッポン人観光客(ただしおっさんに限る)御用達のストリートに並ぶ、
女子を買うことがメイン目的の「カラオケ(というジャンルの店)」では
驚くほど長い間改装していないと思われるボロッボロの店内で、
「また逢う〜〜〜日まで〜〜〜逢える〜〜と〜き〜ま〜で〜〜〜♪」
などと、エロじじいが尾崎紀世彦の
「また逢う日まで」を熱唱していたりするからね。

まさにタイムスリップだ。
*JASRAKさんごめんなさい。

最近のマイブーム(古いか?)は、バイクを運転しながら
ニッポンの歌を思い切り大声で歌うことなのだが、
ふと頭に浮かぶのが何故かその頃の曲というのも、おそらく
その辺りが原因なのだろう。

ちなみに昨日は、
「SACHIKO」(Byばんばひろふみ)だったな。

「しあわせを〜〜かぞ〜え〜たら〜♪」

暗っ!!
*JASRAKさんごめんなさい。


タイピープルも歌が大好きだ。
そこらの路地でも、友達の家でも、ディスコでも、とにかく
酔っぱらったらタイポップスや演歌などをみんなで歌う。

タイの歌をまだよく知らないオレは、
どうしてもその輪の中に入っていくことができずに、
ちょっぴり寂しい思いをしたりするのだ。

考えてみれば、言葉を憶えるのに
「歌」というのはなかなかいい方法なのかもしれない。
歌詞なんてそんな難しい言葉はあまり使わないからねえ。
「キットゥン(恋しい)」「ラック(愛してる)」
「マイカオジャイ(わからない)」「カオジャイマイ(わかるでしょ)?」
とかさ。

例のイントネーションとメロディーの関係が気になるところだが、
そこらはうまくやっているのだろうね。

ただ、文字を読めない段階で、歌詞を間違えず
一曲丸々憶えるのはけっこう大変なことだ。
歌詞カードはもちろんタイ語で書いてあり、サッパリ
理解不能なので完璧に耳コピーせねばならない。

ちゃんと発音できずに変な言葉になってしまい、
歌いながらタイピープルに鼻で笑われるなんて
屈辱以外のなにものでもないからなあ。

ま、そんなこと言ってても始まらないので、
試しに一、二曲憶えてみることにした。
去年けっこうヒットしたので、
どこでもある程度は通用するはずだ。

そのうち、タイガール達と一緒にローカルなカラオケで
盛り上がれるようになったらさぞ楽しいだろうなあ。
ニッポンの歌がある「ビッグエコー」に、ニッポン語のうまい
タニヤガールと行ってもあまり面白くはないからね。
読み書きが上達して字幕さえ理解できればそれも可能だろうから、
頑張って勉強せねば。

あと、こっちの歌番組はかなり笑える。
口パクは当たり前でそれがバレることにビビってすらいないし、
衣装の豪華さというか派手さというか、セットもとにかくスゴいし、
そんなド派手な衣装で田舎の女性歌手が
「ヒウヒウヒウヒウヒ〜ウ(お腹空いた)」とか
「ソムタム(パパイヤサラダ)ソムタム」とか、いかにもな歌詞を
奇妙なメロディーに乗せて踊り歌うのを見ていると、
何とも不思議な世界観なのである。
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バックダンサー全員がジュディーオングだったり。
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切ない恋心を歌いつつブランコに乗ってみたり。
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素人の参加する勝ち抜き番組もあって、おそらく
大御所なのだろうがその審査委員長のキャラがまた際立っている。
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辛口というかなんというか、
田舎から出てきて一生懸命歌う素人を、
オレでもわかるようなシンプルな言葉で一刀両断斬りつける。
喋り方も極端にゆっくりなのだが、かなりの高齢でもう
半分ボケているのだろう。
それでもおそらくサブちゃん並の大御所である彼には、
決して誰も逆らえないのだ。
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まあ、こんな調子で他のTV番組同様時代錯誤も甚だしいのだが、
その中に昔の古き良きニッポンを垣間見るような気がして、
懐かしいような、ちょっぴり切ないような、なんとも言えない感覚に
襲われたりもする。


とにかく、
「歌は世界共通の言葉だ」(そんなのあったっけ?)といわれる通り、
タイの歌を憶えて一緒に盛り上がれるようになった時、
彼らともう一歩近づけるような、

そんな気がするのである。

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2009年5月10日 (日)

アーンとキアン

いつの間にか八ヶ月が経ってしまった。


こっちへ来る前のイメージとしては
「半年くらいでタイ語をマスターして....」
な〜んて感じだったが、勉強し始めてから三ヶ月ほどの時点で
「半年なんてとてもムリ」と、認識を新たにしたものだ。

最初の三ヶ月間は「A.U.A」でタイ語を話す為のキモと言える
声調、いわゆるイントネーションをみっちりと叩き込んだのだが、
これはタイ語に関するどの本でも必ず重要視されているのを見て
「まずそこから始めねば」と判断したからである。

タイ人クルー(先生)二人が、大袈裟な身振り手振りを交え、
時に笑いを入れつつまるで漫才のようにひたすら会話を続けるのを、
観客である生徒はただただ聞くのみ。
このヒアリング重視(オンリー?)の授業は時に退屈で、毎日きっちり
六時間受けていたオレは時間の後半ほとんど居眠り状態だった。

それをクルーにツッコまれながらも、まるで子守唄のように自然に
耳に入ってくるよく使う言葉の数々は、いつの間にか
正しいイントネーションで口から出るようになっていくのである。

その後、今度は普通に文法を教える学校と掛け持ちし、
声調を記号で書いてあるものを頭で判断してただ読むだけでは、
なかなか正確なイントネーションをマスターできないということを
あらためて知る。

一緒に授業を受けているニッポン人のおっさんが、
何度クルーから指摘されてもものの見事に間違える様子を見て、
思わず「ニヤリ」としてしまうのだった。

同じ言葉でも声調によってまったく違う意味になるタイ語において、
それは致命的なことであり、未だに散々苦労させられる。
ちなみにこのブログにおいても、タイトルを始め
様々なタイ語を記述しているが、それを読んだだけで
そのまま使えると思ったら大間違いであり、
「正しい声調とセット」で初めて意味が通じるのだ。

そんなわけで、
「ヒアリングのみ」→「文法の解釈」という段階を経て、
いよいよ第三段階に入ることになるが、その内容とは
「アーン&キアン」つまり「読み書き」である。

あの「可愛らしい文字」を読めるようになれば、実際
タイ語力はぐっとアップするだろう。

レストランのメニュウが理解できるようになり、
そのうちきっと新聞や雑誌だって読めるようになる。
タイガールとは日夜メールのやり取りをし、いざ愛を語るとなれば
心のこもった直筆の手紙を送ろう。

そして、ハリウッド映画を
「タイ語字幕スーパー」で観られるようになればそれはもう
「夢のような世界」である。

いろいろ悩んだが、とりあえず今週から学校通いを再開し、その間に
就職先が決まればその後は独学で文字を勉強しようと思う。
当然のことながら、タイガールとの会話によるヒアリングも重要であり、
現状では自分の意思をある程度言葉にできるようにはなったものの、
相手が何言ってるのかサッパリなのは相変わらずだからね。

結局は一年が目処かな。
一年経てばきっといろんなことが具体的に見えてくるだろう。

と言ってもあと四ヶ月しかないのか。
ま、焦っても仕方がないので
マイペースでいくとしよう。


新聞で思い出したが、
「バンコク週報」という邦人向け新聞社のネット記事を読んでいると、
本当に面白いというか驚かされる。
例えばこんな事件は、タイでは日常茶飯事なのである。

「性器切断の男性、同じ病院に1晩に2人」

4月27日午前1時ごろ、性器を切断された31歳の男性が
ラヨン県内の病院に搬送された。
この男性はオートバイ工場に勤務するウドムチャイ氏。証言によれば、
犯人は1歳年上の妻、パッチャリン容疑者で、犯行後、6歳になる
子どもを連れて家を飛び出していったという。

ウドムチャイ氏は女性の友人が非常に多かったことから、妻はいつも
「浮気をしている」と疑っており、それが原因で夫婦喧嘩が絶えなかった。

事件が起きた4月26日、ウドムチャイ氏によれば、
友人宅で酒を飲み、夜、自宅に戻ったところ、妻から
「浮気していたんでしょ」と責められたことから、また言い争い。
この時は、ウドムチャイ氏はかなり酔っていたこともあり、
「それならもう別れよう」と怒鳴り、そのまま、寝てしまった。

しかし、しばらくして、男性器の周辺に激しい痛みを感じて、
飛び起きたところ、妻が手を血だらけにして立っており、そのまま、
6歳になる息子を連れて家を出ていってしまったという。

頭が混乱しているウドムチャイ氏が下半身を確認すると、
性器が根元から切断されていたため、切断された部分をあわてて探した。
しかし、見つからなかったことから諦め、家の外に飛び出し、
知人に助けを求め、病院に連れて行ってもらった。

手当が早かったことから、大事にはいたらなかったが、担当医師によれば、
精神的にかなりのショックを受けている、とのことだ。

なお、この日、同病院には同じく男性器を切断された
35歳の男性も運び込まれたが、
いっさいマスコミの取材には応じなかった。

http://www.bangkokshuho.com/

(こんな目にだけは遭いたくない)と、
ゾッとしながら毎回読むが、数ヶ月に一度はこの手の事件があり、
「チ○コカット」こそ、ジャオチュー(浮気者)オトコに対する
「最もポピュラーな制裁」というのが、どうやら
マジのようだから恐ろしい。


やっぱり
アメージングな国なのである。

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2009年5月 8日 (金)

レーオテークン

「日本大使館からの緊急メール」によると、
”パンデミック警戒レベルは依然「フェーズ5」”なのだそうで、
「死因としては最も避けたいもののひとつ」である
「豚インフルエンザ改め新型インフルエンザ」のことをテーマに
ブログを書きたいところではあるのだが、オレにとっての個人的
「警戒レヴェル」がいよいよ「フェーズ6」(?)になりそうな勢いの
「対タイガール」についての話を優先させる必要があるというのが、
現状での判断だ。

そして、目覚めてしまった中途半端な時間(朝方)が
その作業に最も適していることから、先日のテーマに引き続き
「警戒レヴェル」を上げるかどうかという意味においても、ここらで
考えをしっかりとまとめたいと思い、今机に向かっている。


「石橋を叩いて(も、なお)渡らない」ほどの慎重派なのだ。

基本的には「腰が軽」く、「フットワークがいい」方だと思うのだが、
「人生においてある程度重要な決断」を迫られると急に腰が引け、
そんな風になってしまう己を、自分でも
もどかしいと感じる時がある。

タイピープルが好んでよく使う言葉に
「レーオテークン(あなた次第)」というのがあり、英語ならば
「Up to U」という例の慣用句と同様の意味で、繋ぐ単語が
「レーオ(それから)」「テー(しかし)」「クン(あなた)」では
ニュアンスがちょっとわかりにくいのだが、タイ語とは
そういう特徴を持った言語だとオレは常々思っている。

それがもし
「キンアライディー(何食べる)?」
「レーオテークン(あなたにまかせるわ)」程度の
「オレ次第」ならまだよいが、場合によっては
「そんな軽〜いノリで決断を迫るなよ」ということもあり、昨日はなんと
一日のうちに両方をそれぞれ一つづつ
「あなたしだわれ」てしまったのだった。


クルンテープ名物の
「ロッティッマックマーク(大渋滞)」が原因だから仕方がないし、
その手のことに対してすっかり免疫ができてしまったオレにとっては、
エカマイ角のカフェでたっぷり二時間待たされるなんてのは今更別に
どうってことない話なのだが、相手は真面目な女子大生であり、
ニッポン語のレッスンを受ける立場としては、
さすがに申し訳ないと思ったのか、タイガールにしては珍しく
かなりの恐縮ぶりだった。
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その間の話し相手は、窓の外に遊びにやって来た
チンチョ(小さなトカゲ)君達だけだった。
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結局レッスンの時間はなくなり、終わった後に
「みんなで一緒にごはんでも....」という、そっちの約束のみとなり、
「バーベQ」か「しゃぶしゃぶ&すき焼き」か?の判断が
「Up to U!」というわけで、オレにゆだねられたのである。

実はもうお腹がそっちモードになっていたため「和」をチョイス。
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牛よりも断然
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豚の方が好き。
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「しゃぶ」と「スキ」が両方味わえて、しかも
ちゃんと薄〜くカットされたそこそこの肉が出てくるわりには、
ブュッフェ(食べ放題)で390THBならかなりお値打ちと言える。

実は昼間に某「MK」で「スキー(タイ風鍋)」を食べたばかりで
「一日に二度、三種類の鍋料理を食べる」という憂き目に晒された
(?)のだが、そんな事態となったのもタイピープル特有の
「自己チュー」さによる予定外の行動が原因であり、その中には
「想定内」と「まさか」が両方含まれていたのだった。

「約束を勝手に反古にして次の日にリベンジ(?)」

これはどうやらタイガールにとっては
「お約束」のような日常的儀礼のようであり

1「スッポかす」
2「(その日は)一切連絡取れない」
3「(次の日)何ごともなかったように連絡がある」
4「ごめんなさい。今日こそはちゃんと行くから」
5「時間には遅れるが、なんとか果たす」

というのが、タイガールにとっての「約束の果たし方」っていうか、
「約束をまともに果たさないこと」が、彼らにとっての
「お約束」などという、まるでパラドックスのような
不思議な事象を今までに何度経験したことか。

理由がまたムカつくのだが、まあ十中八九は
「マイサバーイ(体調悪い)」の一言で片付けられるから
まったく恐れ入る。

そもそも、
「来週の何曜日にどこどこで」などというアポイントは、
億単位のビジネス絡み(?)か、もしくはよほどしっかりした
エリート(?)の女子が相手でなければ通用せず、一般の女子が
システムノート的なものを持ち歩いているのを見たこともない。

つまり、日常の挨拶が
「パイナイ(どこ行くの)?」
「キンカーオルーヤング(メシ喰った)?」という彼らにとっては
「お腹空いたからごはん食べに行こ!」というのが基本であり、
「パイティアオ(遊びに行く)」にせよ、ほとんどの場合当日に
「今日店が終わってから」とか「今から行くわ」的なノリで
時間と場所を設定するのが普通で、元々それをきっと
「約束」などとは捉えていないのだろう。

ただ、まだ良心が少しあると思えるのは次の日もしくは近日中に
再び誘ってくるというフォローが入ることだが、これにしたって
ずいぶん身勝手な話であり、普段ヒマなオレだから
そんなのに付き合っていられるだけで、
一般的にはどうなのだろうか。

幸い二回連続でブッちぎられたことは一度もない。
もしそれをされたら速攻で荷物をまとめて
中国にでも行っちゃうぞ!!

ともかく、それによって予定が何もかもズレるので
「一日三鍋」などというのも不思議ではないし、なんなら最初から
「女子と会うのは二日がかり」もしくは
「24時間遅刻が当たり前」という風に思った方が
よほど気が楽なのかもしれない。

ただ、言っておくがこれはオレの狭〜い行動範囲内での事例であり、
「彼女達」と女子に限定しているのは、タイボーイとその手の約束を
一度もしたことがないだけの話ではあるのだが。


もう一つ確認しておきたい事がある。
それは姉妹の仲の良さについてだ。

タイピープルは基本的に寂しがり屋が多いようで、特に女子は
「少しの時間でも独りではいたくない」みたいだ。
もちろんそれは世界的に言える傾向なのだろうが、
「なにもかも極端な」この国ではその辺りの感覚もどうやら
普通ではないようで、それはきっと宗教的な理由もあり
「家族を大事にする」というのが原点にあって、さらに言うと
「大事な仲間は家族同然」みたいなことにも繋がる。

だから本物の兄弟が仲いいのはもちろんだが、年の違う友達同士が
いつも一緒に行動しているうちにいつの間にか
「フェイク姉妹」になったりしていて、別に悪気(ダマすつもり)もなく
「私の妹に何をするのよ!」的なことを言われて、こっちが
勘違いしたりすることがよくあるのだ。

そして、リアルにしろフェイクにしろ
「姉妹でいつも一緒に行動」する彼女達を
「引き離(剥が)す」のは案外やっかいなのである。


一昨日の深夜結局来なかったBちゃんは、やはり昨日になって
「マイサバーイだったのゴメンナサイ。今日はちゃんと行くから」
と連絡してきた。

「二人で会いたい」→「部屋に来る」
という流れなのだから当たり前なのだが、念のため
「一人で来いよ」と言っておいたにも関わらず、皆さんの予想通り
きっちりおねーちゃんもついて来ちゃうわけで、オレが思わず
天を仰ぐシーンをご想像いただきたい。

「クンタクシーコンディアオティーソンアンタラーイ。チャイマーイ!?」
*夜中の二時に(若い女子)独りでタクシーに乗るのは危険でしょ!?

とまあ、もっともらしい理由ではあるが、
「お前なら一人で大丈夫だろう!」という、推定体重70キロ(超?)の
ピーサオ(おねーちゃん)に言われるとついイラッとくる。

そう。
妹21才姉25才で双方平均的ルックスならば、
状況としてはもちろん「ウハウハ」なのかもしれぬが、
残念ながらどうにもこうにもならないのだ。

キーアーイ(恥ずかしがり屋)の妹は確かに普段から
「姉にベッタリ」だし、おそらくおねーちゃんも
独りきりになるのがよほど寂しいからそんなことになるのか。

とにかく
「私のことは気にしないで!」と言いながら
「ヒウカーオマックマーク(メチャお腹空いた)と、
テーブルの下と冷蔵庫の中をいいように荒らすおねーちゃん。
つまみと共にウィスキイを飲みながら、最後に
「ママー」(インスタントタイヌードル)で「締める」まで
ちゃんと付き合い、最後まで見届けるオレら。

そんな状況で、数十センチ先のソファーで寝た(フリ?)の彼女を横に
「ことに及ぶ(それもけっこうしっかりと)」二人も
やっぱりどうかしてるよね。

さて、状況はともかく、問題は
「そうなってしまった」オレらの関係である。

つまり、プロの女子に対し、
彼女の働く店にほとんど金を落とさず
(一度もペイバーせず、買春もせず)、言ってみれば
「手を出して(付けて)」しまったわけであり、しかも
姉妹や生活状況を見せられた上でのことなので、過去に数回あった
「中途半端(ごく僅か)なお金を渡して一回きり」では
おそらく済まされまい。

オレも餓鬼ではないので、これがいわゆる
「色恋」というヤツだとは当然承知の上でのこと。

わかっていて引っ掛かったのは、
「それも経験」ということはもちろん、そういう相手を持つことで
「生活のモチベーションを上げる」という目的もあった。

何故ならBちゃんは今のオレには条件がピッタリだった。
彼女の生活階層&収入レヴェル、ルックス、性格的要素
などのバランスがちょうどいいと思えたのだ。

ただし予定外だったのは
「コブ(子供)付き」
「姉付き(70kgクラス)」という事実。

うかつだったのは、それに気付いた時にはもうすでに
「情が移って」しまっていたこと。
相手のほうから「スーッ」と近づいてくる女子に対して
わりと早い段階でそうなってしまうのは
オレの悪い癖なのだ。

日本大使館でも誰でもいいから、もっと早く
「プゥインタイ警戒レヴェル<フェーズ5>」と、
教えてくれればよかったのに。

結果的に警戒レヴェルは
「5」を超えて、すでに「6」に近い。

冷蔵庫の中身がほとんどなくなり、翌日
オンヌットの「MK」で昼ごはん食べた後、一人トイレに行く
おねーちゃんを待つ間二人並んでベンチに座り、
彼女の腰に手を廻したまま天井を見つめながら
オレはつぶやいた。

「ポムガップクンペンヤンガイ(オレらはどうなる)?」

Bちゃんの答えはもちろん
「レーオテークン」である。

挿入する前の一瞬
(こいつと家族くらいならオレがなんとか喰わせてやるさ)と、
覚悟したはずなのに。

言葉でそれをちゃんと言えぬまま
姉妹と別れたオレ。

(本当に情けないオトコだなあ)と

自覚はしているのだが....。


*気持ちをわかってもらう為に一応写真をいくつか。
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これが限界かな。
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おねーちゃんには申し訳ないが、こんなのしか撮れなかった。
別に悪意はない。念のため。
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2009年5月 6日 (水)

トックチャイマーク

結局昨日も朝帰りというか昼過ぎに部屋に戻り、
ブログをアップした後夕方一度寝てから、
電話で起こされた後再び寝て、女子が遊びに来るという
深夜に起きたのだが、未だに彼女は来ない。

そんなことはしょっちゅうなので別に気にもならない。
こっちがちょっと連絡取れないとすぐに怒るクセにまったく
いい気なものだが、タイガールはこんな輩ばかりなので
いつの間にかすっかり慣れてしまった。

しかし、こんな風に一日に何度も短い睡眠を繰り返していると
体にはあまりよくなさそうなのだが、実際体調は全く問題ない。
ま、今日辺り久しぶりにジムにでも行ってくるかな。


最近女子ネタが続いているので、ついでと言ってはなんだが
以前から気になっていた事を書こうと思う。
とは言っても女子に関してではなく、主に
ガトゥーイ(オカマちゃん?)についてである。

アメージングなこの国の最たる部分、男女他の性別は
実のところかなり複雑であり、ここらで一度
ちゃんと文章にすることにより自分の考えをまとめてみたいのだ。


先日のラオツアーで、たまたまゲストハウスが同じだった
ニッポン人男子二人(28才)と話していた時のことだ。

愛知県三河地区から来ていた彼らは、やはりタイが好きで
ここ二年の間に八回ほど来タイしていると言う。
そして前日の晩ヴィエンチャンで、十代半ば(?)と思われる
若い女子を購入したが、文字通り
「役に立たなかった」という件であった。

「まだ若いのになんでやねん!?」
「いやオレら二人共タイ人のカノジョいるんすけど、
なんか気になっちゃうんすかね。まあ、こいつの場合
カノジョと言ってもちょっと事情が....」
「なになに?なんやそれ。どういうこと?」
「これがまあスゴい話なんすよ。マジで」
「ちょっとちょっと。聞かせてよ〜」
「........。お前が話してくれる?」

自分の口からはとても言えない、といったところなのだろう。
結局連れの方の説明を聞いたところ、そのカノジョが実は
ガトゥーイだったことが発覚したということなのだが、なんと
一年半もの間まったく気付かなかったらしく、一緒に
カンボジアに出掛けた時にパスポートを見て初めて知ったという。

一年半とは言っても、その間に何度か
旅行で来て会っていただけだろうが、それにしても
なかなかスゴい話であることは確かだ。

正直トッチャイマーク(めちゃめちゃビックリ)だったが
この手の話はよく聞くし、すでにタイに八ヶ月も住んでいる
オレとしては、ちっとも驚いていないような冷静なフリをして
「いやいやそれはしょーがないよ。むしろこっちに長くいれば
一度は通る道だと思うし、全然気にする事ないってば」
と、笑ったりもせずに普通の反応を返した。

写真を見せてもらったが、実に可愛らしいコであり
「まさか」というレヴェルの容姿であることは間違いない。
おそらく今でもお付き合いしているのだろうし、
そんな彼の心を傷つけたくはなかったのだ。


さて、ニッポンにいる諸君はこの話に
「いったい何故そんなことが??」と驚くかもしれないが、
オレなりに今まで得た知識を元にその理由を説明しよう。

まず最初に性事情について。

人間にはオトコとオンナだけではないのは周知の事実だが、
病気などの特殊な事例を除き、タイでの性別を
性癖等の事情も含め細かく分けるとこうなると思われる。

1ノーマルなオトコ。
2バイセクシャルのオトコ。
3ゲイ(同性愛主義)のオトコ。
4レディーボーイ(ニュウハーフ)。
5ガトゥーイ。
*以上戸籍上は男子。
6トムボーイ(オナベ)≒ゲイのオンナ(タチ)。
7ゲイのオンナ(ネコ)。
8バイセクシャルのオンナ。
9ノーマルのオンナ。

ややこしいやろ。マジで。

ちなみにレディーボーイとは、オレが思うに、
ショーに出たりゴーゴーバーなどで仕事はするものの、自分が
オカマちゃんだと自覚しており、見た目でもわかりやすいコであり、
ガトゥーイとは、精神的にも半ば女子になってしまって
マジで男子をダマすつもりの確信犯だ。

ゲイのオンナをトムボーイとネコに分けたのは、見た目が
あまりにも違うからであり、ゲイ専門とバイセクシャルではやはり
性的趣向が違うわけである。*男子は見た目の差がない(?)。

2と3については、格好は普通の男子でもメイクをしているコが多く、
トムボーイはそれらの男子のファッションを真似ているのが特徴だ。
ただし逆にメイクはあまりせず、ほぼ例外なく髪型は
「つんつんヘア」であり、小デブな体格が多い。

そんなトムとステディーな関係にある7は見た目全く普通の女子で、
しかも結構可愛いコが多いのでムカつく。
そしてトムのオトコ(1)に対するジェラシーはかなり激しいので
8の女子に対する扱いには気を付けないと大変なことになる。
7は男子を相手にしないのでその点は安心なのだが。

実はこの、いわゆるレズカップルが驚くほど多いのも事実で
彼女らは見た目ですぐにわかるし、そういう意味では
「自由恋愛が許された国」とも言えるかもしれない。
*戸籍上の自由はないが。

というわけで、1のノーマルな男子が
いかに少ないかがお分かりだろう。
男子45%女子55%という人口のうち、おそらく
男子の2〜3割はノーマルでないと聞くからまったく驚きである。

最もスゴいのはやはりガトゥーイだね。
今回のメインテーマは彼(女)らについてだ。

お金を稼ぐために、子供の頃から
「そっちの道」に歩む男子が多いのは、基本的に背が低く
目がパッチリ二重で、その素質がある比率が高いからだろう。

そして幼いうちからある程度お金を掛けていれば、成長するに従い
「見分けがつかないような」容姿になっていくのだ。

途中で挫折し、レディーボーイになる輩もいるのだろうが、
マジでガトゥーイになる男子達は下半身に「ある手術」を施すと言う。
その技術はタイが世界一という評判らしく、簡単にいえば、
チ○コの中身を取り除いて表面の皮膚を体の中に埋め込み、
その割れ目を体が「傷」と認識しないよう、しばらくの間
毎日蝋を流し込んで固めておくらしい。

その後もいろいろな手で精巧な形に仕上げていくという話であり、
うまくいけば見た目も感触も本物と見まがうほどと聞く。

もちろん顔も「イジっている」場合が多いだろうし、
メイクもうまいので正直間近で見ても
女子と全く区別がつかない、いやむしろ下手な女子より
「オンナらしいオカマちゃん」だってたくさんいるのだ。

この目で何度も何度も見たのだから間違いない。

住み始めた当初は、いろんな人から話を聞き
「足の大きさ」「喉仏」「声」などを判断材料にしていたが、
これらも場合によってはわかりにくく当てにならないし、
最近は声も、薬である程度変えることができるらしいしね。

例えばこっちが酔っぱらっていたとして、エッチの時に
「暗くして」などと言われれば、最後まで
気付かずにいる場合だってあるに違いないから、
回春ツアーで訪れたニッポンのおっさん連中も、未だに
本人が知らないだけという事例も相当な数に上るだろうし、
一年半もの間気付かずにいた彼の話だって、
「まんざらあり得なくもない」と本気で思えるのだ。

だいたいおわかりいただけただろうか。


実を言うとこのオレ自身も、タイへ移住して三ヶ月ほど経った頃、
「ガトゥーイ症候群」に悩まされた時期がある。

例えばディスコでタイガール達と一緒に踊ったりしている時、
ある程度近づいたり仲良くなったりした状況で
「こいつひょっとして....」と疑ってしまうという、
一種の病気のようなものだ。

特にあっちから近づいて来る場合は
「どうもおかしいなあ」と思ってしまうし、初対面で
ベロチューでもされた日には
「あ、こいつ間違いなくオカマちゃんや」と確信したものだ。

アルコールが入っているせいもあるが、実際ホンモノの女子でも
ノリノリで腰を引っ付けてきたりする場合がかなり多いので、
そんな女子達(?)と一緒に踊っているとかなり楽しいのだが、
相手が男子だと思った途端に気持ちは豹変する。

一緒に行っている男子友達に
「そのコオカマちゃんっぽくない?」などと言われたらもう終しまいで、
暗いハコの中ではもう容姿に関わらずそうとしか見えなくなるのだ。

確かめる良い方法がない、というのも問題で
本人に直接聞くわけにはいかないのである。
何故ならもし彼女が女子だった場合、
この上なく傷つくわけだからね。

そこのあなた。
ディスコでさっきまで仲良く踊っていた男子に
「ねえねえ君ってまさかオカマちゃんぢゃないよね?」
と尋ねられたらどう感じる?

実際にそうやって、タイガールを(恐らく)
深〜く傷つけてしまったことが何度かあるが、その時の
切なさといったらなかった。

「このままではマズい」と、とにかく研究に研究を重ね(?)、
見分ける方法を編み出したのである。

「手のひらを前にして肘を突っ張った状態でテーブルなど
何かに手をついた場合、肘がグニッとおかしな感じに曲がる」
のがホンモノの女子だ。

ただ、今はそんな方法を使って試さなくても
「別にいいや」と思えるようになった。
実際にオンナよりもむしろオンナらしいオカマちゃん達を、そう
毛嫌いする必要もないと気持ちが吹っ切れたのだ。

もうひとつ、
キレイなコ達にあまり興味がなくなったという理由も大きい。
ごく普通のドスッピンのガトゥーイなんてまずいないし、
可愛かったりキレイなコを相手にしなければ、
疑う必要もないからね。

逆に言えば、そんな美しい女子達を見たら気を付けた方がいい。
特にちょっとでも不自然な感じを受けたらまず怪しいよ。
左右対称の顔の人間なんていないし、とにかく
「綺麗すぎる」のはおかしいということだ。

まあ、タイに住むことにした以上
この国の文化は素直に受け入れる覚悟でいるし、
いつかはそういうことがあってもいいのかなと、
今は思える。

なんだったらオレ自身がそっちの道に....。

いやいや。
残念ながら

それだけはないわ。


*今回は観光客誘致措置で無料だったため
「観光ヴィザ」を取ってきた。
また三ヶ月後にラオに行く事を思うと
今からちょっと気が重い。
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2009年5月 5日 (火)

ルークシャイ

生活のリズムがメチャメチャなのである。

一日に何度も寝たり起きたりを繰り返し、
ごはんを食べる時間も内容も量もバラバラで、とにかく
なにもかも不規則極まりない。

起きて時計を見ても午前か午後かわからず、曜日はもちろんのこと
夢と現実が入り交じって自分が今どこで何をしているのかさえ、
ちゃんと目覚めるまで思い出せないほどだ。

まあ、今は(勝手に決めた)夏休みなので何をしていたって別に
まったく問題ないわけで、こういうのって普段なかなか
できるものでもないから、いいかなあって思っている。

本当は、ビーチでの〜んびりしながらそんな感じで
「時計のいらない生活」をするつもりだったのだが、用意して
出掛けるまでがキッキア(面倒)だし、独りぼっちは寂しいし、
各国のサッカーリーグ戦が終盤を迎えている今、
TVのない生活はムリだし(実際サッカーばかり見ている)、
便利な都会をどうしても離れられないのだ。

「部屋にいると落ち着く」っていうのもあるな。

先日ラオにヴィザ取りツアーに行ってきたのだが、今回は
曜日の都合で車中二泊ゲストハウス二泊の長旅となり、
約五日ぶりに部屋に戻った時には
(やっぱり家が一番落ち着くなあ)と、
しみじみ思ったものだ。

狭いけど、それなりに「しっくりくる空間」を作ってしまっただけに、
DVDなどのネタや食料さえあればいつまででも引き蘢っていられる。

あといつも思うのは、高級ホテルなどならまだよいとしても、一泊
500THB前後のゲストハウスレヴェルの部屋で寝泊まりしていると、
どうも気持ち悪くて仕方がない。

(昨日までどんな輩がここにいたのだろうか)
(このベッドでいったい何をしていたのか)
(そもそもこの部屋に今まで何百人いや、何千人の人間が....)

などと考え出すとだんだん恐ろしくなってくるし、服を着ていても
なんだか体が痒いような錯覚に襲われたりもする。
そして、もちろんのこと薬なしでは寝られなくなるのだ。

どうせなら思い切ってちゃんとしたコテージ的な部屋を取り、
女子と二人でゆっくりと過ごすことも考えたが、
けっこうな出費になりそうだし、現状で
そこまでの贅沢はやはりできない。

そんなのはひと儲けした後の話だ。

というわけで、残りあと一週間ほどの夏休み。
あっと言う間に終わっちゃうんだろうな。


ブッちぎってしまった約束とは、こちらに来て最初に通った学校
「A.U.A」でずっとクラスメイトだった気だての良いスウェーデン人
Aダース君(33才)がいよいよ祖国に帰ってしまうということで、
「最後にごはんでも行こう」という話だった。

翌日の土曜日、彼に会う為、センセイを辞めてから恥ずかしくて
一度も行っていなかった「A.U.A」に二ヶ月ぶりに顔を出した。

「人のウワサも60日」ということで、特に問題なく授業を受け、
その後英語バリバリのニッポン女子クラスメイトのC子も一緒に
センターワールドの「MOS BURGER」で、積もる話を。

すでにお互いけっこう上達したパーサー(語)タイで簡単な
コミュニケーションが取れるようになったことにちょっと感動しつつ、
難しい話になると彼の訛った(?)英語の通訳をC子に頼む。

実はタイ人の妻がいる彼なのだが、こっちで
思うような仕事が見つからず仕方なく一旦帰国すると言う。
以前一緒に食事にもいったことのある奥方とは電話で話をして、
すぐに彼を追いかけてスウェーデンに向かう彼女にも別れを告げた。

いつかは訪れたい北欧に知人ができたことはうれしいし、
彼は真面目でとてもいいヤツなので、きっといつかは
タイに戻って来るだろうA君との再会を楽しみにしたい。


その日の夜、ひさしぶりにクルンテープに遊びに来たアユタヤ娘
C嬢と彼女の友達と共に「flix@R.C.A」へ。
ディスコへ女子と一緒に行くのも久々だったが、
それはそれでやはり良いものだ。

ちなみにC嬢はごくごく普通のルックスの女子で、
顔もさほど可愛くはない。

ただ、背が小さくてややムッチリ体型の、よく言えば
トランジスタグラマーなC嬢の腰を横に振る踊りが
なんだかとても可愛いらしくて、思わず
「ナーラックジャンルーイ(メチャ可愛いやん)!」と、
彼女の耳元でつぶやく。

最近どうもタイガールに対する感覚が変わってきて、当初は
レヴェルの高いコを見つける度
「お、あのコ可愛いやんけ♪」などと勝手に喜んでいたが、もちろん
全員とは言わないし確かにブサイクなコも中にはいるとは言え、
オシャレしてディスコなどに遊びに来ている女子などに関しては
どのコもみんなカワイイっていうか、もうマジで
「誰でもいいやん」という世界なのである。

いやむしろごく普通のタイガールの方が安心できるというか、
親近感が持てるというか、とにかくその容姿に関しては
「ごく普通」のレヴェルが高いから全然オッケーと思える。

確かに「目が慣れてきた&麻痺してきた」という捉え方もあるが、
ニッポンに比べてスタイルの良い女子が「圧倒的に」多いのは、
申し訳ないが紛れもない事実であり、二十代前半〜後半の彼女達が
「若いうちに....」と、皆一斉にディスコなどに遊びに来るようなので、
その数はハンパではない。

顔立ちメイクスタイルファッションなど、トータルポイントで争えば
「TOKIOの美女ベスト100」V.S「クルンテープの美女ベスト100」
の軍配はおそらくTOKIOに上がるだろう。

しかし、
「TOKIOの普通のスッピン女子10000人」V.S
「クルンテープの普通のスッピン女子10000人」の軍配は
断然クルンテープなのではあるまいか。

そして最も違うのは
「ディスコ自体の数」及び「ディスコに集まる女子の絶対数」及び
「ディスコで楽しくエロエロダンスをする女子の数」なのだ。

あと、番外編では
「歯の矯正をしている女子の数」。

まあそんな感じで、週に一度ディスコに通うオレが
「いつ来てもスゴい人数だなあ」
「それにしても、みんなスタイルがいいなあ。
顔は小さいし二の腕は細いし足は真っ直ぐだし」
「服のセンスは悪いけどそれなりに頑張っているのは伝わるよ。うん」
「しかし、みんなよく飲むしよく踊るなあ」
「そしてダンスがエロい。いや〜なんて素敵な腰つきなのだ」
「イェーイ。チョンチョーン(乾杯)♪」
「あ、あのコ可愛い。ん?このコも可愛い?」
「あーもう、どのコでもいいや!好きにして!!」
な〜んていう気持ちになるのがわかってもらえるだろうか。

そして、それを繰り返しているうち、
「もう、ごく普通の女子で十分です!」となり、そんな女子達は
それこそ、そこらにうじゃうじゃいるわけだから
「誰か一人に決められません!」となり、結局のところ
「カノジョなんていりません!」 となるのである。

いや、それはまた話が違うか。

オレの場合はきっと
本気で人を好きになる気持ちを忘れてしまったのだ。そして、
本気で人を好きにならなければその逆も、つまり
本気で人から好かれる事だってない、
ということだ。

もちろん女子の本質は見た目だけではないが、なにしろ
カワイコちゃんが多過ぎるからイケナイんだ。

そーだそーだそーに決まった。

う〜ん。
何が言いたいのかよくわからなくなってきたなあ。

ま、
ニッポンの女子はもっとディスコに(?)遊びに行こう。そして
もっとお酒飲んでもっと踊ってもっと楽しもう!
ってことか。

そんなわけで、少し前のオレなら
(もっと可愛いコ探して、スキを見てナンパしよーっと)
な〜んて思ったところだが、今なら
(お前とこうして一緒に踊っているだけで十分幸せだよ♪)
そんな風に思えるのだ。

別に大した変化ぢゃないか。


さて、日曜は寝たり起きたりDVDで映画観たりしてダラダラ過ごし、
昨日の夜男子友達とごはんに行った後、スーパーで買い物してたら
最近ちょっとお気に入りのBちゃんから電話があった。

ごはん中も着信があり、その時は出なかったのだが、とにかく
仕事が終わってからみんなで飲むから一緒に行こうと言う。
またおねーちゃんの家で朝までコースである。

別に用事もないので、夜中の二時に彼女を迎えに行き
またスクーターに三人乗りでラチャダーのおねーちゃん夫婦の家へ。
炭火で魚を次々と焼き、辛ーいタレに付けて食べつつ、例のごとく
ウィスキイソーダおよびコークハイ(古いな!)を飲む。

メンバーは三姉妹と友達の女子とそのカレシと
長女の旦那とオレの七人。
飲みながら一緒に仕事してる真ん中のおねーちゃんが言う。

「ホンダー。Bが電話しても出ないからオンナといるって怒ってたよ」
「違うよ。男子とごはん食べてたんだ。ニッポンジンだよ」
「ウソでしょー。だって香水の匂いがするもん」
「何言ってんの。これはオレが自分でつけてるんだよ」
「ホンダが電話出ないって泣いてたよ〜」
「マジで?」「冗談冗談。そんなわけないでしょ!」
「ホントに泣いてたぢゃん」
「フフフフ。カワイイヤツだなあ」「違うってば!」

そんな会話になり、
ちょっと電話に出ないだけでそんな話になるなんて
(いかにもタイガールっぽいなあ)な〜んて思う。

その後も、ケータイを取り上げられ履歴をチェックされたりと、
まあそれもよくあることなのだが、よーするにオレが
「ジャオチュー(浮気者)」なのかどうかを確かめたいのだろう。

おねーちゃん達もどうやらオレが気に入ったのか、いろいろと
イヴェントごとに誘ってくれたり、Bのこともやたら薦めてくる感じだ。
オレが仕事をしていないことは知っているので、もちろん
お金のことだけではないだろうが、ただニッポン人というだけで
そういう部分の期待があることは間違いあるまい。

肝心のオレたちはと言えば、
なかなか二人きりにはなれないのでいつもチューまでだったが、
昨日は部屋の中でもうちょっと頑張る(が途中まで)。

そうこうしているうちに皆ひたすら酔っぱらい、
一番上のおねーちゃんがアルバムを持ってくる。

Bちゃんと一緒にカワイイ赤ちゃんが写っていたので
「これ誰の子供なの?」と尋ねると
「Bの子だよ。可愛いでしょ〜?」と、普通に答えるおねーちゃん。
「おいちょっと待て。お前子供いるのか?」「うん」
「親父は誰なの?」「憶えてな〜い」
「お前アホか!?」「えへへへへへ」

おいおいおいおいおいおい。
もー勘弁してくれよ。マジで。

まあ、どうやらタイでは妊娠中絶堕胎を
あまりよしとしない傾向にあるらしいし、田舎では特に
避妊に関する認識も薄いということもあり、若くして子持ちしかも
未婚で父親はどっか行っちゃった、な〜んて話はよく聞く。

しかし、まだ子供みたいなBちゃんに子供がいたとは。
ちょっとショックだったなあ。

つまり、
「子供も一緒にBをよろしくね♪」ということだったのね。

その後真ん中のおねーちゃんに、真顔でそう言われ
「いやいやムリだし」と答えるしかなかった。

そのコは今田舎にいるらしいのだが、
写真をよく見れば確かに顔がBちゃんにそっくりだった。
ルークシャイ(男の子)だからやっぱり母親に似るのかな。

どれだけ探しても、父親らしき男子の写真はなかった。


それにしても、
コワイと言うかオモロい国だなあ。タイって。

人からよく聞く話も、自分で経験すると
「なるほど。こういうことか」ってあらためて思う。

「ごく普通のコがいいや」って思えば
いきなりこれかよ。

まあ、この件が自分にとっては決して
「アメージング」ではなかったことに、もうすでに八ヶ月
こちらで暮らしてきてタイに少し近づけたような気がして、
うれしいようなそうでもないような、
なんとも複雑な

気分なのであった。


*プラカノンにある某「JUSCO」へ初めて行ったのだが、
野菜が安かったり、コロッケなどの
ニッポン的お惣菜があったりとなかなか良かった。
「ごまパン」があまりにもウマそうだったので
「パンは太る」とわかってはいるが、つい買ってしまった。
Img_5547

早速コロッケサンドウィッチを作ろうと思ったら、
中身はポテトではなく鮭だった。
でもウマかった。
ちなみに皿も「JUSCO」で購入。*三枚で100THB。
Img_5549

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2009年5月 2日 (土)

パイターレー

このブログのタイトルを見てふと思った。

「あかんあかん。よく考えたら最近、この愛すべき国タイランドの
<アメージングな>部分をちゃんと紹介できてへんわ」

日記スタイルとはいえ、一応こうして
不特定多数の人に発表する以上は、読み物として
「オモロく」なくてはならないのが当たり前であるし、
「タイトル負け」してしまってもやはりよろしくはない。

原因は明らかである。
よーするに生活が単調なのだ。
せっかく思い切ってタイに移住したのに、日々こんな
「ヲタクな」暮らしをしていては意味がない。

実際、毎日ニュースを見ていれば、相変わらず
アメージングな事件が目白押しであり
「まったくスゴいところだなあ」と、感心しきりなのだが、
それをここにそのまま書いたところでおそらく
「リアル」には伝わらないわけで、やはり
自分の体で味わってみてこその
「アメ・タイ!」なのである。


最近つとに思うのは
「現実に勝る物語はない」ということで、誰が言ったか知らぬが
「事実は小説より奇なり」とは、まさにその通りのような気がする。

愛すべきエンターテインメントである映画を観ていても、
「リアリティーに欠ける部分」を発見すると、どうも
気持ちが冷めてしまうという傾向が若い頃からあったが、
年を重ねるごとにそれがますます強くなってきた。

「んなアホな」
「いやいや。ないない」
と思ったらなんだかもうダメなのだ。

唯一許されるのはSF映画だが、その場合最初から
「冷めた目で」観てしまうということはあるしね。

同じエンターテインメントでも
小説の場合は違ったけどね。
子供の頃は、星新一氏のショートショートや
筒井康隆大先生のスラップスティック(ドタバタ)喜劇などを読んで
幼心を躍らせていたものだったのに。

特にヒドいのは邦画だな。
そう思えば観なきゃいいのに、こっちへ来てからヒマなのでつい
DVDを借りてしまうが、観る度にげんなりした気持ちになる。
「んなアホな」が多過ぎるのだ。

ニッポンのドラマなんてここ十数年は見てもいないし、TV番組は
ニュースかドキュメンタリイを好むようになってきたのは、
年のせいなのかなあ。
「24」や「LOST」はまだ許せるんだけどね。
あ、そうそう、タトゥーに設計図彫って脱走するヤツはあかんよ。
あれこそ「んなアホな」「いやいや。ないない」の連続で、
どちらかというと喜劇だからな。

そしてようやく気付いたのは、そんな人間が
いい小説など書けるはずがないという事実。
少しでも「リアリティーに欠けるのでは?」と感じる度、
いちいち筆が止まってしまうのでは
いつまで経っても完成しないわけだ。

日記は事実だからスラスラと書ける。

だから今日もこうして
日記を書くのだ。


というわけで、ネタのためというわけでもないが
ちょっと羽を伸ばしてみたらやっぱり
アメージングな出来事満載だったので、
早速ご報告しよう。


Bちゃんはまだ子供だ。

年齢こそ今年21才らしいが、いつも完全にドスッピンで
顔が幼いのもそうだし、行動や言動が完全に「子供」なのだ。
三人姉妹の一番下であり、おねーちゃん達に可愛がられて
天真爛漫に育ったのだろう。端で見ているとそれがよ〜くわかる。

ソイカウのゴーゴーバーの呼び込み嬢である彼女からは、休みの度
「ごはん食べに連れてって〜」と電話が掛かってくるのだが、昨日
(まあ、たまにはいいか)と、付き合ってみることにした。

さして可愛くもないし(スタイルはいい)、プロなのだからもちろん
スポンサーにされることは承知の上だが、店に呼ばれるわけでもなく、
プライヴェートならなんかオモロい事があるかもな、と、
なんとな〜く思ったのだ。

「ねえねえ、おねーちゃんも一緒にいい?」

キタキタ。

このパターンはよくあるのだが、田舎から出てきているコ達は皆
安いアパートを借りて共同生活をしているので、
姉妹や友達と一緒に行動することが多く、イサーンの
ブリーラム出身のBちゃんもやはりそうだった。

姉貴も同じ職場であり、面識もあったので
どうせそんなことだろうとは思っていたが、デートに連れてくるなんて、
ニッポンではまず考えられないよなあ。

ただ、ここまではさほど驚くほどではなく、
アメージングなのは、合流してみるとさらにもう一人
姉貴の友達までついて来ちゃっている事だ。

「おいおい、お前ら三人なのかよ」
思わず笑ってしまう。

オレがお金ないことは知っているので、近場の
安いビュッフェ(タイでは食べ放題の店をこう呼ぶ)の店で
お腹いっぱい食べた後
「おねーちゃんの家で飲むから行こう」と、
屋台の店をやっている長女の部屋に向かう。

知り合ってすぐ自宅に連れて行くというのもよくあるパターンであり、
気さくというか疑う事を知らないというか、とにかく
「すわ、美人局か?」などとつい疑ってしまう自分が
恥ずかしくなるほど、彼女らには警戒心がないようなのだ。

「Bちゃんは後から車で来るから」と、
プララムカーオ(ラマ9世通り)を、合計120kgは超えるだろう
女子二人(おねーちゃんと友達)を乗せ、ノーヘルで疾走。
途中タムルーアットゥ(ケーサツ)の前では一度降りて、
過ぎてから再び乗せるという荒技を慣行。

愛車ジアブの後ろタイヤはペチャンコだった。

「ホンダ〜。ウィスキイ買って〜♪」と、
デブのおねーちゃんにしなしなされ、仕方なく
ソーダ、ペプシとセットで400THB払う。
タイピープルは安い国産ウィスキイが好きなのだ。

家の前の路地にテーブルを出し、魚を焼いたり
小さなエビの入ったサラダなどのイサーン料理をつまみに、
三姉妹と友達二人で大騒ぎしながら飲む。

全員イサーン娘なので当然言葉はイサーン語。
いわゆる東北弁のような方言であり、
何を話しているのかほとんどわからない中、
たまに声を掛けられて飲み続けるが、男子はオレ一人なので
ただ傍観しているといった感じであった。

Bちゃんとフケてエッチな事でもしたいところだったが、部屋は狭くて
しかも長女の子供二人が寝ていたし、なにしろ
主役は常に彼女で、一番よく喋るし、けっこう酔っぱらって、
拗ねてみたり急に大声を出したりと、なんともやりたい放題なのだ。

姉二人はそんな妹が可愛くて仕方がない様子で、友達も含め、
よくそれだけ話す事があるなというほど、全員喋りまくりだ。

そのまま朝になると、近所の人達がわさわさし始め、どうやら
ラヨーンへ海水浴に行くということらしい。
夏なので、休みとなれば皆近場の海へ繰り出すのだろう。

「よーし。私達も行くぞ〜!ホンダー」
「いやいや。オレ水着持ってないし、それに今日夜用事があるから....」
「水着なんていらないわよ。何言ってんのよアンタ」
「だいじょーぶだいじょーぶ。それまでには帰って来るから」
「パイターレー(海行くぞ〜)!パイターレー!!」

酔っぱらいの女子達はまったく手に負えない。
ヘッドロックをされてピックアップトラックに担ぎ込まれた。

「ホンダ〜。ガソリン代払って〜♪」
わかったからそういう時だけ甘えた声出すなっちゅーの、
デブのおねーちゃん(真ん中)。
*ディーゼルなので安くて満タンで900THB。

タイではピックアップトラックの荷台に普通に人が一杯乗って
高速をガンガン飛ばすのが当たり前のようで、そんな光景を見る度
「あれでよく平気だなあ」と常々思っていた。

全然平気ぢゃない。
おしり痛すぎるってば。マジで。

結局それぞれのカレシが集合し
(デブのおねーちゃんにもちゃんといた)、男子4人女子5人の計
9名のうち6人は荷台であり、当たり前のように酒盛りが始まる。

風に吹かれながら日焼け止めを塗りつつ、トラックの荷台で
朝から酒を飲みがらギャーギャー騒ぎまくる若者達。

この光景はまさにアメージングである。

ただ、相変わらず上機嫌で会話を続ける女子達に比べ、
男子たちは皆おとなしい。
ここから男子同士の割り勘になったが、ウィスキイはすでに3本目で、
最終的には6本(700mlボトル)空ける事となる。

お前ら飲み過ぎやろ!!しかし。

タイピープルは本当に酒が強いし、皆元気なのだ。
ディスコでもそうだが、そういうシーンを見る度
彼らのパワーを感じるんだよね。

酒の弱いオレは当然そこまでは付き合いきれず、飲み過ぎて
朝方トイレで嘔吐してからは、二口三口しか飲めなかった。
しかし荷台では寝る事もできず、酔っぱらったBちゃんと
体を接触させたまま、ただ彼女の肌の感触を楽しんでいた。

いやもう正直な話おっさんになると、若い女子の肌を
むにむにしたりさわさわしたりしているだけで
十分に楽しいのだ。これが。

若者にはわかるまい。この気持ち。

ウィスキイを散々飲んで酔っぱらってはいるのだが、そうやって
大声を出したりお腹を抱えて笑ったり拗ねたりしている彼女は、
幼い子供のようであり、なんだかとても愛しく思えた。
恋心とはほど遠いが、今までにあまり経験のないような
ちょっと不思議な感情だったな。うん。

三時間半ほどかかってやっとラヨーンのビーチに着くと、
ゴムの浮き輪を持ってさっそく海に飛び込む酔っぱらい軍団。

ここで水着の話の件がやっとわかったが、タイピープルは
「服を着たまま海に入る」のが常識のようなのだ。
だから、彼女たちは車を降りて文字通りそのまま海に入っていった。
海で泳いでいる廻りのタイ人達も
老若男女例外なく同じように普通の服のままだ。

オレはちょっと悩んだ末、スニーカーとソックスを脱ぎ、
そこに時計とポケットの札とガムと
「POY-SIAN(鼻がスースーするヤツ)」を入れて、最後に
Tシャツを脱いで下はそのまま海に入った。

海の水は生温く、パンツが足にまとわりついて
あまり気持ちよくはなかったな。

海外からの観光客と地元のタイピープルが集まるビーチは
やや離れているので、今までまったく気付かなかったのだが、
海でビキニなどを着て泳ぐのはとても恥ずかしいようで、
どうやら肌の露出を良しとしない宗教上の理由らしい。

ぢゃあ、ゴーゴーガールはどないやねん。

まあいいが、とにかくその光景は
ややアメージングだった。

そして、オレが
「時間がないからもう帰ろう」って言ってるのに、
そのままなんとパタヤビーチに寄って、の〜んびりしてから
クルンテープに戻ったのはなんと夜の九時過ぎだった。

日帰りなのに、ビーチをハシゴするなんてスゴいよな。

時間にルーズなのは今更驚く事でもないし、あんな
酔っぱらいどもがまともに話を聞いているとは思わなかったので、
もちろん約束の相手には遅くなる旨を連絡してあったが、完全に
「ブッちぎって」しまうとは、悪い事をしたなあ。
ニッポン女子とスウェーデン男子だったので、
「オレも最近はすっかりタイ人っぽくなって....」などと
苦しい言い訳をするしかなかった。


そんな感じで、
タイピープルのローカルな生活をちょっぴり味わったわけだが、
楽しかったと同時にグッタリ疲れてしまい
「あんたらのパワーにはついていけないわ」と実感したのも事実。

そんな彼らに鍛えられて、オレもそのうち
あんな風になれるのだろうか。

(いつかはアメージングをアメージングと感じなくなるのかな)

それならそれでいいような気も

少ししたのであった。

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