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2009年11月27日 (金)

ラーンアーハーン

今日は、再び例の牛丼屋さんへ行ってきた。


約束の午後一時の五分前に到着するが、店内には
スタッフ一人しかおらず、犬を抱いたオーナーはまだのようだった。
お昼時にも関わらず客がいなくて、B.G.Mもなくシーンとした店内で
三十分強待つが、結局その間来客はゼロである。

やがてやって来た彼女はひと言も謝ることなく、予想していた通り
「キッチンで実際に(牛丼を)作ってみてくれ」とのこと。

よーするにテストということなのだろう。

早速中へ入って行くと、キッチンは思ったより広い。
調理スタッフのまだ若いタイボーイに材料を用意してもらい、
「そこにあるもののみ」を使って牛丼四人前を作る。

「どうせ使っていないだろうから」と、あらかじめこっちで
白ワインとビーフコンソメキューブを用意しようかとも思ったが、
最初は敢えてそうしない方が効果的かも、と考え直したのだ。

牛丼なんてオレのやっていた店のメニュウにはなかったし、実は
一度も作ったことはなかったのだが、ネットでレシピを調べたら
とても簡単だったし、実際楽勝だった。

白ワインの替わりに日本酒、コンソメの替わりにほんだしを使ったが、
特に大きな問題はなく、レシピを少し調節した程度で、
約三十分後には、子供の頃から食べてきた
某「牛丼チェーン店」の味にそこそこ近いものが完成。

「これが一般的なニッポンの牛丼です」

やや「パンチ」が足りないような気がしたし、肉自体も
米国産やオーストラリア産ではなく、超安価な
「国産物」であり、煮込み時間を少し長くしてみたものの、
食感が少しカタいのはいたしかたないところか。

ニッポン人とは若干味覚の違うはずの彼らに、手放しで
「おいしいおいしい」と言われても逆に不安だが、まあ少なくとも
今まで出していたものよりは「イケル」と感じたのだろう。

レシピと手順をきっちり教えてメモさせ、
「豚丼は二種類あって、肉を替えるだけでもいいけど、
煮るんぢゃなくてタレに絡めて炒めたロース肉を
ゴハンに乗せるというパターンもあるよ。それはまた今度ね」と言って
キッチンを後にする。

味見したオーナーも、一応認めた様子で
「サラリイはいくら欲しい」と具体的な話になる。

「ニッポン人は高いですよ〜♪」と脅かしつつも
「とりあえずもう一人のニッポン人オーナーに会わせて下さい。
その方の話も伺ってから決めたいのです」と説明。

基準というか希望として、ごく相場と思われる金額
「@200/hour@1600/day×25=40000/month(+α)」
を紙に書いて置いてきたが、果たしてそれだけ払えるだろうか。

それよりも何よりも、いったい
「どこまで任せてもらえるか」が鍵だ。

少しづつ信用させていって
徐々にこっちの思い通りにしていけば良いことだが、果たして
「方針」や「戦略」にまで口を出せるようになるかどうかは謎で、逆に
「全て任せて」もらえるのなら、もちろん
「そこそこの売り上げ」を叩ける自信はある。

どちらにしろ、今の店はかなりの改革が必要であり、それは
二号店を出した後の仕事になるだろう。
驚いたことになんと、数ヶ月後には
「二軒目の出店を計画している」ということなので。

オーナーは、提示した金額を見ても
さほど驚いていなかったようなので、ひょっとしたら
オファーがあるかもしれない。

まあ、どうなるかはわからないけどね。


家に戻るとTちゃんから電話があり、内容を報告する。

彼が勤めているニッポン料理店と、メニュウがかなり
「カブる」ことは間違いないので、オレとしては老舗のその店に
「真っ向勝負を挑む気はない」し、どちらにしても
「方向性は変えない」といけないと考えているので、もしも
そのオーナーさえしっかりした人ならば、
「メニュウ構成のプレゼン」をする気もあるから、そのことも含めて、
「ま、今のところそんな感じだよ」と、経過を伝えておいた。

「うどん」と「カレーライス」をメインにしてトッピングをウリに、とか
ハンバーグやステーキなどの「洋食系(ニッポン風)」などなら、
場所やターゲットによってはイケルのではないか。

某「シズラー」が大人気なのを見てもわかる通り、タイピープルは
「肉」をけっこう食べるし、観光客のファラン(西洋人)も多いから、
ソースの味を彼ら好みに開発すれば需要はあるかも。

な〜んて、あまりネタをバラしてはマズいが、まあ
そのくらいのことは誰でも思い付くことだろうから問題あるまい。

現時点で本当にオレがやりたいことは別にあるのだが、
「取っ掛かり」としてはそんな感じもアリかなと思うのだ。

とにもかくにもオレにできるのは、経験値の高い
「ラーンアーハーン(23322112飲食店)」
くらいしかないことだけは確かなので、仕事を始めるなら
当然そっち方向にはなるだろう。


先日、久しぶりにGさんの家に遊びに行って、例のごとく
「Blend285」を飲みつつ近況を語り合ったが、やはり
「就活」中の彼もいろいろと動いているようで、共通するのは
「自分を安売りしない」という考えである。

求人募集はけっこうあるみたいだし、
ある程度の経験(職歴)さえあれば、アジアの他国に比べ、まだ
タイは労働環境が整っているほうなのかもしれない。
無論給料は安いが、何しろコストパフォーマンスが良いので
なんとか暮らしてはいけるのだ。

実際、某「セヴンイレヴン」で働くタイ人の時給が
「40THB」であることを思えば、ニッポン人の給料は断然高いし、
「恵まれている」ということは間違いないはず。

そんな感じで、なんとな〜く
「そろそろなのかなあ」といった雰囲気だし、こんな
「フラフラ生活」ともオサラバなのかと思うと、いよいよ
少し寂しいような気もするんだけどね。

唯一不安なのは言葉の問題だけだが、それもまあ
「なんとかなるだろう」と思えるし。

しばらく忘れていた
「労働の喜び」を思い出せば、また違った意味で
「楽しいこと」もたくさん出てくるだろう。


そんな期待もしつつ、今日もまた
ソファーに寝転がってダラダラと

映画を観るのだった。

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2009年11月26日 (木)

ワンラング

「ワンラング」
「???」

聞いた事はあるような気がするが意味がわからない。
ニュアンスから判断するに
「今度ね」みたいな感じだが、よく使う言葉なら
「クラングレーク(222332次回)」だしなあ。

ただこういう時、いちいち辞書で調べるのもなんなので
理解したフリをして「オーケーオーケー」と答える。

某「エスプラネード」のエスカレーター前で別れた後、
調べてみると「ワン(22日)」と「ラング(12〜の後)」で
「後日」という意味だった。

なるほどね。よーするに例のごとく
体よくかわされたというわけか。


二ヶ月ぶりにFン嬢と会い、ほぼ初めてと言える
二人きりのデートを楽しんでいる最中、
「これからどうする?」と聞かれ、
「君の部屋を見たいな」「いや今日はムリ」
「オレの部屋へ行くか」「それもやめとく」という問答の後、
「まだ風邪がちゃんと治っていないから」
などと理由を付けられた結果、別れの挨拶は
「後日ということで」
「わかった。ぢゃあお大事に」てな感じとなった。

タイ語で言えば、最後は
「ドゥーレートゥアエーング(22222222)」となる。

う〜ん。引っ張るなあ。

容姿もニッポン人っぽいし、着ている服やバッグなどの持ち物も
どう見たってそこらで売っている安物ではない。
頭に引っ掛けている「ルイ・ヴィトン」のサングラスだって
間違いなくホンモノだ。

「このワンピースいいねえ。どこで買ったの?」
「エンポリアムよ〜」
「どこのブランド?」
「言わない方がいい」

ごはんをご馳走すれば
「コップンカー」とお礼を言い、
映画のチケット代を出せば
「私、ポップコーン買ってくるね」と、
自らすすんでお金を使う。

全てにおいて
「アンタが金出すのが当たり前でしょ!」といった態度で
「ありがとう」すら言わない普通(?)のタイガール達に比べ、
「こういう育ちの良いコもいるんだなあ」と、とにかく
感心しきりなのである。

出身は田舎の町ノーンカーイであるが、父親が
「ラタバーン(32222政府)」関係の仕事で、
五十代にしてすでにリタイアしているというが、ひょっとして
政治家でもやっていたのだろうか。

ちなみに、言い過ぎかもしれぬが
「ゴージャス」という表現が当て嵌まるのでは、と思えるほど
彼女のルックスは際立って見えるわけで、オレからしてみれば、
ちょっとばかり気が引けてしまうくらいの上玉。
「肌の色の白さ」の度合いが「美しさ」を象徴するこの国で、
これだけ色白のキレイな娘を連れていれば鼻が高いし、実際
どこへ出したって恥ずかしくないだろう。

そんなFン嬢の前では、普段ならまず置くことなどない
「チップ」の小銭をテーブルに残していったり、慣れない
「レディーファースト」を演じてみたりと、つい
「格好をつけて」しまうオレの気持ちもわかっていただきたい。

よーするに、ニッポンにいた頃、いわゆる
「燃費の悪い」「イイオンナ」を
相手にしていた時の感覚と似ているわけで、それは
タイに来てからは初めての経験なのだ。

よ〜し。
こうなったら、昔みたいに夜景のキレイなバーへ連れて行って
「揺らぎ」&「吊り橋」の相乗効果を利用し、一丁
本気で口説いてみるとするか。

「会う度にキレイになっていくのはどうしてなんだ」
「えー。そんなことないってば」
「う〜ん。どこが変わったのかな。髪型か」
「髪の色は前よりもちょっと濃くしたけど」
「ミルクティーブラウンってヤツだな。なるほど」
「どっちがいいと思う?」
「今の方が全然上品でいいよ。まあなんにせよ、
<毎日キレイ>なことは間違いないけどな」
「もう。口がウマいんだから〜」

「パークワーン(211112)」としょっちゅう言われながらも、
ついつい調子のいいセリフが口をついて出てしまう。

体が弱いのか「マイサバーイがち」であることがちょっと気になるし、
「おっぱいシリコン疑惑」がなくもないが、そんな
ちょっとした不安を除けば、恋人にするには申し分ない。

ま、体を重ねてみないことには何とも言えぬが、今のところ
彼女ならそこまでの相手と思えるのである。

そうなるとこっちの立場が問題なわけであり、
「いよいよ仕事を始めなければ」という気にもなる。
「オンナ」を理由にするわけではないが、オレの場合それが
「働く為のモチベーション」になることも確かなのである。


というわけで、すっかり前置きが長くなってしまったが
「就活」の続きに話を戻そう。


バイクで10分ほどの距離にあるその店に着くと、入り口に
「GYUDON」とローマ字で書いてある横に丼のグラフィックが。

つまりはそれが「店名」なのだろうが、店の屋号に
メニュウの名前をそのままつけてしまうとは、
乱暴にも程があるというものだ。

せめて「○○亭」もしくは「××館」にしてくれないと、例えば
「焼き肉」「ラーメン」「餃子」「寿司」「焼き鳥」だけでは、
「固有名詞」として成り立たない。

やまぶき色がメインカラーの店内は
「コの字型」のカウンターのみ九席で、
「コ」の外側ではなく内側に座るカタチとなり、当然ながら
角に位置する客同士がイスを引けばぶつかることとなる。

ふと見ればカウンターの中でオーナーの一人らしき女性が、
「白いお上品な小型犬(種類は知らない)」を片手に抱いて
「よしよし」と頭を撫でつつ電卓を叩いている。

いやいやいやいやいやいやいや。

ムリです不衛生です毛が入ります営業停止です。
それとも何ですかそれは食材なのですか。
牛丼豚丼以外に「犬丼」も裏メニュウにあるのですか。

いくらメインのキッチンは奥にあるとは言え、
すぐ近くで丼にごはんと肉を盛りつけるのだから、
さすがにそれはアカンやろ。

二十一世紀のこの世の中、どんなことだって起こりうるので
「あり得ない」という言葉を使うのが好きではないオレだが、
その光景はすでにアメージングを通り越していて、
頭の中に浮かんだのは
「あり得へん」の文字と「!」マークのみだった。

気を取り直して「牛丼セット」を注文するが、よく見れば
「セット」はあるのに何故か「単品」がない。

「飲み物はなににしますか?」
「暖かいお茶を」
英語で聞かれるが、ついクセでタイ語にて答える。

メニュウに目をやれば「お茶」にもしっかり
29THBの値がついている。

ほどなくして出てきた、店名でもある
「牛丼」のお味は予想通りで、みそ汁の他食後には
「厚さ(薄さ?)3mmに切られた三角のスイカ三切れ」
が登場。

(う〜ん。なかなかの店だなあここは)

失礼とは思いつつも明らかに水分過多のごはんを
ほとんど残して箸を置くと、
「アロイマイ(21112おいしいの)?」と犬、
ではなくオーナーらしき女子にタイ語で聞かれた。

それには答えず
「実はわたくしかくかくしかじかで」と、
Tちゃんから話を聞いてやって来た旨を伝えると、
「ああ。あなたがそうなのね」となる。

「早速だけど、改良した豚丼の味見をしてくれない」

そのノリの良さにやや面喰らったが、よく考えれば
「今更驚くこともないか」という話であり、断る理由もなく、
五分ほど待って出てきた豚丼を見ただけで、さらに面喰らう。

「そもそも牛丼というのは煮込み料理のことでありまして、もっと
薄切りにした肉を時間をかけて煮ないと味が染み込みません。
あと、豚丼はそれ以外にもタレで焼いたタイプがありますが、
この場合肉の種類をロースに変え、少し厚切りにして
照りをつけないとなりません」

タイ語で説明するのはやっかいだったが、
身振り手振りでそう伝えた後
「今は詳しくわからないので、レシピをちゃんと調べてから
とにかく明日また出直して来ます」という話になった。


店を出てからよく考えたが、もしオレが働くとしたら、
「立ち位置」と言うか「役割り」が難しい。

店名メニュウの内容レシピなど基本的なことから接客や販促まで、
あらゆることを変えないと店として成り立たないように思えるが、
それはオレの知識と経験上で感じるだけの話であって、
オーナー達の考えと一致するとは限らないし、仮に
全て任せてくれるとしてもやることがたくさんあり過ぎて、しかも、
最初はニッポン人をまともに雇うほどの給料は出せまい。

結果が出てからそれなりに要求すればいいかもだが、それでは
こちらのリスクが大きいではないか。

そうではなく、ただ単に「調理だけをやってくれ」と、
相変わらずカウンター内で犬を抱いたままでいられても困る。

現状がヒドい分、やり方によっては何とでもなりそうな気もするし、
とにかく規模がデカいマンションなので、味さえ良ければ
そこの住人だけでもある程度の集客は見込めるかもしれない。

女子オーナーは二人共英語が堪能であり、おそらく
「ハイソー」な家育ちの娘がわけもわからず始めた店なのだろう。
もう一人のニッポン人オーナーに会ってみないと何とも言えぬが、
「乗っ取る」くらいのつもりで気合いを入れてやるか、
「まったく係わらない」かの、どちらかしかないと思われる。

結局、先方の都合で金曜日に再度訪ねることになったが、
どうしたものか悩んでいるというわけだ。

牛丼と豚丼と鮭照り焼き丼がメインで、他には
寿司もあったが、どうせロクな代物ではあるまい。
ああ。こんなことなら知人の寿司屋で修行しておけばよかった。

いや、それよりもなによりも不安なのは「腰」だ。
キッチンでの仕事って腰痛持ちにとっては非常に辛いからね。

やっぱり難しいだろうな。
そんなにいい話なんてそこらに転がってはいないのだ。


まあ、乗りかかった舟だから
行けるところまで行ってみよう。

首尾よくおいしい牛丼が完成すれば

いいのだけれど。

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2009年11月25日 (水)

ハータムガーン

就職活動の話を。

とは言っても積極的に「ガンガン」というわけではなく、
「様子見」しつつ「待ち」の体勢というか、いい話があれば
「いつでも動ける」よう構えつつ、もし気に入った所を発見したら
「自ら売り込みに行く」のもやぶさかではない、くらいのもの。

ブログの読者であれば、「就活」と聞いて思わず
「フンッ」と鼻で笑ってしまうほど
「何もせずフラフラ」しているように思われるかもだが、
去年の頭には、ほんの数ヶ月某語学学校で
「ニッポン語のセンセイ」をやっていたし、
実際他にもいくつか(仕事の)話はあったので、
やる気のないニートと一緒にしないでいただきたい。

「いくつか」の内容を紹介すれば、
1:「ラーンヌワットマイタマダー(普通ぢゃないマッサージ店)」の
マネージャーの話をいただくが、丁重にお断りする。
2:タイ人経営の和食屋さんの
「デリバリイ部門(新設)」の話を聞きに行きオファーを受けるが、
「経営不振のための方策」の雰囲気を察知し、見送る。
3:某「パスタ専門店」の出店計画の話を聞きつけ、
自ら就職希望を打診するが、あっさり断られる。
というものだ。

いずれもこちらに来てから知り合った人達を介した話で、
「将来的には飲食店を持ちたい」というオレの希望を汲み、
紹介してくれたり話を振ってくれたり、がきっかけである。

1については、先方としても切実な様子だったし、
「30000THB+出来高」という金銭条件や、何よりも
「ワークパミット(労働許可証)」をもらえるというのが魅力的であり
けっこう悩んだが、当然ながらそのかわりに
「長期の勤務」と「責任」が必須であり、
先のことを考え断念した。

「何事も経験」という意味では一度くらい
「性風俗産業」に従事してみたかったのだが。

3のように、自分が客として行ってみて、
「ここでなら働きたいなあ」と思える飲食店があれば、
いつでも売り込めるようニッポンの履歴書も用意してある。
「給料の高いニッポン人」の現地採用をしてくれるのは、
おそらくニッポン企業に限られるだろうし、今の語学のスキルでは
タイの企業に雇われる自信がないからね。

Y君の経営する小さな某「カラオケスナック」も、
「ここなら」と思える店だったし、オレがタイで
「オーナー」としてスタートするなら
「こういうスタイルもありかな」と考えたのも事実だが、
スタッフの女の子を集める器量も、自分一人で
客を呼び寄せる器量も持ち合わせない現状では、
「まだ早い」というのが正直な気持ちだ。

「料理がおいしくて」すでに「ちゃんとしてる」店として、
オレもたまにそばを食べに行く、某
「麦半」という和食屋さんがあり、やはり
「ここなら」と思えるのだが、現在店には
初老のマネージャーが常駐しており、今のところ
人材を必要としてはいないようなので二の足を踏んでいる。

とまあ、経緯を説明すればこんな感じかな。
アホなことばっかりやっているようだが、オレだって一応
いろいろと考えてはいるのだ。
まあ、ヒマなので考える時間はたくさんあるしね。


さて、昨日の午後Tちゃんから電話があった。

実は2の件も彼の紹介だったし、オレが興味を持つ
タイの芸能プロダクション関係の人も紹介してくれたTちゃんは
「一緒にバンコクを盛り上げましょーや!」と、
とてもノリの良い気さくな関西人であり、
すでに仕事をしていることもあるが、消極的なオレとは違い
知り合いも多いので、いろいろ話を持って来てくれるのだ。

「今度引っ越すコンドー(分譲マンション)の一階に
小さな牛丼屋があるんやけど....」

あまり詳しくは書けぬが、よーするにその店は傍目にも
「ど素人」がやっていて、それなのにオープンして一ヶ月そこそこで
すでに二店目の出店計画中らしく、
「人を捜している」とのこと。

タイ人二人とニッポン人一人の共同経営であり、おそらくは
そのニッポン人も飲食関連の経験がないのではないかと思われる
(*当日店にはいなかったが)。

そこでこのオレの登場というわけだ。

「イズミさんにはとにかくお世話になってますんで、
こうーいう話はいつも真っ先にさせてもろてます〜♪」

お世話になってるのはむしろこちらの方なのだが、
さすが浪速の商人。言う事が違う。

「なんやオモロそうちゃいます〜?」と、彼が言う通り
確かにそんな感じがしたので早速出向くことに。


今、Fン嬢から電話で呼び出されたのでちょっと出掛けてくる。
まったくタイガールときたらいつも突然なので困ってしまう。


ということで

続きはまた。

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2009年11月23日 (月)

キーナーオ

いよいよいい季節になってきた。

朝晩は「涼しい」を通り越して少し「寒い」と感じるくらいで、
タイピープルの間でも
「ナーオ(112寒い)」が、合い言葉のように交わされる。

「キーナーオ(32112寒がり)」なオレは
いつも上着を手放さないが、それでもヤラレてしまったのか
昨日から咳が出るし喉が痛い。

上着も、夏場のペラペラのものから少し厚手のものに替わり、
オレのジャージコレクションが活躍するうれしい時期。
ただそれでも、スウェット地までは必要ないという程度の、
なんとも絶好なコンディションなのだ。

洗面所の温度計を見てみたら摂氏26℃。
Img_6487

「寒っ!!」と言ってもニッポンのそれとは
レヴェルが違うのである。

そんな中でさえ、基本
「キーロォーン(32233)暑がり」なタイガール達は、昼間に
「暑いから」とタンクトップ一枚で外出し、夜になると案の定
「ナーオナーオ!!」とブルブル震え出すので困ってしまう。
よーするに「暑がりで寒がり」なわけで、
我が儘なことこの上ない。

「サイスアソーントゥアディークワ(服を二枚着た方がいいよ)」
と、今までに何度言ったことか。

まあ、街に出れば、「とにかく寒いから」と、
とんでもない合わせ方の重ね着をしている輩もよく見かけるが。

ちなみに「キーナーオ」の「キー」は、先日の「ナー」と同じように
「うんち(フン)」の他、形容詞や動詞と合体すると
「〜しがちな、〜の傾向にある」という意味にもなり、
「〜がり屋(さん)」みたいな感じでも使う。

「キーアーイ(32222恥ずかしがり屋)」
「キーフング(3212嫉妬深い)」
「キーマオ(3222酔っぱらい)」などなど。

う〜ん。
勉強になるなあ、このブログ。


さて、続きである。
とは言っても、別に「前後編」にするほどのスゴイ話でもないので、
あまり期待はせぬように。


Pー嬢も結局オレの忠告を聞かず
ノースリイブのワンピースで出掛けて、タクシイの中ですでに
「ナーオナーオ」と言っていた。

ただ、実際には口でそう言うだけのことで、オレみたいな
「ヨワヨワ」ニッポン人に比べて、彼女らの体は
「驚くほど丈夫に」できているから、まあ放っておけばよいのだが。

一時間と少しで到着し、パクソイ(2222路地の入り口)まで
迎えに来ていたお母さんは、小柄で細身で、
顔はやはり娘に似ていた。

「お姉さんかと思った」

最初にこのくらい言っておけば、さほど悪い印象は持たれまい。
ま、実際若く見えたからお世辞というほどでもないしね。

家賃が1700THB/月という、次の日から
Pーが一緒に住む家(長屋系)にお邪魔した後、
「ナー(23母親の妹)」と共に四人で近所の食堂へ。

お母さんは四十才。ということは二十歳の時の子供か。
Pー嬢には他にも姉一人と弟二人がいるので、
けっこう頑張ってたくさん産んだんだなあ。
旦那とはすでに離婚しており、きっと生活は大変なんだろう。

そんな中、期待の次女を
「天使の街」に出稼ぎに行かせたところ、
おっさん達の相手がイヤでイヤで仕方なくなった彼女は、
結局半年足らずで戻ってきてしまった。

ほんの僅かな期待の持てる一人のおっさんを連れて。

なるほど。
世の中のおっさん達はこうやって騙されていくのか。
いや。騙されるというのは語弊があるのかな。

「需要と供給」という原則からすれば、
ニッポンでしたたかな女子達にそっぽを向かれた男子が、
南国のパラダイスに「癒し」を求めてやって来て、例えそれが
「表面上の」ものであろうが、現実に受け取ったのならば、
できる限りのことはしてあげるのが
「筋」というものだからね。

よーするに「色恋」というヤツだ。

いや、これは実際
「ヤラレる」のもわかる。

オレだって「ない袖は振れない」だけのことで、危うく
「ヤラレる」ところだった。

やっぱりニッポンジンは真面目だし、
お金を持ってる人もたくさんいるから、当然のごとく
ターゲットにされるし、ものの見事に捕まるのだろう。

「クルンテープで飲食店をやりたいんだよねえ」

そんな話をそこらのガキに
簡単にするからイケナイのだ。

「この辺りは家賃がいくらで週末はけっこう賑わうからあれこれ」
食事の後もひと通り町を案内してくれるお母さん達。
だんだん申し訳なく思えてきたオレは、
調子のいいことを言うのをやめて
「今のところ田舎に興味はない」と、ハッキリ伝える。

「娘さんとのお付き合いも今日限りなんです」
なんてことは口が裂けても言えなかったが、
もう心は決まっていた。

「ここまでが限界」と、ハッキリ悟ったのだ。

考えてみればオレも少しは
「精神的に逞しく」なったのかな。

「情」に流されやすく「頼まれると断れない」オレも、
タイにやって来て一年以上が経ち、
「生きていくため」に必要なものの「何たるか」や、
「価値観の違い」を埋める方法というかコツのようなものが、
なんとなく、なんとな〜くではあるが、
少しづつわかってきたような気がする。

今回「ギリギリ」まで粘れたのも、
「いざとなればたったひと言で終わらせられる」という
心の余裕があったからであり、それはおそらく、
今まで散々「ひと言」で、いや場合によっては
「ひと言もなく」終わらせられてきた経験の賜物だ。

「やり返す」わけではないが、これこそ
「郷に入っては」の精神を前向きに活かせることと、
今は素直に思える。

ま、それも全てオレの心の中の問題であり、
文章で完璧に表現できる類いのものではないので、
わかりにくい部分についてはご容赦いただきたい。

払った授業料も決して高くはないぞ。

今月だって、相当派手にお金を使ったと思っていたが、
昨日現在の累計で27979THBということは、ニッポン円で約
¥77418であり、目玉の飛び出るような金額ではないし、
それどころかむしろ「安い」と思える。

「キーニヤオ(32222ケチ)」なオレがそう感じるのだから、やはり
この国の「コス(ト)パ(フォーマンス)」の良さには、本当に
恐れ入る次第だ。

何故1バーツ単位でわかるの?

それは毎日お小遣い帳をつけているから。

せっかくなので公開しよう。
字が汚いのは、まあ、ご愛嬌ということで。
Img_6488

自分の事以外にお金を使うのがイヤな
「ケチケチ」のオレが、いかに女子達のために奉仕しているかを
読み取っていただけるだろうか。

昨日も結局Pー嬢に言われるがまま、
お母さんに2000THBを渡し、結果的にはそれが最後の
「手切れ金(?)」となったわけである。


というわけで、またひとつの恋が終わったわけだが、
こうして少しづつ少しづつ逞しくなっていくのだと、
今は前向きに

考えることにしよう。


*咳止めとのど飴(各40、20THB)。
Img_6492

「ブルーベリー」「うわぬり」「リアル」。
「Real Blueberry Coated」の訳としては
決して間違ってはいないが。
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ポップガンクンメー

ついに「クンメー(2232お母さん)」に会わされてしまった。

お姉ちゃん伯母さんが保護者として登場するのはしょっちゅうだが、
リアルな母親は初めてのことだ。

いやいや、もちろん15才の方ぢゃない。そっちでは
「即結婚」となってしまいそうでさすがにコワ過ぎる。
そうではなく、今まさに最終章を迎えているPー嬢の方で、
いよいよ明日引っ越しということで彼女の部屋に行ったら、
そのまま引っ越し先の母親の部屋に連れて行かれた。

とは言っても無理矢理というわけでもなく、そりゃ
このまま遠距離恋愛を続ける気などこれっぽっちもないオレとしては、
ちょっと二の足を踏んだが、まあ結局は
「何事も経験か」と思っておとなしく同行したのである。

それにしても、仲良くしてる女子の母親に会うなんて
果たしていつ以来だろう。
エックスワイフの実家に挨拶しに行った時くらいしか思い付かないな。

まあいい。
とにかく順序立てて説明する為、昨日の話から書こう。


土曜日。

前日久しぶりにディスコに行ってテンションがアガってしまい、
ウィスキイのボトルを半分くらい飲んだような気がするし、おまけに
シーシャを吸い過ぎてふらっふらになって帰ったので、
起きたら宿酔いで頭痛におそわれた。
水タバコは炭を燃やした空気を結構な量吸うので、
軽い一酸化炭素中毒になりがちだしね。

「ウェーーーーッ」とか言いつつもDVDの映画を観ていると、
「+81」で始まる番号の着信があった。
「誰かな」と思ってケータイに出ると、Tちゃんの友達の
「深センガールズチーム」のメンバーからだった。

そーいえば、中国は深セン在住の逞しき女性達が
「旅行でクルンテープを訪れるからアテンドよろしく!」と、
彼から頼まれていたっけ。

というわけで、午後六時に「サイアムパラゴン」で待ち合わせ、
「タイスキが食べたい♪」というリクエストにお応えし、目の前の
「MKトレンディー」へ。

「クルンテープの原宿」と呼ばれる若者の街
「サイアムセンター」の角にデーンと立つ三階建てのレストラン
「MK」は、通常店の他上級クラスの「MKゴールド」という店があり、
「トレンディー」と名付けられたからには、当然
「最先端の店」であると予想され、初めて訪れるオレは
「どれほどのものか」と、期待に胸を躍らせていた。

「驚くほどファンキイな鍋の具材」を想像してメニュウを繰るが、
なんのことはない、トレンディーとは名ばかりで
メニュウ内容も値段も内装も制服も、全て
「ノーマルMK」と何ら変わらなかったのである。

それでも、オトナな深センガールズ達は、
ヘルシイなタイスキのお味と、スタッフの笑顔に
「癒されるわあ」と、満足された様子だった。

「微笑みの国タイ」に比べて、中国はどちらかと言えば
「無表情」もしくは「怒り気味の国」だからね。

最後にタイ米と溶き卵の雑炊をいただき、
お腹もいっぱいになったところで、
「カリプソキャバレー」に移動し、おかまちゃんの華麗なショーを。
是非ご一緒したいところだったが、
おかまちゃんが生活に密着しているオレとしては
1200THBの入場料はいかにも高く、ご遠慮した。

「終わってから飲みに行きましょう」ということで、
ショーの間はスリウォンのSーの店で時間を潰す。

「明日出発が早い」ということで、
やって来たのはT子さんだけだったが、
パッポンのおかまちゃんゴーゴーバーから、
ナーナーのバービアに移動し、
カルアミルクなど素敵なドリンクを飲みつつ、
閉店の二時まで語り合った。

自ら好んで海外に居を移して仕事をしているような女子は、やはり
「ガッツがあって前向き」な印象だが、話せば話すほど
彼女もその通りの人だったな。

それでも四人いれば四人ともけっこうタイプは違うわけで、
「ニッポンの女子は奥が深いわ」と、あらためて思った。

ま、同じ「海外で暮らす人」として
健闘を称え合ったという感じかな。

しかし中国も相当「アメージングな」国であり、もし仮に
オレが深センに移住していたとしたら(その可能性も充分あった)、
今頃は最先端のカフェでも出店し、そこで起こる
アメージングな出来事をブログに記していたことだろう。

中国のアメージング話は、また
機会があればじっくり書きたいものだ。

T子さんをバイクでホテルまで送り届け、
見慣れない着信番号に電話してみると、
Pー嬢の友達のFンちゃんであり、なんと
ナーナーのバービアでオレを発見したという。

「キレイな女子と一緒だったけど、彼女なの?」
「いや。中国から遊びに来た友達だよ」
「ふ〜ん。そうなんだ」
「オレのケータイ番号をどうして知ってるの」
「Pーに聞いたからね〜」

ということは当然のことながらPー嬢に伝わっており、
どういう内容で話したかちょっと気にはなったが、
そのまま普通に帰って「FCバルセロナ」戦を見た後、
朝方寝た。

で、昼頃中国の寺の騒ぎで起こされてブログを書いていたら、
Pー嬢から電話があり、案の定
「昨日はニッポンの女の子とよろしくやってたらしいわね〜」
と、きっちり絡まれたわけだ。

「ゴシップ大好き♪」のタイガールのことだから、
芸能人ではなく身の廻りの人達のことだって、どうせ
「おもしろおかしく」ウワサし合うに決まっており、
「ねえねえ昨日ゴーゴーバーでホンダがキレイなオンナとさあ....」
な〜んて、目を輝かせてあることないこと話したに違いないのだ。

そんなFン嬢であるが、ニッポン人のカレシがいるらしく
ケータイの呼び出し音は「ドラえもんのテーマ」、電話に出れば
「もーしーもーしー」とかなりのニッポン好きとのことで、
「ホンダー。ニッポン語教えてよ」と、真剣に頼んでくる。

「教えて欲しけりゃ部屋まで来いよ」
「ぢゃあ明日行ってもいい?」

おいおいマジかよ。
オレが授業料に何を要求するかわかってるのか。

ていうか、初めて会って一緒にPー嬢の部屋に泊まった時、
夜中にゴソゴソとオレ達が隣でエッチしてたのに気付いてたし、
さりげなくタッチしてたらまんざらでもなさそうだったからな。

ま、気のせいかもしれないけどね。

コワイコワイ。


「ホントにニッポンのカノジョぢゃないの!?」
「違うってば!!」

そんな会話をしつつ、高速タクシイに乗り込み
母親の待つクルンテープ郊外の街

「ラムシー」へ向かったのだった。

つづく。


*大サーヴィスでPー嬢のカットを数枚。
Img_6481_2

アヒル唇にヨワイのだ。
Img_6451

サーヴィスし過ぎか。
Img_6485

たまにはオレの写真もね。
Img_6465

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2009年11月22日 (日)

ナーグルア

また変な夢を見たので、
忘れないうちに書き留めておこう。


何故か、貿易会社のサラリーマンなのである。

東京に出張で来ていて、小包のようなものに
腐りかけのリンゴと見たこともないような変なフルーツが入っていて、
それを担当者に食べさせながら
「そんなにマズくないでしょ」「う〜ん。思ったほどマズくないなあ」
「今度はもっとマシなものを入れてきます」「ああ。そうしてくれ」
などという会話をする。

結局その箱は持って帰って、一度試しに送ってみるという話で、
中身にはスイカと、手作りのお惣菜的なものを入れることに。

「それを確認するために再来訪するのはいつがいいですかね」
「三日後かな。あ、ダメだその日は夜会議がある」
「では、午後にお邪魔した後、会議中わたくしははずして
荷物の到着を待っております。届くのは何時頃でしょうか?」
「いつもは夜九時頃かな」
「それだと泊まりになってしまうなあ」
「泊まっていけばいいではないか」
「わかりました。ではその夜は飲み会を開いて下さい」
「しょーがないなあ君も。わはははは」「わはははは」

場面が変わって、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の片割れと、
バスの後部座席でミーティング。
イメージ画に描かれた人物には国籍と身長を明記しないとダメだ、
と教えられるが、突然その担当者の名前を忘れてしまう。

「なんだったかなあ。たしか名前に正直さが滲み出しているような
イメージなんだよな。ねえ○○さん(と横の女性に同意を求める)。
あ、そーだ思い出したハジメ君だ」

「正直」とまったく関係ない。マジメ君ならまだわかるが。
そもそも取引先の社員をファーストネームで呼ぶのも意味不明だし、
もちろんアンジャッシュの彼の名前とも違うし(渡部君だったか?)、
そんな細かい会話を憶えているのも不思議だが。

商談を終え皆に挨拶しようとすると全員コーラスの練習中で、
階段状の台の上から「御苦労さん」と見送られる。
来る時はデカいコンテナ車だったはずなのに、
帰りはマウンテンバイクであり、しかも
チェックするとガソリンがほとんど入っていない。

送る中身をどうしようかと考えながら目覚めた。

しかし、まったくわけがわからないな。
ま、夢とはえてしてそーいうものか。

昨日、T子ちゃんとビジネスの話をしたからだろうな。
変なフルーツが出てきたのはSー嬢のお姉ちゃんに
「ノイナー」という見たことのない果物を
「明日が食べ頃よ」と、見せてもらったからだろう。

このように、夢で見る内容は
その日に起こった出来事から連想されるものが主のようだが、
ハッキリ憶えていることは滅多にない。

ちなみに今朝は、隣にある中国の寺が
朝っぱらから祭りのような大騒ぎで、うるさ過ぎて起きたのだが、
そのことが関係あるのだろうか。

謎だ。

ちなみにこの寺の騒音はかなり迷惑で、鐘の音や、
毎日夕方になると始まるトレーニングの掛け声らしき子供の声
「ヌンソーンサームシ−ハーホックジェットゥペー」つまり
「12345678」などはまだよいが、困るのは
なにかというと派手に鳴らされる爆竹だ。

いつも突然なのでマジでビビる。
ま、お祝い事には付き物のようなので
仕方がないか。


さて、恋すると必ず相手が夢に登場するというオレだが、
未だに出てきていないSーちゃんとの進展状況について。

「ナー(32)」という言葉があり、単独では
「顔」「季節」「本のページ」「次の」、後ろに動詞がつくと
「〜すべき、〜したくなるような」という意味となり、
形容詞に変化する。

最も早く憶えたメジャーなタイ語の一つ「ナーラック(3233)」も、
「ナー」と「ラック(33愛する)」が合体して
「愛すべき」「愛したくなるような」「愛くるしい」つまり
「可愛い」になるわけで、人間の顔が可愛いだけでなく
服などの身に付ける物から動物まで何でもいける。

Sーちゃんと一緒にいる時によく使うのは
「ナーグルア(32222)」であり、
「ナー」と「グルア(222恐れる)」がくっつくと
「怖い」になる。


「キットゥンジャンルーイ(21211332めちゃめちゃ恋しい)」と、
Sーちゃんから電話がある度に足繁く店に通っているわけだが、
キットゥンなのはどうやら「KFC」であり、「鶏大好き」の彼女は
某「ケンタッキー」のフライドチキンが食べたくなると、
オレの顔を思い出して連絡してくるようなのである。

ほぼ三日に一度ペースでスリウォンまでバイクを飛ばし、
下着屋さんの屋台にて彼女らと共に鶏を食べるわけだ。

シーロムにある「KFC」まで一緒に歩いて買い物に行く間だけが、
オレ達に許された二人きりの僅かな時間であり、
外で客待ちをしている暇そうなタニヤのカラオケ嬢の前を
「お前らと違ってこのコはまだスレてないんだぞ」
などと思いつつ散歩する。

フライドチキンを買いに行くだけの関係。
ああなんとプラトニックな。

Sーが道を歩いていると、近所の顔見知り達が皆親しげに
「パイナイ(2212どこ行くの)?」と声を掛けてくる。
その中にはなんとソイタニヤ入り口に立っている
タムルアットゥ(2211)ケーサツもいるのだ。

ルール御無用「何でもアリ」のタイにおいて、まるで
「オレがルールだ」と言いたげなケーサツ官達は、
「よそ者の金持ち」としか見られない(?)ニッポン人のオレにとって
「何をされるかわからない」不気味さを持つ
もっとも恐ろしい存在であることは間違いない。

「A.U.A」のセンセイ時代の生徒とか、知人のカレシなどと
身近で接していると決してそんな印象はないのだが、
知らないケーサツ官に道で止められれば、とにかく
「小遣いを稼ぎたいばっかり」の彼らを警戒せずにはいられないし、
一瞬でもスキを見せるわけにはいかない。

「毅然とニコニコ」が、
彼らと接する時のオレのテーマである。

「ナーグルアタムルアットゥ」
近づいてくるケーサツを見て、チキンを食べながらビビるオレ。
お姉ちゃんは彼に
「フェーンノンサオ(妹のカレシ)」と説明する。

妹のSーが14才だと知っているはずの彼に
そんなこと言っちゃってだいじょーぶなのか?
万が一捕まったら「KFC」では済まないぞ。

「また鶏食べてるのか。オンナは鶏が好きだな〜」
みたいな軽口を叩きながらニコニコしてはいるが、
目だけはどーも笑っているように見えない。
先入観かもしれぬが、ケーサツとヤクザの特徴だ。

茶色のバイクに跨がりケーサツが去ってから、
あわててお姉ちゃんに二つの質問をぶつける。

「この時間(深夜)にSーと一緒に歩いてて捕まらないのか」
「オレがSーのカレシでもいいのか」

答えはいずれも「マイペンラーイ」であり、
「ホテルに行かなきゃだいじょーぶ」
「Sーはまだカレシできたことないけどね」とのこと。

ホントかな。

隣のSーに直接
「ペンフェーンガンダイマイ?」と聞くと、
照れたようにモジモジする彼女。

あ、そうか。

歌の歌詞などによく出てくるし、あまり意識することはなかったが
よく考えればそのセリフは、直訳すれば
「恋人になれる?」というカタい意味だが、ひょっとして
タイ語で告(白す)る場合のスタンダードなのかもしれない。
つまりはニッポンでなら
「付き合ってください」みたいな。

公衆の面前で急にそんなこと言われても、
そりゃ困るわ。

「違う違う。マジで言ったんぢゃなくて聞いてみただけだってば」
あたふたするオレを見てSーはクスクス笑っている。

それが三日ほど前の出来事だった。

そして昨日。

例のごとくごはんを買いに行く短いデート中。
珍しく「KFC」でなくイサーン料理の屋台の店で、
「ケェーングリーアン(222221野菜スープ)」ができ上がるのを
テーブルに座って待つ間の会話だ。

「お前オレがカレシでホントにいいのかよ」
「いいよ」
「オレのこと好きなのか?」
「好きだよ」
「KFCとどっちが好き?」
「う〜ん。ホンダーかな」
「ふ〜ん」
「ふふふ」

とにかく目が合えばいつもニコニコニコニコしてるし、
屈託がないごく普通のオンナノコだ。
オレの年も知っているし、まあ彼女にしてみればどうせ
「KFCごちそうしてくれるやさしいおじさん」
くらいにしか思っていないだろうが
「フェーン」の意味を知らないとは言わせない。

「恋人ってことはさ、あんなことやこんなこともするんだぜ」

思わず口に出かかったが無論言えるはずもなく、
正式に告白もせずむにゃむにゃと言葉を濁す。

タイに移住して一年と二ヶ月余り。
初めてのカノジョが15才では
シャレにもならないではないか。

そう。そーいえば
来月の8日がSーの誕生日であり、そこでやっと
15才になる彼女。
15から16になるのではない。つまり
これから一年はまだ15才のままなのだ。

「ジャイイェンェン(222222落ち着いて)!」
冷静に考えろ。

このままいけばSーの誕生日に、
「カレシなの」とみんなに紹介される可能性大だ。
こっちの認識ではまだ正式に伝えていないとはいえ、
それに近いことを言ってしまったのも確か。

またオレがスポンサーかよ。
いやそんなことより、オレから見ればすっかりオトナの彼女に
手を出さずにいられるわけがないではないか。

あかんあかん。
そんなことしたらマジで
「タムルーアットゥジャップ(221111ケーサツに捕まる)」だ。

いくら「恋人だからいーやんけ!」と言い張ろうと、
お姉ちゃんにバレて追求されればただで済むはずがない。
なにしろ年齢差は29才なのだから。

う〜ん。
しょーがないからやっぱり育てるか。

ていうか、まだ夢に出てきてないから
恋してるとは言えないのかもしれない。

ああ。
今夜あたり出てきてくれないかなあ。

|

スクサンワングートゥ

誕生日はコワイ。


前にも書いたと思うが、タイではバースデイパーティーで
「本人自らみんなに奢る」というルールというか
とんでもない風習があり、カノジョや特定の女子がいる場合、
そのコの誕生日にはプレゼントも含め
相当な出費をさせられることになりがちだ。

もちろん当人がハイソー(お金持ち)であれば、遠慮なく
こっちもゴチになってしまえばよいかもしれないが、
ローソー(貧乏)な場合スポンサーにされる恐れがある。

カノジョなどできたこともないオレも何故か過去に一度、
仲良くしてた女子の誕生日パーティーにお呼ばれして、
巨大なイサーン料理店で「飲めや歌え」の大騒ぎで
十人くらいに大盤振る舞いしたのを、本人の替わりに
払わされたことがある。

ただ、その時はもう一人スポンサーがいて、なんと、彼女の
友達の女子が前日に自分を「買って」くれた客を連れて来て、
彼と折半だったからまだ良かったが、そのおっさんにしてみれば、
売春婦を買った翌日に友達の誕生日パーティーに呼ばれて、
のこのこついていったら「プレゼントの替わりね♪」とか何とか言われ、
売春料金の二倍も払わされてはたまったものではないから、
結局ブチギレてしまったのだが。

たしか米国人のごく普通のおっさんで、
店の前で暴れ出した彼を、最初はオレが
「まあまあ」となだめていたのだが、女子達も気が強いので、
英語でやり返して激しい言い争いとなり、しまいには
「ファッキンビッチ!!」とかぬかしやがって、
「おいこら!ビッチとはなんだこのクソオヤジが〜!!」と、
今度はオレがニッポン語でブチギレて「こと」が大きくなり、
女子達にわんわん泣きながら必至で止められてことなきを得たが、
最終的にはケーサツまでやって来て
「すったもんだの大騒ぎ」になったのだった。

たしかにそう呼ばれても仕方のないような職業かもしれぬが、
友達をそんな風に侮辱されては、ごくごくおとなし〜いオレだって
さすがに黙ってはいられなかったのだ。
まあ、かなり酔っぱらっていたしね。

実はその前からすでにそのおっさんを連れて来た女子のカレシが、
目の前でイチャイチャしている二人を見て
「ホンダー。オレは、オレは....ツライよ」とか言って、
酔っぱらってシクシク泣き出していて、最後には
オレ以外の参加者全員が大号泣という、まるで
吉本新喜劇のようなことになって、こっちとしては
笑いをこらえるのに必死だったのだが。

「ホンダー。今日のお金は私がどんなことをしてでも必ず返すから。
必ず返すからね。うわーーーーーーーーーーーん」

涙と鼻水でぐしゃぐしゃの顔で
そんなこと言われても。

こんなオモロイ話を何故ここに書かなかったのかよくわからぬが、
多分タイミングを逸した為だろうな。

とにかくタイピープルは
「お金もないクセに見栄っ張りな」輩が多いようで、
「車買って速攻でローンが払えなく」なったり、
「大盤振る舞いしてすってんてん」というような話をよく聞くのだ。

ニッポンのように、廻りのみんなで本人の分をワリカンにすれば
平和でいいと思うんだけどな。

なにしろ都合良くスポンサーにされてしまうタイプのオレとしては、
それ以来ちょっぴりビビっているというわけだ。


さて、昨日はPーちゃんの誕生日のお祝いということで
久しぶりにディスコへ繰り出した。

来週からアユタヤの近くのローングンガーン(222222工場)で
母親と共に働くことになったらしく、まあ会うのも最後っぽいし、
ちょっとくらいサーヴィスしようかなと思ったのだ。

本当のバースデイは17日で、プレゼントはすでに、
某キティーのベッドカヴァーセット(バリバリのコピイ)と
コンタクトレンズ*合わせて2000THB也、を差し上げたのだが、
パーティーらしきことはまだだったらしく、
「ノーンシャイ(23322弟)」とその友達軍団総勢六名を引き連れ
プララムサーム(ラマ三世通り)にあるオオバコへ。

初めての店だったし、そんなエリアにも
デカいディスコがあるとは知らなかったが、週末とは言え
キャパ1000人規模のハコがあそこまで超満員の
「パンパン」になるとは正直思わなかった。

客層は地元ローカル一色で、観光客など見かけない。
天井が高く、店がデカすぎて音圧が足りないというか、
フロアの四方をスピーカーで囲っていなくて、結局
「ライヴハウス的」な一方通行の音響システムであり、
まあ、タイのオオバコにはありがちなスタイルだ。

それでもその日はライヴがなく、終止DJによる
ハウスヒップホップタイポップスごちゃ混ぜミーハー選曲という
「お約束」の感じで店内は大いに盛り上がっていた。

それにしても相変わらずタイピープルのパワーはスゴイな。
他によほど娯楽がないのかディスコはどの店も大概流行っていて、
「いったいどこからこんなに大勢の人が....」と、いつも驚くばかりだ。
そしてみんな本当によく飲むしよく踊る。
客は例外なく楽しそうでアングラな雰囲気もなく、行く度に必ず
「いつかは是非こういう店がやってみたいなあ」と、
つい思ってしまうのだ。

名前を何度も聞いたのだが酔っぱらって忘れてしまったその店は、
デカいスクリーンにフロアのカワイコちゃんを撮った映像を
リアルタイムで流していて、自分が映るとちゃんと意識して
エロエロダンスを繰り広げたりするので、
見ていてとても面白かった。

男女比率もバランス良く、社交の場としての役割を
「キッチリと果たして」いる気がするし、まったく
「言うことなし」なのだが、やはりせっかく繰り出すなら、
特定の女子を連れて行くよりは、出逢いを求めてというか、
とりあえず初対面の女子と体を引っ付けて踊る方が楽しいので、
怒られる相手はいない方がベターだと思われる。

「音の悪さ」以外に文句があるとすれば
「シーシャ(水タバコ)」がマズいことかな。

あれだけ人の多いディスコで、シーシャを楽しむのに不可欠な
「炭の世話(位置を変えたり交換したり)」をするのは
物理的に難しく、味が安定しないのはもちろん
「保ち」が短くなるのも当たり前だ。

それで500THBは全然いただけない。
アラブ人が泣くというものだし、ニッポンで
シーシャの普及に力を注いできた(?)オレだって泣けてくる。

スタッフ全員にアラブ人街でホンモノのシーシャを吸わせれば
「なるほどこういうものか」と分かるはずだから、何ならオレが
順番に連れて行ってもいいのだが。
もしくは自らシーシャバーをオープンし、
クルンテープでの販促に力を入れるか。

ただ、コスト面を考えると
どーしてもツライような気がしてしまう。


結局、Pー嬢がお好きなシーシャが三回転で、ボトルは
「ジョニ赤(700ml)」が950THBと安かったし、
「7ー11」で買った小さなケーキや
ミキサー(氷炭酸コーラなどを総称してそう呼ぶ)含めて、総額で
4000THB程度だったので、驚くほどではなかったな。

こっちで一晩一万円出せば
「豪遊」という感覚なので、無職のオレにしてみればもちろん
「散財」には違いないが。

ま、こんなおっさんとの
「恋愛ごっこ」に付き合ってくれた彼女に対し、最後に
それくらいのことをしてあげてもバチは当たるまい。

そーいえば少し前に、サヨナラを臭わせるため
「お前のことが信じられない」など、ちょっと厳しいことを言ったら
「オクハク(1111失恋する)」と、何度もつぶやいて
なんだか悲しそうだったので、
「そんなことないぞ」と、またついつい
気を持たせるような態度に出てしまうオレ。

その「ユルさ」が悪い所だって分かってるのに。

次の日が二十歳の誕生日だったので、電話越しに
「ハッピーバースデイ」を歌った後、
「スクサンワングートゥ(11122211)」と、
タイ語で言ったのだった。


ラムシーだかサパーンプットだかいうその田舎の町に、
「イズミも一緒に行ってそこでカラオケバーでもやらない?
私も手伝えるし、工場の人達がたくさんだからイケルと思うの」
などと彼女は一生懸命誘ってくるが、さすがにそんなところで
「こぢんまり」とまとまってしまうわけにはいかない。

「ホンダ」という名字が呼びやすいし憶えやすいこともあり、
相当仲良くなってからでないと教えないファーストネームを、
やっと憶えてくれたPー嬢と「クンメー(2232おかーさん)と三人、
「そうやってつつましく暮らすのもいいかな」な〜んて、
一瞬、ほんの一瞬だけ
考えなくもなかったけれど。


「オクハクはオレの方なんだよ」

そんな風には

どうしても言えなかった。

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2009年11月21日 (土)

コンディアウ

単調な日々が続く。

狭いながらも部屋がけっこう快適なので、DVDや本などの
「ネタ」さえあればいくらでも引き蘢っていられるし、
寂しがり屋ではないオレは、こっちから誰かを誘って出掛ける
ということもほとんどなく、行動は主に単独だ。

「おひとりさま」というヤツだね。

誘われれば断ることはまずないが、
誘われない限りは独りでいる。
考えてみればかなりの
「受け身体質」と言えるのかもしれない。

子供の頃からそうだったなあ。
「仲間とツルむ」ということもあまりなかったし、
女子とのお付き合いはまず長続きしないし、とにかく
「来る者拒まず去る者追わず」というスタンスで
この年までずーっと生きてきたような気がする。

「結局、独りが一番気楽でいいや」

そう思うのは、ある意味
愛情に飢えていることの裏返しなのかもしれないが、
本心と言えば本心なのだ。

心から他人を愛したことも、愛されたこともない人間の
寂しい一面である。


さて、単調ということは規則正しくもあるわけで
「寝る」「食べる」「排泄」をただひたすら繰り返す中、
この貧相な体がいかに「燃費効率が良い」かが分かる。
すなわち、一日ほとんど動かずに暮らしていれば
「消費エネルギイ」もごく僅かですむということであり、
「必要摂取カロリイ」の数値を考えたら、一般成人男子の
三割程度で充分なのではないか。

元々食が細いことは確かだが、今のような暮らしだと
普通に食事していてはどんどん太っていきそうでコワイので、
食べる楽しみが減ってしまってつまらない。
それでなくとも最近は年のせいか贅肉がついてきて、心なしか
「ムチムチ」してきたような気がするのに、こんな
「喰っちゃ寝」の毎日では非常にマズいから、そろそろ
単調な生活から脱却しなくてはね。


そーいえば、こちらに来た当初はやはり
言葉を憶えるためであったり異国の文化を知りたい一心で、
自分なりにけっこう積極的に行動したものだった。

とは言っても女子をナンパするくらいのことであり、それも
「ドタキャン」や「すっぽかし」や「あまりの冷たい態度」に
だんだん耐えらなくなってきて、今では
「よほど興味があるコ」以外の連絡先を聞きはしないし、
こっちからあまり電話もしない。

タイガール達に言わせると
「男子たるものマメでないとダメ」らしく、
一度や二度ブッちぎられたくらいでへこたれているようでは
欲しいものも手に入らないとのことで、
おっしゃる意味はよ〜くわかるし、タイボーイ達がそうやって
「取っ替え引っ替え」しているのも知っているが、あいにくオレには
もうそんな「マメさ」も「ガッツ」もさほど残ってはいない。

それよりもなによりも、問題は
「電話でのコミュニケーションの難しさ」にある。
身振り手振りも使えず口のカタチも見えない状況では、
「何を言ってるのかサッパリ分からない」のも日常茶飯事であり、
地名を知らなかったり勘違いすることもしばしばなのだ。

「プララムカーオ」と間違えて
「サナームパオ」の駅で一時間以上待っていたりとかね。
まあそれは、プララムカーオが
「ラマ9世通り」ということすら知らなかった時代のことだが。

なにしろまだ聞いたことのない地名がたくさんあるし、
アクセントの数字を敢えて表記していないのも、
辞書に載っていないし、正しいのかどうか自信がないからである。

とにかくだ。

そんなオレのケータイを鳴らすのは
PーちゃんかSーちゃんくらいのものであり、
掛ける相手と言えば宅配レンタルDVDショップの某
「D-store」くらいのもの。

ちなみに近況を報告すれば、
Pーちゃんはいよいよ一大決心をしたようで、
アユタヤの近くに引っ越して工場で働くことになったらしい。
ゴーゴーバーに復帰すると思っていたら意外なところに転職だ。
水商売がよほどイヤだったんだろうな。

Sーちゃんとお姉ちゃんは相変わらずだが、
こちらの方はちょっと進展があったと言えなくもないかな。

どちらも説明が長くなりそうなのであらためて書くことにしよう。

ではでは。


*コンディアウ(22222)とは一人だけという意味。
「おひとりさま」のことである。

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2009年11月16日 (月)

プゥシャイゴダーイプゥインゴダーイ

「ウソ。マジで!?」

目の前で繰り広げられる光景が俄には信じ難く、
そうつぶやいた後、思わず絶句してしまった。

「いや〜。久しぶりにアメージングな目に遭ったわ〜」

それはまさしく
「遭遇した」という表現がふさわしい出来事であり、いかにも
「タイらしい」内容にも関わらず、オレが今までに
経験したことのないアメージングだったのだ。

以前から店の前を通るたび気になってはいたし、
チラチラ覗いていたため店内の様子はおおよそ掴んでいたが、
いよいよ中に入ってみて、しばらくしてから始まった
「ショータイム」を目にした瞬間、
「見てはいけないものを見てしまった罪悪感」と
「新たな扉を開いたような爽快感」がゴチャ混ぜになって、
過去にあまり味わった覚えのない不思議な心情となる。

そう。
それはステージで男子がポールダンスをする店、つまり
「ゴーゴーボーイバー」のことである。


Rちゃんとはもう十年ほどの付き合いだろうか。

喫茶店時代の初期からのお客さんであり、
「最もキッチリ掴まねばならぬ」と思われた年齢層の女子の中でも、
美しい彼女のことは男子スタッフの間でもよく話題になったし、
接客につい力が入ってしまうのを抑えることはできなかった。

だからといって特別な待遇をしたわけではないが、
某競合他店や某台湾料理店でバッタリ会ったりするうち、
自然に仲良くなったという感じかな。

そんな彼女がカンボジア旅行をするということで、
「せっかくだから一晩バンコクに寄ろうかな」と言われれば、
喜んでアテンドを引き受けるのは当然だ。

「すでに五回も訪れていて、一ヶ月も滞在したこともある」という、
「カンボジアフリーク」の仕事仲間と、
「新体操のセンセイを生業としている」友達を含む
妙齢の(?)女子三名と某百貨店「サイアムパラゴン」で合流。

ちなみにR嬢の仕事は美容関係。
年齢は全員三十代である。

「カンボジアに五回も行った??」
「新体操のセンセイって????」

オレにとってはそれらがすでにややアメージングな感じだったが、
かなりひさしぶりに会ったにも関わらず、十年前とまったく印象の
変わらないRちゃんを中心に、小洒落た(?)カフェレストランで、
トムヤムクングリーンカレーヤムウンセントートマンプラーなど
定番のタイ料理を囲みつつ、会話は弾む。

「結婚しない理由」が「2012年に地球が滅びる」からなのか
「ストライクゾーンが狭」くて「潔癖性」だからなのかよくわからぬが、
とにかくここ十数年のニッポン人のおかしな犯罪は、全て
「電磁波のせい」ということで話はまとまった。

内容はともかくこっちで長く暮らしていると、そんな
「ニッポン女子との意思の疎通の取れた会話」は
とても心地の良いものなのである。

タイに遊びにくる男子を楽しませるのは慣れているが、
女子の場合はいったいどうしたものか。と悩みつつも、
「ルンピニーナイトバザール」で買い物をした後「パッポン」に移動。
某「NaRaYa」を覗き、とりあえずノーマルヴァージョンの
「ゴーゴーバー」で軽く一杯飲みつつ、
「これがタイに来る旅行者の夜遊びの定番だよ」などと、
かいつまんでシステムを説明する。

「実は男のコが踊ってる店もあるんだよね〜♪」

メンバーはすっかり大人な女子ばかり。
この誘いを断るとは到底考えられなかった。

かくして、ブサイクなタイガールばかりが
やる気なくポールダンスをするノーマル店を出て、
十分後には例の店の前に到着していたのである。

途中オカマちゃんの店も「チラッ」と覗いたが、ある意味
「女子よりもキレイに作られた彼女(?)達」よりも、(主に)
「ゲイを相手にする彼ら」の方がインパクトは強かろうと思ったし、
何よりオレ自身も是非一度中に入ってみたかった。

ドリンクは各200THBとやや高めだが、聞いたところ
システムはノーマル店とほぼ同じ。
「ブリーフ一丁」で踊る彼らの視線は、ゴーゴーガールの
「流し目」とはまったく異質なものだ。

「おにーさんならここで働けるわよ〜♪どう?」という
黒服マネージャーの思いがけぬ誘いにビビリつつ
「せっかくだから席に呼んでみようよ。何番がいい?」と、
オレも視線をなんとかステージに向けるものの、恥ずかしくて
なかなかまともに見ることができない。

隣の席ではタイ人と思われる男子二人が真剣に見ている。

結局、可愛い系の男のコをひとり指名し、
昼間はマッサージの修行中と言うF君28才に対し、
核心に触れる質問を。

「クンペンコンゲイロー(2222112112君はゲイなの)?」
「プゥシャイゴダーイプゥインゴダーイ(21113322111332)」

「オトコでもオンナでもOK」つまり
「バイセクシャル」ということか。

そのわりには、両隣の女子が太ももに手を置くと
反応があまりよろしくなかったので、
「彼、本当は女子はイヤなんぢゃない?」と宣うR嬢。

オレも試しに同じように手を置いてみたが、
「毛」の感触がキモくて、とても無理だった。

「もうすぐショータイムだからね♪」

マネージャーが耳打ちしてくる(これもかなりキモい)頃には
いつの間にかテーブルはほぼ埋まっていた。
「ファラン(322西洋人)」のおっさんの他、女子もけっこういたなあ。

ほどなくして曲調が変わったので、ステージに注目すると....。

これ、書いちゃっていいのかなあ。
ていうか、ここまできてお茶を濁すわけにもいかないよね。

ダンサーは三人。
二人は全裸であり、ネコ役(?)は白のブリーフ姿。
単独の方はエ○クトしたチ○コ(ゴム装着)に入った
シリコンらしき突起物をアピールし、
ペアを組んだ二人はなんと体を重ねている。

最初フェイクかと思ったが違うのだ。

「ショー」という言葉から、もうちょっと
「ソフトな内容」を想像していたオレは、冒頭のひと言の後、
しばらくは「で!?」の口のカタチのままだった。

いきなりあんなもの見せられたら誰だってそうなるのでは。

自分以外の男子の全裸を生で初めて見たし、増してや
挿入シーンなんて。

アカンアカン、それはアカンよ。

その後も三人はステージを降り、
客席近くまで来て大サーヴィス。

「乳首触って。ねえ早く乳首触ってよ〜!!」

ムムムム、ムリですってば。そんなの。

あー怖かった。
マジで。

女子達の反応も似たような感じだった。
例え相手が裸を見慣れた異性だからとは言え、
初めて見ればやはりショックな絵であることは間違いあるまい。

店を出てからも、しばらくは
興奮冷めやらなかった。

「何事も経験だよね〜♪」
「ね〜♪」

そんなことを言いつつ平気な顔で道を歩いていたが、内心は
かなり動揺していたし、彼女達とは受け取り方も異なったはず。
何故ならこっちは同性であり、つまりは
「アレ」と同じ行為をするのが充分「可能」なわけであり、
おまけにもちろん社交辞令(?)とは言え、
「ここで働かない?」などと耳打ちされたことで、どーしても
自分に重ねてイメージしてしまったから。

それにしてもあの、不思議な
「ドキドキ感」はいったい何だったのだろう。

まあとにもかくにも、こうしてオレは
新しい世界への第一歩を踏み出したわけである。


その後、
「口直し(?)にキレイなもの見ないとね」というわけで、
ホテルの63階のバーで美しい夜景でも見つつ一杯、
という話になったのだが、なんとR嬢が
明らかなサンダル履きだったため「ドレスコード」に引っ掛かり、
仕方なく諦めて「フットマッサージ」に変更。

終わった頃にはすでにけっこういい時間で、
出発が早朝五時ということだったので、ホテルの部屋まで送り、
コーヒーを御馳走になってから、お暇した。

プロンポンにあるまだ新しくキレイなホテルで、キッチンや
電子レンジまで揃ったなかなかセンスの良い部屋だった。
一泊ひとり四千円ならお値打ちなのでは。


いやしかし、びっくりしたなあ。

たまたま、先日「MILK」(2008米)という
「ゲイの社会的地位向上に努めた活動家の半生」
*主演:ショーン・ペン、監督:ガス・ヴァン・サント。
を描いた映画を観たばかりだったので、余計に
「生々しく」映ったのかもしれない。

スリウォン通りの反対側にある
「ゲイストリート」にも初めて足を踏み入れてみたが、
「ゴーゴーボーイ」の店もあれだけの数が存在するということは、
当然ながらそれなりの「需要」もあるわけであり、あらためて
「その世界」のことを目の当たりにしたオレとしては
「う〜ん」と唸るしかなかった。


あれはひょっとして夢だったのかな。

そんな風に思いつつも、
「もしどうしてもひとり選ぶとしたらどのコだろう」
な〜んて勝手に考えていた
自分のことが

恐ろしかった。


*ニッポンから買ってきてもらったもの。
履歴書は「就活」用、両面テープは
バイクのウインカーカヴァーを貼るため。
チョコレートはR嬢が見繕ってくれた。
某「ロイズ」のポテチ&チョコにホワイトチョコヴァージョンが出たのか。
しかし「チーズとチョコ」なんてよく思い付いたなあ。
おそらく「アリ」な味なんだろうなあ。
Img_6427

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2009年11月13日 (金)

ジェップラング

「ジェップラング(1112背中が痛い)」なのだ。

「腰痛持ち」なのでおそらくそっちからきているのだろうが、
こんな症状は初めてなのでちょっとビビっている。

原因がよくわからないのも不安。
最近部屋に引き蘢りがちで、一日のうちほとんどの時間を
ソファーもしくはベッドの上で過ごしている生活だから、
背中を痛める状況なんて考えられないのに。

筋金入りの「カウチポテト族(古い?)」であるオレの、ソファーでの
「リラックス体勢」に問題があるとはとても思えないし。

唯一思い当たるとすればセックスだろうか。

確かに、腰が悪いオレは元々、
「いかに負担がかからないか」に重点を置いてきたわけで、
ニッポン女子が相手であれば、そのことを説明した上、例えば
「終止騎上位のみ」ということも頻繁にあった。

ところがタイガールときたら自分勝手な輩ばかりであり、
「相手が気持ちよくなることで自分の気持ちも昂る」的な発想が
「微塵も」感じられず「攻守交代」の精神が通用しない場合が多い。

ま、これはオレにも責任の一端はあって、実際
「あなたのためならなんでもするわ」くらい惚れさせた後なら、
状況も違ってくることであろう。
が、しかし一般的に考えて、例えばプロフェッショナルの場合
「お客様を喜ばせるサーヴィス」が最重要課題のはずなのに、
そこをあれだけおろそかにされては困る。
まあ、ちゃんとしているのは「お風呂」くらいのものだからね。

とにかく、まぐろかハマチかなにか知らぬが、何とかするため、
横にしたりひっくり返したり持ち上げてみたりしていては
どうしても腰に負担がかかってしまい、やがてそれが
「背中にまで....」ということは考えられなくもない。

だとしても、回数は高が知れているし、
内容だって大したものではないので、となると
オレの腰の状態はよほど悪いのだろうか。

う〜ん。
ちょっと心配だなあ。


それにしても、たまにふと思うのは
「もしオレの腰がキレキレで、有り余るほどの精力を持っていたら....」
ということ。

「セックスが好きか嫌いか」と問われれば、当然
「好き」ではあるが、その度合いは一般男子に比べてかなり
低いのではないかと思えるし、それは若い頃からだったので、
年齢を経るごとに下降線を辿っているとすれば、今となっては
相当な低位置にあるのかも。

そもそもその根本となるのは
「性欲」及び「精力」であり、比例するはずのそれらはどちらも
「弱弱」なのは明らかだ。

数字で言ったら
「3」と「2」くらいではなかろうか。

だからこそ
「どうせヤるなら」と、相手やシチュエーションには
かなりこだわってきたつもりだし、当然のことながら
「性風俗」もあまり好きではなかった。

今でもよ〜く憶えているが、
十九歳の時付き合いで無理矢理「ソープランド」に連れていかれ、
当時一緒に暮らしている恋人がいたため
「カノジョに申し訳ないから....」と、服さえ脱がず
内ももに薔薇のタトゥー(ベタやねえ)が描かれているおねーさんに
「こんなとこ来ちゃダメぢゃない!」と説教された後、
彼女の身の上話に涙を浮かべたものだった。

ていうか、
初めて会ったコと数分後にそんなことできますかい。

いやいやできる。
物理的にはできるのだが、精神的にムリがある。
そんなの恥ずかし過ぎるし、逆に恥ずかしがらない相手とでは
おもしろくもなんともないという意味だ。

だから、仮にオレがそういう考えではなく、しかも
性欲も精力も強靭であったなら、こっちに移住してからは
「ヤリまくって」いたに違いないのだ。

「週一のソープ通い」はもちろん、
ゴーゴーバーバービアカラオケ援交カフェディスコストリート、
あらゆる場所で好みのタイプのコを見つけては、
日替わりセックス三昧の日々であり、考え方によっては
それほど楽しい暮らしはあるまい。

普通のニッポン人なら皆そうだと思われるし、
「オトコにとってはパラダイス」と呼ばれる、
タイとはそういう環境の国なのである。


そんな中、何度も言うようだがオレはおそらく
タイに住んでいる成人男子の中で、世界一
「セックスの回数が少ない」のではないだろうか。
じーさんは別として、同年代までのゲイでないオトコなら
普通に週数回はしているはずだからね。

「抱いた女子の人数」も少ない自信があるが、それに関しては
「一人の女性を愛し続ける」方もおられるからわからない。

だいたい、オレがこの国にやって来た目的は
そんなことではないのだ。

てことは、ここに書いているその手の話については、
「あまり当てにならない」と考えていただいた方がよいかもね。
もちろんリサーチした結果の考察もあるが、
基本的に個人の感想であるし、オレが今までは
「相手に恵まれていなかった」という可能性もかなり高いのだ。

つまり、
「いいコはもっとイイ」わけだし、実際
そーいう話を何度も聞いたことがある。

とにかく、オレが思うに
「互いを求め合って」するのが理想であり、そういうセックスならば
こちらが一方的に動き続けることもないわけだし、心を許せば
反応だってもっと変わってくるに違いないのだ。

ん?
てことはなにか。
オレが今までしてきたのは決してそうではないということか。

クゥーーーーーーーーーーーー。

悔しいが事実なので仕方がない。

だからタイガールに文句を言う前に、己の腰の鍛錬及び
「性欲精力の向上」に努めるしかないのだ。

ハッ!!!

その手があったか。


「精力」、特に「持続力」に問題があるオレは以前から某
「バイアグラ」的ものに興味があったのはたしか。

ただ、廻りがまだ若いせいか知人の評判はあまり良くなく、
一番気になったのは同年生まれの友達S君の
「え?ホンちゃん使ったことないの?オレなんてもう
アレがないと全然ダメだよ」というひと言だった。

「一度使頼ってしまうと、もうなくてはならなくなる」

よーするに「依存」であり、
世の中にこれほど恐ろしいことはない。
だから、コワくて今まで手が出せなかったのだ。

「いよいよその時が来たか」

もちろんリスクもある。

今こんな体の状態で、カンパチのタイガール相手に
そんな恐ろしいものを使ってしまっては、ひょっとしたら
オレの腰はズタズタになってしまうかもしれない。

ただ、「精力の回復」ということによる
「精神的メリット」は計り知れないし、腰痛の面では
「逆療法」という効果もあるかもしれないではないか。

そもそも、ソファーでゴロゴロしている「カウチポテト状態」が
腰に良くないという可能性もある。
運動不足この上ないし、同じ体勢で長時間固まってしまっては
動き出す拍子に「ピキッ」となることだって避けられない。

そーいえば、最近では
某「バイアグラ」のように「ずーっと勃ちっぱなし」ではなく、
「必要な時だけ役に勃つ」という、独国製の
なんとかいう薬もあると聞くしな。

よ〜し。
どうせ回数は少ないのだから
「一生使い続ける」覚悟で思い切って試してみるか。

「人生何事もチャレンジ」なのだ。

ワハハハハハハハハ。


もしこのブログが更新されなくなれば、
腰痛悪化で、パソコンの前に座れないためと
思っていただいて

構いません。


*深夜になるとテラスから月が見える。
Img_6416

手ブレしてしまったが、二日ほど前の
とてもキレイなスイカ型ハーフムーンだ。
Img_6420

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2009年11月12日 (木)

ナングピー

「ドゥーゴーンダーイナカップ(221133233)!!」

屋台の女性用下着屋さんで、イスに座って
「ウルトラマンうちわ」で顔を仰ぎながら声を掛ける。

「見てって下さいね〜♪」みたいな感じかな。

「(声掛けるのは)女子だけでいいの?」
「プレゼントするかもしれないから男子もね!」

(なるほど)と思い観察していると、どちらかと言えば
「自分で履いている」ようなタイプの男子(?)が多い。
実際、辺りには
「男娼のゴーゴーバー」など、その手の店もたくさんあって
「ゲイのメッカ」とも言える地域だからね。

そうやって、繁華街の道端で道ゆく人達に声を掛けていると、
中学生時代にやっていた夏祭りのアルバイトを思い出す。
昭和50年代前半。ニッポンにまだ勢いがあり、
ナゴヤの街にも活気があった時代だ。


一週間ぶりにタイへ戻ってきたKちゃんとT君という若い衆と三人で、
タニヤのカラオケからソイカウボーイのゴーゴーバーへ移動し、
某援交カフェで締めるというお決まりのコースを辿った上、
バイクを取りに戻ったついでにSーちゃんの働く店に寄ったのだが、
キレイに着飾ったり裸に近いような格好のおねーちゃん達の横で、
ソファーにふんぞり返っていろんなところを「モミモミ」しているより、
そうやって屋台のプラスティックのイスに座って、
あまり仕事の邪魔にならないように気を遣いながら
「ダベ」っている方がよほど楽しいのである。

「今日はまだ七枚(セット?)しか売れていない」と聞き、
「よ〜し。ぢゃあもう少し頑張ろうぜ!」などと、
こんな怪しいおっさんがハリキって声を掛けたところで、
売っているモノがモノだけに、あまり効果はない。

それではマズいので
「マイペェーングタウライ(322223222)!」、つまり
「安いよ〜!」ではなく「あんまり高価くないよ〜!」と
「ネタ」的な声掛けを付け加えてみても、
「あんまり高価くない???」と、
若い女子達に失笑されるのがオチだった。

今、オレが一番癒される相手
Sーちゃんの横にいるだけで幸せなのだが、
「誕生日はいつ?」という話になり
「来月の8日で15才になるの」と言う彼女に
「え??てことはまだ14才!?」
そう聞き返しつつ、そーいえばタイでは年齢を言う場合
「満年齢」つまり「今年で○○才」が常識だったなと思い出す。

「どっちにしてもまだ先は長いなあ....」

「幼き純粋な乙女の頃から育てる」という長期計画も
決して悪くはないが気の長い話であり、本来ならば
中学校に行っていなければいけないS−ちゃんが
毎晩深夜二時までお姉ちゃんとお店を手伝っている現実に、
「いったい彼女をどう育てるというのか」と、
一度考え出したらかなり深〜いところまでいってしまいそうな、
なんだかイヤな予感がした。

「誕生日に何が欲しい?」
「指輪と新しいケータイ♪」
「そうかそうか。じゃあそれを叶えたら何をしてくれる?」
「............」

おいおい。
いくら少し酔っぱらっていたとはいえ、
子供相手にオレは何を言っているだ。
この間も「エッチはしたことあるの?」とか、
とんでもない質問をしてみたり、これではただの悪質な
「セクハラオヤジ」ではないか。

「プットゥレンプットゥレン(322322冗談冗談)」

な〜んて慌てて誤摩化したものの、お姉ちゃんからは
相当冷やかな視線を投げかけられてしまった。
そんなこと言ってるからいつも「ピッタリマーク」で、
二人きりでデートさせてくれないのである。

ケーサツと何やら話していたお姉ちゃんを見たばかりだったので、
別にやましいことなど何もないのだが、
「本気で怒らせたらシャレにならないだろうな」と、
ビクビクしてしまうオレなのだった。


そんなSーちゃん姉妹と、今日は
映画を観に行ってきた。

タイ語で言えば
「パイドゥーナング(222212)」。

チョイスはもちろんタイピープルの大好きな
「ピー(12お化け、幽霊)」の映画、いわゆる
「ホラーもの」である。

「タイホラー」はなかなかコワくて、ニッポンや韓国に比べると、
ストーリー展開などは今ひとつなものが多いが、
メイクや特撮なども含め、怖がらせる技術は大したものなのだ。

タイピープルは感情表現が豊かで素直なので、
映画館内でも普通に大声で笑ったり叫んだりして、
「皆で一緒に楽しむ」感が漂う。
特にコワイ映画の場合、パターンから考えてあきらかに
「フェイント」とわかるようなシーンでも、わざわざキッチリ騙されて
「キャーーーーーー!!」と、楽しそうに叫ぶのだ。

他の国で観た記憶があまりないのでよくわからないけど、
ハリウッド映画に出てくる映画館のシーンではよく
観客が笑っている場面が出てくるし、
ニッポン人の反応がおとなし過ぎるような気もする。

当然姉妹もご多分に漏れず声をあげて笑うし、特にお姉ちゃんは
「ヒィ−ヒィー」言いながら体を前後に揺らしていた。

「ホラー映画で何故笑うのか」と不思議かもしれないが、コワいシーンで
「キャーーーーーー!!」と大声を出してから
「ホッ」としたその後、その反応の大袈裟加減に
皆で笑い合うのである。

「女子と映画を観に行ったら必ず手を握らなくてはいけない」
と思っているオレとしては、お姉ちゃんの目を盗み、
できる限りイヤミのないスキンシップにつとめたが、
本人がどう思ったかは定かではない。

嫌がる風ではないし、当然のことながら
「エロさ」は最大限に控えているからね。

ちなみにタイは映画が安くて設備もかなり良い。
百貨店の最上階にはどこでも映画館を併設しているし、今日観た
「MBK」では三人でなんと180THBだった。
ポップコーンとドリンクのセットの方が高いくらいである。

いよいよタイ語もけっこう聞き取れるようになってきたので、
英語の字幕スーパーを追いかけるよりは
集中して聞いてた方が理解しやすい。
洋画をタイ語字幕で観るよりは、
タイ映画をそのまま観る方が内容はよくわかるから、
勉強のためにも、もっと頻繁に観に行こうかな。


ところで、Sー嬢はオレのことをいったい
どう考えているのだろうか。

もちろん彼女に恋愛感情などないとしても、オレの方が
「オンナ」と見て近づいている、という認識はあるはずだし、少なくとも
「オトコ」として意識はしているはず。

断っておくが、見た目はもう完全に「オトナノオンナ」であり、
顔立ちは幼くとも、ハッキリ言って色気は充分にある。
まあ、若いコが好きでない人にとっては理解不能かもだが、
オレにとってはマイミーパンハールーイなのだ。

精神的にまだ子供なのは当たり前が、どちらにせよ
今のオレのタイ語では大人の女子とだって、
大した会話の内容ではないから一緒のことである。

だからと言って、これ以上どうこうと考えてはいない。
マジで捕まるわけにはいかないからね。

プラトニックでいい。
彼女の笑顔を見ているだけでいいのだ。
ただそれだけ。

あとは彼女の成長を見届けたい。

「ならば養女にすればよいではないか」って、
そんな寂しいこと言わないでよ。


そーいえば、Sーちゃんはオレがいくつに見えるか聞いたら
「45?」と、非常にいいセンを突いてきた。

こんなことは初めてだ。

つまり最初からオレのことをおっさんと完全に見破っていたわけで、
「う〜ん。子供というのは侮れないものだなあ」と、
しみじみ思ってしまった。

まあよい。
泳がせておけば。

三年後が、

今から楽しみである。

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2009年11月 9日 (月)

ラックガップフング

「トーラサップムートゥー(22212212)」

そう言って手を差し出すPー嬢。
よーするにケータイをよこせという意味だ。

ニッポンではあまり考えられない
「女子の行動パターン」のひとつがこの
「目の前ケータイチェック」である。

店をやっていた当時は、女子からされる相談話の中に
「カレシのケータイをチェックしてみたら....」とか
「カレシにケータイをチェックされて」ということがきっかけで
悩み始めるケースがよく登場して、どちらの場合も、
時には相手が部屋に忘れていったり、
時には相手が風呂に入っている短い間などに
「ナイショで」チェックするわけで、その手の話を聞く度
「倫理的にどうなのか」と、苦言を呈したものだが、
タイガールの場合、これを相手の目の前でやるのが当たり前で、
オレはまだ一度もされたことがないが、場合によっては
「その場で怪しい番号に電話されたり」することもあると聞く。

つまり
「アンタ、アタイのカレシとどんな関係なわけ??」
な〜んて具合に、自分のケータイでカノジョが他のオンナと、
いきなりとんでもない会話を始めるというわけだ。

これってけっこうな
アメージングぢゃない?

タイボーイのことはよくわからないのでお互いなのかどうかは知らぬが、
こちらではそうやって目の前でケータイチェックするのが、どうやら
一般的に認知されているようなのだ。

そして、言いたいことを言った末に、ケータイを
「ハイ」と渡されるのは(状況説明できるので)まだよいが、
寝ている間など知らぬうちに勝手に掛けている輩までいるらしく、
「あとから大騒動になった」などという話をたまに聞く。

ニッポンでは一般的に恋人のケータイはいわゆる
「パンドラの小箱」であり、
「決して開けてはならぬもの」と認識していたが、
こちらではどうやらそうではないらしく、当たり前のように
「ガンガン開けまくって」いるのだ。

「感情表現がストレート」なタイ人気質的な感じが、
オレとしては好ましくも思えるのだが、それも、
まだ恋人を作ったことがなく、大騒ぎになっていないからだろうか。

実際問題、恋人どころかまだ知り会って間もない女子が
「どれどれ。あなたの交友関係は?」みたいにチェックすることもあるし、
ナンパしている最中に勝手に取り上げられて、
隅から隅まで見られたことすらある。

まあ、それは相手がたまたま
ケータイショップのねーちゃんだったからかもしれぬが、
当時はまだタイという国に対して初心だったオレは、
「スラスラ」と慣れた手つきで操作していく彼女を見て、
開いた口が塞がらなかったのを今でも憶えている。


さて、今日のテーマは
「愛情と嫉妬はセットなのか」という件について。


冒頭のPー嬢とは、今
最終局面を迎えている。

「最終」と謳っている以上、
「終わりが近づいている」という認識が、少なくとも
オレの方にはあるということだ。

一時期は恋人に発展する可能性を秘めつつも、
二つの「セ」のズレをきっかけに(*「ヤークジャスゥクサー」参照)、
離れつつあった心に追い打ちをかけたのは、
オレの取った愚かな行動だった。

すなわち、
「ハイサタング(32222お金あげる)」であり、
「彼女の全てを受け入れる」覚悟もできていないのに、
中途半端な体勢でPー嬢を持ち上げてしまったようなものだ。

腰の悪いオレがそれに耐え切れるはずもなく、今まさに
手を離して落とそうとしている。

ああ、ヒドい。
なんてヒドい人なのかしら。

そう思われても仕方がない。

「フェーン(222恋人)」となることを望む彼女と、
「ギック(32愛人)」がいい、と逃げるオレ。

そもそも、妻や恋人がいないのに
「愛人」を作るというという発想からしておかしい。

正確に言えば
「フェアン(322)*フェーンとプアン(322友達)を足した造語」、つまり
「友達以上恋人未満」という関係のままでいたいのだが、そんな
「都合のイイ」話はないのかもしれないし、つたないタイ語で
そんな気持ちをうまく伝えるのはなかなか困難だ。

ただ、そんな相手をたくさん作るつもりもなく器用でもないオレは、
実際問題彼女の他に仲の良い相手もいないし、恋人がいれば
浮気をするタイプでもないし、ケータイを見られたところで、まったく
「マイミーパンハー(33222212問題はない)」なわけである。

試しに、チェックするのを横でチェックしていると、
まずは写真。次に通話履歴。
そしてメールの履歴と続く。

もちろん「怪しい部分」がまったくないわけではないが、
「ゼロ」では逆に不自然なことも充分承知だし、もし仮に
「よくないこと」をするならば、それ専用に
「存在がバレない」ケータイを、もう一台持つしかあるまい。

けっこう早い時期からチェックをし始めた彼女に対し、
「あ、オレに興味があるのだな」と思ってはいたが、最近は
「念の入れ方」が違ってきたので、いよいよ
「ヤバい雰囲気」となってきた。

このまま、正式にお付き合いするとなれば、
目の前で電話されることも充分視野に入れておかねばならず、
「えええええ!?アンタまだ15才なの?」と驚かれ、
いきなり変態扱いされることは間違いない。

だって、今のオレの心の拠り所と言えば、
たまに連絡を取り合うS嬢と、彼女の仕事場である
タノンスリウォングの下着屋さんでダベることくらいしかないのだ。

目の前にカラフルなブラとパンティーが並んでいる屋台の脇で、
プラスティックのイスに座って、19才の
「ピーサオ(3312姉)」監視の元、R−15指定の
「ギリギリの下ネタ」で盛り上がるくらいしか、
心から楽しめる時間はないのである。

Fン嬢はまた、しばらく
田舎のノーンカーイに帰っているしね。


とにかく、テーマの話に戻せば、そんなタイガールの
「キィーフング(3212嫉妬深い)」具合を、
「ラック(33愛する)」の裏返しと考えるしか、
合点がいかないわけである。

そーいった観点からすれば、自分の心に
「嫉妬」がさほど芽生えないことからして、
「愛情」も薄いのでは、と、
どーしても思えてしまう。

Pー嬢のケータイをチェックしたいなどと、1ナノも思わないし、
「hi5」の相手とどんなやり取りをしようとも、そんなことには
まったく興味もないのだ。

やはり
「愛情と嫉妬はセット」なのであり、だからこそ
手段や方法は違えども恋人のケータイは
気になるしチェックするわけで、例えその
「程度」や「数値」は人それぞれであったとしても、
まったく切り離して考えることなどできはしない。

つまりは、
Pー嬢が同級生の友達(Fちゃん)を連れてきた時に、「素」で
「え。今日は3Pなの??」と思ったり、実際に
手を出しかけてしてみたりしている(未遂)時点で、
「カノジョにする気なんてサラサラない」わけで、いつの間にか
彼女のことを見下している自分に気付いてショックを受けたし、
そんなオレが彼女の恋人になる資格なんてないのだ。

ああ、ヒドい。
なんてヒドい人なのかしら。

そう思われても仕方がない。

実際、お金を払ってする「3P」なんてこちらでは日常茶飯事だし、
Pー嬢が今まで「体を売って」生活してきたことは確かだし、
オレが彼女にお小遣いを渡してしまった時点で
「ぢゃあ、あなたは私にどこまでしてくれるの?」と、
期待するのは当たり前だし、結局
全てオレが悪いのだ。

ああ。
なんと愚かな。

ごめんね。
Pーちゃん。


今回の件は非常にいい勉強になった。

二度とこのようなことのなきよう、
心に固く、固〜く

誓ったのであった。

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2009年11月 8日 (日)

アティバーイヤーク

「プレーング」
「ハ?」
「プレェーング!?」
「アライ??」
「プレェーング!!」
「ハア??」
「プレェーング!!!!!」
「アア〜。ペェーング」
「チャーイ。プレェーング」
「マイチャーイ。ぺェーング!!!」


なんのことやらわからぬだろうし、そもそもタイ語の
細かい発音をカタカナで表現するのは無理があるのだが
言葉が通じない時のやりとりは、まあだいたい
こんな感じになる。

一年以上暮らしていて、相手に
ちょっと早口で話されると何言ってるかサッパリ分からないけど、
こちらの意思を伝えるのにはさほど支障がない程度には成長した
オレのタイ語スキルではあるが、未だに
何度も聞き返されてしまうような
「苦手な発音」がたくさんあるのだ。

「プレェーング」はタイ語で「歌」であり、ローマ字表記だと
「phleeng」となり、
「pleeng」でも「preeng」でも「phreeng」でもないわけで、
この発音の違いを使い分けるのはなかなかムズカシイ。

まずは「L」と「R」の違い。

これは英語でも同じだが、舌を上顎に
「しっかり付けるか付けないか」の差で、
「R」の場合は「RRR」と巻き舌にすればよい。

ここまではまだいい。問題は
「p」と「ph」の違いだ。

言葉で説明しようもないし、とにかく
なにがなんだかハッキリわからないのである。

例えば、
「ペッ(1アヒル)」と「ペッ(1辛い)」。

カタカナ表記ではもちろん一緒だし、アクセント記号も
「ロートーン」の「1」で同じなのだが、よーするに
「pet」と「phet」の違いであり、タイピープルに
目の前で何度発音してもらおうともその差がよくわからない。

唇を「噛む」か「噛まない」か、
空気を「抜く」か「抜かない」か、おそらくは
その辺りのことだとは思うのだが、何回試しても
「同じ」ように聞こえてしまうのはオレだけだろうか。

「アヒル」と「辛い」では全然別物だから、タイピープルが使う場合は
「話の流れ」で聞き分けられるかもだが、それでも
「辛いアヒル料理」だってあるし、逆にオレが使えば
「辛くして!」と言っても「アヒル」が出てきたり、
「アヒルね!」と言っても「激辛」にされたりしかねない。

ちなみに「ペー(11広がる)」も似ているし、数字の
「8」の「ペー(11)」もあるが、これらは「母音」に差があり、
「phee」は「E」の音が違い、「peet(8)」の場合は
「E」と「A」の間なので発音してみるとかなり違う。
どちらかというと「パー」もしくは
「ペァー」の方が分かりやすいかな。

とにかく、その「ph」と「l」がくっついた
「phleeng」ともなると、オレごときのレヴェルではもう
「お手上げ」なのである。

「L」をハッキリ発音しないためか
「ぺェーング」に聞こえるのだが、オレがそう言ったら
「ぺェーング(222高価である)」と間違えられそうだ。

ああ、もうややこしいなあ。


そんなわけで昨日も冒頭のごとく、二人の女子大生から
キッチリと発音のレッスンを受けたわけだが、
こんな調子のオレでもいつかは
「ペラペ〜ラ」になれるのだろうか。

とまあ、今日はちょっと
「上級編(?)」のややこしい話をしてみた。

「アティバーイヤーク(23222332説明が難しい)」なので、
わかりにくかったかもしれないけど、
タイ語の発音の難しさをどうにかして伝えたかったのだ。

最近学校にも行っていないしタイ語力の上達に不安も憶えるのだが、
不思議なもので、TV番組を見ていても以前よりはずっと
言葉の意味が理解できるようになってきた。

さすがに慣れてきたということなのかな。

先日、ひさしぶりに「ヒアリング専門(?)」のタイ語学校
「A.U.A」に行って授業を受けてみたが、
「センセーが二人一組でただひたすらタイ語で話し続ける」
というそのスタイルは、結局
「TVを見ているのと変わらないな」と思ってしまった。

初心者には、(よく使う)同じ言葉を繰り返し聞くことで
「アクセントを自然に憶えられる」という大きなメリットがあるが、
ある程度上達したらそこに魅力を感じられなくなる。

クルー(センセー)の顔ぶれは変わらないのでだんだん飽きてくるし、
「このセンセーの授業が好き♪」と思っても、
一ヶ月ごとのローテーションなので、そればかりチョイスして
受けることは時間調整が困難であり、先日も
あまりに話がつまらなくて「アッ」という間に
「ングワングノォーン(233222眠い)」になってしまった。

「卒業だな」

まだ、「AT(レヴェル)3*最終的には10まである」のクセにね。

ただ、正直な話ここから先は
「実践のみ」のような気がする。
試験合格を目標に「文法」や「読み書き」を憶えるのもよいが、
現実に暮らしていくために重要なのはやはり意思の疎通、つまり
「会話力」なのだという理屈だ。

学校で読み書きを勉強して思ったが、あれはただひたすら
「丸暗記する」という作業のみであり、しかも
「毎日やらないとどんどん忘れていく」類いのもので、
子供の頃に自然に憶えていったようにはいかず、
この年齢で完璧に身に付けるには、相当な
「パヤヤーム(22222努力)」が必要とされるはず。

元々暗記が苦手なオレは、センセーに
「すぐに新聞読めるようになるわよ」と言われてもちっとも
「ピン」と来なかったし、頭で理解しようと思うとやたらと出てくる
「特別ルール」にどーしても納得がいかず、授業中もほとんど
センセーとの言い争いに終始していた。

「このままでは発狂する」

そう思って、もうひとつのタイ語学校
「PIAMMITR」に行くのをやめた。
こちらは「Book4*全部で7まである」の段階で。

いや〜ん。
挫折なんて言わないで。

いいんだもん。
「マハーウィッティヤーライナクスクサー
(212322222322212女子大生*長っ!!)」との会話で、
ちゃんと勉強してるからいいもん。

それにしてはあまり
通じていないよなあ。

はあ。


*ベランダでボーッとしてたら、マンションの裏の水路で
「悠然と」泳いでいる、なんだか大きな生き物発見。
Img_6410

木の陰に隠れてしまったので、後を追って目を凝らしてよ〜く見ると
「ワニ?いや、デカいトカゲか!?」
慌ててカメラを取りに部屋に戻ったが、結局写せなかった。
しかし、かなりデカかったなあ。
さすがに熱帯地方だけのことはあるが、あんな
「怪物」が家の近所をウロウロしているなんて、まったく
アメージングだ。
Img_6411

足下が透けているのでけっこうコワイ。
Img_6413

時折飛び降りたくなる衝動を抑えることもある。
なんてね。
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2009年11月 7日 (土)

アイティンイープン

この世の中に、アイスクリイムほど
「儚い」食べ物があるだろうか。

「ストッカー(冷凍庫)」から出したその瞬間から、
温度差によってカタチを変え始め、口にふくめば
みるみるうちに舌の上で溶けていく感触。

時間経過によって遂げる変貌は、
熱い食べ物が冷めていったり、
麺類が伸びてしまうのとはまったく違い、
「美しくも儚い」独特の世界を持つ。

スーパーマーケットで複数購入し、家に戻って
冷凍庫に入れるまでのえも言われぬ「緊張感」や、
コンビニエンスストアにてその日の気分で購入し、
レジでバーコードを通過するや否やパッケージから取り出して
おもむろに口に運ぶ「ライブ感」。

様々な場面で人の心を捉えて離さないその理由は、
「溶けてしまう」というその「儚さ」にあるのではないか。

オレが所有する安物の「タイ日」辞書には、残念ながら
「溶ける」も「儚い」も載っていないが、
アイスクリイムのことをタイピープルが皆
「アイティン(2232)」と呼ぶのは、もちろんただ単に
外来語が訛っただけの話であろう。

その昔、お気に入りだったA嬢が
「チョープマックマーク(33222332大好き〜)♪」と、
部屋に来る度に喜んで食べていたのを思い出す。


再来週タイにやって来るニッポンの女子友達に
「何か欲しいものはない?」と尋ねられ、
真っ先に頭に浮かんだのがアイスのことだった。

ヨーグルトと共に常に冷蔵庫のストックを欠かすことなく、
毎日のように食べ続けたあの愛しきアイス達。

スーパーにて五個四百数十円で買い溜めた「百円アイス」を、
あるものは某「ギンビスアスパラビスケット」と、
あるものは某「東鳩セサミハーベスト」と、そしてまた
あるものは某「丹波の黒豆パック」と共に、口腔内でしっかりと
「マリアージュ」して食べるのが大好きだった。

たまに贅沢して食べる某「ハーゲンダッツ」よりもむしろ、
「百円アイス」の方がオレにはなんとなく
しっくりときたものだ。

ニッポンに一時帰国した時も、
一番テンションがアがったのは、何を隠そう
某「マックスバリュー」のアイスコーナーで、
全ておいしそうに見えるたくさんの種類の中から
「どれにしようか」と選んでいる最中のことだった。

限られた滞在時間の中で、いかにもニッポンらしい、
ニッポンでしか食べられないようなものをチョイスするはずが、
何故か一番最初に「マンゴーソフト」を選んでしまったり、
それでも明らかにタイで売っている同類のものより
「数段上の味わい」に充分満足したり。

生存競争の原理から、どんなことに対しても
ひたすら追求し続けて止まないニッポンでは、アイスの
「味」や「食感」に関してもやはり素晴らしいものがあり、
コストパフォーマンスを含めても群を抜いている気がする。

常夏の国故需要の多いタイでも、確かに
「ウマい」アイスクリイムやジェラードなどたくさんあるが、ニッポンの
「百円アイス」の種類の多さと、いろんな意味での
「バランスの良さ」にはとても敵わないのでは。

特に「抹茶」「小倉」などの「和風」味や、
「ヴァニラ」や「カスタード」や「キャラメル」の奥深さ、
「フルーツバリエーション」の多彩さなどには、まったくもって
敬服するしかない。

とにかく、今最も
「キットゥン(212恋しい)」なのはニッポンの
愛しき百円アイス達であることは間違いない。

ただ現実問題、ニッポンから
「ありとあらゆる種類の百円アイスを持って来い」とは
さすがに頼めないわけで、仕方ないから
一緒に食べていたお菓子類でもお願いしようかなと、
密かに思っているところだ。


さて、今日レンタルDVDで観た映画
「SLUMDOG MILLIONAIRE」(2008英)が
あまりにも面白かったのでそのことについて。

「トレインスポッティング」で有名になった
ダニーボイル監督作品なのだが、同監督の
「28日後」も大好きな映画のひとつであり、
カメラワークのカッコ良さや、描かれている人間の
心の奥深〜い部分の他、共通している魅力は、ある種の
「爽やかさ」なのではないかと、オレは勝手に分析している。

ヒロインを筆頭にキャスティングも素晴らしいが、今作品の
「プロット」というか「アイディア」というか、とにかく
話の内容と展開は秀逸であった。

ここ数年で観た映画の中で、間違いなく
「ベスト3」には入るだろう。

あと思い付くのは同じく英国(+カナダ)映画の
「イースタンプロミス」か、スペイン映画の
「●REC」くらいだが、ひょっとしたらそのふたつを
凌ぐかもしれない。

明日もう一度観てみることにしよう。

ネタバレになってしまうので詳しくは書けないが、
舞台はインドのムンバイであり、
「物乞い少年」達の姿がタイでの現実のシーンとカブり、胸が
「キュッ」となってしまった。

いちいち小銭をあげていても「キリ」がないし、
どうしようもないことはわかっていながらも、
「なんとかしてあげられないものか」と思ったり、
そのように考える事自体が、恵まれて育ってきたニッポン人としての
「奢り」ではないのか、と、
移住してきた当初はたいそう悩んだものだった。

内容はともかく、いい映画を観ると
テンションがアガることは間違いないわけで、
創作意欲に火がついたりもするのだが、残念ながら
最近はそんな映画になかなか巡り合うことはない。

昔に比べると、
「オモロい映画が少なくなった」と感じているのは、おそらく
オレだけではあるまい。

だから尚更うれしかったのだ。


もう一つ。

「タージマハール宮殿」が出てくるのだが、
「画(え)」で観てもやはりスゴイねえ。

名所旧跡の類いにはまったく
「マイソンジャイ(322222興味ない)」だし、
タイに一年以上住んでいても「寺」に行ったことなど
ほとんどないオレだが、珍しく、ちょっとだけ
「この目で見て」みたくなってしまった。

先述の女子友達は、クルンテープにたった一晩滞在した後
カンボジアへ行ってしまうのだが、というかカンボジアのついでに、
せっかくなのでタイに寄るらしいのだが、
同じく世界遺産の「アンコールワット」も、一度くらいは
見たいような気がしなくもないわけではない。

だから一瞬、
「一緒について行っちゃおうかな」な〜んて思ったが、よく考えたら
来年の一月半ばまでヴィサが残っているし、タイ国内のイミグレが
随分遠くなってしまったこともあって保留の手続きも面倒なので、
もし行くなら来年かなあ。

ただ、ちょっと気分を変えるために旅行もいいなあと思うので、
タイ国内でどこかへ行くのもいいな。
今は気分的に「海」や「島」というよりは、田舎にでも出掛けて
のんびりしつつ人の温かさに触れたい感じだろうか。

だとすれば、せっかくならオレ好みの美人の産地イサーン(東北)の、
アイティン好きだったAちゃんや、最近フラレた(?)
Pーちゃんの出身地「コォーンケェン」にでも行ってみるか。

きっとオレ好みのタイガールがたくさんいて
「ウハウハ」になるんぢゃないだろうか。と、
動機は不純だが、まあよいではないか。

NHKの大河ドラマ「篤姫」を見終わってしまい、
DVDのストックもいよいよ尽きてきたことだしね。

田舎には田舎の
「アメージング」な出来事も待っていそうだ。

うん。そうしよう。
そーに決まった。

バイクで行ったら遠いかな。

なんだか楽しみになってきたぞ〜。


*家ではもっぱらこのパターン。
チョコチップヴァニラアイスにたっぷりと
「ひまわりの種」をかけて食感の違いを楽しむのだ。
Img_5697

映画を観る時はこんな感じの照明で。
Img_5930

オープニングの感じがイイのはやはりコレ。
「二十世紀フォックス」のファンファーレだ。
Img_5936

蛍光灯の明かりだとなんだか雰囲気出ないやろ。
ちなみに写っているバックパックは
インドに行ってしまったS君が置いていったもの。
Img_5939

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2009年11月 6日 (金)

マイサバーイジャイ

男子「サワディーカ(クラ)ップ(22223)」
女子「サワディーカー(222232)」
男子「サバーイディーマイカップ(222222223)?」
女子「サバーイディーカー(22222232)
サバーイディーマイカー(2222222223)?」
男子「サバーイディーカップ(2222223)」
男女「ハハハハハハハハ(22222222)」

これがタイでの通常の丁寧な挨拶のやりとりである。

ニッポン語でなら
男子「おはようございます(122222221)」
女子「おはようございます(122222221)」
男子「お元気ですか(1211112)?」
女子「はい。元気です(2121111)。お元気ですか(1211112)?」
男子「はい。元気です(2121111)」
男女「はははははははは(22222222)」
といった感じになるだろうか。

タイでは朝昼晩共通で「サワディー」が挨拶の言葉。
丁寧に話す場合語尾に付ける「ですます」にあたるのが、
男子は「クラ(カに聞こえる)ップ」女子は「カー」であり、
女子の場合、疑問詞の後に付くと「シアン(声調)」が
「フォーリング」から「ハイトーン」に変わる。

「サバーイ」とは「気分がイイ。楽だ」といった意味となり、
「サバーイディーマイ?」は、直訳すれば
「気分はイイですか?」で、答えとしては
「サバーイディー」が「気分がイイです」
「マイサバーイ」だと「気分がよくないです」となり、その場合
「ペンアライ(22222どうしたの)?」と、状況を聞かれることとなる。

「サバーイ」に「ディー(良い)」を付けてしまっては
「気分がイイ良い」と、二重の意味になるが、まあ
そんな細かいことはさておき、もう一年も住んでいるのに、
この挨拶がどうも今ひとつしっくりとこない。

ニッポンでは「元気ですか?」という挨拶が一般的であり、
「気」という文字が入るのだからおそらく「気持ち」、よーするに
「精神的状況」のことを主に尋ねているように解釈することができる。

もちろん「肉体」などの健康状態から精神になんらかの影響があり、
「元気ないの。風邪ひいちゃってね」とか
「鼻炎がヒドくてなんだかイライラするんだよね〜」
といった場合もあるが、そうではなくて
「元気ないの。カレシと喧嘩しちゃって」とか
「遺産相続で揉めててなんだかイライラするんだよね〜」みたいな
「精神面における調子の善し悪し」だけでも、充分に
「元気かどうか」に関わってくるように感じるのだ。

それに対し、
「サバーイ」という言葉は、辞書を引けばたしかに
「気分がイイ」と載っているが、オレの受ける印象からすると
「肉体的な部分」からくる「調子の良さ」を指しており、例えば
マッサージを受けている時に
「サバーイサバーイ(22222221)」と使うような、いわゆる
「気持ちイイ」に近いような感覚であり、逆の意味の
「マイサバーイ」だと「気分がよくない」というよりは
「体調が悪い」といったニュアンスを感じてしまう。

実際、
「アロムディー(22222機嫌がイイ)」という言葉もあるし、
「サバーイ」と「ジャイ(心)」を足して
「サバーイジャイ(222222)」、つまりニッポン語で
「元気」を意味する言葉だってちゃんとあるのだ。

だから、オレとしては本来なら
「サバーイジャイマイ?」と聞いて欲しいし、それなら素直に
「サバーイジャイマーク(222222332めちゃ元気)!」とか
「チューイチューイ(112112まあまあ)」などと
素直に答えられる。

それなのに
「体調はどう?」と、毎朝聞かれても
「体調なんてイイに決まってるやんけ!そんなことより
<気持ち>の方を聞いてくれよ!!」などと
ついつい思ってしまうのだ。

ちなみにニッポンにいる頃は
「元気?」と尋ねられれば
「う〜ん。晴れ時々曇りかな」とか
「曇りのち雨」などと答えていたものだが、体調に関して
「晴れのち曇り」なんておかしもんね。間違いなく。

そーいえば、タイでは
「今日は天気がイイねえ」とか、
「風が気持ちイイねえ」などというセリフをあまり聞かない。

「アアガットゥ(2211空気、天気)」という言葉があるが、それでは
「アアガットゥディー」と言ったところで、
「天気がイイ」か「空気がイイ」かわかりにくいし、そーいった意味では
クルンテープなんて、大量の排気ガスで毎日毎日
「アアガットゥマイディー」な街なのだ。


な〜んて、
ちょっと細かいかな。

ま、元々何事においても
「考え過ぎる」傾向にあるオレのことだからね。

とにかく、挨拶が
「しっくりとこないよう」ではよくないに決まっているわけで、昨日も
久しぶりにタイ語学校「A.U.A」に行って、クルーに
「サバーイディーマイ?」と尋ねられ、本当は
「マイサバーイジャイ(32222222元気ない)」と答えたかったけど、
理由を聞かれても鬱陶しいので、ニッコリと
「サバーイディー♪」と言うしかなかった。

実際、体調はこの上なく良いのでね。


そう。
実は最近あまり元気がないのだ。

理由はよくわからないが、自己分析してみたところ、ひょっとしたら
「孤独」を感じているのかもしれない。

「独りでいることが好き」なので、普段
「寂しい」と感じることはまったくないし、廻りの人達が
「ひとりでいてもつまらない」とか、常に
「誰かと一緒にいたがる」様子を見る度に
「独りが一番ラクなのになあ....」と、
不思議に思ったりする。

誰にも気を遣わずにいる方が「ラク」だし、そう思う自分は
「人一倍廻りに気を遣う」タイプの人間だということも
なんとな〜くわかってはいる。

そんなオレでも、
「まったく気を遣わずにいられる」ような人間がいれば、もちろん
「どれだけ長い時間でも」一緒にいられると思うが、現実には
「ひとりも」いないわけで。

だから、友達も極端に少ない。

せっかく友達になったとしても、
相手のちょっとしたことが気になったり、
自分のことがわかってもらえていないことを知ったりして、
気持ちが冷めてしまうのだ。

特に同性の場合自分の気持ちをわかってもらいにくくて、まだ
女子の方が友達としては長続きすることが多い。

恋愛でもそうだ。

「本当に私のこと好きなの?」と言われてしまっては、
もちろん自分が悪い(原因)ということもあるが、
「ああ。わかってくれてないんだなあ」と、
冷めた気持ちにもなる。

基本「ヲタク」なオレの場合、
そーいうことにあらためて気付くと、いよいよ
誰とも接触したくなくなくなり、
「独り鬱々と考え込む」というハメに陥るわけである。

ま、そんな自分が
「けっこう好き」だったりもするので、放っておいてもらえばいいのだが、
異国の地でずーっと生きていこうと思ったら、
いつまでもそれではダメだということもわかっている。


ところで
「考え込む」にもやはり「テーマ」が必要なわけだが、今は
「海外で生きていく上での性格上のメリット・デメリット」という、やや
高尚な内容について熟考しており、これがまた自分自身を
「完全否定」してしまいかねないだけに、ちょっとコワイ。

つまり、簡単に説明すれば、前述のように
「廻りに気を遣い過ぎるタイプ」の人間が、海外において
激しい競争の中、他人を押しのけてまで
「強く」生きていけるのかということだ。

実際問題、こっちで知り合う人達(旅行者除く)は、
「一風変わった」人が多いのに加え、傾向としては
「<自分というもの>をしっかり持っている」
「主張の強い」人物が多い。

というか、正直話もしたくないような
「チャラチャラ」とした輩を除けば、ほとんどがそういった
「ビシッ」とした人ばかりということになる。

ところでオレはどうか。

と、冷静に考えてみたところ、どうも
「チャラチャラした輩」にしか思えなくなってきた。

ま、それは大袈裟だが、よーするに
「長いものに巻かれる」のは得意で、どちらかというと
「番頭タイプ」のオレとしては、ここら辺りでそろそろ
「身の振り方」を真剣に考えねばならぬような気がする。

「一生ついて行きます」という人を見つけるか、もしくはそうでなければ、
「自分が変わらなくてはならない」ということだ。

「オレはこういう人間なのだ」と自信を持って主張し、これに関しては
「誰にも負けないぞ」という何かがなくてはならない。

今のオレは正直な話
自信がない。


どうこれ。

どこまででも
「堕ちて」いけそうなテーマぢゃない?

まあ、いつまでも考えてばかりはいられないし、
DVDのネタも尽きてきたことだし、このままでは
マジでヤバそうなので、とりあえず
「ジム通い」でも始めようかと思っている

今日此の頃なのだ。

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2009年11月 2日 (月)

ンガーン

長い雨期もようやく終わり、最近はとても爽やかな快晴が続く。
日が暮れるのもだんだん早くなってきて、夕方六時半にはもう暗くなる。
いよいよ十一月「プルッサジカーヨン(2322222)」。
これから三ヶ月余りは本当に過ごしやすい時期であり、
まったくありがたいものだ。

少しだけニッポンに戻ったら、まだ十月中頃だというのに
あまりの寒さに驚いてしまった。
あの恐ろしい「冬」を、もう二度と経験しなくていいと思うと
寒さが苦手な自分としては、心からうれしい限りである。

それにしても、洗面所の温度計は、まるで壊れてしまったかのように
朝だろうと夜だろうと一年中常に「摂氏30℃」を示している。
体感温度は一日のうちでもかなり差があるというのに不思議だ。
本当に壊れているのかな。

今日は、知人の父上のお通夜に行ってきたので、ニッポンから
持って来たスーツを着たのだが、生地の薄い夏物の
「半裏(背中部分の裏地が上部しかついていない)」で、
下はTシャツ一枚でもけっこう暑かったな。

実は先日、銀行に口座を作りに出掛けた時、
「パリッ」とした方がいいかと思い、全く同じ格好をしていたのだが、
夜その知人に会った時に、父君が前日夜中に突然亡くなられたと聞き、
まるで「喪に服しているような」自分の姿に、
なんとも気まずいような、複雑な気持ちだった。

タイで初めてブラックスーツを着た日に
まさかそんなことが。

ご本人におかれても相当なショックだったことであろう。
心中ご察しすると共に、お悔やみ申し上げる次第だ。

お寺で行われたお通夜はとても立派なものだった。
ニッポンから大勢駆けつけたのだと思われ、面識はなかったが
おそらく相当な人物であったに違いない。

ちなみにタイ語で「葬式」のことは
「ンガーンソップ(22211)」といい、
「ンガーン」とは「行事」のことを指す。


さて、行事と言えば昨日は「ハロウィーン」の日だったね。
タイではさほどメジャーではないようで、お店などによっては
「仮装パーティー」をしたりしていたところもあるらしいが、
街に出てもそんな雰囲気はまったく感じなかった。

それよりも明日十一月二日はタイの
「ローイクラトング(2222221)」という
「灯籠流し」のイヴェントがあり、タイ全国の川や水路や池などが
めちゃめちゃ汚れるという日だ。

大変申し訳ないがオレは昔からとにかく、その手の
行事全体が好きではない。
正月バレンタインデー七夕クリ○○ス誕生日などなど
「1ナノも」というのは大袈裟だが、まったくもって
興味がないのである。

タイではもうひとつ、四月に
「ソングクラーン(112222)」というタイの正月を祝う
「水掛け祭り」という大きなイヴェントがあるが、その間
「わけのわからぬ輩に水なんか掛けられるのはイヤだ」と、
家からほとんど出なかった。

「ローイクラトング」は陰暦十二月の満月の日に、
水の精霊に願いを込めてロウソクを灯した灯籠を流す。という、
何やら情緒ある祭りのようだが、まあ、
勝手にやってくれればよいと思う。

とはいえ多少弊害もあって、それは何かというと、街中で
「ローイクラトングの歌」がかかるのだが、何とも
「暗くて」「変な」歌なので、こっちの気分まで
重く、暗〜くなるので困ってしまうのだ。

今日も、買い物に行った某「TescoLotus」と
某「Jusco」両方で繰り返しさんざん聞かされたが、どうにもこうにも
とにかく変な歌としか言いようがない。

ウソだと思ったらダウンロードして、
ケータイの着メロにしてみるがよい。

電話出る気なくすって。マジで。

ハロウィーンに関してもほとんど知識はないな。
たしか米国の行事で、家の玄関に目鼻口をくり抜いた
カボチャを吊るし、仮装をした子供達が
お菓子をもらいにやってくる。って感じだっけ。
ところで意味はなんだろう。
「イースター(感謝祭?)」と区別がつかぬわ。

本場米国ではたいそう盛り上がったのだろうか。

女子はけっこう好きなコが多いよねえ。行事。
でも幸いなことに、今まで
そーいうコと仲良くなったことはほとんどない。

雰囲気を察知して寄って来ないのかな。

今のところタイガールから
「一緒に灯籠流そーよ」とは言われていないからいいが、
もし誘われても
「マイチョープ(32332)」もしくは
「マイソンジャイ(32122)」と、断るしかないな。

ただ、明日は満月なのでキレイな
「月」≒「プラジャン(2322)」だけは是非見たい。

「ローイクラトングはうっとーしいけど
満月はあなたと一緒に見たいな〜♪」

そんな粋なことを言う
タイガールがいたら....。


ないない。


*いつ見ても必ず30℃なんだよね。何故か。
Img_6407

何年も前のスーツなので型がちと古い。
Img_6409

某「JUSCOで」プリンを見つけて買ってみたのだが、
これが恐ろしくマズかった。
なんというかカタいのだ。
しかもビニイルがキレイに取れないし。
賞味期限を見たらどれもこれも間もなく期限切れ。
そりゃ売れないはずだわ(三連で33THB )。
ああ、ニッポンのウマいプリンが懐かしい。
Img_6404

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