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2009年12月29日 (火)

ユウコンディアオ

「チョープユウコンディアオ(3322222222)」


「今年最後の土曜日だから」と出掛けたディスコで、
「逆ナン」された18才のタイガールに聞かれてそう答えた。
「どうして独りなの?」と尋ねられたところで、
「独りでいるのが好きなんだ」としか言いようがないではないか。

「朝までやってる系」のディスコ、某「Bossy」は
「観光客」と「観光客目当てのプロもしくはセミプロ」
が集う店であり、何故そこに行ったかと言うと
「独り」でも居場所があるから。という理由プラス、
ケーサツが厳しくなった今でも、きっちり
「朝まで営業」しているのかを確かめる為でもあった。

「逆ナン」と言ったって、よーするに
娼婦もしくはアルバイトで体を売るセミプロの女子達が
「お金を稼ぐ目的」で近づいて来るだけの話で、
おいしくもなんともないことはとっくの昔に承知済みだ。

最初の頃は、そんなタイガール達とエロエロダンスをしつつ、
「なんて素敵な国なんだ♪」と感慨に耽っていたものだが、
今ではもうすっかり達観してしまった自分が少し寂しい。

ただ、「独りでいること」にはまったく寂しさを感じないし、
冒頭の言葉こそ、まさにオレの人生を総括しているようなもので、
異国の地で暮らそうと変わりはないし、でなければ
今頃はタイガールと一緒に暮らしているはずなのだ。

しかし現実は部屋で独り日々淡々と過ごしている。

年末を迎え、慌ただしいはずの世間の人々に比べ、
オレの生活はなんと穏やかなことか。

一日のうちほとんどの時間を部屋で過ごし、
「かなりの飽き性」のクセに何故か飽きることのない、
映画鑑賞及びサッカーの「スペインリーグ」もしくは
「プレミアリーグ」を見ることに、ただひたすら時間を費やす。

逆に、タイガールと遊ぶことには飽きてしまったのか、
ここ数日は電話も取らずに放ったらかしだ。
彼女らと会わないからといって別にどうということはないし、
断る理由を考えることすら面倒なくらいの状況であり、いくら
「独りがラク」とは言えちょっとマズいような気もするが、
実際にそうなのだからこればかりは仕方がない。

もし仮に部屋にヴィデオカメラを設置して、
24時間ネットで生中継したとすれば、ベッドとソファーの上から
「いかに動いていないか」がわかることだろうし、
あまりのつまらなさに誰もが呆れること請け合いだ。

そんな調子では特にネタもなく、
オモロい話が書けないのは大変申し訳ないが、
ここはひとつ何卒御勘弁いただきたい。

そうしてたまにディスコに出掛けたところで、
以前のような感激もなく、特筆すべき事件も
あまり起こらないからね。

ちなみに昨日もGさんから電話があり、
「なんだか妙にディスコに行きたいんっすよねえ」と言う彼に
誘われるまま、J君Yさんと共に野郎四人で、
「今イケテる」という話の「トンロー→エカマイエリア」のディスコを
四軒ほど覗き、どこも今ひとつだったのでアソークに移動したが、
そこがあまりにも「寒寒」で仕方なく、一旦
ソイカウボーイのゴーゴーバーで軽く飲んだ後、結局
某「スクラッチドッグ」で閉店の三時半まで踊っていたにも係らず、
ここに書くような話も特にない。

土曜日の「独りディスコ」にしても、例の
18才の背の高いタイガールとずっと一緒に踊っていたものの、
客ではないオレのことなんて眼中にはなく、肌の黒い
かなりデカいにーさんと共に帰っていく彼女を見送りつつ、
「う〜ん。若いのに大したもんだなあ」と唸ったくらいで、最終的には
朝の六時まで独りぼっちで踊った後、
とぼとぼと家路についたわけで。

そんな感じの年の瀬であるが、このままでいくと
新年も部屋で独りで過ごすことになりそうだなあ。


そうやって毎日を暮らしている
「独りでいてもちっとも寂しくない」オレは、ひょっとして
「心の寂しい人間」なのだろうか。

独りでいることを「孤独」と感じなければ、個人的な感覚としては
「寂しくない」ということになるが、世間一般から見れば
「寂しい人なんだ」と思われても仕方がない。

誕生日だろうがクリ○○スだろうが正月だろうが、
一年中いつだって独りで過ごすことにまったく問題はない。

あらためて冷静に考えれば、心のどこかが
おかしいのかもしれないな。


そして更にまた追い打ちをかけるように、ついに
「あるもの」を購入してしまった。

食生活のあまりの単調さに飽き飽きしたのと、日頃の
「栄養バランスの悪さ」を考慮して、いよいよ
自炊を始めようと思い立ったのだ。

自炊とは言っても、キッチンがないことに変わりはないし、
残った食べ物の屑を流すようなシンクすらないので、
一番シンプルな調理法をチョイスする他なかった。

そう。
買ったのは「独り鍋セット」である。

電子レンジを買おうかオーブントースターを買おうか、
電磁調理器にしようかホットプレートにしようか、それとも
電気式鍋がいいのだろうかとずーっと悩んでいたのだが、
結局は「携帯用ガスコンロ」と「鍋」のセットにした。
*コンロ599THB、ガス(三本入り)99THB、
鍋(三つセット)209THB。
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電磁調理器も安くていいのがあるのだが、電子レンジと同様
「電磁波」が気になるところだし、ワット数が大きいから
電気代が高くつきそうだし、それよりも何よりも
火が直接見えないと安心できないというか、火加減はやはり
火を見て調節したいというのが一番の理由だ。

缶入りの圧縮ガスを使うから危ないと言えば危ないが、
まあ死ぬ時はどうせ死ぬのだから仕方があるまい。

材料を買い込んで早速独り鍋をしてみたが、
これがなかなか良い感じなのだ。

とりあえず最初はタイスキのタレを付けていただく
「独りMK」に挑戦。

水にチキンスープのキューブを入れ、具材は
椎茸白菜豆もやしキャベツ芽キャベツヤングコーンアスパラガス
エビワンタン名前の分からぬ傘のデカいキノコそして豆腐。
だしの出るようなものはあまりないが、それでも
煮ているうちにだんだんとスープは複雑なお味に。
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締めは麺。
吸い込みやすいように「長寿麺」という縁起の良い(?)名の
中国製乾麺にしてみた。
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最もだしが出ると思って残した椎茸を乗せてみる。
見た目はイマイチだがなかなかウマかった。
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茹でて食べると野菜がたくさん食べられるし、
スープまで全部いただけるので効率が良いし、何より
めちゃめちゃ簡単なのがいいね。
材料を全部手でちぎって放り込むだけなのだから。

結局、二日連続でほぼ同じ内容でいただき、
先程残ったスープを雑炊にして昼ご飯にした。
*溶き卵は火を止めてから投入ね。
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けっこう煮詰まったので一切味付けを加えずでちょうど良かった。
「複雑な味」とは言っても、ほとんどは椎茸風味だったが。

野菜の成分は、茹でるとけっこう
「お湯に溶け出てしまう」ものが多いと聞くから、
こうして食べれば栄養を逃さず摂れて良いのだ。
そして、ごはんも白いまま食べるより、米自体に
味を付けて食べる方が血糖値が上がりにくいらしい。
炊込みごはんでもいいね。

「米」にしろ「うどん」にしろ「パン」にしろ、
「白いもの」は血糖値が高いと聞いた。
だからうどんよりは「蕎麦」、パンなら
「全粒粉入り」の方がよいというわけだ。

知人が若くして糖尿病になった時、食事療法をしていた奥方が
いろいろ研究していたことを教えてくれた。

食べる順番が違うだけでも血糖値の上がり方に差が出るらしく、
「そんなものなのか」と驚いたのを憶えている。
当然急激に上がるのは避けるべきであり、やはり
白いごはんを真っ先に口に入れるよりも
「おかずを先に」の方が良いということになる。


というわけで、しばらくの間は
「独り鍋」で更に孤独を楽しむこととなるだろう。

「やっぱりみんなで食べるとおいしいねえ」

某「MK」で、家族連れが楽しそうにタイスキ鍋をつつきながら
そう言っているのが聞こえてきそうだ。

いいんだもん。
ちっとも
寂しくなんて

ないんだもん。


*今日買ってきた鍋材料一式。
「TESCO LOTUS」「Carrefour」「JUSCO」と廻ったが、
鍋具材については某「JUSCO」が一番充実していたかな。
全部で386THB也。これだけあれば年を越せるだろうか。
それにしてもスーパーマーケットに行って、
お菓子を買って来なかったのは初めてのことだ。
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2009年12月26日 (土)

ヤー

昨日はさすがにビビったな。

後頭部左側が痺れるように
「ピリピリッ」とする症状が断続的にでて、
夕方くらいから夜中までそれがずーっと続いたのだ。

その場所を触ると、痛いというか違和感があるので、
「頭の内部」だけで何かが起こっている
(例えば毛細血管が切れるとか)わけではないはずだし、
いわゆる「頭痛」とはちょっと違う種類のものなので、
「寝れば治るだろう」と、薬も飲まずに放っておいたが、頭の片隅で
「ああ。オレは死ぬのかな」という思いがグルグル廻っていた。

朝起きてすぐの頃はまだちょっと「ピリピリ」していたのに、
パソコンに向かったら突然収まったのは何故だろう。

最初は、さすがにTVの見過ぎだろうと。それも
ずーっと同じ体勢で映画を観続けていた為に違いないと考えたが、
時間の経過と共に妄想はどんどん膨らみ
「精密検査」「CT」「血管損傷」「脳卒中」「癌」「脳死」「植物人間」
「尊厳死」「死」「孤独死」「腐敗」「死」「腐臭」「死」「死」「死」「死」
などというイメージが頭を支配して、最後の映画は
コメディーだったにもかかわらず1ナノも笑えなかった
(*「ナイトミュージアム2」)。

実際、このままぶっ倒れて死んだとしたら少なくとも一週間、
場合によっては二週間ほど誰にも気付かれぬ可能性だってあり、
死体の状況といったらもう惨憺たるものだ。


「死」についてはもうずいぶん前からそれこそ
「死ぬ程」考えてきたし、正直な話、
「いつ死んでもいい」というかしょーがないと思っている。
どーせ人間はいつか死ぬのだし、今まで
さんざん楽しい人生を送ってきたので、別に
後悔もしない。

「死」よりもコワいのはむしろ「老い」だ。

年老いて体に不調を抱えながら生きるのはツラいだろうし、
精神的にも良くないに決まっているし、何よりも
人に迷惑を掛けたくない。

少なくとも
「惚ける」までには死にたい。
「おじーちゃんごはんはさっき食べたばかりでしょ」
などと言われるのだけは絶対に避けたい。

だから「惚けてしまう瞬間」を事前に予測できればいいのだが、
おそらくそんなに都合良くはいくまい。
つまり「惚けて」からでは遅いわけで、
その時のことがコワくてしょーがない。

ちょっと健康に気を遣っているのは、
「死にたくない」からではなく、
「衰えたくない」から。

それにしても突然死ぬのはやはりイヤだし、
もう少し生きていたいとは思う。
まああと十年、二十年くらいは。


「ヤー(22薬)」が好きなのだ。

「ドラッグ」と耳にしただけで、つい
「悪い薬」を連想してしまうのはおそらく映画の観過ぎなのだろうが、
もちろんそっちではなく、体に不調をきたした時はとにかくすぐに
「薬」を服用することにしている。

とは言っても重い持病があるわけではないので、
「目薬」「胃腸薬」「鼻炎薬」「感冒薬」「鎮痛剤」「導眠剤」「安定剤」
といった類いのもの。

何も飲まない日などまずないし、飲めばだいたい効くし、
とにかくとても役に立っていることは間違いない。
メーカーはもちろん開発者の方々にも感謝せねばならぬし、
これからも頑張っていただきたいと心から願う。

最近「ED治療薬」に興味があるが、
依存にビビってまだ使ってはいない。
あと、「腰痛に効く薬」や「物事に飽きない薬」や
「面倒くさがらなくなる薬」がもしあれば是非欲しいのだが。

なんとか作ってもらえないかなあ。

物価の安いタイはやはり薬も安いからすごく助かる。
と言っても国内生産のものに限るが、
今飲んでいる鼻炎の薬なんて10錠で60THBとか、
考えられないほど安いけど、それでもちゃんと効くからね。

「さすがに薬だけは(ニッポン)国産でないと」
そう思ってニッポンで買い溜めしてきたけど、
軽い症状ならタイ産でも充分のようだ。

中国の漢方薬を売っているところもたくさんあって、
こちらはかなり効きそうなかわりにやはり「お高い」。
ただ、お金さえ出せば
「何でも治ってしまいそうな」雰囲気があるけどね。


さて、「悪い薬」にはとても厳しいこの国。
ニュースを見ていると週に一度は麻薬関連の報道があるし、
とにかくしょっちゅう捕まっているが、驚くのはその
「若さ」と「量」である。

逮捕されてケーサツ官の前でうなだれているのは
若いコ達が圧倒的に多く、
「学生が学校内で」というパターンも珍しくない。

押収した薬物をテーブルの上に置く映像もよく見るが、例えば
「エクスタシー」は「ヤーE」と呼ばれ、その錠剤を集めて
「E」の文字に並べたりするのは、
面白がっているとしか思えないので笑ってしまうし、
「ガンジャ680kg」のビニイルパックを山積みにしてみたり、
さすがに画面では見なかったが、最近では
「ヤーバー(覚醒剤の錠剤)78万錠」なんていうのもあった。

「おいおい78万錠かよ!」と思わずビビったが、問題はこれらの
「押収薬物」の行き先である。

「タイのケーサツのことだから....」と、ついつい
「横流し」を想像してしまうのはオレだけではあるまい。

でもって、また捕まえる。

コワイコワイ。
ああなんてコワイ国なんだ。


ところで薬ってどのくらい体に悪いんだろう。

基本的に成分は「ケミカル」な部分が多いはずだし、
モノによっては副作用もあったりするわけだが、まあ
その症状が治まることを思えば少しは覚悟しなきゃね。

「死ぬことはしょーがない」と思ってるオレだから
「不老不死」の薬なんていらないけど、
メルモちゃんのキャンディーなら

欲しいかな。


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2009年12月24日 (木)

キーブア

日記のタイトルをつけるのに若干苦労することがある。

「タイ語で」と決めたのはよいが、
よく使う言葉などタカが知れており、
「あれ。これは前に使ったことがあるかな」と、
アップしてから遡ってみれば、やはりカブっているのを発見し、
慌てて変更するとか。

まあ、一度決めたことは最後までやり通さねばならぬし、
何万語もあるのだからだいじょーぶだろう。

もし、どうしても二度使いたい場合は
「○○2」とさせてもらおう。

あと、タイ語のカタカナ表記を間違えていて
いつの間にか勝手に変更していることも。

ていうか、表記が難解で何が「正解」なのかよくわからないが、
オレのヒアリングが悪かったりすることもあれば、勉強するうちに
「正確にはこう書くべきかな」と思い直したパターンもある。

例えば、通称「バンコク」の呼び方「クルンテープ」が、実は
「クルングテープ」であることについ最近気付いた。

「クルング(222都)」と
「テープ(332天使)」のくっついた言葉で、タイピープルは誰一人
「バンコク」などと言わないからオレもそう呼ぶようにしているが、
正式名称は恐ろしく長くて、ニュースなどでは
「クルングテープマハーナコーン(2223322113222)」と言う。

本当に正確に書くなら「都」は「グルング」なのだが、
ココの部分を濁音にするのにはどうも抵抗があり、このように
どう聞いても「ク」と「グ」の間に聞こえるような
「はっきり濁らない音」に関しては濁点を付けないようにしている。

「数字の9」である「カーオ(332)」なども正確には
「ガーオ」なのだが、聞いていてもどっちかわからないし。
ただ、それでは「ごはん(米)」と一緒になってしまうのだが。

そして「クルン」も「クルング」も、正直な話
未だに違いをまったく聞き分けられないが、
意味が違ってくるとなればそのハッキリ発音しない
「ング」も表記しないわけにはいかないのだ。

とにかくこれだけ発音の難しいタイ語を
「カタカナで正確に」書くのにはムリがある、
ということだけご理解いただきたい。

だから、過去に間違って表記していたのを
敢えて遡って直しはしないし、ま、このブログの中で
「進化していく」と捉えていただければ幸いかな。


さて、最近つくづく思うのは、人ってどんな状況でも
「慣れる」し「飽きる」ものだなあってこと。

この二つの言葉の関係はなかなか興味深くて、
時間軸上は同じ方向にあり意味合い的には似つつも、実は
「まったく異なる」感情である、というなんとも不思議な感じ。

「美人は三日で飽きるがブサイクは三日で慣れる」という
例の言葉から考えると、
「ポジティヴな要素のものも時間の経過で感覚的にはネガティヴに」
「ネガティヴな要素のものも時間の経過で感覚的にはポジティヴに」
変わっていく、つまりは
「逆転してしまう」ということになるのだろうか。

ただ、
「美人はやはりどう転んでも美人」なわけで、
「ブサイクはいつまで経ってもブサイク」なのだ。
という事実が変わるわけではもちろんない。

だから、これは単なる
「言葉のトリック」にしか過ぎないようにも思えるが、なんとな〜く
「真理を突いている」ような気もするのである。

特に、オレのような明らかに
「飽き性」の人間には。

もう一つ例を挙げるとすれば、
「ウマいものばかり食べて」いればそのうち「飽きる」し
「マズいものばかり食べて」いればそのうち「慣れる」。
逆に
「ウマいものばかり食べて」いて「慣れて」しまったら、
「更にウマいものを求める」ことになり、
「マズいものばかり食べて」いて「飽きて」しまったら、
「食べる意欲がなくなって」どちらにしても困ってしまう。
つまり
「ポジティヴなものに慣れる」のも
「ネガティヴなものに飽きる」のも、リスキイなのである。

ということは、
「ポジティヴ(物質、行為)」+「飽きる」→「ネガティヴ(感覚)」
「ネガティヴ(物質、行為)」+「慣れる」→「ボジティヴ(感覚)」
という公式が基本的に成り立つわけで、そうでない場合は
「危険が伴うという覚悟をせねばならない」ということだ。

「美人に慣れ」てしまったら「更なる美人を求めて浮気をする」し、
「ブサイクに飽き」てしまったら「一貫の終わり」ではないか。

あーコワイコワイ。


「慣れる」は「クーイチン(33222)」
「飽きる」は「ブア(11)」と、タイ語では言う。

とにかく飽き性「キーブア(3211)」のオレは、
何でもかんでも同じことが続くとすぐに飽きてしまうから困る。

タイに来てまだ飽きていないのは
「映画を観る」「ブログを書く」「ヨーグルトアイスクリイム水餃子」
くらいのもので、あとはみんな飽きた。

女子関係もそう。
過去を振り返っても、飽きずに長く続いたのなんて
たったの二人だ。

これはいったいなんなのだろう。
性格的欠陥なのかな。
とにかく自分ではどーしようもない感情だし、
「飽き性に効く」薬もないから対処できない。

あるなら欲しいぞ。


実はそうなのだ。

カノジョなのか愛人なのかよくわからぬが、せっかく
「ステディーな相手ができたのかなあ」と思ったのに、もうすでに若干
「ブア」なのはいったいどういうことなのか。

「飽きるより慣れろ!」

自分の脳にいくら命令したところで、
感情なんてコントロールできやしない。

あーもう
参ったなあ。

まったく。


*タイガールはホントによく寝る。若いコは特に。
起きている間元気な分睡眠時間で取り返すのかな。
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寝顔はあどけなくて可愛いのに。
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2009年12月23日 (水)

ボーリサットゥイープン

履歴書を二通(枚?)書いた。

と言っても海外用の英語版ではなく、先日旅行に来た女子友達
Rカちゃんに買ってきてもらったニッポンの履歴書であり、つまりは
こちらでニッポン人が経営する会社に提出する為のもの。

一通はDVDの宅配サーヴィスの会社、もう一通は
たまに食事に行く和食屋さんに宛てて書き、
二通共今日早速先方に渡して来た。


すでに二年半もの間仕事をしておらず、少なくとも十年間は
「誰かの下で」働くことのなかったオレとしては、その大きな
「ブランク」を考えると、正直な話、異国の地で通常の
「求人募集」に対して応募し、仮に採用されたとしても
「まともに勤められるかどうか」が不安であり、コワくもある。

かといって、いきなり自分の店を持ってしまうほどの
「ガッツ」も「資金力」もないとするならば、果たして
「どうすればよいのだろうか」と悩むわけで、
とりあえずは、正規ルートのフル出勤ではない
「リハビリ的な仕事」からスタートできないかな。などと
甘〜いことを考えてしまったりするわけだ。

そんな中発見したのが、毎週郵送されてくる某
「デリバリイレンタルDVDショップ」のチラシに載っていた
「日本人スタッフ募集」の文字。

「職種:オペレーター」

よーするに、
顧客のニッポン人相手に電話で対応するだけという、
「誰にでもできる簡単な仕事」と思われ、もちろん希望の職種
「飲食業」でもないし、給料も安いだろうし、しかも
「タイ語の勉強」になどまったくならなそうなのだが、
いいところが一点。

「DVDをタダ(もしくは割引き)で観られるのでは」

つまり、現状三日に一度はレンタルし、月に約
2000THBは使っているだろう費用が、ひょっとしたら
「丸々浮くかも」しれないという話だ。

まあ金額的には大したことないかもだが、
この国に来てから、少なくとも起きている間は
「映画を観ている時間が最も長い」と思われるオレが
そこに魅力を感じてもおかしくはなかろう。

勤務地は近いし、立ち仕事でもないし、
こんなことを言っては失礼にあたるかもしれないが、何より
「リハビリ」としては悪くないような気もした。

ということで、早速面接に行ってきたというわけだ。

諸条件はだいたい予測通り(DVDはタダ!)であり、
やはり給料は安かったが、先方はとても感じの良い人で、
「実はかくかくしかじかで」と、諸事情を説明したら
色々とアドヴァイスをくれたりもしてありがたかった。

「まあ、上げようとは思っているのですが....」という時間給について、
「これだけいただけるのなら働きたい」などと
生意気な条件を提示したので、おそらく連絡はないと思うが。

そして、帰り道ごはんを食べに行った和食屋さんで、
おそらく店長さんだろうと思われる方に、帰り際いきなり
「つかぬことを伺いますが....」と切り出し、
「ニッポン人のスタッフを募集していませんか?」
「今仕事を探していて、このお店なら是非働きたいと思ったので」
「調理でも接客でも何でもできます」などと、
簡単に自己紹介をした後、
もう一通の履歴書を渡して来たのである。


ま、こんな感じでは仕事など見つかるはずもないが、
なかなか覚悟ができず決心のつかないオレは、
「正攻法」に出られないまま、新年を迎えることになりそうだ。

「だからあ、ヒゲ剃ってピアスはずして、それからでしょ」

Gさんの言うことはいちいちもっともなのだが、
「今更そんなことできないよなあ」と、
いつまでもウジウジしていたら埒があかないよね。

わかってはいるんだけど。


*「ボーリサットゥイープン」→「ニッポンの会社」。

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2009年12月22日 (火)

マイチョープビア

それにしてもなんと気候の良い国であろうか。


ただ暑いだけではイヤになってしまいそうだが、
11月から1月にかけての「乾(寒)期」は、毎日爽やかな風が吹き、
まったくもって最高の過ごしやすさであり、しかも
雨が全然降らないのだから文句のつけようがない。

最近またちょっと昼間は暑い日が続いたが、それでも夜は涼しくて、
バイクを運転していると本当に心地が良い。

ニッポンはこれから本格的に寒くなっていくのであろうことを思うと
なんだか申し訳ないような気がしなくもないが、この
「気候の良さ」に惹かれてタイにやって来たオレが、
文句を言われる筋合いもないのである。

タイ語で「暑い」は「ロォーン(233)」、「寒い」は「ナーオ(112)」、
「丁度いい」は「ポディー(222)」と言い、オレにとって今はまさしく
「ポディー」な季節なのだが、暑がりなタイガール達にとっては
どうやらそうでもなさそうなのだ。

例えば朝の七時半にいきなり部屋にやって来て、
おもむろに冷蔵庫を開けるとグラスに水を注ぎ、
「ロォーンマックマーク」と言いながら、エアコンのスウィッチを
「ピッ」と入れてしまうわけで、寝惚けながらもこっちとしては
「おいおいマジかよ」と、薄手のパーカーを羽織らされることとなる。

先日31才のFー嬢の家に泊まった時も、エアコンが
ずっと点けっ放しだったし、一般タイピープルはこの時期でも
寝る時でさえエアコンが必要なのだろうか。

「(エアコンを点けたまま寝ると)体に悪いよ」
「え?どうして??」
「だからあ、えっと、<乾燥>ってなんだっけな。
とにかく喉が痛くなったりするの!」
「だいじょーぶだいじょーぶ。ていうか
暑いものは暑いんだからしょーがないでしょ」

といった感じで、オレなどがいくら言ったところで
まったく聞きはしないのだ。

下手をすればその上で「扇風機直撃」という輩までおり、
「これだけ差があってはタイ人とまともに暮らせないぞ」と、
気持ちの問題ではない直接的な「温度差」を痛感し、
女子と朝まで一緒に過ごす度に、
「先が思いやられるなあ」と感じるのだった。

思えばエックスワイフと別居したのだって、キッカケはやはり
「温度差」だったものなあ。
人と一緒に暮らすにあたって、温度は非常に大事な要素だけに
さすがにちょっと心配になってしまうが、まあ
その時はその時で考えるか。


さて、雨がまったく(?)降らないということもあり、この時期には
各地に巨大ビアガーデンが出現し「街の風物詩」となるのだが、
チットロムにある百貨店街某「センターワールド」前広場は、毎年
メーカー各社が競ってスゴイことになっている。

特に某「Heineken」の場合、とても二ヶ月弱の営業とは思えぬ程
しっかりした内装を施した店を作ってしまうので驚く限りだが、
とにかくいつもお客さんで一杯だし、巨大なビールの「タワー」が
どんどん売れていくので、販促効果も考えれば、まあ
きっと採算はキッチリ合うのだろうね。

そして、どのブースにも必ずステージがあり、
競うようにライヴに興じているのだが、平日はともかく
週末ともなれば、TVでよく見掛けるような
メジャーアーティスト達が普通に登場するのもスゴイ。

元々タイは芸能人との垣根が低いようで、
アーティストやタレントなどが皆とても気さくであり、
ライヴ中だろうがなんだろうが、
ケータイで写真をバンバン撮られても文句ひとつ言わないし、
全然偉ぶった態度でもないしね。

楽しそうだからオレも本当は行きたいのだが、とにかく
「ビールがまったく好きではない」から困ったものだ。

ちなみに、あんなもののどこがウマいの。

そもそも炭酸が好きではないし、味にしたって
「美味しい」などとは1ナノも感じない。

缶ビール一本で約150キロカロリイ程度のようだが、
あんなもので摂るくらいなら食べ物で摂取した方が
「どれだけマシか」と思ってしまう。

昔ベルギーに行った時に飲んだ、
ピンク色のビールは甘くてウマかったけどな。

よーするにオレの味覚は多分「子供並」なのであり、
「苦みがウマい」とはこれっぽっちも思わないからどーしようもない。

あと、タイ人は皆ビールの入ったグラスに、当たり前のように
「氷を浮かべて」飲むのだが、あれはさらにいただけない。
味がどんどん薄くなっていってしまうし、そもそもビールは本来
「キンキン」に冷やして飲むものではないはずだ。

ドイツ人が見たら
「ああなんてことだ」と嘆くに違いあるまい。

まあ、これはオレのごくごく個人的な見解なので
まったく気にしなくても良い。だって
ビアガーデンがあれだけ流行っているのだから世の中には
「ビール好き」の方が明らかに多いに決まっている。

「ビールタワー」はだいたいが「3(もしくは5)L入り」であり、
6〜70cmはあると思われる円筒形のタワーの中心には
氷が仕込んであり、把手を捻ると
冷たいビールが注げるという仕掛けだ。

「1L当たり200THB」くらいが相場のようで、
500mlのジョッキに六杯ほど採れると考えれば
一杯約100THBだから、お値打ちと言えばお値打ちだろうか。

なにしろ物価が安いタイではあるが、アルコール飲料に関しては
けっこうな酒税がかかるし、特に飲食店等で飲む場合は
さほど値打ちとは言えないかもしれない。

それでもニッポンよりはよほど安いと思うけど。

先日も某「センターワールド」に行った時にちょっと覗いてみたが、
午後七時くらいの時点ですでにどこも人で一杯であり、
テーブル上にズラリとビールタワーが並んでいる図は
なかなか壮観であった。

そうだなあ。
最近面倒くさくてカメラをまったく持ち歩かないから
ちっとも写真が撮れない。
こういう時写真があればわかり安いのにね。
コンパクトなデジカメでも買おうかなあ。


昨日は、ついに就職が決まったらしいGさんの家に行き、
「就職&タイ移住一周年」を祝って二人で乾杯してきた。

給料や待遇などの条件面を聞いた所なかなか良さそうで、
「よかったよかった」というわけだ。

彼はタイに来ているニッポン人にしては実にしっかりしていて、
計画性があるというかなんというか、タイ語の勉強にしても
ちゃんとしていたし、一年経って就職を決めたのも
会った当初から宣言していた通りなのである。

それに比べオレはまったくもって「ユルユル」なわけであり、
「仕事を探している」とは言ってもそこまで本気ではなく、
三つの就職斡旋会社に登録し、四社もの面接を受けた彼から
「英語もしくはタイ語がちゃんとできないとムズカシイ」と聞き、
「なるほど。オレもしっかりしなきゃな」と、
あらためて思うのであった。

Gさんの部屋で、枝豆ソムタムコームーヤーンルクチン炊込みご飯
などをつまみにいつものごとく、安くてウマいタイウィスキイ
「Blend285」をひたすら飲みつつ、おっさん同士語り合う。

相変わらずオレは全然変わっていないし、
Gさんの言うことはいつも正しい。

「こっちでやりたいこと」とかの話はともかく、女子関連については
オレが狙っている対象年齢が「若過ぎる」という件。

「(タイガールはセックスに)まったくやる気が感じられない」だの
「奉仕の精神が希薄」だのとさんざん文句を言っているが、
考えてみれば相手はほとんど十代なのだからしょーがない話だし、
「育てていくのが楽しいんぢゃなかったの」とツッこまれ、
「まあそれは確かにそうなんたけど....」と言葉に詰まるオレ。

そこを求めるならば、確かに
「二十代後半〜三十代の素人」を狙えばいいわけで、
「言われてみればもっともな話だ」と、深く納得する。

その後、本当に久しぶりに、某
「援(助)交(際)カフェテーメー」に行き、敢えて
「年配(?)」の女子達と会話を交わしつつ、
「果たして彼女らとヤれるのかなあ」などと
ぼんやり考えたりもしたが、どうも
「ピン」とはこなかった。

まあ、可愛いコがいなかったから仕方ないか。


そんなわけで、
「そろそろ本気で仕事を探そうかな」とか
「たまには三十代の女子を相手に....」などと思いつつも、
ビールと同じく、対象が
「好きぢゃないもの」であるし、
「ブランク」のことを考えると、どうしても
腰が重たくなってしまう

オレなのだった。


*フリーペーパーに載っていた写真があったので参考までに。
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2009年12月19日 (土)

マイチャイコンゲイ

先発隊はオレとTとFー嬢の三人。
タクシーの中で話を聞く限り、Fー嬢は
けっこう遊び慣れている様子で、状況にも詳しい。

「R.C.A」の「Flix(ハードハウスエリア)」が好きだと伝えると、
彼女もやはりそうらしく、さすがオトナノオンナといったところか。

「ニッポン大好き♪」のFー嬢は
TOKIO大阪に数回訪れたことがあるらしく、ナゴヤにも
知り合いが何人かいるそうで、来年早々にまた旅行するとのこと。
年明けには「HONDA ACCORD」を購入予定とも聞き、
仮に新車であれば相当値が張るはずであり、この時点で
「なかりのハイソー(金持ち)なのでは」と想像され、
オレとTは二人で勝手に盛り上がる。

最初、オレのことをファランかと思っていたようだが、
「どう見たって中国人かニッポン人やろ」と答え、名前を言えば
「どうしてホンダなの?」としつこく聞くが、
「本多家に生まれたから」としか言いようがない。

とにかく、ニッポン人であり、
年下(二十代に見えたらしい)かと思ったら自分より年上だった
オレのことをどうやら気に入ってくれたらしく、対応が非常に良い。
そもそもTー嬢はとても「感じが良く」て、廻りのみんなからも
好かれているような女子で、
「やっぱりオトナノオンナはいいなあ」という第一印象。

タクシーを降りて歩きながら、Tと二人で
「彼女はハイソーだしいいコだから大事にしないといけないぞ」
「そうですよね。わかりました」みたいなやり取りをし
「何話してるの〜?」とチェックされたので
「どうやらTは君のことがチョー好きらしいな」と
軽くフォローしておく。

「若いうちは年上のおねーさんに可愛がってもらうのも必要なのだ」と、
自分は過去に一度しか年上の女子と付き合ったことがないクセに、
常日頃から彼にはそう話してあったのだ。

ゲートに着くと、顔見知りのセキュリティーが
「ホンダー!!」と声を掛けて来たので
「ひさしぶりやな〜元気?」と挨拶する。
木曜日の深夜0時過ぎではあるがすでに「Slim」は一杯で
「Flix」の方は相変わらず50〜60%くらいの入りだった。

オレとしては多いに不満なのだが、とにかく
「HIP-HOP大国」のタイでは、ハウステクノ系のハコが
今ひとつ人気がないのはどうしようもない事実なのであり、
その手のディスコは極端に少なく、
「音(内容質とも)」的に満足できるのはこの「Flix」くらいのもの。

そして、集客が少ない上、層はややオトナであり、
若いカワイコちゃんが皆「Slim」に行ってしまうのは寂しい限りだ。

しばらく来ないうちに店内は改装してあり、最近かなり
ケーサツが厳しいためなのか、二階のエリアが取り払われていた。
おそらく「消防」で引っ掛かったのであろう。
「裏口」(と言っても従業員入り口)は健在だったので安心した。
「いざ」という時は真っ先に逃げねばならないのでね。

個人的には以前の方が良かった気がするな。
DJブース上の巨大VJもなくなってしまったし。

で、適当な場所にテーブルを取り、Fー嬢にオーダーを任せると
なんと「ジョニ黒1Lボトル」がやってくる。
学校の友達でやはりハイソーのBン達と来た時はやはり
「ブラックレーベル」だったが、奢りだったので遠慮なく
「ゴチ」になったし「ローソー(ハイソの逆)」のオレとしては
ちょっとビビったわけだ。

「う〜ん。さすがに遊んでるハイソーのタイガール」と、
あらためて彼女のことが気に入った。
400THB程度の違いとは言え、そういうところでカッコつける
「オトナノオンナ」が、オレはキライではない。

ミキサーも入れて支払いは3000THBを超えたが、オレ達には
「一人200THBでいいよ」と、ほとんど奢ってもらっちゃった。

その後、さっきのバービアの店員である男女のカップルが合流。
残念ながら谷間のNン嬢は来なかったが、それでも久しぶりの
「Flix」はやはり音も良くて楽しかったな。

「黒の方がなんとなく味がまろやかなのかなあ」とか思いつつ、
バービアにてビールのジョッキで六回、こっちでは
ウィスキイのグラスで二十回くらい乾杯を繰り返して、
かなりご機嫌になったオレだったが、
廻りのテーブルにはやや年配の団体が目立ち、カワイコちゃんと
「ピンピン」になる気配すらなく、仕方ないので
Fー嬢とKン嬢と一緒に踊る。

ま、ヒップホップと違ってハードハウスの場合は基本的に
「腰を引っ付けてエロエロダンス」といった感じにはなりにくいしね。

途中で「Slim」の方の様子を見に行ったが、平日でもやはり
「パンパン」であり、相変わらずの人気の高さを窺わせる。

エントランスでJ君Yさんコンビにばったり遭遇。
明日からチァングマイに遊びに行くという二人としばらく話をした。
J君ともそろそろ仲直りしないとな。
こっちに来て最初に親しくなった仲間だし。

二時ピッタリには曲調がスローに変わり店内が明るくなる。
ボトルキープのカードを待っていると、
J君達が挨拶にやって来て、Tと知り合いだったことが判明。
やはりクルンテープは狭い街なのだ。

とりあえず五人で通りの屋台に寄り、クイティアオをいただく。
寝る前に食べるのは本来御法度なのだが、さんざん飲んだ後の
「汁物」はやはり体に染みるのである。

そこまで酔ってもいなかったがけっこういい気分ではあったし、
いつもなら「サクッ」と帰って寝る所を、せっかくのお誘いなので
Tと共にFー嬢の家にお邪魔することに。
「前にも泊めてもらったがエッチはしていない」と言うし、まあ
おねーさん相手なので、彼も焦らずじっくりいけばいいだろう。

フアイクワンのアパートに従兄弟と一緒に住んでいるのだが、
実はもう一つ「コンドー(分譲マンション)」もあるらしい。

どこまで金持ちやねん。

そしてその従兄弟がなんとゲイであり、
名前をPックちゃんと言う。
「パッと見」は男の子なのだが、動きはどうも
「ナヨ」っとしており、メイクもしているから
「ソフトなおかまちゃん」といったパターンか。
彼(女)の場合「トイレはどっちに入るんだろう?」と悩む感じ。

体重は明らかに80kg以上あるのだが、
話し方とか仕草などが可愛らしくて、
そのギャップがなんとも可笑しい。

部屋でもまた「ビアチャング」で乾杯し、
しばらく話していたが、さすがに眠くなったので、
「ベッドの下の引き出しからベッドが出てくる」という
「逆二段ベッド」の下の段で寝かせてもらった。

神経が細い(?)オレは、初めての家とかホテルとかでは
落ち着かなくてなかなか寝られないのだが、その日は
よほど疲れたのか速攻で眠ってしまった。
が、やはり三時間くらいで目覚めてしまい、気付けば
10cmくらいの距離で、ソフトおかまのPックちゃんが
「スゥースゥー」寝息を立てていたのでややビビるオレ。

Fー嬢がオレに対し
「ゲイぢゃないのか」としきりに聞いてきたので、
「まさか」と思って一瞬慌てたが、チ○コ周辺にも特に異常はないし、
襲われた様子はなく「ホッ」とした。

「やっぱり普通の仕事をしているオトナのおねーさんはいいなあ」
などといろいろ考え事をしていると、そのうち皆起き出して、
出前の屋台料理らしき昼ごはんを御馳走になる。

「ソムタムプー(恐怖の蟹入り!)」「トムヤムスープ」
「豚肉と野菜の炒めもの」「???」とごはん。

Fー嬢達はイサーンのウドンターニー出身で、並んだのはやはり
いかにもイサーンというメニュウであり、
ピンク色の豚肉(臓物系か?)と玉ねぎトマトなどの野菜を合えた
見たこともない料理(名前忘れた)が意外にウマかった。

しかし、とりあえず全て辛い。
舌がヒリヒリしっぱなであった。
そして、蟹入りソムタムには過去の経験上
一切手を付けなかったが、Pックちゃんはなんと
「蟹そのもの」を「バリバリ」喰ってしまった。

「おいおいヤバいって。お腹壊すぞ〜!」
「お腹壊したら痩せるからうれし〜い♪」

受け応えがなんともおもろいのだ。

二人で話すとたちまちイサーン語になるので、
何を言っているのかさっぱり分からないが。

身近に「ソフトおかまちゃん」がいないので、そうやって
ちゃんと話したこともなかったし、せっかくなのでその
「生態」をじっくり観察してみたが、よーするに
戸籍上の性別以外は、普通の女の子と一緒なのだ。

話し言葉も仕草も会話の内容も、そして
シャワーを浴びる時間や支度がやたら長いところまで。

「Tちゃん。それ取って〜」と言って受け取った
タンクトップのストライプのワンピースは明らかに女子のもので、
その下にショートパンツを履いてはいたが、
どー見てもサイズが小さくて生地は伸びきっていた。

お金をかけて女の子に限りなく近づき、それを生業としているような
「プロのおかまちゃん」もいれば、そのように日常生活でただ単に
「女装している」程度のおかまちゃんも街でよく見掛けるが、
彼(女)らもやはり「心はオンナ」だということなのか。

そのことを誰も咎めるわけでもないし、
まったく違和感なく普通に暮らしているのだね。

なるほど。勉強になったわ。

それにしても、自由でいい国だよな〜。

ニッポンならおとーさんが嘆くだろうし、
そうやって仲良くしてくれる従兄弟だって
なかなかいないだろうな。

タイではとにかく家族のことをものすごく大切にするし、
「親類の誰かが困っていたらみんなで助け合う」
といった雰囲気があって、血が繋がっていれば家族であり、
「兄弟姉妹」「叔父叔母」「従兄弟」などが、
一緒に暮らしたり仕事を手伝い合ったりしているパターンが
本当に多いのだ。

思えばニッポンも昔はそうだったのかな。
時代と共にだんだん家族とか親類の仲がおかしくなって、
「希薄な関係」になってしまったというだけのことか。


というわけで、
ハイソーなFー嬢にすっかり御馳走になってしまったが、
なんだかいろいろと楽しかった。

部屋で聞いていたB.G.Mも、
尾崎豊長渕剛X-JAPANキロロ綾香と、少し古いとは言え、
まるでニッポンにいるような気分になってしまった。
よほどニッポンが好きなのだろうな。

こういうオトナなタイガールの友達ももっと欲しいなと、
素直に思ったのであった。

若いコのお尻ばっかり追っかけるんぢゃなくね。


とまあ、特に何のテーマもなくオチもなく
だらだらと書いてしまったが、
「起こった出来事」について綴ったというだけの話で
日記とは本来こういうものなのである。

だから、
これでいいのだ。

おしまい。


*毎日毎日オレの部屋を出たり入ったりしている蟻君達。
いったいみんなで何をやっているんだろう。
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おそらくこの隙間が出入り口。
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最近ちょっと蚊がいるので、見つける度にこれで退治。
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一撃でほらこの通り。
あまりにも強力なので、人体にも悪いのではないかと
少し心配になる。
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ルゥーメンプリアオ

「ぢゃあ最後に発射してきま〜す!」

電話口で明るくそう告げるTの声を聞きながら、
胸やけで気持ち悪〜いお腹の辺りを押さえつつ、
「清志郎かよ!」と心の中でツッコんだが、
よくよく考えてみれば故忌野氏の場合は、
「雨上がりの夜空にかがやく
雲の切れ間にちりばめたダイアモンド」を眺めながら、
「こんな夜に発車できないなんて」*JUSRACさんごめんなさい。
と、嘆いたのだったか。

そして、その名曲が流行った頃、
まだ生まれていなかったであろう彼にそれを言ったところで
分かるわけはないのである。

あらためて今は亡き忌野氏の冥福を祈りつつ、
友人の葬式に出掛けたFー嬢のことを思い出し、
ちょっとばかりファーストフードを食べたくらいで、
これほどまでに「もたれて」しまう我が「胃」の弱さを恨みながらも、
「今のうちに日記を記しておこう」と、机に向かう
情けないオレだった。


何故かたま〜に、「どうしても食べたく」なってしまうのは
某「BURGER KING」の「オニオンリングフライ」であり、
ハンバーガーが好きではないため、いつもはそれのみをただひたすら
「ケチャップたっぷりつけて」いただくのだが、急に何を思ったか、
今日は「チキンクリスピイバーガー」を一緒に注文してしまい、
おかげで数時間後にはきっちり「胸やけ」を起こしているのは、
ファーストフード店の「油」が悪いのかオレの「胃」が悪いのか、
あるいはその両方なのだろうか。

しかも食べ始めてすぐ、その
「クリスピイな食感」が完全に「カブ」ってしまっていること
(つまり単純なオーダーミス)を後悔してもすでに遅かったし、
もちろん食べてしまったこと自体さえも。

元々「ジャンクフード」は好きぢゃないため、
滅多なことでは食べないのだが、例の「オニオンリング」だけは、
某「BURGER KING」の看板を見つければついつい吸い込まれ、
「L-SIZE」(62THB)を注文してしまい、「山盛りケチャップ」を前に
「いやいやこれはジャンクぢゃない。そんなに。うん。そう。
たいしたジャンクではないと。だってたかが玉ねぎ」
などと苦しい言い訳をしつつ、あの
「ガリッ」とした独特の食感を楽しむのだ。

そう。
「歯応え重視派」のオレとしては「あの手の食感」に滅法弱く、
そしてやはり「大好きなケチャップ」が効果的に味わえるのは、
「オニオンリングに勝るモノなし」と、
「野菜好き」「揚げ物好き」でもあるからして常々思う。

今、この街で暮らしていて、それ以外に
「ケチャップを味わう機会」がないから。

そもそも「ジャンク嫌い」と言うクセに、毎日の食卓には必ず
「添加物諸々たっぷり」のスナック菓子が乗るというのは
明らかな矛盾であるわけで、某「マック」は好きぢゃなくても
某「モス」ならまだいけるかも。と、最後に食べたのは
一年ほど前のことだったかしら。

確か、セントラルワールドの5Fで、
スウェーデン人のAースと一緒に囲んだ最後の晩餐だ。

「ニッポン人が作るとハンバーガーもこんな風になるのか!」
と、タイピープルを唸らせるヘルシイさ加減は、当然のごとく
この国でも大人気であり、ニッポンよりもやや安価ではあるが、
タイでは贅沢な食べ物でもあるわけで、かなり久しぶりに
「コロッケバーガー」を....。などと書いているとキリがないので、
そろそろ本題に移るとしよう。

うー。それにしても気持ち悪いぞ。

食べたのは午後五時。
「シーロム通り」沿いにあるその「王様」に捕まってしまうのは
「タイミング良く(悪く)」お腹が減っている時であり、
昨晩から置きっ放しにしてあったバイクを取りに行く道すがら、
「吸い込まれて」しまったのはいたしかたないところか。

そしてこの「胸の痛み(?)」は、
バイク放置の罰であったか。


昨日は朝からお出かけ。
といっても、国内イミグレーションに
「90日VISA」のうち「30日間」の延長手続きをしに行くだけ。

今年になって、とても便利だった場所から、タノン
「チャエンワッタナー(茶碗割ったな〜?)」という
かなりの僻地に移動してしまい、始めての道をバイクで迷いつつ、
二度道を尋ねてようやく辿り着いたのはなんと、
家を出てから一時間半後のことだった。

「エクステンション」というその英単語を忘れ、
「なんだったかなあ。あれ。あの。例の。ほら」などと、
わざわざTちゃんに電話して尋ねたことを除けば、
とてもスムーズに手続きは進み、途中、待ち合い場所で
「プロンポンでしゃぶしゃぶ屋さんをやっている」という
可愛らしい五才の男の子連れのひと回り年下のイケメン君と、
「ワークパミットなんていいっすねえ」だの
「半年で店をやってるなんてすごいっすねえ」だの
「執念深くて恨んだらなかなか忘れませんね」などという
「巳年談義」を交わしたりして、なかなかいい感じであった。

帰り掛けに、Pン嬢から電話があり
「サバーイディーマイ?」「マイサバーイ」
「ペンアライヤ?」「ヒウカーオマックマーク」と、
「めちゃめちゃお腹空いてる」だけで「体調悪い」と言われては、
タイガールの「マイサバーイ具合」にもほどがあるというもの。

しかし、惚れた弱みか、
「お金ないからごはんが食べられないの〜」と泣きつかれては、
放っておくわけにもいかず、結局は彼女の勤める某
「NANA PLAZA」に寄ってしまう。

着いたのは午後二時半。
そんな時間に「バービア」がオープンしているとは知らなかったが、
昼間っからタイガール相手に暇つぶしをしているファランもちらほら。

赤ワインを二杯お替わりした
「キーマオ(3222酒飲み)」のPン嬢を「ペイバー(連れ出)」し、
「SHABUSHI」というタイの若者御用達の
「回転寿司&タイスキ」屋さんへ。

「229THB(税別)で食べ放題」というその店は、
カウンターにポット状の「一人鍋」がしつらえてあり、
ベルトコンベア上を流れてくるタイスキの具材を選びつつ、
「どんどん皿を重ねていく」というなかなかオモロいスタイル。

つまり、サーモンの握りエビの握りなどに混じって
白菜豚肉白身魚イカアサリ豆腐シラタキヤングコーンなどが、
どんどん流れてくるわけで、他にも天ぷらや唐揚げのおかずや
デザートも全て食べ放題、ドリンク飲み放題という、
「お腹減り減り」の若者にはたまらない店なのだ。

寿司のお味は「今三」くらいだが、
その価格だけに、まあ文句は言えまい。
だって、730円くらいだからね。

相変わらず「レバー好き」なPン嬢。
たっぷりいただいて満足したようで、
「カラオケ行こうよ〜♪」と、すっかり元気になる。

某「ビッグエコー」は「一時間400THB(午後六時以降)」と、
けっこうなお値段だ。う〜ん、さすがニッポン企業。
そこでもワインを飲みつつ、声張り上げてご機嫌な彼女であるが、
「オレのしていることはただの客とまったく変わらぬではないか」と、
さっきからブルーな気持ちのオレは、珍しく
「イマジン」を歌ってみたりする。

そうやってプロの女子を相手にすることは
「ジャンクフードを食べる」ようなものなのかな、というオチではなく
話はさらに続く。


朝、出掛ける前にTから電話があり、
「土曜日に帰るのでその前にイズミさんに会いたいっす」などと、
可愛いことを言ってくれる若い衆の誘いを受け、
「ぢゃあ今日辺り行くか」という話になっていたので、
まだ時間は早かったが、そのまま待ち合わせの
「タニヤ界隈」に向かう。

そう。
冒頭のセリフの「発射する」相手はタニっ娘であり、
オレのこの胸やけも起点は全てタニヤにある。

「しばらくの間ニッポンに帰る」というTは弱冠二十二才。
オレらおっさんとは違い、あり溢れるパワーを武器に
タイガール達の気持ちを掴む彼らは、
「金」と「心」の駆け引きに付き合わされることもなく、
仕事に疲れた彼女らに対し、
「癒し」を与えているのだろう。

オレはオレで癒しを求めてSー嬢に会う。

チラシに載っているタイの小話を一緒に読みながら、
後について読むオレの発音を直してくれたり、
誕生日に買ってあげたケータイでタイのドラマを見つつ、
一生懸命解説してくれる彼女がいじらしい。

オレがしつこく
「ショート(ヘアー)がいい」と言っていた為か、髪を
「バッサリ」切って一層可愛らしくなった彼女が、
たまに真っ直ぐ見てくる瞳はなんの陰りもない。

おねーちゃんが「ピザが食べた〜い♪」と言うので、
差し入れして一緒に食べたりしつつ時間を潰していると、
午後十時を過ぎた頃Tがやって来た。

来る途中、先日ディスコにいる時
「SAYONARA」とメールを送ってきた女子が
「今飲んでるからおいで」と連絡してきたらしく、
すぐ近くにあるその「バービア」へ行くことに。

Fー嬢は31才。三人の女子友達もそれに近い年齢だ。
コスメショップで働いているという彼女は、
小柄で細くスタイルの良いなかなかの美人さん。
生憎美人の女子には何故か
「マイソンジャイ(興味がない)」なのだが、隣に座る
Nン嬢の大きめの胸の谷間には惹かれるスケベなオレ。

「タワー(3L)」のビールを囲み、目の前で焼く
「バーベQ」の串をつまみにけっこう「グビグビ」いく彼女らは、
「オトナの会話」で盛り上がっているようだ。

その件についてはまた機会があればじっくり書くが、ビールを
「ウマい」と思ったことのないオレは瓶入りのカクテル、某
「バカルディーブリーザー」を飲んだ後、勧められて
最後に一杯だけお付き合いする。

氷を入れた「ビアチャング(像のマークのタイ産ビール)」は、
「こんなもののいったいどこがウマいのだ」というお味。

まあそれは良いとして、
某「Canon」のデジカメを取り出し、タイガールお得意の
「撮影会」が始まり(写真を撮るのが大好きなのだ)、
オレ達もそれに加わっているうち、徐々に打ち解けてくる。

で、あまり話はしなかったのだが、場のノリで
「今からRCAに行こう!」と話が盛り上がり、
「シェア(割り勘)でいいなら....」と、一緒に行くことに。

というわけで、本当に久しぶりに、
クルンテープで一番盛り上がっているというディスコ密集エリア
「R.C.A」に繰り出したわけである。


ちょっと長くなっちゃったので、

続きは後ほど。


*「ルゥーメンプリアオ(22123322)」は胸やけという意味。
「食前又は食間に」と言われてもなあ。
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2009年12月16日 (水)

ソンヂャイ?

「愛情と嫉妬はセットなのか」

というテーマについて以前書いたことがあるが
(*11/9「ラックガップフング」参照)、考えてみれば
相手への愛情なくして嫉妬心は生まれぬはずだから、
男女の恋愛に限った場合は、そう言えるのかもしれない。

逆に、嫉妬心がないから愛情がないか、と言えば
決してそうではなく、
「嫉妬心の強さが愛情の深さと比例する」わけでもないことを
よ〜く考えねばならない。

タイにいると、ついそう勘違いしてしまいそうになるのは、
タイピープルにありがちな、一種異様なくらいの
「キーフング(嫉妬深い)具合」によるところが大きいのではないか。

最初の頃、オレはそれを
「プロフェッショナルの女子が男子を惹き付ける為のテクニック」
だとばかり思っていたのだが、どうやらそれだけではなく、
「完全にマジ」な女子もかなり多い。

「執拗なまでのケータイチェック」とか、
「一時間電話に出ないだけで着信二十回」とか、出れば出たで
「どこ?何してる?誰と?どうせオンナといるんでしょ!?」と、
矢継ぎ早に攻めてくる口調がコワかったりして、
「シバられる」のが苦手なオレは、どうしてもげんなりしてしまう。

だからわりと早い時期から、女子と仲良くなればすぐに
「そーいうのはイヤだ」と説明するようにしているし、
「わかるわかる。私もそうなのよね〜」と言うコは、
本心かどうかは知らぬがまずそんなことはしてこない。

まあ、みんながみんなというわけではないが、
知人のニッポン男子がタイガールと揉める原因はまず
その手のことがほとんどだし、おそらくそれは
「男女に限らずなのだろうな」というのは、
彼らの普段の行動を見れば明らかである。

「独占欲が強い」のが一番の理由だろうが、
「オトコはみんな浮気者」
「それを言うならオンナこそ浮気者ばかりだ」
といった風潮も背景にあると見て間違いはなかろう。

最も分かりやすいのは、タイポップスなどの
「音楽系プロモーションヴィデオ」であり、
登場する女子はほとんどが、
「泣いている」もしくは「暗い表情」をしており、
ライバルの女子が登場することも頻繁で、
「楽しかった過去を振り返る」「男子を責める」
などのシーン満載なのだ。

ま、女性シンガーが歌うバラードであれば、
歌詞の内容がそういった傾向になりがちなのもわかるが、
「それにしてもスゴイな」と思うほど徹底しているし、
ドラマを見ていてもそんな話(愛憎のもつれ系)がやたらと多い。

あと、街で人目もはばからず
「タロガン(2322喧嘩)」しているカップルをよく見かけるが、
大抵は女子が男子を「バンバン」叩いているイメージであり、
原因は想像がつくというものである。

とにかく、
「互いにシバり合う」ことにより
「愛を確かめ合っている」ような傾向が強く窺えるこの国にいると、
「あまりにも嫉妬心がみられない」と、つい不安になったり、
「自分の中に嫉妬心が生まれない」ことにさえ、
「愛がないのかな」と、疑問に思ったりしてしまうのだ。


元々、恋愛時において「嫉妬心が非常に希薄」なオレ。

理由は明らかで、「妬み」「嫉み」という感情が
「まことにみっともない」ことを嫌う故に他ならず、
「格好つけ(たがり)」の自分がずっとそれを避け続けてきたのは、
ごくごく自然な成り行きなのである。

「信用できないような相手とは付き合えない」し、
「そもそもそんなことではまるで意味がない」と考えるのは、
互いに猜疑心をぶつけ合い傷つけ合うのが、
「建設的ではない」という哲学によるものだろうか。

ところが、恋愛なんてそんな風に
「頭で割り切れる」ようなものでは決してなく、もっと情熱的に、
「心かき乱されるままにのめり込んでいく」ものなのだ。
という認識はあるはずなのに。

つまりオレは
「心」で恋愛をせず
「頭」でしているということなのか。

なんとも寂し〜い限りであるが、それは
書いている本人が一番よく分かっている。


今最もお気に入り女子のPン嬢に対して、
ものすごく慎重に接している自分がいる。

「キットゥン(恋しい)」などと口にしたことは一度もなく、
容姿などをあからさまに褒めるのもなるべく避けているのだ。

もちろん褒めてはいる。

会う度、どこかしらに変化なり
(自分が)気に入った部分を見つけては、
「このワンピースかわいいぢゃん♪」とか、
「今日のメイクはいつもより自然だね♪」といった感じで、必ず
どこか一点だけは褒めるようにしている。

褒めるのは得意なのだ。

これは女子だけでなく、
人付き合いにおいてオレが最も「重きを置く」要素だ。

相手をよ〜く観察して「いいな」と思った部分、
もしくは会話をして「なるほど」と思った時、
それをちゃんと伝えるように、常に心掛けている。

褒められて気分を害する人間はまずいないし、自分が
「どういうものを好むか」を伝えるのは大事なことであり、
そのタイミングとしては、相手が
「自分好みのもの」を身につけている、もしくは
「自分と同じ考えを語った」時が最良と考えるからだ。

ちなみにオレは「黒い色」が好きで、
女子が「黒いもの」を身に付けているのに気付けば、
なるべく褒めるようにしている。

それを繰り返していれば、相手はいつかきっと
「あ。この人は黒が好きなんだ」と気付くはず。

それは、
「オレは黒い色が好きなんだ」と言葉で伝えてしまうよりも、
よほど効果的でロマンティックな方法だと個人的には思う。

物心ついた頃からずっとそうしてきたオレは、
「ひとを褒めること」に関しては誰にも負けない自信がある。

褒める箇所が見つからなければ「耳」でもなんでも褒める。
「なんとふくよかで可愛らしい耳なのだろう」

それでいい。
嘘でもなんでもない。

もし、読者の中に人付き合いが苦手な方がいるならば、
「相手を褒めること」をお薦めする。
難しいことではない。
どんな人間にだって、
「いい所」や「考え方を理解できる部分」が
必ずあるからだ。

それに気付いた時、タイミング良く
「なるほど」「(自分も)そう思う」
「わかるわかる」「うまいこと言いますね」
そう口に出せばいいだけの話。

できれば、相手が
「自負している」「自信を持っている」部分を褒めれば
尚更効果的というものだが、注意する点は
「本気でそう思った時のみ」言うこと。

嘘の言葉に説得力はない。
本当に心からそう思っているからこそ、
嫌みなく相手に気持ちが伝わるのである。


話が逸れてしまったが、ともすれば
「パックワーン(口がウマい)」と言われてしまいがちなオレは、
そうならぬよう気をつけねばならないし、特に
恋愛に発展しそうな相手を調子付かせぬためにも、安易に
「キットゥン」などと言うのは避けることにしている。

そんな中、Pン嬢には先日
「今まで会ったタイガールの中でお前が一番可愛い」
と、ついつい口走ってしまいそうになりながらも、
TVを見ながらだったのでドラマに出ている女優などと比較し、
「この中で一番」に、慌てて言い換えたのであるが。

「キレイな女子」の条件として、まず最初に
「色が白いこと」が断トツであるこの国においては(男子もそう)、
女子のルックスの優劣の意見が、少なくとも
オレ達ニッポン人とはかなり異なるようだ。

タイガール達が憧れる有名女優やタレントなどは、オレが見る限り
「???」な感じがやたらと多いのである。
そういった意味も含めて、自分の好みのタイプの女子達のことを
「カワイイカワイイ」と軽々しく言っていると、
「コイツは調子がイイヤツだな」とか
「趣味悪いんぢゃない」と、勘違いされかねないからね。

なにしろ、今の段階でPン嬢には、こちらがあまり
「ゾッコン」だと思われたくはないのである。

いやいや、もちろん本当にゾッコンなら構わないが、実のところ
自分でもよくわからないのだ。
なにかと気にはなるし、危うくて放っておけないタイプだし、
「もし何かあればこのオレが」と思っているのは間違いないが、
「本気で惚れて」いるのかどうかが今ひとつ定かではない。

そこで例の「嫉妬心」の件が
どうも引っ掛かっているというわけなのだ。


昨日も、寝る前にメールで
「ノーンラップファンディー(222111122)ナ!」と、
一生懸命タイ文字で打ってみたら、すぐに電話が掛かってきて、
意味としては「いい夢見ろよ!」みたいな、よーするに
夜、恋人達が別れ際に交わすもしくは電話を切る前の
「常套句」らしいので、別にそのまま
「ノーンラップファンディー」で返せばいいのに、どうしても
「今どこ?何してたの?」みたいな話になってしまう。

で、いつそう聞かれても
「部屋に独りで」いるオレはともかく、彼女は
「友達と一緒にいるよ〜」と言う。

普通ならば、
「友達とは男か女か?」となり、もし仮に
「男の子もいるよ」と聞けば「は〜ん?」と穏やかではなく、
ましてや二人きりの状況であれば
「何ぃ〜!!どこのどいつだ!?」と、怒り心頭といった具合なのだろうが、
そういった感覚がこれっぽっちもないから困ってしまう。

しかも、「バイ(セクシャル)疑惑」があるPンのことなので、
「男」よりもむしろ「女子と二人きり」の方が、
シチュエーション的にはよほどマズいはずなのに、むしろそれを
「奨励したい」くらいの気持ちでいる自分の、
彼女に対する想いがどうも理解できない。

仕事柄「男子と二人きり」のシチュエーションだって、当然
しょっちゅうのはずだし、そんなことまったく気にもならない。

だからといって、「信用できる」という意味ではなく、むしろ
「オレ以外に好きな女子がいるはず」と、ハナっから疑っているし、
そのコのことはかなり気にしている。

では、それがジェラシイかというと
ちょっと違うというか何というか....。

逆にPン嬢はオレに対して、嫉妬的な素振りは一切見せないし、
今までのパターンからするとそこがやや不満であり不安でもある。

「嫉妬深い」のはイヤだが、まったく
「嫉妬されない」のもこれまた
「張り合いがない」という、贅沢な悩みか。

オレが今彼女のことをどう思っているかについて、表現としては
「ソンヂャイ(1122興味がある)」とだけ伝えてある。

「好きだ」とも「愛してる」とも
「恋しい」とも「会いたい」とも言ってはいない。

こんなに好きだし、
こんなに会いたいと思ってるのに。


そうやって、相変わらず
「頭」で恋愛をしてしまっているオレを、自分でも
「なんだかなあ」と

思うんだけどね。


*某「バカルディーブリーザー」のライチ味がけっこうウマい。
スーパーなら一本60THB程度と、
「輸入物」にしてはお値打ちなのである。

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2009年12月15日 (火)

アーハーンタイ

鰻を食べる夢を見た。

味はともかく食感だけは妙にハッキリしていて、
「もう少し皮がカリッとしたほうが....」などと思うほど
かなりリアルな夢だったなあ。


最近はあまり褒められた食生活ではなく、そのほとんどが
「カノム(212お菓子)」で占められていて、
バランスも何もあったものではない。

タイに住み始めた頃は、よく
近所の屋台でごはんを食べていたものだが、どうも
某「味の素」の「旨味調味料」使用量にビビって、今ではごくたまに
「ワンタン入りのクイティアオ(ラーメン的なもの)」くらいだな。
「アジノモト含有量」がまだ少なそうなのでね。

キッチンさえあれば自炊くらいするのだが、そこが
このアパートの唯一不満なところである。

あと、近くの市場で総菜を買ってきて試してみたりもしたが、
まともに食べられるのは「ソムタム」と「春巻き」くらいのもので、
あとのおかずはどうも怪しくて得体の知れないものが多いし、
「グリーンカレー」などの汁物は「バット」で売られていて
「ぬるい」のでとても食べられない。

そう。
「フードコート」などでもそうなのだが、タイピープルはそういった
「バットに盛られたぬるい総菜」を、そのまま
何種類かごはんにかけて平気で食べる。

あの感覚はニッポン人にはとても理解できない。

例えば「ひじき煮」であるとか「カボチャの煮付け」といった、
「冷めてもおいしい」おかずだってもちろんあるにはあるが、
炒め物や、特に「グリーンカレー」のような系統のものは
「冷めたらマズい」に決まっている。

中国でもそうだったような覚えがあるので、ひょっとして
その辺りのこだわりはニッポン独自のものなのだろうか。


タイピープルの家でごはんをごちそうになったことが何度かあるが、
これは実際かなり厳しいものだった。
いずれもイサーン地方出身の家であり、彼らはとにかく
「何でも喰う」し、恐ろしいほど「辛いもの好き」でもある。
あと、「血」系のものを好んで食べるところもかなり引くな。

「大きめの川魚に粗塩をたっぷりまぶしてじっくり焼いたもの」は、
淡白でまあまあいけるのだが、まともに食べられたのはそれくらい。
彼らは酸っぱくてメチャメチャ辛いタレをたっぷり付けていたが、
オレはちょっとだけで遠慮しておいた。

「血まみれになった臓物系の炒め物」は見るからにムリだったし、
「豚肉と野菜の炒め物」はおそろしく辛かったし。

「カノムジン」というタイガール(イサーンっ娘?)の大好物があって、
その専門店など若いコ達でいっぱいなのだが、
これがまたなんとも「いただけない」ことこの上ない。

簡単に説明すれば、「タイ風の怪しげなみそ汁」に
「規定時間の五倍ほど茹でたぐにゃぐにゃの冷や麦」
のようなものを入れて食べるのだが、ご想像通りのお味である。
「熱々」であったとしてもオレにはムリだ。

食事の時間になると、まず、タイル(貼り)の床に
新聞紙を何枚も敷く。それがテーブルがわりなのだ。
で、その上に皿(だいたいプラスティック)を置いて
みんなで囲んでわいわい食べる。

篭に入った「カーオニヤオ(餅米)」をもらったら、
手でモミモミして「好みのモチモチ加減」にしてから、
おかずのスープに浸してたいただく。
*いつまでもやっていると「餅」になる。

ちなみに、屈んで食べるため腰が痛いので
「せめてちゃぶ台でも置こうよ」と、毎回思う。

「ホンダー。遠慮せずにどんどん食べなよ〜♪」

おにーちゃんたちがニコニコして言ってくれるが、
もちろん遠慮しているわけではないのだ。


旅行で訪れていた頃は、
辛いものは全く問題ないし、苦手だったパクチーも
(種類が違うせいか)さほど匂いがキツくもないし、
「あ、タイ料理全然イケルわ♪」な〜んて思ったものだったが、
一年住んでみてあらためてじっくり考えると、
「おいしいな」と思えるのは前出の「クイティアオ」の他、
「ソムタム」「グリーン(よりもレッド)カレー」「春雨サラダ」
「空心菜炒め」「アサリの激辛炒め」「蟹のカレー炒め」
「蒸し鶏のせごはん」「魚のすり身(つみれ風)揚げ」「タイスキ」
と、「カーニヤオ」くらいのものだ。

その、屋台料理でもっとも一般的な
「クイティアオ」の食べ方を見ると、タイピープルの味の好みが
オレ達ニッポン人といかに違うかがよ〜くわかる。

「麺自体」や乗せる「具」などにいろいろ種類があるが、基本的に
スープがごく「薄味」にしてあり、そこに様々な調味料を加えて
「自分好み」の味に仕上げる、というルールだ。

まず最初にタイピープルが何を入れるか。
これを目撃すれば驚くことは必至である。

なんと、グラニュー糖をスプーン二杯。多くて三杯である。
なにしろほぼ全員が入れるからね。

次に、唐辛子系の赤と緑(だけの場合も)の輪切りが入った
酸っぱい透明の液体をけっこうたっぷり。

そして、唐辛子の粉。これはニッポンの
「一味」程細かくはなく、辛さもさほどではない。
唐辛子は細かいほど辛いからね。
量はけっこう個人差があるな。これに関しては。

で、最後にナンプラーを「ピッピッ」。

ね。すごいでしょ。

オレの場合は唐辛子を三四杯(かなり辛い)。
そして、酸っぱいヤツを二杯くらいかな。

ちなみに、タイガールが
「フル」で入れたスープを何度か飲んでみたが、
「あ。これはこれでいけるかも」と、ちょっとだけ思った。
ま、おそらく完食はできないだろうが。

でもって、たまに見かけるのは
「血」で真っ赤に染まったスープ。
「具」にはレバーのようなものが入っていて、
「これ何」と尋ねたらレバー(肝臓)ではなく、単に
「血を固めたもの」だと言う。

そして何の「血」かはわからない。

イサーンっ娘はほぼ例外なくこれが好きなので参ってしまう。

あとは、どうやらタイピープルが
「歯応え」を求めていないようにしか思えない。
麺類の好みでそれがわかる。
和食でも何でも「タイピープル御用達」の店では
「ゆるゆる」なのでね。


といったようなわけで、オレは決して
「タイ料理大好き♪」なわけではないし、
日常ほとんど食べていない。

最近のパターンとしては、
「クイティアオ」「水餃子」「ざる蕎麦」「カレーライス」「MK」を、
ローテーションで。
たまに「ソムタム」と「春巻き」を買ってきて、
家で食べるくらいか。

あ、そうそう。
最近は家のすぐそばの焼き鳥屋さんで
「レバー」「砂肝」「心臓」を買って食べることも。

夏場の暑い時期は(衛生的に)ちょっと怖かったが、
涼しい時期になって「ま、だいじょーぶかな」と試してみたら、
以外においしかったので気に入ってしまったのだ。

しかもなんと一本5THB。
安っ!!

体重は53kgで定着してしまって戻らない。
つまりは体に1kgも肉がついたということか。
おそらくお腹廻りと腿の辺りかな。

腕立て伏せと逆立ちだけは毎日やっているが、
決定的な運動不足であることは確実だ。

それよりもなによりも、食生活を改善せねば。
このままではひじょーにまずいことになりそうだ。

鰻の夢を見たのは、先日フリーペーパーで
「鰻専門店がオープン!!」という記事を見たからだろう。
ニッポンから輸入しているらしいので、きっと
「相当お高い」だろうことは間違いない。

こちらにも和食屋さんがたくさんあって、(タイ産なら)
食材は安いし人件費も格安だから、ニッポンで食べるよりも
ややお値打ちなのだが、さすがに
「材料を空輸」ではそういうわけにもいくまい。
中国産で充分だと思うんだけどな....。

ちなみに、タイ人は基本的に鰻を食べない。
おそらくたくさん生息しているのだろうが、
「食べない」から「穫らない」に決まっており、
だから国内では仕入れようがないだろう。

ハッ!!

てことは、オレが穫りに行けば
「独壇場」ってことか。

でも、買ってくれるところがなければ結局意味はないから、
オレが自ら「鰻屋さん」をやるしかない。

某「蓬莱軒」に修行に行けば良かったな。
焼かせてもらえるまでに三年かかるというが。

なんだかお腹空いてきちゃったなあ。

ああ。

ひつまぶしが食べたいよう。


*ソムタムは「ホックメッ。マイワーン(唐辛子六本。甘くなく)」。
紫の餅米の「カーオニヤオダム」(ダムは黒なんだけど)。
ソムタム春巻き各20THBカーオニヤオ5THB。
Img_6430

「いらない」って言っても、
「おいしいから付けてごらん!」と毎回言われる
自家製スウィートチリソースをかけていただく。
これがけっこう辛いのだ。
春巻きの中身は春雨椎茸タケノコなどヘルシイ。
Img_6432

焼き鳥にも甘辛いタレが付いてくるのだが、
これがけっこうウマい。ごはん何杯でもいけそう。
Img_6544

タイの一般的唐辛子の粉。
けっこう種が入ってるんだよね。
Img_6547

一日一個は必ずアイスを食べる。
某「ジャイアントコーン」風20THB。
Img_6545

冷凍庫はこんな感じ。
ていうか、アイスの種類が少ないのがチョー不満。
Img_6546

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2009年12月13日 (日)

ルアットゥタイ

タイガーウッズ選手の件。

ハッキリ言おう。

母親がタイ人であることと
無関係ではないはずだ。


浮気者のことをタイ語で
「ジャオチュー(3233)」と言う。

タイガールとの会話でこの言葉を聞かぬ時がないほど
頻繁に出てくるし、そう言ってオトコを責める彼女らの方こそまさに、
「ジャオチュー」だったりするのだ。

ちなみに昨日、22才のニッポン人Tとディスコに出掛け、
店に着いた途端ケータイを手にウロウロし始める彼に
「どうした?」と聞くと、
「今仲のいいコに、ここにいることを言ったら来るって言うんっすよ」
と、そわそわしている。

「え?マジで?だいじょーぶか」
「わかんないっす。とにかくジャオチュー!って怒ってます」

キレイに着飾ったタニっ娘四人と一緒に酒を飲んでいるわけで、
もし本当に彼女がやって来れば軽い修羅場も予想されたが、
「普通の昼間の仕事をしている女子だ」と知ったオレは
「カマをかけているだけに決まっている」と断言するが、
Tは心配そうに混み始めた店内で、そのコの姿を捜し続ける。

十数分後、
「コ、コ、コレ見て下さいっ!!」と差し出したケータイの画面には
「SAYONARA T○○○」の文字が。

不謹慎だがついつい笑ってしまった。

そもそも、ディスコに遊びに行くだけで
「浮気者」と責められては困ってしまう。

しかし、結局彼女が店に現われることはなく
現実に、彼は他の女子にお持ち帰りされた。

これがタイという国だ。

いや、別に批判しているのではない。
実際にそういうことが日常的に起きていて、
「男女が互いに互いを疑い合うという構造」が
すっかり出来上がってしまっているわけであり、
それが特におかしな状況だとは思いもしない。

オレが住んでいたニッポンに比べ、男女共に
「疑り深く嫉妬深い」という面においての気持ちがかなり
「強い」という傾向にあるのではないかと考えるが、ただ、
「感情を表しやすい」「アツくなりやすい」ことを差し引けば
実際の精神状態はさほど大きく変わらないような気もするが。

一方で、昨日もここに書いたように、例えば
ディスコなどの社交の場においては、現実に
「男子と一緒にいる女子でもナンパ可能」といった状況もあり、
「互いに相手(恋人)を心配する気持ち」も決して分からなくはないし、
「やさしい」タイピープルが、頑張っている人などを
「放っておけない」などの傾向にある、つまり
「受け入れ態勢万全(?)」のようにも、なんとな〜く感じる。

ケータイ番号を聞いて断られることはまずないし、毎日
「ガンガン」電話して押し続ければ「オチ」そうだし、逆に別れる時に
「すがられる」となかなか決心がつかない、
といった場面にもしばしば遭遇する。

とにかく、そういったことをいろいろ考えてみると、
タイピープルの根本には、ひょっとすると
「浮気性」という国民性が潜んでいるのではあるまいか、
という思いが浮かんでくるのである。


とまあ、これはあくまでもオレ個人の勝手な考察であり、
もちろんハッキリした根拠があるわけでもないし、
「たった一年ちょっと住んでいるだけで何がわかる」と、
ツッこまれてしまえばそれまでの話でしかない。

ただ、今回のウッズ選手の一件を知った時、
「ああ。やはりタイ人の血を受け継いでいるのだな」と、
オレは一瞬にして思った、ということが言いたいだけだ。

しかも、14人とはスゴイではないか。
「アッパレ」な話だと、個人的には思う。

おそらく、タイの男子達は皆心の中で
「ウッズやるやんけ〜!さすがタイ人の息子」と、
誇らしげな気持ちでいるに違いない。

それでいいのだ。
うむ。


ちなみに、
オレは浮気はしない。
多分しないと思う。
しないんぢゃないかな。
過去にしたことはある。

実際、好きなコや恋人がいる時、
他のコなんてあまり目に入らないし、昨日だって
ディスコにはカワイコちゃんがたくさんいたけど、
「ただそれだけ」にしか感じなかった。

多分、オレは今Pンのことが好きなのだ。

「助けて」という連絡を受けて、実は
今もちょっとだけ会ってきたところだ。

で、ナーナーのレストランにごはんを食べに行ったら、
某「レインボー2」のロリロリコンビ(17才?)が
タイ人男子と四人で一緒にいて(おそらく友達だろう)、
名前を知っているMの方は普通のルックスだが、もう一人のコは
かなりカワイイ顔をしている。

機会があれば写真を載せてもいいが、いかにも
「ニッポン人好みのする」感じであり、実際に
ペイバーされてその界隈を歩いている姿を頻繁に目撃する。

タイミングさえあえばその二人を
「一緒に部屋に呼ぼうかな」と、以前は思ったこともあったが、
久しぶりに会っても何も感じなかった。

いや、何も感じないと言えば嘘になるが、少なくとも
Pンの前では全く霞んでいたというか何というか。

十九歳の頃に恋人と同棲していた時、
無理矢理「ソープランド」に付き合わされたオレが、
何もせず、裸にすらならず世間話で帰ったというのは、
あまりにも有名な話だ(?)。

よほど恋人に不満が溜まってでもいない限り、他の女子と
「どうこうしたい」などという気に、どうもならないのだ。

ただ。

タイに来て、
「郷に従うかどうか」という例のテーマであるが、
この件に関しては、敢えて従おうかなと、
実は今考えている。

「ジャオチュー天国」にいてジャオチューでいないのは、どうにも
「不自然」な気がしてならないからだ。

これは冗談でも何でもない。

どうせ相手が浮気者だろう、とかそう言った理由でもなく、単純に
「そのことは受け入れてもいい」と、
素直に心の底から思えるのだから仕方がない。

別にそんなにムリする必要もないのだろうが、最近では
「難しいことでもないだろうな」という予感もしている。

このまま行けば、おそらくオレは
Pンと付き合うことになるだろう。

タイに来て始めてのカノジョだ。

一方で、ピーマイは
Sー達とチァングマイに行こうかと思っている。
Pンは仕事で店を抜けられないからだ。

火曜日に15才になったばかりの彼女は、
恋人候補というよりは単純な保護者といった感じだが、
おねーちゃん達はオレを両親に会わせたがっている。

「なんやそれ。結婚するわけぢゃないんだぜ」
「いやいやいや。結婚してもらわないと」

「は?マジでそう思ってるの??」
本人にそう確認すると、迷いもせず
「うん」と答える。

おいおい。本気かよ。

そんなに簡単に決めちゃっていいもんかねえ。

最近は、二人でしょっちゅうその辺りをウロついているので、
廻りのタイピープルはオレ達のことを
「怪しい」と思っているに違いない。

正直な所、オレに恋愛感情はほとんどないし、
結婚なんて現状ではとんでもない話だが、
彼女の純粋で真っ直ぐな瞳を見ていると、
思わず引き込まれてしまいそうになるし、
「好きか」と問われれば「好きだ」と答える。

ただ、29才年下となるとちょっとなあ。
まあ、恋愛に年齢は関係ないか。

そんなわけでジャオチューには、
すぐにでもなれそうではないか。

そもそも浮気なんてものは、
定義もハッキリしないし、オレの中では
「セックス」という具体的な行為をどうしても思い浮かべるので、
Sーとは浮気することにならないのだ。

だって、マジで捕まっちゃいそうだもん。

だから、そう深刻に考えることでもないし、
ウッズ選手に比べればまったく可愛いものである。


というわけでとりあえず今は、
3600THBでハードを買いさえすれば
「一年間通話無料」という
二台目のケータイの購入を、

考えている。

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2009年12月12日 (土)

モットゥゲーオ

「バッチィーーーーーン!」
「イッテェーーーーーー!」

朝方の路地に響き渡る音と叫び声。

タイガールに横っ面を思いっきり引っぱたかれて、
情けない声をあげた日本男児はもちろんオレだ。

ただ、小柄で細身のタイガールのビンタは、
酔った時など特に結構心地良いものであり、思わず
「こっちもこっちも♪」と逆側の頬を指で示してしまった。

なんだよくわからないが激怒している彼女に、散々
殴る蹴るの暴行を受けるが、いつまでも収まる様子がないので
「もうあなたは早く帰って!」とタクシーに乗せられて、
バイクの置いてあったタニヤまで戻る。

どうやらオレのことを誰かと人違いしていたようで、
おそらくそれはカレシの友達で、
「Tシがいるからだいじょーぶ。安心してね」と言い、
「ちょっと。替わってよ。ほら」とケータイを渡されても、
当然オレは赤の他人なので、
「知らないってば。オレTシぢゃないし」と拒んでいたら、
「何よもうアンタ。いい加減にしてよ!」
てな感じになったというわけだ。

そのカレシの名前が偶然にも知人と一緒だったので、
「ひょっとしてアイツのことかな」ってチラッと思ったオレが、
適当に話を合わせていたのもマズかったかな。

しまいには履いていたベージュのブーツまで投げられ、
すっかり悪役となった格好であるが、それにしても
タイガールはすぐにアツくなるし手も早いから困ったものだ。

と言いつつも、本当は
そんなところが大好きなのだが。


いやしかし、昨日は散々酔っぱらったな〜。

それでも結局は、
取りに行くのが面倒くさいからと、ちゃんとバイクで帰ったし、
しかもタクシーで通った時に検問の位置をキッチリ確認して、
避けるためかなり遠回りをしたからエラいものだ。

いやいや。違うな。
やっぱりああいう時は素直にタクシーで帰った方がいい。

気をつけようっと。

そして起きたら「ウェーーーッ」と気持ち悪いし、
お腹は完全に下ってるし、胸のちょっと下辺りが打撲で痛いし、
それよりもなによりも腰がかなり痛くて動けない状況である。

そう。
ディスコから遠ざかっていた最大の理由が
実はコレだったのだ。

ほんの数時間踊った程度でこんなことでは、
まったく、オレの腰も
「使えなく」なってしまったものだな。

ああ情けない。


さて、昨日は
どうしても会いたくなったので、まずは
某「ナーナープラザ」のバービアに寄り、Pン嬢と少し話した後、
スリウォンの下着屋さんでSー達のおしゃべりに付き合って、
深夜一時ちょっと前にTと合流し、タニッ娘四人も一緒に
黒の某「HONDA FIT」に乗っけてもらってディスコに向かう。

タイのディスコは基本的に「オオバコ」が多く、
ほとんどの場合客は男女混合の団体であり、
「男子だけ」とか「女子だけ」というパターンは滅多にいない。

某「Spicy」や某「Bossy」や某「Boss club」のような
「観光客御用達」の「中バコ」は、「お客」目当ての
「アルバイトタイガール」と「ファラン(西洋人)男子」の
「せめぎ合い」のメッカであるが、
タイピープルの多い一般のディスコに関しては、
「大勢で繰り出してボトルをおろしみんなでワリカンにする」
というスタイルが普通なのだ。

だから、そういった「オオバコ」の場合、
一人や二人で行ってもけっこう「居場所がない」というか、
どこかのテーブルのコと仲良くなってそこに
「相席」でもさせてもらわないと、居心地が悪かったりする。

でもだいじょーぶ。
タイピープルは皆やさしいので、ニコニコして近づき
「乾杯乾杯!」と仲良くなってしまえば、ちゃんと
ウィスキイその他をご馳走してくれるからね。

まあ、それはおそらく
「ボトルをキープしないとテーブルがもらえない」という
「タイルール」のせいでもあるだろう。

つまり、ニッポンのクラブみたいに、ビールのボトルを持ったまま
「カウンターやテーブルやフロアを行ったり来たり」
というスタイルではなく、テーブルの廻りで
「ひたすら乾杯を繰り返しながら飲んで踊りまくる」のだ。

とにかくみんなよく飲むしよく踊るしよく歌う。

で、ナンパはその合間を縫って盛んに行われるのである。

といったような事情で、昨日は、
「女子だけで行くのを嫌う」タニっ娘達に
付き合って差し上げたというわけだ。

どーしてもお客さんが捕まらない時は、
そうして友達を誘ったりするのだろう。
スポンサーにされたらかなわないが、もちろん
ワリカンだから問題ない。

スクムヴィットのソイ20を入ったところのホテルの地下にある
「Scratch Dog」は、改装してすっかりキレイになっていた。
ブースの位置も変わり、前よりは全然良くなったかな。

通常5時まで営業しているこの店、
「今日は多分4時くらいまでかな」という話だったが、とにかく
深夜一時過ぎの時点ではまだ人もまばらだった。

実は一人Tー(スイカかよ!)という名の可愛いコがいたのだが、
残念ながら彼女はオレにまったく目もくれなかったので、仕方なく
まずはウィスキイをひたすら飲んでテンションをアゲる。

ディスコでは、とにかく
「ピンピン」となるかならないかが勝負である。

タイ語ではないと思うが、女子達がよく言うそれは、よーするに
「目と目が合って」お互いに「いいな」と感じることであり、
そうなった相手とはまず間違いなく、
「ある程度のところまではいける」わけで、
一緒に来ているメンバーの状況にもよるが、うまくいけば
「持ち帰る」ことだって充分可能だ。

そうでなくとも、体をくっつけて一緒に踊ったり、
軽いチュウくらいはもちろん楽勝なのである。

ただ、気をつけねばならないのは、そのコに近づく
「タイミング」と「順番」だ。

つまり、いくら「ピンピン」となったからと言って、
いきなり近寄ってエロエロダンスを始めてはマズいという意味で、
まずは彼女の廻りの状況を把握し、そのテーブルの
自分から近い位置にいる男子から徐々に
「攻めて」いかねばならないのだ。

何故ならば彼女もグループで来ているわけで、当然中には
男子もいるはずだから、まずはその「廻りの男子」とある程度
「仲良く」なってからでないと、怒られても仕方がない。

「仲良く」と言っても、相手が(気分的に)
「ノッ」ているのを確認してから、
「イェーーー!」ってな感じで踊りながら近づいて
「乾杯っ!!」とグラスを合わせる、といった程度で充分だ。

「チャイヨー(万歳)!」「チョークディー(運がイイ)!」
という掛け声もあるが、オススメは
「チョン(ぶつける)!」というヤツで、これが最も
「フランク」なような気がするので、
気持ちを掴むには手っ取り早いと思ってオレはコレを使う。

「お。コイツニッポン人のクセにやるやんけ」
って感じかな。

もし相手が「ニッポン好き」なら、もちろん
「カンパーイ!」でも良いが、とにかく彼らと
「乾杯乾杯」と、ひたすら繰り返していれば
「なんかコイツ<ノリ>がいいなあ」と思われるはずであり、
そうしている間に、徐々にお目当てのコに近づいていけばよいのだ。

例えば、誰かが新しく水割りを作って持ち上げたら
「チョン!チョン!」と言ってグラスを近づける。
そうすれば廻りもみんな「乾杯〜♪」となるし、
半分以上飲んでグラスが空きそうなコを見つければ
「モットゥゲーオ(11332グラスを空ける。つまりイッキ)」と、
煽ったりもする。

しばらくすれば、もう「仲間」のようなものだ。

できれば、空いたグラスを取り上げて自分のテーブルで
「水割り」なり「コーラ割り」なりを作ってあげたり、逆に
自分がグラスを空けたら隣のテーブルで作ってもらったりする。
まあ、たいがいはウィスキイの銘柄が
「ジョニ(ーウォーカーの)赤」だからできるのだが、
ここまでしておけばまずだいじょーぶだろう。

つまり、「ピンピン」となる相手は、できる限り
近くのテーブルのコが望ましい。
そうでないと、仲良くなるのにちょっと
ムリがあるかもしれないからだ。

もしも遠くの位置で発見したならば、
自分のテーブルまで連れて来てしまうのが最も手っ取り早いが。

どちらにしても注意しなければならない点がひとつあり、実は
ここが一番重要な部分なのだが、そのコが誰かに
「ピッタリマークされているか否か」ということだ。

カレシやギックが一緒の場合、まあ普通は隣にいるし、
体を引っ付けて踊ったりチュウしたりしているから、基本的に
そのコはやめておいた方がよいだろう。

だが、そうでなくとも例えば、ある男子から
「狙われている」女子もいて、このパターンもできれば
避けたいところではある。

ただ、たまに女子の方にその気がない時は、彼女が必死に
「私を救って!」的な目線を送ってきたりするから、
そうなればオトコノコ。奪うのもいいかもしれないけどね。

とにかく、パートナーがいる女子はほとんどの場合、男子が
「トイレに一緒についてくる」からすぐにわかる。
逆のパターンもそうだが、なにしろ
「女子が一人でトイレに行く」のが最も危険なわけで、
ほぼ例外なく「連れション」もしくは「連れタバコ」だから、
彼女がテーブルを離れる時に判断がつくということになる。

「ピンピン」の相手がピッタリマークさえされていなければ、
もうこっちのものだ。

あとはじっくり時間をかけて近づきさえすれば、そのコとの
「楽しいひととき」が待っている。

そこまでいってオカマちゃんだったら目も当てられないが、
ここはタイである。そーいうことも珍しくはない。

あと、本人同士が仲良く腰をくっつけて踊っていても、
たまに女子から邪魔が入ることもある。
「ちょっと私の友達になにするのよ!」ってなもんだ。

たとえ本人は酔っぱらってイイ気分でも、
廻りのしっかりしたコが心配になったりするのだろうね。

まあ、めちゃめちゃなことさえしなければ、そのうち
放っておいてくれることが多いけど。

そんな感じで、気を付けてさえいれば
そうそう「揉める」こともないはずだ。

お互い酒が入っているのでそれだけは避けたい。
ここは異国なのだし、タイボーイ達はキレるとすぐに
瓶を逆さに持ったりするし、倒れれば集団で殴る蹴るだし、
空気を読まないとボコボコにされても文句は言えないのだ。

ま、それはどこの国でも一緒なのだが。

しかし、タイには不思議なルールがあって、そのように
「男子と一緒でもナンパオッケー」みたいなところがある。
「それが恋人でさえなければ」という補足付きではあるが、
これってけっこう珍しいんぢゃないかな。

ニッポンではまず考えにくい。
スペインやイタリアあたりなら普通かもしれないけどね。

あと、切ないのは、そうやってその場では
仲良く踊ったりチュウしたり、ウィスキイを
「口移し」で飲ませ合ったり(これが結構イイのだ!)したところで、
その日のうちに「どうにか」しないことには、例え
後日連絡してもめちゃめちゃ「素っ気な」かったりするところだ。

これは、ひょっとしてオレだけなのかもしれぬが、とにかく
相手が大勢で来ている場合、大概は
ディスコの営業が終われば仲間達と一緒に帰ってしまうので、
持ち帰るのはなかなか難しい。

もっと積極的に、途中で連れ出したりすればいいかもだが、
なかなかそこまではできないのはオレの性格故だろうか。

「実は相手がプロもしくはセミプロだった、」という場合も、
最後には切ない結果に終わることもある。
それを気にしてもしょーがないことに気付いたので、
今はそんなこともなくなったが、最初の頃は
「2000THBでどう?」なんて言われて
寂し〜い気持ちになったりしたものだ。


すっかり説明が長くなってしまったが、(タイ未経験の)
男子諸君はタイのディスコに興味津々なのではないだろうか。
一度来てみれば、オレの言っていることが嘘ではないことなど
一発で分かるはずなので、是非オススメしたい。

なんならオレが案内してもいいよ。


というわけで、昨晩の話に戻るが、まあ
結局あまり大したことはなかった。

なんと、二時半にケーサツが来たらしく(店には入って来なかったが)、
営業が終了してしまったのだ。
ま、法律上は深夜二時までなので仕方がないが、ちょっと前まで
店によっては多分お金を払って黙認されていたのに、
今は相当厳しくチェックしているに違いない。

先日もラチャダ−のディスコで、未成年がたくさん見つかって
「おしっこ検査」までされたようだ。

コワイコワイ。

一緒に行ったタニっ娘達はあっさりしていて、
「もう帰る」というが、せっかく盛り上がり始めたところだったので、
オレとしてはもう一軒行く気満々だった。

いくら顔を出していないとは言え、やはりミーハーな店だけに
知った顔も何人かいて、声を掛けたり掛けられたりしていたのだが、
その中に誕生日のコがいて、彼女らもやはりノリノリで
「次行くぞ〜!!」とかやっていたので、便乗することに。

ところが「Spicy」も「Swing」もどうやらダメみたいで、
「困ったなあ」なんて話していたら、さすがバンコクっ娘。
五時までやってるらしき店が一軒あると言う。

そのコはNンちゃんといい、冒頭の
オレに思い切りビンタを喰らわせた輩だ。
ナーナーのゴーゴーバーで働く彼女は
「Scratch Dog」が好きなようで、何度か顔を合わせて
一緒にエロエロダンスをした仲だったのだ。

そんな感じで
「タニっ娘」や「ナナっ娘」ばかりなのも、
オレがその店をキライな理由なのだが。

彼女達一行六名(全員女子)とタクシーに分乗し、
ラチャダーソイ3にあるというその店に向かうが、
途中から道をくねくねしだして、結局
どこにあるかわからなくなってしまった。
*店の名前は「CO」という。

今度行く時に説明できないと困るのに。

で、路地の突き当たりにあるその店に入っていくと、
中はさほど広くなくキャパは100強っていうところかな。
珍しくダンスフロアがある店で、廻りは全部ソファー席だった。

女子の数が多かったせいなのか、何故か目の前に
男子が十人くらい勢揃いする。

「はは〜ん。これが噂に聞くホスト系の店だな」

そう。
クルンテープにもやはり「ホストクラブ」はあるし、
それに近い雰囲気の店もたくさんあると聞いてはいたが、
実際に見たのは始めてだった。

ただ、服は普通のカジュアルな感じだし
「そこらのにーちゃん」といった風情であり、結局
二人くらいが勝手に(?)テーブルで接客というか、普通に
自分たちも一緒に飲んだり踊ったりシーシャ吸ったり。

気楽なもんだなあ。

まあ、立場的に仕方なく、誕生日プレゼントだと思って
オレが一番たくさんお金を払ったが(と言っても1400THB)、
「何故お前らにまで飲ませねばならない」と、
個人的にはちょっと理不尽な気もしたものの、
そこはそこ。何ごとも経験ということで。

そこでも、「ショットでイッキ」とかさんざん飲まされ、
シーシャを吸いまくってふらっふらになったが、何故か突然
「キス魔」と化したオレは、結局四人の女子とチュウして、
隣に座ったちょっと胸の大きいコをさわさわして、
それなりに満足はしたのである。

ただ、もうパワーが残っていなかったし、
残念ながら「ピンピン」もなかったので、
「持ち帰る」ことも「持ち帰られる」こともなく、
おとなしくひとりで家路についたのであった。

一緒に行ったTは、さすがに若いだけあって(22才!)
「ピンピン」した25才女子の部屋に持ち帰られたらしいが。

さきほど電話があり、
「ちゃんとエッチなことしたか!?」
「はい。舐めてと言われたので舐めました」
「よし。それならいいぞ」
「あざーす。おつかれっした」「うむ」
という会話をしたところだ。


しかし、「モットゥゲーオ(イッキ)」は危険だな。
危うく記憶を失くすところだったわ。

ただ、たまにはディスコもいいな。なんて
まだぼんやりした頭の片隅で

思うのだった。

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2009年12月11日 (金)

トングティアオ

レンタルDVDも観尽くしたしオモロイTVもやっていないし、
本も全て読んでしまい、いよいよやることがないぞ。

いろいろムカつくことがあったりして、ちょっと
本格的に発散したい感じだったので、今日は
久しぶりにディスコへ繰り出すのだが、出掛けるまでに
まだ時間があるので、こうしてまた日記を書いている。

それにしても、あれだけ毎週通ってたのに、
「パッタリ」と行かなくなってしまったのはいったい何故だろう。
やっぱり「ブアレーオ(22332飽きた)」が一番の理由かな。

だって、本当に「パターンが同じ」で芸がないというか、いつも
お約束の曲で必ず盛り上がって、タイポップがかかれば
みんなで大合唱だし、ま、どこのディスコにも
カワイコちゃんはいっぱいいるし、エロエロダンスはし放題(?)だし、
酒が強くなったせいか、ウィスキイの酔いでかなり
「いい所」までイケルようにもなったし、行けば行ったで
楽しいことは間違いないのだが、
マンネリ化してきたのは事実だな。

あと、特に出逢いを求めていないということもあるかも。
そもそも、あまりにもプロが多過ぎてそんなに期待もできないし、
女子友達もけっこうたくさんできたしね。

元々、音楽にさほど執着がないし、踊ることも好きは好きだが
「なくてはならない」ほどのものではないということか。

ま、せっかくなので今日は気合いを入れて、
イクところまでイってこようかなと思う。

そーいえば、例の下着屋さんでダベるのも飽きちゃったし、
「ゴーゴーバー」やタニヤのカラオケなんてもう完全に飽き飽きだし、
ちょっと心配になってくるくらいやることがない今日此の頃。

刺激は多いが娯楽の少ない街だし、飽き性のオレにとっては
ちょっと厳しい時期がやってくるような予感もする。
まあ、タイは広いのでいろいろ旅してみるのもいいし、
そーいう意味では良い機会なのかもしれないな。

「トングティアオ(323222観光旅行)」ってヤツだな。

とりあえず、
「初心で純粋なイサーンっ娘探索ツアー」が有力か。


この時期は、
「ピーマイ(3322新年)をどこで過ごすか」
というのが人々の話題の中心で、タイガールに会う度、
「ホンダはピーマイどこ行くの?」と聞かれる。

もう何十年も寝正月のオレは、習慣で
「多分どこにも行かない」と答えるが、毎度
「何言ってるの?この人」的な目で見られるような気がする。
よーするに、せっかくの(めでたい)新年を
誰とも共に祝わずどこにも行かず過ごすなんて、おそらく
彼女らには考えられないことなのだろう。

ま、言われてみればそうだし、基本的に(ディスコなどは除く)
「人混みがキライ」で、旅行などにしても、
「みんなが行く時は避ける」という発想なのがいけないね。

せっかくタイに来たのだから、やはり人々が
「どんな感じで新年を祝うのか」を知っておかねば。

だから、今年はどこかに出掛けようと思う。

ピーマイのイヴェントはどこでもやっているし、
それぞれに特徴があって面白いとも聞く。

「センターワールドの花火&ライヴ」
なんていう普通のはやめて、
せっかくだからちょっと遠出してもいいかな。

パタヤのパーティーはかなり派手で楽しいと聞くし、
チァングマイやイサーン地方では
「ラムタイ(タイの伝統舞踊)」がキレイみたいだし、
島は島で趣向を凝らしたイヴェントがあるだろうしね。

問題は誰と共に過ごすかである。
独りではさすがに寂し過ぎるからなあ。

ま、一緒に過ごしたいコが現れれば
いいのだが。


さて、出掛けてくるか。

最近ケーサツ本部の幹部が替わったらしく、ディスコについても、
営業時間とか年齢制限などが厳しいと聞くので、
その辺りの状況も見てくるとしよう。

ではでは

行ってきます。

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プリアンヂャイ

ニッポンで何が起こっているのかほとんど知らないし、
正直言ってあまり興味もない。

毎週レンタルDVDで、某TV番組
「そこまで言って委員会」をチェックしているが、別に
ニュース番組ではないし、ただ単にオモロイから見るだけの話。

たまにネットでニュースをチェックしてみたところで、
興味深いものも特にないが、先日ちょっと驚いたのは、今年の
「流行語大賞」が「政権交代」だったという件。

え?マジで。
どんだけ〜!!

もちろん「政権が交代した」事実は知っていたが、それが
まさかそのまま「流行語」になっていたとは。
しかも「大賞」ってことは、他によほど何もなかったのだね。

まあ、注目され話題になっていたのは確かだろうが、
「流行語」ってそういうものぢゃないやろ。

そんな風に思うのはオレだけだろうか。

おいおい。
だいじょーぶかニッポン。

ま、民間企業が勝手にやっている行事のようで、
何の信憑性もないことはわかるが、それにしても
楽しいことがなにもなかったのかと疑ってしまう。

もっと「すっとぼけた」言葉に期待したオレが間違いか。

余計なお世話だね。
失礼失礼。


それにしても、タイガール達の
「気紛れさ」にはまったく恐れ入る。
都合のいい時だけ連絡してきて、都合が悪ければ何でも
「マイサバーイ(調子悪い)」のひと言で片付けてしまう。

どれだけブッちぎられようがドタキャンされようが遅れて来ようが、
「そこだけは譲れない」ということで、オレとしては
「約束は必ず守る」し
「時簡には決して遅れない」ようにしている。

「人間としてダメ」になる気など更々ないのだ。

ただ、その言葉自体はとてもいいので、
「誘われると断れない」タイプのオレとしては、行きたくない場合
「マイサバーイ」と言ってお断りさせてもらうことにしている。
ちょっとでも調子が悪ければ嘘ではないし、今までにあれだけ
そのひと言で片付けられてきたオレがそうしたところで
決してバチはあたあるまい。

ところがそうすると
「どこが悪い?」「その程度なら来れるだろう」と、
しつこく絡んでくる。

テメエらはいつもそのひと言で済ますクセに、
なんと自分勝手な。


先日も、しばらく全く音沙汰のなかったB嬢が、
久しぶりに連絡してきて
「ホンダー。今日休みだからごはん行こー」などと
突然言ってくる。

実際ちょっと調子も悪かったし、ま、正直面倒だったので
「マイサバーイ。パイマイダーイ(調子悪くて行けない)」と断ると、
「どこが悪いの。せっかく休みなんだから連れてってよ〜」
みたいな感じでしつこく食い下がってくるので、
「ケーニー(3222用事終わり)ナ!」と言って
「ブチッ」と電話を切る。

これを二度ほど繰り返したら、終いには
「ニサイマイディー(性格が悪い)」と言って怒り出すではないか。

「面倒くさい」とか「だって行きたくないんだもん」と、
ちゃんと正直に話したし、約束して破った訳でもないのに
「何故そんな風に言われねばならぬのか」と、理不尽に思う。

しかし、タイガールから何度かそう言われたことがある身としては
「オレって性格悪いのかな」と、そうやって
「器用に立ち回ろうとする」自分の行動を、ふと
振り返ってみたりもするのだ。

まあたしかに、他人をそうは言えないほど
「自分勝手」な人間であることは認めよう。

ただ、君らほど気紛れではないよ。うん。
そこまで気持ちがコロコロ変わりはしないし、
「一度決めたことはちゃんとやる」という
気概もちゃんと持っている。

とにかく、だいぶ慣れてきたとはいえ、その
「気紛れさ」と「アツさ」にはどうも翻弄されがちなのだ。

行動はほぼ「その日の気分」で決まる。
「約束」などなんの意味も持たないし、
期待してみても無駄に終わるだけの事。

もちろん全員とは言わぬが、そんな傾向を受けて
こっちがそうするのは許されないなんて。

どうも納得できないんだよなあ。

「都合が悪いと電話に出ない」のもそう。

自分のことは棚に上げ
「なんで電話出ない!?」と、激しく問い詰めてくる。

その「アツさ」は魅力でもあるのだが、時にすごく
「コワイ」と感じるのも確か。

Pー嬢からの着信には出ないようにしているが、それでも
何度も何度も掛かってくる。

そのガッツに根負けしてはいけない。
中途半端な優しさは時に死を招くのだ。


そんなわけで、個人的には、
今年の流行語大賞を
「マイサバーイ」をにしたい。

何の変哲もないごく普通の言葉だが、オレの中では
最も流行ったし、とても重要な意味を持っていた。

このひと言に
いったいどれだけ振り回されたことか。

そして、この国でやっていくための
ひとつのキイワードであるような

気がしてならないのだ。


*「気紛れ」というタイ語がなかったので、
「プリアンヂャイ(221122心変わり)」にしておこう。

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2009年12月10日 (木)

アイ

「Nミです」
「Nミ?あれ??」

誰やノビ子って。一文字も合ってないやんけ。

そう。
昨日、ついに同じアパートに引っ越して来たという、噂の
ニッポン女子と遭遇したのだ。

在タイ歴六年というヴェテランの彼女は32才。
オレよりひと回り下の巳年で、なんと出身地はナゴヤだと言う。
だからといってもちろん
「やっとかめ〜!!」と抱き合うことはなく、
盛り上がったのは味噌の話でもなかった。

う〜ん。しかし奇遇だな。
ノリの良さそうなコだったので、ま、
きっとすぐにお友達になれるだろう。


それにしても長いな、今回のマイサバーイは。
「クルンテ−プA型」ウィルスがもたらす症状の中でも、特に
「アイ(22咳)」がなかなか治まらないのだ。
「咳」が「愛」なのか。
なんとなくロマンティックな気もするが、とにかく
いつまで経ってもスッキリとしないので困ってしまう。

咳と言えば最近ちょっと気になることがあって、どうも
「食時の後に咳が出る」傾向にあり、特に
「辛いもの」を食べた後が顕著なような気がするのだが、
これはいったいどういうことなのだろうか。

昔からそうだったわけでもなく、今回
体調が悪くなってからのことでもない。

例の中国料理店では、水餃子のつけダレに、いつも
ラー油というか唐辛子のオイル付けみたいな辛い調味料を
「これでもか」というくらい入れて食べるせいか、
毎回必ず食後にけっこうな勢いで咳が出る。

オレの認識では、咳って、
体に入ってこようとする「菌」的な良くない「何か」を、
拒絶し排出するためにおこる現象であり、てことは
オレの体に、得体の知れぬ良くない「何か」が、
けっこう頻繁に侵入を試みているということなのか。

それってコワくない?

いったい何なの?このオレの体を犯そうと、いや
冒そうと、そして侵そうとしているものの正体は。
冒されたくも侵されたくもましてや
犯されるなんてイヤだぞ。ゼッタイに!!

もしかしてすでに冒されちゃったとか。

結核だったらどうしよう。
死ぬのかな。オレ。

「ならば死ぬ前にやっておきたいことがあるぞ」
という理由でもないが、一晩経ってもやはり
Pン嬢のことが気になるのであった。

「ハローPン。元気?」
「ハローホンダー。元気ぢゃない。気持ち悪い」
「また酒飲んだのか。だいじょーぶかよ」「あんまり。今どこ?」
「カルフールで買い物してる」「ごはん食べた?」
「水餃子食べた。お前は?」「気持ち悪いからムリ」
「おいおい。とにかく今日は仕事行かなきゃダメだぞ」
「わかってるわかってる」
「ぢゃあな」「うん。バイバーイ」

会った次の日に電話するなんて滅多にないことだ。

それにしても毎晩酒飲んでるんだな。ヤツは。
アブナイなあ。間違いなくアブナイ。
でも気になる。

その危うさがまた、放っておけない感じを醸し出すのだろうか。
ん?何だコレ。ひょっとして例のヤツ?

「クルンテープB型」
恋のウィルスなのか。


英語がちょっと話せるのは、サイアムなんとかという、
(本人曰く)学費が三ヶ月で100000THBもする学校で
キッチリ勉強したからとのこと。
「ハイソーやんけ」「そう。昔は裕福だったんだけど....」

プロの女子お約束の身の上話が始まる。
ま、簡単に言えば父親が事業に失敗したわけか。

「おねーちゃん達はみんな結婚しちゃったし、今は
私しか働いていないから」

たしかに、19才ですでに最前線で体張った仕事してて、それも
「家族を養うため」という逃れようのない理由では、
彼女のやり切れなさも痛いほどわかる。

Pンにはいないがプロのタイガールの中には、若くして
「子供がいるから」というパターンも多く、なにしろ
こういった感じで仕方なく、身も心も削りながら
日々暮らしているコ達が星の数ほどいるのだ。

「ナーソングサーン(3212112可哀想)チャイマイ(でしょ)?」

そう言いながらオレの肩に頭を凭れかけてくる彼女。
甘え方がヒジョーにうまいというか、実に効果的である。

うん。まあね。
そりゃそうなんだけど。

ちなみに、某「MK」でごはんを食べている時の話であり、
タイガールは男子とデート中に食事をする時、
横並びに座りたがるコが多いが、このルール(?)は
オレもけっこうお気に入りなのだった。

いろんなタイルールがある中で、
「郷に従う」べきかどうかは個人の考え方なわけで、
「素直に受け入れられるもの」と「そうでないもの」が
次第に明らかになってくるのも面白い。

全てが計算づくだったら末恐ろしいが、
あーいうことがごく自然にできる女子ってたまにいる。
おそらく才能と言うか、生まれつき持っている
「何か」があるのだろうな。

そんなPン嬢の
「ツン」と「デレ」のギャップに、オレは
「あっ」という間にヤラレてしまったのか。

タイプとしては、随分前にフラレた
N嬢によく似ているなあ。

とにかく、今まで接してきたコ達とはひと味違う。
オレの心の中の「何か」を動かされそうな、
そんな予感がする。

と同時に、
「やめておけやめておけ。近づき過ぎると火傷するぞ」と、
必死に止めようとする声も、頭の中で響いている。

「アイ」が止まらないのもそのせいぢゃないのか。
「ツンデレウィルス」に冒されてしまわぬように。

ただ、止めたくても止められないのが
「愛」というものなのかもしれない。

な〜んて、
うまくもなんともないけどね。


「恋に堕ちる」には
フィーリングタイミングハプニングだっけ。

二つの条件はすでにバッチリだ。

アメージングな国タイでのこと。
ハプニングなんていつ起っても、

おかしくはないのである。


*最近買ったものシリイズ。
安売りをしていたのでヘルメットを購入(295THB)。
Img_6535

今までのはこれ。
落としちゃって傷付いてたし、シールドが色付きなので
夜走る時見えにくくて、風に目をヤラレて泣きながら走ってたから。
Img_6536

被るとこんな感じ。
Img_6539

カルフールのおもちゃ売り場で発見した
ミニカーが可愛くてつい買ってしまった。
アメ車とか好きぢゃないけど、この系統しかなかった(各85THB)。
Img_6526

子供の頃好きだったなあ、こういうの。
なんだか郷愁を感じる。
Img_6534

「ダットサンブルーバード」だってさ。
種類がたくさんあったから、たかだか三つ選ぶのに
一時間以上かかってしまった。
Img_6530

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2009年12月 9日 (水)

チャイムーサーイ

また消した。
今度はブログだ。

冗談ではない、マジである。

オレは間違いなく何かに取り憑かれている。

それを葬る為に今からもう一度書く。

もう完全にアッタマキた。


「オレのカノジョは左利き〜♪」

これが最後の一行だ。

朝丘めぐみ嬢の「例の歌」は何年前だったかを調べるため
グーグル検索をかけて戻ってきたら消えていた。

まあいい。
こんなことよくあることだ。

「編集」→「ペースト」→
「プゥシャイゴーダーイプゥインゴーダーイチャイマイ?」

あれ?
なんぢゃこりゃ。

しまった。

はあ。


こんな時、することはいっぱいある。

まずはこれ。

趣味のプライオリティーno.1が「書くこと」のオレ。
「好きなことを思い切りやる」という観点からすれば
ブログにしろミクシィにしろ、日記を書いて、そこに
「思いの丈をぶつける」ことによって。

それはもうやった。

「ドライヴ」とか「カラオケで熱唱」とか「音楽聴く」とか
「踊るならハードハウス」だとか「ディスコで酒飲んで踊る」とか
「それは週末に若い衆(22才ムエタイ修行中*オレの半分やんけ!)
と一緒に行く」が「最近顔を出していない某Slim」ではなく、
オレの嫌いな「某schratch dogだけどまあしょーがない」とか、
あんまり行かないとそのうちセキュリィーのおっさん達の面子が替わり、
「顔パス(*ホントはID見せないといけない)」ぢゃなくなるとか、
そんな件(くだり)がけっこうたくさんあったのだが、
もう面倒なので端折る。

とにかく、落ち込んだ時に普段やることはあーでこーで、
独りで「ヤ」れることはやったが、それでも気が収まらないので
こう言う時オトコなんて単純なもので
「結局はオンナかよ!」ということで
「さて誰を呼ぶ?」って話だ。

最近仲良しのFンはもう飽き気味だし(早っ!)、
彼女の友達のPーとはもう連絡取っていないし、
かと言って新規は面倒だしなあ、などと思っていたら
「タッターラリララッ♪」と、ケータイが鳴った。

見知らぬ番号であり、こーいうことはよくあるが、つまり
どーいう理由か知らぬが(浮気のため?)
タイガールにとっては当たり前の
「ケータイ二台持ち」もしくは「シムカード二枚持ち」のうち、
まだ知らない方の番号から掛かってきているわけだ。

最近何度か見たことのある番号で、
今まで出ていなかった理由は、それがいったい
「誰の何台目」なのかがわからないから。

ただ、Pーの三台目とは考えにくかったし、
「まあおそらくコイツだろう」というアテはあったし、
「もし彼女なら素晴らしいタイミングだ」と思い、
「ハロ〜♪」と出てみたところ、それは予想通り
Pンの二台(枚)目だったというわけだ。

「何度も電話したのに出ない何故?」
「だって知らない番号だったからさ」

某「ナーナープラザ」のバービア勤務の彼女に捕まり、
顔があまりに好みのタイプドンピシャのド
「ストライク」だっただけに、何度か話すうち、
「魔が差し」て、数週間前つい部屋に呼んでしまったわけだが、
「少し吊り目」で「鼻が少し上向いて」いて唇はもう少し
「厚い」方がいい(アヒル唇であればベスト)が、
「肌もキレイ」で「色黒」で、体型はムッチリで
二の腕ふくらはぎはやや太めだがギリギリ許容範囲だし、胸も
「まあまあ大きい(本人いわく32らしいがそれって
インチ?フィート?ヤード?)」し、タトゥーも小さいのがひとつだけだし、
とにかく全体を見てもかなりポイントは高く、なによりもその
「歯並びの良さ」は秀逸で、うっかり魔が差してしまった理由は
おそらくそこだろう。

当然のことながらイサーンはブリラム出身の彼女は、間もなく
誕生日を迎えて19才ということは現状18であり、
「ワングートゥ恐怖症」のオレは、その言葉を聞いたら
「あわあわあわあわ」と言いつつ耳を塞ぐことにしている。

「仕事終わってから(深夜二時以降)だとメーが怒るから」と、
今日の午後一番で部屋にやって来たPー嬢。

「パンハー(2212問題)」なのは「セックスが嫌い」という件であり、
まあ確かに、いくら仕事とは言えその年で毎日のようにしていれば、
始めてからたかだか一ヶ月くらいのことだとはしても、
「イヤになってしまう」のも「サッサと済ませたい」のも、
もちろんその気持ちは充分理解できる。

「エッチ面」でオレが満足できないことはわかっていたが、
「郷に従うなら従ってやる」という意味で「即挿入セックス」も、
「タイルールとして受け入れるか」な〜んて
最近では柔軟に考え始めていたし、そこは「サクッ」と終えて
「一緒にいることを楽しむ」方向に頭を切り替えた。

実は彼女性格もけっこうオレ好みであり、
「プットゥトロング(32222ハッキリ口に出して言う)」だし、
「S具合」もちょうどいい感じだし、サバサバしたところも良い。

そして、ニッポン語はほとんどダメだが、十代後半女子には珍しく
「英語が少し話せる」という部分は、今のオレにとって
「最もタイ語が上達する」と思われるので何よりもありがたく、しかも
「キイフング」「キイフング!」「キイフング?」「フング!」「フング??」
「マイチャーイ!キイフング!!」「キイフング??」「キイフング!!!」
「キイフング!」「チャーイ。キイフング」「キイフング(嫉妬深い)」と、
「スパルタ具合」がとても素晴らしいではないか。

「フ」と口をすぼめて息を「吐く」のではなく、
「フン」と、横に開いたまま空気を中に
「溜めたまま」にしなくてはならないようで、これが
なかなかムズカシイ。

教える気がないヤツはそこまでちゃんと付き合ってくれない。
だからその「本気さ」が、なんだか嬉しかったりするのだ。

そして、その後の「ピロートーク」で驚くべき事実が発覚する。

セックスが嫌いなもうひとつの理由。
それはどうやらオトコ自体がそんなに好きぢゃないから。

そう。
つまりは例のアレだ。

ちょっと待て。いやいやしかし。
真性かどうか確認するために質問する。

「プゥシャイゴーダーイプゥインゴーダーイチャイマイ?」
「プゥシャイゴーダーイプゥインゴーチョープ」

てことはなにか。
「バイ(セクシャル)」だけど、どちらかと言えば
「女子の方が好き!」ってこと?

「ローレンローレン(1122ジョークジョーク)」と、
彼女は誤魔化すが、決してウソではあるまい。

う〜ん。
なんとな〜くわかるような気も。
つまり
「カラダの関係」だけではなく、
「心で繋がって」いたいということではないのか。

事実、元カレ(?)は「トムボーイ(オナベ)」であり、
ケータイにきっちり保存してあった写真を確認すると、
「ショートのつんつんヘアで小デブ」という
「いかにもなヤツ」がそこにいた。

世界でも有数の「性別フリー国」であるタイには、やはり
トムボーイもやたらとたくさんいて、彼(?)らが手に負えないのは
「男性を徹底的に敵視する」からである。

ずいぶん前に一度、ラチャダーの某「ZEED」というディスコにて、
「トムボーイ&カワイコちゃんカップル」三組と一緒のテーブルで
飲んだり踊ったりした機会があるが、友達に紹介されたオレが、軽く
「掴みのジョーク」を言って隣の女子の肩を、軽〜く
「ポンッ」と叩いただけで、トムボーイ全員に
「テメエ何しやがる!ぶっ殺すぞオラ」的な目で全身を見られた。

もちろんオレのギャグになんて、誰ひとり1ナノも笑ってなどいない。

すぐに友達のタイガールに呼ばれ
「ホンダー。洒落にならないからマジでヤメて!!」と怒られたが、
そんなこと言われたってねえ。

まあ、酒がススむうちにだんだん打ち解けはしたが、
「トムカップル」のエロエロダンスはこれまたスゴいし、
ディープキスとか全然平気だし、なによりもその
「キイフング加減」にはビビらされたものだ。

そして、何より彼(?)らは「モテる」のだ。
とにかくけっこうイイオンナを連れている輩が多い。

「実は今、ちょっと好きなコがいる」と聞き、
「すわトムか!」とビビったが、そうではなくなんと
普通の女子だという。しかもそこだけは何故かニッポン語で
「チョーカワイイヨ〜♪」と言うではないか。
そして、そのコも某「ナーナープラザ」の
バービアで働いているらしい。

「す、す、す、すぐ呼べ。今呼べ」

思わず興奮してしまったオレ。

理由は明らかで、古くからの読者ならご存知の通り、オレにとって
「死ぬまでにしたい10のこと」のうちの一つ
「精神的に繋がった女子二人との3P」のことが、
頭をよぎったのである。

「ダメダメ。だって私がカラダ売ってるの知らないもん」
「ぢゃあオレのことはセフレって紹介すればいいだろう」
「そんなのムリムリ。嫉妬するに決まってるぢゃん!!」

ま、Pン嬢とそのコはまだカラダの関係がないと言うし、
もちろん時間は掛かるかもしれないが、だとしても
充分に可能性があることは間違いない。

「ソンムットワー(22232もし仮に)」ということで、
「ネコ」か「タチ」かを尋ねると、やはり
「ネコ」だと答える彼女。
そりゃそーだわね。元カレ(?)がトムボーイなんだから。

けっこう「S」っぽいコなんだけど、そこのところは
あまり関係ないんだろうなあ。おそらく。

その証拠に、
「昨日友達と朝まで飲んでたら、タイ人の若いコにいきなり
腰に手を廻されてムカついたからドーーンって思いっきり押したら、
そいつがビールの空き瓶を逆さに持ったから、びっくりしてつい
アゴにパンチを入れちゃったんだけど、さすがにキレたみたいで
グーでここ殴られたの」と指差す唇を見るとたしかに
瘡蓋がいくつかあり、出血したのは明らかな様子。

ただ、手加減したためか「腫れている」という程ではなく、
まあ確かに痛かったんだろうけど、結構激しいタイプの
Pー嬢も悪いのは間違いあるまい。

「先に手を出したのお前やんけ。まあ、腰に手廻すなんて
挨拶みたいなもんだし、若いヤツらは危ないから気をつけろよ」
「そう。タイの若いオトコなんて大ッキライ!!」

実際、タイガール達からはよくそのセリフを聞くし、
特に血気盛んな若きタイボーイ達は、かなり
無茶をするらしいことはたしかなようだ。

だからオレのように借りてきたネコほどおとなしいニッポン男子は、
お金の部分以外でも評価され、重宝されるのかもしれない。


てなわけで、Pン嬢がすっかり気に入ったオレは、その後
タイガール御用達の「MK」でごはんを一緒に食べ(580THB)、
ネイルアートに付き合って(スカルプと絵付けで260THB。安っ!)
「オンヌットゥスクエア」でワンピース(150THB。安っ!)と下着
(三枚で100THBのパンティーとコルセット的な伸びるパンツ
二枚で160THB)を買わされ、お小遣い(1500THB)を合わせて
2750THBもお金を使わされてしまった。

ていうか安っ!!

だって、ニッポンでキャバ嬢でも相手にもし同じことしたら、
「食事5000円(昼間なので)」「ネイル6000円(くらい?)」
「ワンピース10000円(某ZARAクラス?)」「下着4000円(?)」で
合計35000円だそ。

2750THBは約7500円だから五倍弱か。
そう思ってついつい、ちょっと気が大きくなってしまったオレ。

「飲み過ぎてしんどいしほとんど寝てないし口が痛いから、
今日店休んでもいいかな。お願いだから」
「罰金いくら?」「600THB」
「ていうか今日オレがいくら使ったか知っているよな」「うん」
「今仕事してなくてお金ないって言ってるやろ」「わかってる」
「オレに金のことを期待したってムリだぞ」
「ぢゃあ、次にエッチする時1000THBでいいから」
「あれだけセックス嫌いなクセにまだそこで金取る気?」
「だって〜」

まあ、しょーがないので600THB渡して
「明日はちゃんと仕事行けよ」と、家まで送った。

それでも3350THB(約9000円)だからね。

実際、某「タニヤ」のカラオケで女子買ったって、
「飲み代600+ペイバー代1000+ショートで2500」で
計4100THBかかるからね(*ホテル代別)。
な〜んて自分に言い聞かせてみる。

ていうか、例によってアホなオレ、実はPン嬢と
もっと煮詰まった話をしていたのだった。

よーするに、カノジョにする(囲う)なら
「月にいくら必要か」という件について。

母親に家賃その他自分の部屋の家賃弟の学費、
おそらく20000THBは最低でも必要だろう。
姉二人と兄はすでに結婚してしまって、
田舎の両親ももう仕事をしていないので、
ほとんど叔母と自分が稼がねばならないのだ。

「わかったぢゃあ家賃だけ(3500THB)オレが出してやる。
あとは一緒にいる時はごはんとか必要なものは出すし、
セックスなんて別にしなくてもいいから、
それでいいなら付き合うか」「いいよ♪」
「ちょ、ちょ、ちょっと待て。よく考えろって。
そーいえば好きなコのことはいいのかよ?」「だいじょーぶ」
「わかった。とにかく一度よく考えてみろ」「うん」

ていうか、オレの方が冷静に考えねば。

まだ知り合って一ヶ月ちょっとで、会ったのは四〜五回。
ニッポンにいた頃なら間違いなく早過ぎるが、
「郷に従う」つもりなら特に問題ないか。


「(タイガールに)一度くらいズッポリハマるのもいいですよ」
Gさんにも言われていたように、最近になって
そんな気になってきたことも確かであり、とにかく
「深いところ」まで行ってみないとわからないこともあるだろう。

初めて会った時から知っていたが、右腕に
十箇所くらいの「ためらい傷」があるPン嬢。
唯一気に掛かるのは、
気性の激しさを示すそのことくらいか。

今まで敢えてそこには一切触れずにいたが、
その辺りの話も少しした。

右手についていたのは彼女が左利きだから。

もし付き合うこととなれば
「オレのカノジョは左利き〜♪」ということか。


と、やっとここまで来た。

いったい何時間パソコンの前に座っているだろうか。

しかし、今回はなんとか「ヤリきった」ぞ。
本当はもっともっと長い話だったのだが、かなり端折った。
面白い部分もたくさんあったのに。

どうなるかはわからないが、とにかく
オレがPンの生活をキッチリ管理して、
毎日仕事にも行かせ客もちゃんと取らせ、その為に
少しはニッポン語も教えて、愛想よくさせて
たまにしか来ないニッポンに住むスポンサーを捕まえさせれば、
なんとかいけるかもしれない。

元々、彼女ができてもすぐに
「セックスレス」になるオレのことだから、
そこの部分はだいじょーぶだと思うんだけどな。

「セックスは仕事」と割り切り、お互いに
「精神的充足感(彼女にとってはお金がそこにある)」
のみを得るという関係。そんな付き合いが
果たしてオレにできるのだろうか。

謎だ。


それにしても、
今日はなんだか面白い日だったな。
実はその後、Fン嬢も部屋にやって来て
ちょっとしたことがあったのだが、
まあそれは良しとしよう。

せっかくだから写真を公開するか。

まだ、いい写真を撮れていないし、
居場所がバレている以上、あまりハッキリしたものを載せると
これを読んだ男子に発見される可能性大だが、オレの
好みのタイプの詳細をあそこまで細かく書いてしまったことだし、
そういうところで働く女子と付き合うのなら、どちらにせよ
その位の覚悟はせねばなるまい。

「どんどん買って稼がせてあげて!」

そう思えるようになれば、

一人前ということなのか。


*独りの時お世話になるもの。
Img_6520

タイガールお得意のポーズ。
Img_6513 style="float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;" />

唇の傷なんてわかんないよね。
Img_6508

これはさすがにハッキリ写り過ぎか。
Img_6510

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2009年12月 8日 (火)

フィームー

小学校の頃、「学級文庫」なるものの中にあった
星新一氏のショートショートを読んだのが
SFにハマるきっかけだった。

そして、筒井康隆大先生の作品に出逢い、
オレは覚醒してしまったのだ。

その後、筒井大先生の本は、文庫に関しては
出版されるもの全て購入しむさぼるように読み尽くし、
それからはSFならエドガーライスバロウスであるとか、母親の蔵書
アガサクリスティーエラリイクイーンのミステリイなど、
海外の作家にも興味を示し始めたのは中学生の頃だったか。

少年ジャンプサンデーマガジンチャンピオンなどの
週刊漫画雑誌も読んでいたから小遣いはほとんど本に費やしたし、
本の購入には親もイヤな顔はせず、むしろ奨励して
病気になればお見舞いと言って必ず本を買ってくれた
優しい母親の面影もかすかな記憶として残っている。

思えばその母親が、幼い頃寝る前に読んでくれた
松谷みよ子氏の童話が、すでにオレを
「物語の世界へと誘(いざな)って」いたのであろうか。

中学時代には、友人数人で交換日記ならぬ
「交換小説」なるものを廻しながら書いていた。
ところが早熟(?)だったオレがエロティックな表現にハシり、
「お前はポルノにしたいのか」と、検閲を受け
仲間外れにされてしまったのではなかったか。

小説はその頃に短いものを何作か書いていた。
処女作はたしか
「サリーちゃんの瘡蓋」とかいうタイトルで、
幼い少女が瘡蓋を剥がす快感を憶えてしまい、それを目的に
「擦り傷切り傷を作る」という行動が徐々にエスカレートしていく、
というような話だったかな。

筒井大先生の影響をモロに受けていたことは間違いあるまい。

そんな少年時代を過ごしたオレだったが、
フォークソング全盛期だった時代背景もあって、ついつい
ギターを手に取ってしまい、やめておけばいいのに
バンドを組んだりして「音楽」へと生活がブレていってしまう。

今思えば「モテたい」という一心だったのだろうが、
「そっち方面」で才能がないのは明らかであり、
高校二年生の時、学園祭前日の練習でなんと
「喉を潰して」しまったヴォーカル担当のオレは、学校の体育館の
晴れのステージ上で千人近い観衆の見守る中、
「大失態」をさらしてしまったことで、
二度と立ち直れないほどの精神的ショックを受けた。

あれは未だにトラウマだな。

「音楽はやめておけ」という意味だろうと解釈したオレは、
その道をスッパリと諦めた。


今回の件は、あの時とちょっと似ている気がする。
つまり自分のつまらないミスで、
「肝心なことを台無しに」してしまった経緯がである。
違うのは「人に迷惑を掛けたか」どうかということで、
あの日はバンドの仲間に申し訳ない気持ちでいっぱいになり、
自分をいくら責めても責めきれず、どうしたものかと
ほとほと困ってしまったものだった。

誰にも迷惑は掛けていないが、
自分の情けなさを呪う状況がけっこうカブる。

ところであの頃、音楽などに「ブレ」ずに
書くことのみを続けていたらいったいどうなったであろう。
その道を目指し、創作という作業に没頭して
極めることが果たしてできたのだろうか。

おそらく否だ。

多感な少年が、大した経験もなく妄想ばかりしたところで、
それはきっとロクでもない方向にしかいかなかったに違いない。
物語を綴るというのは、それが例え虚構の世界であるとしても
現実に裏打ちされた確かなものがバックボーンになければ
成り立たない作業のように思えるから。

天才ではないオレはそのことに気付いていたのだろう。
だから、その道をチョイスせず平凡な人生を歩み始めた。
もし才能があれば、あの頃書いた作品にあらわれたはずだが、
「ものまね」でしかないことは自分でもわかっていたし、
「憧れ」という目に見えぬものがそうさせたのは明らかだった。

二十歳で芥川賞を取った金原ひとみ嬢の
「蛇にピアス」を読んだが、オレから言わせれば彼女は天才だ。
その年であんなものが書けるなんて才能以外に考えられない。
まあ、きっとある程度スゴイ人生経験もしてきたのだろうが。

そう考えると、オレの人生なんて平凡だなあと思う。
「普通の人生はイヤ」だからとささやかな抵抗はしてみたものの、
所詮は非凡さに欠け、普通の域を出ていない。
「なにをもって普通とするか」は人それぞれだし、
「自分で考える普通」と、
「他人が考える普通」は明らかに異なるが、オレの場合
どう考えても普通の人間だ。

他人の目から見れば
「変人」ではあるかもしれぬ。
まあ言ってみれば
「普通の変人」か。

普通の域を脱しきれない理由も分かっている。
オレは弱い人間だからだ。
すぐにへこたれる根性なしだ。
意思が強いようでいて、いざとなると滅法弱い。

そんな自分がたまに
すご〜くイヤになる。

今もそんな気分だ。


小説なんて書くのはキッパリヤメて、
「普通の人生」を最後まで全うするか、
それとも中年の夢を諦めず書き続けるか。

そんな決断を

迫られているのだろうか。


*「フィームー(1222)」とは才能のことである。

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キアンマイダーイ

ショックな出来事があった。

せっかく書き上げた文章を
パソコンの操作ミスで消してしまったのだ。

悪いのはどう考えても自分であり、
やり場のない怒り、喪失感、虚脱感といった
様々な感情に支配され理性を失いそうになりつつも、
なんとか耐えられたが、しばらくは引きずりそうだ。

実は、消えてしまったのはごく短い小説であり、
三日ほどで書き上げたものなので、
頑張ればなんとか再び書き直せそうなものだが、
今はどうしてもその気になれない。

「記憶が鮮明なうちに」と思っても、
無理なものは無理なのだ。

創作意欲というのはとても重要で、気分が乗れば
「サクッ」と書けるし、そうでないとちっとも進まないから、そんな時は
「やめやめ」とパソコンを閉じるのが正解だ。


世の中の出来事には必ず
「何らかの意味がある」と、常日頃から思っている。

だからこうした事件が起こると、
「この出来事の示す意味とはなんなのだろう」と、
つい深く考えてしまう。

今回の場合原因はハッキリしていて、ただ単にオレが
「面倒くさがり」で「おっちょこちょい」なだけの話だ。

「では、このことにどういった意味があるのだろう」

苛立つ気持ちを抑えつつ考えてみたら、
結論はかなり酷なものとなる。

つまり、
「やめておきなさい」ということだ。

「才能なんてないんだから、そんなムダなことやめなさい」

なにか大きな力がはたらいて、
オレにそう伝えようとしている。

そういう風に考えると、とてもスムーズなのだ。

最初のうちは、
「とにかくこれはオレに対する試練なのだ」とか、
「記憶力を試すもしくは鍛錬するためにそうさせたのか」とか、
「ひょっとしたら(小説の)プロットにしろということなのか」など、
まだ前向きな気にもなれたが、時間が経つにしたがって、つまり
書き直そうと努力してみてもうまくいかないことがわかるにつれ、
だんだんとネガティヴな思いに支配されてきて、
「ははーん。結局はそういうことか」と、
ひねくれた気持ちが心の底から湧いてくる。

オレはスネ夫か。

アカンアカン。
よくな〜い感じになってきたぞ。

やめやめ。

もう寝る。

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2009年12月 5日 (土)

ワングートゥクンポー

今日はタイの国王プミポン氏の82回目の誕生日である。

今頃街はキングの象徴カラー
黄色のポロシャツを着た人で溢れていることだろう。


王国であるタイは国民全員がキングを心から尊敬しているようで、
どこの家にも仏壇(のようなもの?)と共に
キングの写真がドーンと飾ってある。

毎朝八時と午後六時には街で一斉に国歌が流れ、
外で歩いていると立ち止まって直立しなければならない。
TVでも流れるが局によって時報がズレているのがタイらしい。
映画館でも始まる前には国王のヴィデオが流れ皆起立するし、
そこら中に設置してある大きな仏壇的なものの前では、やはり
通りがかる人達は皆手を合わせて
「ワーイ(112お祈り)」をするのだ。

そんな国王のことをタイピープルは親しみを込めて
「クンポー(2232お父さん)」と呼ぶ。
尊敬しながらも身近に感じられて、とても良いではないか。


と、このくらいにしておかないとコワイ。
なにしろ王室の非難を1ナノでもすればたちまち
「不敬罪」でとっ捕まってしまうからね。
ただし、もし捕まっても国王の恩赦で釈放されると聞く。
よほど心の広い素晴らしいお方なのだろう。

ニッポンは王国ではないのでキングはいない。
天皇陛下は憲法上「国民の象徴」とされているが、
表現が曖昧で意味がよく分からないな。

そーいえば今年でおいくつになられたのだろうか。
そんなことすら知らぬオレは非国民か。
とにかく尊敬の念が足りないな。
タイに来てそう思うようになった。

一時期継承問題が週刊誌などで取り上げられていたようだが、
そんなことマスコミがとやかくいうことではなかろう。
タイでは考えられないなあ。もしそんなことしたら全員逮捕だし、
会社も速攻で潰されることは間違いない。


承継問題と言えば、我が本多家の場合は深刻だ。
なにしろ、オレが最後に残った男だと聞いているから、
このままでいけば途絶えてしまうことになる。

岡崎に生まれた亡き父の先祖は徳川家の家臣だったらしく、
足軽隊長を勤めていたと聞いたことがあるが、子供心に
「な〜んだ。馬には乗れずに走っていたのか」と、どうも
今ひとつピンとこなかったように記憶している。

確かに、某「日泰寺」にある父の墓には
「葵の御紋(立ち葵というヤツか?)」が彫られているから、
ひょっとして過去を遡れば由緒正しき家柄だったのかもしれない。

そ−いえば
「日泰寺」の「泰(タイ)」はタイ王国のことで、今調べてみたら、
タイから寄贈された仏舎利を安置する為に作られた寺らしい。
なんと「ラマ5世」の像まであるというではないか。

もしかすると、父が生前に結構な金額を出して
そこに墓を購入したことと、今オレがここにいることは
無関係ではないのかもしれないぞ。

いや、これは運命に違いない。
そーだそーだそーに決まった。

つまりこういうことだ。

本多家の末裔であるこのオレは、
ニッポンとタイの架け橋となる為密かに遣わされた大使なのだ。
そして血を絶やすことなくこの地で我が子を授かることこそが、
オレに課せられた使命なのである。

そうか。だからいろんなタイガール達が
手を変え品を変え誘惑してくるのだな。
う〜ん。まったく気付かなかった。
ならば避妊などしておられぬではないか。

などという冗談はさておき、
実際、運命を感じるのは確かで、
今にして思えば、Tちゃんが某NHK大河ドラマ
「篤姫」のDVDを深センからわざわざ持って来てくれたのも、
話が繋がってコワイと言えばコワイ。

何故ならそんなことでもなければ、元々好きではない
歴史モノの「大河ドラマ」なんて決して見なかったし、
徳川家が子孫を絶やさぬ為必死になっている様子を、
「そんなに大変なことなんだ」と見ているうち、
なんだか他人事ではないような気がしてきたから。

つまり、このまま本多家の血が絶えることを意識し始めたのは
つい最近のことで、それまではずっと
「別にどーでもいい」と正直思っていたということであり、
いよいよ精力も減退至極の今日此の頃、
「ボーッ」としていては間に合わないかもしれぬのだ。

こうしてはいられぬ。
早く相手を捜さねば。

「よ〜し。即刻街へ繰り出すぞ。皆のものついて参れ〜!!」
「と、と、殿、ご乱心を。本日泰国王生誕の日でありますれば、
一同慎みの心を持ってご健勝を祈願いたしますのが
習わしでござりまするによって....」
「ええい。控えい控えい。このワシをなんと心得る」
「し、し、しかし。お待ちくだされ。殿。殿ぉーーーっ」

というわけで、
ワシは街へ出掛けて参るぞ。

よいな。


申し遅れましたが、
タイ国王様。
お誕生日おめでとうございます。

末長いご多幸とタイ国のご繁栄を
心より

お祈り申し上げます。

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2009年12月 3日 (木)

パナックンガーン

「小龍包とニラ水餃子ね♪」


「タイジン(2222タイ人と中国人のハーフ)」と思われる娘が、
いつものようにテーブルにメニュウを置くのではなく、
初めてそう声を掛けて来た。

「餃子好き」のオレが「週イチ」のペースで通い始めて、
もう一年以上になる行きつけの中国料理店でのことだ。

家族経営とおぼしきこぢんまりしたその店の18才の看板娘は、やや
ぽっちゃりしすぎでチャイナドレスを着せるにはちょっと偲びないが
いつもニコニコと感じの良いコであり、
「おひとりさま」で訪れてはいつも同じメニュウを注文する
「変なニッポン人」のことを、ようやく
「常連」として認めてくれたのだろうか。

もしオレが逆の立場であれば、
一年以上ひとりで来てくれる客のことなら、相手がナニジンだろうと
名前年齢職業趣味特技は言うに及ばず、その日に履いている
下着の色すら知っていそうなものだが、それはもちろん
「接客スタイル」が違うというだけの話である。


もうすっかり慣れたし、別に文句を言うつもりもないが、
ニッポンで飲食店勤務経験のあるオレからすると、
この国の接客態度というかサーヴィスについては、思わず
目を覆いたくなるようなシーンが多く、とても残念だ。

「価値観」というものには、当然個人差があるわけで、
「何が良くて何が悪いか」という定義付けは難しいが、
ここでオレの素直な感想を列挙して検証してみたい。

「店員同士のおしゃべり、髪の毛いぢり」

無断欠勤当たり前→シフトの人数に余裕を持たせる
→スタッフの数がやたらと多い→各個人の仕事が少ない
人件費が安いからどうしても「人海戦術」になるのだろうが、本来なら
「少数精鋭」の方が動き易いし効率も良いのに、どうしても
そうならざるを得ない理由は精神的レヴェルとスキルの問題か。
それにしてもいくらヒマだからとは言え、スタッフ同士が
「壁や柱に凭れながら何か話して笑い合う」といった図は
あまりみっともいいものとは思えないのだが。
同じく髪の毛をいぢるのも衛生的にどうかと思う。

「座ってTV見てるの図」

例の中国料理店もそうだが、こぢんまりした店では、
キッチンから呼ばれるまで空いたテーブルに腰掛けて
「TV見ながら待機」、みたいな雰囲気が普通のようだ。
所在なく立っていられるよりもいいような気もするが、少なくとも
客や店の入り口側にまったく背を向けてしまうのだけは避けたい。

「勤務中のケータイ操作」

オンヌットゥのロータス二階フードコート近くの某アイスクリイム店で、
「オーダーを受ける」「清算する(キャッシュオン)」「商品を作る」
「客に手渡す」という一連の作業を全て、耳と肩の間に
「ケータイを挟んで首を傾げながら」行うという「ツワモノ」がいる。
当然挟んでいるだけでなく(おそらく友達との)会話をしながらだが、
髪を結んで左右から下げているまだ幼い(17才くらい?)彼女は、
アイスを食べつつ観察していたらその後十分ほど続けていた。
ここまでくれば「あっぱれ」であるが、百歩譲って仮に
「業務連絡」だとしても客には見えず聞こえぬ死角でするべきでは。
下を向いてのメール操作もあまり感じよくはない。

「テーブルにドーン!」

「お待たせしました小龍包です。ごゆっくりどーぞ(うふ)♪」
そんな感じで、できれば商品名を言っていただきたいものだが
それはまあ贅沢としても、何も言わずただ皿を
「ゴトン」と置いて「プイッ」と行ってしまう輩が多い。
けっこうちゃんとしたレストランでもそんな感じだからね。
「皿とテーブルの間に指を挟め」とまでは言わぬが、
なんとかもう少しスマートにできないものかねえ。

「間違える忘れる遅い来ない」

「いかにもタイっぽいなあ」とは思うが、うっかりミスが多いし、
同時に何かをできないからひとつやるとひとつ忘れちゃうのかな。
腹が減ってイライラしているときは要注意である。

番外編
「ごはん食べながら仕事」

飲食店以外の何かモノを売っているお店では、
特に屋台やショッピングモールなどの場合どこでも、
店の前や中や横で店員が普通にごはんを食べている。
先進国ではあまり見られないこういう風景も、
最初は驚いたものだが、楽しいと思えば楽しい。


もちろん悪いところだけぢゃない。

いい所。それはなんと言っても「笑顔」だ。
基本的にみんな「ニコニコニコニコ」しているし、
おっさんのくだらないジョークにも笑ってくれるし、
ケータイ番号もすぐに教えてくれる。

だから細かいことに文句を言う気になどならない。
「笑顔」というのはものすごく強力な武器なのだ。

ただ、ごくたまに
虫の居所が悪いのか本人の性格なのか、笑顔など一切なく
「テーブルにドーン!」をやられたりすると、普段は大人しいオレでも
さすがに「イラッ」ときたりする。
そんなこと、滅多にないけどね。


ともかく、一流ホテルは別にして、飲食店などで働くいわゆる
「水商売」の人達は、学歴や教養はさほど要求されず、
階層的に考えてもごく普通もしくはそれ以下つまりは
「一般庶民」がほとんどと思われるわけで、その辺りに
その国の本質的部分が伺えると言えるかもしれない。

実際、先進国ニッポンの飲食店の
接客やサーヴィスはスゴいものがあり、
飲食関係に限らずあらゆるビジネスにおいて考えれば
「ホスピタリティー」という面においてはおそらく世界でも
「一二を争う」のではないかと考える。

そんな国で幼い頃から育ったオレとしては、
タイのようなユル〜い場所でユル〜いサーヴィスを受けていると
「なんだかいいなあ」と感じるわけであり、求めているのはまさに
「そういう部分」なのだろうなあ、とも思う。

ただ、もし自分が店をやるのなら、例え
「ユル〜い国」タイだからとはいえ
「ユル〜いサーヴィスを」などとは決して思わない。

だからと言って、
ニッポンのルールを勝手に押し付けたとしてもダメなのであって、
「こうしたらお客さんが喜ぶだろうなあ」
「お客さんが喜んでくれれば私もうれしいなあ」
「お客さんから見たら私はどうなのかしら」と、
スタッフ自ら本気で思えるようにならねば意味はないのだろう。

そこまで持っていくのは根気のいる作業であろうが、
「人材育成」とはきっとそういうものなのだ。


店の名も知らぬ中国料理店で、
さして可愛くもない(失礼!)看板娘に
「いつものやつね♪」と言われたオレが
どれほど嬉しかったことか。

こういう気持ちって、きっと
「世界共通」なんぢゃないかなと、

勝手に思っているのだけれど。


*「パナックンガーン(23222)」とは従業員のことである。

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2009年12月 2日 (水)

ラックムアングタイ

「ねえねえ。そーいえばさ」

もちろんニッポン語ではないが、そんな雰囲気で
「メーバーン(32332掃除婦)」のおばちゃん(婦とカブる?)が、
急に何かを思い出したような口調で言う。

風が涼しい季節なので、ドアを開け放っているオレの部屋を、
廊下の掃除をするついでに覗いては声を掛けてくるのだ。

「ニッポン人の女の子が引っ越して来たの知ってる?」
「知らないなあ。年はいくつ位なの」
「26才だって。ノビコっていう名前よ」
「ん?ノビコ??で、可愛いの?」
「ふふふふ。さあ、どうかしら」

「ドラエもん」に出てきそうな名前だが、
まあおそらく聞き間違いだろう。
実際は「ノブ子」か「ノリ子」といった辺りか。

本当に「野比野比子」だったら笑えるんだけどな。

ところどころで
「三十年前のニッポンを彷彿とさせる」この国ではあるが、
アパートの隣の部屋に誰かが引っ越して来たとしても、別に
「そば」を持って挨拶するわけでもなく、向かって右隣には
どんな輩が住んでいるかさえ知らない。

ちなみに左隣は、ファランとタイガールのカップルだが。

そんなわけで、オレの知る限り
今までニッポン人の入居者は一人だったはずだが、いよいよ
新入りがやって来たというわけか。

そーいえばここのオーナーはニッポン人だと聞く。
だから普通は玄関に必ず置いてあるはずの
「仏壇的なもの」がこのアパートにはない。

とにかく、顔を合わせて挨拶を交わすのは、
管理人のSーと友達のAちゃんと同じ階の名も知らぬ女子、
それからタクシーの運ちゃんのおっさんくらいだ。
あともう一人、ナーナーのゴーゴーバー某
「レインボー1」で働いていた子がいたが、二ヶ月程前、
「田舎に帰るの」と、サラブリーという町に引っ越して行った。

荷物を運んでいる時に出くわしたので少し立ち話をしたが、
いろいろ大変だったみたいで、なんだか寂しげな様子だった。

「こんなもので申し訳ないけど、おいしいよ」と、
部屋にあったニッポンの緑茶を餞別に差し上げたが、きっと
タイ人のことだから砂糖を入れて甘甘にして飲むのだろう。


さて、それ以来
「いつバッタリ会うのだろうか」と楽しみにしているが、
一向に顔を合わせない。
まあ、まだ十日ほど前の話なので、
そのうちきっと会えるだろう。

多分おばちゃんが聞き違えただろうと思われるので、敢えて
イニシャルにはしなかったのだが、そのノビコ嬢が住むのは
Aちゃんと同じ階である。

最近、Aちゃんともめっきり話す機会がなくなったが、それでも
たまにエレヴェーターの前で会ったりする。
実は一昨日も、買物袋を下げて一階で座って待っていたら
降りてくるエレヴェーターが途中その階で止まったので、
「ノビコかAちゃんが降りて来ないかな」と思っていると、案の定
キレイな格好をしたAちゃんがハコの中から出てきた。

「イズミさん、ひさしぶりねー」
「元気だった?」
「うん元気よ。今から仕事行く。最近あまり行かないけどね〜」
「頑張って稼がなきゃダメぢゃん」
「そうだね。わかった。イズミさんはどう?カノジョできた?」
「う〜ん。まだできないなあ」

彼女は本当にニッポン語がうまくて、まるで
普通のニッポン女子と話しているような感覚だ。
もう少しカタコトの方が可愛らしいと思えるくらいで、
最初に会った頃に比べてもかなり上達した。

逆に、オレにしてみればちっともタイ語の勉強にならないし、
どうやら順調そうなのでオレが話を聞くまでもないだろうと、
ほとんど連絡もしていない状況だ。

そんな彼女、またニッポンへ旅行するらしい。
あれだけ寒いのがキライなAちゃんも、
ニッポンでなら我慢できるのだろうな。

あれからもう一年か。

生まれて初めて本物の「ヒマ(23雪)」を見た彼女が、
そのことをうれしそうに話してくれたのを思い出す。

いつかニッポンに住めるといいね。

そう。
多くのタイ人にとって、やはりニッポンはある種
「憧れの国」なのだろう。

若いコ達の間では今、特にファッションや音楽などの面でかなりの
「韓国ブーム」のようだが、それでも
ニッポンがキライという人はほとんどいないのでは。

オレと知り合うタイガール達も、必ずと言っていいほど
「ニッポンへ行きたい」「今度はいつ帰るの」
「とにかく連れて行け」と、うるさくてしょーがないし、
「オレはもうニッポンには帰らない」と宣言すれば
「そうなんだあ」と、とても残念そうな顔をする。

カンボジアやラオなど隣の国にすら行ったことのないコにしてみれば
ニッポンに行きたくないわけがなかろうし、
「今なんて寒くて死んぢゃうよ〜」といくら脅しても、そんなの
想像がつかないに決まっているのだ。


「ホンダはどうしてニッポンに帰りたくないの」

この質問は結構困る。

「ニッポンの将来は見通しが暗いし未来に希望もない。
何でも簡単に手に入るし、贅沢に慣れ過ぎてしまって
感覚が麻痺したせいで、本当の幸せがどういうものかなんて、
きっともう誰にもわからないんだと思うよ。
そんな国になんだか嫌気がさしたんだ」

まさかこんなことを答えるわけにはいかない。
だからこう言う。

「ニッポンにはもう飽きた。オレはタイを愛してるんだ」

他人を愛したこともない人間が、
よくそんなセリフを口にできるもんだ、と、自分でも思うが、
「チョープ(322好き)」という域は、
もうとっくに超えているような気がする。

「生身の人間」には言えないオレでも、
「国」という大きな存在に対しては、何故か
「ラック(3愛する)」と、胸を張って言える。

今日もミクシィのメッセージで、
「マジでそろそろ(ニッポンに)帰って来いよ」などという、
とてもありがたいことを言ってくれる友達がいたが、
残念ながら帰るわけにはいかない。

寒いのが理由ではない。

愛すべきこの国で、
本当の生きる喜びを

知りたいからなのだ。

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スゥーナングスゥー

ローマ字が読めないのなら、
「タイ文字でニッポン語の読みを書いてある」本が必要だろうと、
某「東京堂書店」に探しに行ってみた。

その名の通り、ニッポンの本や雑誌などが
「ニッポンで売っている値段と同額(全てではない?)」で
購入できるというなんとも素晴らしい書店がタイにはあるのだが、
特に語学関連の書物に関しては、需要があるためか
「メイドインタイランド」の本も多数置いてあり、その価格は
やはりかなり安い。

ちなみに教科書のスタンダードである、某
「みんなの日本語」はCD付きで250THB。内容から考えても
ニッポンで作れば少なくとも倍の値段はしそうだ。

そんな中、
「ニッポン語→ローマ字→タイ文字→タイ語」
「ニッポン語→タイ文字→英語→タイ語」というパターンの
二種類の本を発見。

特に後者は内容読み易さセンス共に、見れば見るほど
「抜群の出来映え」に思える。
前者は挿絵が豊富で字も大きく見易いものの、
「ヘタウマ漫画」のごとき不気味さはまだ良いとして、よく考えれば
「タイ文字」さえ書いてあれば「ローマ字」など不要ではないか。

それはもちろんタイピープルにとっての話であるが、
タイ文字がまだ今ひとつ読めないオレにしてみても、
ローマ字のごときタイ文字の記述は、
「基本的読み書きの習得」にも便利だし、しかも
同時に(簡単な)英文の勉強もできるという優れもの。

裏表紙を見ればなんと80THB(≒216円*本日レート)。

「よ〜し。百冊買おう!!」と、意味もなく思ってしまうほど
「お値打ち」に感じたのは言うまでもない。

結局、その「気持ち悪い絵」も捨て難く、
二種類購入して家に帰ってじっくり読んでみたが、
どちらもやはり細かい内容が今ひとつ
「ピン」とこなかった。

「痒いところに手が届いていない」のに
「そこは痒くないから掻かなくていいよ」と、
言いたくなる感じだ。

実はコレ、
「ニッポン人向けのタイ語本」についても思うことであり、まだ
読み書きも出来ない現時点で言うのは生意気かもしれぬが、
「オレならもっと優れたものを作れる」という自信がある。

その最も大きな理由は「カタカナ表記」であり、二番目は
「アクセント記号のわかりにくさ」だ。

まず、このブログでも経験済みだが、タイ語には
「カタカナでは表記しきれない」微妙な発音がいくつかあり、
苦労して無理矢理書くくらいなら、いっそスッパリやめて
「ローマ字変形ヴァージョン」に統一すれば良い。

この紙面上でオレがそうしない理由は、
キーボードにそんな文字はないためで、例えば
「e」や「c」のひっくり返ったのとか、
「u」に横棒(もしくは「w」に似たもの)などを使えば、少なくとも
カタカナ表記よりは正確に発音を伝えられるし、現に愛用している
「タイ・日辞書」や学校の教科書も、その
「変形ローマ字」を採用している。

「k」は濁って発音し「kh」は濁らないとか、
「c」が頭に来ると「j」の発音になるなど、
他にもいくつかルールはあるが、憶えてさえしまえば
とても分かりやすい。

これを使って、
「ニッポン語(漢字+ひらがな+カタカナ)
→変形ローマ字→タイ語(タイ文字)」、場合によってはそれに
「ニッポン語読みのタイ文字」も付ければ、
文字自体の暗記にも役立つかもしれない。

そして、アクセント記号については、ここでも採用している
「イズミオリジナル」の「123方式」にすれば完璧だ。

付け加えるならカタカナ表記のデメリットは、タイ語で重要な
「final consonants」つまり「末尾の子音」にも原因があり、例えば
末尾が「t」の場合オレは「トゥ」と書くが、これは大体において
「ト」もしくは(ト)と表記されており、実際にはほとんど発音しないのに、
それをまともに「ト」と読んでしまっては通じるわけがない。

かといって「ッ」で終わってしまっては、末尾が
「t」か「k」か分からず、これまた通じないのだ。

タクシーを拾い、オレの住む町
「オンヌットゥ(113)」に行きたくて、
「おんぬっと(3332)おんぬっと!」といくら叫んだところで、運転手に
「は???何言ってやがるんだコイツ」と思われても仕方がない。

雨が降ってくると、みんなで
「ホント」「ホント?」と言っているように聞こえるが、本当は
「fon tok(121雨が落ちる)」なのである。

う〜ん。
ちと「ムズカシイ話」になり過ぎたかな。

もし、この意味をちゃんと理解して、
「なるほど!」と思った出版社勤務の方がいたとするならば、
勝手にパクって新たな「タイ語本」の企画などせず、
オレに連絡してくれれば喜んでプロデュースしてしんぜよう。

もちろんギャラは安くないが、
「売れる」に決まってるから損はないよ。うん。


そーいえば、「ギャラ」で話を戻すが、例の
Fン嬢に本気でニッポン語をレッスンするとして、仮に
一日二時間で週五日とするならひと月の合計額は
10000THBにもなり、よくよく考えてみれば基本給が同じく
10000THBの彼女が、「歩合」というか「総取り」の
「売春」でいくら稼いだとしても、そんなに払えるはずがない。

ということは、彼女がそこまでちゃんと計算していないか、
もしくはオレのことを「ナメて」いるかのどちらかであり、実際に
「ナメて」いればディスカウントしてもらえると思ったら、それは
「大間違い」なわけで、な〜んてレヴェルの低いシモネタはさておき、
現実にちゃんと考えねばならないなあ、と考えてみた。

よーするに、そこまで真剣に集中して勉強しなくとも、例えば
「○○ごっこ」でもしながら「遊び感覚」で、なんとか
ニッポン語を教えられないか。

そーすれば、こちらとしてもそこまでキッチリと
「ギャラを請求」しなくて済むし、うまくいけば
「ゴーゴーバー」で働くニッポン人好きのタイガール達に
まとめてニッポン語を教えることができるかもしれない。

そう。
つまり、ゴーゴーバーに客として遊びに来るニッポン人にキッチリと
「ターゲット」を絞り、彼らに有効な会話のみを教えるという
「実用エロオヤジ対策ニッポン語講座」を開けばよいのだ。

「店内接客編」「店外デート編」「ホテル内接客編」と、
主に三つの項目をもうけて、そこで使う言葉のやり取りのみを
集中して教えれば、時間は短縮できるし効率的でもある。

「この近くに郵便局がありますか?」
「事故の場合の連絡先を教えて下さい」
「あら、お料理の材料が足りないわ」
なんてのはすっ飛ばし、
「困ったわ。早くしないと間に合わないわ」とか
「もういやあねえ。せっかちなんだから」とか
「私をタイのカノジョにしてくれる?」
みたいな言葉だけピックアップして教えれば良いわけだ。

となると、当然独自の教科書が必要となるが、逆に言えば
そこさえきちんとやっておけば、ひょっとしたら
「ものすごい需要」があるかも知れない。

五人集めれば一人100THB/hくらいで充分だし、
実地練習ともなれば、それこそもう
「ウハウハ」ではないか。

などと、「妄想族」のオレとしては思いが尽きないわけだが、
まんざらまったくない話でもないので、早速明日
Fン嬢を相手に具体的なシチュエーションでレッスンをしてみて、
「店内接客編」からテキスト作りを初めて見ようかしら。

「ハジメマシテ」
「お、君ニッポン語喋れるの?」
「ハイスコシダケナラ。ワタシワFントイイマス」
「Fンちゃんか。かわいい名前だねえ。モミモミ」
「イヤ〜ン。オキャクサンスケベ〜」
「がはははは。オトコはみんなスケベなのさ」
「ワタシモチョットスケベナンデス♪」
「おお、そうか。Fンちゃんもスケベか。それはいいねえ」
「ウフフフ」「ぐへへへ」

できればカタコトではなく、
キレイな丁寧語を教えたいものだ

「タイワハジメテデスカ?」
「いや。もう何度も来ているよ」
「ヂャアバンコクニカノジョガイルンヂャナイデスカ?」
「え?いや。その。あの。まあ。なんていうか」
「ワカッタ。カノジョヂャナクテギックガイルデショ!」
「うはははは。Fンちゃんにはかなわないなあ」
「カノジョガイナイナラワタシヲタイノカノジョニシテ」
「おいおいおい。またそんな積極的な」
「ジョーダンジョーダン。モットオタガイヲシリアッテカラネ♡」
「そうだな。じゃあとりあえず一緒にメシでも喰いにいくか!?」
「ワーイ。Fンチャンニッポンショクガタベタァーイ」
「よ〜し。わかった。おーいちょっとママ。このコペイバーするわ」
「キガエテクルカラチョットマッテテネ。ホカノコミチャダメヨ!」
「うんうん。おじさんおとなしく待ってるからね〜♪」

ここまで話せれば、かなり稼げるのではないか。
ま、ヒアリングが問題だが、実際
タイにやって来るエロオヤジがゴーゴーバーで言うセリフなど、
さほどヴァリエーション豊富なわけでもあるまい。

とにかく、ウチが目指すコンセプトは
「カタコトでないニッポン語」である。

オレが逆の立場で考えた時、
「カタコトのタイ語を話すニッポン人」とだけは
何があっても思われたくないからだ。

それ故に今でもイントネーションと語尾は、とにかく
「キッチリ発音」するようにしているし、それができないニッポン人が
「は?」と言われているのをイヤというほど見てきている。

だから、「キレイなアクセント」と「丁寧な言葉」を
最初にみっちりと叩き込む。
「甘えるような言葉」は、その後でいいのだ。


な〜んて、
ひとつのことを考え始めると止まらないのが悪い癖のオレだが、
自分としてはそれがけっこう楽しかったりもするので、
まあ、それもたまには

よしとしようではないか。


*実際に買って来た本。ちなみに
「スゥーナングスゥー(231212)」で「本を買う」であり、
無理して「変形ローマ字」で書けば
「sww nangsww」となる
(suuとは違い口を横に開く「ウ」なのだ)。
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「一番イイ」と思ったのがコレ。
「ニッポン語→タイ文字→英語→タイ語」の意味が
お分かりだろうか。
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Img_6500

隣はイマイチの方(100THB)。
「気持ち悪い絵」の意味がお分かりだろうか。
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Img_6499

今ではほとんど見ることも無いが、
旅行中には本当にお世話になった本。
なんと1300円(税別)もするのか。
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毎日持ち歩く「ポケットタイ日辞書」(95THB)。
今でも、TVを見ながら一日最低二、三語は調べる。
Img_6503

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2009年12月 1日 (火)

ソーンパーサーイープン?

ここ何日間か体調が悪かった。

症状はとしては
1喉の違和感2咳3関節痛43からくる体全体のダルさ
であり、常時まったくの平熱なので、
ニッポンで経験してきた風邪とは異なるし、
「病は気から」という言葉の通り「病気」と認めてしまうと、
そこから一気に症状が加速しそうなので
「何でもない何でもない」と自分に言い聞かせつつも、
土日は十二時間以上寝てしまうという「ダウン」状況で、逆に
「寝れば治るだろう」と薬も飲まず家でおとなしく(?)していたら、
今日になってようやくかなり回復したようだ。

今朝(昼)起きた時点で若干腰が痛いのは、
それとは違う理由のはずなので仕方がない。

思えば去年の今頃も似たような症状に悩まされたし、
知人からの話も総合するとこれはおそらく何らかの
「ウィルス」が原因であることは確かで、症状は軽いが
「治りづらいこと」が特徴のそれを、
「クルンテープA型」と名付けることにした。

体調が悪いとどうしても創作意欲は鈍るわけで、
何度もトライはしてみたもののやはり調子が乗らず、
ネタはいくつかあったのだが、残念ながら書きそびれてしまった。

実はこういう時、けっこう悩むのだ。

そもそも日記というものは、その日に会った出来事を
当日のうちに書き留めておくのが本筋であり、時には
「興奮冷めやらぬまま」「ドキドキしながら」したためるのが、
内容に臨場感を与えるものと心得る。

ところが時間が経てば当然その「興奮」は薄れていくわけであり、
記憶を辿ることによりある種の「創作」が加わってしまい、
「リアリティーの本質」からは若干のズレが生じることを、
正直認めざるを得ない。

つまり、「おもしろおかしく書こう」などという意識が、
場合によっては邪魔をして、本来の「日記」の趣旨から
遠ざかることを恐れるということである。

現に今も
「はて何を書こうか」と思いを巡らせねばならぬし、
起こったことを順番に羅列するほどの時間はなく、
「これは」と思いメモした断片を寄せ集め、
「なんとかまとめ上げる」という作業を強いられるわけで、
それではどうしても「書き漏らすネタ」がいくつか出てきてしまい、
後から書こうにもこれまたとても難儀な話となる。

実はそこにこそ「真実」があるわけで、なんとも
「もどかしい気持ち」にさせられることしばしば。

そして、あれよあれよと瞬く間に日々は過ぎていく。

などと、
ちょっとしたことの説明にかなりの行数を裂いてしまったが、
これこそがまさにリアルタイムで感じる思いの丈を記すという、
「日記」たるものの究極の目的であり「真理」でもあるのだ。


さて、本来ならば
「コートートゥ(11332ごめんなさい)」というタイトルで、先週
金曜日に起こった出来事について、タイガールのいかに
「強情で一途」であるかというアメージングな内容を書くはずが、
先述の理由にてタイミングを逸したため、悩んだ末
その後に起きた話を先に書く。

もちろん「臨場感」を考慮してのことだ。


日曜日。
「クラシコ」と呼ばれる伝統の闘い
「バルセロナ×レアルマドリード」というスペインサッカーリーグの
「世紀の対決」のTV生中継を深夜に控え、体調不良の中
万全の体勢を整えるべく心の準備をしていたところ、
昼過ぎにFン嬢から電話が。

「今、一番のお気に入り」の方ではなく、
Pー嬢の学校の友達の同じ名前のコなのだが、用件は
「今日家に行ってもいいか?」であり、理由は
「ニッポン語を勉強するため」という話だ。

どうやらかなり本気のようで、
初めて会った日に頼まれたオレは、ちょっと面倒なので
「家に来るならいいけど(料金は)高いよ」と脅してあったのだが、
それでも来るというのなら仕方がないし
「夜は用事(TVサッカー観戦)があるから、その前なら」と、
「頼まれると断れない」いつものパターンにハマる。

彼女が忙しくなっていつの間にか頓挫してしまったが、以前
K嬢に毎週一度個人レッスンをしていたこともあるし、明らかに家が
「ハイソー(2232金持ち*タイでは語尾が上がるのだ)」であり、
「時間200THB」など安いものだったはずであり、毎度
レッスン後一緒に食事に行けば、オレの収入は
ごはん代でいつも消えていたのだった。

実際、人に何かを教えるのはけっこう大変なことで、正直
「そんな金額では合わない」と思ったものだが、考えてみれば
一般タイピープルにとってその金額はたいそうな額であろう。
それでも普通に学校で個人レッスンを受ければ
「時間500THB」が相場であり、例え半額にまけたとしても
Fン嬢がまともに払えるとは考えていなかった。

ところが、数週間前からなんと
「ゴーゴーバー」で働き出した彼女が、客と話すために
「本気でニッポン語を学びたい」と思うのも、稼ぎ具合によっては
「レッスン料も楽に払えるだろう」ことも納得できたのだ。

部屋に呼んだ以上、正直な話
「下心」がないわけでもなかったし、顔はごく普通だがその
「ムチムチボディー」にオレが我慢できるはずがないことは
充分わかっていた。

元々仲良くしていたPー嬢の手前もあるが、彼女とは
「もう終わった」のでそこはまあさほど問題ないとして、仮に
「エッチ込み」でレッスンした場合のその
「料金体系」を果たしてどうするのかを、
自分でも決めかねていたのである。

もちろん彼女は「プロ」であるからして、普通に考えれば
「セックスが有料」なのはわかるが、オレはもう二度と
「プロ相手に金を払うまい」と覚悟を決めており、今回はオレが
「センセイ」なのだから、全てにおいて
「授業」と考えればそこはむしろ金をもらうのはオレの方であり、
「込み込み」で「時間250THB」ならまあ良しとするか、
などと考えていたら、例によって一時間遅れ(は当たり前!)で
Fン嬢がやって来た。

話を聞く限り、とにかく
「本気で憶えたい」とのことで、
「ホンダさえよければ毎日でも通う」という決意を聞き、
頭の中でグルグルといろんな思考が巡り巡るが、
仕事のオファーがまだ来ていない現状、時間はあるし
「まあ問題はないかな」と、とりあえずは承諾した。

ただ、そう言っているわりにはすぐに
「疲れた。休憩」と、やる気がまったく感じられぬし、
それよりも何よりも英語があまりできない彼女は
「ローマ字」をまともに読むことすらままならず、つまりは教科書の
「ニッポン語読み」ができないから、せっかく買ってきた
「みんなの日本語」というテキストが使えずに、
「どうやって教えてよいものか」がさっぱりわからない。

もうひとつ困るのは言葉だ。

英語堪能なK嬢の時は、タイ語で説明できない場合、もちろん
オレのわかる範囲内の英語で伝えられるのでバッチリだったが、
現状英語よりも明らかにボキャブラリイの少ないタイ語で
細かい表現をするには時折オレ自身が辞書を引かねばならぬし、
しかもめちゃめちゃ早口で話すFン嬢のタイ語はわかりにくく、
意思の疎通がどうもはかばかしくないのである。

これはオレの仮説だが、
「頭の良い人間ほど会話がスムーズ」なのであり、それは
「相手の語学スキルに合わせられる」こと、よーするに
わからないようなら「ゆっくり話す」とか「言葉を選ぶ」など、
「愛のある会話ができる」か「否」かによるところが大きい。

そしてその「頭の良さ」とは、
「語学スキル」自体だけでなく、「一般的教養」および
「生活経験値」がモノを言うわけなので、相手が
「若くして学がない」場合、コミュニケーションをスムーズにするは、
「自らがスキルをアップする」より他ない、という結論に至る。

だって、何度「ゆっくり話して!」と頼んでも
すぐにまた早口になるんだもん。

だから、オレが言ってることが本当にちゃんと伝わっているのかも
「ワカタワカタ。+*^[;,¥*'$#!"P<$&"8?>*@#2デショ?」
などという返事では、こっちはなんだかよくわからないのである。

とにかく、
「お前ホントに250THB払えるのか?」と問えば、
「お給料日が5日だからちょっと待ってね」
みたいなことを言っているんだろうなあ、と思えばいきなり
「今、お金ないからタクシー代貸して」とか言い出すし、
どこまで本気にしてよいものか、マジで判断に困ってしまう。

そんな彼女は結果的に二日連続で部屋にやって来て、
合計四時間程度の間に教えた言葉といえば
「スケベ」「変態」「早く」「ゆっくり」「激しく」「やさしく」
たったそれだけだ。

その間、センセイと生徒二人きりで
いったい何をしていたのかは
ご想像にお任せしよう。

結局、合計1000THBの授業料はまだもらっていないどころか、
タクシー代500THBを貸してある有様だ。

それにしても、
彼女はいったい何しにきているのか。
ていうかオレの方こそ、調子悪いクセに何をそんなに
「頑張って」いるのだ。


さっき彼女から電話があって、
「ホンダー、イマナニスル?スケベアルカ?
キョウイクダメデモアシタチゴトヤスミダイジョブ」
などとニッポン語で宣っておられた。

とにかくこんなペースでは体が保たない。
現に昨日も、二日目にしてすでに
「教える」どころか全然「役に」立たなかった。


(ついに「シアリス」を試す時が来たか)と、
なんとも複雑な

心境なのである。

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