« 2010年3月 | トップページ | 2010年5月 »

2010年4月26日 (月)

コーングプローム

「ジェットクルングミーマイ(7-1/2はある)?」
「マイミーカー(ないです)」


その時点でおかしいのである。

ただ、あまりにも堂々と某
「CONVERSE」と看板に書かれているとおりの
「オンリイショップ」であり、タノンシーナカリン沿いの
最近けっこうお気に入りのローカルショッピングモール
「SECON SQUARE(シーコンスクエア)」二階に
ちゃんと構えているテナントなので、ついうっかり
「ライセンス契約の現地生産もの」なのかな、と
思ってしまっても何の不思議もない。

ニッポンで言えば規模、雰囲気共に某
「イオン」にそっくりで、オレの住む
鉄道沿線地域からやや離れた(バイクで約20分)、いわゆる
「郊外」にあるから、立地的にも似ているその
「巨大ショッピングモール」には、本当に
「何から何まで」売っているので、見るだけでも楽しい。

もちろん百貨店のように
一流ブランドのショップが入っているわけではなく、某
「GAP」だの「ユニクロ」といった量販カジュアル系の店すらなく、
キレイだが名も聞いたことのないような怪しげな服屋などが
軒を連ねているかと思えば、移動式のハンガーラックに掛けられた
一枚100THBのTシャツなども売っている、といった具合のいかにも
「タイっぽい」雰囲気漂うワンダーランド。

そんな中にポツリと佇む某
「コンヴァースショップ」に、当然のことながらオレは
スニーカーを物色する為に入った。


某「コンヴァースオールスター」と言えば、
中学時代からだからもう三十年以上も履き続ける
「ソウルシューズ」であり、基本的に
「米国嫌い」なのにもかかわらず
唯一認めて未だに所有する理由は、おそらく単純に
「履きやすい」ことと、デザインの普遍性にあるのだろう。

もう少し突っ込めば、キャンバス素材の
「通気性の良さ」が素晴らしいと考える。
同じスニーカーでもレザー素材のものに比べれば
違いは明らかであり、その部分が最も
オレの心を捉えているのかもしれない。

妙齢の某伊達男のように皮靴を素足で履くなんて
「もってのほか」だがこれならイケるし、同じ系統で
優れた商品を他に知らないのだ。

だから、他人とファッションが
「カブる」のがイヤなのは充分承知の上で、この
「超グローバルどスタンダード」な靴は、時代を問わず
必ず玄関に置いてあった。

特にタイに移住してからの使用頻度は文句なしの断トツであり、
ニッポンで新品を購入して持って来た二足がいよいよ
「ヘタって」きたので、こっちへ来てから初めて
「よし。靴を買おう」と思い立ったというわけだ。
*ま、こんな感じ。
Img_7153

さて、そんな
「超グローバルどスタンダード」なスニーカーが、一体全体
「ホンモノ」であるか、はたまた
「ニセモノ(コーングプローム11222222)」であるかを
追求するのが今回の任務だ。

中国に行った時によく見掛けたのは、そこら中にゴロゴロしていた
「コピイオールスター」であり、価格も1500円程度と格安の割に、
「パッと見」はクオリティーもそこそこだったのだが、
「ライセンス工場の通常稼働時間外に勝手に作って流している」
という、嘘のようなホントのような「都市伝説的」噂を聞いて
「なるほど。それならわかる」と納得したものだった。

ただ、靴屋ならどこにでも置いてあって、
「オンリイショップ」なんて見たことがなかったし、実際に中国国内で
「ライセンスもの」を定価(希望小売価格)で売ったところで
誰も買うはずがないので、もしホンモノがあったとしてもおそらく
近隣諸国への輸出用であろう。

では、中国からそれらを持って来て売っているのか。
しかしそれにしては店構えが立派過ぎるような気がする。
そして、タイの普通の靴屋で同レヴェルの
「コピイ商品」をあまり見たことがない。

価格は一般モデルで900〜950THB程度つまり、
2850円(現在の相場)ということは中国価格の約二倍なので、
「持って来てるだけ(?)」にしては乗せ過ぎかな。

店員に聞いてみた。

「どこで作ってるの」
「タイです」
「これってホンモノ」
「はい」

ニッコリ答える彼女の言葉を信じれば、タイにも現地生産工場があり
「コンヴァースタイ」名義でライセンス販売をしている、
ということになるわけだ。

「ふ〜ん」
と、それがもし本当ならば
とても失礼な話であるが特に気にせずに品定め。
白と黒のハイカットを指差して、冒頭のごとく
自分のサイズがあるかないかを確認すると、
「ハーフはない(生産外)」らしい。

怪しいな。

仕方がないのでいつもより大きい
「8(26.0?)」を試し履きしてみるがやはり大きい。
「7(25.0?)」はどうも小さいし、皮のように
伸びることもないので結局、黒の「8」を購入。

「ロットゥダイマイ(まけてくれる)?」
「マイダーイカー(無理です)」
「ジンロー(マジで)?」
「マイダーイジンジンカー(本当に無理なんです)」

露店なら(百貨店内だろうと)必ず値引きしてくれるが、やはり
ちゃんと店を構えているので、喰い下がっても
「ビタ一文」まけないようだ。

家に戻って早速検証。
とりあえず箱はソックリだ。
*積んである方がニッポンから持って来たもの。
Img_7124

Img_7118

しかしよく見ると、一方には星マークの下に
「R」の文字が。
Img_7120

Img_7119

ニッポンから持って来た方には裏にもやはり
「R」があったが、今日買ったものにはなかった。
そしてよく見ると細部が微妙に違う。
ところで「R」ってなんや。
「登録商標」か。
Img_7135

外身は細部も含め、
あまり変わらないんだけどねえ。
Img_7139

そこでふと気付く。

もし中国の工場の「時間外もの」だとすれば、靴の裏には
「R」がついているのではないだろうか。それとも
「型押し」する時にわざわざ「R」を外している?
そんなことが果たして可能なのか。

中国に生産工場があるのは明らかで、おそらく
ニッポンで売られているものも含め
アジア全般に送られているのでは。
だとすれば、コンヴァース本社がわざわざ近隣の
タイにまで工場を作る必要があるだろうか。
いや、ひょっとしたら手作業のクオリティーを求めて
タイにも工場を作り、徐々にシフトしている可能性もある。

だとすれば、ニッポンの家電製品や食料品のように
「メーカー本国よりも安い」ことだって充分に考えられるのだ。

それとも中国から「型」を持って来て、タイで
コピイを勝手に作っているのか。
キャンバスの生地とか靴底のゴムがまったくの
「別物」なのだろうか。

う〜ん。
なんとも判断がつきかねるな。

しばらく履いてみればわかるのかな。

ちなみに、
「コピイ天国」タイではもちろんコピイ靴もたくさんあって、
「adidas」「PUMA」「NIKE」から「オニヅカタイガー」まで
ありとあらゆる種類の商品が売られているが、基本的には
クオリティーがそれほど高くはなく、いくら安くとも
欲しいとはまったく思わない。

「値段のわりにはまあまあ」という話も聞くが、もちろん
「安かろう悪かろう」であるに決まっている。

ところが某コンヴァースに関しては、
真似やすいのかどうか知らぬが恐ろしくよく出来ているし、
販売店まで凝りに凝っているから悩んでしまうのだ。

ニッポンでならおおよそ
4500円前後で売られているはずの「オールスター」。
普通に考えれば、ホンモノが
3000円以下で買えるはずがない。
ただ、もしもライセンス工場で作られた
「生地も型も製法も一緒」のものなら、
「通常ライン稼働時間」に作られようが時間外だろうが、
こっちには関係ないし、まったく問題ない。

真実はよくわからないが、
よーするにまあ
そーいうことだ。


それにしてもあの店はよく出来ていたな。
スニーカーの種類もたくさんあったし、
ポロシャツなどの服も売っていた。

「ホンモノ」よりもよほど
「ホンモノ」っぽかった。

写真がないのが残念だが、あれなら
「ダマされ」ても仕方がないぞ。マジで。

そういう意味では
「アメージング」と言えるかも。

というわけで、
詳しいことがわかったら
ここでまたご報告しよう。


明日からしばらく、ヴィザの関係で
コーンケンを経由してラオに行ってくる。

女子友達にプレゼントを買ったが、
「ホンモノ」か、
「ニセモノ」かは

秘密にしておこう。


*タイガールはとにかく
「キティー好き」が多いので、
関連グッズはだいたい喜ぶ。たまに
「ドラえもん派」もいるけどね(290→250THB)。
Img_7147

これなんてなかなか可愛いではないか。
よくできているし。
いきなりキティーの顔の上にそのまま
ボタンがついてるだけの電卓もあったが
めちゃめちゃ気持ち悪かった(390→350THB)。
Img_7142

Img_7143

アイマスクは自分用。コレクターなのでね(140→140THB)。
Img_7144

最近買ったものシリイズ。
Tシャツ(159→150THB)、シャツ(390→370THB)。
Img_7150

Img_7151

以上は今日某
「シーコンスクエア」で購入。

ジーンズも「シーコン」で。
「ユーロ」のタグがついていたから多分ヨーロッパのブランドの
「タイ生産もの」だろう(380、480THB)。
Img_7022

Img_7031

Img_7075

これは某「カルフール」で購入(398THB)。
Img_6989

「すだれ風ビーチマット」(100THB)。
これはかなりの優れものだぞ。
Img_6985

ロックグラス(170THB)。
Img_6984

Img_6999

「唐辛子ホルダー(?)」(50THB)。
Img_7037

ゴルフ用ポロシャツ(250→230THB)。
Img_7036

三台目のケータイは中古の某
「NOKIA」製(1400THB)。
Img_6991

|

2010年4月23日 (金)

シーチョムプー

「バイオハザードでなら何度か使ったことあるけどな」


「グレネードランチャー」と聞いてすぐにそう連想するのは
決してオレだけではあるまい。

「グロテスクな表現が含まれています」
的なことがパッケージに書かれた
「バイオレンスホラーサバイバルアクションゲーム(?)」の
「金字塔」であるそのヴィデオゲームソフトの物語の中でも
「最強の武器」として登場し、どんなボスキャラでも
一撃で倒してしまう、それはそれは恐ろしい
「ランチャー」なのである。

そんなものが街中で、
「五発もぶっ放された」とは
まったく驚きだ。

つい先程、
クルングテープで起こった事件である。

しかもシーロムエリアと言えば、B.T.Sの
サラデェーン駅があり、旅行者がたくさん集まる
「パッポン通り」や「タニヤ通り」などで有名な繁華街、そして
オフィス街でもある。

ナゴヤで言えば
「女子大小路」みたいなものか。

一週間ほど前から、例の
「赤シャツ軍団」のデモに業を煮やした市民が、いや
結局業を煮やしたのは赤シャツの方なのか、とにかく
「このままではタイという国がマズいことになる」ということで
いろんな所で集会を開くようになってきたのだが、
「赤」でもなく「黄」でもない、という意思表示で
「ピンク」の服を着て参加する人が多く、前回の
「ワインの話」ではないが、ついに
「ロゼ」まで登場したわけだ。

「政府の方針を支持する」つまりは、
デモの圧力に屈せず、早期解散することなく(要求は即時解散)
当初の予定通り職務をまっとうする、という
現アピシット政権を応援する市民もかなり多いのだ。

かといって、バックについていると言われる
(アピシット首相にいたっては<操り人形>と揶揄されるほど)
「P.A.D」を支持するわけでもないことをはっきりさせるための
「シーチョムプー(112222)ピンク」なのだろうが、ではこれでタイが
「三つに分かれて」しまったのか、と言えばおそらく
そうではないだろう。

「無意味な争いでタイ国民の血を流すことなどない」

皆、心ではそう思っているはずだ。

しかし一方で、それはひょっとして外国から
勝手にやって来た人間の
勝手な憶測なのではないか、という気もする。

少なくともオレ達ニッポン人と比べて、
「命の重さ」に対する感覚にどうしてもかなりの
「差」を感じてしまうから。

昨年の新年に起きた大型ディスコ某
「サンティカ」火災での大惨事の時、タイピープルの反応に
随分違和感があったものだ。

「多少の犠牲を出してでもオレ達の要求を通すのだ」

主導者達の一部がもしそんな考えであるとしたなら、
それは非常に危険なことである。


ニュースを見て心配になり、近くで
バーをやっているY君に電話したら
「グレネードランチャー五発もぶち込まれちゃいましたよ〜。
様子見に来ます〜?」などと、余裕で
「ケタケタ」笑っていたが、冗談ではない。
そんな訳の分からない争いに巻き込まれてたまるか。

本当はもっと楽しい話でも書こうと思っていたのに、
こんな出来事が起きてはそうもいかなくなった。

それにしても最近、なんだか
筆が重いのは何故なのだろう。

体調は抜群だし、これといったストレスもないし、相変わらず
自由気ままにひとりの時間を楽しんでいるのに。

そう。
オレは昔から
ひとりでいるのが好きだった。

子供の頃は完全な
「鍵っ子」だったし、大人になっても
友達は少なかった。

タイに来てからも、ニッポンに住んでいた頃より
ひとりで過ごす時間が長くなったのは確かで、当初
「誘われれば断らな」かったのに、最近では
「積極的に断る」ようになってしまった。

たまに女子から電話があれば、
「今どこ」「部屋だよ」
「何してる」「DVDで映画観てる」
「ごはん食べた」「食べたよ」という、
いつもの決まりきった会話で終始する。

「会いたい」と思うコもいないし、新しい
「出逢い」も特にいらない。
「踊りたい気分」でもないからディスコにも行かないし、
「飲みに行きたいなあ」とも思わない。

あ、そうそう。
今ちょっと海に行きたいかな。

「THE BEACH」という映画を観たからだ。

「いったい、ひとりで何をしてるの」と思われるだろうが、
「寝る」「TV見る」「本を読む」「買い物に行く」「ゴルフする」
「ベランダでボーッとする」くらいで、別に
特別なことはしていないよ。

「ひとりでゴルフ」って楽しくなさそうだけど、これが案外
「気楽」でよろしい。
相手がニッポン人だろうがタイ人だろうがファランだろうが、
「ジョイン(一緒にプレイ)しよう」と言われても一切断っている。

平日のヒマな時間に行けば、結構スイスイ廻れるし
(若い?)キャディーも一緒だしね。

映画や本ばかり見てるからイメージや妄想の世界にいて、
「(寝た時の)夢」もよく見るようになった。

「現実」と「妄想」と「夢」との間を
行ったり来たりだ。

夕方から夜になっていく時間の空が好きで、たまに
ベランダで座って眺めながらいろいろと考え事をする。

家の廻りは緑が多くて眺めも良いし、
五種類以上の鳥の声などB.G.Mも悪くない。
北東向きだから陽射しもキツくないし、
風が結構涼しいから快適なのだ。
Img_7084

Img_7092

Img_7097

Img_7106

東側はこんな感じ。
Img_7090

Img_7108

サッカーに興じる少年達がいたり。
Img_7093

ふと思うのは、どこで誰と何をしていようと
「過ぎる時間は一緒」だということ。

南極の氷の上でも、
オンヌットゥのベランダでも、
時間だけは平等に流れる。
感じる早さは人それぞれだとしても、
どこで何をしていたって、一秒づつ確実に
未来に向かっているのだ。

逆に言えば時間の流れ以外は全て
「不平等」だ。

例えば景色だって風の吹き方にしたって、
オレの部屋と隣の部屋では微妙に違う。

そして、こうしてひとりで
「ボーッ」としているのは、
自分自身のチョイスなんだってことも。


とにかく、映画を観ている時間が
「睡眠」の次に多いことは間違いないが、
「新作」だけでは追いつかないので、昔観た作品を
もう一度とか。

ここ最近では
「MISSION:IMPOSSIBLE」
「OCEAN'Z ELEVEN」
「REVOLVER」
「●REC」「DOMINO」

ちなみに今日は
「SLUMDOG $MILLIONAIRE」、昨日は
「THE BEACH」で、いずれも
ダニーボイル監督の作品。

「28日後」や「トレインスポッティング」も観たいのだが、
DVDレンタルショップの在庫にはないのだ。

家のストックには
「RESERVOIR DOGS」「SMOKIN' ACES」
「DAY WATCH」「DOT THE I」
「SNATCH」「LEON」がすでにあり、あとは
「EASTERN PROMISES」「HEROS」を
まだ観ていない。

「HEROS」の邦題は
「変態ピエロ」というなんとも奇妙なものなのだが
(ジャケットもたしかピエロの顔のアップ写真)、
なかなか面白かった記憶がある。

しかし、こうして書き出してみると
かなり偏ってるなあ。
ほとんどがアクションものではないか。

ま、いっか。

予告編を観てオモロそうだなと思ったのが、
「OUR DAILY FOOD」
「KING CORNS」という食べ物に関するドキュメンタリイと
「パラノーマルアクティビティー」ってヤツ。
まだDVDになっていないのかなあ。

オレの好みを説明すると、
「ヒロインのルックスが良い」
「カメラワークがカッコいい」
「ストーリイの意外性(どんでん返しなど)」
「音楽」などがあるが、何と言っても
「リアリティー性」が一番かな。

「まさか。それはないわ〜」というシーンには
結構冷める。
何千発と撃っても主人公には当たらない
「弾丸」とか。
「辻褄あってないやん」とか。

「時系列」がめちゃめちゃでわけわかんないとか、
「夢」でお茶を濁すのも苦手。

SFでも、
「ああ(未来って)こんな感じだろうなあ」ならばよいね。
なにしろ現実に起こりそうな話でなければ、すんなりと
「物語に入り込めない」のだ。

そういう意味では
「THIS IS BASED ON A TRUE STORY」って
最初に出てくる映画もいいね。

てなわけで、毎週更新されるリストの中から
四、五本チョイスしてチェックしている。
ここに感想を書いてもいいんだけど、
そんなに面白い映画がないのでつまらない内容になりそうだ。

「THE BEACH」は、最後のあたりが結構グダグダだったな。
デカプリオ君が若くてまだ可愛らしい頃だ。

「SLUMDOG $MILLIONAIRE」はかなり良かった。
ハッピイエンドだし、ヒロイン(FREIDA PINTO)も素敵♪
ただ、人身売買系の話が出てくるので、
いろいろと考えさせられてしまったが。
子供の体に細工して
「物乞い」にしたりとか。

随分減ったような気がするけど
タイにもけっこういるからなあ。
インドみたいにもっとヒドい国もあるだろうし。

「THE BEACH」を観て
「海(島)に行きたい!」とは思ったが、
「SLUMDOG$」を観て
「インドに行きたい!」とは思わなかった。

映画に登場する実際に見てみたい場所としては、やっぱり
ニューヨークのリトルイタリーの
「GUIDO'S RESTAURANT」かな。

レオンがトニーから仕事を依頼される店だ。

ま、そのままあるわけではないだろうが。


さて話が戻るが、そうやって
ベランダで座って考え事をしてると、衝動的に
「無性に柵を越えてしまいたくなる」時がある。
それもけっこう頻繁に。

六階だからほぼ確実に死ねるはずだ。

もちろん頭は冷静なので大丈夫だが、
そんな時はホラー映画の
「エグ〜い」シーンを思い浮かべる。

「グチャッ」てなるのはイヤだからね。

ただでさえ高所恐怖症気味なのに、
どーしてそんなこと考えるんだろ。
写真撮るだけでも精一杯だというのに。
Img_7101

人の命の重さを、
もう一度じっくり

考え直さねば。


*「6」まで続くなんてスゴイな。
Img_7048

|

2010年4月11日 (日)

チョープマークワ

「赤」か「白」どっち。
と聞かれれば、それはもう迷わず
「赤」なのである。

ただ、
「そのモノのみしかない」場合はどうか。
となると、少し悩むがやはり
「赤」であり、何故なら、どーしても
「セット」で欲しいものがあるから。

「モノ」が「古」ければ尚更であり、その点
「白」の場合、必ずセットで。というほどのイメージは浮かばないし
「古」くても一緒のことだし、そもそも「白」はそんなに
「古」さを重要視しないのでは。

そして、目の前に例えば
「鮃の刺身」のみを置かれたのならおそらく
「白」をチョイスすることだろう。

「迷わず」と言っても、所詮
その程度の決意なのである。

そう。
もちろんワインについての件で、
「どーしてもセットで欲しい」のは
「チーズ」のことである。

こんな時に不謹慎かもしれないが、
「例え」としてわかりやすいものを出しただけの話だ。なにしろ
とんでもないことが起きてしまったのだから。


昨晩、ついに
「赤服軍団」と、過激な行動をおさえようとする
「治安部隊」の間に衝突が勃発し、なんと
死者二十名負傷者八百名以上という
惨劇になってしまったのだ。

そして、とても残念なことに死者の中に
邦人カメラマン一名が含まれていると言う。

お悔やみを申し上げる次第である。

いつかはこういう事態になるとは思ったが、まさか
これほどの悲劇になろうとは。

夕方、本を買うために
「B.T.S」プロムポング駅の並びにある古本屋に立ち寄ったら、
乗降口のシャッターが閉められており、電車が止まっていた。
もちろんそんなことは初めてであり、
「何かあったんだな」とは思ったが、付近ではいつものように
「赤服」達が乗り合いトラックなどに分乗して
奇声を発しながら走り廻っていたので、
さほど気にもしなかった。

それよりもオレの頭の中は、翌朝三時から行われる
「エルクラシコ(*)」のことで一杯だったから。
*サッカーリーガエスパニューラ
「バルセロナ×レアルマドリード」戦のこと。

ちなみに、
「白」とは、我が愛するバルセロナの永遠のライバル某
「レアルマドリード」の呼称でもあり(ユニフォームの色)、もちろん
バルセロナのファン側からの目線で、一般的には
「銀河系軍団」などと呼ばれるのだが、やはり
「バルサ(FCバロセロナの呼称)ファン」の中には、ライバルである
「白」のことを「異常に嫌う」輩がいたりして楽しい。

タイでは、非常に幸運なことにスペインサッカーリーグ
「リーガエスパニョーラ」の試合を毎週数試合放送していて、
しかもそれがタダで見られて、我らがバルサの試合は
ほぼ全試合生中継なのでとてもありがたいし、実はそれが
すんなりと移住できた大きな理由だったりもする。

タイでは、英国のサッカー
「プレミアリーグ」が一番人気であり、当然
放送数も圧倒的なのだが、開催時間にズレがあるため、
「リーガ」の生中継もあるのだろう。

最近は、某ミクシィの
「バルサコミュ」のマニア達の書き込みをチェックしながら
「ナマ」で試合の中継を見るのが密かな楽しみだったのだが、
バイトの終わり時間とサマータイム(一時間前倒し)が折り合わず、
悔しい思いをしていた。
何故なら翌日の再放送は放送枠が「九十分」のため、
「イントロ」及び「ロスタイム」の十数分が途中でいきなりカットされ、
全てを見ることができないから。

ところが昨晩の試合はラッキーなことに、現地開催時間が通常の
午後八時ではなく午後十時だったため、タイでは
午前一時ではなく午前三時キックオフとなり、余裕で
「ライヴ(中継)観戦」ができると知り、昼間っから
「ワクワクワクワク」していた。

これまで家でお酒を飲むとしてもタイウィスキイだったが、
こっちでは輸入物のためどうしても割高感があるワインを、
移住一年半にしてようやく思い切って(?)購入。
DVDで映画を観る時やサッカー観戦時に飲むようにしている。

ニッポンからは撤退するらしいが、某
「カルフール」という仏国のスーパーマーケットでは、やはり
本国からの輸入品は大量に仕入れる為か割安であり、
仏産ワインもやはりお値打ちなものがけっこうあるのを発見したのだ。
「最低でも400THBはする」と思っていたら、
300THBそこそこどころか、中には
239THBなんてのも(*グラスは各179THB)。
Img_6982

2006年の出来がどうかは知らぬが、
七百円弱というお値段にしては充分おいしかった。
「シュポシュポ」して空気を抜くヤツがないので、開封後は
冷蔵庫に入れて二、三日で飲まねばならぬ。
Img_7006

「ワインと言えばチーズ」であり、
これがまた高くて困るのだが、一生懸命探して
「ガーリッククリイムチーズ(130THB)」なるものを見つけ、
カシューナッツも一緒にいただく。
Img_7007

口の中でマリアージュさせればまさに至福のお味。
ま、ちょっと大袈裟だが、家で飲むなら
安〜いタイウィスキイよりはやや
情緒があってよろしい。

さて、昨日はバイトから帰り、準備万端で、先日
「ラベル買い」したワインを(350THB)。
Img_7046

Img_7050

Img_7052

おおコルクにまで刻印が。
なかなかやるやんけ。
Img_7055

Img_7062

メルローとはなんだ。ブドウの産地のことか。
うん。なかなかウマいぞ。
よ〜し。あとはバルサを応援するだけだ。


さて、そんなことはよいが、
「赤」の話である。

オレが気になるのは、今回の争いで
負傷したり死んでいった人達が、それほどまでに
「赤」に思い入れがあったのかどうかということだ。

一日500THBから2000THBほど(?と言われている)の
日当をもらい食事付きでデモに参加している人達。
もしオレがタイ人で、特に定職がなかったとしたなら、
タクシン氏の好き嫌いに関わらず、ひょっとして
デモに参加していたかもしれない。

外国人の参加も受け入れていると聞くが、もし仮に
「ニッポン人なら一日1000THB払うよ〜」
などと誘われたなら。

そんなことを考えていたら、すごく
複雑な気持ちにさせられた。

運悪く亡くなられたニッポン人カメラマンのご遺族には
「弔慰金」として一万ドル支払われるというが、これまた
微妙な金額ではないか。
いや、ハッキリ言って少な過ぎるやろ。
最低でもその十倍だろう。

報道のお仕事だったらしいから、
ある程度は仕方がない部分もあるかもしれぬが、
こんな平和な国で亡くなってしまうなんて、
なんとも切ない思いがする。


とにかく、国内でそんなわけのわからない争いなど
一刻も早くヤメて欲しいものだ。
これからこの国でずっと生きていく覚悟をしたオレとしては、
他人事ではないし、避けては通れないし、ただただ
心の底からそう願うのみである。

これ以上何も起こらずに、
事態が収束しますように。

「赤」でも
「白」でも
「黄」でも

なんでもいいからさ。

|

2010年4月 9日 (金)

ヤークタムアライ?

「今のオレもこんな感じだな」


片方の羽をもがれ、残ったもう片方の羽を震わせながら
部屋の隅の壁沿いを少しづつ移動する
「羽アリ的な」小さな虫の姿を見てそう思った。

まったく動けないわけではないがさほどの力は残っておらず、
どこへ向かっていけばいいのかもわからない。

それでも、必死で羽を動かしているだけまだよい。
オレの場合それすらしていないのだから。


戦後の歴史を打ち破る政権交代により
国民の期待を一身に背負って船出した民主党政権。
しかし、結果はご覧の通りの迷走ぶりであり、一方の
自民党もどうやら分裂を避けられそうにない状況。

「絶対的カリスマ」も
「圧倒的存在感のリーダー」もいないためなのか、
「誰について行ったらわからなく」て不安で仕方がないのは、
政治家の連中も国民も同じであろう。

「将来にまったく期待が持てないから」とニッポンを離れ、
タイにやって来たものの、この国の未来だって
「決して明るいわけではない」ことが徐々にわかってきて
不安を募らせてはいるが、だとしても某国よりは完全にマシであり、
骨を埋める覚悟に変わりはない。

思い切ってニッポンを離れて本当に良かった。

もしあのまま残っていたら、中途半端に正義感の強いオレは
「この国の将来をなんとかせねば」という思いから、
政治家にイライラし、不景気にイライラし、そして
自分が何もできぬことにさらにイライラを募らせ、マジで
発狂していたかもしれない。

道行く若者を一人一人捕まえては、
「いいかよく聞け。これからのニッポンを救う為には....」
などとわけのわからぬ説教をしまくって、
キチガイ扱いされタイホされていたかもしれない。

とにかく、今はニッポンの将来を
「外側から冷静に」見ることができ、
「このままではアカンよ。うん。アカンアカン」と、まるで
他人事のように思えるから、さほどイライラしないのだ。

無責任なように聞こえるかもしれないが、もちろん
ニッポンの将来を憂いてはいる。
ただ、海外にいたって何かできることはあるはず。と、
頭の片隅で密かに考えているだけの話だ。

問題はそこではなく、今後自分がすべきことを
「完全に見失っている」という点である。


「ガラスの十代」「バブルの二十代」
「自立に向けての三十代」を経て、
「人の役に立ちたい四十代」もすでに半ば。
比較的恵まれた家庭(?)で育ったオレは、今まで
本当に幸せな人生を過ごしてきた。

まず、時代が良かった。

戦後の高度成長期も終盤に差し掛かった頃に生まれ
(昭和四十年。「新幹線開通」「東京オリンピック開催」の翌年)、
幼少期、学生時代は苦労知らずでそのままバブルに突入。
「ウハウハ」言っているうちに、いつの間にか三十歳になっていた。

成功失敗という多少の差はあるにせよ、
「新人類」「団塊ジュニア」と呼ばれたこの世代の人間は、
「良い時期」「悪い時期」の両方経験できたことを考えると、
学習能力は確実に身に付いたはずであり、これからのニッポンを
いよいよ支えていかねばならない重要な役割を担う。

平成時代に生まれた若者など、
景気のいい時期などほとんど知らずに育ってきて、
いきなりケータイ電話があるなど、なるほど
便利な物に囲まれ何不自由ない暮らしをしてきたかもしれぬが、
常に将来に対する不安に晒されて、素直に
「未来の夢」をイメージしにくい環境だったかもしれない。

マスコミ(特にTV)も悪いとは思うが、まだ若いうちから
「老後が心配」などと街頭インタヴューに答える彼らの姿を見ると、
なんだか悲しい気持ちになってしまう。

「若者達に夢や希望を与えなくてはならない世代」
真っ只中のオレは、今まで自分が受けてきた恩恵を
社会に返していく年齢になったというのに、
そんな立場にありながらいったい何をしているのだろう。

ビジネスに成功してお手本になれたわけでもなく、
多額の税金を払って地域に還元したわけでもなく、
子供をたくさん作って少子化防止に貢献したわけでもない。

我が儘に自分のことだけ考えれば、このままタイで
「ゆる〜く」死んでいけばいいのかもしれぬが、
可愛い姪っ子達もいることだし、彼女らの明るい将来の為にも、
少なくともあと十年位は頑張らなくては。

う〜ん。
何ができるのかなあ。
何ができるんだろう。

「やりたいことが見つからない」
な〜んて若者はよく言うが、心配しなくていいぞ。
オレなんて45歳になって、未だに
やりたいことが見つからないのだ。
わはははははは。

まあ、可能性がたくさんある諸君は
とにかくいろいろやってみるがよろし。
「何事も経験」なのだから。
とは言っても読者の中に若者は少ないと思うが。

少なくとも彼らの
「悪い見本」にだけはなりたくないな。例え
「反面教師」という言葉があるとは言えね。


というわけで、
たまにこうして文章にしてみないと、
単調なルーティーンが続くだけで、
ちょっと危険なのでね。

特に最近は
「おひとりさま」の行動が多くて、誰かと
そういったことを話す機会も少なくなってきたし。
ごはんどころかゴルフさえ独りで行っている。
ヒマなゴルフ場なので、ひとりで廻ってもオッケーなのだ。
二つづつボールを打ったりして練習にはなるし、そもそも
健康のためだから別によいのだが。

関係者諸氏の中には、
「コイツこのまま埋もれていってしまうのでは」と
少なからぬ危惧を感じる方もおられるだろうが、
ご心配には及ばない。

ま、

そのうち見つかるでしょ。

|

2010年4月 8日 (木)

スアデェーン

どうやらニッポンでも、現在タイで起きている
「デモ」の報道が多少なりともあるようなので、
「実際のところどうなのよ」という解説を、
そろそろせねばならないような気がしてきた。

どうせ一部だけがクローズアップされて、
大袈裟に伝わっているだろうからね。

今回のデモは当初の予想よりもかなり長期化してきており、
まだまだ収まる気配を見せていないので、ちょっと心配だ。
海外からの観光客の減少など、この国のために良いこととは
とても思えないので、早く解決して欲しいのだが。

というわけで、オレのわかる範囲で
その内容をお伝えしよう。

主な情報ソースはニュースであり、当然ながら
「想像の域を出ない部分」は、あくまでも
「個人的見解」であるということをお断りしておく。


Q:<そもそも何が目的なのか>

タクシン元首相支持派団体である
「反独裁民主連合(UDD)」が、タイの現政権
「民主党内閣(?)」の解散を求めて、一ヶ月近く前から
クルングテープの一部地域に集結し、デモ活動を行っている。

現政権は、以前野党だった
「民主党」が、一昨年末、反タクシン派団体
「市民民主連合(PAD)」の起こしたデモ
(*最終的に「二大空港不法占拠」まで至った)による
「ソムチャイ(タクシン氏の義弟)首相辞任」がきっかけで、
「与党第一党」となったことにより誕生しており、
その逆のことを狙っているのだ。

よーするに、いずれも
「現政権転覆を目論む反政府派」の仕業であり、その中心は
「UDD(赤服軍団)」と、
「PAD(黄服軍団)」という二大組織の争いだということを、
まずはご理解いただきたい。


Q:<何故「赤服軍団」なのか>

タイでは「色」を大事にする風習があり、例えば
「曜日」によって「象徴カラー」が決まっていて、自分の
「誕生曜日」の色を、皆が意識するのである。

タイ王国を象徴する色は、もちろん
プミポン国王の誕生曜日である月曜日のカラー、すなわち
「黄色」であり、おそらくそのイメージを使いたいが為、某
「PAD」が、当初黄色のポロシャツやTシャツなどを着て
「座り込みデモ」などを行ったことから、対抗する「UDD」は
「赤色」をシンボルカラーとしているが、それが
タクシン氏の誕生曜日象徴カラーなのか、それとも
タクシン一族が元々「中華系」であるため、中国を象徴する
「赤色」なのかは不明である。

ちなみに、赤色は日曜日の象徴カラーであり、この争いはさしずめ
「月曜」対「日曜」ということになるわけだ。

Q:<何故デモが容認されているのか>

「言論の自由」「集会の自由」などの法律がある為か、
現アピシット首相は当初から、それが
「正当なものであれば認める」的な発言をしており、
「座り込み」や「行進」や「バイクや車での移動」のみで、
「暴力的ではない」ことから、おそらく
容認せざるを得なかったのだろう。

しかし、デモ隊の集結場所が都内中心地に移ったことや、
国会議事堂に乱入したことにより、
これ以上はマズいと判断したのか、昨日の午後付けで
「非常事態宣言」が発令された。

いずれにせよ、デモ隊の移動により起こる
「大渋滞」以外は特に大きな被害がないため、
警察や軍隊も手を出しにくい状況であったが、
「非常事態宣言」により、
「五人以上の集会が禁止」されるので、
今後の政府及び軍、警察の動きが注目される。

ちなみに、タイでは軍及び警察が、事実上「キッチリ」と
「政府」の配下に収まっているわけではなく、その証拠に
タクシン政権は、数年前に軍事クーデターが原因で失脚した。

間もなく引退する予定の、陸軍司令官(最高権力者?)である
アヌポン氏が、未だに強い発言力を持つのも周知の事実。

ただし、何があっても最終的には国民全員(?)が尊敬してやまない
「絶対的権力者」である国王プミポン氏が登場し、
「ツルの一声」で「国をまとめる」というのが
今までの経緯のようだ。

Q:<デモの規模はどれくらい?何故そんなに人が集まる??>

報道によると数万人から十万人弱と言われるが、ヘタをすれば
瞬間最大値では「十万人超え」もあるかもしれない。
「UDD」側は、デモ開始前に
「全国から百万人を動員する」などと大風呂敷を敷いていたが、
「まんざらでもない勢い」になってきた。

確かに、タクシン政権当時は地方の貧困層に、いわゆる
「ばらまき政策」を行ってきた経緯があり、今でも地方都市では
「かなりの人気」だと言う。
実際、近年のタイの経済発展には
相当手腕を発揮したと伝えられるし、
「カリスマ的人気」があったらしい。

しかし、私利私欲に「ハシ」り、私腹を肥やすのに
「政治的権力を利用」したことで裁判所から追求を受け、
最終的には有罪判決も下り、資産の六割を凍結された。
そのことで国民の信頼も失い、現在亡命中の身であるから、
氏のカリスマ性に未だにすがるのが、なんだか現実的ではなく
「見果てぬ夢」のように感じるのはオレだけではあるまい。

それでも、周りのタイピープルに
「タクシン好き?」と尋ねれば、五割くらいは
「うん。好き♪」と答えるところをみると、やはり
未だに人気はあるのかなあ。

ちなみに、凍結された資産を除いてもまだ
数百億バーツ(!!)あると言われるから、当然ながら
今回のデモに必要な莫大な経費や、参加者に払われるらしい
「日当」などもそこから出ているだろうし、
これだけ大勢の人が集まるのは
「お金(や食事?)のため」なのではないか、とも考えられる。
*支援者からの多額の寄付もあるらしい。

もうひとつの理由としては、農村部が
「繁忙期ではないため」とも言われる。
今は暑過ぎて、おそらく農作業など
とてもしていられないのだろう。

ま、街でデモも昼間はかなり暑いが。

とにかく、田舎からどんどん
「入れ替わり立ち替わり」出て来ていることは間違いないが、
「仕事も放ったらかしてボランティア」ではないはずだ。

Q:<危険なの?>

一昨年の某「PAD」の時は、実際に何度か彼らが
「封鎖」している現場に行ったことがあるが、いかにも
「悪そ〜」な輩(チンピラ風?)が、マシンガンを構えて
「周囲を威嚇」したりしていたし、それらは
TVでもキッチリ報道されていたから、ムード的には
「かなり怪しい」感じだった。

昨年の某「UDD」のデモの時も、
バス(ボロボロの古いヤツ)やタイヤを燃やしたりして、やはり
「暴力的な印象」が否めなかった。

しかし、今回は終止穏やかなムードであり、あくまでも
「非暴力的に」抗議活動を続け、
「話し合いで解決したい」という姿勢を崩していない。
そして、先週は実際にアピシット首相と
「UDD」幹部が二日間話し合いをしたのだ
(*結果は双方歩み寄らず物別れに終わったが)。

ただし、毎回必ず
「爆発物が仕掛けられる」及び
「爆発する」という事件は起きており、今回もやはり三回ほど、
死傷者はほとんど出ていないものの、街中で
「爆破事件」があった。

これらは誰が起こしているかよく分からず、今回も
「UDDの犯行に見せかけたPADの仕業ではないか」
(*暴力的な行動に見せて煽る為?)
などという憶測も飛んでいる。

どちらにしても、いわゆる
「テロ的」な「一般市民を巻き込む」ようなことは、
「ほとんどない」と思われるのだが、もちろん絶対とは言い切れず、
海外での報道がそういう部分をクローズアップするのは当然で、
これによって「危険だから行かないように」などと、各国で
「渡航規制」がかかったりするのが、どうも残念な気がする。

実際、タイで暮らしていても、
その現場に近づきさえしなければまったく問題はないし、もちろん
どこでデモをやっているかは逐一報道されるし、また、
街の中心部からやや離れている場合が多かったので、
いつもデモが起きる度に、
「(実際には)全然大したことないのになあ」と、
海外の大袈裟な報道に違和感を感じたものだ。

ところが、今回は先週末からついに、某
「セントラルワールド」という巨大ショッピングセンター前の、
広大な空き地(*寒季はビアガーデンになる)で、
座り込みが始まったから、さあ大変。
とは言っても、雰囲気は終止
「お祭り騒ぎ」といった感じで特に危険はなく、
「一部店舗が閉店する」くらいの被害しか出ていないようだ。

あとはデモ行進。というか、暴走族的な
「バイク軍団(*主にスクーター)」と、
ピックアップトラックの上で旗を振ったり歌ったり、
「タクシン!タクシン!!」と叫んだり、スピーカーで
爆音を鳴らしながら走る、といった集団(時に少数)が、
そこら中で出没し、大渋滞を巻き起こす。

そーいえば、さっきごはんを食べに出掛けた帰りにも、
「バイク軍団」に遭遇したな。

そんな感じで、タイに住んでいる人々からすれば、すでに
「日常生活の一部」みたいな感じになってきており、先日も
「B.T.S」に赤服軍団が普通に乗っていて、
誰が咎めるでもなく風景に馴染んでいた。

クルングテープはどちらかといえば、地域的には
「PAD派が多い」とされているが、もちろん
地方出身者もたくさん住んでいるため、デモ行進に
「沿道で手を振ったり応援したり」もするし、
タクシーの運転手なんかは、後ろに
「赤い旗」を付けて走ったりしてるしね。

「危険」か「危険でない」かは正直判断が難しいが、
「暮らしてるレヴェル」では、渋滞が鬱陶しいだけかな。
もし、旅行で訪れる予定の人から聞かれれば、
「ほとんど問題ないですよ」と、オレなら答える。


そんなところかな。

だいたいおわかりいただけただろうか。


もし、ニッポンで同じようなことが起こったら、例えば、
「民主党鳩山政権退陣(解散総選挙?)」を求めて、
国会議事堂前に数万人のニッポン国民が、全員赤い服を着て
「座り込み」や「アジ演説」を何週間も続けたら、
バイクや車で都内をゆ〜っくり移動し、日の丸の旗を振り、
「美しいニッポンはどこへ行ってしまったのだ!?」と叫んだら、
いったいどうなってしまうのだろうか。

う〜ん。
想像もつかないな。

「日当五千円(食事付き)」なら、ひょっとして
けっこう集まるのでは。

ま、その後の政治を任せられるような
「カリスマ」がいなければ、

意味はないか。

|

2010年4月 4日 (日)

ユウサバーイ

それにしてもタイという国は、
なんて暮らしやすいのだろう。

一番の理由はもちろん気候。

いや、確かに暑い。
めちゃめちゃ暑いことは間違いないが、
どうやらオレは暑さに強いようなのだ。

例えばゴルフに行っても、同行者は大概
「暑っちいな〜」などとヒーヒー言っているが、
オレはとしてはむしろ心地良いくらいだし、そもそも
「サウナ大好き♪」人間でもある通り
汗をかくことがイヤではないからね。

雨期以外は雨も降らないし、降ってもスコールだし
「外に出たくないなあ」とか、精神的に
「どんより」することもない。

ただ、気候のせいで精神的に
「ゆる〜く」なってしまうのがコワイ所ではあるが、
そこにさえ気を付けていれば、楽観主義者の
オレのようなタイプの人間にとっては、まさに
「楽園」なのである。

事実、もうこのままでいいと思ったりするし。

今まで払ってきた年金を、十年間前倒しして
毎月五万円でもいいから振り込んでさえくれれば、
「完全隠居生活」に入ってもいい。

ソファーにゴロンと横になって、いつの間にか
「ボーッ」とそんなことを考えている自分に気付き、
「アカンアカン。アカンよ、君!!」と、時々
必死に止めに入ったりせねばならないのだ。

「リハビリに」と考えて始めた
アルバイトがまたよくないのかもしれない。

アルバイトというか手伝いというか、一番的確な表現は
「留守番」なのかもしれぬが、とにかく
「仕事」とはとても呼べない内容のそれは、オレの気持ちを
「ポジティヴ」にさせてはくれず、さらに
「よくな〜い方向」へと導いている気がしてしまう。

そもそも、観光ヴィザで滞在しているオレが
「ワークパミット(労働許可証)」なしで働くことなどできないし、
見つかったら怒られる(罰金?)のは間違いないので、
実際ここに書くのもリスキイな話なのだが、
「ゆる〜く」なり過ぎてしまう自分を戒めるため、
危険は承知で少しだけ。そして
その件についてはもうこれで終わりにしよう。


とにかくやることがないのである。

これは批判でも何でもないし、
特に文句があるわけでもない。
経営方針は間違っていないと思うし、
ある意味仕方のない部分もあるだろう。

が、しかし、働く側の立場からすると
「時間を持て余す」職場というのは
なかなかツライものなのだ。

看板もなく宣伝も一切していないから、やってくる客は
「常連」か「紹介」もしくは「口コミ」という、ほぼ
「メンバー制」のような店であり、
客単価が高く客数が少ないことに加え、
二軒目、三軒目という性質上、最初の客が訪れるのが
午後九時より前ということはまずない。

それでも開店時間は午後六時であり、客がやって来るまでは
カウンターの中のイスに座って本でも読みながら、ひたすら
「ジーッ」と待つ。

やって来たら来たで、作業系の主なことは
四人もいる女子スタッフにほとんど任せきりであり、
オレのやることと言えば、オーダーを取るか
チェック時の計算くらいのもので、あとは
「おひとりさま」の話し相手等の接客業務。

やることがないと時間が過ぎない。
時計を見てしまったら最後
「まだこんな時間か」とガックリくるし、
精神的には非常に疲れる。

おかげで本がたくさん読める。
昨日など、結局閉店まで一人も客が来なかったため
出勤前に近くの古本屋さんで購入した本のうち、
一冊を読了してしまった(*「空中ブランコ」奥田英朗)。

これぞまさに「留守番」であり、おそらく経営者側も、
オレに対してそれ以上のことを期待していないから、
給料もそれなりなのだろう。

ただ、モチベーションはまったく上がらない。

しんどいだけで楽しくもなんともないし、
「この店のために何かしたい」とも思えない。

そういう意味では、
タイに来る前に少しだけやっていた、某宅配便会社の
「郵便物の仕分け」のアルバイトの方がまだマシな気がする。
「仕事をしている」という実感があったし、
決して楽しくはなかったが、山のように積まれた
気の遠くなるほど大量の郵便物を、皆で協力し合って
「時間内にキッチリ捌けた」時には、ある種の
「達成感」を味わうこともできた。

そんな風に考えていると、そもそも
「仕事って何だろう」「働く意味って何」という
哲学的な話になるのだが、オレの場合やはり
「お金よりやり甲斐」とか「生きる目的」みたいな感覚が、
昔からずーっと変わらずにあるのだ。

「クルングテープ(の若者)を盛り上げる」
などという曖昧な目標では方向も定まらないし、
「とりあえず飲食業に携わりたい」では、
まったくお話にならない。

そんなわけで、タイの気候にすっかり慣れて
「ゆる〜く」なってきたオレとしては、このまま
「隠居生活が一番かなあ」な〜んて、ついつい
思ってしまうのである。


例の店には、毎日出勤している
「雇われマスター」がいるのだが、
ひょっとしてその人みたいな立場だったら
めちゃめちゃ頑張っちゃうのかな。

もちろん、そのポストになりたいわけではないのだが、
自己分析をすると、オレってどうも
「番頭タイプ」のような気がするんだよね。

期待されれば応えたくなり、
褒められれば調子に乗って更に頑張る。
みたいな感じかな。

どっちにしても、
今すぐに毎日働くのは無理っぽいし、
かといってこのままグータラ生活をしてたら、
「ゆるゆる」になってしまいそうでコワイ。

全てをタイのせいにするわけではないが、
「魅力」と
「魔力」が紙一重の

恐ろしい国なのだ。


*「ユウサバーイ」とは
「住みやすい、暮らしやすい」という意味で、
オレの住むアパートの名前でもある。

|

« 2010年3月 | トップページ | 2010年5月 »