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2010年4月23日 (金)

シーチョムプー

「バイオハザードでなら何度か使ったことあるけどな」


「グレネードランチャー」と聞いてすぐにそう連想するのは
決してオレだけではあるまい。

「グロテスクな表現が含まれています」
的なことがパッケージに書かれた
「バイオレンスホラーサバイバルアクションゲーム(?)」の
「金字塔」であるそのヴィデオゲームソフトの物語の中でも
「最強の武器」として登場し、どんなボスキャラでも
一撃で倒してしまう、それはそれは恐ろしい
「ランチャー」なのである。

そんなものが街中で、
「五発もぶっ放された」とは
まったく驚きだ。

つい先程、
クルングテープで起こった事件である。

しかもシーロムエリアと言えば、B.T.Sの
サラデェーン駅があり、旅行者がたくさん集まる
「パッポン通り」や「タニヤ通り」などで有名な繁華街、そして
オフィス街でもある。

ナゴヤで言えば
「女子大小路」みたいなものか。

一週間ほど前から、例の
「赤シャツ軍団」のデモに業を煮やした市民が、いや
結局業を煮やしたのは赤シャツの方なのか、とにかく
「このままではタイという国がマズいことになる」ということで
いろんな所で集会を開くようになってきたのだが、
「赤」でもなく「黄」でもない、という意思表示で
「ピンク」の服を着て参加する人が多く、前回の
「ワインの話」ではないが、ついに
「ロゼ」まで登場したわけだ。

「政府の方針を支持する」つまりは、
デモの圧力に屈せず、早期解散することなく(要求は即時解散)
当初の予定通り職務をまっとうする、という
現アピシット政権を応援する市民もかなり多いのだ。

かといって、バックについていると言われる
(アピシット首相にいたっては<操り人形>と揶揄されるほど)
「P.A.D」を支持するわけでもないことをはっきりさせるための
「シーチョムプー(112222)ピンク」なのだろうが、ではこれでタイが
「三つに分かれて」しまったのか、と言えばおそらく
そうではないだろう。

「無意味な争いでタイ国民の血を流すことなどない」

皆、心ではそう思っているはずだ。

しかし一方で、それはひょっとして外国から
勝手にやって来た人間の
勝手な憶測なのではないか、という気もする。

少なくともオレ達ニッポン人と比べて、
「命の重さ」に対する感覚にどうしてもかなりの
「差」を感じてしまうから。

昨年の新年に起きた大型ディスコ某
「サンティカ」火災での大惨事の時、タイピープルの反応に
随分違和感があったものだ。

「多少の犠牲を出してでもオレ達の要求を通すのだ」

主導者達の一部がもしそんな考えであるとしたなら、
それは非常に危険なことである。


ニュースを見て心配になり、近くで
バーをやっているY君に電話したら
「グレネードランチャー五発もぶち込まれちゃいましたよ〜。
様子見に来ます〜?」などと、余裕で
「ケタケタ」笑っていたが、冗談ではない。
そんな訳の分からない争いに巻き込まれてたまるか。

本当はもっと楽しい話でも書こうと思っていたのに、
こんな出来事が起きてはそうもいかなくなった。

それにしても最近、なんだか
筆が重いのは何故なのだろう。

体調は抜群だし、これといったストレスもないし、相変わらず
自由気ままにひとりの時間を楽しんでいるのに。

そう。
オレは昔から
ひとりでいるのが好きだった。

子供の頃は完全な
「鍵っ子」だったし、大人になっても
友達は少なかった。

タイに来てからも、ニッポンに住んでいた頃より
ひとりで過ごす時間が長くなったのは確かで、当初
「誘われれば断らな」かったのに、最近では
「積極的に断る」ようになってしまった。

たまに女子から電話があれば、
「今どこ」「部屋だよ」
「何してる」「DVDで映画観てる」
「ごはん食べた」「食べたよ」という、
いつもの決まりきった会話で終始する。

「会いたい」と思うコもいないし、新しい
「出逢い」も特にいらない。
「踊りたい気分」でもないからディスコにも行かないし、
「飲みに行きたいなあ」とも思わない。

あ、そうそう。
今ちょっと海に行きたいかな。

「THE BEACH」という映画を観たからだ。

「いったい、ひとりで何をしてるの」と思われるだろうが、
「寝る」「TV見る」「本を読む」「買い物に行く」「ゴルフする」
「ベランダでボーッとする」くらいで、別に
特別なことはしていないよ。

「ひとりでゴルフ」って楽しくなさそうだけど、これが案外
「気楽」でよろしい。
相手がニッポン人だろうがタイ人だろうがファランだろうが、
「ジョイン(一緒にプレイ)しよう」と言われても一切断っている。

平日のヒマな時間に行けば、結構スイスイ廻れるし
(若い?)キャディーも一緒だしね。

映画や本ばかり見てるからイメージや妄想の世界にいて、
「(寝た時の)夢」もよく見るようになった。

「現実」と「妄想」と「夢」との間を
行ったり来たりだ。

夕方から夜になっていく時間の空が好きで、たまに
ベランダで座って眺めながらいろいろと考え事をする。

家の廻りは緑が多くて眺めも良いし、
五種類以上の鳥の声などB.G.Mも悪くない。
北東向きだから陽射しもキツくないし、
風が結構涼しいから快適なのだ。
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東側はこんな感じ。
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サッカーに興じる少年達がいたり。
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ふと思うのは、どこで誰と何をしていようと
「過ぎる時間は一緒」だということ。

南極の氷の上でも、
オンヌットゥのベランダでも、
時間だけは平等に流れる。
感じる早さは人それぞれだとしても、
どこで何をしていたって、一秒づつ確実に
未来に向かっているのだ。

逆に言えば時間の流れ以外は全て
「不平等」だ。

例えば景色だって風の吹き方にしたって、
オレの部屋と隣の部屋では微妙に違う。

そして、こうしてひとりで
「ボーッ」としているのは、
自分自身のチョイスなんだってことも。


とにかく、映画を観ている時間が
「睡眠」の次に多いことは間違いないが、
「新作」だけでは追いつかないので、昔観た作品を
もう一度とか。

ここ最近では
「MISSION:IMPOSSIBLE」
「OCEAN'Z ELEVEN」
「REVOLVER」
「●REC」「DOMINO」

ちなみに今日は
「SLUMDOG $MILLIONAIRE」、昨日は
「THE BEACH」で、いずれも
ダニーボイル監督の作品。

「28日後」や「トレインスポッティング」も観たいのだが、
DVDレンタルショップの在庫にはないのだ。

家のストックには
「RESERVOIR DOGS」「SMOKIN' ACES」
「DAY WATCH」「DOT THE I」
「SNATCH」「LEON」がすでにあり、あとは
「EASTERN PROMISES」「HEROS」を
まだ観ていない。

「HEROS」の邦題は
「変態ピエロ」というなんとも奇妙なものなのだが
(ジャケットもたしかピエロの顔のアップ写真)、
なかなか面白かった記憶がある。

しかし、こうして書き出してみると
かなり偏ってるなあ。
ほとんどがアクションものではないか。

ま、いっか。

予告編を観てオモロそうだなと思ったのが、
「OUR DAILY FOOD」
「KING CORNS」という食べ物に関するドキュメンタリイと
「パラノーマルアクティビティー」ってヤツ。
まだDVDになっていないのかなあ。

オレの好みを説明すると、
「ヒロインのルックスが良い」
「カメラワークがカッコいい」
「ストーリイの意外性(どんでん返しなど)」
「音楽」などがあるが、何と言っても
「リアリティー性」が一番かな。

「まさか。それはないわ〜」というシーンには
結構冷める。
何千発と撃っても主人公には当たらない
「弾丸」とか。
「辻褄あってないやん」とか。

「時系列」がめちゃめちゃでわけわかんないとか、
「夢」でお茶を濁すのも苦手。

SFでも、
「ああ(未来って)こんな感じだろうなあ」ならばよいね。
なにしろ現実に起こりそうな話でなければ、すんなりと
「物語に入り込めない」のだ。

そういう意味では
「THIS IS BASED ON A TRUE STORY」って
最初に出てくる映画もいいね。

てなわけで、毎週更新されるリストの中から
四、五本チョイスしてチェックしている。
ここに感想を書いてもいいんだけど、
そんなに面白い映画がないのでつまらない内容になりそうだ。

「THE BEACH」は、最後のあたりが結構グダグダだったな。
デカプリオ君が若くてまだ可愛らしい頃だ。

「SLUMDOG $MILLIONAIRE」はかなり良かった。
ハッピイエンドだし、ヒロイン(FREIDA PINTO)も素敵♪
ただ、人身売買系の話が出てくるので、
いろいろと考えさせられてしまったが。
子供の体に細工して
「物乞い」にしたりとか。

随分減ったような気がするけど
タイにもけっこういるからなあ。
インドみたいにもっとヒドい国もあるだろうし。

「THE BEACH」を観て
「海(島)に行きたい!」とは思ったが、
「SLUMDOG$」を観て
「インドに行きたい!」とは思わなかった。

映画に登場する実際に見てみたい場所としては、やっぱり
ニューヨークのリトルイタリーの
「GUIDO'S RESTAURANT」かな。

レオンがトニーから仕事を依頼される店だ。

ま、そのままあるわけではないだろうが。


さて話が戻るが、そうやって
ベランダで座って考え事をしてると、衝動的に
「無性に柵を越えてしまいたくなる」時がある。
それもけっこう頻繁に。

六階だからほぼ確実に死ねるはずだ。

もちろん頭は冷静なので大丈夫だが、
そんな時はホラー映画の
「エグ〜い」シーンを思い浮かべる。

「グチャッ」てなるのはイヤだからね。

ただでさえ高所恐怖症気味なのに、
どーしてそんなこと考えるんだろ。
写真撮るだけでも精一杯だというのに。
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人の命の重さを、
もう一度じっくり

考え直さねば。


*「6」まで続くなんてスゴイな。
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