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2010年8月28日 (土)

サナームゴーフ

「ダフリンコのチョロリンコはダメリンコですね〜」


名門ゴルフ場、某
「タイカントリークラブ」のメンバー様の言葉とはとても思えぬが、
「おっしゃる通り」なため、文句など言えるはずもない。

そう。
Y君からお誘いを受けて、
ついに行って来たのだ。憧れの
タイカントリーに。

あの「ペニンシュラホテルグループ」が管理するようになり、
生まれ変わった同ゴルフ場はとにかく美しく、その昔ニッポンで
どんどん作られていったバブリイな
「金満コース」と遜色ないほど、いや、もっと上品で落ち着いた
「たたずまい」はさすがである。

何よりスゴイのは陽射しが厳しく暑いタイで、
「芝生」があれだけ美しく整えられている件。

キレイにラインの入ったふかふかフェアウェイはもちろんのこと、
グリーンにいたってはまったくもうお見事としか言いようがない。
今までに行った四つのゴルフ場とは比べ物にならぬ程であり、
「維持管理」に対する気合いの違いは明らかだ。
「密集度」が高く「粘っこい」ラフの芝も含め、さすがに
「US.P.G.A.TOUR」のトーナメントが行なわれたコースだけある。

タイガーウッズ選手が名誉会員らしく、専用のロッカーは01番
(ちなみにゲーリープレーヤー氏は60番)。数年前の
「ザ・ホンダクラシック」大会三日目、おそらく社長から個人的に
「10番ホール(352ヤード)でワンオンしたらお小遣いをあげる」
と言われ、見事グリーンに乗せてみせたという逸話もある。

お小遣いの15万バーツはゲットしたものの、
「スリーパットしてパーだった」というところが、
何とも彼らしいではないか。

「スーパージャオチュー事件」後はどうも振るわないが、是非とも
「復活」して、また素晴らしいプレイを見せて欲しいものだ。

あとは、植栽も素晴らしく、ココナッツの実がたくさん生った
「ヤシの木」をはじめとして、様々な木がなんとも
「いい具合」に植えられていて、特に
17番ホールの左側を、少しだけカーブしながら果てしなく続く
「ヤシ並木」(?)の景色は圧巻であった。

「こぢんまり」としているがクラブハウスもなかなか素敵で、
天日が差し込む総大理石貼りのシャワールームなど、
「さすがペニンシュラ」といったところか。
ただし、クラブハウスに関してはさすがに、ニッポンの
「バブル時に完成」したゴルフ場にはかなわないかな。
なにしろお金の使い方が尋常ではなかったあの頃、内装が
「豪華絢爛」過ぎて開いた口が塞がらないほどだったから。

ま、あまり褒め過ぎてもしょーがないのでこれくらいにしておくが、
そんな美しいゴルフ場でハリキリ過ぎたためか、ティーショットから
「ダフリンコのチョロリンコ」ではスコアがまとまるはずもない。
「せめて100は切りたいな」と思ったのだが、
「51」「51」で「102」も打ってしまった。

コースはわりと広いしフラットだし一見簡単そうなのだが、
ラフに入れるとなかなか厄介で、特にグリーン廻りの芝が
「キツ」くて苦労させられる。

ただ、コースの状態がいいとやはり廻っていて気分もイイ。
オレが毎週通っている、某
「THANONT GOLF VIEW」なんて、こう言っては何だが、芝生は
「ハゲハゲ」だし、水はけが悪く「グズグズ」だし、グリーンには
「砂」が入ってるし、あまり苅っていなくて超重いし、まあ
プレイフィーが560THBだから文句は言えないが、正直
「管理状況」はめっきりいただけない。

「メンバーゲスト」だったので、プレイ代も
2120THBとさほど高くなく、機会があれば又是非
お供させてもらいたいものだ。

Y君は他に名門「アルパイン」のメンバー様でもあり、そこはかなり
「お高い」らしいのだが(平日でも3000THB超え?)、やはり
「とてもキレイなコース」という評判なので、
一度くらいは行ってみたいな。

あと、もう一つ
「アマタスプリング」という、
「浮き島グリーン」で有名なゴルフ場があり、
そこにも一度行ってみたいのだが、プレイ代はやはり
「驚くほど高い」らしいので、ま、いっか。

それよりもまずは練習だ。

週に一度ラウンドしているわりには、まったく進歩がない。
バッグをコースに置きっ放しなので練習場に行かないし、
十五年のブランクはやはり長過ぎたのか、その昔
「調子の良い頃(があったとして)」どうやって打っていたのか、
すっかり忘れてしまっているようだ。

最近、少し涼しくなって来たためか人が増えて来て、一人だと
「ジョイン(一緒に廻ること)」させられることが多いのだが、
先日、たまたまご一緒した五十代半ばのタイ人紳士が、
ミスショット連発のオレに何度かアドヴァイスしてくれて、
「彼、教えるの上手いねえ」とキャディーに言うと、
「当たり前ぢゃない。レッスンプロだもの」とのことだった。

ゴルフって微妙なスポーツだから、やはり
「上手くなろう」と思ったら、ちゃんと
「プロ」に教えてもらわないとダメだね。
理論的にはなんとな〜くわかっていたとしても、
自分のスイングは自分で見られないから、
人から言われて初めて気づいたりする。

昨日もY君に、
「スタンスが広過ぎる」ことと、
「アドレスで右肩が下がり過ぎる」ことを教えてもらい、
「なるほど」と思った。どおりで、ドライヴァーショットでボールの
「10cmも手前」を叩いて、
「ダフリンコのチョロリンコ」になるはずだ。
いわゆる、
「煽りスウィング」になっていたのね。

そんなY君、とにかく陽気であり、突然
「五木ひろし」になったり「ユーコリン」になったりするし、
どこへ行っても女のコ達を笑わせて人気者だし、ちょっと
「スキ」を見せればもう可愛いコのケータイ番号を聞いている。

そーいえば、オレについたキャディーの旦那が、
「昨日の夜から家に帰って来ていない」件を聞きつけ、
早速笑い話にするのだが、彼女は彼女でだんだん
「シャレ」にならない様子になってきて、しまいには
「ミーサーミーマイディークワ(新しい旦那にした方がいい)」と、
目がマジになっていた。

しかし、酒飲みに行って連絡もなしにお泊まりはアカンやろ。
子供二人もいるんだからちゃんとしなきゃねえ。
ってな話が普通のタイボーイに通じるわけもなく。

「ドS」という彼女、たまに、日に焼けて
「熱々」になったドライヴァーヘッドの裏側を、
いきなり後ろからオレの腕に押し当ててきて
「アチチチチチ」と騒ぐオレの姿を見て大笑いするのだ。

ふふふふふ。
キライぢゃないよ、そーいうの。

そして普通に「90前後」で廻ると言うから、
オレよりも全然ゴルフが上手いのである。

ま、浮気してなきゃいいけどね。旦那。


そんな感じで、久しぶりに綺麗なゴルフ場に行って
とても楽しかったのであるが、ちょっと欲が出て、
「もっと上手くなりたいなあ」とも思ったわけで。

今は部屋にバッグもあるから、
しばらく練習場に通おうかな。

そのうち新しいクラブが
欲しくなるんだろうなあ。
そんな余裕なんて
まったくないのに。

というわけで、
「メンバー様」のY君、ありがとう。

また行こうね。


*「サナームゴーフ(2112233)」とは
「ゴルフ場」のこと。
コースの写真がないのがとても残念である。
やっぱりコンパクトなデジカメ買わなきゃね。
Img_7482

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2010年8月27日 (金)

ミールークルプラオ?

謹んで訂正しよう。

タイにおいての
「理想のコイビト七つの条件」。

1「子供いない」
2「素人(非売春)」
3「嫉妬深くない」
4「浮気者でない」
5「歯並びが良い」
6「タバコ吸わない」
7「頭が良い」

こんなタイガールがもしいれば、是非。
何卒よろしくお願いしたいものである。


オレが迂闊だったのだ。

二年近くもタイに居て、何を今更。
少しでも冷静に考えてみれば、
すぐにわかりそうなものなのに。

「これで最後にしよう」と、ゴーゴーバー勤務であり
バリバリのプロフェッショナルタイガール
Pイ嬢に近づいたのは、そのあまりの
「歯並びの良さ」だけでは決してない。

「バシッ」と髪を切って、オレ好みの
「ショートボブ」にしたからでもないと思うのだが、
やっぱり見た目なのかなあ。

とにかく、いろいろありつつも
時刻が深夜に近づくと、オレの足はついつい
「ある場所」へと向かってしまうのだった。

「カフェイェンマイサイナムターンマイサイノム」、つまり
「アイスコーヒーガムシロフレッシュ抜き」を注文。
彼女がオレに気付き、席にやって来るのをただ待つ。

顧客さえいなければしばらくしてやって来て、
自分のテキーラを注文。
乾杯して十分ほど会話を交わした後、
踊るためにステージへと戻って行く。

二時過ぎに店は終了。
某「ラーンドン」へと向かう。

そんな毎日を過ごしていた。

「一日ひとつ大事な質問をしよう」

家の場所や出身地はすでに知っていたが、勿体ぶって
「少しづつ攻める」作戦に出たオレはPイと会う度、
「結婚してるか」「家族構成は」「カレシはいるのか」など、
「ドキドキ」しながら知りたいことを徐々に聞いていく。

オレがあまり真剣に尋ねるものだから、おそらく彼女も
正直にちゃんと答えてくれていたと思うが、Pイ曰く
「カレシと別れて一年と少し」とのことだった。

そして四日目。

「子供はいるの」
「うん。いるよ」

最初冗談かと思ったが、顔はいたって真面目だ。

よくよく考えてみれば、ちっともおかしくない。
同郷の友達はけっこう店をサボるのに、彼女だけ
毎日毎日ちゃんと出勤しているのが、何よりの証拠。
「どうしても稼がねばならない理由」があるからだ。

某「エンジェルウィッチ」の制服は、いずれも黒の
「スケスケブラ」と「ミニスカート」。
少し見にくいがお腹の辺りを確認すると、
「うっすら」と線があるような気もする。
細いPイのことだから帝王切開かもしれない。

「ゴーゴー嬢が子持ち」なんて、ごく当たり前のよくある話。
なのに何故こんなにショックを受けるのか。

結局、その時は
「息子か娘か」「何才か」など詳しくは聞けず終いだったが、
Sンちゃんを通じて得た彼女の友人からの情報によると、なんとまだ
「三ヶ月」だというではないか。

なるほど。てことは、
「元カレと別れて一年と少し」という話も辻褄が合う。よーするに
「身籠らせてそのままトンズラ」というよくあるパターンに違いない。

な〜んだ。そーだったのね。
ふふふ。


それ以来彼女とは会っていない。

「あははは。まさか、
それくらいのことで落ち込むはずなど」

そう思ってはみるものの、
どうも今ひとつ元気ない。
寝てばかりいるし。
心なしか、食欲も。

「ラムカムヘング大作戦」
を、決行することもない。

あ〜あ。弱っ。
自分でも驚くほど、精神的に
「打たれ弱い」のねオレって。


というわけで、今日は久しぶりに
「街に出ようかな」と、
思うのであります。

ではでは。


*「ミールークルプラオ(223223222)?」は
「子供いるのいないの?」の意。

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2010年8月20日 (金)

ナクスクサーマハーアライ

「アカン、やっぱり無理だわ〜。オレには」


場所はソイカのゴーゴー某「ティーラック」。
ちょっとだけお気に入りのNック嬢が、ほんの数メートルの距離で
ニッポン人男子とチューしているシーンを見てあらためて思った。

オレの方を気にする素振りなんて1ナノもない。
当たり前である。仕事なのだから。

しかし、たったこれだけのことで胸を痛めてしまうなんて。

Y君の言う通りだ。

「文章を読んでいればわかりますけど、オンナの子達が
<裸で踊る>だとか<体を売る>ってことを、かなり
気にしてるイズミさんが、プロと付き合うのは無理っすよ。
付き合ったとしても長続きはしないでしょう」

最近このブログの愛読者であるタイ在住歴五年の彼は、
オレのこともタイガールのこともよーくわかっているのだ。

そんなY君は、普段からネットの某サイト
「Tagged」で、素人タイガールをゲットしまくっており、つい先日も
「どれだけ吸われたねん!」ってくらいのデカい
キスマークを見せつけつつ、タニヤの某牛丼店で
豚丼とカレーうどんの丼を交互に持ち換えながら、
「いや〜。休憩二時間で三回っすよ〜♪」と、
わけのわからない自慢をしていた。

ただ、お相手が
「タナカーン(銀行)カシコーン」(ニッポンで言えば某
「三菱東京UFJフィナンシャルグループ」のようなものだ)社員
と聞くと、ちょっといいなあってなるけどね。

しかし、よく食べるな。

先日もコンビニでポテトチップスを五袋くらい購入し、
袋の上から握りつぶして中身を完全に細かくした後、
一枚一枚つまんで食べるのではなく、よーするに
「ラッパ飲み」の要領で次々と口に流し込んでいた。
あんな食べ方始めて見たわ。マジで。

やっぱりそれくらい食欲がないと二時間で三回は無理なのですかね。

実際、腕筋とか胸筋をよく触らせられる(?)が、かなり
カチカチだし、空手の某極真会館出身の武闘派だけあって、
普段からパワーを持て余しているのかもしれない。

そー言えば、彼のスナック某
「〇〇ら」の場所が移転し、ニッポン人で賑わう繁華街
「タニヤ通り」のビルの中のものすごく広〜い店になった。
ただ、通常のカラオケ店として営業しているわけではなく、
今のところはたくさんある個室もボックス席も使わず、
対面式カウンターだけのバーのような風情。

てことは、以前のスリウォンの店舗は現在空いているわけで、
「条件によってはお貸しします」という話も聞いており、一応
検討することはしたのだが、やはりどう考えても
客などまったく来ないイメージしか浮かばず、とてもぢゃないが
踏み切れる状況ではない。

現実問題、タイに知り合いなんて
数えるくらいしかいないのだから。

話は戻るが、オレも薦められて一応
「Tagged」をやってはみたのだが、最初に間違って
「female」ボタンをクリックして女子として登録してしまったため、
男子からしかメールが来ないのだ。そして、相変わらず
「i-book」の調子が悪いためか、二度と直せないのである。

ま、元々ちっともマメでないオレは、そういった系統のものには滅法弱く、某
「Hi-5」もちっともやっていないし、会ったことなど一度もない。
しかし、この国ではどうやら男子が結構マメなようなので、
電話やメールを欠かさずしないと、他の連中に押されて
すぐに存在を忘れられてしまいそうだ。

タイガール達とどうもうまくいかないのは、
その辺りのことも影響しているせいだろうか。

オレももっと鍛えてマメにならないとな。


さて、プロが無理なのだとしたらもちろん素人しかないのだが、
果たしてどうやって知り合うのが良いのか。

KちゃんもY君も、オレが一度ちゃんと
「カノジョを作った方がいいよ」とおっしゃるし、実は最近ちょっと
「コイビトがいてもいいかなあ」な〜んて思うこともあるので、
「ここはひとつ頑張ってみますか」って気持ちなのだが、やはり
作戦も必要なのではないかと考えてみる。

う〜ん。そうだなあ。

そもそもオレは、
どんなタイプが好みだったんだっけ。

そうそう。
「七つの条件」ってのがあったな、たしか。

1「歯並びがイイ」
2「タバコを吸わない」
3「よく笑う(明るい)」
4「家が近い」
5「頭がイイ」
6「AB型以外」
7「(服装などの)センスがいい」

プライオリティーは関係ないような気がするが、
自然に出てきた順番通り書いたから、やっぱり
意識の中にはあるのかな。

「無意識の中の意識」ってヤツか。

ちなみに、タバコはやめてくれればいい。

ていうか、生意気にそんな条件付けるなんて。
と思われるかもしれぬが、やはりせっかくなら
長く続けたいし、過去の失敗例から考えていくと
「できればこうあって欲しい」という願望から
あまり外れても続かないし、やはり日頃から自分の
「理想の女性のイメージ」を持っておいた方がいいから、もし今
お相手がいないのなら、あなたも是非やってみるべし。

「理想のコイビト七つの条件」。

しかしこれはニッポンでのものなので、対象が
タイガールとなるとまた話は違うぞ。

ちょっと考えてみよう。

1 「歯並びがイイ」。だけは外せないのであと六つ。

基本的に問題はハッキリしている。
ヂャオチューキーフングヂャイロォーン。つまり
浮気者ヤキモチ焼き気が短いの
三拍子揃っている女子がやたらと多いからね。

コイビトにするには好まからざるタイプだと思える。

では、その三つの条件を入れろってことになるが、
そうするとタイで女子なんて、
ほとんど残らなくなってしまうんぢゃないか。

な〜んてのは偏見だよね。
もちろん中にはいるさ。そうでないコも。

といういうわけで、この三つの条件は
セットにしてしまい、

2「<マイヂャオチュー><マイキーフング><ヂャイイェン>」
3「タバコを吸わない」
4「よく笑う(明るい)」
5「家が近い」
6「頭がイイ」
7「(服装などの)センスがいい」で、どうかな。

「AB型以外」ってのを外してみた。

「理想のコイビト七つの条件<タイヴァージョン>」の完成だ。

頭がイイっていうのは、一緒に居ても
「知的会話が一切できない」では続かないから。
年齢には関係なくある程度の知識と教養、そしてそれらに対する
欲求を持っていてもらいたいのだ。

「知らないことを知るのは自分のためになる」
と考えていない女子と一緒に居ても、多分つまらない。

そうなると、単純に考えればタイでは特に
大学に行った(ている)か否かで大きく変わってくるわけであり、
それならばいっそ、現役女子大生にターゲットを絞ってしまえば
手っ取り早いのではないだろうか。

「家が近い」か。てことは、もうラムカムヘングしかないな。

そう。
最近注目されている、クルングテープで一番の
マンモス大学があるタノン(通り)の名前だ。

よ〜し。これからは主に
「ラムカムヘング大学」周辺で行動し、
「歯並びの良」くて「煙草を吸わない」「明るい」、そして
「浮気者ぢゃなくヤキモチ焼きでもなく短気でもない」
タイガールと出逢うのだ。

そーだそーだ、
そーに決まった。

名付けて、
「ラムカムヘング大作戦」。

今イケテると言われるディスコ
「Noir(タイガール達はヌアと呼ぶ)」にも二度ほど行ったし、
女子大生が秘密のアルバイトをしているという怪しいスパも、
もうすでに調査済みである。

思い立ったらすぐ行動だ。

ミッションは
「現役女子大生カノジョの取得」である。

ま、せいぜい頑張ります。


*「ナクスクサーマハーアライ」は「女子大生」の意。

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2010年8月17日 (火)

グルア

「ちょっとコワいな」


オレはひょっとしたら
「やってはいけないこと」をやってしまったのか。

「素直」「単純」「短絡的」「直情型」。

自己分析すればそんな感じで、ヒジョーに
「わかりやすい」タイプだと思うのだが、それが裏目に出て
「口は災いの元」的なことで反省することも多く、
「ノリが軽」過ぎるのも、場合によっては
他人に迷惑を掛ける原因となる。

時には、
「あまのぢゃく」な部分が「チラリ」と顔を覗かせる瞬間もあって、
「人間って不思議だな」と実感したりもするけど、基本的には
「まあ、どうにかなるさ」と、イヤなことに直面しても
「一晩寝れば忘れられる」お得な性格なのかもしれない。

そんな、
「お気楽さ」からか、あまり深く考えもせずこのブログと某SNS
「ミクシィ」を繋げてしまったら、ちょっとだけ背筋が
「ヒヤッ」とすることが起きた。


元々、数年前からやっている
「ミクシィ」の日記の読者は、簡単にここに辿り着けるので、
興味がある人はおそらくブログも読んでいたはずであるが、
「長い」という理由(?)により、大半はやめてしまったようだ。
「マイミク」の数とブログのヒット数の
「歴然たる」差でそれは明らかであり、ただ、逆にその方が
「のびのび」と書けるというか、他人のことをあまり気にせず、
「しがらみ」的なものにもとらわれずに済んで気が楽だった。

ちなみに、マイミクは(ほぼ、というか特例以外)全員知人であり、
あまり増やす気もなく、退会などの理由のためか
勝手にどんどん減って行っているし、しばらく前に英断して
「大幅削減」に手を付けたりもした。すなわち
「興味がないだろう」方々を、こちらの独断で
「外させて」もらったわけだ。

「しがらみ」を嫌ったせいか、タイに来てから新たに
「マイミク」となったのはほんの数人であり、実際こちらで
「ガンガン」友達を増やそう、という気もないし、
「ミクシィ」自体の使い方も、ニッポンにいる時のそれとは
明らかに違っていた。

よーするに、
「友達同士のコミュニケーションツール」としては、
「まったく考えていなかった」ということ。つまり
タイでの友達がミクシィをやっていようといなかろうと、
マイミクであろうとなかろうと、気にはしていなかったのである。

しかし、今回
「新たな試み」を始めたことをきっかけに、
ブログの読者をミクシィに引っ張り込む必要性を感じ、その
「扉を開いた」のであるが、やはり当然のごとく
「開けて吃驚」的なことが起こったわけで。

と、ここまで引っ張ったわりには、実はちっとも
大したことではないのだ。

現時点でマイミク申請は二人。

Kちゃんはそれこそしょっちゅう会っている友達だし、このブログにも
しばしば登場するとても魅力的なオトコであるし(お世辞ぢゃないよ)、
ミクシィをやっていることもずいぶん前から知っていたが、
以前探した時に見つからなかっただけのことで、今回はすぐに
(申請を)送ってくれると思っていた。

Tー君がミクシィをやっていることも、ブログを
「チェック」してくれていることも知らなかったが、
今のアルバイトを紹介してくれた重要人物であり、最近は
仕事が変わって忙しい様子だが、今後とも
「お世話になる」ことは間違いない。
ずいぶん年下なのだけどね。

で、ブログの読者の中でミクシィをやっている人達から
「メッセージ」が届くであろうことも、充分
「想定の範囲」内だったのだが、その中のある一通を読んだ時、
「ハッ!!」と、気付かされたのである。

「本人に会ってみたいなと思っていた時、偶然
<ナナプラザ>で見掛けました」

そうか。

オレってブログに写真を載せて、思いっきり
「顔を晒して」いたんだっけ。

「いつも楽しみに拝見しています」とおっしゃる
その方の文章はとても丁寧で好意的であり、
「声を掛けられず」とも書かれていたが、つまり場合によっては
「話をする可能性」も充分にあったということだ。

ちなみに、
「ブログを読んでます」と、街で声を掛けられたことは
過去に一度もない。

しかし、よくよく考えてみれば、
いくらヒット数が少ないとは言え、
そういったことも充分考えられる。

もちろん、相手が好意的ならば特に問題はない。
ところが、アホなことばっかりやっているオレのことを
「こんなヤツは天に代わってオレが成敗してやる」と、
「手ぐすね引いている輩」がいないとも限らないわけで。

「いきなり後ろから襲われたら」

そう考えたら、背筋が
「ヒヤッ」とした。

「ゾクッ」とするまではいかなかったが、その
「差」がどれほどのものかは、某ジョニーウォーカーの
「ブラック」と「レッド」の違いと一緒で、さほど
「ハッキリ」と認識しているわけでもない。

ていうか、さっぱり分からないし。


とにかくだ。

その手の恐れは、そもそも
「顔写真」を載せている時点で覚悟せねばならぬわけだし、元々
「ネットの怖さ」をまだよく分かっていない
「警戒心薄々」なオレは、例えば取ったばかりの免許証の写真を、
「モザシク」もかけずブログに載せたりして、友達から
「アブナイ」と注意され、やっと気付くような思考レヴェル。

そんなオレが、こうして
「扉を開いて」しまった以上、このブログの読者が著者に
「接触を試みる」手段を与えたことにもなるわけで、今さら
「ジタバタ」したところでどーしようもないから、ま、
「なるようになれ」である。


というわけで、こんなオレの
しがないブログのファンの皆さん。

もし、街で見掛けたら
是非とも声を掛けてね
(いきなり叩いちゃダメよ)。

そして、
大いに楽しもうではありませんか。

この、魅力的で
アメージングな

「タイランド」を。


*「グルア(222)」は「恐れる」の意。

最近買ったものシリイズ。
「ゴールド」の指輪をするために購入。
「CASIO」の時計が、何故かタイでは安い。
「値札」には3950THBと書いてあって、最初は
1900THBにまけてくれて、最終的には
1200THBになった。
「値札」の値段はいったい何やねん!!
*Sンちゃんには「ピタリ」と言い当てられ、
Kちゃんには「安っぽい」とバカにされたが。
Img_7463

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2010年8月16日 (月)

タロガンボイ

「ついに逮捕者が出たか」


「手錠を掛けられた」と聞き、
瞬時にそう思ったオレ。

朝八時にケータイが鳴った時、
「何かあったかな」とは思ったが、まさかそんな
「大ごと」が起こっているとは。

すっかり「テンパ」ってしまっているSンちゃんの説明を聞く限り、
「エカマイの某バンライカフェで、TカがWーを
マジで殴って引き摺り回していて、収拾がつかない」とのこと。

タイに長く住んでいるうちに感化されてタイ化したのか、それとも
元々の性格がそうなのか、あるいはその両方か、まだ年齢が若く
「アツく」なりやすい彼は、これまでも度々揉め事を起こして来た。

それでも、心やさしいSンちゃんは、どうやら
慕ってくる彼のことを放っておけない様子で、
頻繁に連絡してくるTカに付き合ってごはんを食べに行ったり、
ディスコで一緒に飲んだりする日々が続いていた。

二回に一度くらいはオレもメンバーに入るのだが、
ヤツの行動を見てヒヤヒヤすることが多いオレは、
「あーでもないこーでもない」と、いつも
「小姑」のように口うるさいので、やや
「敬遠」されているのかもしれない。

金曜日深夜。

Sンちゃんと二人、ナーナーのゴーゴーバーにいたら、
「今レインボー2にいるんですけど」と、
TカからSンちゃんに連絡が入り、別に行きたくもなかったが
「ま、たまにはいいか」と、付き合うことに。

何故なら、某
「レインボー2」のディスコ好きなメンバーの一部は、いつも
「ラーンドン1」に遊びに来るのでしょっちゅう顔を合わせるし、
ドリンク代は高いし可愛いコは少ないし行く理由が全くないのだ。

そして、その店のダンサーWーとTカは、少し前まで
「コイビト」として付き合っており、別れてからも
「けっこうな割合」で一緒にいたのだが、互いに
「超キーフング(ヤキモチ焼き)」なため、
争いが絶えなかった。

「それなのに何故Tカは未だにレインボー2へ行くんだろう」

オレとSンちゃんにとっては不思議で仕方なく
首を傾げるしかないのだが、それでも当事者二人は目の前で
「ニコニコ」と会話を交わしているので、文句の言いようがない。

その直後、Tカがオレの耳許で告げる。

「昨日、あれから(朝五時まではラーンドンに一緒にいた)
Wーちゃんの妹(なのか妹分なのかは不明)とその友達と三人で、
上のカラオケに行って八時過ぎまで一緒にいたんですよ」
「おいおいマジかよ。で、そのことをWーは知ってるのか」
「知りません」
「お前、まさか持って帰ったんぢゃないだろうな」
「それはないです」

前日の木曜日一緒にいたのは、男子三人と
Sンちゃんのお気に入りのR嬢だけであり、Wーは来ていなかった。
その時点で本来ならTカはWーに
「ラーンドンにいる」ことを伝えておかねばならなかったのに、
どうやらそれをしていなかったようなのだ。

「付き合ってもいないのに何故そんな面倒なことを」

普通に考えればそうなるが、彼らの関係はちょっと複雑で、
「縛り合うことが一種のプレー」という男女友達、といった感じか。

そのことを前提に話を聞く限り、Tカが
「かなりヤバい状態」であることは、オレにはすぐわかる。だって、
「元カノの妹(分)と、本人を差し置いて朝まで一緒に遊んで
そのことを話していない」のだから、バレた瞬間にWーは
「アイツ、いったいどーいうつもりなのよ!!」と、
「大コーフン」するに決まっており、超口の軽いタイガールが
「ナイショ」にしていられるはずがないのである。

「お前はそのうち刺されるぞ。覚悟しておいた方がいいな」

冗談っぽく笑いながら言ったが、実際
冗談でもなんでもない。

そして、その事件は当然のごとく
「起こるべくして起こった」のである。


その日は結局、店が終わってから四人で某
「ラーンドン」に行き、後から女子二人が合流して、
週末だけあって店内は大いに盛り上がっていた。

Wーの様子は特に変わった感じもなく、
「調子が悪いから」と、ウィスキイを飲まずに
「生エビのサラダ」を食べつつ大人しくしていた。

例えば、わざとオレの耳許に口を近づけて
「内緒話」をするフリ(実際は他愛もない内容)をしたり、
お立ち台に上がったりオレやそこらのタイ人を捕まえては
「エロエロダンス」を繰り広げたりして、目の前にいる
「Tカの気を惹こう」とするのはいつものことだったし、それは
他のタイガール達もごく普通にしていることなので、
あまり気にもしていなかったのだが。

ていうか、そーやって
「嫉妬の道具」みたいに使われるのが、最近なんだかとても
「腹立たしい」ので、オレはすっかり気分を壊し、隅の方で
独りで踊ったり、新鮮な空気を吸いに外に出たりしていた。

そうやって、中途半端にコーフンさせておいて
「あとは知らん」みたいなタイガールがどうも許せない。

「自分を買って欲しい」という
「ストレートな目的」の方が、どれだけ
「健全」なことか。

「エロエロダンス」に「健全」も「不健全」もあるものか、と
おっしゃるかもしれないが、最近のオレは何故か
そーいう類いのことに敏感であり、
「エロエロダンス」に「エロ」を感じなくなった。

すっかり冷めてしまったのである。

とにかく、そんな
「男女のしがらみ」みたいなわけのわからないものには、
気持ちの悪さしか感じないし、こっちとしてみれば
「まっぴらゴメン」だ。

「アロムシア(22212気分を壊した)」状態のオレは、結局
テンションも上がらず、一応閉店の五時過ぎまでは付き合ったが、
終わったら速攻で家に帰った。

で、寝ていたら例の電話で
「叩き起こされた」というわけなのだ。


日を跨いで日曜日。

Tカからの電話での説明をとりあえず一通り聞いて、
「一週間の自宅謹慎」を申し渡し、夕方Sンちゃんとトンローの某
「スタ(ー)バ(ックス)」で落ち合い、詳しく事情を聞く。

つまりはこーいうことだ。

「ラーンドン」が終わった後、Tカから
「Wーちゃんとの件で話を聞いて欲しいので付き合って下さい」
と言われ、いつものごとくエカマイの24時間営業のカフェ
「バンライ」に移動し、ごはんでも食べながら話すことに。

しかし、Wーが食べられもしないクセに六品も注文し、その時点で
「何だか険悪な雰囲気だった」と言う。つまり、Wーは明らかに
「喧嘩を売って」いるわけであり、二人はそれに
「付き合わされている」だけにしか思えない。

どーせ大した理由などないし細かいことはどーでもいいが、とにかく
話しているうちに二人共コーフンし始め、ついには
「ブチキレ」たTカが、Wーに目の前にあった
「水をぶっかけた」らしい。

さあ大変だ。
何故ならこの国タイにおいて
「水をかけられる」というのは最大級の
「侮辱的行為」であり、これをヤラレてWーが
黙っているはずがない。
Sンちゃ曰く、
「仁王立ちになって黙ったまま一歩も動かない」状況。

その後、大声で罵り合いながら
「頭を殴る」「引き摺り回す」(Tカ)
「グラスや瓶、レンガなどを投げつけようとする」(Wー)
「二人を止めに入り押さえる」(Sンちゃん)
「Wーに腕に噛み付かれ、引っ掻かれまくる」(Sちゃん)
など、店内は大騒ぎになり、そのうち店員も止めに入るが、
なかなか収拾がつかず二人のコーフンは収まらない。

Wーが、自分のことはさておき本気で殴られたことに腹を立て、
「ケーサツに行く」と言って聞かないので、
ビビったTカはWーのバッグを取り上げて、
「ケーサツには行かせない」と言う。

そんなやり取りを経て、やっと収まってきたので、とりあえず
「チェック」して店を出る。

薬を買うため近くのコンビニ某
「7-11」に行き、店の前で治療をする。

しかし、しばらくしてまた喧嘩が始まり、どうやら
近くで様子を見ていたタイ人三人組が
「セキュリティー」らしき人物を呼び、事情を説明。
Wーも大声で彼らに助けを求めたので、Tカは三人のタイ男子に
「ボコボコ」にされ、最終的にはセキュリティーに
「手錠」を掛けられる。

おそらく、廻りから見ていれば
「背の小さいタイガールが、ニッポン人のオトコに殴られている」
「あれはいくらなんでも可哀相だ」「助けてあげなければ」
といった感じなのだろう。そうなったらここは外国。オレ達
「ガイジン」の立場が一方的に悪いことは言うまでもない。

結局、誰かがケーサツを呼んだのか、近くの
「クロントイ署」まで連れて行かれたらしく、そこに
Tカがビビって電話して呼んだムエタイのジムの友人が駆けつけて
「話をつけて」くれたらしいのだが、最終的には
「罰金」として2000THB取られたらしい。

しかし、少し考えてみれば
「罰金」など発生するはずがなく、この場合はもし仮に、
WーがTカを「傷害」で訴えるとすれば、
「民事」もしくは「刑事訴訟」となるわけで、そこから先は
「弁護士同士」の話し合いだ。

「示談」に応じるか「裁判」で争うか。
「損害賠償」が発生し、その額が話し合われるわけだが、それは
「罰金」とは趣旨が違う。よーするにケーサツは
「お小遣い」が欲しかっただけなのだろう。

「男女の痴話喧嘩」など、それこそ毎日数限りなく起きる
「日常茶飯事」なのであり、ケーサツがいちいち相手にするはずがない。
もし現場に居合わせても、すぐ別々に
「タクシーに乗せて家に帰す」だけの話だ。

現場にいなかったオレは冷静にそう伝えたが、
もしその場にいたらどうなっていただろうか。
騒ぎがもっと大きくなっていたかもしれないし、
そこまで大騒ぎにはならなかったかも。

Tカもオレの前では多少大人しいのでおそらく後者だが、なにしろ
逮捕者が出なくてよかったよかった。

まあ、彼も今回の件で少しは反省したことだろう。
Wーの方はどうせ懲りていないだろうが、この先は二人を
接触させないようにしなければ、また同じことの繰り返しなのは
「火を見るよりも明らか」だ。

とにかく、そんなくだらない
「男女のトラブル」に巻き込まれるのはたくさんだし、自分が
「当事者」になるのはもっと御免である。

やれやれ。


というわけで、実はいろいろ思うところあって、某SNS
「mixi」で連載小説を書き始めた。

もし興味がある方は、
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1561932036&owner_id=1322183
を覗いてみるがよろし。

「mixi」に登録していない人は
見られないと思うが悪しからず。


*「タロガン(2322)」は「喧嘩」、
「ボイ(22)」は「しばしば」の意。

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2010年8月13日 (金)

サートゥサナーエエング

「神様のいぢわる!」


亡き父は東本願寺、母はクリスチャン、だからと言って休日に
教会に連れて行かれたわけでも寺を巡礼したわけでもなく、
幼い頃から両親の放任主義の元育ってきたオレは、
宗教に関しても自由選択を許され、結果的には
「何も選択せず」「無宗教」のままで、
今日まで生きてきた。

だから、
都合のいい時だけ神様に頼ったり、
都合の悪い時に恨んだりするのはまったくの筋違いであり、
いざとなると頭に浮かぶ偶像なども一切なく、常に
「信じるのは自分のみ」という、言わば
「自分教」である。

オレ達の世代以降のニッポン人の多くはおそらく
このタイプではなかろうか。

「ワタクシは○○教です」と日頃から
「ハッキリ」と主張する人間は少なかったし、
強いて言えばその存在が目立ったのは、某
「創価学会」の信者くらいのもの。

年末年始には必ず神社や観音様にお参りに行くし、
お盆になれば先祖のお墓参りにはるばると出掛け、
クリスマスにはケーキを食べてプレゼント交換する。

そもそもお寺と神社仏閣と観音様に対する認識も曖昧で、
「二礼二拍手一礼」にどんな意味があるのかも知らず、
「除夜の鐘」が「百八つ」鳴らされるのは
「煩悩を振り払うため」と聞いたことはあるが、
「煩悩を説明せよ」と問われれば言葉に詰まるし、それらを某
「グーグル」で検索するほどの興味すらない。

バブル時代、父が生前に自ら購入した(立派な)墓がナゴヤの某
「日泰寺」にあり、父の遺骨は今もそこに納まっている(はず)。
だから本来ならばお盆に突入した今日辺り墓参りをせねばならぬが、
物理的に厳しいので、今年はご無礼させてもらうしかない。

ん。お盆?
何それ。おいしいの?

な、な、なんということだ。
「お盆」の詳しい意味さえ知らぬオレは果たして
「非国民」か、はたまた「親不幸者」なのか。

そーいえば某
「日泰寺」は読んで字のごとく、
「ニッポン」と「タイ」の間に深い繋がりを持つ寺で、
タイ王国からニッポンに寄贈された
「仏舎利(釈迦の遺骨)」を安置する為に創建されたらしい。

その事実を知った時は、
「う〜む。オレがタイに移住するのはやはり運命だったのか」と、
感慨深い思いに浸ったものだが、そんな
「仏教の国タイ」にやって来ても、寺を訪れたことはほんの数回、
清廉なる仏教徒のタイガールに無理矢理連れられて行った程度。
実際、星の数ほどある寺の前を通り過ぎても、
「金ピカでキレイだなあ」くらいにしか思わないのだから仕方がない。

「寺とディスコでは果たしてどっちが多いのだろう」などと、
くだらないことを考えるオレが毎日詣でるのは、
「寺」よりもむしろ「ディスコ」の方なのである。


なんと、国民の約九十パーセントが仏教徒だと言われるタイは、
日常からやはりそれを感じさせる光景をよく目にするし、
タイガールの部屋に遊びに行っても、だいたいまずは国王である
「プミポン氏」の写真が「デーン」と飾ってあるし、
「仏壇的なもの」にお供えがしてあったりすることも多い。

早朝六時に叩き起こされて、道を歩く僧侶に
「タムブン(2222)」、つまり「お布施」というか
「寄進」するのに付き合わされたりもしたものだ。

仏教の教えでは「輪廻転生」、よーするに
「生まれ変わり」を信仰しているようで、
「タムブンは来世の自分のためになるのだ」
というような説明を聞いたことがある。

てことはなにか。結局は
「自分のため」なのかい。

「国民総我儘主義(ごめんなさいちょっと言い過ぎました)」の所以は
ひょっとしたらその辺りから来ているのかもしれないな。

とにかく、タイでは
アパートやビルのエントランスだろうが、街角だろうが、そこら中に
「祠」的なものがたくさんあって、通る度に皆必ず
「ワーイ(322拝む)」をしているし、友達同士会った時にしても、
スーパーで買い物をした後ですら、レジの女子が
「両手を合わせ目を閉じて」拝む姿は、好感が持てるというか、
「ちゃんと信心しているのだなあ」と感心してしまう。

そんな彼らを真似て、最近ではオレもよく挨拶時に
「ワーイ」をするのだが、頭に浮かぶのは
好きな女子だったりするから不謹慎極まりない。
一時期は先代(父)の顔を思い浮かべるようにしていたが、
いつの間にか煩悩が邪魔するようになってしまった。

オレの宗教観なんて、所詮
その程度のものなのだ。


なるべく週に一度はゴルフに出掛けるようにしているのだが、
「専属」というか、いつもお願いしてるキャディーのSちゃんが実は
「ムスリム(イスラム教徒。女子はムスリマ?)」であり、なんと
一日に五回も神に祈りを捧げるという。

オレが一年間の限定メンバーになった某
「タノンゴルフヴュウアンドスポーツクラブ」は、クルングテープの端
「ミンブリー」という場所にあり、その辺りには地域的に
「ムスリム」が多く住んでいるらしいく、家が近所の彼女、やはり
一家全員がムスリムだという。

16才のわりには背が高い(165cm)彼女だが、
体は痩せっぽちで、いつも
「暑いよ〜」「疲れたよ〜」と言っている。

まだ新人の彼女だが、ゴルフをそれほど
「真剣」にやるわけでもなく、どちらかといえば
「オッカムランガーイ(エクササイズ)」と考えるオレは、
「残り距離」や「ライン」を読むのが上手い
「ベテラン」のキャディーよりも、四時間以上かかるラウンド中、
「一緒に歩いていて楽しい」相手を選んだわけである。

タイ語の勉強を兼ね、Sちゃんといろんなことを話しながら
「散歩気分」で芝生の上をひたすら歩く。
「発音」に厳しい彼女は、オレが間違えると何度も何度も
直すのに付き合ってくれるのだ。

そんな彼女も、いよいよ11日から
「ラマダン」と呼ばれる絶食の時期に入ったようだ。

普段から「豚ダメ」「酒ダメ」という厳しい環境で
「KFCが好き♪」という彼女だが、
「日没から日の出まで絶食」なんて大変だろうなあ。

仏教にもたしか、
「五つの禁止事項」があったはずだが、おそらく皆、
さほどキッチリと守っていないのではないだろうか。

来週行った時はさらに痩せてしまっているのかな。
なんだか可哀想な気がしてしまう。


母親からは常々、
「自分が死んだら八熊教会の神父さんにお願いしてくれればよい」
と聞かされてきたが、キリスト教の葬式はいたってシンプルのようで
「バラの花でも供えてくれれば」程度のものらしい。
それに比べ、仏教の葬式はやけに大層なものに思えてならないが、
父の属した東本願寺はまだマシな方だったし、
「お経」もそんなに長くはない。

はて。
では、もしオレが死んだらどうしてもらおう。

せっかくだからこの機会に
「記録」に残しておくか。

そうだなあ。
消去法でいくと、少なくとも
「土葬」だけはイヤだ。
「ゾンビ」になどなりたくないし、死後
「地中で少しづつ腐っていく」なんて
想像したくもない。

葬儀はタイの小さなお寺で簡単に済ませてもらって、
火葬後の骨は海にでも撒いてもらおうか。
近場の海と言えばパタヤビーチか。
いや、それも面倒だから、クルングテープを流れる
「チャオプラヤー川」でいいや。

もしくは、オレの死後も誰かが参ってくれると言うなら、
父がせっかく建ててくれた、日泰寺の
「本多家の墓」に納骨してもらっても全く問題はない。

遺言は特にない。

ただひと言あるとすれば、
「とても楽しい人生でした」と。


さて、そんな重〜い話の後で大変恐縮なのだが、
冒頭のセリフの理由を一応説明しておこう。
本当にくだらない話なのでそのつもりでね。

昨日は、Sンちゃんと一緒に某
「ココ壱」のカレーを食べながら軽くミーティング。

テーマは
「タイガールとの付き合い方」について。

その後、例のごとく某
「ソイカ」「ナーナー」と「ゴーゴーバー」を四軒ほどハシゴ。
さすがにこの時期はニッポン人観光客で溢れんばかりだったが、
「ワンクンメー(母の日)」ということで、ゴーゴー嬢は少なかった。
おそらく、田舎に帰る時間はなく仮に会えずとも、せめて
「母の日」くらい「体を売る」仕事はお休みして、母親と自分の
「幸せ」や「健康」のために祈ろう、ということなのでは。

ま、オレの勝手な想像だが。

一応、某
「エンジェルウィッチ」も覗いてみるが、案の定お目当ての
Pイ嬢はお休みとのことだったので、途方に暮れて
しばらく時間を潰した後、結局いつものごとく某
「ラーンドン」へ。

祝日にしては思ったより人が一杯で盛り上がっていた。
いつものようにウィスキイを飲みつつ踊っていると、なんと
朝四時過ぎにPイ嬢が友達二人と共にやって来て、いつも通り
「カンボン(階上)」の目立たない席に座る。

早速、乾杯をしにグラスを持って近づいて行くと、
Pイ嬢の隣に座る仲の良いNン嬢の機嫌が
「ヒジョーに」よろしくない。

実は前回店を訪れた時、最初に話し掛けて来たPイ嬢が
「Nンが会いたがっていたわよ」と開口一番で教えてくれた。
その時Nン嬢はお客さんから離れられない様子で、
手を振って挨拶だけ交わしたのだが、結局そのまま
「ペイバー」されて話すことはできず、残ったPイ嬢に
「好意がある素振り」を見せてしまったオレ。

Nン嬢は細身でスラッとしており、顔もどちらかと言えば
「カワイイ系」というより「キレイ系」であり、正直
見た目は決してオレの好みのタイプではない。

その時点でちょっとイヤな予感はしたのだが、どうやら彼女は
いったい何を思ったか多少なりともオレに好意を持っているようで、
「アンタどうせPイのことが気に入ってるんでしょ。
だったら彼女と話せばいいぢゃない(プンプン)」という態度なのだ。

ほとんど話したこともないNン嬢が、まさかそんな風だとは
想像もしていなかったオレは、とてもとてもとても
「立場が悪く」なっていることを肌で感じる。

よーするに、彼女からしてみればこーいうことか。

「ディスコでたまに見かける変なニッポン人だけど、
なんだか気になるのよね〜」
「あ。店に遊びに来てくれた」
「でもお客さんが離してくれないし。ねえPイ、
ホンダによろしくって言って来てくれない」
「せっかく来たのに、話せなかったわ。残念」

閉店後。

P「なんかあの人、私のことを
可愛いとか歯並びが抜群だとかうるさいのよね〜」
N「え。それってPイを好きってことぢゃないの」
P「う〜ん。ひょっとしたらそーかもね。
私はあんなおっさんこれっぽっちも興味ないんだけどさ」
N「そうなの。私はちょっといいと思うんだけどな」
P「アンタの趣味ってホントわからないわ」
N「余計なお世話よ。そうか。ホンダはPイがいいんだ......」

そして昨日。

N「あ。ホンダとSンちゃんが来てる」
P「あの人達ホントに好きねえ」
N「どうせあなたに話し掛けてくるわよ」
P「ま、放っておけばいいんぢゃない」
N「ほらほら。来たわよ」

おそらくこんな感じではなかろうか。

こうなってしまっては、もうダメだ。
「プアンサニットゥガン(親友)」のように
「いつも一緒にいる女子同士」との間で、
「三角関係」など成立するはずがないのだ。

ましてや、ゴーゴーバーにおいて
「同一店で複数の女子に手を出す」のは、この国において
「最大級のタブー」であることは間違いあるまい。

その後、真偽を確かめようと何度か二人に接触を試みるも、
近くにいるタイ男子と話していたりするためなかなか難しい。
結局モヤモヤした気持ちのまま、小雨が振る中
ひとりバイクで家に戻ったわけである。

「神様のいぢわるぅ〜」と、
叫びながら。

人生において、
「思い通りにならぬこと」など山ほどあるが、こと
「男女関係」において、このような件がヒジョーに多いオレ。
たしか先日もココに書いたが、よーするに
「気に入った女子からは気に入られず」
「気に入らぬ女子からは気に入られる」という、
「すれ違い現象」。

これはまあ、世の中には
「ありがち」なことなのかもしれぬが、今回のようにその
「二人の女子が近い」というのは、とにかく
「最悪のケース」なのである。

そして、特に
「女子から好かれることなど滅多にない」オレの場合は、それが
「致命的」になるわけだ。

誰が悪いわけでもない。
それがわかっているからこそ、信じてもいない
「神様」を恨みたくもなる、というものだ。

あーもう。
せっかく気に入ったコが現われたというのにぃぃぃぃぃ。

残念だがこれも
「運命」だ。

「運命」には決して逆らわないように、
今まで生きてきた。

それも、言ってみればオレの
「宗教観」のひとつである。

人生というものは、あらかじめ
「大筋」が決まっているものなのだ。
「誰と出逢う」か、「誰と出逢わない」かなんて、
「自分で好きに選べる」ような類いの事柄ではない。
「偶然」は「必然」であり、物事は
起こるべくして起こる。

人の感情だって同じだ。

「誰を好きになるか」なんて、自分では選べないし
「好きになって」しまえば、これはもう仕方がない。

そーいうことをひっくるめて、すべては
「運命のいたずら」なのである。

それがオレの哲学だ。

ということは、運命に逆らって
「ぢゃあNンに乗り換えるか」などという
「チョーシの良い」ことはできない。

元々、オレは
「相手から愛されることで喜びを感じる」タイプではないし、
それも含めて自分の人生なのだから。

しかし、世の中ってなかなかうまくいかないものだねえ。
これで、もしPイが普通に
「私、ホンダみたいな変わった人意外にタイプ〜♪」
な〜んてことになれば、速攻で
「一件落着」なのにさ。

はあ。

ま、それが人生の楽しさよ。
と、前向きに考えるしかないね。

少なくとも、

今のところは。


*「サートゥサナー(11112)」は「宗教」、
「エエング(111)」は「自分で」という意味。

隣の部屋にも、何やら
「宗教的」なものが。
Img_7445

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2010年8月12日 (木)

ナ!

「○○ンガーイ!」


「○○ぢゃん!」という意味のその言葉が、オレの中での最近の
「ブーム」と言うか、なんだか気になってよく耳につく。

辞書で調べてみると、
「易しい、簡単な」という意味の同じ言葉もあるが、それが
「会話においての別の使い方」なのか、もしくは
「アクセントや発音が微妙に違うまったく別の言葉」なのかは
今のオレの知識では想像すらつかない。

とにかく、そんな感じで二ヶ月にひとつくらいは
「妙に気にかかるタイ語」が出てきて、自分でも使おうと思い
一生懸命トライしてみるのだが、これがなかなか
上手い具合にいかないのが歯痒いところだ。

特にそういう、
「辞書に載っていない」類いの、よく使う
「日常会話的表現」は、まだ現地の言葉が流暢でない
オレ達のような外国人からすると、なんだか
「憧れる」と言うかなんというか、とにかく
「早く普通に使いこなせるようになりたい」のだが、少しでも
「シチュエーション」を間違えるとおかしなことになるし、まだ全体の
「スキル」が低いうちに無理して真似るのも、実際
「どうなのかな」と、悩むところではある。

「現地の人達と少しでも近づきたい」という切なる願望と、
「所詮はガイジンなのだから」という諦めにも似た気持ちが交錯し、
複雑な心境に陥り少し凹んだりすることもしばしばなのだ。

例えばディスコにて、バンド演奏やDJの選曲する
「流行りのタイポップス」で場が盛り上がり、皆で
「大合唱」するシーンなどでは、かなりマメに通っているオレの場合
「メロディー」をしっかり憶えている曲がすでにたくさんあり、
「明らかにこう歌っているだろうな」と、歌詞のタイ語も
「だいたい想像がつく」部分も中にはあることはあるから、
そのつもりで一緒に歌っていたら、後にCDを購入し
「歌詞カード」を確認して「まったく違って」いることを知り、
ものすごく恥ずかしい思いをしてみたり。

だから、
「タイポップス合唱タイム(この時間がメインだったりする)」になると
「ああ。オレも一緒になって大声で歌えたらどんなに楽しいだろう」と
「嫉妬」もしくは「羨望」の気持ちが心に渦巻く。

このような、
「誰かに嫉妬する気持ち」なり
「他人の事を羨む気持ち」というものは、オレの中では
「実にみっともない感情」なのであり、自覚する度に
「なんだかなあ」と「自己嫌悪」に陥っていしまう。

そしてそれがあまり頻繁に続くと、だんだん心が
「ささくれ立って」いき、最終的にはかなりの
「痛み」を伴うこととなるのだ。

「胃壁」が荒れて「シクシク」痛むという、いわゆる
「胃潰瘍」の「心ヴァージョン」といったところだろうか。

今、まさにそんな感じなのである。


原因は何かな。

ま、そんなこと当たり前の話で
「羨ましく」思うのは「的外れ」だし
「お門違い」なのは承知の上なのだが、おそらく
「タイ語を流暢に扱うタイピープル」に対する気持ちがひとつ。

あとは、よく一緒に行動するディスコ仲間
SンちゃんとTが、簡単に言えば
「モテる」というか、まさに次から次へと
「タイガール達の気持ちを捉えていく」場面を見ているうち、
「いいなあ」と単純に「羨む」気持ちだろうか。

それは言い換えれば、
「ルックス」や「若さ」へ対する
「嫉妬」でもあるのかもしれない。

だとすれば、実に
「みっともないこと極まりない」話であり、この年になってまだ
「ちっとも自分をわかっていない」という、なんと
「レヴェルの低い」「幼稚」な感情であろうか。

特に最近のSンちゃんに対するRちゃんの態度を見ていると、
年端も行かぬ乙女のストレートで純粋な恋心が痛々しく、それを
「やや持て余し気味」なSンちゃんの対応反応が、オレをかなり
「切なく」「いたたまれなく」させる。

それはともすれば、
「純粋に人を好きになれる気持ち」を持つ女子や
「若いタイガールをそんな気持ちにさせる」男子に対する、
「醜い嫉妬心」なのであり、自覚すればとても激しい
「自己嫌悪」を感じる。

「好きな女子が自分以外の男子に向かう」時に感じる
「ジェラシイ」の方がどれだけマシなことか。

例えば昨日、某ナーナーの
「エンジェルウィッチ」なるゴーゴーバーで、先日オレがほぼ
「一目惚れ」に近い状況で気に入ってしまったPイ嬢が、
彼女の顧客のファランと、数メートルの距離で激しく
「ディープキス」をしているのを見てしまった時、少しだけ
「胸が痛ん」だが、その感情の方がよほど健全である。

まだ彼女のことをよく知らぬから痛みも少ないわけで、もしそんな
(ゴーゴーバーで裸で踊り客からチップを稼ぐ仕事の)コを
「本気」で好きになってしまったら自分がいったいどうなるか
「よ〜く分かっている」オレは、これ以上Pイ嬢を好きにならぬよう
「歯止め」をかけることができるし、今までもずっとそうしてきた。

しかし、ひょっとしたらそんな風に
「自分が傷つくことを避ける」なんていう
「不自然」で「不健全」な真似をしているから、前述のような
「不自然」で「不健全」な「醜い嫉妬」で
「心を痛める」ハメになるのかもしれない。

そんな、オトナの打算的発想が
「若さ」や「純情」に対する、醜い醜〜い
「嫉妬」や「羨望」を生むのだ。

そーだそーだ。そーに決まった。


このように、ひたすら文章を綴ることによって
「考えをまとめる」のがオレの得意技であり、
今までどれだけ救われてきたことか。

最近、毎晩遊びに出掛けるにも関わらず帰り際に
「なんだかなあ」と複雑な気持ちのまま
愛車ジアブ(バイク)を運転していたオレは、
「イライラ」してどうしても荒々しくなってしまう中、
「このままではマズいぞ」と、いろんな意味で
「危険」を感じていた。

昨日というか今朝、寝る前は
「独りでしばらくビーチにでも行って自分を見つめ直すか」
な〜んて思っていたが、昼前に起きてこうしてブログを書くうち、
「たまにはひとりのオンナにどっぷりとハマってみるのもいいかも」
という、新たなチョイスが頭に浮かんできた。

例え相手が
「体」や「心」を「売り物」にしている女子だとしても、
そんなことを気にする必要はないのかもしれない。

どう見ても明らかに
「悪魔的」なPイ嬢は、小柄で細身で目が細く吊り目で
「中国人っぽい顔」の、明るく元気なタイプ。
お客さんには人気があるだろうしけっこう稼ぎもいいだろう。

その店はナーナーでは珍しく、趣向の凝った
「ショータイム」があったり、B.G.Mは70〜80年代の
「懐かしい洋楽」がメインだったりという、完全に
「ファラン向け」の店で、パタヤにも大きな支店があるらしいが、
どちらかといえば某「ソイカ」によくあるタイプのイメージ。

そんな店で、ボンテージ風の衣装を身に纏いつつも
「上半身裸」で踊る彼女の見た目において、何よりもオレが
「もっともヤラレて」しまった要員はその
「ファンスワイマーク(歯並びがメチャメチャいい)」な部分。
「歯並びフェチ」にとってはたまらないほどで、今まで見た中でも
「ベストファイブ」には入るその左右対称な美しさは
「タマチャート(自然な)」つまり「矯正」したわけではないらしい。

それが本当なら素敵過ぎる♪

ただし、もし彼女に
「ハマる」のだとしたら、完全に
「入り方」を間違えたかも。

実は、彼女と最初に会った(というか見られた)のは例のディスコ
「ラーンドン」であり、たまに遊びに来る彼女らは、いつもやや
離れた場所からオレ達のことを眺めていたようなのだ。

しかし、個人的にはそこでPイ嬢と会話を交わしたこともなく、
元々彼女らのことを知っていたSンちゃんと一緒に某
「エンジェルウィッチ」に初めて行った時、常連である彼に
話し掛けてきたPイ嬢を一目見て気に入ってしまったオレは、
あまり深く考えもせず、すぐにそんな
「意思表示(君カワイイね的な)」をしてしまった。

よーするに、
「いつも女子と一緒にディスコで踊ってる」
「ど−せジャオチューなニッポン人が」
「ちょーしのいいことを言っているだけ」
と、思われたに違いないってこと。

あれ。
別に間違ってないからいいのか。

とにかく、間違いなく振り回されそうな
「最も危険なタイプ」のPイ嬢が果たして
「ハマる」相手としてふさわしいのかどうか。

「天使魔法使い」
などという名の店のダンサーなのだぞ。

いやいやいや。
すぐにそんな計算をするからよくないのだ。

たまには自然の流れのままに
身を任せてみようではないか。

というわけで、
「独りでビーチ」というネガティヴ思考よりも、
「健全」な道を選んだ方が良さそうだと、
考えを変えた。

早速、Sンちゃんとミーテウィングである。


さて、言葉の件に話を戻すと、近頃はどーも
「一進一退」というか、ひとつの大きな
「壁」にブチ当たっている気がしなくもない。

とりあえず今一番の目標と言えば、先述の通り
「タイポップスのヒットナンバーを(間違えず)
大声で歌えるようになること」なのだが、そのためには
「タイ文字の読み書き」が必須であり、特に
「略文字」が読めるようにならないと、CD付属の
「歌詞カード」の内容が理解できない。

「カラオケ」では普通のタイ文字が表記されるのだが、実は
「画面に文字が流れるスピードが遅い」ため、歌詞を知らずに
目で文字を追いかけるだけではとても間に合わないので、
あらかじめおおまかな内容を知っておく必要がある為だ
(*そう考えるとニッポンのカラオケは実にレヴェルが高い)。

なにしろ、目標達成の為には
「タイ文字の把握」がどうしても必要なのである。

ただ、前にも説明したかもだが、いかんせん
「年寄りの凝り固まった頭」には、どーしても
「すんなりと入ってこない」という苦い思いがあり、
なかなか素直に勉強する気にはどーしてもなれない。

そこで、そんなことよりも先にまず
「日常的な会話をスムーズにできるように」と、普段から
「タイピープルの間で交わされる生の言葉」を、なるべく
「自然に話せるようになりたい」という希望を持って、日々
彼らとの会話を交わしているのだが。

昔に比べれば少しづつはヒアリングも上達してきたはずだし、当初は
「何を言っているのかサッパリ」だったTVから流れてくるタイ語も、
ニュースに関してはまだまだだが、ドラマや
バラエティー番組に関しては、最近になってやっと
「ふ〜ん。そーいうことね」と理解できる範囲も増えつつある。

あとはDJが曲の合間に語るMCの内容や、食事中、
隣の席の会話がすんなりと耳に入ってきたり、ということも。

そんな中、ヒジョーに興味深いのは
「語尾に付く言葉」の豊富さである。

「ナ」「ナハ」「ニヤ」「ヂャ」「ヂャー」
「ヤ」「ワ」「パ」など、状況や間柄、関係などによって
本当に様々な言葉が付くのだが、
「響きが可愛らしい」というか、ニッポン人にもなんだか
「親しみやすい」感じで、とてもよろしい。

ただ、細かいルールがあるようで、
「使うべき状況」を間違えると、ともすれば
「失礼に当た」ったり「マズいことにな」ったりもするので
気をつけねばならない。

「親しき仲にも礼儀あり」と言うが、
「友達同士だから」といって、何でもかんでも
「略せばいい」わけではなく、必ずしも
「親しげな言葉遣い」が良いとは限らないらしいのだ。

その辺りのニュアンスはとても微妙で、オレが主に話す
「若い女子達」の中でも、人によってかなり
「考え方が違う」ようなので困ってしまう。

ただ、基本的に言えるのはなるべく
「丁寧な言い廻し」をするに越したことはなく、
語尾に付く短い言葉にせよ、
「スラング」的言葉にせよ
「ここぞというタイミング」で使わないと、
「シラケる」というか
「気まずい」ムードになることもあるのだ。

特に、オレ達ガイジンの場合は尚更だ。
「せっかく憶えたのだから」と、調子に乗って喜んで使っていると
「白い目で見られ」たり、「たしなめられ」たりすることもあるから
充分気を付けねばならない。

な〜んて言うほど数多く憶えたわけでもないが、中でも
「隠語」や「汚い言葉」などは、喧嘩の時以外に使うとヤバいかも。

どちらにしても、オレ達ニッポン人の場合、
いくらタイ語が上手くなったからといって、
親しいタイ人同士でしか使わない言葉を、そう簡単に
「ヤスヤス」と真似させてもらえると思ったら
「大間違い」なのかもしれないね。

あと、よく使う言葉でも
「電話の切り際」とか「別れの挨拶」なんてのは、できれば
「ちょっとセンスのいいセリフ」を使いたいと思うのだが、
適当なのがなかなか見つからない。

逆にちょっと「カチン」とくるのが、例えば
「ケーニーナ(32223)」というヤツで、直訳すると
「これだけね」、つまり
「用件は終わりだから切るね」という意味となり、そう言った途端
「ガチャン」というか「プチッ」と電話を切るタイガールが実に多く、
「なんだよ。サヨナラのひとこともなしかよ」と、ちょっと凹むのだ。

タイミング的に夜寝る前であれば、
「ノーンラップファンディーナ(いい夢見ろよ)!」
というのが一般的だが、昼間だと、
「ポップガンマイ(3222211また会いましょう)」とか、
「チョークディーナ(32222運がいい。つまり良いことありますように)」
くらいなのかな。

でも、若い女子相手にあまり
「チョークディーナ!」と言うと
「なんだかおっさんぽーい」と小馬鹿にされたりもするから、
(自分がおっさんであることは棚に上げて)ちょっと
「イヤーな」気分になったりもする。

となると、
「トーハーイーク(2212111)ナ」「トーハーラング(111)ナ」などの
「また電話するね!」が一番普通なのかなあ。

で、最後に
「バイバーイ」であるが、アクセントはニッポンと違い
「11332」という風に二番目の
「バ」が上がって「イ」で下がるのがタイ風だ。

もしくは、丁寧に言えば
「サワディーカー(カップ)」となる。

別れ際の挨拶だと、例えばオレの場合通常バイクで帰るので
「カップロットゥディーディーナ(運転気を付けてね)!」と、
タイガール達からは必ず言われる。

それに対して、最初の頃は
「ドゥーレートゥアエエンナ(気を付けてね)!」という、英語なら
「Take care of U」 に当たるセリフをよく使ったものだが、
「グラップバーン(家に帰る)ディーディーナ!」というのを、最近
若いコ同士の会話で耳にするので、意味的にはちょっと
おかしいような気もするが、真似して使ってみたりもする。

「ドゥーディーディー(222222よく見てね)」
「ファンディーディー(222222よく聞いて)」という言葉からすると、
「よく運転してね」とか「よく家に帰ってね」では違和感があるが、
まあ、意味的にはわからないでもない。

となると、
「タムガーンディーディーナ(仕事しっかりしてね)!」とか、
「キンカーオディーディーナ(ごはんをちゃんと食べてね)!」
みたいな使い方もできそうな気がしないでもないが、実際
それらはあまり聞かないなあ。

あ。そうそう。
電話の切り際に
「ヂュープヂュープ(キスキス*チュッチュッ)」ってのもあったな。
ま、これは恋人同士の場合だけどね。

とにかく、
「電話の切り際」
「別れ際の台詞」でいいのを思い付いたらまたここで
発表したいと思う。
タイピープルに受けるかどうかは別としてね。


ついでに言っておくと、語尾の件であるが、
こうして書いていてもわかる通り
「ナ(3)」という言葉を圧倒的によく使うね。
「強調」「確認」「お願い」「聞き返す」「だよね」など、いろんな
「シチュエーション」で使うので頻繁に出てくるのだが、これは
「ヒジョーにニッポン的」というか、ニュアンス的にニッポン語の
「な」に近いものがあるので、とても親しみやすい。

まったくありがたいことだ。


では最後に、オレがしつこいほど必ず使う
「ツカミ」のネタを紹介しよう。

「まことにくだらない」と言ってしまえばそれまでだが、
タイピープルとのコミュニケーションを円滑にする場合、
とても便利なので、もう二年近くになる未だに
しつこく使い続けている。

それはオレの名前に関する件で、
「クンチューアライ(アナタの名前はなんですか)?」と聞かれた際
「ポムチューヤマハー(僕の名前はヤマハ)」と言った後、慌てて
「マイチャーイマイチャーイ。プットゥピットゥ
(違う違う。言い間違えた)。
ヂンヂンチューホンダーナ。ヂャムダーイナ
(ホントはホンダだよ。憶えてね)」というヤツだ。

これで90%はウケるので、自己紹介の時点で
「ツカミはオッケー」という、
ヒジョーに便利なネタなのである。

もうひとつ、最近よく使うのは、例のディスコ
「ラーンドン」にて、トイレで横になったタイ男子と
「マートゥクワンチャイマイ(毎日来てるよね)?」
「マイチャーイ、マイトゥクワン(違うって、毎日ぢゃないよ)。
アーティットゥラヂェットワンナ(週に七日だよ)!」
「クワームワートゥクワン(ほら毎日やんけ)!」
みたいな話をよくする。

くだらないと言ってしまえばそれまでだが、
それでもけっこう笑ってくれるのは、タイピープルが皆
「ジョーク好き♪」だからだろう。


そんなローカルディスコ某「ラーンドン」ではあるが、
昨日もケーサツが来た上、閉店間際に
「ビール瓶を逆さに持って殴る」という
「危険」で「悲しい」事件が発生。

オレのジョークごときでは、
「場を和ませる」のもムリ、

ということなのだろうか。

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2010年8月10日 (火)

ラックサヌックテーマイプークパン

「プアンガンディークワ(友達同士の方がいい)」


そう言われてしまうと、もう
返す言葉がない。

「フェーンガン(恋人同士)」になるまでの過程なんて、それこそ
「幾通りもの無限のパターン」が存在するわけで、
「一目会ったその日から」だろうが、
「艱難辛苦を乗り越えて」だろうが、その関係は
「終わるまで果てしなく」続くのである。

それはもちろん万国共通であり、
「恋のABC(D)」
「運命の赤い糸」など、世界中には様々な
「恋愛のカタチ」があるのだろう。


その昔よく話題にのぼったのが、
「恋人になる前にセックスは必須か否か」という件。

「精神的繋がり」を徐々に深め合った末、
「肉体的繋がり」すなわち「セックス」に辿り着く前に
「恋人関係」になったとして、もし仮に
「体の相性」が「決定的に合わない」場合どうなるのか。

いやいやいや。
いつもいつもそんなことを考えて
「恋人関係」に至るわけではない。
そうなったらそうなった時のこと。

ちょっと待て。
「セックス」を経て初めて相手に対する
「ラヴ」を感じるのではないのか。

そんなことはない。
「セックス」がなくたって
「愛」を感じることは充分可能なはず。

どちらとも決めつけ難いが、
オレの考え方はずっと前者だった。

昭和初期から中期。
「結婚するまではおあずけね」的暗黙の了解があったり、
「見合い結婚」などというスタイルが一般的だった頃は、
「恋人同士」どころか「結婚段階」まで
「姦通」を避けるのが当たり前の時代である。

時を経て、欧米流
「フリーセックス」が叫ばれ始めてからは
徐々に乱れていった男女の仲。

「夫婦」「恋人」関係以外にも
「不倫」「二号」「妾」「セックスフレンド」など、様々な
「愛のカタチ」が複雑に入り乱れることとなる。

「本気」か
「浮気」か。

「冷静」か
「情熱」か。

はたまたその
「間」か。

とにかくだ。

タイにやって来て、未だに本当の意味での
「恋愛」には陥っていないオレではあるが、それでも
少しづつ少〜しづつ、この国においての
「恋愛に関するルールや考え方」がわかりかけてはきた。

ニッポン人とタイ人との間に多少の
「感覚の違い」や「温度差」があるにせよ、それは決して
「大問題」ではないし、解決できぬ類いでもない。

そんな中、代表的な例を一つ挙げるとすれば
「フング(嫉妬する)具合」の微妙な感覚の差だろうか。

「相手を縛りつける加減」≒「愛の深さの度合い」
という計算式が成り立つか否か。つまり
「相手を深く愛するほど嫉妬心も強く」なり、
「相手を縛るのが最高の愛情表現」であるか否か、という問題。

ニッポンで生まれ育ったオレは
「一概には言えない」ような気がするが、どうやらタイでは
「この考え方が一般的」なように思えてならないのである。

よーするに、相手を信用信頼する気持ちが
「やや希薄」な印象を受ける。

さほどの大差はないにせよ、
男女問わずタイピープルの方が若干
「恋愛相手を縛ることが美徳である」
という意識が強いように感じるのだ。

そして、それが男女間のみならず
「トム&女子」「男子&男子」「オカマちゃん&男子」など、
「性別問わず」であるというところがまた
「タイの深さ」でもある。

「今どこ」「何してる」「誰と居るの」という
電話でのお約束の会話。

「遊びに行って来る」とディスコに出掛けた時、音が大きくて
「ケータイの着信に一時間気付かなかった」として、
「カノジョからの着歴が二十回越え」であるとか。

恋人と会った途端ケータイを取り上げ中身をチェックした後、
「これ誰」「このメールは何」「今から掛けるわよ」
「トゥルルルトゥルルル」「ハロー」
「あんたさあ、私のカレシの何なのよ」
「ちょちょちょちょっと待ってくれよ」
などなど。

ところで、
「フェーン」「ギック」「ミヤ(ノイ)」など、いくつかの
「男女の関係を表す言葉」がある中、以前から気になっていた
「セ(ックス)フレ(ンド)」に該当するタイ語は何か、について
リサーチしてみたところ、どうやら
「ラックサヌックテーマイプークパン(3321111321122)」
という少し長い熟語がそれに当たるらしい。

「ラック(愛する)」「サヌック(楽しい)」「テー(しかし)」
「マイ(否定)」「プーク(縛る)」「パン(巻きつける)」、つまり
「楽しく愛すけど縛りつけない」という、まさしく
「そのままの意味」である。

ただ、肝心の
「セックス」という言葉は入っていないし、
「セフレ」のように略すとしても非常に難しい。

「ラサテマプパ」???。

ただし、この言葉はさほど頻繁に使わぬようなので、
ひょっとするとその必要はないのかもしれない。
ニッポンにおけるセフレと同様、やはり
「あまりいい(響きの)言葉ではない」し、例えば二人の間で
「お前とオレはセフレ関係だ」と、ハッキリ
「認め合う」ようなものでもないし、友達に紹介する時に
「あ。こいつオレのセフレ」などとは決してしないわけで、
通常においてその関係はいわば「不倫」などと同様、
「暗黙の了解」なのである。

ましてや、縛り合うことを美徳と捉える(?)この国において
「マイプークパン」はその考え方と逆行するわけだから、
「好ましくない度合い」も高いに違いない。

実際、その手の話題に持っていくと場は一斉に暗くなるし
「やっぱ、ラックサヌックテーマイプークパン同士が一番だよな♪」
などと口でもすべらそうものなら、女子全員から
とんでもない目で見られること請け合いだ。

オレもその言葉を知ってから一度だけ、肉体関係のある女子友達に
「サックサヌックテーマイプークパンがいいな」と振ってみたら、まるで
「地獄の底」を見るような恐ろしい表情をされてしまった。

ま、いくら心ではそう思っても
使わないに越したことはないか。


さて、せっかくなので最近のオレの恋愛事情を
「サラッ」と紹介しよう。

かなり本気で好きだった例のT−嬢に対する気持ちも、元
「ゴーゴー嬢」であることが発覚した頃から徐々に冷め、
「遠距離恋愛」などではなく、実はカレシは二階の
「同系列カラオケ店」勤務であり、なんと
「超近距離(職場)恋愛」だったというオチがついた所で
「オクハクレーオ(失恋した)」状況となる。

その後は「浮いた話」も特になく、強いて言えば某
「ソイカ(ウボーイ)」のゴーゴーバーで、毎日毎日
「パンツを履かずに踊る」のが仕事の
Nック嬢を少し気に入ってはいるが、どうやら
彼女の方はオレに対してさほど
「マイソンヂャイ(321122興味がない)」な様子なので、
発展はないだろうな。

いずれにしても、オレの場合常々
「特定の恋人を作る気はない」、何故なら
「タイガールは皆ジャオチュー(浮気者)でキーフング(嫉妬深い)で、
おまけに暴力的でコワイからね」と公に宣言しているし、
「そーいうホンダの方こそジャオチューぢゃないの!」と、
廻りの女子からは思われているようなのだ。

「ゴシップ好き♪」なタイピープルは、いつも
「あーでもないこーでもない」とあることないこと噂しているので、
「いつもディスコでいろんな女子と踊っている」ようなオレは、
「アイツは間違いなくジャオチューに決まっている」とか、一時
「Tーはホンダのギックだ」などと、まったく
ありもしないことを囁かれていたらしいし。

「こっちが一方的に好き」なだけでそんな噂を流されるのだから、
放っておいたら、陰で何を言われているかわかったものではない。

ま、オレの方もそんな態度では
「フェーン」などできるはずもなく、特に
焦っているわけでもないが、一方ではタイガールと
「一度くらいちゃんとお付き合いしてみたいな」という気持ちも
「まったくなくはない」という、何とも中途半端な状態なのだ。

そんな折、一番のディスコ仲間である
Sンちゃんの動向がヒジョーに興味深い。

36才A型。物腰が柔らかくおとなし目でいつも
「自然体」の彼は、オレのように
「獲物を発見したらガツガツ」みたいなことも一切なく、
「流れに身を任せ」つつ、ごく自然に
女子達と仲良くなっていくのだ。

「相手が興味を示してこないとこちらも興味が沸かない」という、
シンプルな考え方は共通する部分だが、そこに
「勝手に無理矢理理由を付け」たり、とかく
「思い込みが入りやすい」オレとは異なり、まるで
「波間を漂うボート」のようだ。

要は漕ぎ手次第。
「スイスイ」行くこともあれば
「暴れて落ちる」こともある。

タイで暮らす期間はオレとほぼ同じだが、すでに
何人か恋人もいたらしく、オレの知る元カノとも
友達として良好な関係を保っている(ように見える)。

タイ文字の読み書きができる彼はメールを巧みに操り、
電話での会話もオレなんかよりとても上手で、
タイガールの長電話にいつまでも付き合っているし、
廻りの女子友達からの評価はいずれも非常に高い。

そんな彼も現在はフリーであり、ここ一週間ほど
お気に入りのRちゃんとの関係でけっこう揺れている様子。

某ゴーゴーバーで働き始めたばかりのまだ純粋な印象の彼女と、
最近よく店終わりで一緒にディスコに出掛けるのだが、オレなら
もうとっくに「持ち帰って」いる状況の中、手を出すこともなく
自然に近づいていっているのが、端からもよ〜くわかる。

ただ、紡ぎ出す会話や態度などから、やや
「重い」と感じることがあるらしく、
「五分五分な感じになってきちゃいました」と、
そっとオレに告げるSンちゃん。

その微妙な感触がわかろうはずもないこっちは
「えー。マジで」と驚くしかないが、内容を言葉で説明されれば
「まあなんとなくわからないでもない」といった感じ。
というか、オレからしてみれば
「贅沢な悩み」で羨ましく思えるほどだ。

そう思うのは、相手から「ヒシヒシ」と伝わる
「本気で好いてくれている」という部分。

実際問題、オレの場合
「自分が好きな相手には好かれず」
「気に入らない相手から好かれる」
といった状況が、ここのところもう
「ずーっ」と続いているからだ。

「相思相愛」なんて羨ましい限りであり、
「いっとけばいいぢゃん」と単純に思うのだが、おそらく舟の上で
「ジッ」としている感じではないのかもしれない。

ま、二人がこの先どうなるかはともかく、彼の
「女子に対する態度」はヒジョーに参考になるのだが、
果たしてオレに同じことができるかと言えば、正直
そうは思えない。

「キャラ」が少し違うからかな。

SちゃんはSちゃんだし、
オレはオレなのだ。


昨日というか今朝、帰り際にそのRちゃんが、
「体調が悪いから」と先に帰った彼について、
「Sちゃんは私のことそんなに好きぢゃないから」と、
寂しげな表情をしていたので、ちょっと胸が
「キュン」としてしまった。

「そんなことないってば」なんて慰めつつも、
「オンナって鋭いなあ」と、同時に少し
「ビビり」もした。

たかだかまだ十代の
幼い女のコなのに。

コワイコワイ。

ただ、そんなやり取りを見ていると
「オレもそろそろ」な〜んて思ったりもする。

いくらタイガールが「アツい」からと言って、すぐに
「物を投げる」からと言って、いつまでも
「ビビっ」てばかりはいられないのだ。

「縛り合わない自由な関係がいい」な〜んて、
「冷めたこと」ばかり言っていないで、
「アツくなって傷つけ合う」ような
「本気の恋愛」を、
一度くらいは

してみたいものだ。

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2010年8月 9日 (月)

ボリサットゥキーゴーホック

「ヘイ、ホンダー。ワッツアップ」


Mーガンが声を掛けて来る。

黒人はアフリカ系が目立つタイでは珍しくアメリカ人の彼は、某
「ラーンドン」のすぐ裏のアパートに住んでいて、ほぼ毎日のように
同じテーブルに座ってシーシャを吸っている。
Tー嬢と仲良く話しているのを見て、最初は
「すわ。ライバルか」と思ったが、どうやらそうでもないようだ。

背は低いが横幅がかなり広い、
「豆タンク」のような体型の彼と、握手の後手を離し際に指を
「パチンッ」と鳴らすややこしい挨拶を交わす(米国風?)。

英語よりも先にタイ語が頭に浮かんでしまう今は、
ごく簡単な言葉でさえ脳内変換にけっこうな時間が掛かるので、
ファランと話す時はひと苦労なのだが、それでも
「超常連」の彼とは、顔を合わせればたまに言葉も交わす。

「あんまり派手にやってるとタイ人にヤラレちゃうぞ〜。
この間、表で事件あったの知ってるか」

事件とは、つい先日起こったらしい若者同士の
「拳銃絡み」の争いのことだろう。

(一段上がった)階上の柱の横の席が定位置の彼から見れば、
連れて来るなり店で合流するなりして、タイガール達と一緒に
「チョンチョン(32乾杯乾杯)」などと騒いでいるオレ達の姿は、
「派手にやっている」ように見えるのだろうか。

ま、実際彼は隅の方で大人しくしてるし、
冗談っぽく笑いながら話してはいたが、やはり先輩からの
「大事な忠告」として受け取っておくべきであろう。

ただ、現実問題女子メンバーの顔ぶれはいつも同じだし、
見知らぬ女子と話したりすることもまずないし、逆に
話し掛けられることもほとんどないので、
「トラブルに巻き込まれる」恐れは少ないと思うのだが。

むしろ、声を掛けてくるのはタイ男子ばかりであり、
トイレで横になったりエントランスですれ違ったりする時、
「にーさん毎日来てますよね」
「いやいや毎日ぢゃないけど週に七日くらいかな」
「それって毎日ぢゃん」「はははははは」
てな会話をよく交わすし、飲みながら踊っていても
グラスを持って近づいてきて乾杯してくるのは
若いタイボーイばかりなのである。

もちろん彼らは決して好戦的ではなく、
自分達の好きな遊び場にこれだけしょっちゅう来るのだから、
「コイツよほどこの店が気に入っているのだな」と、
「憎からず」思っていてくれるものと勝手に想像するが。

とは言ってももちろん全員ではないし、中にはMーガンの言うように
「アイツら調子に乗りやがって」と
「快くなく」感じている人間もいるだろうし、
「アツく」なりやすい彼らのことだから、何かの
「キッカケ」があれば、いつ
「ヤラレて」もおかしくはない。

そのことだけはキモに命じておかねば。


さて、ヴィザの延長のため一度国境を跨がねばならず、当初は
いつものようにラオスに行ってこようと思っていたのだが、結局
「朝一で出発して午後には戻って来る」という
「ヴィザランツアー」なるものに参加し、
カンボジアを往復してきた。

タイから出入国するには、三時間ほどで着く
「ポイペト」という街が近くて手っ取り早いのだが、
カンボジア入国にはヴィザ代が1000THB必要なので、
時間は掛かるけど、ヴィザ代フリーのラオスならその金額を
宿泊食事マッサージ費用くらいには充てられるし、
「カジノ以外何もない」町に行くよりは、まだ
ヴィエンチャンの方が楽しいから、
「ヒマ」さえあるのならそっちがいいかなと思う。

ただ、いつも必ず考えるのは
「せっかくだから一度くらいはアンコールワットに」とか、
「どうせならミヤンマーに行ってみるか」とか、
「ベトナムにも行ってみたいなあ」とか、
「シンガポール?マレーシア??」など、近場への旅行の可能性。

しかし、結局は面倒になり
「まいっか」となるのが常である。

ま、一緒に行くガールフレンドでも居れば
話は別なんだろうけどね。

某「アジアヴィザツアー」のI氏に電話で聞いてみると、
「月曜出発はやってない」と言うので、仕方なく
以前二度使ったことのある、某
「ジャックトータルゴルフ」に頼むことに。
広告には(月曜を除く)と書いてあったが、電話では
「今は毎日やってます」と言う。

しかし、料金が今月から2100THBに上がるらしく
「広告には2000THBと書いてあるが」と文句を言うと、
「ああ、それは間違っているのです」などと簡単におっしゃる。

まるで雑誌社が悪いように聞こえるが、
「ツアー料金のアップ」なんていう重要事項を
「校正」の時に何故しっかりチェックしない。
どちらにしろこっち(客)には関係のない話なのだから、少なくとも
「誠に申し訳ありませんが」と、ひと言添えるべきだろう。

ま、タイ人はそう簡単に謝らないからね。

そもそも、単独で
「アランヤプラテート→ポイペト」間を往復すれば良いのに、
「ケチケチ」なオレが何故そんな、
「ツアー代金を抜かれる」ような
「アホらしい真似」をするかと言えば理由がある。

1出発場所が近い(B.T.S10駅分の差)。
2カンボジア側のイミグレで並ばずに済む
(作業にけっこう時間がかかるらしい)。
3カンボジア側のイミグレで、日帰りの場合
「コラプション(賄賂)」を要求されるらしく、鬱陶しい。
4バスは直行なので所要時間が早く、しかも
イミグレの開く時間に合わせるので効率が良い。
5カジノホテルの朝食バイキングがつくのだが、
これが案外イケる。
6以上の用件を勘案すると差額がさほどではない
(一等エアコンバス片道207、ガソリン代10、駐車場50、
ヴィザ代1000、賄賂200、合計1674THB、つまり差額
326THBでホテルの朝食バイキングをいただく計算だ)。

ところが2100THBに値上がりするのだとしたら、差額は
426THBとなり、まあそれでもまだお得感はあるのかな。

結局面倒くさがりのオレはツアーに頼むことにしたが、
一応広告の載っていた某フリーペーパーを持参し、
文句のひとつでも言ってやろうと思っていた。

出発は朝の五時であり、二十分前までに集合。てことは
「ラーンドン」を出るのは四時半ってことか。
なんと最も盛り上がる時間ではないか。チクショウ。

案の定皆が楽しそうにしてる中悔しい思いをしつつ店を出て、
到着早々、気の強そうなタイガール相手に値上げの件を詰問。

彼女曰く、全面的に悪いのは某フリーペーパー
「DACO」側だと主張し、
「文句があるならそっちに言え」的な対応だ。

まったく悪びれていないので腹が立って、
「なんだとこの野郎。貴様ぢゃ話にならん。社長呼べ。今すぐ」と、
叫びそうになったが、いやほんのちょっと大きい声でそう言ったが、
「明日なら社長が電話で対応します」とすまし顔の彼女。
目の前で雑誌を地面に叩き付けても
「顔色一つ」変えなかったのには恐れ入った。

別に100THBが惜しいわけではない。
いや、ちょっとは惜しいがそうではなくて、
「サーヴィス業」というものは客への対応が悪くてはアカンのだ。

「貴様の名は何だ」
「貴様の会社は最低だ」

そう、捨て台詞を残すくらいしかできなかったが。

で、いよいよバスに乗り込みますよ〜となった時、
「あれ。バスは」

目の前にはワンボックスカーが二台。
「どうぞこちらです」と男子スタッフが手招きをする。

「おいこら。VIPBUSはどこへ行った」
「いや、あの。今日はお客様が十名以下ですので、
ワンボックスカーを使います」
「ぬあんだと。広告にしっかり
<VIPBUS使用>と謳っているやろが。おお」
「いえいえ。人数が少ない時は......」
「じゃかましいわ。このウソつき野郎が。会社名を
<ウソつき>に変えろ。ボケ」

さほど興奮していないので全部タイ語だ。
あまり興奮するとニッポン語しか出てこなくなるが。

ていうか、
ちょっとちょっとあなた。

年端の行かぬオンナのコに
そんなにアツくなってはいけませんよ。
ほんとにもう。


車内では三人掛けの真ん中。
右隣はポッチャリメタボのニッポン人のおっさん。

「最悪だ」

この手の人達とは、申し訳ないが
「1ナノ」も話したくない。

どうせこう来るに決まってる。
「タイにどれくらいいるの」「タイで何してるの」「家はどこ」
「仕事は」「普段は」「カノジョは」「どこで遊ぶの」etc...。

よーするに、普段ニッポン語を話す相手が居なくて
「ウズウズ」しているに決まっているのだ。
悪いがオレはあんたの話に付き合うほどヒマではない。
いや、ホントはヒマだが。

結局は、国境の町アランヤプラテートに到着時、各自に
パスポートを配られた時点で、
「ニッポン人ですよね」とバレてしまって声を掛けられた。
それまでは一切無視してたのに。

「タニヤでカラオケ店を五年間やってた」
「今はスワンナプームの近くに住んでる」
「家賃は2000THBだけど電気代が2500THB」
「ニッポンでもタイでも仕事がない」
「今は一食100THBくらいが限界」
「昔はパッポンで二日で二万バーツ使ったものだ」

知るか。

「二日で二万バーツってまた中途半端な」

そんなツッコミをいれることもなく、一生懸命
歯の隙間から唾を飛ばしながら話す彼を前に、
「こんなおっさんにだけはゼッタイになるもんか」と、
堅く、堅〜く心に誓ったのだった。

おっさんはカジノホテルに二泊して、
タイの在カンボジアイミグレで観光ヴィザを取るらしく
(スタッフが代わりにやってくれるとのこと*6000THB)、
「やることがない」とぼやいていたが、
「あるではないか」と、オレはカジノを眺めていた。

二泊もしたらいくらでも際限なく
「ヤラレ」る自信がある。

「ブラックジャック」ならまだしも、
「バカラ」に手を出したら最後だ。

「賭け事は二度としません」と
誓ったあの日。

そう。
ギャンブルは全てにおいて
「胴元」が儲かるようになっているのです。
だからやるならもちろん胴元の方。
「客」になる気などないのですから。

トランプの誘いを振り切って迎えの車に乗り、
お腹もふくれたので帰りは少しだけ寝られた。


というわけで、今から某フリーペーパー
「DACO」編集部に苦情のメールを送る。

巳年だからなのか、けっこう
「しつこい」性格なのよね。

オレって。


*「ボリサットゥキーゴーホック(23223222111)」は
「ウソつき会社」の意。

例の広告記事。
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2010年8月 8日 (日)

キットゥンヤワラート

涼しい。

相変わらず雨は毎日降るし、しかも最近は
「シトシト」とけっこう長い時間降り続くこともあったりするし、
昼間の陽射しがキツいのも確かだが、太陽が沈み夜になると
「ジメジメ」した感じはなく、爽やかな風がとても心地良い。

普通のブラウス地よりもう一段階
厚い生地の長袖を羽織りたくなるほどで、体感温度としては
摂氏二十℃そこそこといったところだろうか。

最近猛暑続きで、体の弱ったじーさんばーさん達が
「バタバタ」と死んでいるという噂のニッポンの方々に、
なんだか申し訳ないような気がするほど、快適な日々。

渋滞が解消した夜の道をスイスイとバイクで走っていると、かなりの
「気持ち良さ」を感じるわけだが、逆に雨が降る中大渋滞の道を、
車の合間を縫って運転する時、感じるのは多大なる
「ストレス」のみだ。

しかし、よくよく考えてみればそんな風に
「ストレスを感じる」場面なんて、
渋滞中の運転のシーン以外滅多にない。
まあ、後はたまに「ゴーゴーバー」で、
「鬱陶しいババアの接客に当たった時」くらいの話で、
ニッポンに居た頃に比べてどれだけ少なくなったことか。

思わず「ニヤッ」としてしまうような楽しい出来事が
「格段に増えた」ことと合わせると、タイ移住がオレの精神状態に
いかに好影響を与えているのかがよ〜くわかる。

ニッポンに住んでいた時は、仕事を辞めて
「フラフラ」していた一年と少しの間も、
何故だかよく分からないがちょっとしたことですぐに
「イライラ」したり、常に何かについて
「悩んで」いたような気がする。

そんな、余計なことを一切考えなくていい、まさに
「頭スッカラカン状態」なのにも関わらず、
さらに贅沢を言わせてもらうなら、今ちょっと
「海に行きたい」かな。

できればカワイコちゃんと一緒に
「夕陽が水平線に沈むのを見ながら愛を語り合」ったり、
「夜のビーチをゆっくり散歩し」たり、
「雰囲気の良い海沿いのコテージ」で、
「あんなこと」や「こんなこと」もしてみたいものだ。

実はタイに来て未だにそういった経験がない寂しいオレ。

「ずっと一緒に居ても疲れない」くらい
「精神的に繋がった相手」となら、
それはそれは楽しいひとときだろう。
ただ、今まではタイガールと
「そこまでの関係を築き切れていない」というのが、残念ながら
「悲しい現状」なのである。

友達の男子と二組のカップルで、
「サメット島」辺りで静かに過ごすのも良いだろうし、
「ダンス好き」の女子ならば
「パンガン島」か「サムイ島」で
「ビーチパーティー」に繰り出すのも楽しいかもだが、
今はどちらかと言うと前者をチョイスしたい気分かな。

ま、とにかく相手がいないと始まらないわけで、
候補がまったくいないこともないが、現実的には
なかなか休みが取れないだろうなあ。なにしろ
彼女はプロフェッショナルのダンサーで給料は月給制、
一ヶ月に公休日がなんと二日しかないという、
「超ハード」な生活を送っているのだ。

あまりゼータクを言ってはいけないか。
これだけ過ごし易い環境の中で、毎日毎日酒飲んで踊って、
たまにうまいもの食べて、寝たい時に寝て起きたい時に起きる、
などという生活をしている上、あと一ヶ月半程で雨季も終わり、
さらに素晴らしい季節が訪れるのだからね。

それにしても、こんなに
「ダラダラ」した生活を続けていてまったくよく飽きないものだなあ。
たまに、ごくたま〜に
「こんな店ならやってみたいなあ」などと妄想することもあるが、
「現実にやるとしたら具体的に何をどうすれば」と考えた途端、
「あっ」という間にそんな気持ちは萎えてしまう。

だから少なくとも今はいいのだ。このままで。
本気で思う時が来ればそこで行動を起こせばいい。

な〜んて言いつつもう二年近く経つが、
本当にこんなんでいいのかな。オレ。


さて、ここ二日ばかりタイの中華街
「ヤワラート」に出掛けてきた。

先日突然DVDプレイヤーの電源が落ちて、
「それっきり」になってしまい、仕方がないので修理のため、購入した
ヤワラート奥にある電気街の某店に持って行ったら
「明日取りに来て」と言われたのだ。

800THBで購入して修理代が400THB。
保証期限が切れていたので有料だったが、まあその価格なら
壊れたことにも修理代にも文句は言えないな。

しかし、いつ行ってもヤワラートの活気はスゴイ。
市場にはそれこそありとあらゆる食材が
「ナマモノ」から「乾物」まで「何でも」売っていて、
「なんぢゃこれ」という不気味なものもたくさんある。

「なんでもかんでも干せばいいってもんぢゃないでしょ」と、
ツッコみたくなるような正体不明の怪しい干物や、
「なんの動物のどの部分??」なのかまったく想像もつかない
「内臓系」が何種類も山積みになっていたりと、
眺めていて飽きることは決してない。

最大級のグルメ街だけあって屋台の料理も相当レヴェルが高く、
「クイティアオ(タイ風ラーメン)」にしても
スクムヴィット辺りの店とはひと味もふた味も違い、なんというか
「やさしい味」であり、麺のコシも具の内容も、例えば
「キアオ(112)」と呼ばれる「ワンタン」的なものの中身が、
普通はただカットしただけのソーセージだったりするのに、
当たり前のように「蟹」や「エビ」だったり、
「ムーデェーン(12222)」と呼ばれる「焼豚」も、
普段は抜きにしてもらうが、明らかにウマいので、ヤワラートでは
「全部乗せて!」と注文する。

「キットゥンバミーラーンニー(ここのラーメンが恋しい)」

いつものおじさんについそんなことを言ってしまうほど、
その店は本当にウマいのだ。
小ぶりの焼豚が五六枚、ゲソの煮物少々、
エビカニワンタンが二個乗って、なんと30THB。

おいおい。それはいくらなんでも
ちょっと安過ぎるんぢゃないの。

「遠いからなかなか来られない」と愚痴を言うと、
「ウドムスクに弟が店を出したよ」と教えてくれた。

「マジで。行く行く」
スクムヴィットのsoi103だから、家からはさほど遠くない。
味が同じならいいのだけどね。

で、昨日は昼過ぎに修理済みの
DVDプレイヤーを受け取ってから、お粥屋さんに。
「カーオトムスワイ(33232112普通の白いお粥)」と、
三十種類くらいあるおかずの中から、悩みに悩んで
「白身魚のカレー炒め」と
「あんかけ揚げだし豆腐」を注文。

これがなんとメチャメチャウマいのだ。
特に豆腐は、しっかりした食感といい、
甘辛い絶妙な味付けの餡といい、
もう最高だった。

「なんやこれ。めっちゃめちゃウマいぞ」などと、
独りつぶやきながら「あっ」という間にペロリだ。

53THB。
う〜ん。安いな。

本当はいつも買って帰る
「カノムジープ(322332焼売)」が食べたかったのだが、
三時からしかやっていないので諦めて、これもいつも買う
「カリカリ食感」がたまらない、
「タロイモかりんとう」と「チップス」を購入(100THB)。

おじさんに
「景気はどう」と聞いたら、
「赤服騒動で随分ヤラレたよ」と嘆いていた。

「家が近くだったら毎日来るのになあ」

バイクで四十分以上はかかるから、
渋滞を考えると気軽に行ける距離ではない。

当分引っ越す予定はないが、次回は是非
ヤワラートの近くに住みたいな。
なにしろ毎日毎日安くてウマいものが
食べ放題なのだ。


ああ。

シューマイが食べたいよう。


*戻ってきたDVDプレイヤーは
タイのメーカー(と言っても中国生産)「ANNY」製。
Img_7435_5

食べ始めるとやめられない系。
油断すると一気に一袋いってしまう。
Img_7437

最近は夕方雨が降り出す日が多い。
Img_7431

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2010年8月 6日 (金)

パウマーイ

「ラックガンゴーンディークワ。チャイマイ?」


はい。それはもうまったくその通り。
あなたのおっしゃる通りなのでございます。

21才。田舎町コラートゥからバンコクに出てきて三ヶ月。
仕事は下着を付けず大勢の前で音楽に合わせて踊り、
時には一緒にお酒を飲み、時にはセックスのお相手も。
国籍も違えば見た目や人柄も違うオトコと次から次へと。

「何故コイツらは初めて会った私とこんなことをして喜ぶの」
「毎日毎日感情のないエッチの繰り返しで気持ちいいわけない」

相手は昨日知り会ったばかりのニッポン人のオトコ。
おねーちゃんはニッポン人と結婚して京都に住んでるし、
そのおかげで、ニッポンにも二度旅行したことがある。
雪も見た。富士山も、桜も。
ネズミーランドにも行った。
体の大きいファランよりも、確かに
ニッポン人の方が好き。

だから、初めて店に来たあなたに誘われて
ディスコに行くことに、別に抵抗はなかった。
ウィスキイのコーラ割りを飲んで、一緒に
セクシイなダンスをすることだってね。

あなたの友達はいい人そうに見えたし。
あなただって悪い人には思えなかった。

二人共部屋は近いし、お互い独り暮らし。
一緒に家に帰るなら手前にある私の部屋でいいわ。
アパートはまだ新しいし、そんなに散らかってもいないから。

「オトコの人はどーしてそんなにエッチなことがしたいの」
「私はあまり気持ち良くもないし、眠いからもう寝かせて」

翌朝。というか昼過ぎ。

ああよく寝たわ。あなたも
ちゃんと寝られたのかしら。

私の体に触れて、そんなに楽しいのかな。
キスなんてしたって気持ち良くなくない?

「愛し合ってからの方がいいでしょ」

これが冒頭のセリフの意味だ。

君の立場になって考えてみれば
気持ちはよ〜くわかるし、オレだって
もちろんそう思うよ。

では、いったい何を求めているのか。

君は別に、初めて会ったオレに対し
「心を許した」わけでもないし、特に
「深く考えた」上での行動でもない。

互いに激しい欲望を感じて抱き合うわけでもなく、
それならもっとふさわしい相手、すなわち
「エッチ大好き♪」な、もう少し上の年齢層がいいかも。

本当におっさん、いやおじーちゃんの感覚で、
「ああ。わしはもう若いオナゴの肌をさわっているだけでいいんぢゃ」
ということならば、毎日「ゴーゴーバー」に通い詰め、
気に入ったコを隣に座らせて、ただ
「さわさわ」していればよいし、そんな感じの男性だって
実際タイにはたくさんいる。
たしかにそれに近い感覚はあるが、まだそこまで
「枯れて」もいないぞ。決して。

何がしたいのだろう。

う〜ん。
自分でもよくわからないな。

「片っ端からいろんなオンナとヤりまくりたい」わけでもないし、
「一人の相手と束縛し合いながらじっくり愛し合いたい」わけでも、
「自分だけのハーレムを作りたい」わけでもない。

かと言って、男子である以上異性に興味がないわけではないし、
「その行動のほとんどは女子を意識してのこと」でもある。
タイに移住して来たのだって、正直な話
「気候の良さ」「物価の安さ」「マイペンライさ」などだけではなく
「異国の女子との刺激的な日々」への期待が大きな理由だ。

「目標がハッキリしていないと考え方や行動がブレる」
ということはやはりどーしてもあるわけで、
「女子への対応」に関してもなんとな〜く
「慣れつつある」今の時期、まさに
「ブレブレ」になってきている気がしなくもない。

ま、考え過ぎなのかもしれぬが。


「メインテーマ」である、
「残りの人生をいかに楽しく過ごすか」に関して言えば、
今現在ここでこうして暮らしていることにまったく迷いはないし、
相変わらず刺激的で毎日楽しい日々である。

自分としてはこの国の将来のため、ニッポン人として少しでも
「貢献」できればいいし、何らかのカタチで
「架け橋」の一部になれればいい、と思っている。

できれば、出身地である「ナゴヤ」とどこかの街
(クルングテープはソウルに取られてしまったので)、例えば
「コーンケェーン」と姉妹都市提携を結び、
「教育(どちらにも大きな公共大学がある)」
「文化(ローカルサブカルチャーがいいのかな)」などにおいて、
「互いに実りのある関係」になれればいいな、というような
「目標」だって密かに持っているのだ。

何ですと。
それにしては、ディスコで遊んでばかりいて
「まったく目標に近づいていないぢゃん」って!?

いやいやいやいやいや。何をおっしゃる。
これでも少しづつ、少〜しづつ、
一歩一歩着実に進んで二歩下がりつつ
「上を向いて」歩いているのですぞ。

「コーンケェーン」には何度も足を運んでいるし、
「大学」も一応リサーチ済みだしね。

ただ、
「ニッポン三大ブサイク都市」の汚名高き「ナゴヤ」と、
「タイ三大美人都市」の誉れ高き(個人的認定?)
「コーンケェーン」を繋げるのに違和感がなくもないが。

いや。
むしろその古くからの
「汚名返上」のためにオレは立ち上がるのだ。

「ナゴヤ嬢」と
「ナゴヤ巻き(髪の毛ね♪)」の
「名誉」のために。

って、
そんなわけないやろ。


*「パウマーイ(32112)」とは「目標」の意。

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2010年8月 5日 (木)

ミーアムナート

「今度は二枚かよ!!」


思わず笑ってしまった。

だっていくら偶然にしたって、前回持ち帰ったコが
「ノーパン」で、今回は
「二枚履き」なんて。

いや、
「持ち帰った」のは結果論で、
「パンツを二枚履いてる状況」が発覚したのは、その前の
「ディスコで踊っている段階」でのことだったのだが、とにかく
「君はパンツ履いてるよね?」とSちゃんが冗談で尋ねたのは、
彼女がついさっきまでパンツを履いてなかったからであり、
何故なら彼女の職場はソイカウボーイの某
「ゴーゴーバー」で、その店ではダンサーが全員、
「ノーパン」の上に「短いスカート履き」で踊っているから。

例の、
「ワンピースのクセにノーパン事件」の際、
Sちゃんは隣で踊っていて、ビックリしたオレが彼に
「コイツパンツ履いてないんだけど」と報告したら
「マジっすか!?」と一緒に驚いてくれたわけで。

だからジョークでそう聞いて来たSちゃんに対し、
「履いてるけど、どうして?」と不思議そうな顔をする彼女は、某
「Ti-lak」という店の「ゼッケン1○4番」N嬢であり、
ついさっきそこで飲んでいたオレ達が、営業修了間近に
「終わったら一緒に遊びに行こうよ♪」と誘ったコだ。

「Tバック」の上に
「ボクサータイプ」のパンツを重ねて履いていた理由はともかく、
「仕事中は常にノーパン」というタイガール達が皆、
「プライヴェートでもノーパン」なわけではない。

もしそうならまったく
「アメージング」な話だが、この国に住んでいると、段々
「アメージング」な出来事に対する免疫ができてきて、
ちょっとやそっとのことでは
「おお。アメージングタイランド!」と感嘆などしなくなる。例えば、
「ゴーゴーバー」のカウンターで一本120THBのビールを飲みつつ、
少し顔の角度を変えれば、目の前に女子の
「局部が迫って来る」なんていう状況は、
「非日常」でも何でもないのだ。

では、今のオレがどの程度で
「アメージング!!」と叫ぶのかを説明するならば、毎晩
午後十一時から十二時の最も盛り上がる時間に行なわれる
「ショータイム」にて、派手な衣装を身に付けた
「セクシーダンス」や、何も身に纏わない
「レズビアンショー」程度では今さら驚くまでもないが、MCの
「ヌン、ソング、サーーム(いち、にい、さーん)!」という
掛け声に合わせ、毎度毎度キッチリと外すことなく、
ステージ上で自ら局部に挿入した
「生卵」を「真下に置いたロックグラスで割る」という
「お下劣ショー」にて、ニッポンでもよくあるその手の
「温泉芸」を、若きタイガールが演じるその技術の高さに
「25アメージング」を感じたし、
「炭酸の瓶の栓を局部にて<シュパーン>と抜く」技には、驚異の
「73アメージング」を感じ、思わずステージ上の踊り子に駆け寄り
「マイジェップロー(痛くないの)?」と尋ね、常識で考えれば
「傷ついて流血していてもおかしくない」局部を確認し、
「う〜ん。なんともないのか」と「ホッ」とする。

ただ、そんなビックリ技だって最初のインパクトがいくら
「キョーレツ」だとしても、二度目以降はすでにもう
「どーってことない」わけで。

しょっちゅう戦争をしているような国では、
頭の上を銃弾が飛び交おうと平気なのかもしれない。
そんな風に、いろんな状況において
「日常」と「非日常」の分岐点は、生まれ育った環境で
「大きく異なる」のである。


さて、
「女子のノーパンが日常」のこの国で、さらなる
「アメージング」を求めるには、まだ自分が経験したことのない
「未知の世界」に入っていく必要があり、ここから先はある程度の
「覚悟」をせねばならない。

それがいかなるものかと言えば、
「我が身の危険」もそのひとつ。

タイでの大先輩Y君が、いつも
オレのことを心配してくれる。

「イズミさんは気を付けないといつかヤラレますよ」

「ヤラレる」はひょっとすると
「殺られる」に近いニュアンスかもしれない。つまり、
「ローカルディスコに出入りしていると危険な目に遭う」
ということを示唆してくれているわけで、彼自身、
その昔は空手で鳴らし、博多の街ではコワいものなど何もなく、
普段からきっちりトレーニングして筋肉で
「ガチガチ」に武装(?)している「彼」ですら、
「いつでもやってやりますよ(ニヤリ)」が口癖の「彼」ですら、
「ローカルディスコ」にて、肩がぶつかったことがきっかけで、
地元タイボーイ集団に囲まれ、セキュリティーの制止がなければ
「危ういことになっていたかも」と教えてくれた。

オレのような、ひょろひょろのもやしっ子で
「超軟弱」なおっさんが、そもそもそんな
「怪しい」場所に出入りすること自体、かなり
「リスキイ」は話なわけであり、そんな
「セキュリティーチェック」もほとんどないような店で、
「割れたビール瓶を逆さに持つ」くらいならまだしも、
「拳銃」を携帯している輩がいたって決しておかしくはない。

実際、つい先日行きつけの某
「ラーンドン」において、Tの話によると
(まあ、大袈裟な彼の場合話半分に聞いておかねばならぬが)、
店の外ではあるけれど、男の子同士の喧嘩でついに
「拳銃」が登場し、ケーサツもやって来て大騒ぎになったらしい。

許可さえあれば銃を持てるタイでは比較的手に入り易いのか、
若い衆が無許可で持っていることもあるようで、現実に以前
「手入れ」の入ったオオバコディスコでは、
放置された拳銃二丁と注射器三本が発見されたと言う。つまり、
「持ち(物)検(査)」で発覚するとマズいので慌てて
「捨てた」のだろうが、注射器のような小さいモノならまだしも、
銃のようなデカイモノをいったいどうやって持ち込んだのだろう。
「セキュリティーチェック」の厳しいオオバコで。


「米国に旅行したいと思わないのは<銃の国>だから」

ずっとそう言い続けてきたオレではあるが、一方で
「映画好き」なことからも、頻繁に登場する
「拳銃」には、ある種の
「憧れ」のような感覚を持つのも事実。

フィリピンほどではないにせよ、この国における
「銃の存在の現実」を知るにつれ、
「もしもタイで店をやるならば」
「どうせ所持するならば」と、徐々に妄想が膨らんできて
「見た目はリボルバータイプがカッチョいいな」
「でも軽くて撃ち易いのはオートマティックか」
「山奥か沿海部で練習を積んで」などと考えていたら、
「カノジョのおとーさんが銃の販売をしている」と、本人も
「めちゃめちゃ銃の似合いそうな」ニッポン人の友達から聞き、
さりげな〜く尋ねてみたところ
「トカレフなら安いと思うよ」などとこともなげに言われた
*イニシャルは敢えて伏せるが。

「お金で何でも買える」国で、
「自分の身を守るため」ならば。

いやいやいやいやいやいや。
いけませんいけませんよ。あなた。

いくら許可証もセットで買えるとは言え、
実際に持ったところで撃てもしないような、そんなモノ。
許可証があったって、外には持ち出せないわけだしね。
仮に大金を扱うような店の「強盗対策」ならまだしも、
「自己防衛」のためなんてとんでもありません。

「覚悟」とそれはまったく別の話だからね。


昨日も、例の詐欺事件がらみで
タイの軍の大佐C氏とお会いして話を伺ったが、
「何か問題があればいつでも私に連絡してきなさい」と、
「ジョークも交えつつニコニコと」話す彼の様子を見ながら、
「やはりコネと金があればどーにでもなるのか」と、
「薄ら寒〜い」感覚を憶えた。

十年来の友達というIさんの紹介であり、そうでなければ
「軍のエラい人」と普通に話などできるはずもない。
「ケーサツ」と平行して当然「軍」も権力を持つわけで、中でも
「王族」絡みであれば「最強」である。

「助けを必要とする問題なんて起こさなければいいんだよね〜」と、
在タイ歴の長い大手企業勤務のMさんはこともなげに言っていたが、
「何ごとにも興味津々」のクセに「ビビリ性」のオレとしては、
どうも素直にそうは思えない。

タイ人から見ればオレ達ニッポン人は明らかに
「ガイジン」であり、しかもひとりひとりが
「金のなる木」なのは間違いない。

知人の話を聞いただけでも
「いきなり背後から襲われて金を奪われ」たり
「非番のケーサツ官にイチャモンをつけられボコボコにされ」たり
「所持していたガンヂャのg数を千倍にされたり」と、もう
「とんでもなくメチャメチャな目」に遭わされている
「弱い立場」のニッポン人も本当に多いのだ。

「コネクション」や「名刺」に執着するオレの気持ちも
どうかご理解いただきたい。

「潜伏している犯人」を追いかけるのにも限界はあるし、もし
「捕まえた」としても、その先の対処は非常に難しい。
だからいよいよケーサツに動いてもらうことになりそうだが、
普通にお願いしたところで、タイ人絡みならまだしも、
「ニッポン人同士」のトラブルに積極的に動いてくれるはずがない。

そこで、
「金とコネ」の登場というわけだ。

今のところどうなるかはまだわからないが、ひょっとしたら
「スゴイ力」を目の当たりにすることになるかもしれない。

そして、具体的にいったい
「いくらかかるのか」。

そこが問題でもある。


*「ミー(22)」は「持つ」で「アムナート(22332)」は「権力、権限」。
銃の写真なんてないよ、もちろん。

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2010年8月 4日 (水)

ヌワットタマダー

「ペンアライ(22222どうなのよ)」


そう尋ねられればこっちとしては
「シアウ(112気持ちイイ)」と答えるしかないが、
それはどうやら主にエッチの時に使う言葉らしく、
「サバーイ(2222心地良い)と言いなさい」と怒られる。

部屋のベッドの上で
「出張マッサージ」を受けながら、かなり
「S」気味の三十七才のベテランマッサージ嬢との会話だ。

仕事を終え、十一時頃にやって来た彼女は
「普通はこんなことしないんだからね」と、
「プライヴェート」で客の部屋を訪れた言い訳をしつつも、
用意したタイガーバームとオイルを使って、
二時間ほどフルにマッサージをしてくれた。

ただし、いくら要求しようとも決して服は脱がず、あくまでも
「ヌワットタマダー(普通のマッサージ)」で終始。
「え。マジでこれでおしまいなの」と不満を漏らすオレを無視し、
ベッドからソファーへさっさと移動して、取り出したノートを開く。
Img_7426

「何それ」
「ニッポン語のノートよ」

なるほど。よーするに彼女は
「出張マッサージ」でお小遣いを稼ぎに来たわけでも、
オレというオトコに興味があったわけでもなく、ただ単に
「ニッポン語を教えてもらうこと」が目的だったというわけか。

「言っておくがオレは高いぞ。個人レッスンなら定価は
一時間500THB。友達でも最低
一時間200THBはもらっているからな」
「私だってお客さんにチップを3000THBもらったことある」
「普通のマッサージだけでか」
「普通のマッサージだけでよ」
「そんな金持ちのニッポン人のおっさんのことは関係ない。
とにかくニッポン語を教えるのはけっこうしんどいんだよ」
「マッサージだってしんどいわ」
「ま、そりゃそうだな」

というわけで、
「マッサージ代」と「レッスン料」を「相殺」することで話はまとまり、
それからみっちり二時間はニッポン語を教えるハメになったのだ。

深夜四時近くになってF嬢は帰っていったが、
部屋に来たがっていた彼女のことをすっかり勘違いし、
「熟女の性欲を満たすボランティア」のつもりでいたオレが、
「そういう態度」で接したことに傷ついた(?)のか、さかんに
「ニサイマイディー(性格悪い)」と責められてしまった。

だって、
「カレシいない歴十年以上」だって言うし、その間
「セックスの処理はどうしていたのだ」と尋ねても
「ふにゃふにゃ」としか答えないし、しょーがないから参考のため
「独りエッチDVD」を観せてやろうとしても、
「ニサイマイディー」と言って受け付けないのだ。

しかし、そういう
「真面目なタイガール」もいることがわかって、少し
「ホッ」としたのである。


翌日の月曜日。

T君がニッポンから帰って(?)来て、例の
「詐欺事件」に少し進展があったので、KちゃんY君と共に某
「サリカフェ」というニッポン風の喫茶店でミーティング。

T君がKちゃんに対し、その件に関しての
「委任状」を書き、何かあれば
「代理人」として正式に動けるようになる。
オレの方も、某「援(助)交(際)カフェ」に出入りするらしい
「犯人をかくまっている疑い」のあるタイガールの調査、という
「ミッション」を与えられ、早速動くことに。

「高級時計販売」が仕事のT君の腕に、
「キラリ」と光る時計を発見し、見せてもらったら、某
「カルティエ」の「サントス100」というモデルらしく、なかなか
「カッチョいい」代物だった。

「文字盤がグレイなのは限定なんですよ〜」
「何。限定!?」

そのモデルの場合普通は
「白文字盤」らしいのだが、ベルトは黒のナイロンっぽい素材の
「カジュアル」な印象なわりに、本体はけっこう
「ゴツ」いデザインであり、間違いなく
「ダークグレイ」の方がカッコいい。

嵌めさせてもらったが、
細いオレの腕でもなかなか
「イケる」ではないか。

「いくらなら譲ってくれる?」
「いや。それはその。一応13万バーツって言ってるんですけど」
「いやいや15万バーツだな」
「いやいや16万バーツ」って、
なんでそこで乗っかるの。

ちょっと欲しいな。
7万バーツくらいにならないかなあ。

で、隣の系列マッサージ店某
「サリカマッサージ」へ行くことに。
前日出張してもらったF嬢に、再び
「ヌワットタマダー」をお願いする。

一時間230THB。
チップを50THBあげるが、
「ビール一本しか買えないぢゃん」と怒られる。

おいおい。
お前らビール飲みながら客待ちしてるのか。
ストロー付きのプラスティックケースで誤摩化しているが、
中身がビールだったとは。

しょーがないから、
「LEO BEER」もう一本分の50THBを追加してあげた。


夜は、パタヤツアーから帰って来たSちゃんと、
Tも含めた三人で、プロンポングにある某「麦半」という店で
「野菜天せいろ」(大盛り230THB税別)をいただく。

いとうまし。

その後、ひさしぶりに
「ゴーゴーバー」を二軒程のぞき、某
「援(助)交(際)カフェ」にて調査をするも、
有力な情報は得られず。

マッサージ店が閉まる十一時頃から、
F嬢が何度もしつこく電話してくる。どうやら
皆でパブに飲みに行って酔っぱらっている様子。
前日あれほど、「ニサイマイディー」だの
「マイチョープ(好きぢゃない)」だの言ってたクセに、
「キットゥン」「キットゥン」とうるさくてしょーがないのだ。

まったく意味がわからない。


さて、それからもいろいろあったのだが、
明日はゴルフなのでそろそろ寝なくては。

続きはまた今度。

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2010年8月 1日 (日)

ヂャムダーイ

十一月に台湾男子と結婚する予定の
三十路のタイガールO嬢。

コスメショップを経営していて顔も広い彼女、なんと
百五十名もの客を招いて盛大に披露宴を行うらしいのだが、
昨日、その会場の下見に付き合ったというTから連絡があり、
「ホンダには歌を歌ってもらう、と言ってましたよ」とのことだった。

彼女がいくら「ニッポンびいき」とは言え、まさか
ニッポンの歌でお茶を濁すわけにもいくまい。

参ったな。

まあ、まだ時間があるから、恥をかかぬよう
せいぜい練習しておこう。


人前で喋ったり歌ったりすることに何ら抵抗はないが、実は
高校生の時に大失態を演じたことがあり、未だに傷癒えぬ
「トラウマ」のひとつでもある。

知り合いならご存知の通り、オレの声はかなり
「ハスキイ」であり、有名人で例えるならば
加藤晴彦と柳沢慎吾とバービーボーイズのコンタの声を
「足して三で割った」ような感じなのだが、その昔
「少年少女合唱団(?)」的な、それはそれは
「美しく澄んだ声」だったのが、
「ガラガラ」の「キンキン」声になってしまったのは、
「高校三年のあの秋の日の事件」が原因なのだった。

学園祭の日、体育館でのメインプログラムのひとつである
「生徒による生バンド演奏」に出場することになっていたオレは、
「G-SPOT(!?)」というコピイバンドのヴォーカルとして、本番に向け
前日までハリキッて練習を繰り返していた。

しかしあまりにもハリキり過ぎたのか、当日の朝起きたら突然
「まったく声が出なくなって」しまっていて、どれだけ
「うがい」をしようとも「のど飴」を舐めようとも、普段が
「100」なら「2」くらいのヴォリュウムで、ただ喉から
「ゼイゼイ」と息が漏れるのみ。よーするに
「喉が潰れる」という状況に陥ってしまったわけだ。

メンバーに状況を説明したが、
「今さら辞めるわけにもいかない」という結論で、仕方なく
そのままステージに上がったオレは当然のことながら
「大観衆(と言っても数百人か)のざわめき」に迎えられ、
「赤っ恥」をかき、耐えきれず途中で
逃げるようにその場を去り、一人校舎の片隅で
悲しみに打ちひしがれていた。

「いくら振り絞ってもまったく声が出ない」という、あの、
何とも言えずもどかしい気持ちと、大勢の前で味わった悔しさは、
二十七年経った今でも忘れることができない。

まだ無知で未熟だった当時、ちゃんとした発声ができずに
「喉だけを使って」歌っていたのが原因だろうが、その後も
声はなかなか回復せず、やっとまともに出るようになっても、
以前とは違ったガラガラ声に変わってしまっていたのだった。

しばらくは立ち直れず、人前に出ることもできなかったが、
元々目立ちたがり屋のオレは、いつの間にか克服したのかな。

あれがなければ今頃はミリオンセラーの一つや二つ、
な〜んてことはないだろうが、あの時の
「運命の悪戯」が、今にして思えば
「挫折人生」の始まりだったのかもしれない。


「トラウマ」と言えば例の、
「香りと記憶の繋がり」の件。

それからたった二年後の、あれは確か
二十歳の頃のこと。

アルバイト先の店で知り合った
「運命の人」と一緒に暮らし始めて一年余り。

お互い同系列のブランドのショップ店員、当時の言葉なら
「ハウスマヌカン」だった当時、オレの勤務先である「ナゴヤ駅」と
彼女の勤務先「栄」の中間地点に位置する、今となっては
「よくあんな狭い部屋で住めたものだな」
と思えるその1Kのマンションで、ある日、
いつまでも帰ってこない彼女を心配して待ち続け、思い付く店、
友達の家などに連絡しても一向に足取りが掴めない。

「まさか誘拐」
などと最悪のケースまで考え始めた明け方を過ぎた頃、
ようやく戻って来た彼女の表情を見て、一瞬で
「何もかも」を察知したオレ。

「結婚」も視野に入れていた時期だったのに。
まさかそんな。

問いただしても何も言わず認めない彼女にイラつき、
「激昴」したオレはその日仕事もままならず、
とりあえずの荷物だけ持って、彼女を残し家を去った。

友達の証言で、同じビルの別フロアで働く
同僚の男子と一緒に居た事実を突き止め、その
「許し難い行い」に打ち震えながらも、数日後
残りの荷物を取りにそのマンションに戻ったのだが。

タンスの引き出しにはなんと男子物の下着があり、
「アイツもうここにオトコを連れ込んでやがる」と、
怒りに震えユニットバスの扉を開けた瞬間、
「ムッ」と鼻をついたのは男子物の香水のキツい匂い。
どう考えても「おっさん臭」としか思えないその正体は、
棚に置いてあった透明の瓶であった。

「CHANEL POUR MOUSIEUR」。

その香りとそいつの顔とあの
「ベトッ」とした髪型を、
一生忘れることはないだろう。

まだオレの衣類などがたくさん残るその部屋で、
よくも一緒に暮らせたものだ。
まったく図々しいにもほどがある。

ただ、若かりし頃のオレの妙なプライドのせいなのか、その
Oという輩を1ナノも責めはしなかった。
浮気相手のオトコのことなんかより、信じていたカノジョに
「裏切られたこと」に対するショックの方が大きかったのだろう。
ショップは違ったが同じ会社所属だったそいつは、しばらくの後
Y子を連れて他の販売代理店に移ったのだった。

それからは荒れたなあ。

「くそーオンナなんて。オンナなんて〜」と、まるで
「復讐」でもするように、随分ヒドいことや
みっともないこともした。

しかし、噂によるとそのOがまた悪いヤツらしく、
「ツラい思い」をしている様子の彼女のことが心配になり、
しばらくしてからまた会うことになる。

それから五年後。なんと、
結局はそのY子と結婚することになるのだから、
世の中とはまったく不思議なものだなあと思う。

そのY子とも二年で別居、
三年で協議離婚。

そうやって若かりし頃
「派手に裏切られた経験」がオレにとっての
「恋愛の原点」だったとしたなら、
なんとも切ない話だ。

実際、信じた相手に
「裏切られる恐怖」の記憶は、
「おっさん臭いオードトワレの香り」と共に、
今もまだ消えることはない。


タイに移住する前、
最後の最後に会ったのがY子だった。
小洒落たバーで酒を飲みながら、
昔の想い出話を語り合った。

オレと同年の彼女も今年で四十五才か。

「男運が悪い」と嘆く彼女は、未だに独身である。
長い間女子と一緒に暮らしているため、
「レズ疑惑」がなくもないが、おそらくホンモノではなく
「寂しさを紛らわせる」程度であろう。

そんな中でも
「イズミ君が一番(マシ)だった」と言うが、
当たり前である。

随分時間が経ってから、例の
「朝帰り事件」の真相を聞いてみたが、彼女はただ
「コワかった」とだけ言っていた。

いったい何が。

「結婚」。「つつましい幸せ」。それとも
「オレのこと」か。

あんな行動に出られるお前の方がよっぽど
「コワイ」わ。マジで。

まったく、
「オンナ」というヤツは。

はあ。


*「ヂャムダーイ」は「憶えてる」の意。

未だに持っている結婚指輪はカルティエの三連。
エックスワイフは
「海で手を洗った時落としてしまった」らしい。つまりは
「アナタのせいで痩せてしまったから」ってことだろう。
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