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2011年1月29日 (土)

チョーク

「チョークディーチョークディー」


タイのおじさん達はわりと、
別れ際にこの言葉を口にする。

何故か二回言う。

ニッポンで
「チョーク(322)」と言えば、完全に
「反則技」だが(窒息攻撃)、タイ語においては
「運」という意味であり、
「ディー(22)」は「良い」、つまり
「運がいい運がいい」と連呼しているわけで、意訳すれば
「いいことがありますように......」てな感じであろうか。

何故二回なのかは不明だが、おそらく
「強調」することによって
「メッセージ」的要素を持たせるためではないか、
と推測される。
そしてやはり、
三回では長いしクドい。

ちなみに、他にも別れ際の挨拶は色々あり、
「ドゥーレートゥアエエン(グ222232111
自分で体の世話をして、英語でなら
take care of yourselfだから、よーするに
体に気を付けて)」を筆頭に、
「ノーンラップファンディー(222111122いい夢見なよ)」という、
「柳沢慎吾的」なものや、ストレートに
「グラップバーンディーディー(113222222
家に帰る良い良い、つまりそーいうこと)」とか、
車やバイクを運転する相手になら
「カップロットゥディーディー(11332222
運転良い良い、つまりそーいうこと)」などなど。

親しみを込めて、語尾に
「ナ(3〜ね)」を足す場合がほとんどだが、いずれにせよ
「ディー」、つまり「肯定」の表現が付くことが多く、
「ディーディー」と重ねれば、それはよーするに
「○○をうまいことやりなさい(ね)!」という意味になるわけだ。

これを応用すれば、
「タムンガーンディーディー(222222222
仕事頑張って)」とか、
「パイティアオディーディー(223222222
いい旅行を、もしくは遊びを楽しんで来て)」など、
様々なシチュエーションに使えるし、実際に
オレもよく使う。

興味深いのは、冒頭の
「チョークディー」という言葉を、例えば若い女子との電話の
「切り際のご挨拶」として使おうとした時、つまり
「ぢゃあね」的な意味合いで、ただ単に
「チョークディー」と言ったとしても、だいたいは
「は?アライチョークディー(何の運がいいの)??」という
「意味分かんないわ」的な答えが返ってくる件。

てことはやはり、その言葉を
「重ねて言う」ことによって、初めて
「別れ際の挨拶」的な意味を持つのだろうか。

では、いったい何故
「チョークディーディー」ではないのか。

う〜ん。謎だ。

タイ語はなかなか奥が深い。

というのが、
今回の話の前置きだ。


「運」がいいのである。

ごくごく軽〜いことから生死を分つような決定的なことまで、
「運が良かったなあ」と心から思うことが、
けっこうな頻度で起こる。

むしろ、それだけでこれまでなんとか
「世の中を渡って」来られたような気さえする。

具体的な例を挙げれば、今こうして
タイという素晴らしい国で
「のんびり」と暮らしていられるのだって、
オレ自身が頑張った成果というよりは、ほぼ
「運」のみで得られることができた、ある
「(固定)収入」のおかげなのだ。

ただし、それらはひょっとしてひょっとするとオレの勝手な
「思い込み」であって、単なる
「気のせい」なのかもしれない。

ちょっとした
「いいこと」があった時、素直に
「ラッキー」とか、なんだか
「運がいい」って思うのは、日頃オレが実践している
「ポジティヴシンキング」の基本であり、精神的にも
良い効果をもたらすのだと信じる。

では逆に
「イヤなこと」があった時、どーするか。

ここはまず一度、悩む。

その出来事について、
よ〜く考えてみるのだ。

「原因」はいったい何か。そして
「結果」、どーいったことをもたらすのか。

じっくりと考えた末、最終的には
「ポジティヴ」な、自分なりの
「結論」を導き出す。ある程度は
「こじつけ」でも「無理矢理」でもよいから、とにかく、
「前向きな結論」に達するまで考え、場合によっては
深〜く悩んだっていい。

重要なのは、イヤな出来事を
「マイナス面」だけで捉えないことだ。

例えばごく単純に、
「こーいうことが起こったのは、二度と同じ過ちを繰り返さぬよう」
<教訓>にせよ、という意味なのだろう」でも良い。

そうなれば、
「う〜ん。勉強になったわ」
「授業料と考えれば安いものだ」と、
頭を切り替えることができる。
「イヤなこと」も早く忘れられるという寸法だ。

とにかく、どうせ思い込むなら
「イヤなこと」が起きる度に、
「オレってつくづく運が悪いな」と思い込むよりは、
「いいこと」が起きる度に、
「オレって運がいいわ〜♪」と思い込む方が、よほど
「健全」なのでは、とオレは考える。

さて、どーしてそんな話をするのか。

賢明な読者ならもうおわかりだろう。

そう。
最近、何やら妙に
「イヤなこと」続きなのだ。

だからそれらをまとめて払拭するために、
この場でじっくりと考察してみたいと思う。


バイクのヘルメットを盗まれたのは
先週のことだったか。

実を言うと今回で二度目なので、
「学習能力のないヤツ」と思われても仕方がないが、とにかく
一度目にその話をブログに書かなかったのは、日頃オレが
「絶賛」している、タイという国の
「治安の良さ」のイメージを崩したくなかったせいかもしれない。

しかし、二度目ともなればそうはいかない。

「原因」はオレにある。

一度目はスクムヴィットソイ4の角、某
「ナーナープラザ」近くのコンビニ、某
「7-11」の裏手の暗がり(トイレ前)。
二度目は某プレハブディスコ
「ルアンタレー」の前からやや離れた歩道上。

いずれも現場は暗く、人通りは少ない。
一度盗まれた時に、
「もう、暗がりには(バイクを)置かないようにしよう」と、
堅く誓ったはずだったのに。

正直、オレは最初かなり凹んだ。

自分のアホさ加減もそうだが、
「タイにもやっぱり悪い輩がいるんだな」と、あらためて
認識させられると同時にそのことで心が痛んだのだ。

「タイ人はいい人ばかり」と、信じていたいからだ。

いやいやいや、もちろんそんなわけはないのだが、実際に
「親切でいい人」が多いことも事実であり、それこそが
この国を気に入った大きな理由でもあるからこそ、
「悪い輩もいる」という現実に、ショックを受けたわけである。

しかし、この件はすぐに解決した。

よくよく考えてみれば、そもそもヘルメットを
「どーぞ持ってって下さい」と言わんばかりに、バイクの
「フック」や「ミラー」に引っ掛けるだけで、長時間
その場を離れること自体がおかしいのだ。
Img_1374

Img_1375

例えばニッポンならおそらく、シートの下などに
「メットイン」するか、さもなくばどこかに固定して
「ロック」する場所が最初から設けてあるはずであり、
そんな風に放置すればたちまち盗まれるであろう。

ただ、現実問題、価格の安さもあってか、
タイにおいてバイクのヘルメットはだいたいそんな感じの
「扱い」なのであり、オレ自身盗まれた後も、いちいち店の中まで
「必ず持って行こう」とは思わないし、つまりはそれが
「タイルール」なのである。

ちなみに、前回盗まれたのは200THB、
今回のは600THBの、星マークが付いた
カッチョいい(?)代物だったわけだが、値段がどうこうよりもやはり
「悪い輩が存在する」という事実の方が重要で、この件の
「結果」、もたらされたのは、素直に受け取れば
「そーいう事実を踏まえて常に慎重に行動しなさい」という戒め、
そして、導き出された結論としては
「タイはやはり治安のいい国だけれども、悪い輩もいる故、
バイクは店の目の前に、遠慮せず
<ドーン>と停めるが良い」というものだった。

だって、例の
「運がいい、悪い」の話でいけば、今まで二年間もそうやって
ヘルメットを放置していたにもかかわらず、たった
二回しか盗まれなかったってことは、どちらかと言えばかなり
「運がいい」方なのではないか。

もし中国だったら、軽〜く
二百回以上は盗まれているに違いない。

やはりオレは運がいいのだ。

そーだそーだ。
そーに決まった。

と、解決したかに思えた翌日。

今度は、
「ドーン」と歩道に停めたバイクの前輪に
「駐(車)禁(止)」の鍵が掛けられていた。
Img_1365

舗道上が駐禁であること自体は、なんとな〜く理解してはいたが、
今までまったく気にせず、そこら中の歩道上にバイクを停めていた。
車のホイールがロックされているのを見たことがあるが、
バイクにまでそーいった取締まり方法があるなどとは露知らず、
「あ〜あ」と、都内某所で途方に暮れていたら、
近くにいたバイタクのにーちゃんが寄って来て声を掛ける。
「アニキ。あっしがひとっ走り交番まで行ってきやしょーか?」
「そうかい。で、いくら?」
「罰金が300THBなんで、全部で400THBでどーです」

切られてバイクに押し込まれていた
「反則キップ」は当然タイ語タイ文字であり、
最寄り警察署の場所も知らぬオレが尋ねるとけっこう遠いらしいし、
「罰(反則)金」は確かに300THBと書かれていた。

「トンズラされたら困るな」と思っていたら、同僚が近づいて来て
「アニキ。こいつはいつもそこの角に居るヤツですから、
ちゃんと戻って来ますよ。心配しないでおくんなせえ」と、
きっちりフォローしてくるので、
「ぢゃあ、よろしく頼むわ」と、400THBを渡す。

十分後、ケーサツ官が一人バイクでやって来て、
無言で鍵を取り出し、車輪のロックを外して去って行った。

さて、問題は
この事件をどう見るかだ。

ヘルメットを盗られぬよう
「ドーン」と店の前の歩道に停めれば、今度は
「駐禁」のキップを切られる。

「原因」はやはりオレの不注意だが、その
「結果」が、いったい「何」をもたらすのか。

「違反」は承知の上で、捕まりさえしなければオッケー。という
「タイルール」についての認識を改めろ、という暗示。
いやいやいや、それはない。そんなことを言ったら
第一車線から一歩もはみ出さずに
「ずーっ」と走らねばならないことになり、いつまで経っても
目的地に着かないことになるぞ。

そもそもニッポンに居た頃から、交通ルールに対する認識は
似たようなものであり、スピードにしろ駐車にしろ、正直なところ、
「捕まりさえしなければ」という認識は何ら変わっていないのだ。

となると、落としどころは......。

「う〜む」。

と、考え込んでいても埒があかなそうなので、ここはひとつ、例の
「ポジティヴシンキング」でいくことにしよう。つまり、
「運がいい、悪い」の話で考えれば、今まで二年間もそうやって
舗道上に駐車していたにもかかわらず、たった
一回しかロックされなかったってことは、どちらかと言えばかなり
「運がいい」方なのではないか。

もし中国だったら、軽〜く
二百回以上はロックされているに違いない。

やはりオレは運がいいのだ。

そーだそーだ。
そーに決まった。

わははははははは。

よ〜し。イヤなことを忘れるために
飲みに行くぞ〜。

そーいえば、ソイオンヌットにあるローカルのカラオケ店が
「ちょっと気になる」っていう話があったよな。

うまいもんでも喰って、
それから覗いてみよう。

ん。
オンナのコがちょっと少ないぞ。

「ビアリオ」大ビンが140THBか。
まあ、だいたいそんなもんだろう。

女子を呼ぶ場合は、まず
フードメニュウを二品注文していただきます。
レディースドリンクは180THB(1ドリンク)。

で、店は何時まで営業してるの。
え。四時まで。てことはつまり、
オンナのコが多いのはもっと遅い時間なわけね。
ん。何人か出勤して来たから見においでって。
わかったわかった。

う〜ん。
でも、可愛いコはいないよなあ。
違う店に行くか。

え。お宅、ママさん。
ふむふむ。サーヴィス抜群だから、とにかく
試しに一度席に呼んでみてくれと。
損はさせない。ホントかよ、おい。

どーする。
ま、そこまで言うならせっかくだから、
どのコか選んで呼んでみるか。

どーしてもというなら、まあこのコかな。

なになに。ウィスキイのボトルをおろせば、
ミキサー代は全てフリー。しかも二回まで。
ほう。それはお得ですなあ。
え。オンナのコ達もウィスキイが好きなの。
「BENMORE」が890THBね。
ぢゃあ、それにするか。

いらっしゃ〜いま〜せ〜。
Img_1372
おいおい。いきなり水着かよ。
あ。そう。二十一才ね。よろしく。
はいはい。かんぱ〜い。

なるほど。これはよーするに
「キャバクラ」やね。
あ。そんなとこさわさわされても。うへへへ。
はいはい。かんぱ〜い。

フードメニュウ?
お腹空いてないから、君ら
好きなの頼みなさい。

歌?歌えなくはないよ。
ニッポンのはないの。
あ、そう。ま、そりゃないわね。
ぢゃあ、ボディースラムで。

「む〜か〜し〜は〜あ〜ん〜な〜に〜
あ〜い〜し〜て〜い〜た〜の〜に〜♪」

上手い上手い。
当たり前やろ。

ちょっと踊ってくる?
はいはい、どーぞ。
なになに。コヨーテの真似事なの。
お世辞にも上手とは言えないねえ。
Img_1373

う〜む。場末感たっぷりだなここ。
ん。フルーツね。あぁーん。パク。

あんた誰。チーママ?
なになに。あと四十分延長すると、
ひとりにつき180THBかかるのね。
わかった。もうそろそろ行くからチェックして。

いくら。
え。うそ。
2560THB!?
明細見せて明細。

なるほど。
「レディースドリンク」っていうのは、飲み物のことぢゃなくて
オンナのコ一人につき四十分ごとに自動的に取られるわけね。
あれ。すでに二セット分取られてんぢゃん。踊ってる時間込み?
最初からそー言ってよ。

ん。なんだなんだこの150THBは。
え。ママさんとの会話代??てことは、
呼んでもいないのに勝手にオンナのコ勧めに来た、あの
「ババア」とちょっと話しただけで、150THBも取るの???

スゴイねえ、この店。
いやあ、勉強になったわ。

だいじょーぶだいじょーぶ。
今日はオレが奢るって言ったでしょ。
心配しなくていいってば。

え。涙が。
そーだね。
上を向いて歩こうね。

こぼれないようにね。


とまあ、そんなわけで、
「悪いことスパイラル」にハマりそうになったので、
一旦冷静になるため、ここで検証してみたわけだが、
結論から言えば、全て己の浅はかさが招いたこと故、
「自業自得」のひとことなわけである。

元はと言えば、少し前にアルバイト先のオンナのコが
いきなり三人も辞めたことに端を発するのではないか。
当然のごとくオレとSンちゃんで交互に、毎日
店に出ねばならなくなり、生活リズムは完全に狂った。

その間に、ヴィザがなくなったための
「ラオスツアー」があり、ゲイに触られまくり、
気を取り直して頑張って働けば、
バイクの単独事故で打撲と診断されたニッポン人男子が、
実は誤診で、数日後に内臓出血で亡くなったと聞かされる。

それも、あの高価いことで有名な、某
「サミュティヴェート病院」だって。
ちゃんとしてるイメージがあったのに。

コワイコワイ。あー
コワイよう。

バイクの自賠責しか、
保険なんて入っていないよう。

もし、オレに何かあったら、つまり
土曜日になっても出勤しなかったら、
部屋まで見に来てもらえますか。

遺体は火葬でお願いします。
骨は日泰寺の父の墓に。

連絡先はココです。

と、そんな準備をした時に限って、
何かが起こるものなのです。

世の中とはそーしたものなのです。

今までバイクで無事故だったのだって、いきなり
前のタクシーの後部ドアが開かなかったのだって、ただ
「運」が良かっただけの話。

とにかく、
「イヤなこと」の連鎖が、
早く終わってくれるのを祈るのみ。


ただ、人間
死ぬ時はあっけないもの。

できれば痛みをあまり感じぬよう、
眠るようにして、息を

ひきとりたいものです。


*「チョーク(322)」は「運」の意。

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2011年1月22日 (土)

マークファラン(グ)

「うへへへへへへへ。やっぱり
タイはスゴイ国だわ〜」


時刻は六時半。
薄ピンク色に美しく染まる朝焼けに向かって
プラカノン(グ)に渡る橋をバイクで越えながら、オレはもう
笑ってしまうしかなかった。

口の中のガムをいくら強く激しく噛んでみたところで、その
「ハッキリクッキリ」と残った感触が決して消えることはない。

家に戻り、まず最初にしたことはもちろん
「プレェーン(グ)ファン(222222歯磨き)」。

人生の中で、これほど真剣に歯を磨いたことが
未だかつてあっただろうか。できれば
「お口クチュクチュ」系の消毒剤(?)で、最後に締めの
「うがい」をしたかったが、あいにくそれは
部屋に置いていなかった。
例えばあの、ミント的な舌を刺すような
「刺激」さえあれば、あるいはもう少しオレの気持ちが
ラクになったかもしれないのに........。


アパートに着いてバイクを停めると、
エサをあげたこともないのに、ここのところ毎日のようにちゃんと
出迎えてくれる、とても人懐っこい全身黒色の柴系の犬
「クロ」(と勝手に名付けた)が、すぐにすり寄ってくる。
オレはいつものように彼(確認していないがおそらく男子)の
頭から首の辺りを優しく撫でながら、普通に話し掛けた。
Img_1331

「なあクロ。オレさっきオカマちゃんとチューしちゃったよ。
軽くならまだいいけど、けっこう激しくな。だってさ、
オレとしたことが最初全然気付かなかったんだぜ。
あ〜あ。あんなことならお前に顔中ベロベロに舐められる方が、
どれだけマシなことか」


過去にそれらしき経験は何度かあったが、結局相手が
「オカマちゃんかどうか」は疑いの域を出ず、あくまでも
「グレイ」ゾーン内で収まって(?)きた。

しかし、今日の相手は間違いなく
「男子」だ。つまり、明らかな
「クロ」ということになる。

身長百六十数cmでかなり細身の体躯。
顔は可愛くもなく普通よりやや下レヴェル。
「声」「喉仏」「肩幅」「手足の大きさ」などのチェックポイントに
「ゴツさ」はさほどなく、やや疑わしいが
「まさか」と思える範疇だった。

疑ったのは向こうから
「チュー」をしてきたから。
現場がディスコで、いくら相手が酔っぱらっていようと、
「密着ダンス」は当たり前でも、そこまでは滅多にない。

すぐ近くにいる、同じく細身の体型でも一目で明らかに
「オカマちゃん」とわかるコの方がよほど可愛らしく、
それ故にごく普通のオンナのコっぽく見えた。

「コイツがオトコだったらマヂでスゴイなあ」

導かれるまま体を密着させて一緒に踊りながら、やや堅い
「筋肉質」の腕や太ももやお尻の感触を感じ、やはり自分は
「ムッチリ系」の方が好みだと再認識する。

ん?
カタいぞ、コイツ。

そこで脳裏に蘇ったのは、某ゴーゴーバー
「オブセッション」にて、めちゃめちゃキレイなオカマちゃん
ひなの嬢のボディーに触れた時のやましき記憶。

「ガムない?ねえ。ガムガム!!」

常備しているファラン(グ211ガム)が切れていて、
噛んでいるコ達に片っ端から聞いたのは
その直後だった。


ガムが大好きだ。

歩く時(特に長距離)、ダンスをする時など、
アゴも一緒に動かすとリズムをとりやすいし、
スポーツ時など、力を入れる時に
「歯を食いしばる」のにも効果的。

だから、本当は
エッチ時にも噛んでいたいのだが、なんとな〜く
気が引けるというか相手に無礼な気がして、
それはあまりしない。

他にも食後であるとか、特にシチュエーションは問わず
一枚のガムをいつまででも噛んでいられる。

ミント系もしくは最近お気に入りの、某ロッテの
「ブルーベリイ」味が良い。
ニッポンでは十枚入りが基本だが、タイでは五枚入りで
5THBととてもお値打ち。高級感溢れる(?)
「タブレットタイプ」もあるが、オレは何故か
「板状」のものの方が好きなのだ。

と、話を変えてみたが別にそんなこと
どーでもいいわけで。


さて、疑惑を確信に昇格させるためには
ど−してもせねばならぬことがある。

そう。
チ○コの有無の確認だ。

仮にタットゥ(11カット)済みであったとしても
オカマちゃんに代わりはないのだが、
「竿」があるなしではやはり心理的に差があり、
「サオ(12女子全般)」のクセに
「竿がないとはこれいかに」などという、くだらない
ニッポン人にしか分からぬジョークを言っている場合ではなく、
その存在があれば確実にまだ
「男子」なのだから。

しかしながら、
「チンポジ」はヒジョーにデリケートな場所であり、
なかなかに難儀なもの。
しかもそこに触れるということは、もちろん
下着の上からだとしても、決して
気分の良いものではない。

ま、これ以上はやめておこう。
思い出すだけでゾッとする。


それにしても、
ラオでゲイにさんざん体を弄ばれ、
タイでオカマちゃんにチュウされ、
さんざんなことばかりが続くけど、
考えてみればどれも楽しい体験だ。

「体験」であり、まさに
「体感」。

なかなか味わえない
「貴重」なものだと、

前向きに捉えておこう。


*「マ−クファラン(グ111211)」は「ガム」の意
(ファラングのみで通じる)。


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2011年1月21日 (金)

プラーウ

「プ、プ、プラーウプラーウプラーウ、
マイマイマイマイ、ボーボーボーボー」


思い付く限りの否定の言葉を連発しながら、
「ブンブン」と、首を左右に小刻みに振る。

暗がりの中で相手の顔はよく見えなかったが、
粘つくような視線をその時初めて感じ、
まだ熱しきれていない部屋の中で、
「ブルッ」と、明らかな寒気を覚えた。

場所はヴィエンチャンにある、某
「ハーバルサウナ」の個室。
午後一時にオープンして間もなく、客は
オレと彼のふたりきり。

炊かれた火が徐々に室内の温度を上げていくのを、
ヒザに手を置き、俯いてじっと待っていると、
そーっと右手人差し指を掴まれる感触に
「ビクッ」とする。

「プーッ(トゥ)タイダイボー(タイ語はできる)?」
「ニッ(トゥ)ディアオ(ちょっとだけ)」
「クンペンコンゲールプラーウ(アンタ、ゲイなの)?」

会って二分で指を触られ、しかも
二つ目の質問がそこまで直球とはまったく恐れ入る。
たしかにそこはゲイっぽい客が多く、
体を触られたことは何度もあるし、警戒はしていたが、
いきなり個室でふたりきりでは逃げようもなかった。

その後も
「ニウクンスゥワイマーク(なんて綺麗な指なの)!」
「ヤイマイ(大きい)?」
「アウマイ(欲しい)?」など、
とんでもないことを言ってくる彼。

「欲しい?」ってどーいうこと??
「何」を「どー」するつもりなの???

妄想しつつも、言葉と態度で
「キッパリ」と否定し続けるオレ。
曖昧な受け応えでは
何をされるかわかったものではない。


元々、サウナと言えば
「ゲイの溜まり場」というイメージが強いし、
「ゲイ天国」のタイでは特にそうだろうと、移住当初は敬遠して
スポーツクラブのショボいサウナルームで我慢していたが、某
「RYU SAUNA」というゲイムードのない韓国式の店を発見し、
普段はそこに通っている。

ヴィザ取りツアーでラオの首都
ヴィエンチャンを頻繁に訪れるようになり、
昼間にやることがない中、その
「ハーバルサウナ」の店を発見し、
ヒジョーに重宝していた。

かなり高温の湯気に包まれたスチームサウナで、火元には
レモングラスなどのハーブが大量に置かれており、
「ムッ」とする草の香りと共に湿った空気が鼻や喉に入って来て、
いかにも体に良さそうな珍しいサウナなのだ。

普通のドライサウナに併設されているような、温度の低い
ミストサウナとはまったく違うそのスタイルを、オレは
一発で気に入ってしまい、ヴィエンチャンを訪れる
楽しみのひとつではあるのだが、残念なことに
「ゲイ」の客が多いことは知っていた。

ひとりで居れば必ず話し掛けられるし、また
悪いことにどうやらオレの見た目が
「それ」っぽいのか、否定的な態度を取ると
不思議な顔をされてしまう。

ただ、まさか客全員がゲイではなかろうし、
レモングラスの香りと、その
圧倒的な気持ち良さの魅力には勝てず、今回のツアーでも
初日の夜だけでは物足りなくて、二日目も
開店と同時に訪れたのだが........。

ちなみに、ストレートにオレを誘ってきたにーさん
(二十台半ば?)の見た目はごく普通。
中にはカップルもいるし、いかにも
「ナヨッ」とした動きの、おそらくは
「ネコ(女役)」であろうわかりやすいタイプもいるが、正直
「ゲイ」なのか「否」か、外見だけではよくわからない。

強いて言えば
「目つきが怪しい」くらいだろうか。

すぐに次の客がやってきて、にーさんの攻撃は逃れたが、
一時間もして人がいっぱいになってくると、その
「和気あいあい」とした空気を感じ、ある疑念が湧く。

「ひょっとしてここはゲイの巣窟どころか、
<ゲイ専用サウナ>なのではないか」

敷地内には二つのログハウス風のサウナルームがあり、
隣は女子用のサウナ小屋で、デッキでは女子が
胸まで布を巻いた姿で涼んでいる。
オレが最初水風呂と間違えて飛び込んで怒られた
「浴槽」の前で、水を浴びたり体を洗ったり、時には
男子用のシャワールームまでやって来る女子達が、
まったく恥ずかしそうにしていないのは、男子に見える
「男子(?)が全員ゲイ」なのだからでは。

そう考えると、廻りのおっさんやにーさん達全員に
「値踏み」されているような気がして、急に恐ろしくなった。

サウナルームの中では、暗いのをいいことに
(明かり取りがあるのだが実際真っ暗なのだ)、
腰の辺りを触られたり、時にはおしりを
「ムギュッ」と掴まれたりもする。

しかし、オレは負けないぞ。
何をされようと、これからも
通い続けてやるのだ。

*こんな風に布を腰に巻く。
Img_1358

六人ほどでいっぱいになる小さな部屋。
サウナルームの前には巨木が生えている。
Img_1356

実は水風呂ではなかった。
Img_1357


それにしても、人間とはまったく
欲深い生き物である。

「性病」という悪夢のような恐怖から逃れ、
二日後、最近お気に入りの中国料理店で、
麻婆豆腐、小龍包を食べながら、
健康であること、つまり、寝て起きて食べて歩いてなどという
ごく当たり前のことが、痛みや苦痛を伴わず普通にできる
「喜び」を実感する。

「こんなウマいものを食べられるなんて、オレは幸せ者だ」
Img_1323

Img_1324

「え。全部で150THB!?安過ぎるやろ」
Img_1327

てなわけで、帰り道
ゴルフショップに寄ってみる。

最近、ゴルフがちょっと面白くなってきて、
新しいクラブが欲しくなってきたのだ。
何と言っても
「ゴルフは道具」なのでね。
Img_1321

Img_1322

中古でも結構高価くて、これで20000THBもする。
Img_1320

今使っているアイアンは二十年前のもの(オリジナル)。
錆びてしまっているし、クラブの性能はどんどん進化しているのだ。
Img_1340

「う〜ん。欲しいなあ」

そこで
「ふ」と思う。

「オシッコを出したい」という排泄欲を取り戻し、
おいしいものを食べて満足したばかりだというのに、今度はもう
「物欲」ですか。

「生きる喜び」、「健康のありがたさ」を
実感したばかりだというのに、なんと
浅ましいことであろうか。

しかし、これはひょっとして
「尿意」を感じながらも達成できぬという苦しみを味わった
「反動」なのかもしれない。

それに、
「物欲」というものは、少し前のテーマ
「失ってはならない感情」に近い
「失ってしまうと寂しい感覚」とも思われ、年を追うごとに
無くなっていくことに寂しさを感じていたオレとしては、歓迎すべき
「欲」でもある。

実際、ニッポンにいた頃は本当に
「物欲」が無くなっていたし、それは
「収入」にも関係があるのかもしれないが、とにかく
「贅沢」をしたいと思えない自分に
物足りなさを覚えたりもした。

タイに来てから、やや復活してきた物欲は
「何かを手に入れるために頑張る」という気持ちの
「源」であり、それこそが
「失ってはならない感情」のうちの大きなひとつでもある。

だから、
「生きているだけで幸せ」と満足してしまうよりは、よほど
「健全」と言えるような気もする。

ついでに言えば、最近欲しい物として
「車」や「コンドー」などもあり、これは
なかなかいい傾向かも。

欲深くたっていいのだ。
だって人間なのだから。


ただ、
「あとは性欲さえ取り戻せれば」

などと、
贅沢を言っては

いけないのである。


*「プラーウ(221)」は「違う(no)」の意。

ヴィエンチャンのディスコ、某「future」。
久しぶりに行ったら改装して綺麗になっていた。
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女子はほとんどが売春目的のラオッ娘。
最初の言い値が2000THBとは、驚きだ。
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「future」が一時で終わると、某
「ドンチャンパレス」のディスコに移動。
ここも改装して、メチャメチャデカくなっていた
(キャパ1000名超)。
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やはりカラオケも併設。
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雄大なメコン河の夕陽。
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2011年1月16日 (日)

ナーム

「おいおいおいおいおいおいおい、
ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい、
アカンアカンアカンアカンアカン、
アカンアカンマヂでこれはアカン」


金曜日の朝七時。
目覚めてトイレに行った後の
「残尿感」がハンパぢゃない。

「ピンチ」だ。
これは間違いなくタイに移住してから最大の
「ピンチ」だと直感したその時の独り言は、
「リアル」で、熱のこもったものだった。

四十を越えた辺りからか、確かにオシッコの
「キレ」が多少悪くなったな、と感じることはあった。

「もう終わりかなあ」と思っても、まだ
「チョロンチョロン」と出る。

う〜む。これは明らかにチ○コの
「感覚」及び「パワー」が鈍ってきているな。
と、そんな時は
「老い」を実感し、ガックリときたものだ。

逆に、
「もうちょっとイケるかな」と思っても、もう出ない。
という状況もあったような気がするが、どちらにしろ若い頃より
「キレ」が悪くなったことだけは紛れもない事実。

ただ、そんな、
沸き上がるような、めくるめく
「残尿感」は生まれて初めての経験であり、
自分の体の中心部分に何らかの
「異常」が発生したことに、オレはかなりの
「衝撃」を受けたのである。


二年と三ヶ月の間、
「蟹入りソムタム」にヤラレてトイレから出られなくなり、
丸二日寝込んだことが二度、
「クルン(グ)テープA型ウィルス」に冒され、
「咳」及び「喉の痛み」に耐え続けたこと五、六回、
乾期になると、たまに
「アレルギイ性鼻炎」に悩まされ、
一昨年の九月頃には突然の
「歯痛」にビビり、慌てて一時帰国したものの、
「虫歯」ではなく、ただの
「知覚過敏」だった、ということも。

最近では、右腕をある一定以上の角度に挙げると
「肩の辺りが痛む」という、いわゆる
「四十肩」的な症状が出てきて、やはり
「老い」を感じる一因となっているのだが、それ以外に
体調の不安など一切なかったのに。

少なくともニッポンにいる時より、
心身共に健康そのものだった。

それなのに。あー
それなのに、それなのに。

まず真っ先に思い浮かんだのはシモの病気、いわゆる
「性病」というヤツだ。

遥か昔に一度だけ
「淋病」に罹ったことはある。
しかし、あの時はオシッコ時の
「激痛」で気付いたはずで、その前に
「残尿感」などあったかどうか定かではない。

てことは、ひょっとしてこの後
「激痛」がやってきて、次はいよいよ生成り色をした
「膿み」が、尿道から出てくるのだろうか。

そう思っただけで、オレは
途端に震え上がった。

いやいやいやいやいや。
待てよ待て待てちょっと待て。

そんな覚えは無いぞ。

「性病」は間違いなく感染症であり、誰かから
「感染」されなければ、罹るはずなどないのだ。

実際、最近している女子とのエッチなんて、ものすごい
「セーフティー」なものであり、細かい描写はあえて避けるが、例え
「皮膚」と「皮膚」が触れ合うことはあったとしても、
「粘膜VS粘膜」などという危険はまったく冒していない。

根性なしでヘタレのオレは、タイに来てから自らの身を守る最大の
「テーマ」として、その件については常に頭の中にあったので、
ハッキリと断言できる。

ん?

多分。
きっと。
おそらくそんなことは。
ないはず。
だと思う。

あれ。

いや。

ない。
やっぱりないぞ。
少なくともここ最近はね。

で、一旦その考えから離れるとすると、あとは
「結石」くらいだろうか。

これは身に覚えがある。

オレ自身に経験はないが、アルバイト先のお客さんに
「腎臓結石」を患っている人がいて、彼曰く、どうやらそれは
「一度やるとクセになる」、つまり
「石」的な「塊」が「できやすい」体質になるのだそうだ。

そして、良くないのは「水」。というか
「硬水」を飲み続けていると、かなり
「危険」らしい。

ちなみにタイの水は、やはり
「硬水」とのこと。

「硬水」って、イメージ的には
「ミネラル」豊富で体に良い感じもするが、おそらくその分
「不純物」も混ざっているに違いない。

だから彼は、必ず軟水のミネラルウォーターを飲む。
数年前、中国に赴任していた時にも気を付けていたらしいが、
「タイに来てから更に気を遣うようになった」と言っていた。

「マヂっすか。ぢゃあオレ、かなりヤバいっすわ」

最初の頃は、家で飲むものといえばスーパーで買ってきた
ミネラルクォーターもしくはウーロン茶だったが、すぐに
億劫になり、アパートの一階に設置してある
「浄水」を飲むようになった。

そのマシンがこれだ。
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どこにでもある、1バーツ/1Lの、おそらくは
水道水にフィルターを通して飲用にしているらしき、その
「怪しい水」を、オレはもう二年ほど飲み続けているのだ。

屋台などのアウトドア料理店もこのマシンの水を使っており、
旅行者などがビビって口にしない、冷凍庫で作る
「氷」も、多分この水だろうからさほど心配ないはずだし、屋台で
ピンクやブルーのプラスティックカップに入って出てくる
「タダ」の水を飲んで、お腹を壊したことはまだ一度もない。

飲み水にさほどこだわりのないオレは、特に気にすることもなく
ずっとそれを飲んでいたが、やはりちょっと何とも言えない
「味」はするし、知り合いは皆、
「飲むのはやめておいた方がいい」と敬遠していて、多分
タイ在住のニッポン人の大半は、そんな
「怪しい水」など飲んでいないのだろう。

とにかく、その件がすぐ頭に浮かんだオレは
「性病」よりもむしろそっちの方だろう、と
すぐに頭を切り替えた。

その日はゴルフだったので、念のため
もう一度トイレに行き、尿意があるにも関わらず
「オシッコが出ない」ことを確認した上、
待たせてあったタクシーに乗り込む。

先日、アルバイト先のコンペの時、超素敵なコース、某
「アマタスプリング」までわざわざ出向いたのに、手伝い及び
「写真係」のみ、ということでゴルフができなかったのを気に病み、
親切にもオーナーのYリさんが招待してくれたのだ。
「アマタ」ではなく、某
「クルン(グ)テープクリタ」というゴルフ場だったが、
オレの家から何と三十分圏内という
「激近」の、since1933という、かなりのオールドコースである。

隣にある、某「ユニコ」というゴルフ場の名はよく聞くが、
「安い代わりにコースが良くない」という噂で、某
「クルン(グ)テープクリタ」は、平日でも
2150THB(キャディーフィー込み)とややお高め、しかも
メンバーはタイ人のみらしく、気軽に
「ホイホイ」と行ける感じではない。

ただ、コースはまあまあ良かった。
生えている木が高くオールドコース独特の雰囲気だが、ホールが
「セパレート」された感じで、ティーショットを打つ時、明らかに
「狭い」と感じるホールが多いのがちょっと難点かな。
個人的には古いゴルフ場の方が趣があって好きだけど。

現場に着いてもまだ明らかな違和感が。
プレイに支障はないが、休憩の度トイレに駆け込むものの、やはり
「チョロン」としか、オシッコは出ない。

あまりに心配だったので、同伴した人生の大先輩に打ち明けると
「そんなものは<リンタ>だわ」と一笑に付された。
*年配の方々は皆、淋病のことを
「淋太(?)」と、まるで我が息子のごとく呼ぶのだ。

「まったく覚えがない」と喰い下がると、
「まあそれなら尿道炎の類いだろうな」
よーするに、雑菌などが原因で起こる炎症だろうと。

「不潔にしておくとなるんだよ」
「いやいやいや滅相もない。いつもピカピカに磨いてます」
「しかし、そんなの普通若いコしかならないけどなあ」
「ココだけはまだまだ若いということですかね」
「............(失笑)」

「結石の類いでは?」と尋ねると、
「激痛でそれどころぢゃないよ」とのこと。確かに
「転げ回るほどの痛さ」だと聞いたことがある。

実際、どちらかといえばやや
「M」寄りのオレの場合、トイレなども少し
「我慢してから」でないと行かない傾向にあり、それはまあ
その方が明らかに気持ち良いからなのだが、
尿道炎の原因になっていないとも限らない。

誓って言うが、
「不潔」になどしていないよ。マヂで。

で、ゴルフが終わり、ごはん(タイ料理)を食べて家に戻り、
ソファーに横になってTVを見ていると、ここで予想通り
お腹が痛くなってきた。
お腹というか下腹部全体がズキズキする。

「来た来た。これはいよいよピンチだぞ〜」

病院のベッド。看護婦の制服と帽子(白)。医者に何か
「棒状」のものをツッコまれ、グリグリされる。
膿み膿み膿み。冷や汗。抗生物質。
恥恥恥。照れ照れ照れ。看護婦。嘲笑。恥。照れ。

いろんな妄想が渦巻く中、
いつの間にか寝てしまっていた。

目覚めると幸いにも痛みは薄れ、
残尿感だけが相変わらず残る。

「やっぱりただの尿道炎だな。大したことはない」

気にしていてもしょーがないので無理矢理そう思い込み、
そのまま夜中までDVD鑑賞を続け、深夜二時前には某
「ラーンドン」に向かう。

普段通りのペースでウィスキイソーダを飲んでいれば、自然
トイレも近くなり、尿意きっかけではなく、タイミングを見計らい、
とりあえず行ってみればやはりオシッコは普通に出る。
「血尿が出たらどーしよう......」と心配でしょーがなかったが、色は
やや薄めのイエロー。勢いも特に問題ない。

何度目だったか。

いつものように一番右側の便器で
「シャー」とやっていると、一瞬、
焦げ茶色っぽい物体が便器に流れて行くのを発見!

すぐ排水穴に消えていってしまったが、
この目で確かに見たぞ。うん。

そして違和感はなくなり、元通りに。

「ああ。良かったぁ〜♪」

もしアレが「石」的なものならば、結局、軽度の
「結石」だったのだろうか。
それにしても小さかったし、放出する時に
痛みも全然感じなかったぞ。

どちらにしても、その後まったく問題はないので
(試しに独りエッチもしてみた)、
万事解決だ。


いやあそれにしても、
一時はどーなることかと。

「これからは軟水だ!」

堅く心に誓ったのは

言うまでもない。


*「ナーム(233)」は「水」の意。

いつものようにケーサツが来て、営業が終了。
撮影を見つかるとヤバいので、ビビってボケボケだ。
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入り口付近に佇む常連のコ達。
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赤いTシャツがモビルスーツコンビのドムで、
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左の白いTシャツがザクだ。
大晦日、全裸でポールダンスをしたという逸話を持つ。
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ケーサツの目の前だろうが、おかまいなく
「ノーヘル」「四ケツ」である。
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そして、プレハブ小屋ディスコ(?)某
「ルアンタレー」がこれ。
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本当にプレハブのとってつけたような建物なのだ。
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入り口脇には一応、オアシスもあるけどね。
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中はこんな感じ。
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ま、カラオケボックスの超大部屋って感じで
(実際廻りにはカラオケの個室あり)、このように
ディスコとカラオケがセットになっているところは結構多い。
ちなみに某「ラーンドン」の二階もカラオケバーだし。
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2011年1月11日 (火)

トン(グ)スゥー

乾期に入ってから、クルン(グ)テープでは
オレが知る限り四回雨が降った。

いずれも長い時間ではなく、
「ザーッ」と降ってしばらくすると止んだが、やはりいくら
乾期とは言え1ミリも雨が落ちないわけぢゃない。
例年に比べて多いような気もするけど、どうかな。

とにかく今がいい季節であることに変わりはなく、空気は乾燥し、
部屋に居てもテラスの窓とドアを少し開けておけば、昼間から
爽やかな風が吹き抜け、とても心地良い。
室内の温度計は常に27〜8℃。
寝る時にはタオルケット一枚掛ければオッケーと、まさに
最高の過ごしやすさなのである。

ま、タイガール達は例外なく、この時期でも
ずーっとエアコン全開なのだが。
寒くして布団かぶって寝るのが
どうやら好きみたいだね、彼女らは。

元々暑いのは嫌いぢゃないし、
冬の寒さがイヤでニッポンを脱出してきたオレにとって、
タイの気候はまさに言うことなしなわけで、ごくごくたまに
「キィーン」と澄んだ空気の冷たさを懐かしく思ったりもするけど、
冷凍庫に頭突っ込めば済む話だし、そんなのなくたって
まったくマイペンライだ。

しかし、季節の移り変わりがハッキリせず、日常生活で
「メリハリ」を欠くことは明らかであり、その辺りが
タイピープルの国民性を如実に表しているのも疑いようがない。
事実、数年暮らしていれば段々と同調してくるのを感じるし、
「先のことなんて考えたってどーしようもない」
「生きてさえいればなんとかなるさ」的な発想を、
ごく自然に受け入れられてしまうコワイ部分もある。

ま、オレは元来そっち寄りのタイプではあったが。

ただ、メリハリの無さも度が過ぎると問題で、こんな調子で
「ふわ〜っ」と日々暮らしていると、季節感どころか
時間の概念までおかしくなってくるので困ってしまう。
だから少なくとも、せめて
「曜日の感覚」だけは失わないように意識せねばなるまい。

「今日が何月何日で何曜日か」

これをすぐに思い出せないようになってしまっては
相当ヤバい。

幸いオレは今、週一(もしくは隔週)の
アルバイトをしていて、例え世の中で何が起ころうとも
「土曜日」のことだけは頭から離れず、いつの間にか
体にも刻み込まれているからまだいいが、もしそれがなければ
「曜日の感覚」もかなりゆる〜くなってしまっているに違いない。

あと、毎週土曜か日曜に開催される、サッカー
「リーガエスパニョーラ」のバルセロナ戦があるから
まだだいじょーぶか。

そう考えると、オレの苦手な
「年中行事」的なものもけっこう大事だったりするのかな。

な〜んてことを、
昨日たまたま出掛けたフアランポーンのお寺で
「ふ」と思ったりしたわけで。


オレの唯一のラックサヌックであるL嬢がよく通っているのだが、
ことあるごとに一緒に連れて行かれ、年明けにはやはり
「初詣」的な意味合いで、必ず訪れる。

年中行事にほとんど興味など無いオレも、毎年一応
「初詣」にだけはちゃんと行ったものだ。
生まれたのが大須ということで、近くにある神社で
「今年一年幸せに暮らせますように♪」と、カタチだけは
「二礼二拍手一礼」し、いったい
「誰」にお願いしているのかはよく分からないなりに、ついでに
「おみくじ」なんぞを引いたりもした。

ただ、「吉だ」「凶だ」と一喜一憂はしない。
占いの類いは1ナノも信じていないからだ。
そんなオレはもちろん宗教など持たない。
信じるのは己のみ。強いて言えば
「自分教」といったところか。

だから、清廉な仏教徒であるタイガールと共に
お寺に出掛けるのは少し気が引けるのだが、せめて
初詣くらいはお付き合いしてもバチは当たるまい。
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中は線香の匂いが充満している。
日曜の為か人がいっぱいだった。
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そんなわけで、
雰囲気だけでも新年を味わうことができた。
たまにこーいうことでもないと、本当に
単調な毎日だからなあ。

次の行事はヴァレンタインデイ?
タイの正月ソンクラーン??

やっぱり興味ないわ。
まったく。


さて、同じように
「失ってはならない感覚」のひとつとして思い当たるのは
「勝負感覚」だろうか。

これはタイでの生活というより、現在
「定職」を持たないという状況が起因して
「失う」のを恐れているのかもしれない。

よーするに、誰かと何かを争うことがない状況が長く続くと、
「勝負」に対する感覚が鈍るのではないか、という恐怖。

何と、もうすでに
三年半もの間ちゃんとした仕事をしていないオレは、
ギャンブルもとうの昔にキッパリやめ、ここ最近は
「誰かと何かを争う」ことがない。

「ひとりのタイガールを奪い合う」とか、
そーいうレヴェルの話ではなく、
「売上げ」だとか「営業成績」といった、具体的に
「数字」で現われるような争いはもちろん、
店や会社をやっていた頃のような
「従業員を喰わせていかねばならない」プレッシャーや、
他店とのライバル争いなどの
「闘い」からすっかり解放されてしまい、そーいった意味でも
「ゆる〜い」ままの状態でずーっと暮らしているのだ。

これはひょっとして、ヒジョーに
「危険」なのではなかろうか。

このまま本当に
「引退」してしまうなら話は別だが、もし仮に
「一般的社会生活」に復帰するのなら、ちゃんとした
「勝負感」がなくては、この厳しい世の中で
生き残っていけるはずがないではないか。

ま、すでに半分
「落伍者」のようなものであるのは確かだが、それでもまだまだ
「人生」を完全に諦めたわけぢゃない。

しかしながら、タイでの
「ゆるゆる生活」は、そういった
「ニッポン人としてまっとうに生きる」ために必要な
「感覚」を、どんどん奪っていくような気がしてならないのである。


随分前に、若い女子から
「え。こんなのがカッコいいだなんて、ホンダさんちょっとヤバいよ」
と、何のことだったか詳しくは忘れてしまったがマヂでツッコまれ、
「ああ。オレも、もうトシで感性が鈍ってきたのか......」と、
かなりショックを受けたことがある。

ちょうどその頃オレが好きだった映画、
「AMSTERDAM WASTED!」のDJウルフが、
段々と落ちぶれて行く様を自分に重ね合わせて、
「もはやこれまでか」と、その時ある程度覚悟を決めた。

あれは確か三十代半ばの頃で、もちろん
DJウルフのような実力者ではなかったが、自分の店を
「ナゴヤで一番カッコいい店にしてやる」と、
意気込んでいた当時だっただけに、ツラかった。

ひと回り以上年下の二十歳位の小娘にそう言われたのだが、
確かにソイツはセンスが良く、彼女の指摘は
もっとものような気がしたのだ。

きっかけはそんなことだったとしても、
自分が信じられなくなったらもう終わりだ。
慌ててヨーロッパ一周旅行をしてみたりしたが、
「感性」なんてそんなものぢゃない。

それから十年以上が経つ。

「感性」どころか、あらゆる
「感覚」が薄れているのがわかる。

すべて失う前に、
取り戻せるものは取り戻したい。

叶うものならば。


だからといって、
七十才のじーさんとゴルフで勝負してもなあ。

ていうか、
ドライヴァーの飛距離は何とか勝てても
スコアでは負けてるし。

う〜む。

どーしたものか。


*「トン(グ)スゥー(3232)」は「闘わねばならぬ」の意。

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2011年1月 9日 (日)

タムマイダイ

「門前払い」だった。


合計十時間以上バスに揺られ、バスターミナルから
徒歩十五分でヴィエンチャン在タイ大使館に到着。
機械から出てくる整理券的なレシートを取り、
百人近い順番を待ち約一時間を経たところで、
係官にパスポートをチェックされた後、無言で
説明が書いた紙を添えて申請書を突き返された。

「どうして?」と、一瞬抵抗を試みてはみたものの、
後ろには長蛇の列。
仕方なく諦め、打ちひしがれた思いで、
とぼとぼと大使館を後にする。

というわけで、正確には
「受付払い」といったところだが、
「オレはいったいこれからどーすればよいのだ」と途方に暮れ、
ヴィエンチャンの街を彷徨うしかなかった。

数年前の方針変更で、それまでは一度国外に出れば
三十日間はヴィザなしでタイに滞在できたのに、陸路の場合
十五日間に短縮されてしまった(空路は変わらず三十日)。
その代わり、観光客誘致のためかトゥーリストヴィザは無料となり、
当初一年の予定が延長して二年目に突入(三月まで)。

おかげでこれまではラオにあるタイ大使館でダブルのヴィザを
無料で発行してもらい、六十日後に一度タイ国内の
「イミグレ(ーション)オフィス」にて三十日の延長手続きをして
(手数料1900THB)、合計九十日後に一度国外に出れば、
再び同じことを繰り返し、合計で
百八十日間タイに滞在することができた。

つまり半年で3800THBプラス、大使館に行く手間及び二度の
国外に出る手間とその費用のみで済んだわけである。

渡された書類を読んでみると、
英語で書かれているのでよく分からないが、ニュアンスからすれば
「アンタはもうここでヴィザ取り過ぎだから、これからは
よその国の大使館で取ってね。ていうかそもそも
観光にしちゃ長過ぎなんぢゃないの」みたいな感じか。

ま、現実問題カンボジアマレーシアシンガポールなどの
近隣諸国でも観光ヴィザは取れるらしいが、
カンボジアは入国するだけでヴィザ代が1000THBかかるし、
滞在する国としてはちょっと居心地が悪そうで、
ペナンは遠いし、シンガポールも然り。

それに比べてラオがいかに費用がかからず、
国としても魅力的であることか。

というわけで、今後はタイに居させてもらうだけで
さらなる苦労が待っているのだな、と思うと、
少し気が重くなるのだった。

だけどね。
オレがなんか悪いことした?

オレはオレなりに、タイの未来のために
「できる限りお役に立ちたい」と常々考えているし、実際
月々に使うお金なんてタカが知れてるけれど、一応
いくらかは落としているわけだし、ラオにだって、
行く度にちゃんと遊んでいくらかは貢献してるつもりなのに。

いや。
それはやはりオレの勝手な言い分で、よくよく考えてみれば
「あんなこと」や「こんなこと」など、
「貴様になんて居てもらわなくていいんだよ」と、
タイやラオの人々に拒否られても仕方のないような行いが
いくらかあったのかもしれないな。

などと考えていても暗〜くなるだけなので、とりあえず
いつものピザ屋さんで腹ごしらえを。
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キノコピザ38500kip。てことは150THBくらいだからメチャ安だ。
タイではピザが高いからねえ。
そして、チーズたっぷりでメチャウマい。
けっこうデカイのだが、アッという間にペロリだ。
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さて、ハーバルサウナでたっぷり汗を流し、メコン川沿いを散歩して、
夜はディスコでラオガールと踊るか。とも考えたが、
なんだか頭に来たので、こうなったら
「コラートでマッサージ屋巡りだ!!」ということで
バスターミナルに戻る。

二時のウドン行きのバスは売り切れで、仕方なく
二時四十五分のコーンケェーン行きに乗り、四時間後に到着。
そこからコラートに行くバスがすべて売り切れだったので、
クルン(グ)テープ行きのチケットを購入し、途中の
コラートで降りることに。

待ち時間があったので、コーンケェーンの街を散歩。
ひさしぶりだったので懐かしかった。
大きさも丁度良いし、女子は可愛いし、
今後住む街の候補地のひとつだ。

コラートに着いたのは午後十一時過ぎ。
前日の夜クルン(グ)テープを出てから、着替えもせず
ずっとバスで移動しっ放しだったのでとても疲れていて、その分
マッサージが気持ち良かった。

翌日、お昼ごはんは近くの中国料理店で。
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やたらとデカい店で、個室も合わせたら
三百席近くあるのでは。
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八人掛けの広いテーブルで、一人寂しく。
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「焼売」(十個90THB)のお味はごく普通。
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「福建炒面(焼きそば)」は中身が一風変わった感じ。
鶏肉海老椎茸黄ニラネギ、もやしは何故か生。
麺は普通の中華麺、味は塩味に甜麺醤(70THB/小)。
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しかし、焼売の下に何故こんなに油があるのか謎。
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昼間はやることがなく、スーパーで買い物した後は
ホテルでTV見たり本を読んだりし、
夜になったら再びマッサージ。
付近にある店六軒をくまなく廻るが、やはり
そんなに可愛いコは居なかったなあ。
結局、前回来た時のお気に入りGン嬢を指名。

彼女は体が小さいくせにかなり上手く、オレの関接をかなり
「ボキボキ」と鳴らすのだ。

体はスッキリしたが心は依然やや晴れず、なんだか
「モヤモヤ」したまま。
「U-BAR」のボトルカードを家に置いてきてしまったので、
近場のディスコに行くが、案の定まったく盛り上がらない。
二泊したが、コラートもしばらくはいいかなって感じ。

ただ、イサーンはやはり涼しい。

ウドンなど、到着したのが朝方だったせいもあるが、
寒くて凍えそうだったし、クルン(グ)テープから
たった三時間ほどしか離れていないコラートでも
体感温度がけっこう違うのだ。

ボーコーソー(バスターミナル)モーチットに戻り、
金曜日で渋滞ピークの街を走りながら思うのは、
「やっぱり田舎がいいなあ」ということ。

ヴィザの件もあり、
「これからどーしよう」と、少しばかり
ブルーな気持ちになる。

三月の一時帰国まで、
タイ国外に三回出なくてはならない。
飛行機を使えば二回で済むのだが。

「また、あのウマいピザを食べに行けばいいだけぢゃん」
と、とりあえずは自分を納得させ、
深い、深〜い眠りに

就くのだった。


*「タムマイダイ(222232)」は「できない」の意。

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2011年1月 4日 (火)

ウワック

「鳥肌が立つ」ことって、
年にそう何度もあるわけぢゃない。
少なくともオレの場合、例えば
前回の時を思い出してみてもかなり昔に遡るし、
トータル回数だってタカが知れている。

某「KFC」や「カーオマンガイ」が大好きな人は、ひょっとして
しょっちゅうなのかもしれぬが、それは分からない。

シチュエーションとしては、まず
音楽関連が頭に浮かぶ。

ファンであるミュージシャンのライヴに出掛け、
自分の好きな曲のサビのいい所であったりとか、時には
イントロが流れ出した瞬間のメロディーが
演奏する姿を目の前で見ながら耳を通して体の中に入ってくると、
首の後ろから背中にかけての辺りが急に
「ゾワゾワ」っとし、肩から二の腕に向かってその感覚が
まるで波のように押し寄せる。

サックストランペットトロンボーンなどの管楽器の音が、一斉に
心地良いメロディーに乗っかった瞬間や、バイオリンやギターの
「泣き」の音にオレはかなりヨワイので、それ系のアーティストには
ヤラレまくりだ。

「PE'Z」や、もう解散してしまった大阪のビッグバンド
「The Miceteeth」のライヴを思い出すなあ。

「お〜キタキタ♪」と思って触れてみれば、
肌の表面が少し粟立ったようになっている。
「ドキドキ」する胸の鼓動の早さも心地良く、心が
「ふわぁ〜」とする感じだろうか。

これがパターンAだとすると、パターンBは内容が少し異なり、
「ゾワゾワ」の温度が低く、前述の
「あったか〜い感じ」とは違って、突然
「寒っ」となるパターンであろう。

「霊」的なものだとか、普段自分が受け入れ難く認識している
「何か」の存在ごくを近くに感じたり、もしくはすでに近くにあった
「何か」が、そういった類いのものだと気付いた瞬間
「ゾワゾワ」っと背筋が冷たくなり、
「うわぁ〜」と、居ても立ってもいられなくなる。

今これを書いていて思い出したシチュエーションは、
黒光りしたデカイ
「ブリ公」が、枕元にいることに気付いた時。
二の腕どころか一の腕(?)指先、いや
上半身のかなりの面積が粟立ったような覚えがある。

そして、新年早々オレを襲ったのは、明らかに
「パターンB」の方であり、もしも
「初鳥肌」が「縁起物」だとするならば、ひょっとして
「何かいいことが起こるのかな」と、少し
期待をしたりとか。


「オブセッション」といえば、某ナーナープラザにある超有名な
「ゴーゴーバー」であり、その名前自体がまるで
「レディーボーイ」を象徴するような響きを持つほど、
人々の記憶に刻まれているようなイメージがある。

オレ自身も三年前、初めてそこを訪れた
(と言っても前を通りかかっただけ)時、
「おいおいマヂかよ。これがみんな男子なの!?」と、正直かなり
「ビビっ」たのを鮮烈に覚えている。

鳥肌までは立たなかったが。

本来は男性でありながら、自ら進んで女子の格好をしたり、
場合によってはそれ以上のことをして
「女子願望」を満たす人種のことを、一般的には
「オカマちゃん」と呼ぶが、
「性別無差別天国」のタイにおいて彼らはいくつかの呼称を持ち、
「レディーボーイ」「ガトゥーイ」「サオペンティーソン(グ)」
などがある。

「オカマちゃん」という言葉は、
「ツナミ」や「カラオケ」などと同様、
「世界共通語」と呼べるほど認知されているが、
「ショー」に出たり、ゴーゴーバーなどで踊っているコ達は
「レディーボーイ」という呼び方が相応しいような気がする。

彼らに無理矢理引っ張られて店内を覗いたことは何度かあるが、
「そっち方面」にほとんど興味のないオレは、今まで一度も
中に入って飲んだことはなかった。

ところで、今ニッポンの友達がこっちに遊びに来ているのだが、
「一度そっちの世界を覗いてみましょうよ」というリクエストがあり、
昨日初めて行ってみたわけである。

他のゴーゴーバーと同様、新年で
田舎に帰省しているコが多く、いつもより数は少ないにせよ、
それでも二十人近くのダンサーが、店内中央で悠然と回転する
丸いステージの上で身をくねらせている。

「おいおい。コイツら全員オトコなんてどーいうことだよ」

顔はもちろんのこと、足の細さ、ウエストのくびれ、
肩から二の腕にかけてのラインなど、やはり
「作られた感」はあるが、それにしたって
「パッと見」は完全に女子だし、表情や仕草などは
そこらのちょっとガサツな女子よりもよほど
「オンナらしい」のだから驚く。

相当研究しているのだろうし、世の男子が
「何」を求めているかをよくわかっているに違いない。

彼らに見つめられアピールされると、照れくさいのかついつい
「ニヤニヤ」してしまうちょっと不思議な気分。

「四十番いいよね。あ、四番もいい」
「五十番は完全にひなの系だなあ」
「五十五番のコ顔小さいな〜」
「敢えて五十八番もいいかも」

実際、隣の某
「レインボー2」などよりよほど美しいコが何人も居て、
「化け物屋敷」のような店とは比べ物にならないほど、
店内は華やかなのである。

可愛いコがいっぱいでテンションがアガるが、しかし、
けっこう明るいステージ上の彼らをじっくり見ていると、やはり
ごく細かい部分に違和感があることもわかってくる。
横顔とかアゴのラインとか鼻筋とかに、ほんの少し
「ゴツさ」があるというか何というか。
あとは、あまりにもキレイ過ぎて
「蝋人形」のように肌のぬくもりが伝わらないような。

ただ、実際普通に街ですれ違ったら、間違いなく
女子だと思うだろうというレヴェルの高いコが何人もいた。

ちなみに、聞くところによると同店は全員
「竿付き」であり、中をくり抜いて
「工事済」のコ達はおそらく卒業して、普通のゴーゴーバーに
紛れ込んでいるのだろう。
某「ロリポップ」を筆頭に、プラザ内の他店には
「怪しいなあ」から「コイツは間違いない」まで、
オレの目でもわかるレディーボーイが何人もいる。
もちろん店的には女子扱いだろうが、少なくとも
「レディー」でないことは確かだ。
お客さんはおそらく皆、最後まで信じているに違いない。

すっかり興味津々で我慢できなくなったオレは
五十番のひなの系を呼び、
コーラをご馳走して話をする。
声はやはり少し低いが、それを除けば見た目はかなり
「イイオンナ」だ。

少しニッポン語のできる彼女は名をEミといい、
働き始めて四ヶ月。ウドンタニー出身の22才。
身長165cm体重46kg。髪はミルクティーブラウンで
軽〜く縦巻きが入っている。
しかし、腕や太ももに触れてみると、やはり少し
堅いというか筋肉質のような感じ。

15歳の頃からホルモンを飲み始めたらしい。
ウェストがあまりにも細いので、ひょっとしてたまに聞く
「あばら骨」を何本か外しているパターンかなと思ったが、
説明が難しく、聞けなかった。

ディスコが好きらしく、よく行く店は
「slim@R.C.A」「Wip」「scratch dog」などの名前を挙げていたが、
現場で会って見抜けるかどうかは、ハッキリ言って自信がない。

そうやって隣に密着して座っていると、なんだかとても妙な
「ドキドキ感」が胸を支配している。
「どのコを呼ぼうかな」と、彼らを選ぶときから感じていたが、
なんと説明すればいいか。そーだなあ、
「二十台前半で、その頃できた新しいタイプの風俗
<ファッションヘルス>の店に生まれて初めて訪れて、
アルバムでオンナのコを選んでいる時」のドキドキに近いが、
「5〜10%」くらいは、頭の中というか脳から発信される
「いいか。竿付きだぞ竿付き!」というメッセージが邪魔をして、
とても複雑な感覚なのである。

「さて、どうするか」という話になる。つまり
ペイバーしてヤッちゃうか、それとも
ディスコに連れてって一緒に踊るか。
チョイスとしてはディスコが面白そうだったが、
ペイバー代の他に、拘束代金としてショートと同額の
2000THBが発生すると聞き、ちょっと冷める。

やはり金か。

ま、投資額もスゴいはずだし、当然の話なのだが、それなら
「ヤッ」ちゃった方がいいかな、と思える。

いやいやいやいやいやいや。そそそそそそそそんな。
待て待て待て待てまて待て待て待て、ちょっと待て。
心の準備ができていないのですまだワタクシ。はい。

ひなの(加藤なつき嬢に似ていると言われるらしいが、
オレはあいにくそのコを知らない)をじっくり見つつ、得意の
「妄想の世界」に入ってみるが、実際彼女、いや彼と
どこまでできるかはヒジョーに難しい判断だった。
体と各パーツがやや大きめだし、ちょっと細すぎて、
「エッチをするならムッチリ派」のオレとしては、
頭の中で彼を裸にしてみても、おそらく
「興奮度レヴェル」が4か5までしか達しない気もする。
あとは「竿」をどう処理するかの問題だ。

ただ、当然のことながら
「フェラーリ」はメチャメチャ上手いはずであり、そこはオトコ同士
「ツボ」を知っている彼らの強みであるはず。
何しろタイガールはどいつもこいつも
「フェラーリ」が下手、というか好きでないので、
その部分だけを考えればイケルかも。

でも、ディープキスはムリ。

などと考えるうち、友達が
「とりあえず行って来て下さいよ。そしてレポートをお願いします」
と、かなりの勢いで煽ってくる。そもそも
「二年も住んでいるのにまだ経験していないんですか」と、
彼からしてみれば、せっかくタイに居るのに
「何故?」という気持ちのようで、言われてみれば、まあ
「もっともだなあ」とは思う。

実際、レディーボーイを求めて
タイにやって来る男子も多いと聞くし、
「何事も経験」がモットーのはずのこのオレが、
「そっちの世界」に足を踏み入れていないのは、
おかしいと言えばおかしい話なのだ。

が、しかし。

連れて歩くなら断然ひなのだが、どうせ
「ヤ」るなら、もっとムッチリがいいぞ。
と、自分を無理矢理納得させ、彼の
「次回の来タイ」までとっておくことにしようと、
結局は逃げるオレ。

あー、なんと根性のない事か。
「ヘタレ」と言われても仕方ないな。


その数時間前。
実は一昨日ディスコ三軒のハシゴでかなり飲み過ぎて、
昼頃電話で起こされた時点ではかなり
「ウワック(322気持ち悪い)」で、完全な二日酔いであった。

しかし、数日前に知り合ってケータイを聞かれたタイガールに
「買い物付き合ってよ〜」と誘われ、場所が近いこともあり
断りきれず結局夕方四時頃に待ち合わせた。
「どーせ軽く一時間は遅れるだろう」とタカを括って
ソファーでゴロリとしていたら、ほぼ時間通りに
「今から家を出る」と宣言され、慌てて用意。
何とか家から出たが、頭痛と吐き気は治まらない。

彼女と知り会った最近お気に入りのローカルディスコ、某
「ルアンタレー」はエカマイペッブリーのやや北にある、通称
「プレハブ」と呼んでいる小さなハコであり、
デカいカラオケボックスのようなしょぼ〜い内装なのだが、
客層がいいというか、ローカル度満点でなかなか楽しい。

「おいおい。そんなのニックネームに使っていいのかよ」という、某
炭酸飲料の登録商標Pプシ嬢は、今年二十一才のOL。
(血の繋がっていない)おねーさんと二人暮らしで、
小柄であること以外あまり記憶になかったが、
ダンスがエロかったことだけはハッキリ覚えていた。
ちなみにおねーさんはかなりのウワン(322デブ)だ。

出身地のカンチャナブリから出てきた(やはり血は繋がっていない)
おにーさんが生活用品を買うのに付き合った後、
女子達は靴やワンピースを物色する。

そもそも、某テスコロータスやカルフール及び
敷地内の屋台で売っているそれらのファッショングッズは、
想像を絶するほどセンスが悪く、値段も安いのだが、彼女らは
「これ可愛〜い」「ホントだ」と、どこからどー見たって
「えっ、マヂで」と思うほどのダサいパンプスやサンダルや、
生地の薄〜いブラウスやワンピ−スを次々と手に取る。

「スワイマイ(11113綺麗)?」と聞かれても、
「う〜ん。タマダー(2222普通)」としか答えようがないが、
今まで買い物に付き合ったタイガール達のセンスは皆、
似たり寄ったりなのでもうすっかり慣れた。

再会してみて記憶がハッキリ蘇ったPプシ嬢は、系統で言えば
「はじめ人間ギャートルズ系」つまり、
「ネアンデルタール系」の原始人顔。
この手の顔のタイガールはけっこう居て、だいたい色が黒く、
「猿」を飛び越えた何とも言えない不思議な雰囲気だが、実はオレ
彼女らがそんなに嫌いぢゃなくて、点数を付ければ
「38点」くらいは取れるかな。
スタイルはそんなに悪くないし、そもそも最近のオレは
「タイガールならもう、どれでもいいや」といった心境なのである。

ま、ヤるだけならね。

で、ふらふらと一緒に歩きながら例によって妄想してみる。
「最近マイブームのアレをやってみたらどうかな」とかなんとか。
某「KFC」のソフトクリイムと、レモングラスジュースで、かなり
二日酔いから復活してきたとはいえ、昼間からこんな
「アホなこと」を考える自分を軽蔑しつつも、まあイメージ的には
「全然イケルなあ」と思った。

さすがにおねーさんはムリだけど。

何故わざわざこんなくだらない話をするかというと、よーするに
「対比」するならば、という件だ。

「ひなの系」の、めちゃめちゃ可愛くてスタイル抜群の
「竿付きレディーボーイ」と、
「はじめ人間ギャートルズ系」の、大して可愛くもない
「正真正銘の本物女子」。

現時点で、
選ぶならどっち。

答えは明快だ。

ただ、実際ヤッてみたらどーなるかは分からない。
その壁を乗り越えた時、新しい世界に
一歩踏み出した時、自分がいったい
どーなってしまうのか。

それが知りたい。
なんだか無性に知りたくなってきた。

脳が必死に信号を送っていたためか、
ひなのにパンツの上からチ○コを
「さわさわ」されても、やはり
「ピクリ」とも反応しなかった。
それは同じく、ダンサーではなくスタッフの
フロアーガールボーイ(?)でも一緒にこと。

そうそう。そーいえば
「鳥肌」の話がまだだったね。

某「オブセッション」では、ドリンクを運ぶスタッフも、おそらく全員が
「戸籍上の性別は男子」なのだが、最初オレにはそういう認識がなく、
オーダー(なんとゴーゴーバーでホットコーヒー!)をとった
「もたいまさこ嬢」のような眼鏡のおばちゃんのことは、すっかり
「普通のおばちゃん」、つまり女子なのだと思っていたのだが、
ヒマなのかすっかりオレの隣に居ついて、
「ねえ、どのコがいい」とか「みんなキレイでしょ」とか言いつつ、
チ○コをさわさわしたり、オレの手をブラウスに突っ込んで
胸に当てたりと、行動がどうもおかしい。

年の頃なら三十台半ばくらいで、
「なんだか気持ちわるいな〜このおばちゃん」と思いつつ、
ま、チップが欲しいのかふざけてるだけなのだろうな、と、
廻りを見渡すと、どーもおかしいことに気付く。

マネージャーのNック氏は黒の
「パリッ」としたスーツを着たイケメンだが、動作がやや
オカマっぽいのでおそらくはゲイであろう。
それ以外のスタッフ、つまりダンサーを除いた制服
(白ブラウスにブルーのベストと黒のミニスカ)を着ているコ達は、
ルックスは落ちるが、全員、きっちりメイクをしている
オカマちゃんではないか。

「てことは、もたいまさこもオトコか!!!!!!!」

そう思った瞬間に、
「ゾワゾワ〜」っときたのである。

その時彼は隣に居なかったが、一度そう思ったら
もうどー見てもオトコにしか思えない。

目の前のキレイなレディーボーイならまだしも、
おばちゃん、いやフツーのおっさんに、あれだけ
チ○コいぢられて胸揉まされたなんて........。

昼間のウワックがぶり返したのは
言うまでもない。


というわけで、今日の夜からヴィザ取りのためまたまた
「ラオツアー」に行ってくる。

最近ラオはお気に入りなのでさほど苦にはならないが、
片道半日かかるバスの移動はかなり疲れるからね。

ちなみに、前回は
「もうダブルは無理です」と、シングルヴィザしかもらえなかった。
よく聞くような、もうここではヴィザを発行できませんという
「赤いスタンプ」は押されなかったが、だからと言ってもう一度
ヴィザがもらえるかどうかは定かでない。
だから、これはある種の賭けなのだが、楽天的なオレは
「まあ、何とかなるだろう」と、勝手に思っている。

もしもらえなければ、陸路の往復で滞在可能となる
「15日間」ごとに国跨ぎを繰り返すか、もしくは
カンボジアかマレーシアに行くしかない。
三月頭に一時帰国するのでまだ二ヶ月ほどあり、
もしそんなことになったら大変だ。
指折り数えてみたら、あと三回も
ラオに行かねばならないことになる。

う〜ん。
できればそれは避けたいぞ。

いったいどーなることやら。


ではでは。

行ってきます。


*「ウワック(322)」は「気持ち悪い」の意。

大変申し訳ないが、写真は
ゴーゴーの前でくつろぐ猫のショットしかない。
Img_1287


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2011年1月 2日 (日)

サンティパープ

カウントダウンと言えば、各都市の中心部で
著名アーティストのフリーライヴが行なわれるのが
タイの慣例。
TV各局がそれぞれ生中継するので、チャンネルを換えつつ
ソファーの上でなんとな〜く眺めて年を越すのが、
オレの慣例。

ニッポンに居たとするならば、
「ガキ(の)使(いやあらへんで)」を見ながら、やはり
居場所はソファーの上だろう。

クルン(グ)テープの会場、セントラルワールド前広場では、
道路が封鎖され、数万もの人々が集まって盛り上がる様子が
画面に映し出されていた。

カウントダウン前に
「The Ritchmantoy」、年明けのメインは
「Tatoo Coler」という、いずれも
ポップロック系のバンドが登場。
ディスコでも彼らの曲は、飽きるほど聞かされてきたし、
オレでもCDも持っているくらい有名なアーティスト達だ。

しかし、パタヤの会場はもっとスゴイ。
メインは、なんとあの
「Bodyslam」のマヂライヴである。

タイに初めて来た頃は、
「Potato」というロックバンドが一番人気だったようで、
タイガール達に好きなアーティスト名を尋ねれば、まず
その名前が挙がったものだ。

時が経ち、徐々に増えてきたのは
「ボリサレム」という答えで、最初
「ボリサレムってなんのこっちゃ?」と思っていたら、実は
「ボディースラム」のことだったわけだが、昨年辺りはもう、
圧倒的不動の断トツ人気を保っていたし、それこそ
ディスコでも一時期、彼らの曲が
一日に三曲位かかっていた。

実際、なかなか良い。

楽曲もヴォーカルの声も実に素敵♪
写真やPVで見る限りルックスもバッチリ。

ただ、ライヴを見るのは初めてで、
「どーかな」と思っていたら、これがまた
メチャメチャカッコいいのである。
バンドの演奏レヴェルも相当高いが、特に
ヴォーカルのキャラクターと歌の上手さが際立っていて、
できることなら、オレも女子達に混じって
「キャーキャー」と気が狂ったように叫びたくなったし、正直
「抱かれたい」とも思った。

普段ディスコでは、そのハコのお抱えコピイバンドが、
あらゆるアーティスト達のヒット曲をカヴァーして
まあまあのレヴェルで演奏し、タイの若者達皆で一緒に
大合唱して盛り上がるのがお決まりのパターンであるが、やはり
「ホンモノ」は違う。
さすがに大御所だけあり、他のバンドよりも
持ち時間が長くたっぷり十曲以上演奏したが、
どの曲も聴衆が大合唱する生の声がかなり大きくて、
会場が相当盛り上がっているのが伝わってきた。

ま、「The Ritchman Toy」も
ボチボチ盛り上がってたけどね。

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パタヤ会場のメインスポンサーは、某
「Beer Chang」。
TVCMにもBodyslamの曲が使われている。
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ところで、クルン(グ)テープの会場は、つい半年前の
「赤服デモ騒動」で一番被害がヒドかった場所であり、某
「ZEN」というデパートは、建物が完全に崩壊してしまった。
直後に現場に行ってみたら、かなり惨憺たる有様で、
事件の悲惨さを思うと胸が痛かった。

現在建て直し工事中だが、そこで
「毎年恒例のカウントダウンパーティー」が行なわれたのは、
タイピープルにとってヒジョーに意味深いことなのではないか。

つい先日、サイアムにある
「art & calture center」に立ち寄ったら、
当時の現場の写真展がやっていた。

結局九十人も亡くなったが、
国民同士で殺し合うという、
何とも理不尽な事件だった。

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写真展を見た後だけに、
「ふ」とそう感じたのだが、実際タイの人達が
どう思っているのかはよく分からない。

とにかく平和が一番だ。

昨日は土曜日のためアルバイトだったが、
店でおせち料理と雑煮をいただいていると、
B.G.Mでジョン・レノンがピースを歌っていた。

もう、あんなことが起きないように

祈るのみである。


*「サンティパープ(122322)」は「平和」の意。

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