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2011年4月27日 (水)

fashion town

申し訳ない。

正直ちょっとナメてました、
シンガポールのこと。

ま、ある程度予備知識はあったのだけど、実際
スゴイ国だったのね、マヂで。

「民主主義」とは名ばかりの
「明るい北朝鮮」なんて揶揄されてるけど(一党独裁故)、
前の総理大臣は相当キレ者だったようで、
ちゃんとした人がトップならば、そして
廻りに賢い助言者が居て、うまく使いこなせれば
「一党独裁」もそんなに悪くないのかもしれない。

ま、こんな例はごく、ごく、
ごく、稀なのだろうけどね。

「バブルなのでは?」と心配されるくらい
地価が急激に上がっているのだって、どうやら
「国の価値を上げる」という目論見で政府が主導しているようだし、
「国民一人当たりGDP」の高さは言うまでもないが、そもそも
「何で稼いでいるのか」、つまり、国の主要産業が
「何だかよく分からない」のに、皆けっこうな金持ちで、消費だって
「バンバン」しているのだから大したものだ。

例の「TPP」だって間違いなく、シンガポール政府が
「言い出しっぺ」に決まっている。
ややこしいことはよく分からないが、とにかく国内の需要を
ほとんど海外からの輸入でまかなっているこの国にとっては、
「関税の撤廃」が確実に有利に働くような気がするのだ。
例え関税の収入はガタ減りしても
消費自体が更に上向くことによって国全体が潤い、
消費税や法人税その他の収入が増えれば言うことはない。

などと、素人が小難しい話をしても仕方がないので、
滞在して実際に受けた印象を例に挙げて説明しよう。


街を歩いていて感じるのは、
「バイクが全然走っていないなあ」
「車だって、高級車ばかりやんけ」
「みんなオシャレさんだな」
「それにしても金持ちだらけか!!ココは」
といったようなことばかりで、最初は
「香港によく似ているなあ」とも思ったが、今日一日で
「MRT(地下鉄)」の駅を三つ四つ移動してみて、
「いやいや、こりゃとんでもない所だわ」と、その
「レヴェルの高さ」にあらためて感心してしまった。

とにかく街がとてもキレイで(汚すと罰金)、歩道の上を
「ミッキー」や「ゴッキー」が我が物顔でウロチョロしていないし、
渋滞はもちろんのこと騒音も空気汚染もまったくなく、何もかもが
「スムーズ」であり、ストレスを感じるのは看板の
ピクトグラムがやや不親切で、歩いて移動する時に若干
「イラッ」とくるくらい。

そして、街中はどこまで行っても
「ファッションプロムナード」ばかりで、溢れるほどの
アパレル、飲食その他の店舗はもちろん、歩く人々も
「ファッショナブル」としか言いようがない。

こんな常夏の国でいくらオシャレをしようにも、
なかなか難しそうに思えるが、例え
「Tシャツ」「短パン」「スニーカー」のセットにせよ、明らかに
「モノ」が違うし、ワンピースだってどー見ても高そうな、
「質の良い生地」をヒラヒラさせて颯爽と歩く姿が、皆それぞれ
「サマ」になっているのである。

ローカルのショップ店員だって素敵な制服を着て
「パリッ」としてるしね。

マレー系インド系アラブ系など様々な人種がいるが、中でも
中国系が最も多く、女子であれば、色白で
「スラッ」と真っ直ぐに足が伸びていてスタイルもよろしい。
もちろん観光客も多く欧米系も混じるが、気候は似ていても
「ゆる〜い」「だらしない」タイでのスタイルとはひと味違う。

そう。同じ都会でも、
騒音と悪臭と排気ガスの街
クルン(グ)テープとはレヴェルの差が歴然なのだ。

「ブランドの香り」とでも言えば分かりやすいだろうか。

「ニセモノの香り」とはエラい違いであり、
100THBのTシャツや200THBのワンピースを見慣れ、
「ホンモノ着てたってどうせわからないだろう」と、自らも
ファッションにさほど気を遣わなくなってしまったオレが、
「しまった。こんな格好ではマズいぞ」と、多少
「ピリッ」とする街。

それがシンガポールだ。

聞くところによるとここ数年で急激に進化したらしいが、
現時点では、香港、TOKIOなどよりもよほど
「イケテる」のではなかろうか。

そして、それはファッションについてばかりではなく、
「フードカルチャー」においても言えるのだった。

まず驚かされるのは、
飲食店の数の多さだ。

ファッションビル百貨店ショッピングセンターなどには、必ず
フードコートレストラン街地下食料品街があるのはまあ当然として、
それ以外にも「ホーカーズ」と呼ばれる屋台の集合体を始め、
大小問わず様々な種類の各国料理店がもうそこら中にあり、一応
飲食業界関係者としては、
「これだけたくさんあってよくやっていけるなあ」と、
首を傾げたくなるのだが、フラフラ散歩しつつ眺めていると、
どこもそこそこ客で埋まっているから大したものだ。

人口と街の大きさはクルン(グ)テープとさほど変わらないのに、
どーも不思議な気がしてならない。
舗道上に一軒一軒の屋台がないからかなあ。
あと、メジャーどころのファーストフードの店は
やや少ないような気がしなくもないが。

もう一つ特筆すべきは、その内容の
「レヴェルの高さ」である。

例えばフードコートなどは、サーブ時間の都合上多少
「システマティック」に調理されているかもだが、それでも
コスパ、味、内装のセンス共になかなかのものであり、例えば
タイのファッションビルやショッピングセンターのそれと比べると、
ちょっと差があるようにどーしても思える。

ま、最近新しくできたところが多いからかもしれないね。

実際、見たこともない料理がけっこうあったし、メニュウが
「液晶画面」に映し出されて動画に変わったりとか、
「最新鋭ぢゃん」と、ちょっとビックリしてしまったくらいだ。

というわけで、あまり撮れなかったが
参考までにちょっと写真を紹介しよう。

エメコチェアはニセモノかな。
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ドリンクを売りに練り歩く、というか
未来的乗り物で移動するおねーさん。
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こんな照明とか。
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床の石のカットも可愛らしい。
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「刀削麺」のおっさん。
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この手の店がけっこう多くて人気だ。
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この店がやたらと混んでいたのだが。
う〜ん気になる。
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タイにもあるが、某
「味千」はいい場所に何軒も出店している。
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このビルの飲食店街がかなりいい感じだった。
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カフェで気軽にエスカルゴとか。
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たこ焼きも普通にあった。
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インテリアが可愛らしいカフェとか。
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噴水の横でお食事
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どこかで聞いたことのあるような......。
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出た。液晶動画メニュウ。
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これは動かなかった。
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サラダ系の店には興味を惹かれる
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「ストップ」というまで入れてくれるのだろうか。
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ま、この程度しか撮っていないが、実際は
もっと面白い商品や素敵な店もたくさんあった。


というわけで、そんな街を
「ウロウロ」していれば当然、
「物欲」を多いに刺激されるわけで、今日は
何だかんだとたくさん買い物をしてしまった。

ただ、これだけ高級ブランド店が軒を連ねる中、
貧乏性のオレは敢えて量産ユニクロ系のブランドで我慢。
そろそろ着る服も無くなってきたのでね。

某「COTTON ON」という聞いたことのない店が、
けっこうどこにでもあるのだ。
ギンガムシャツ29.95S&(2036円)。
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某「bossini」は香港の会社。
Tシャツ二枚で各8S$(544円)
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カプリパンツ二枚で各19S$(1292円)。これは安いな。
何しろ、常夏の国では足首を見せて(?)
歩かなくてはならないのだ。
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何故か突然「無印良品」の帽子。39S$(2652)。
ニッポンより高いのにねえ。しかし、被ると
コレがけっこう可愛いのだ。
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某「ダイソー」を発見。こっちでは
「2S$均一」だから「136円ショップ」か。
店内はもの凄い数の人だった。
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おお。素晴らしいモノ発見。
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インテリアショップでリンゴを購入7.95S$(540円)。
この手の金属モノに何故か弱いのだ。
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結局安いものばかりやん。
せっかくファッショナブルな街に来たのにね。


ま、そんなところかな。

ちなみに、シンガポールのいろんな情報を得たのは、主に
店のお客さんで駐在歴の長い方と、
シェアメイトの中国人Sウさんである。

実は彼、なかなかオモロイ人物で
三十才の若さでニッポン在住歴六年半(福岡)、
ニッポン語ペラペ〜ラであり、某早稲田大学の
教授助手(?)のオファーを
「ギャラが安いから」と断り、今は
シンガポール政府の下部組織(?)で研究職をしている。
専門は情報工学というが、M社長のT氏曰く
「ニッポン語がウマい中国人は皆スパイだ」と断言したので、
もっぱらスパイと呼ばれている。

オレが今日休みだと言ったら、
「中華街にメシ喰いに行こう」と、友達数人で
四川料理の店に連れてってくれた。

やはり中華は大勢で食べた方がウマいのだ。

そろそろ眠いので、
料理の写真はまた後日。

ではでは。

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2011年4月26日 (火)

deep fried pork

「あ〜あ。完全にカブったや〜ん」


「水餃子」(4$)を食べた後に
「刀削麺炒め」(6.8$)を口にした瞬間、その
「ツルッ」「モチッ」とした食感に
「しまった!」という思いがつい口に出る。

屋台風のごはん屋さんがたくさん集合している
「フードコート」、シンガポールで言うところの
「ホーカーズ」(はまたちょっと違うのかな?)で、
数あるメニュウの中から悩みに悩んだ末決めた
「二つの品の食感がほとんど一緒」だなんて、
ドヂやな〜まったく。
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シンガポールに来て一週間。

そんな感じで、どーも今ひとつ
「馴染め」てないオレだが、とにかく
「香港デザート」がウマ過ぎて、毎日
「黒胡麻ペースト」やら「ぜんざい」やらを食べてばかりで、
太り始めているのは確実なのであった。

このところバブル気味で、
家賃が上がりっ放しというシンガポール。

「一ヶ月ならホテルに泊まるより安いから」ということで、
お店から徒歩約十二分の場所にある
「大統領官邸向かい」のコンドー(ミニアム)の、いわゆる
分譲賃貸物件の一部屋をシェアさせてもらっているのだが、
家賃は1000ドル/月(全部で3500ドル)だそうだ。
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約七万円(26000THB)だから、
中心地とはいえ結構なお値段。
クルン(グ)テープなら相当良い部屋に住めるぞ。

やっと今日無線LANが繋がったので、
早速日記を書くことにしよう。


洋食店某「M」はナゴヤに古くからある有名な店で、
シンガポールにも十六年前から出店しており、
今回のオープンが五軒目だ。

「タイでボーッとしているなら手伝いにおいでよ」
と、社長のT氏に誘われるまま、お言葉に甘えて
「リハビリ」のつもりでやって来た。
トシもトシだし、約四年もまともな仕事をしていないのだから、
「いきなり」では厳しいかもしれぬが、まあ
「少しでもお役に立てれば」というわけだ。

「オーチャード」という名の、TOKIOで言えば
新宿のような中心地の目抜き通り沿いにある、某
「マンダリンホテル」内のショッピングモールの一角で、
一階には某「MARK JACOBS」や「Y3」、
二階の同フロアには裏原系ブランド某
「A BATHING APE」などが入るとんでもない場所に、その
「ナゴヤ発のとんかつ店」は居を構える。

ちなみに四階には博多とんこつラーメン某
「○風堂」が入店しており、連日客が行列を作っている。

「おいおい。ここ家賃いったいいくらやねん!?」
と、余計な心配をする小心者のオレにとってはその場所自体が
「アメージング」なわけであって、その
「キイワード」が出てきたところで、もうオネムなので
続きはまた明日ね。


*コンドーの入り口。
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官邸は深い緑に囲まれた巨大な敷地にある。
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片側五車線の一方通行を走るのは高級車ばかり。
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なかなか素敵な高層ホテルだ。
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道を封鎖してF1マシンなどのデモンストレーション走行。
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イヴェント時はスゴイ数の人通り。
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店内はだいたいこんな感じ。
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初めて揚がったとんかつがコレ。
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2011年4月14日 (木)

レンナーム

「おいおい、雨かよ」


タイの正月ソン(グ)クラーンの初日、
お昼前にかなり激しい雨が降ってきた。

しばらくすると止んだものの当然気温は下がり、いつものような
「あっちぃ〜な〜も〜!」という暑気からは程遠い涼しさ。

そもそも、あまりの暑さから
「頭から水でもかぶらないとやってられないわ」と始まった
「水掛祭り」である。涼しい中で水を掛け合うなんて、
お腹が空いてないのにごはんを食べるようなもので、
「今ひとつ盛り上がりに欠けるのでは」とちょっと心配したが、
よく考えてみればタイピープルがそんな
細かいことを気にするわけもない。

午後からは晴れて太陽が顔を出し、街中で
激しい水掛け合戦が繰り広げられているらしく
「キャーキャー」と楽しげな声が聞こえてくる。

おそらく始まってしまえば、つまり一旦
ずぶ濡れになってしまえばもう諦めがついて、
若い女子なんかと水を掛け合うのは、ひょっとしたら
たいそう楽しいのかもしれないが、オレとしてはどうも
「イライラ」することの方が多いような気がして、例えば
「シーロム(三万人規模らしい)に行こうよ」とか誘われても
「ムリムリ」と断り、とにかく今まで一度も参加したことがない。

あと、夜のディスコでも場所によっては
「かなり盛り上がる」というが、そんな風に
「水浸し」になったまま酒飲んだり踊ったりしていて、
「果たして楽しいのだろうか」と甚だ疑問だ。

だからこの時期、特に
13〜15の三日間は完全に引き蘢ることにしている。

しかし、昨年は一日だけアルバイトのため
どーしても家を出ねばならず、いろんなところから飛んでくる
「水」を避けながらバイクで出勤した。
片側三車線のスクムヴィット通りでも、ソイの入り口では
角角で巨大ポリバケツに水がたっぷり汲んであり、
道路に向かって、桶で
「バシャッ」と掛けたり、水鉄砲で
「ピューッ」と狙ったりと、危なくてしょーがないのだ。
ましてや、ソン(グ)クラーン仕様のピックアップトラック
(大量の水を積んで数人の輩が荷台に乗る)に遭遇したなら、もう
一目散に逃げるしかない。

そして今年。

マスターのJ氏がニッポンに一時帰国するため、なんと
13〜17日まで五連勤することになり、
「多少水を浴びるのは避けられないな」と、
ある程度覚悟を決めた。そうなれば逆に
「一度くらい参加してやるか」という気にもなり、今夜はちょっと
ディスコに顔を出してみようかと思う。

仮に店内で水掛けをやるとして、水に弱い電気系機材を
「どうやって保護しているのか」とか、見ず知らずの女子に対する
「悪戯はどこまで許されるのか」という疑問を解決するのだ。

完全防備の上、せいぜい
「イライラ」しないよう気を付けよう。


さて、昨日からの五連勤の後、
18日からしばらくの間シンガポールへ行くことになった。
ニッポンの知人の飲食店がオープンするので、その
お手伝いである。
長ければ一ヶ月くらいになるかもしれない。
英語がつたないのでちょっと心配だが、
まあ何とかなるだろう。

シンガポールってたしかにスゴイ国だとは思うけど、
物価は高いし、何だか
「スカした」感じかしてあまり良いイメージではない。
しかし、世界各地から人が集まる観光地だし、
ニッポンの飲食店も続々進出しており、タイに比べて
「単価を高く設定しやすい」のが魅力だと聞く。

ビジネスチャンスがあるかもしれないので、
目を皿のようにして色々見てきたいと思う。

今から二十年ほど前、不動産時代に
社員旅行で訪れたきりだが、あれから随分変わったのだろうか。
もちろん仕事でいくわけだし、飲食店の立ち上げは
けっこう大変なことも多いのだが、
ちょっと楽しみではあるなあ。

まあ、お役に立てるよう
せいぜい頑張ってこよう。


話は変わって
ニッポンのことを少し。

「災い転じて福と成す」という、まさに今のニッポンに
「ピッタリ」の言葉がある。

今回の未曾有の大災害が
「戦後最大の危機」であることは間違いあるまいが、逆に
「戦後最大のチャンス」とも言えるわけで、いわゆる
「復興」という「聖ワード」を得たことが、ニッポンの未来にとって
「ものすごく明るい」材料なのではないか、という考え方だ。

少なくとも、震災の前にずーっとニッポンを覆っていた
「閉塞感」から抜け出せるのではないか、ということ。

世界各国の反応で、ニッポンが今までいかに
広く貢献し続けてきたかがよ〜くわかった。特に
貧しい第三国からの血の滲むような義援金の話などを
ニュースで知り、涙ぐみながら
「恩返し」という人間の心の美しさに打たれたものだ。

とにかく、
「ニッポンはスゴイ」。

この事実を国民全員で再認識し、今こそ
「復活ののろし」をあげようではないか。

では、具体的にどーすればいいか。

「鎖国の廃止」である。

「何を言う。鎖国なんて江戸時代に終わったはずだ」

果たしてそうだろうか。

正式な意味では、もちろん
「鎖国」などしていないが、考え方は未だに
江戸時代とさほど変わっていないのではないか、
ということだ。つまり、
「内向き」過ぎて、何だか
おかしなことになっているのでは。

海外に住んでいると、どうも
そう思えてならない。

「ガラパゴス現象」がいい例だ。

ケータイなんて、どう考えたって
「ニッポン製」が断然優れているのは明白なのに
海外ではまったく通用しない。

優れたニッポンの技術、サーヴィス、その他諸々を
もっともっと海外に広めていかなくてどうする。

背景にはおそらく
「利権」や「癒着」など、気持ち悪〜いニッポンの
「社会構造」があるためだろうが、この際もう全て
「取っ払っ」てみてはどうか。

「規制」を無くす、もしくは大幅に
「緩和」するのだ。

何もかもがんじがらめにしばりつけてもいいことはない。
もちろん全てにおいてではないが、もっと
「世界的スタンダード」に合わせて、この機会にニッポンも
「大きく変わる」必要がある、ということだ。

例えば、法人税にしたって元々が高すぎるわけで
「税率を下げれば税収も下がる」と、短絡的に考えるのではなく、
「税率を下げて、もっとやる気にさせて頑張って儲けさせて、
将来的には総額を上げる」くらいの柔軟さで、今の半分の
二割くらいにすれば、みんなめちゃめちゃハリキるのではないか。
昔、不動産会社の社長達はいつも愚痴っていたが
「儲けても儲けても税金」では気合いも入らないし、
「脱税」など、ワルい方にハシるのがオチなのだ。

「不動産譲渡所得税」にしたってそうだ。
「税率を下げて取引件数を増やし、引いては
土地の価格も上げる」的な発想に、何故ならないのだろう。

とにかく、締め付けるばかりで、
「規制」が厳しすぎるのがこの国の
「癌」だと、個人的には思う。

「米」をはじめ農作物の輸出入に対する
「規制(異常な関税)」にしたって、どう考えてもおかしい。
ニッポンの農産物はものすごくレヴェルが高く、
多少値段が高くても海外で売れるのだから、もっと
自由に売買すればいいのに。

「TPP」だって、ニッポンが率先してやるべきなのに、某
「農協」などに気を遣ってちっともやれやしない。そんな
「癒着構造」をひっくり返さねば、ニッポンの未来はないのだ。

ただ、今なら、
「復興」という「聖ワード」を使って、
かなり思い切ったことができるのでは。

「緊急事態」なのだからと、バンバン
「法律」を変え、もしくは新しく作り、とりあえず最優先なのは
「消費」を促し「景気」を回復して国の税収を上げること。
ニッポンのものをどんどん海外に売り、貿易黒字を増やす。
そのためには例えば食品など、多少輸入が増えても仕方がない。
それ以上に国産の物を海外に売ることを考えた方が早い。
つまり、関税なんて取っ払ってしまった方がいいのだ。

これからしばらくは
「復興のため」と言えば大概のことは許される。

「このチャンスに思い切った大改革を」

そう思うのは、決して
オレだけではあるまい。


問題は政治家である。

「KY」の超大ひんしゅくしがみつき某
総理大臣のままではゼッタイにアカン。

この際だから例えば民主党自民党が連立し、
「パッ」「パッ」と物事が決まるような体勢にしないと、
ヒジョーにマズいような気がするのだが。

もしくは解散総選挙。

いや今やったらそれこそもう大混乱で
わけがわかんなくなっちゃいそうだな。

「誰」がいいかはよくわからないが、とにかく、
皆でよく話し合って、どんどんいろんなことを変えていかないと
せっかくのチャンスが無駄になっちゃうよ。

っていっても、結局は
「水掛け論」で収拾がつかなくなるだけか。

ん。
「水掛け」?

なるほど。
そーいうオチなわけね。

アホな政治家連中に、水鉄砲で
「ピューッ」と水でも掛けないとやってられません。

何しろ、
ソン(グ)クラーンですから。

はい。


*「レンナーム(32233)」は「水遊び」の意。

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2011年4月 8日 (金)

トックヂャイ

アルゼンチンタンゴを
B.G.Mに始まる映画が観たい。

突然、そう思った。

頭に浮かぶイメージは、
ピアソラの奏でるバンドネオンの音色と重なる、
ヨーロッパの古い街並み。

昔、そんなような作品を観た記憶が
うっすらとあるのだが、
はっきりとは思い出せない。

たしかあれは、
フランス映画ではなかったか。


毎週水曜日に更新される宅配レンタルD.V.Dショップ、某
「D-STORE」のネタが切れた時、どーしても
「映画が観」たければ、そういう
「精神状態」ならば、持っている
「ストック」の中から選ぶしかないのだが、何しろ
こっちに移住して来てから集めたものは数も限られており、
もう何度も何度も観た作品ばかり。

今日も実はそんな気分であり、観たのは
「イースタンプロミス」。

いったい何回目だろうか。
わからないが、とにかく
好きな映画の一つである。

最初に言っておくけど、内容も映像もかなり
「エグイ」ので、おこちゃまは
やめておいた方がイイよ。マヂで。

いきなり血がスゴイし、次は
へその緒付きのリアル胎児が登場するし、冒頭から
なかなかインパクトがあるのだ。

子供を産むと同時に死んでしまったグルジア人の少女
タチアナ嬢の日記から、話は始まる。

「ウォッカ」「ボルシチ」「ロシアンマフィア」
「KGB」に「FSB」と、出てくるのは
ロシア関連ネタばかりだが、舞台は
ロンドンだ。

ヴァイオリンを弾きこなす、渋〜い
ロシアンマフィアのボス。
「息子がゲイ」だと知って、
ショックを受けた彼が呟く。

「ロンドンは売春婦とホモの街だ」

「それってクルン(グ)テープと一緒ぢゃん」

「ふんっ」と鼻で笑いながら
オレが呟く。

息子がレイプしようと試み、失敗した
十四才のグルジア娘を、代わりにレイプしてやる父親。
アフターピルを飲ませるものの、結局は
孕ませることになるのだが、そんな過去が、
日記の内容で明らかになる。

ワルい親子だ。
さすがロシアンマフィア。

「法の泥棒」という、まがまがしい名前の組織の
メンバーが膝に入れるタトゥーの意味は
「何者にもひざまずかぬ印」。

う〜ん。オトコらしい。

シベリアの刑務所から渡ったサンクトペテブルグの刑務所で
独房に十二回入れられても懲りずに反抗し続け、通称
「切り株」(切っても切っても出てくるから)と呼ばれたという男が、
ヴィゴモーテンセン演じる主人公。

彼はこの映画で、
「アカデミー賞主演男優賞」にノミネートされる。

そうそう。
「アカデミー賞」と言えば、我が姫
ナタリーポートマン嬢を祝福せねば。

「主演女優賞」受賞おめでとう。

ま、君はオレの中でいつまでも
マチルダのままなんだけどね。

というわけで、銃は一切出てこないのに
かなり激しくて暴力的なこの映画。
実は、終わりがけに
「マヂかよ!?」という場面があって、
かなり驚かされるのだが、そーいうのも
個人的には結構好き。

「どんでん返し」ものとかね。

ちなみに、割と冒頭の辺りで、ナオミワッツの
「アメージング」というセリフがあって、登場するのは
「味見したボルシチを褒めるシーン」なのだが、
「驚き」というニュアンスを含めた最上級の褒め言葉であり、
タイ語だと何だろう、と
「ふ」と思った。

「トックヂャイ(1122驚く)」と
「スットゥヨートゥ(11332最高)」を
足して二で割ったような言葉か。

う〜ん。
しっくりくるのがないな。

ま、いっか。


数あるDVDの中から
「イースタンプロミス」を選んで再生し、オープニングで
冒頭の件が頭に浮かんだのだが、そんな風に
「昔の映画をもう一度観たいな」と
思うことがある。

いい映画は、何度観ても
いいものなのだ。

ニッポン語字幕入りのものは、某
「D-STORE」の在庫の中から選ぶしかない。
買い取りができるシステムなのでとてもありがたいのだが、
たまに古い作品がリストに突然登場することがあり、最近だと
「グリーンマイル」や「マトリックス」などがあった。

仏英独国映画好き♪なオレとしては、できれば
そっち方面も是非お願いしたいのだが。例えば
パトリスルコント作品であるとか、具体的タイトルなら
「ドーヴェルマン」とか「28日後」とか
「アパートメント」とか「ラン・ローラ・ラン」とか。

よろしくお願い致します。

ご担当者様。


*「トックヂャイ(1122)」は「驚く」の意。

中身はウォッカ。
「サクッ」とテンションをアげたい時に。
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マチルダは、今も心の中にある。
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いい小説は、何度読んでも
いいものである。
最近読んだ、
筒井康隆大先生の三部作。
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2011年4月 7日 (木)

プゥアンサニットゥガン

「十人十色」という言葉があるが、これは
ニッポン人についての話で、タイ人の場合は
どうかなあ、三色か、多くても
四色といったところではないだろうか。

というようなことを、
新しい知り合いができる度に毎回思うのだ。

例えば血液型由来の性格判断が、根拠のあるなしはさておき
まあある程度当たっているとして、タイピープルはほとんどが
「O型」タイプか「B型」タイプのような気がする。
「O型」が、実際には圧倒的に多いらしいのだが、
「楽天的」という国民性と呼べるほどの特徴と共に、
「マイペース」という「B型」の特性にも深く頷ける。

極端な話をすると、大きく分けて
A:「自己主張が強い」タイプと、そうでないタイプ、
B:「キーフン(グ嫉妬深い)&ジャオチュー(浮気者)」
タイプと、そうでないタイプ
(この二つはセットというか、記号で表すなら「≒」か)という
パターンの組み合わせによる四通り、つまり
1「自己主張が強く、キーフン(グ)≒ジャオチュー」
2「自己主張が強く、キーフン(グ)≒ジャオチューでない」
3「自己主張が強くなく、キーフン(グ)≒ジャオチュー」
4「自己主張が強くなく、キーフン(グ)≒ジャオチューでもない」
によって全てのタイ人の性格を判断できるのではないか。と、
半ば本気で考えてしまうくらいなのである。

今回知り合ったタイガールもやはり典型的だった。

「一度一緒にごはんを食べた位で何がわかる」と
ツッコまれても困るが、彼女の場合おそらく
「4」タイプであり、かなり珍しいと言えるかもしれない。何しろ
「1」が圧倒的に多いからね。

何が言いたいかというと、とにかくタイピープルは皆
「単純な性格だなあ」とつくづく思うわけで、それは決して
悪い意味ではなく、自分も同じだからこそ
「愛着」を込めてそう主張したいだけの話なのだ。


「オースティンパワーズ」でいうところの
「モジョ」的なモノがめっきり無くなってきている
最近のオレ。

女子とエッチしたのなんていったいいつのこと......
あ、そーいえば先週したが、あれはまあ
「事故」みたいなもので、そんな
「酔っぱらった勢いでのアクシデント」ではなく、ちゃんと
「好きになって」、「口説いて」みたいなプロセスを経て
というのは、もう遠い昔の記憶だ。

だから、というわけでもないが、
ニッポンへの一時帰国から戻って来て、たかだか
二十日間弱の間なのに、タイのことを
「ものすごく懐かしく」感じたオレは、早速、
「(男子にとっての)タイの魅力の象徴」的場所である
「ゴーゴーバー」を、本当に久しぶりに覗いてみたのだった。

「ソイカ(ウボーイ)」の某
「SHARK」という店に、ハリキって、まだ
ゴーゴー嬢がたくさんいると思われる
「ハッピーアワー」ギリギリの午後八時二十分に入ってみる。
すると普通に好みのタイプのコがひとり踊っていて
(と言っても近頃ではもう守備範囲がメチャメチャ広いのだが)、
呼んでみると、ガツガツしていない感じでなかなか好印象。

21才学生の彼女は働き始めて三ヶ月で週四勤。
ゴーゴー嬢にありがちな、
「子供を育てるためにとにかく稼がねば」という、
「いかにもプロ」っぽいタイプではないし、家も近くて、
「なかなかいいやん♪」と思ったが、正直なところ、
何軒も店を廻って捜すのが面倒だったのかもしれない。

実際面倒くさくて、それから別に通うわけでもなく、昨晩
知人に誘われてディスコに行く前に待ち合わせた時、某
「SHARK」を覗いてみたら、深夜一時過ぎにも関わらず、
たまたまそのコが居たので、では、店が終わってから
「一緒に行くか」という話になった。

通常ならペイバー、つまり
「連れ出し料」を払ってということになるが、あまり
商売気がないのかそれも言わない。

それにしても毎回そうなのだが、ゴーゴー嬢が
「私服」に着替えて出てくる時、必ず
「想像していた上に何割増し」かの、かなり
「ダサい格好」でやって来るので、マヂで笑えてしまう。

ただ、さすがにプロだけあって、やはり
踊りはかなりセクシーで随分とコーフンさせられたし、
「遠くを見るような」感じで近距離でこっちを見つめる
「その目がセクシーだ」と褒めれば褒めるほど、さらに
「遠くを見るような」目(ちょっと三日月型)になる彼女が、
何だか可愛いらしくてしょーがなく思えるのだった。

しかし、
「明日学校が早いから」と言い残し
「サクッ」と先に帰ってしまうGー嬢。

で、こんなことは滅多にないが、翌日、つまり
今日の午後早速電話してごはんに誘い、
さっきまで一緒に居たというわけだ。

よくあること、というかほとんどの場合そうなのだが、まず最初は
「友達(もしくは姉妹)を連れて来」て、しかも
「友達(もしくは姉妹)の方が可愛い」ということも、実は
「かなりの確率」で起こるし、今回もそうだった。

「アメージング」とは言わないが、これは
(自分の引き立て役しか連れて来ない)
ニッポンではまず考えられない。

同居している学校の同級生のGちゃんは
同郷(ルーイ)でもあり、ソン(グ)クラーンには
二人で帰ると言う。
スッピンのGー嬢より、同じく
スッピンの友達の方が数段可愛いのだ。

「山があって景色がキレイ」だというイサーンの田舎町に
「一緒に行こうよ」と誘われたが、アルバイトがあるので
おそらくムリだろうな。

「あ、もう十時だ。帰らなきゃ」

仲良く二人で、やはり
「サクッ」と帰っていく彼女らは
「プゥアンサニットゥガン(33232222親友)」とのこと。
ウソかホントか二人共カレシはいないらしく、どちらかが
「トム(ボーイ≒オナベ)」でもないので、
「恋人同士」ということはなく、本当にそうなのだろう。

どうせ今頃、オレのことを
「あーでもないこうでもない」と評価しているだろう
「GGコンビ」の暮らしぶりに、
ヒジョーに興味が湧くのであった。


というわけで、別に
「モジョ復活」というわけでもないが、
たまにはこういう話でもないと、さすがに
「オトコノコ」であることを忘れてしまいそうでコワイ。

あ、そうそう。
Gー嬢の血液型はやはり
「O型」だったが、Gちゃんの方は何と
「AB型」。

「マヂかよ。それは相当珍しいな」

驚いてそうは言ってみたものの、
彼女だってやっぱり
「四通り」のうちの
ひとつに当て嵌まることは

わかりきっていたのだった。


*「プゥアンサニットゥガン(33232222)」は「親友」の意。

それにしてもタイピープルは本当に、某
「MK」が好きなのね。
Img_1940

Img_1941

屋台で売っているようなワンピースは、いずれも
生地がメチャ薄くて縫製も怪しい。
そしてデザインはもっと怪しいが、
何と言っても150THBだからね。
こんな風に、芸能人やモデルの着ていた服をコピイして
写真を貼付けるのだ。
Img_1944

Img_1943

GちゃんはAB型の本領を発揮して、
散々悩んだ挙げ句これを購入していた。
Img_1942_2

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2011年4月 6日 (水)

プゥーン

「う〜む」


いくら考えたところで
「今、自分がどーしたらいいか」なんて
サッパリわからない。

すぐに何か役立つことなど思い付くわけでもないし、
気持ちが暗くなるだけなので、ニッポンのことは
なるべく気にしないでおこうと思っても、ついつい
「NHKワールド」を見てしまう。

放射能漏れはいったいいつまで続くのか。
海への流出はさすがにマズいよなあ。
株は。円は。原油は。
電気ってやっぱり大切なのね。
仮設住宅の壁はどの程度の「薄さ」なんだろう。
ニッポン政府は何をやっているのだ。
イザとなったらやっぱり米国は頼りになる。
それに比べてロシアはヒド過ぎるし。
しかし百億ってスゴイな。
家族や家や仕事、何もかも失ったらどんな気持ちになるのか。
オレはこんなにのんきにしていていいのだろうか。

などなど、考えてもキリがないし、
一日一日は過ぎていくのだ。

今、個人的に問題なのは
ヴィザの件くらいだろうか。

小さ過ぎてお話にならない。

そんな中、ちょっとばかり
アメージングな出来事があったので、久しぶりに
ブログを書く気になったわけである。


昨晩、例によって場末の超ローカルディスコ、某
「ラーンドン」でタイの安ウィスキイを飲んでいた。

月曜日のせいか、早い時間
(と言っても深夜二時過ぎだが)は人が少なく
「どうも盛り上がりに欠けるなあ」と思いつつ、
近くで踊っている赤いワンピースの横分けタイガールを、
なんとな〜く眺めてみたり。

タイの若い女子にはかなりファンキイな髪型のコが多いのだが、
前髪を横分けにして目や眉の上で斜めになっているパターンに
何故だかオレは滅法ヨワいのである。

この場合だいたい後ろ髪がストレートで長いか、もしくは
後ろが短く前が少し長いショートボブにカットされているかであり、
どちらでもいいけど、どちらかと言えば後者の方がより
好みのタイプかな。

とにかく、一人でも可愛い女子を発見して、彼女が
「楽しげに踊っている」姿を、酒を飲みつつ眺めているだけで、
もうオレは充分満足なのだ。だから未だにそんな
「場末のディスコ」に通い続けるわけであって、
「よくもまあ飽きもせず」とツッコまれたとしても
そうとしか説明できない。

さて、かなり深い時間になってようやく客が入り始め、
その頃にはすでに少し濃い目のウィスキイソーダを
結構飲んで、いい感じに酔っぱらっていたオレの座る
隣のテーブルに常連の若い男子軍団
六、七人がやって来て、いつものごとく彼らと
にこやかに挨拶や乾杯を交わす。

B君を筆頭に三人は顔見知りだったが、
残りのメンバーは初めてで
「ヤマハかホンダか知らないが変なニッポンジンだな」
といった感じで興味を示す彼らと、つたないタイ語ながらも
酔っぱらった勢いでコミュニケーションをとりつつ、
廻りに女子が少ない中でも一緒に楽しく踊っていた。

やがて店が終了し、逆側の隣のテーブルの
いい加減酔っぱらった男女のグループに拉致られて、というか
「もう一軒行こうよ〜♪」と強引に誘われるまま、近くの某
「V.I.P」という、これまた超場末のディスコへ。
男子二名女子三名だったから数合わせのためかもしれぬが、
それよりもおそらくオレをスポンサーにしようと考えたのだろう。

某「ラーンドン」のすぐ近くにあるその店はいつも客が少なく、
その時も貸し切り状態だったが、2カップルはすでにいい感じ、
残りのひとりもまあまあ可愛らしいコであり、しかも
かなり酔っぱらっている。

「これはなかなか調子いいぞ♪」と思っていたら、彼女は
店の外に置いてあるゲームがやりたいとオレを連れて行く。
ヴィデオモニターの競馬ゲームで、着順を予想する単純なもの。
二人でそれをやっていると、さっきの若い男子軍団が
バイク二台に分乗してやって来た。

「おお。ホンダー!ヤマハー!!」

結局、男子七人に女子一人となり、
十九、二十歳の若い衆相手にオレが勝ち残れるはずもなく、
朝七時半、一人寂しく帰ることとなったのである。


まあ、それはいいとして、
アメージングな話はここからだ。

競馬ゲームの脇、つまり店の外のエントランス部分
(と言っても道路からは奥に入っている)で、
たむろしながら話していると、イケメンの若いコが
「ホンダー。いいもの見せてやろうか」と言って
Tシャツの下に手を入れる。

取り出したのは、小さくて
見た目はオモチャっぽいけれども、間違いなく
拳銃だった。

カートリッジを取り出すと、
「何ミリ」か知らぬがちゃんと鉛色の弾丸が入っている。

「オレのも見るか」と、もう一人がお腹に手を突っ込み、やはり
オートマティックタイプの銃を出す。

「いいぢゃん。いくらしたの」
「二万バーツだよ。へへへへ」
「ふ〜ん」

それはもちろん
「このオンナはオレがいただくぜ」という
「威圧」の意味ではなく、ただ単に
見せたかっただけなのだろう。
しかし、状況によってはその
オモチャみたいな拳銃を向けられる、いや
撃たれる可能性だって十分にあるわけだ。

いつも一緒に遊んでいる十代の子供が、そんな感じで
普通に拳銃を持ち歩いていることに、
オレは少なからずショックを受けた。

いや、ニュースではよく拳銃絡みの事件もやっているし、
簡単に手に入るらしい状況も知ってはいたが、現実に
この目で見たのは初めてだったからね。

そーいえば、某
「ラーンドン」では、ちょっと前に店の外で
「発砲事件」もあったらしく、
最近はあまり見かけないが、昔はとにかく揉め事が多くて
しょっちゅう大騒ぎになったものだ。

ほぼ百%男女の嫉妬が原因である。

ニコニコ笑いながらオレに銃を見せた彼だって、
ひょんなことで敵になるかもしれない。

「酔っぱらった女子を持って帰りたい」というオトコのコの考えが、例え
「万国共通」とは言え、競馬ゲームが好きな例の彼女を前に
「コイツはオレが先に目をつけたんだ。お前ら手を出すな」などと、
スゴんだりしなくてよかったわ。マヂで。

あーコワイコワイ。


ニッポンが大変な時に......。
などと責めないで欲しい。

オレがディスコを自粛しようと、
何も変わりはしないのだからね。

普段通りの生活を
するしかないのだ。

それで、いいのだ。


*「プゥーン(222)」は「拳銃」の意。
写真はないよ。

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