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2012年4月24日 (火)

プリアンレーオ

「安っ!」


旅慣れているY嬢の宿泊先は当たり前のように
カオサンロードであり、今日夕方、バスで
チァン(グ)マイに向かうとのこと。
バックパッカー達の旅の拠点であるカオサン周辺には
あらゆるチケットが売っており、
チァン(グ)マイ行きのバスはなんと300THB。

タイ在住のオレはいつも直接モーチットの
北バスターミナルまで行って、
「楽だからなあ」と、ついついVIPバスに乗ってしまうが、
チケット代金はたしか800THB越えだ。

彼女とは昨日の午後三時半にカオサンの某
「マック」で待ち合わせ、再会を懐かしんだ後
「さて、何を食べようか」となった時、すぐ近くに、先日某
「ロータリイクラブ」のおじさま達に連れて行ってもらった
川沿いの素敵なレストランがあったことを思い出し、
「こーいう時くらいしか行く機会がないからな」と、
場所は定かでないまま車で向かった。

その店はノンタブリー側(チャオプラヤー川が県境となる)にあり、
ワットゥプラケオの近くの船着き場に車を停め、そこから
専用の渡し船(けっこうデカイ)で川を渡って向かうのだが、
普通の女子ならば間違いなく喜びそうなシチュエーションであり、
「一度行ってみたい」と思っていた。ところが、
川周辺は道がけっこうややこしく、肝心なところで間違えて
川を渡ってピンクラオまで行ってしまい、そこからグルッと廻って
サパーンタクシンを渡ってクルン(グ)テープ側に戻ってくることとなり、
渋滞にも巻き込まれて、結局一時間も掛かってしまう。

ま、どちらにせよ夕食には少し早かったから別にいいのだけど、
女子をエスコートするにはスマートでないこと甚だしいし、しかも
帰り際、駐車券にスタンプを押してもらうのを忘れていたことに気付き、
ボートを待たせてはいけないと慌ててバッグを探すうち、中から
数珠つなぎのコンドームが出てきて、それを見たY嬢に
「ドン引き」されるという、通常あってはならぬような
みっともない場面まで演出してしまう。だからむしろ
「女子の扱いはド下手」なわけで、きっと彼女は
「失言をした」と思っているに違いない。おまけに、会計の時、
1317THBと書かれたレシートを見て、思わず
「高っ!」と言ってしまい、もちろんオレが払ったのだが、
「御馳走になる」側のY嬢に余計な気を遣わせてしまう。

まあ、そのくらいはして当たり前なのだけど、
普段から貧しい生活をしていると、ついつい
金銭感覚が狂ってしまうから困る。
値段を確認せずに
「シーフード入り春雨サラダ」
「グリーンカレー(エビ)」「イカと卵の炒め物」を注文し、
「それぞれ250THBくらいだろう」と、他のメニュウの
値段を見て勝手に判断していたら、実際は全て
300THB越えだった。しかも、某
「ビアシン(シンハービール)」が小瓶で150THBであり、そもそも
普段は大瓶が置いてある店がほとんどだから、その上品さに
「さすが高級レストラン」とビビるオレ。
ただ、料理それぞれの量が多く、味も確かにウマかった。

そんな話も、日頃のオレの生活ぶり及び
タイの物価の安さを知っている彼女には通用するが、
女子とデートしていれば、なんだかんだ言って一日
2000THBくらいは普通に使うわけで、つまり
「カノジョを作る」というのはそーいう意味でもある。

「コイビトができる」→「お金が掛かる」→「仕事をする気になる」
というイメージを作り上げていたのだけど、
こっちの勝手な都合にPを利用するのは
「如何なものなのか」という気も、だんだんとしてくる。ただし、
「コイビト云々」てな話はわりと早い段階でPからも出ていたし、
「流れ」としては決して間違っていないとも思うのだ。

しかし一方で、普段あれほど意識していた
「プロ」と「素人」の温度差をしっかりと考えず、
自分本位に行動したことを、今となっては少し
反省している。


「コーヒーが飲みたいから」と、再び某
「マック」に場所を移し、その辺りの
「恋愛話」に花を咲かせていたわけであるが、
「塾講師」を勤めるY嬢は、オレの個人的
「恋愛観」を聞いているうちに、
「イマドキの男の子達に聞かせてやりたい!」とコーフンする。

どうやら、いつの間にか
時代はすっかり変わってしまったようで、例えば
「三回目のデートでハッキリさせる」と当たり前のように言うと、
「最近の若いコ達にそんな(ガツガツした)コなんていない」らしく、むしろ
「女子の方が積極的」なのが最近の傾向とのこと。いわゆる
「草食系男子」というヤツか。

だけど、将来的に
「恋愛関係」になるのか、そーではなく
「只の友達」のままでいくのかを、早い段階で
「ハッキリ」させておかないと。つまり、相手に対して
「変な期待」をさせてもいけないし、金銭的にだって
「友達同士」なら、いつまでも
男子側が負担し続けるわけにもいくまい。

「いやいや。今は恋人同士でもワリカンの時代ですから」

あ、そーかそー言えばそーだった。
喫茶店時代、若いカップルが皆
「ワリカン」で会計を済ませる場面を散々見てきて、
おじさんは嘆いていたではないか。

どうやら、オレの思考は
「昭和」のまま止まってしまっている。

ただし、タイでなら逆に
「昭和的発想」の方がしっくりくるから
まったく問題はないのだ。

ニッポンの
「イマドキの若者」のことなんて知ったことか。

君らは君らで勝手に好きなように生きて、
「消費」もせず、ニッポンの経済をいくらでも
冷えさせればいい。

将来に夢も希望も無くさせたのは、オレ達や、
団塊世代のおっさん達に責任があるのだから、
君達を責めなどしないさ。
ただ、よく考えてごらん。
これからのニッポンを背負って行くのは
君達自身なんだよ。

あーコワイコワイ。などと、
発展途上国に逃げて来て他人事のように言っているオレも
かなり無責任だな。
でもね、例えばニッポンに戻って
「若者よ、立ち上がろう。もっともっと人生を楽しむため、
オトコはよりオトコらしく、オンナはオンナらしく行動するのだ!!」
な〜んて声を大にして言ったって、誰一人聞く耳など持つまい。

Y嬢の言っている意味ももちろんよ〜く分かるが、
時代によって人の生き方は変わるものであり、そんな
自然の摂理に逆らっては、ロクなことなどない。

だからオレは、ニッポンの素晴らしき時代
「昭和」のオトコとして、これからもタイで生きる。

それが
「ベストチョイス」であると、

信じて疑うことはないのだ。


*「プリアンレーオ(2211223)」は「変わってしまった」の意。

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