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2012年4月23日 (月)

ミーフェーンレーオ

「扇風機?」


エノキ茸を注文する時、タイ語を知らなくて
「えっと、白くて細くて長くて真っ直ぐで小さな頭が付いてるヤツ」と、
店員のタイガールに形状をいくら説明しても分かってもらえず、
通りすがりのマネージャーがやっと理解してくれて、
持ってきたモノを見て彼女らは言う。

「オーオ。マットゥロムナ」
「は?パットゥロム??」

「パットゥロム(32222)」はニッポン語で
「扇風機」であり、どー考えても似ても似つかないので
「???」な顔をしていると、
「マットゥルムだってば」と横でPが言うのを聞いて初めて
「あ〜あ。マッシュルームね」と気付き、笑ってしまった。

エノキ茸とマッシュルームはまったく別物だが、百歩譲って
タイではあの白いキノコを皆が
「マッシュルーム」と呼ぶとして、もしオレがその
事実を知っていた場合でも、おそらくいくら
「マッシュルーム(223322)持って来い」とニッポン風に言ったところで
「は?」と、例の怒ったような顔をされて
(タイガールの店員はよくそういう対応をするのだ)
困惑するだけだろう。

それにしても、タイガール達の英語(外来語)の
発音とアクセントには本当に参る。
「傾向と対策」がなんとな〜く分かってはきたが、それでも未だに
戸惑うことがけっこう多いのである。

現場は某
「センタン(2232*セントラルワールドの略)」の中の某
「shabushi」というブュッフェレストランであり、
「しゃぶしゃぶ」と「寿司」を合わせたらしい店名の
タイピープル御用達(若者が多い)の
「回転一人鍋」屋さん。
ベルトコンベアー状のカウンターを皿に乗って
「寿司」ではなく「鍋の具材」が流れて来るというなかなか
ファンキイなシステムの店で、流れて来ないメニュウも
店員に言えば持ってきてくれるのだ。

タイ在住の方々はもちろんご存知だろうが、皆さんにも是非一度
エノキのオーダーにチャレンジしていただきたい。

ちなみにPはニッポン人客の多い飲食店勤務のため、
ニッポン語には親しみがあるようなのだが、それでも
「今度はここに来たい。ヤクニキヤクニキ♪」と、某
「焼肉店」を見つけて喜んでいる。オレがいくら
「ヤキニク!」と教えても、
「ヤクニキ」としか言えないので笑ってしまう。

オレにとっては、そんなタイガール達が
可愛くて仕方がないのだ。


さて、FCバルセロナが負けてしまったせいでちっとも眠れず、最近は
ニッポン製の眠剤も安定剤も切らしているので、いろいろと
考え事をしながら寝る努力をしたのは一昨日。

翌日(つまり昨日)Pと会う予定だったので、
「どこへ行こうか」とか「今後の展開は」などと考えるうち
「妄想」はどんどん広がり、彼女を口説く
シチュエーションやセリフなどかなり細かい部分から
将来に至るまで、終いには別れる場面にまで行き着く。
結局ちっとも眠れず、昼過ぎまでベッドの上で
「ゴロゴロ」するハメに。

それもこれもバルサが負けたせいだ。

で、実際会ってみると彼女はやはり可愛いし、どーしても
「試したくなってしまう」のが人情というもの。

面白そうな映画がやっていなかったので、
ごはんを食べた後アソーク近くにある某
「LONG TABLE」という有名なバーに。
サーヴィスアパートメントの25階にあるそのバーはなかなか
雰囲気が良く、前から一度デートで使ってみたかったのだが、
連れて行くようなタイガールはいないし、
「夜景」を使う必要性もない。

そう。
「吊り橋効果」というヤツだ。

考えてみれば、タイに来てまだ一度もちゃんと女子を
「口説」いたことはないから、そんな
「特殊な状況に置かれた時、言葉は心に届きやすい」などという
「効果」とも無縁だったわけだ。

というわけで、せっかくだから実践してみたが、
「夜景」や「口説き文句」に対する相手の反応は薄く、特に
「ドキドキ」することもなくサラリと終わってしまう。

ま、オレが知り合うようなタイガールは皆
そんな感じなのである。

ただ、ある意味では
「感無量」でもあった。

タイ移住後三年半の時が経ち、
夜景のキレイなバーにて、つたないながらもタイ語でちゃんと
「愛の告白」ができるなんて、なかなかどーして
立派なものではないか。と、ちょっとだけ自分を
褒めてあげたい気分だったのだ。

かなりレヴェルの低い話ではあるが......。

「口説く」といっても、実際には
大した話をしたわけではない。

「先週まではコイビトなんて欲しくなかったけど、
今週になって気が変わった」
「電話を無くして大切な人の存在に気付いたんだ」
「もしこのまま連絡が取れなくなってしまったらどーしようと思った」

これは本当のことだ。

現実問題、Pは土曜日で店を辞めた。
たまたまその日、新しいケータイ番号を彼女に伝えようと
勤務先を訪れたのだが、一日でも後ろにズレていたらひょっとして
二度と連絡が取れなかったかもしれない。
従業員がPの連絡先を教えてくれるとは限らないからね。

それにしても、あれだけ
「楽しい♪」と言っていた仕事を、何故
突然辞めたのか。

「実家で店(飲食関係)を手伝うことにしたの」

会ってすぐ、こともなげにそういう彼女。

気紛れタイガールにはまったく恐れ入るが、そんな
「大事なこと」をどーしてもっと早く言わないのか。
部屋は借りたままにして実家と
「行ったり来たり」するらしいPは、スリィーサケートゥ出身。
簡単に言うが、直線距離で四百キロ近くあり、
ここから車で五〜六時間はかかるだろう。

こっちは今後パタヤーに拠点を移すわけで、そうなればかなりの
「遠距離恋愛」である。もっと簡単に考えていたオレとしては
出鼻を挫かれた格好だが、それでもめげずに続ける。

「タイの若いコ達は皆嫉妬深いけど、君はそうでもないよね」
「会えない時間が長ければ、その分
会える時を大切に感じられるはず」

「オレのことを好きか」と聞くと
「70%は好きだけど30%は不満」と答える。
あまり(というかほとんど)電話をしないかららしい。ただそれは
「お互い様」であり、午後遅くまで寝ていて、仕事中にあまり
電話を取れないPからはあまり掛かってこないし、そーいう相手には
こちらもあまり電話をしない主義なのだ。本当は
それではいけないこともよ〜く分かっているけど、
甘えてしまっている部分も確かにあった。

「クンガップポムペンフェーンガンダイマイ?」
というのが、おそらく一般的に
「僕とコイビトになってくれる?」的なセリフだと思われる。
しかし、それではつまらないので、
「君と恋人になれればうれしいけど、どうかな」
と尋ねると、少し考えてから
「いいよ」と答える彼女。

「キス」も「エッチ」もしていない相手にそんなことを言うのは
生まれて初めてだが、会話の流れ的には
ど−してもそーなるわな。

それもこれもバルサが負けたせいだ(?)。

元々、この国の若者は男女関係に対する考え方が単純で、すぐに
「フェーンガン(恋人同士)」になるくせに、そのわりに
「執着心」が異常に強かったりして(特に男子)、よく
「痴情絡み」の事件が起きたりするし、
プロのタイガール達も、知り合ってすぐに
「フェーン」などと勝手に友達に紹介したりするが、
いったいどこまで本気なのかサッパリ分からない。

どちらにしても、自分の意志でちゃんと伝えて
「フェーンガン」になったのは実質的に初めてだし、そーいう意味では
「記念すべき日」なのかもしれない。

しかし、あいにく
実感がまったくないし、特別
感慨もない。だってまだ
「エッチ」すらしていないのだから当然だ。

ま、現実的にはこんなものなのだろうが、ただ
今後どうなるか、

楽しみではある。


*「ミーフェーンレーオ」は「コイビトができた」の意。

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