« レーオテークン | トップページ | ミールークルプラオ »

2012年4月13日 (金)

チュアイノイ

「おかしいと思ったんだよな」


一応、条件は満たしているのだ。

ただ、現状特定の恋人、つまり
「カノジョ」が欲しいとは思わないし、経済的にも
そんな余裕など、ハッキリ言ってない。

しかし、すでに三年半が過ぎたタイでの生活の中で、
「そろそろ何かを変えなくてはならないのでは」と、心の片隅に
「モヤモヤ」したモノを抱え続けているオレとしては
「きっかけ」として、それもひとつの
「有効な手段」なのかもしれない、よーするに
「カノジョができることによって何かが変わるかも」という考えも
否定できないのだ。

だから、今少し悩んでいる。

「条件」とは
「コイビトにするならば」という視点で異性を見た場合の話であり、
ニッポンに居た時は、明確な
「七つの条件」があった。すなわち
1「歯並びが良い」
2「タバコを吸わない」
3「家が近い」
4「性格が明るい」
5「血液型AB型以外」
6「服装のセンスが良い」
7「経済的に自立している」というもの。

これをそのまま当て嵌めるわけにもいかないので、
「タイヴァージョン」として修正を加えるならば
「服装のセンス」を問わず、
「売春をしていない」ことにするくらいだろうか。

優先順位は特にないけど、これはけっこう
重要なポイントとなる。何故なら、おそらく
「プロ」のタイガールをコイビトにしたとして、
「心配でしょーがない」はずだから。

そーいう意味では、オレの場合
知り合うタイガールのほとんどが
「プロ」であり、必然的に
「このコと(真剣に)付き合おうか」などと
思うことはまずなかった。

ところが、今回の相手は
「水商売」従事者ながら、
「売春」はしていないので、条件的には問題ない。
下側の歯並びがあまりよくないが、
「矯正」で治らないことはないだろうし、
家がやや遠いけど、まあ、
許容範囲ではある。ハッキリ言って
「服装のセンス」は良くないけどね。

ただし、いつ
「売春」に転んでもおかしくないのは、世の常だが。

そして、
「ペット」にしようとした仔猫に
「逃げられた」ばかりのオレにとっては、絶妙の
「タイミング」で、彼女が近づいて来たのだ。


知り合ったのは二ヶ月前。

某飲食移転勤務のPと話していると、
「ディスコに行きたい」と言うので、連れて行くことに。正直
「好みのタイプ」とは少しズレるが、
色白で普通に可愛らしいお嬢さんだ。
あちらから連絡はしてこないけど、電話にはちゃんと出るし、
折り返して掛かっても来る。

女子友達二人と共にディスコに行くこと二度。
いずれもその後ごはんを食べに行くも、当然
飲食代は全てこちら持ちであり、彼女らが
「お礼」を言うこともない。ただし、これは
「水商売」のタイガールとしては標準かもしれない。
彼女らは誘った男子がお金を払うのを
「当たり前」と思っているし、仕事のできる
「カラオケ嬢」以外は、
「コップ(ク)ンカー(ありがとう)」などと
敢えて言わない傾向が強いようだ
(*素人のコ達は普通に言うけどね)。

特にエロエロダンスを交わすわけでもなく、一度
軽い気持ちでキスしようとしたら、思いっきり
「拒否」られたし、まあその辺りも
「プロ」とは少し感覚が違うようだ。

週に一度休みの日があるというので、
「映画でも観に行くか」とデートに誘い、二週連続で
「ブッちぎ」られる。これも
「気紛れタイガール」にはよくあることだが、よーするに
前日、もしくは当日の早い時間には例え
「その気」になったとしても、実際に
「待ち合わせ時間」が近づくと
「眠い」「面倒くさい」となり、
「電話に出な」くなったり本当に
「寝てしまっ」たりするのである。

いったいこれまでに何度、その
「憂き目」に遭ってきたことか。

「超ポジティヴシンカー」のオレが、
相手の立場に立ち、しかも自分に都合良く考えれば、確かに
「週に一度の休みの日くらいずっと家で寝ていたい」だろうし、
「あなたには会いたいけれど、化粧して支度するのが面倒くさい」
という気持ちも、分からないわけではない。でも、それならば
最初からそう言ってくれた方が気は楽だ。

ただ、どちらにせよそーいうタイプは往々にしてそーなるし、
「これはダメだな」と、二度目にはさすがに気付き、その後
こちらから連絡することはなく、向こうからもなかった。

ところが、数週間前から何度か電話があり、
「ディスコには行かないの」などと言ってくる。

「ははーん。またディスコに行きたくなって、
スポンサーを探しているのだな」と思ったオレ。
「自分の都合の良い時にだけ利用しようとしやがって」と、
タイガールの気紛れさ加減を呪っていたのだが、実は
彼女には違う理由があったのである。

この時点で、ケータイのメモリイを消していないところがオレの
「ユル〜い」ところなのかもしれない。
「超クール」なYキさんなら間違いなく消しているはずだし、そんな
ワケの分からない電話には出もしないだろう。果たして
「ユル〜い」オレは案の定、キッチリ彼女の
「罠」にかかることになる。

昨日の朝、Pから電話があり、
「今日仕事が休みだから、ヒマならごはんでもどう?」と言う。
翌日からソン(グ)クラーン本番だし、もし
出掛けるなら最後の日なので(一切水を掛けられたくない)、
「まあ、いいか」と思い、午後七時に迎えに行くことに。

何度か会ってある程度は分かっていたが、彼女は
今までの経験上、オレの考えるところの
「ごく一般的なタイガール」であり、すなわち
「時間にルーズで面倒くさがり」
「タイの若い男子に失望している(浮気者、酒飲み)」
「明日のことは明日になれば何とかなる的発想(楽天家)」という
分かりやすいタイプのコ。そんなPが
「ニッポン人に対するある種の興味や期待」を持つのも、自然に
何とな〜く分かってくる。

それにしても、二度も
「ブッちぎ」った相手を食事に誘ってくるその
「真意」とは。

それを探るため、オレは会話の中で時折
「核心」を突く。

「お前が好きだけど、オレに興味がないのなら
こっちも興味はない」

「都合のいい時だけ必要とされるのはイヤだ」

「オレは今仕事をしていないから金はない」

「ニッポン食が好き♪」というPと、某
「やよい軒」でごはんを食べ、某
「センタン」でまったくワケの分からないコメディー映画を観た後、
深夜一時過ぎ、送って行く車の中でついに彼女が切り出した。

「家賃が払えないから給料日まで5000THB貸して欲しいの」

出た!お約束の
「チュアイノイ(32211援助して)攻撃」。

今までにいったい何度
繰り出されたことか。

「金貸せ」と言われたことは少なくとも十回以上、そのうち
実際に貸したのは五回。返ってきたのは
「セフレ」に貸した1000THB一度だけ。
ただし、基本的には毎回何らかの
「見返り」を求めているし、金額が低いので、
実質的な損はない。

「しめしめ」と思ったオレはすかさず尋ねる。

「助けたとして、お前はオレに何をくれる?」
「........」

わははははははは。
どーだ。参ったか。

ま、最初から怪しいとは思ったし、彼女らが
ニッポン人のおっさんであるオレに興味を持つ理由は
「お金」も含めて、いや、むしろそちらが
「メイン」であるのは常識だ。逆に考えれば
「お金さえあれば何とかなる」とも言える。

てことは、
「フェーン(222カノジョ)」もしくは
「ギック」を作るというのは、つまり
「そーいうこと」なのである。


というわけで、二日後
「お金を返しに部屋まで訪ねて行きます」というPに対し、
「どーしようか」と悩んでいる。

カノジョにするならば、本当はもっと
「キッチリ」したコがいいけど、ただ、まあそんな
「贅沢」を言える身分でもないし、ちょっと
「ルーズ」だけど、明るくていいコだし、
一緒に居たら楽しいだろうし、おそらく
タイ語は上達するに違いない。

休みは週に一日。
パタヤーと行ったり来たりを繰り返すとして、
二週間に一度くらいなら会えるし、そのくらいの方が
「ペース」としては望ましい。
最近関係が怪しくなっているC嬢との件もあるし。
う〜む。いったいどーしたものか。


ま、どちらにしても
「ヤ」ってからぢゃないと分からないな。何しろ
彼女とはまだ、キスすらしていないのだから。

ハッキリしているのは、
「見返り」だけはキッチリもらうよ、と

いうことだけだ。


*「チュアイノイ(32211)」は「援助して」の意。

|

« レーオテークン | トップページ | ミールークルプラオ »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事