« チーウィットゥ | トップページ | フアヂャイ »

2012年6月11日 (月)

コンプラテートゥナイ?

隣というか向かいの部屋に住んでいるロシア人
M氏の元には、日々いろんな人物が尋ねて来て
玄関先で立ち話をしたり、部屋で何やら
密談(?)が行なわれているようだ。

どうやら彼はこのアパートの主なのか、あるいは何かの
元締めのような立場の人物らしく、それは結構
頻繁に繰り返され、男女問わずM氏を訪れては
「あーでもないこーでもない」と、時にはかなり
コーフンした様子の会話が筒抜けなわけで。

残念なことにロシア語はサッパリ分からぬので意味不明だが、
見たところ六十代半ばのガタイのデカイ爺さんが、ひょっとしたら
タイで暗躍するロシアンマフィア組織の番頭、もしくは
経理担当的人間であるとするならば、逆に
言葉が分からぬことが幸いなのかもしれない。

「その部屋のヤツに聞かれてもいいのかい、M?」
「だいじょーぶ。そこに住んでいるのは、英語さえお粗末な
ホンダかヤマハとか言うとぼけたニッポン人だからな」
「そうか。それならいいんだけどよ」
「ま、いざとなれば消すだけの話さ」
「それもそーだな。ふふふ」

などと、つい妄想がふくらんでしまうのは、
口元には笑みを絶やさないクセに一切笑っていない彼の
「目」と、時折漏らすドスの利いた
「声」のせいだ。そして、
いろんな人物が次々と相談にやって来るのだから、おそらく
ボスではなく番頭か金庫番に違いない。

しかし、いよいよ始まったサッカーの国際大会
「EURO2012」でロシアチームが勝っても、テニスの
「フレンチオープン」で下品なシャラポア嬢が優勝しても、
大騒ぎになるどころか、アパート全体が
「シーン」と静まり返っているのは何故だろう。

なるほど。マフィアならば
「スポーツと言えば賭博」であり、だから
自国のチームや選手が勝とうが負けようが、
彼らにはまったく関係ないのだ。

そーだそーだ。
そーに決まった。


それにしてもパタヤーには
いったいどうしてこれほどまでに
ロシア人が多いのだろうか。

寒い国で暮らす彼らにとって
「近くて手軽なビーチリゾート」なのは分かるが、
只の旅行者というよりは、リタイア組など
長期滞在者がやたらと目立つのは、よほど
金持ちが多いのか、それとも
物価の安さからか。

例えば
「チァン(グ)マイにはニッポンのリタイア組が
たくさん住んでいます」というレヴェルの話ではない。
石を投げれば当然ロシア人に当たるし、
「もしかするとタイ人よりも多いのではないか」
とすら思う。

ま、それは幻想かもしれず、実際全員の額に
「露」と描かれているわけでもないのでよく分からぬが、
少なくともオレの住む辺りには確実に、彼らの
「コミュニティー」が存在するし、
「ロシア人天国」であることは疑いようもない。

タイピープルに
「ファラン(グ)」と総称される西洋人の中では、他にも
東欧や、最近では北欧の人が目立つようだが、
ハッキリしたことは不明だ。

アジア人の中では、当然のごとく
中国人が圧倒的に多い。
ここ十数年で一気に経済成長を遂げた彼らは、おそらく
「金に物を言わ」せ、昔のニッポン人のごとく
世界中を旅行していることだろうが、なにせ
人口が違うから規模も違う。

パタヤーにも、毎日毎日おびただしい数の中国人が巨大な
「観光バス」を連ねてやって来るが、彼らは決まって
「団体行動」であり、行動する
「パターン」も大体決まっている。昼間は
パタヤービーチ沖に浮かぶ小さな島
「ラーン島」にボートに乗って出掛け、夜は
「オカマショー」。翌日は
買い物とマッサージといった感じだろうか。

「パタヤーヌア」と呼ばれる北側の地域に、彼らを収納する
ホテルや施設などが集合していて、とても賑やかである。
ウォーキングストリートにはどちらかと言えば
「見学に行く」といった趣であり、あまり
ゴーゴーバーやバービアで飲んだりしないのは、やはり
家族連れだからだろう。
ま、そのうち
「これはオトコだけで来た方が楽しいぞ♪」と、中国の
「エロオヤジ軍団」に占領されることは想像に難くない。

最近は団体行動を離れる若者なども増えてきているようで、
「シアトル系コーヒーショップ」で姿を見掛けるようになったし、
実は先週も、観光客比率が多い某ディスコで
ニッポン女子とおぼしき三人組を発見。
「たまには祖国の女子をナンパしてみるか」と、
近寄って様子を見ると、そのうちの一人が
椅子に座り素早い指さばきで打つメールの文字が、全て
「漢字」だった。

実際、ニッポン人中国人韓国人はヒジョーに
「見分け」がつきにくく、強いて言えば
「ファッション」で判断するくらいしか方法がないわけだが、
特に女子の場合、リゾートでのファッションは似通っているため
判断が難しくなるのだ。

ただし近づけば分かる。
中国人は総じて声がデカイし口調も激しいので、
普通に話していても喧嘩しているように聞こえるし
「ニダ」「ニダ」と語尾に付けば韓国人であろう。

別に誰がどこの国の人であろうと関係ないけど、
「ニッポン人アレルギイ」のオレとしては、なるべく
祖国の人の姿を見たくないし見られたくもない。
ただ、昔に比べるとニッポン人よりも
韓国人や中国人の方が明らかに増えている事実は、
なんとな〜く寂しくも思う。
景気の悪さを反映している気がするからだ。

ま、それも時代の流れであり、
十年後にどうなっているかは分からない。

とりあえず今の状況で、もし、オレが
「行方不明」になったとするならば、連れて行かれる先が
「シベリア」であることは間違いあるまい。縄に繋がれて
「強制労働」させられるのだ。

あ〜あ。

イヤだなあ。


*「コンプラテートゥナイ(222233212)?」は
「ナニ人?」の意。

|

« チーウィットゥ | トップページ | フアヂャイ »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事