« プゥーン2 | トップページ | ファイマイティーディスコテック »

2012年8月15日 (水)

タムルアットゥ

http://www.newsclip.be/news/2012813_035410.html


タイで生活をしていく上で、確実に
「お世話になる」必要があるのが
「ケーサツ」だ。

「危険から守ってもらう」という意味もあるけど、
そーではない案件で関わることの方がはるかに多く、それだけ
「身近な存在」と言えなくもないわけで。

実際、車やバイクを運転していれば
道で止められることはしょっちゅうであり、
「車線からハミ出した」とか
「保険に関する書類が全面ガラスに貼っていない」等、
かなり細かい違反についてチェックを受け
「違反切符」を切られたりする。

免許証を取り上げられ、管轄署までわざわざ
支払いに行かねばならぬのが面倒で、例えば
300THBの罰(反則)金に対して、
「これで勘弁してください」と、ポケットから
100THB紙幣を取り出して渡そうとする。当然
なるべく目立たないように。すると大袈裟に
「なんと無礼な!君は私をナメているのかね」
的な態度で受け取りを拒否される。そこで
「どーしても時間がないので、これで何とか」と、
100THB紙幣をもう一枚追加する。すると、
「そうか。そーいうことならまあ仕方がない」と、
二枚のお札と免許を交換してくれるのである。

その間に多少の世間話的やり取りはあるが、基本
いたって友好的な態度で、仮にバイクの場合
「車線義務違反」「ノーヘル」程度の違反なら
それで終了。ケーサツ官は次の違反者を止める。つまり、
「なんと無礼な!」は、いわゆる
「賄賂の受け取りを示唆した」件ではなく、その
「金額の低さ」のついてであり、しかもたかだが
100THB程度の違いなのだから笑ってしまう。

過去に、少なくとも十回以上試したが、
100THBで許してもらったことは一度もない。だから
200THBがニッポン人の相場と判断し、諦めて
最初から素直に渡すようにしている。というか、
そのようにして、昼間、彼らが
「小遣い稼ぎ」の為に網を張る時間帯、場所が
大きく変わることもないので、よほど
知らない地域を走らなければ、最近は
滅多に捕まることもない。何故ならば、
そこの手前の部分だけ第一車線(一番左側)を
おとな〜しく走っていれば済むからだ。

ともかく、オレの場合
「ゴーゴー嬢にドリンクを奢」る額よりも
「ケーサツ官に賄賂を払」った金額の方が
総額で明らかに上回っており、何なら彼らに
路上で裸で踊ってもらいたいくらいだ。

バッグを肩に斜めがけして歩いていた当時は、
「職質」をかなり頻繁に受けていたし、特に
深夜のスクムヴィット界隈などは、二人組の
パトロール警官がバイクでウロウロしていて、
コンビニの中まで追いかけてこられたこともある。
オレなんてちっとも怪しくないと思うのだけど、
彼らの態度はまったく友好的ではなく
「持ち物検査」のやり方も徹底していて、
一人が質問して一人がひたすら
体やバッグの中身を調べていき、自分でも
存在を知らなかったポケットまでさぐったりする。

「イリーガル」なモノを発見して、おそらくは
罰金なり保釈金なりをせしめるのが目的であり、某
「ED治療薬」が見付かってしまい、一度だけ
「これは違法だから署まで来なさい」と
連行されそうになったことがある。
「処方箋で医者から出ている」といくら言っても
まったく聞き入れられずやや焦ったが、ただ、
現場は通い慣れたディスコだったので、
スタッフのフォローなどを受けつつ、いつまでも
しつこく拒否し続けたら、なんとか
「おとがめなし」で済んだけど。

「酒類販売禁止日」にバーでアルバイト中、
見廻りのケーサツ官が店に入って来てかなり
「ビビった」こともあって、
「入国管理局に引き渡されたらどーしよう」と
「ビクビク」ものだったが、まあこれも
タイ人スタッフの対応でことなきを得た。


この様に
「イヤな思い出」ばかりが目立つ中、もちろん
ケーサツ官の中にはいい人もたくさんいるし、
職務に対して忠実なことだって認めよう。

ただし、実際問題
「輩」が多いのも事実だし、少なくともオレの印象では
「権限を最大限に有効利用しよう」という彼らの
「意識」が伺えてならない。
プライヴェートでディスコに遊びに来て、
腰のベルトに掛けてある銃を、あからさまに
見えるようにしていたりするのは、
そばに居て気分の良いものではないのだ。

「大量の薬物を押収した」
というニュースが後を絶たない。

「覚せい剤の錠剤が何十万錠」とかいって、
テーブルに並べられているニュースをよく見るし、
「おとり捜査」が許されるタイでは、結構
捕まるケースが多いのだろうが、気になるのは
「大量の薬物の行き先」なのである。

「悪〜い」彼らのこと、どーしたってそれらを
「有効利用」しようと考えないはずがないのだ。

結局のところ
「流れ流れて」「廻り廻って」
というようになっていったとしても、
ちっとも不思議はない。


これからもこの国でずっと暮らしていく以上、彼らとは
「うまく付き合っていく」より他方法はないわけだが、
「取り込まれて」しまわぬよう充分に
注意が必要である件についても、

肝に銘じておかねばなるまい。


*「タムルアットゥ(22211)」は「ケーサツ」の意。

|

« プゥーン2 | トップページ | ファイマイティーディスコテック »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事