« 「いいトコ」ついてる嫌いぢゃないタイプの女優 | トップページ | 為替相場の上下よりも大切なモノが上がらずに悩む »

2013年1月 1日 (火)

若いコ達がヒップホップに熱狂する理由

二十五日から大晦日までの一週間、
パタヤビーチの岬に特設ステージが設けられ
「カウントダウン2013」と銘打ったイヴェントが行われている。

毎日二組づつ(最終日は六組)のアーティストの
フリイライヴがメインであるが、ビーチ沿いではニッポンでいう
「縁日」のごとく屋台の店が軒を連ねており、
年末年始を過ごす海外からの観光客に加え、地元民で溢れ、
街はとにかく盛り上がっているようだ。

出演アーティストの面子が今ひとつ(個人的に)な中、
以前から興味はあったけど今まで見る機会がなかった
「THAITANIUM」というラップグループをチェックして来た。

タイでは、特に若者の間で
「ヒップホップ」が大人気であり、その証拠に
今年の大晦日のメインを務める二組
「BUDDHA BRESS」「BIG ASS」共に
ヒップホップ系アーティストなのだが、彼らがいわゆる
「メロディー重視」タイプ(ニッポンだと
「RIP SLIME」のような)なのに対して、
「THAITANIUM」はどちらかというと
「ゴリゴリ」(例えば「ZEEBRA」?)に近いだろうか。

だから、CDなどを聴いてみても、元々
ヒップホップがあまり好きぢゃないオレとしては
前者の方がすんなり受け入れ易いのは、
タイ語の理解度が低い件も含め当然であろう。

ただ、それらをよ~く聴いていると、
「タイ語を使ったラップ」自体がヒジョーに
「カッコいい」ことに気づく。
言葉の意味がそこまでよく分からぬオレでさえそう感じる、
ということはつまり、ひょっとしたら
「タイ語がラップに適している」のかもしれない。ましてや
「リリック」の意味がちゃんと分かるタイ人にしてみれば
「めちゃめちゃカッコいい」はずなのだから。

実際、タイのアーティストでオレが最も好きなのは
「JOEY BOY」という、やはり
「メロディーラップ」系の大御所なのである。

どちらにせよ、
「ヒップホップ」に関して、ニッポンのような
「アンダーグランド」な雰囲気はほとんどなく、
「ギャング」など本当に悪い連中はごくごく一部だ。


というわけで、時間に合わせて会場に出向き、
結構前の方で彼らの登場を待っていたわけだが、とにかく
客の年齢層のやたらと低いことに驚いた。
午後十一時半でさほど遅いわけではないけど
「こんな時間に、君たちだいじょーぶなの?」と
心配になるような中学生高校生くらいのコ達がメインなのだ。
特に、それなりの
「B-BOY」風ファッションの男子達は、まだ
「悪ガキ」といった印象であり、最も
「熱狂」しているのは、やはり彼らだ。

そして当然女子も子供ばかりで、オレからすればまるで
「宝箱」を開けたような素晴らしさ。
「よくぞコレだけ集まった!」というくらい
カワイコちゃんばかりであり、しかも、彼女らが
体をくねらせて踊る姿は、言葉で表現できないほどに
なんとも可愛らしいのである。

廻りで彼らが黄色い歓声を上げる中、オレも心では
「キャーキャー」と叫んでいたのだ。

さて、肝心のライヴがどーだったかというと、
まあ、パフォーマンスは確かにカッコいいが、
そこまで韻を踏むわけでもなく、やはり
メロディーが少な過ぎてちょっと寂しい。
ただ、バックを任されるDJ-BUDDHAは、元々
DJが抜群に巧く、トラックがカッコいい件も、もし
彼が関わっているとするならば納得である。

とにかく、オレ自身の好みはさておき、
若いコ達が熱狂する理由も、なんとな~く
分かったような気がしなくもない。


いやいやいや、それにしても
「THAITANIUM」の客層とオレの女子の好み層がここまで
「キッチリ」カブるとは思わなかった。
彼らの音楽がいったい何故、そこまで
「若い」コ達の心を掴むのかはまだまだ謎だけど、今後
「注目」すべきなのは間違いあるまい(?)。

実際、その後バービアで声掛けられたタイガール(推定25)に
「今、THAITANIUMのライヴ観て来たよ」と話しても、某
「バカラ」の21◯番(26才)もまったく無反応だったし、先日
ごはんを食べに行ったA嬢(22才)だって、やはり
「ヒップホップは好きぢゃない」と言っていた。

ま、だからどーした、という話なのだが......。


ライヴが終わった深夜十二時半、そんな若いコ達が
「ゾロゾロ」と帰り始めた時、会場に
「国家(映画館ヴァージョン)」が流れると、
悪ガキ共も皆足を止め直立不動の姿勢をとる。

「ざけんなよ!国歌なんて知るかよ」と
無視して歩くような輩など一人も居なかった。

どれだけ悪ぶっていたって、やはりきっと
プミポン国王を尊敬しているのだろう。

成人式で暴れるガキや、
国歌を歌わない先生に見せたいものだ。

この光景を見る度に、
「国家とは何か」を考えさせられる。

そして、タイ国民のことが
ちょっとだけ羨ましく

感じるのである。

|

« 「いいトコ」ついてる嫌いぢゃないタイプの女優 | トップページ | 為替相場の上下よりも大切なモノが上がらずに悩む »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事