« 為替相場の上下よりも大切なモノが上がらずに悩む | トップページ | 良い反応と悪い反応が一気にあった件について »

2013年2月14日 (木)

料理とは目で見て味わうものなのだろうか

「ホワイトチョコレートか!」


デザートのヴァニラアイスの中に
「コリッ」とする食感の何かが混入しており、
見たところナッツなどではなく
「いったいなんだろう」と思ったのだが、同色なので
「じっくり」と味わってみてようやく分かったのだ。

フツーのチョコチップ入りはよく見掛けるが、
分かりにくいホワイトチョコをわざわざ使うなんて
「なかなかのセンス」と思われ、税込みで380THBの
「ランチブュッフェ」にもまったく手を抜かず
そこまでできるのはさすがだ。

う~む。某
「Hilton」なかなかやるやんけ。

しかし、そこで
「ハタ」と気付く。

よくよく考えてみれば、食べるものが
「ウマい」「マズい」などというのは、結局
「脳内」において感じるわけであって、確かに
「舌」などの口腔内で味わった感覚も伝達はされるが、
ほとんどの部分は、見た目においてあらかじめ
「これは〇〇を△△したものである」と認知した上で
「イメージ」されてしまっているのではなかろうか。

さっきのアイスクリイムにしたって、
「あ、何か食感の違うつぶつぶが入っていて素敵♪」と、
ただ単に思って食べるだけならば、ひょっとして例えば
白い石鹸を細かく刻んで入れても、あまり
変わらないのかもしれない。だって、
「これなんだ?」とじっくり味わってみて、初めて
「ああ。ホワイトチョコのまろやかな甘さと相まって......」
などと細かい部分を感じ得るわけで、それが
過去に食べたイメージから増幅しているせいだとすれば、
急いで食べてすぐに飲み込めば、おそらく分かるまい。

そうしてみると、
「知識」や「経験」というものはヒジョーに大事である。

幸いなことに、若い頃
「バブル好況」を経験し、ありとあらゆるウマいものを
「これでもか」というくらい食べて来たし、
飲食業界にいた件もあって食材に触れる機会も多く、
高級からB級まで一通りの知識を持つオレとしては、
「高級食材オンパレード」の一流ホテルでは、やはり
テンションも自然にアガるというものだ。

実際、ちょっとした食材や調味料も明らかに
「モノがイイ」し、更に調理法も良いとなれば、
これはもうどー考えてもウマいに決まっている。

ちなみに火曜は
「ピッツァ&パスタデイ」であり、他の曜日に比べ
(BBQ、バーガー&サンド、シーフード、アジア等)、
イタリアン好きのオレとしては圧倒的お得感。ただ、
普段から行こう行こうとは思っていても、
「起きたら一時だった」などなかなか叶わず、結局
月に一度くらいだろうか。

それでも、たまに行くと
「やっぱりウマいものはウマいなあ」と、
当たり前に感動するのだ。

体も胃袋も小さく
「絶対量」はさほど食べられぬ貧乏性のオレとしては、
「せめて原価の高いものを」などと
「セコい」考え方をしてしまうが、結局
食べるものはいつもだいたい同じで、中でも
「シュリンプカクテル」と、自分で作る(混ぜる)
「シーザーサラダ」と、大好物の
「ミネストローネスープ」がお気に入り。

「さっ」と茹でて氷で絞めたエビにかける
BBQカクテルソースも、ちょうど良いサイズに
カットされたロメインレタスにかける
パルミヂャーノチーズ&ドレッシングも、
たっぷり野菜の優しい味のスープにかける
カッテージチーズ&バジルペーストも、全て
「イイモノ」を使っているし、添え付けの
ピクルス、オリイブ(プレーン、ブラック)なども
ちゃんと用意されている。あとは、
クリイムソースには黒胡椒、
トマトソースにはタバスコ(邪道ですんません)等、
すべて自分好みにアレンジしていただく。

その場で調理してくれるパスタは、いつも
「ポルチーニのリングイネクリイムソース」を。
はい。もちろん原価が高いからね。そして、
焼き立ての頃を見計らって
「四種のチーズ」と「マルゲリータ」ピザを数切れ。

これで充分お腹いっぱいであるが、極め付きは
デザートなのである。

別腹とは言え、どれにするか悩むほど
たくさんの種類があって、いつも困る。

今日は、例のヴァニラアイスと
ラズベリイケーキ、チョコレートケーキには
ホイップクリイムをたっぷりとかけて。
そして、最後の〆は
レモンシャーベット。

どれもこれも
「めちゃめちゃウマいなあ」と独りつぶやきつつ、
とてもおいしくいただいた。

「パスタデイ」だけあって、サラダに
コンキリエ(貝殻っぽいヤツ)が使われていたり、
スモークサーモンのクリームペンネや
アジア風エスニックスパゲティーなど、
「出来合い」のものもちゃんとしていてよろしい。

日頃屋台ではほとんど食べないが、
食堂やレストランでいただくタイ料理とは、
使われている食材、調味料(味の素ではない!)、
調理法がひと味もふた味も違うことを自分の目で
よ~く見て確認しつつ食べていると、やはり
「料理は目で味わうもの」だと思う。

あ、あと、匂いもね。

例えば暗い陰気な部屋で、目隠しして鼻つまんで
まったく同じものを食べたとしても、きっと
味気ないに違いない。

空は快晴。

テラス席で爽やかな風を感じつつ、
海を眺めながら食べるランチ。

月に一度の贅沢だとしても、合計
(ミネラルウォーター込み)で
410THBはかなりお値打ちだろう。
今の相場で1300円。ちょっと前なら
千円ポッキリだ。

最近、野菜がかなり
値上がりしているから、特に
そう感じる。部屋で
「独りMK(鍋スキ)」しても、
入れるものによっては結構
高くついてしまうのである。

そして、
「同じタイ人でこれほど違うものか」と、思わず唸る
「ホスピタリティー」の素晴らしさ。


間違いなく
価値のある

410THBだ。

|

« 為替相場の上下よりも大切なモノが上がらずに悩む | トップページ | 良い反応と悪い反応が一気にあった件について »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事