« 常に存在する、今、その時の価値 | トップページ | 自覚する変態などおそらくホンモノではなかろう »

2013年3月25日 (月)

これを恋と呼ぶのならば

近頃、身の廻りに結構
いろんなことが起こっているのに、
ここに書く優先順位が
「ダントツ」なのは、何故か
A嬢絡みの件。

ま、
「色恋」にまつわる話はもちろん嫌いぢゃないし、
いくつになったって、そーいう
「心」を持ち続けたいと願うからこそ、
「異性」に対しても
「興味」を失わずにいられるし、そして、そんな
「自分自身」にもスゴく興味がある。

オレはいったいどーしたいのか。

どこに向かおうとしているのか。

気のせいか、いつの間にかだんだん
「ネジれ」ていっているような気のする自らの
「恋愛観」の行く末とはどこなのか。

自分のことが自分ではよく分からないからこそ、
どーしても追求してみたくなるのである。


近頃はもう、二日に一度の
「ペース」で呼び出されている。

「ホンダはAをペイバーするのが好きなのね」などと
同僚にからかわれるが、否定もできず
「ホントに好きだよね~。ハハハ」と
照れ笑いをするしかないわけで。

「昨日はラスト(四時)までお客さんが付かずに、
あーでこーで、帰ってからごはん食べて六時に寝て、
あーでこーでこーなって、すったもんでころんだりして、
死にそうだから、今日はもう(仕事するの)ムリ」

「店に来て!早く!!」という
電話を受けてから約三十分。

何をしていたって一目散に駆けつける姿は
「リボンの騎士」(??)を彷彿とさせる。

昨日だって、
「明日から三日間はミュージックフェスティヴァルで
道がめちゃくちゃ混むからオレを呼ばないでくれ。
三日間だけ何とか頑張って欲しい!」と
祈るように頼んだその二日後、メインステージで
「国際音楽祭」の名にふさわしい(皮肉ね!)韓国の
アイドルグループ(?)スカーフのサムいライヴ見学中に
「早く来て!」と呼び出され、やや
「ホッ」としつつ会場を出て二十分後、疲れきった表情の
A嬢とご対面だ。

いつものレストランのいつもの席に座った途端、オレが
全ての言葉を理解しているかどーかなんて
まったくお構いなしの
「早口」さ加減で、いろんな話題について
一気に喋りまくる彼女。

なるほど。いわゆるある種の
「ストレス発散」ってわけね。

「分かりやすいようにもっとゆっくり喋ってくれ」などと
「水を差す」ような野暮な真似はせず、ここはやはり
「うんうん。そーだね、その通り。君は正しいよ」と、
ニコニコ笑って頷いておくのが一番。と、笑う
タイミングだけ間違えないようにしつつ、話の
「要所要所」を注意深く聞き取る。

話が落ち着いてきて、全体の大まかな
内容が掴めてきたら、そこに関連づけて
話題を振ってみる。例えば昨日なら
「嘘」について。

彼女はどうやら
「嘘」が大嫌いのようで、その手の件にはすぐに
「アツく」なる。そこでさらに盛り上げる為にも
「嘘も方便」という、逆説をぶつけてみたりとか。

タイ語のヒアリングがそこまでできない代わりに、
ある部分ではキッチリと相手の考えを理解したい、と、
思い続けるうちにいつの間にかある種の
「技」的なものを習得しつつあるようなのだ。

「嘘つきのパラドックス」を説明するのは、さすがに
難しくて諦め、話題を変えて、珍しくちょっと
「突っ込ん」でみることに。

「オレ達の関係を廻りはどー見ているか」だ。

彼女曰く、
「親しいコ達にはホンダのことを<ペイバーしてもらって
一緒にごはんを食べに行くだけの関係>で
おにーちゃんみたいな存在、と、正直に説明してるけど
信じているかどうかは知らない。でも、Bーみたいに
一緒にごはんを食べに来ればすぐ分かるんぢゃないかな。
あとのコ達はフツーに
<デキてる>と思ってるはず」とのこと。

そして、もう一つの件は
「とにかく、前提として、皆
<ホンダは元々Gイ(元〇〇〇番)のカレシ>と思ってて、
実際私もそうで。ほら、覚えてるでしょ。最初私があなたに
<今日はGイに電話してないの?>って聞いたこと。つまり、
彼女の大嘘を私だって皆だってすっかり真に受けていたのよ」
という、例の話。

「子供二人」のはずが、実は
「三人」だったとか、
タイ人のカレシと一年も付き合ってて
「肉体関係がない」とか、
「あの客は私の客」だとか、別に
どーでもいい嘘ばかりだし、例え
どーでも良くない嘘だとして、そんな
「水商売の世界の常識」が、どーやら
A嬢にはお気に召さぬようで......。

そこで禁断の質問。

「オレ達はこのままでいいのか?」

「何よ。あなたが言ったんでしょ!
<嫉妬し合わない、縛り合わない関係がいい>って。
私も同じ考えだからうまくいってるんぢゃない」

はい。まったくおっしゃる通り。
でも。

「ぢゃあ、もしオレに好きなコができたらどーする?」
「そうね。仕方がないわ。そして、そーなればきっと
そのコが嫌がるから、私は電話できなくなる」
「それでもいいと?」
「だって、しょーがないぢゃない」
「そーなのか。う~む。オレは違うな。もし君に
新しく好きな男ができたら、とても悲しい」

実はこの、
「シアヂャイ(悲しい)」というタイ語に、大抵の
タイガールは滅法弱いのだ。

「え。そうなの?うーん。
そりゃそーよね。ホンダは私のこと
好きなんだから......」

いい年して(五十才目前)、
四半世紀も年下のタイガールに向かって、いったいオレは
何を言っているんだろう。そして、この先いったい
どーしたいのだろうか。

正直、自分でもよく分からない。

これを
「恋」と呼ぶのならば、このネタで
「ラブストーリイ」がひとつ書けそうな勢いだ。そして、
「ハッピイエンド」ではないんだよなあ。残念ながら......。


帰り道。

今までは、一度も家まで送らせなかったA嬢が
(オレの家とは逆方向だから、と言い訳していたが、実は
<家バレ>したくないからに違いないとオレは踏んでいる。
*いつもはMト嬢のバイクもしくはバイクタクシーに乗って
単独で帰って行った)、ついにオレに、バイクで
アパートの近くまで送り届けさせたのだった。

十回以上ごはんを食べて初めてのこと。

「だからどーした」という、ほんのちょっとした
「出来事」ではあるが、実際、彼女の中で何か
「変化」があったのは確実だ。


彼女が住んでいたのは、壁が
ピンク色に塗られた、可愛い
三階建てのアパート。

ドラえもんに囲まれて

暮らしているのだろう。

|

« 常に存在する、今、その時の価値 | トップページ | 自覚する変態などおそらくホンモノではなかろう »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事