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2013年4月 6日 (土)

適当な交換条件が思い浮かばなかったことに悔やみつつも

「来月ニッポンに帰ることになったんだ」


A嬢を病院に送る途中、神妙な顔で言うオレ。

ついさっき電話でチケットを予約したばかりの
「最新情報」だが、伝える相手は助手席に座る
彼女くらいしか居ないのである。

「ふ~ん。で、いつ戻ってくるの?」
「それがさ......。すまない。実はもう
戻って来られないんだ。向こうで問題があってね」
「......(絶句)。本当に?本当なの??」
「フフフフ。冗談冗談。二ヶ月で戻るよ」

一瞬真顔でガン見後、
「寸止め顔面パンチ」の仕草で怒られた。

ま、普段から言うことの三割くらいは
「ジョーク」だからね。

あの瞬間、彼女はいったい
何を思ったのだろうか。

「金ヅルが居なくなる。ピ~ンチ!」
「今のうちにできるだけ......」ってところかな。

でもね、現実ってのは
そーいうものなんだよ。

「一瞬先は闇」。

親友を失くした君のそばで、オレも
それを学んだのさ。


葬式から戻って、数日が経つ。

どう対処していいか分からず、
当たり障りのない電話でのやり取りの後、今朝、
足の怪我の診断書を取る為病院に連れて行った。
事故などで怪我をした時、場合によっては
「公傷」扱いで有休がもらえるらしいのである。

「55嬢をしている」と医者に伝えると、
「ああ、それなら五日は休んで下さい」
とのことだったが、まあ、妥当な線か。

「どーせなら十日くらいお願いすれば?」と言うオレに
「私を(おサボりさんの)Gイと一緒にしないでよ!
もう二週間も休んでいて、退屈過ぎて
仕事行きたくてしょーがないんだから」と彼女は反論。
「ま、そーだよな。友達(同僚)にも会いたいだろ?
皆、心配してだぞ」
「うん。ケータイ番号変えちゃったしね」

そう。実は、例の
Mトのギックから毎日のように電話があり、
あまりにうっとーしいからシム交換したらしい。

分かるよ。よ~く分かる。決して
悪いヤツではないんだけどねえ......。

それよりも今日はお金の件について話さねば。

「援助」するこっちの立場からも、この際
「ハッキリ」伝えておくことがあるのだ。

「あ~あ。今日給料日だけど、家賃が払えないな~」

フフフフ。来た来た。

「ふ~ん。いくらなの?」
「七千八百バーツ」
「高っ。今月も電気代二千越えかよ!」
「だって暑いんだもん」

ちなみにオレの部屋の電気使用料金は月々
だいたい二、三百バーツ(エアコン未使用)。
しかし、部屋に居る間エアコンつけっ放しでは
そのくらいの数字になってもおかしくはない。

(何故援助する側の部屋代の方が安いのだ!)と、
「プンプン」しながらも、今日は徹底的に
突っ込んだ話をするつもりであり、
病院のベンチで待たされる間に詳しく聞くと、
おおよそこんな感じだった。

・収入は二、三万バーツ程度(かなり波がある)。
・実家(母親)にはランダムにお金を送る。
・貯金はない(ATMで見た時、残高が本当になかった)。
・たまに元カレがお小遣いをくれるが小額(*結局、
Rトとは数年前に付き合っていたと発覚)。

隠し口座などがない限り、
ほぼ、事実に近いのでは。

だとしたら、ニッポンや韓国に
「お抱えスポンサー」が居ない限り
彼女らの暮らしは本当に大変だ。

まあ、一応乗りかかった船だし、
「ケチケチ」で冷たいオレなりに
「できる限り」のことはしようと、
覚悟は決めていた。

度々いただく師匠からの
「ご指導」を元にオレなりに考えた内容は
・時間があればペイバーして食事には付き合う。
・臨時に発生した出費で、仕方のない場合は援助する。
・それ以外は全て借金として加算。という、ごく
「シンプル」なもの。よーするに、
病気などで店に出られないようなケースの
「ペイバー」代金は自分で払え、ってこと。
代わりにオレが払いに行ってもいいけれど、
あくまでも貸すだけ。

ま、オレのできる限界はその程度。借金も、
踏み倒されればそれで仕方がない額までだ。

というわけで、今日は
「事故に関する費用はオレが出そう」と、
治療費の一千百六十バーツを払った後、借金として
家賃に該当する八千バーツを渡した。

貸したお金は計一万バーツ。支払いは、
売春代金発生時に約五割を渡してもらう。つまり、
ショート(相場2500)なら千バーツ、
ロング(4000)で二千バーツって感じ。

金利はなしだ。甘いかな。

師匠ならおそらく、この
「条件」を提示する時に
「交換で何かを要求すべき」とおしゃるだろう。
「恩」など感じない彼女らに、ちゃんと
「意識させる」必要があると。

しかし、結局何も浮かばなかったので、
「ほっぺにチュー」で済ませる情けないオレ。

すんません。師匠。


悩みに悩んだ末に購入した
29490THBのエアチケット。

復路は一応二ヶ月後で予約したが、
180日のオープンFIXなので、最大
半年間までニッポンに滞在できる。

急遽そんな気になったのは、例の
「アベノミクス」効果と、
Mトの事故死が主な原因だろうか。

A嬢に渡したお金とトータルで
四万バーツ近く使ったわけだが、
A.T.Mでは、一度に
二万バーツまでしかおろせず、
一回十五バーツかかる手数料を
二度も払うことにガックリする
(*バンコクでなら無料)。


いずれにせよ、間もなく
タイ在住五年目に突入するオレに、
転機が訪れたのは

間違いないだろう。

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