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2013年5月25日 (土)

さよならオレの無職時代(充電期間終了のお知らせ)

「ヴォーンヴォーンヴォーン」


タイヤのバカでかい真っ黒の
「ジープ(某クライスラー)」が店の正面に入って来て、
「いったい何事か」とスタッフ全員が外を見る。

「ゴメンゴメン。アイツオレの友達なんだけどさ、
下品な音で環境破壊して申し訳ないね......」

同じ1965年生まれのKマちゃんとは、その昔
「昭和四十年会」という、いわゆる
「ギョーカイ人」の集まりで知り合った。
先日すでに会ったMワ君もメンバーであり、職種は
広告代理店雑誌社TV制作会社モデルクラブ
イヴェント企画運営会社興行会社などなどなど。

今持っているネタを活かすアイディアとか、世の中が
「どんなこと」になっているかを知る為には、某
D通(子会社)のプロデューサーであるMワ君や
「空間プロデューサー」(なんだかカッチョいいな)の
Kマちゃんの力を借りねばならないわけであり、
過去にもいろいろとお世話になっている。

それにしても相変わらず怪しいな。

ま、人のことは言えぬが、例えるならば
「なんちゃってレオン」のような風貌であり、
太い黒縁眼鏡エナメルのシューズ綿パンの裾ロールアップ
(オレより巻く位置が若干低い)をモノトーンで決めるあたり
「なかなかやるな」と思うし、明らかに若作りのオレとは違い
「上品なオトナ」のファッションではあるがフツーの
サラリーマンの格好とは、実際、かなり
懸け離れているわけで。

ただ、下品なエンジン音も個人的にはもちろん
キライではない。何しろ、バリバリの
「サーキットの狼」世代だからね。

しかし、ナゴヤの
ベッドタウンにある店のこと、外を眺めていると
アクアアクアアクアプリウスアクアアクア......。

「ハイブリッド」ばっかりやん!

これが世の中の流れなのでございます。はい。

たしかに、アクアのデザインはさほど悪くないし、オレも
金持ちならひょっとして購入するかも。でも、今
冷蔵庫の扉(合宿中のデザイン事務所オフィスの)に
写真が貼ってある、本当に欲しい車は、某
「BMW1シリイズ」なのであった。


そして、今。

「テコ入れ」の為に店に入って一週間目にして、当初とは
「心理状況」がなんとな~く変わってきていることに気付く。

一番の要因は、とにもかくにも
「かなり差し迫った状況」であるという件。

お恥ずかしい話、もうずっと
「赤字続き」と聞けば心中穏やかではなく、
「これはいよいよ本気出すか」と、ちょっぴり
「やる気」にもなるわけで。

そして、毎日毎日朝から晩まで店に居ると、とにかく
次から次へと起こるトラブル、あり得ない反応
どんどんと積まれていく改善点。などなどなど。
一日に二十件くらい問題があり、それを着実に
一件、また一件と処理していくものの
「おいおい。このままでは大変なことになるぞ」と、ある日、
いきなり気付く。

人間とは不思議なもので、
「一線」を超えてしまうと、急に
「ふっ」とラクになるのだ。そこで
「覚悟」を決めれば、あとは
「前に進む」のみ。

そう。もうあの
「夢のような生活」とはオサラバだ。

「充電期間終了」のお知らせである。

この日がいつか来ることは分かっていた。

考えてみれば長かったなあ。

さよなら。オレの
「無職時代」。

いつか、また。


そーなるとゲンキンなもので、だんだん
楽しくなってくる。それはおそらく、オレが基本的に
「接客好き」だからに違いないだろう。よーするに
「あーでもないこーでもない」というお客さんとの会話の中に
「喜び」を確実に見つけられるのだ。例えば今日なら
「もう十一年目になるんですよ」
「そーですよねえ。(オープン)当時、私
そこの大学に通ってたんですよ」
「(南山大学)人(間)関(係学科)ですよね」
「はい。あの頃は本当に(お店が)何もなくて」
「ウチの店は角だから特に目立ちますし。ちなみに
この交差点、最初信号がなかったんですよ」
「えーホントですか」
「そう。で、仕事中にしょっちゅう
<ガシャンガシャン>って事故があるから、ケーサツに
<ここは信号作った方がいい>って電話したら、
すぐに付きました」
「へえ知らなかった」
「(六才くらいの賢そうな息子に)それにしても
利発そうなお子さんですね~。ママね、若い頃は
そこの大学に通ってたんだよ。あれから十一年経って
ママもこの店もオトナになったのさ」
「ふーん」
「ついでにおにーさんも年をとって、もう
四十八才になっちゃったよ」
「えーウソですよね!私と同じくらい(三十四?)かと思った」
「はははは。ま、若作りしてますから」てなやり取りで、
当時を懐かしく想い返してみたり......。

十一年前、オレは何をしていたのかな。

この店のオープン当初、某
「エヌヴイ」と掛け持ちで働いて、通勤時に
100km/h越えで事故って栄の交差点で
「二回転スピン」したっけ(死ぬかと思った)。

なんてね。

たしかに、最近のオレは常に
「イライライライラ」しまくっていて、突然
鼻の変な部所にニキビ(吹き出物!)できたり、
口ひげが円形脱毛症になったりと、これらは明らかに
「ストレス」要因なのだが、発散するためには某
「花しょうぶ」(スパ銭)なり
「み(んなの)ゴル(フ)」なり、もちろんこの
「日記」なり、各種方法を使い分けるのが必要だ。

そんな中。

今日、ランチ終わりでキッチンスタッフのAラが
「ちょっと△△△行って来ます」というので、
「あ、オレも一緒に行くわ」と彼の軽自動車
(なんとミッション)に乗せてもらう。

「△△△」と言えば、野菜が安いことで有名な
「町のスーパーマーケット」的店。某
「〇〇〇〇」から車で約十五分だ。

合宿先に置いてある納豆とヨーグルトが品薄なので、
ついでに買おうなどと考えつつ、店長に挨拶。

「いつもウチの若いモンがお世話になってます。
〇〇〇〇のオーナーのホンダと申します。多分
いろんなスタッフが来ると思いますけど、今後共
よろしくお願いします。で、今日は何がオススメ?」
「やっぱりトマトだね~」「大きさは?」
「(1ケース)二十個(入り)がいいよ」

早速数を数え、けっこう大振りな
「トマト二十個入り」ひとケース(680円)をカゴに入れる。
一個34円が高いか安いか、よく分からず。で、
「サニイレタス」ひとケースを注文した後、スタッフと別れ
「ミニトマト(500g\298)」「おかめ納豆(4P¥80)」
「しそ梅(\158)」「はちみつらっきょう(\80)」
「ヨーグルト(500g\138)」「黒胡麻豆腐(\100)」
「クリイムコロン塩バニラ(¥160)」を購入したところで、
「ん?」とオレのレーダーが反応する。

「可愛コちゃん発見!」と、Aラに早速報告。

マスクをしてはいるが、真っ白な肌と
髪の毛を後ろでしばっていることも手伝ってか、やや
「吊り目」の上にキリッと真っ直ぐ引かれたアイライン。

「よし決めた。タイに帰るまでにこのコを堕とす!」
「マヂっすか!?」

驚く三十六才キッチンスタッフAラは、以前某
「カフェ〇〇〇〇」にて女子関係で揉めた過去を持つ優男。

「ちょっと名刺渡してくるわ」
「イズミさん、やりますね~」

「K井さんはこの店長いんですか?」
「いえ、私別の店から来たので」
「そーですか。ぢゃあ知らないかなあ。僕、
淑徳知大学の前でベーカリイカフェをやってるんですよ。
ウチのスタッフがいろいろ来ると思うので、今後共
よろしくお願いしま~す♪」
「あ、こちらこそ」
「パンがおいしいので是非食べに来て下さい」

ここで名刺渡す。なかなか
「スマート」ではないか。ただし、
話したない世は店長と一緒なのに
「口調」がまったく違うという件。

帰りの車で
「よし。Aラ。これから
<タチヤ>に行く時は必ずオレを誘えよ!」
「了解です」

こーして、楽しみを少しづつ
少しづつ作るしかないのです。


店長オススメのトマトが
甘くて酸っぱかったのは、

もちろん言うまでもない。

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