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2014年3月24日 (月)

むしろオレの方が楽しんでしまったかもしれない

「いよいよ出て来たか!」


「パタヤミュージックフェスティバル」の最終日。
大トリで登場したのは某
「モカガーデン」である。

在住のオレはもちろん毎年参加しているが、今回
彼らのステージをどーしても見逃すワケに
いかなかったのは、最近のヒット曲
「ポムラックムアンタイ」を生で聴くため。

そう。
「私はタイを愛してる。だから長い間住んでるのさ」
という歌詞で始まる、まるでオレ達タイ在住者にとっての
「テーマソング」のようなとても素敵な曲。
ディスコでもヘヴィイローテーションだし個人的には最近
一番お気に入りのあの歌だ。

五箇所ある特設会場の一番南、
「ウォーキングストリート」直近の
「レゲエステージ」は若いコ達で一杯。
「縦ノリ」で激しく踊るから、熱気と
コーフンで廻りはすっかり
「アツ」くなっていた。


「モカガーデン」を始めて見たのは最初に
旅行で訪れた時だからもう七年くらい前か。

「サイアムスクエア」のステージで行われていた
「スカ祭り」的なイヴェントに出ていて、
「おいおい。タイにもこんなにカッチョイイ
<スカバンド>があるのかよ!」と驚いて、演奏後
ステージ裏でサックスのコを捕まえてバンド名を尋ねたら
「オレ達<モカガーデン>っす!よろしく」と言った。

しばらく忘れてたらその後、
「スカヴァラエティー」(名曲!)のスマッシュヒットで
一躍有名になってしまった。

九人編成のビッグバンドで実際かなりカッコ良く、
タイではお約束のルール
「他人のヒット曲を(勝手に?)カヴァー」の場面では
これまたオレの好きなバンド
「The Richman Toy」のスカヴァージョンをやったりして
テンションはアガりまくり。いやいやマヂで
「ポップ」や「ロック」を「スカ」でカヴァーすると
「イケる」曲などいくらでもあるのだからね。

「ノリノリ」で踊っていると、廻りからは
「ナニ人ですか?」と声を掛けられ
「ニッポン人だよ」と答えれば、大概は何かしら
「歓迎」の反応があるわけで。

「お~。トーキョースカパラダイスオーケストラ!」
「へ~。知ってるんだ」
「有名だよ!オレニッポン大好き。愛車もヤマハの
SR400だぜ。写真見る?どーよこれ」(*ケータイ見せる)
「カッコいいね~。オレもヤマハだよ。フィノだけど」
「アリガト!ビールもタバコもあるからやりなよ」
「アリガト。アリガト。アジノモト」
「アジノモト!ハハハハハ」

ま、こんな感じですぐに打ち解けられるのが
タイの魅力でもある。だから、独りでいても
そこまで寂しくないのだ。

さすがにレゲエ会場。そこかしこから
〇〇〇ャの香りが漂ってくる中、予想通り最後に
「ポムラックムアンタイ」の演奏が始まる。

シャツは汗でグショグショだったけど、
(ああ。も~最高だ)と心から思えた瞬間だった。
https://www.youtube.com/watch?v=a0Wq8TuoVbU
https://www.youtube.com/watch?v=WXsV_ZKHcm4
https://www.youtube.com/watch?v=RV4zAkMXWRs


ところでTミ嬢だが、本当は一週間の滞在後
フィリピンのセブ島に飛んで親友達と合流するはずだった。

それなのに。あー
それなのにそれなのに。

滞在二日目の午後。
ホテルに迎えに行ったら、
「ねえねえ。今付き合ってるカレシが
<早く帰って来い>って言うんだけどどーしたらいい?」。

よーするにこーいうことだ。

付き合い始めてまだ間もない
三十位半ばのカナダ人のカレ。
自分はもちろん仕事があるし、
Tミ嬢もこの旅行の後ニッポンに帰国し、しばらく
(数ヶ月)は仕事でオーストラリアには戻れない。
そんなに長く会えないなんてイヤだ!
パタヤに住んでるようなロクデモナイ男子友達と
タイに居るくらいなら、数日でもいいから
こっち(オートラリア)で一緒に過ごそう。
エアチケット代くらいならオレが出すから。
という連絡が入ったのであった。

まあ、カレシの気持ちは分かるし、Tミ嬢にしても
親友達との旅行はハズせないから、帰るなら今しかない。
豪州まではけっこう遠い(十数時間)ので、
木曜日にセブ島に発つことを考えると明日、つまり
日曜日の便でシンガポールを経由して豪州に戻れば
月火水と三日間は一緒に居られる。

「ま、今回のカレシは(経済的にも想いの面でも)
ちょっと期待できそうだから、帰ってやれば。
三日間あれば、仮に五万円くらい出したとしても
不満はないだろうし(大概のことはできる)、
タイなんてまたいつでも来られるしな」

というわけですぐにチケットを予約。結局
金土と二泊してそのまま寝ずに空港まで行き、
お昼の便で彼女は帰っていった。
空港行きのバスのタイミングが合わず
オレが車で送って行く羽目になったが、
二日間楽しんだのは、始めて旅行で訪れた
Tミ嬢よりむしろオレの方かもしれなかった。

パタヤの街で、若くてノリの良いニッポン女子を
連れて歩くのは結構新鮮な体験だったし、何より
ニッポン女子と会話するのが楽しくて仕方なかった。
久し振りに話したせいで、随分
「余計なこと」も言ってしまったような気がして若干
反省もしているけれど、そこはひとつ
どうかお許しいただきたい。

あと、一週間の予定で案内するつもりだったから、
二日目はちょっと詰め込み過ぎたかもね。最後少し
しんどかったかもしれないが、まあ、その分
オーストラリアでカレシとのんびり過ごしたまえ。

ていうかさ、羨ましい話だよなあ。実際。
だって、そんな風に好きな相手の都合で
自分の予定を狂わすなんてこと、オレだったら
まったく考えられないもの。逆に
自分の都合で好きな人の予定を狂わすことも、
気の弱いオレには到底できない話。

それをさせてしまう
「愛」てスゴイと思うわ。マヂで。


てな感じで、
「きっとまた来るから」と言い残し、
バックパックに入れると嵩張りそうな
文庫本二冊とインスタントのミーゴレンと
木の板にカンガルーボクサーの彫られた
オトコから貰った自作の変なプレゼントと
生理用ナプキンを置いて帰って行った彼女。

このままうまくいくといいな。

まあ、陰ながら応援してるよ。

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