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2014年3月10日 (月)

「人として終わっている」という自覚があるかないか

「うわっ。ヒドいなコイツ。マヂで」


そうつぶやきながらも、実際問題オレも昔は
彼と大して変わらないような行動をとっていたし、
さほどの自覚もないまま、息を吐くように
他人の心を傷付けていた(らしい)ので、別段
驚くこともなく、フツーに見ていた。

ところが、モニターが切り替わると、
コメント役の芸人達は一様に
唖然とした表情で、その場は完全に
「変な空気」が流れているのだった。


某「テラスハウス」というその番組の存在を知ったのは、
「ヤラセ疑惑」がニュースになったごく最近のこと。

ウィルス由来の病気は結局、あのまま
「完治」したわけではなく、症状が続く中
遊びにも行けず、ネットでニッポンのTVを
チェックしているうち、案の定面白くて
「ハマっ」てしまった。某
「あいのり」も好きでずっと見ていたが、その手の
「人間模様」が浮かび上がるような系統に弱いのだ。

「シェアハウス」で暮らす六人の男女をただ
「追う」だけのシンプルな話なのだが、
「創作」されたドラマよりもよっぽど
「ドラマティック」でオモロい(*「テラスハウス」とは
不動産用語で各住居が縦、つまり一階~三階程度に伸びた
一軒家風の集合住宅のこと)。
放送を見つつ、同じく六人の男女タレント(?)がたまに
「ツッコみ」をいれていき、中でも特に
南海キャンディーズの山ちゃんが、実に
「的確」なコメントをする。

最初から全部というわけではなく、少し
遡って番組をチェックしていると、ある男子住人
I井君(二十九才)のことが話題になっていた。

イチロー風の顔をしたイケメンで、才能があるかは別にして
「マルチ」に何でもこなすといういかにもモテそうなタイプ。
彼は写真家で、収入源はサーフショップ店員のアルバイト。
ギターも弾けて料理も上手く(調理師免許有り)、一応
ルームメイト達からも慕われているのだが、女子に対して
「思いやりに欠ける」ところがあって、TVだから当然
放送を見た視聴者からその件についてネットなどを通じて
「ガンガン」叩かれることとなり、懐が狭いのでその
「対応」がまたどーにもいただけない。結局、
女子住人達と揉めて一度は出て行く
「決断」をするのだけれど、皆に引き止められた末実に
「アッサリ」と撤回。そんな経緯があった後、つい最近、
今回は更に派手に女子を傷付けてしまうのであった。

理由を簡単に説明すれば
「同時に二人を好きになり、自分のエゴで振り回す」
だけのことなのだが、プライヴェートがTVで放送され
「オンエア」ですぐに他の住人にもバレることを思えば
「どう考えたってそれはアカンでしょ」という事件を、
わりと平然と起こす。よーするに
「人として終わっている」レヴェルなのだ。

どっちがいいですか?という話だ。

外観のルックスが良く、才能があるかは別にして
器用に何でもできてしまうけれど、人間の性質としては
「ポンコツ」(ルームメイトから実際そう言われていた)、
それとも、
外観は決して良くなく不器用だけど人間の性質としては
「まっとう」。

「オンエア」された問題のシーンを見てどん引き状態の
「コメント」する側のタレント達は全員、口を揃えて
「後者」と答えるのだろう。しかし、オレは少し違う。
何故ならば
「前者」側の人間という自覚があると同時に、廻りに
「指摘」されたことが何度もあるから。しかも、
ルックスは良くなく何でも器用にこなすことすらない。
「人として終わっている」だけだから最悪だが、ただ、
本人は意外にもそれを不幸だとは思わない。もちろん、
相手を傷付けたと後から知れば深く落ち込むし
反省もするのだけれど、その瞬間は(場合によっては激しく)
「思いやりに欠ける」ことにさほど気付いていないのだ。

だから、答えは
「どっちでもいい」。

実は、こーいう人って
「案外たくさんいるのではないか」と思う。

「心のネジ」が緩んでしまっているか、もしくは
外れてしまっていて感情の起伏がフツーぢゃない。

「不幸」だなんてこれぽっちも思わず、むしろ
「人生楽しい」と感じて暮らしているケースが
多いのではなかろうか。

開き直っているわけではなくて、結果的に
そうなっているような気がする。

この世の中って、そんなものだ。


先述のI井君が実際どうなのかは知らぬが、彼を見て
「ヒドいヤツだなあ」と思いつつも、
他人のような気がしなかったし、当然
責める気になどとてもなれなかった。

ただ、I井君の場合問題なのは
「TVに出ている」件である。

だって、そーいうことはできればやっぱり
「ナイショ」にしておいた方が良いでしょ。

などと言いつつ、
オレもこうして

書いてしまったのだけどね。

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