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2014年5月 5日 (月)

「困った時はお互い様」の精神がもたらすものとは

「ムーガタ奢るから!」


いつもお決まりのその一言で誤摩化されるが、いい加減
「オレは引っ越し屋ぢゃないぞ!」と言いたくもなる。
ていうか、ここ四ヶ月で三度目の引っ越しって
あまりにも多過ぎるやろ。

今朝、Pイ嬢から電話で引っ越しの手伝いを依頼され
そんな風に思っていたら、実は事情がちょっと複雑で、
明日また更にまさかの四回目の引っ越しを
手伝う羽目になってしまったのである。


M嬢と知り合ったのは昨年の十二月。

同居人の姉貴分Pイ嬢と付き合い始めたばかりの
トムボーイのJン君と三人で一緒に暮らしており、
当初は毎日のように部屋を訪ね、休みの日などに
外出する時は四人で行動を共にしていた。と言っても
映画を見たり市場に買い物に行くくらいだが、
間近で初めて見るレズカップルに興味津々だったし、
全てワリカンでお金も使わない割に結構楽しかった。

一回目の引っ越しは約一ヶ月後。Pイ嬢が
備品は何も付いていないが家賃が月々二千バーツと
激安の物件を見付けて来たので、オレの車で
二往復して荷物を運び込んだ。
かなり狭いその部屋に三人で住んでいたのだけれど、
しばらく経ってPイ嬢が
「子供(息子六才)と一緒に暮らす」と言い出し、
やはり備品が何もない三千五百バーツの広い部屋に
二度目の引っ越しをしたのが三月のこと。
ただし、その部屋は
「男子禁制」であり、田舎から子供を
引き取った件もあって彼女らとは少し疎遠になった。

二度目は若干荷物が増えたけれども、近所だったし
二往復&バイク一往復で何とか収まったが、
引っ越し先は四階(EVなし)。あまりの暑さで
汗だくになってしまった。そして二回とも深夜に
「ムーガタ」(ジンギスカン風鍋料理)のブッフェを
「ギャラ」替わりにご馳走してもらったというわけだ。

しかし、今日は様子が違った。
電話してきたのはM嬢ではなくPイ嬢であり、どうやら
独りで部屋を出て行くらしい。
ソンクラーンには実家に帰り息子を再び預けてきた彼女、
恋人のJン君に新しいカノジョができてフラれ、自分も
ウドンでやはりトムのカレシを作った、という
話は聞いていたけれど、M嬢とケンカして
三日も部屋に帰っていない件は一切知らなかった。

事情はともかくとして彼女とも一応友達だし、
知り合いで車を持つ暇人がオレくらいであろう件、
過去に二度引っ越しを手伝った経緯などから
無下に断ることもできず応じる。但し、前日
ディスコで朝七時過ぎまで遊んでいたので、
午後二時過ぎまでタップリ寝てからにする。
思ったより荷物は少なく
トランクと後部座席にピッタリと収まり
大した手間ではないなと安心するも束の間、
予定の引っ越し先の条件が前日の説明と違い、結局
予算オーヴァーでその部屋は断念。

ケンカした同居人には告げず、どうやら
「夜逃げ」に近いカタチで出て来ている手前
「今更戻れない」という状況では、そのまま
新居を探すしかあるまい。話を聞く限り
「戻った方が良い」という確証もなかったし、
揉めている最中の二人に挟まれるのもイヤだったオレは
仕方なくそう判断したのであった。
ただ、実際問題、月々四千五百バーツ以下で
ベッドエアコン冷蔵庫TV等家具家電類が揃う部屋なんて
そうそう見付からないだろうとイヤな予感はしていたが。
案の定、めぼしい場所を車でグルグル徘徊して
空き部屋の有無を尋ねたアパートは二十軒近く。
諦めかけた頃、ごはんを食べに寄った屋台の隣りに
エアコン以外の条件が揃う四千二百バーツの
そこそこキレイな部屋を発見したのは奇跡的だった。

二階の部屋にさほど労せず荷物を運び一件落着。
ガソリン代三百バーツを貰い、ギャラ替わりの
「ムーガタブッフェ」を約束して彼女と別れた。
不動産時代の頃を想い出したが、
約半日の拘束時間ならば、少なくとも
家賃の数ヶ月分は会社に入金しただろうに。
オレも随分落ちぶれたものである。


さて、部屋に戻りM嬢に連絡して事情を尋ねたところ、
二人の言い分はかなり異なるものの、まあ
女子同士のケンカなんてだいたいそんな感じだし
「予定調和」とも思えた。がしかし、ショックだったのは
「ぢゃあ明日は私の引っ越しもよろしくね♪」と、彼女に
軽~く言われた件。つまり、元々二人の間で
「広い部屋に引っ越そう」と話がまとまり、既に
新しい部屋を決めてお金まで払ってあったと言うのだ。

「おいおい。話が違うやんけ!」

よりによって二日連続で二人のタイガールの
引っ越しを手伝う羽目になるとは。

「オレの名前はサカイぢゃないんだけどなあ」などと
つい愚痴ってしまう気持ちも分かって欲しい。


ところがである。

「捨てる神あれば拾う神あり」。

その後師匠と出掛けた某所で
小栗(旧姓山田)優似の美人(二十二才)と
巡り会うことになるのだから、
「たまには良い行いもしてみるものだな」と、
しみじみ思う
「現金」なオレなのであった。

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