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2014年6月30日 (月)

自らを追い込みつつ激しく凹む

「ロォーン(グ)プレーン(グ)!」


何度も何度もそう言って正確な発音を教えてくれるのに、
いつまで経っても上手くできぬオレの情けない姿を見て
とても可笑しそうに体を折り曲げて大笑いする彼女。

「コーカイ」(タイ語における「子音」の羅列)で言えば
「ポーパーン」と「ポープン(グ)」の違いである、とか
「舌の位置」がどーのこーの、とか理屈ではなんとな~く
分かったとしても、実際問題その
「ph」と「ph」との差をどう表現していいのかなんて
「サッパリ」なワケであり、そもそも
「p」と「ph」の違いすらできないのに、そう思うと
とても悲しくなってくる。がしかし、
せっかく知り合った女子大生のカワイコちゃんと
もっと仲良くなる為にはそんなことで
めげてはいられない。

そう。彼女は
市内某所のアイスクリイム店のスタッフであり、
アルバイトの傍ら語学(主に韓国語)の勉強に
熱心な姿に好感を抱いて話し掛けた末、互いに
言葉を教え合う状況にまでなったのだ。
仕事の邪魔をしてその場に居座り続ける図々しい
ニッポン男子に対しイヤな顔ひとつしない良いコ。
基本的にこの国はそーいった件についてヒジョーに
寛容であるとしてもである。

それにしてもこの
「ph」の発音に関してはどーにも悩まされ続けており、
「ロォーン(グ)プレーン(グ、歌を歌う)」や
「パッ(ク)ポン(休憩する)」などはまず
「鉄板」でまったく通じない。
「プッ(トゥ、水曜日)」「プー(トゥ、話す)」
「プゥアン(友達)」「ペーン(グ、高い)」などは同じ
「ポーパーン(脚付盆の「ph」)」でも何とか
分かってもらえるのは使用頻度の差なのだろうか。
どの道、それらを
「どんな風に変化をつけて発声すれば良いか」を
「キッチリ」理解しない限り解決することのない
永遠の悩みだ。

とてもやっかいな話であり、あまりに悔しくて
「ぢゃあ、チャチチュチェチョって言ってみな!」
などと相手の苦手な発音をさせてみたところで
どーにもならないことなど分かっているのだが......。


さて、2014年もいよいよ今日で上半期を終えるが、
毎日つけているお小遣いノートを見たら、なんと
三十万バーツを超えているではないか!てことは
月々の支出が五万バーツ平均なワケで、例え
ニッポン一時帰国があったとしてこれはもう明らかに
「貧乏生活」の域ではない。

ページを繰りつつ思い返してみれば、
日常生活にはさほどの変化がない中
「意識」を少し変えただけの話。つまり
「あまりケチケチするのはやめよう」と、
「チップ」であるとか「レディースドリンク」もしくは
食事、食材等のチョイスのレヴェルアップなど、
ちょっとしたことの積み重ねで出費の差は歴然なのだ。
となると、以前から常々考えていた
「ワンランク上の生活」をするには、少なくとも
三万バーツほどの収入アップが必要ではなかろうか。

う~む。
決して簡単ではないぞ。

2007年に会社を閉鎖し、無職になって七年が経つ。
幸い多少なりとも収入があったので
「物価の安いタイでならまあ何とかなるだろう」と
「お気楽」に考えていたけれど、当然のごとく
物価は上がり円(の価値)は下がり、そして
「貧困生活」(というほどヒドいものではないにせよ)
にもそろそろ嫌気がさしてきた中、いくらなんでも
「もう少しまともな生き方をせねば」と実感する。
「毎日を楽しく過ごす」というヒジョーにシンプルな
「モットー」から外れてはいないものの(実際楽しい)、
「楽しく過ごす」中身に、近頃やや
不満を感じなくもないのである。現状、
「年齢相応」の生活でないことは疑いないし、
「お金なんてなくたって充分楽しく暮らせる」から
「お金があればもっと楽しい」という気持ちになり、
欲もでてきた。

「フラフラ」しっ放しだと何も変わらないので、
自ら行動を起こす必要がある。だからあまり
「ケチケチ」しなくなったのもその一環であり、
結果として危機感も芽生えた。もう既に
月々三万バーツ強で暮らしていた
以前の生活に戻るつもりはないし、そーなれば当然
収入を増やすしか、道はない。

女子大生に声を掛けたのもそう。

ニッポンにおける昭和初~中期並みの
「貞操観念」を未だ持ち、大抵の場合著しく
「束縛」が激しい上嫉妬による短絡的行動に及ぶ
「素人タイガール」に対し、今までほとんど
「触れ」てこなかったのは、当然のごとく
「ビビ」っていたから。
浮気もせず一途でいられると共に
「結婚」という避けられない目標を共有する覚悟。
これがなければおいそれと
一般女子とはお付き合いなどできない。その点
「プロ」の女子であればもう少し気楽になれる。
というのが、あくまでも個人的な考えであった。

単純に金銭面のみではなく、いろんな意味で
「ちゃんとする」ことこそが、オレの中では
「素人タイガール」に向き合う為の
「条件」だったのである。
ってことは、逆に
「ちゃんとする」為に、一般女子と
「向き合って」みるのも、自らに
「プレッシャー」をかけるひとつの方法ではないか。

だからこそ、危険(?)を承知で敢えて
彼女に声を掛けたのだ。


というのが、
チャチェンサオの大学に通う二十歳のHニ嬢を事実上
ナンパした件についての釈明である。

別に素人娘に声を掛けたからといってここまで長い
言い訳をする必要もないのだが、まあ、実際
「フットワーク」は軽いクセに、追い込まれないと
なかなか行動に出られないタイプであるオレの場合、
新しく何かを始める時にはこういった
「荒治療」も必要になってくる。

パタヤ出身で、夏休みの来月一杯はほぼ毎日アルバイト。
八月からは新しいタームが始まり、大学の寮へ戻る。
卒業までは残り三年だ。
とにかく明るいコで、言うこともいちいちもっともだし、
おそらく頭の良い彼女。
韓国とニッポンに興味があるらしく仕事中にも関わらず
Jポップのバラードを歌ってくれた。
顔もまあまあ可愛らしいけれど、何よりその
「声」が抜群に良い。きっと自信もあるから
オレなんかの為にわざわざ歌ったのだろう。なのに、
「ロォーン(グ)プレーン(グ)」の発声が
未だにまともにできないなんて。と、激しく凹む。

しかも、かなりのヒット曲らしいその歌を
残念ながら知らなかった。

彼女にとってオレはまったく
相応しくないな。


日頃はかなりポジティヴなのに、珍しく
「ガックリ」きてしまったのである。

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