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2014年7月 4日 (金)

ストロベリイシェイクを飲みながら

「太ったなあ......」


多感な十代の女のコに、面と向かってストレートに
そんなことを言うのが無粋である件は重々承知しつつも
「ハッキリ」と口に出さぬわけにはいかなかった。
それくらいあからさまな太り方であり、彼女曰く体重は
七キロ増えて現在四十九キロとのこと。

M嬢と会ったのは約二ヶ月ぶりだが、元々やや
痩せ過ぎのきらいはあったにせよさすがに
度を超している。ただ、その
丸くなった顔が大胆にカットした
「ベリイショート」の髪型に似合ってはいるし、
全体の印象がそこまで落ちたわけではないから
大したものだ。

そう。実は
以前仲良しだったPイ嬢から、Mが
「髪をバッサリ切った」件は既に聞いており、
「ショート大好き♪」なオレとしてはやはり
「チェックしておかねば」と、彼女の某
「Facebook」の写真を見た上で
「髪の毛切ったのか!?」という
メッセージを残しておいたら、案の定
電話が掛かってきたのだった。

ていうか、初めて会ったその日から
「お前は間違いなくショートヘアにした方がいい!」と
薦め続けてきたオレになんの報告もないとはいったい
どーいうことなのか!?

と、憤慨するほど最近は
頻繁に会ってもいないし、ほんの一時期
「真剣にお付き合いしようか」と悩んだ頃の
「恋心」はすでに冷めてもいるから仕方ない。

時間は夜の十時半。
「遊びに行こう」という彼女は、その時某
「〇〇〇」での面接を終えたところだった。
明日からいよいよ出勤すると言う。
それもやはり以前からずっとオレが薦めていた
「案件」であって、在籍店に比べれば圧倒的に
集客力が勝る同店の方が稼げることは確実、と
思えたからだ。もちろん例え
「ライバル」の数が断然多いとしても。

ただ、問題は某
「〇〇〇」で働く嬢達は人気店であるが故
「悪魔的」女子が多い事実であり、個人的にはM嬢が
「染まっ」てしまうのを恐れてはいた。
がしかし、今となってはそんな気持ちはさらさらない。
何故ならば、彼女の背中に生えかけていた黒い
「翼」はもう既に、大きく広がってしまっていたから。

長らく同棲していたニッポン男子に失恋し、
大きなショックを受けておなか脇に
ワンポイントタトゥーを入れた末55バーに勤務。
当時仲良くしていたM嬢の境遇を、
半年前に会った時にそう説明をしたら師匠から
「ああ。残念ながら翼が生えかけていますね」と
言われたのをよ~く覚えている。

その後順調に羽を広げ続けたM嬢。

「鼻シリコン挿入」→「美白施術」→
「頬及び顎ライン嬌正」→「歯並び矯正」。
耳の下に新たなワンポイントタトゥー。
度重なる髪の色、型の変更。激太り。などなどなど。
外観の変遷を見ても明らかであり、そしてついに
決定的衝撃の事実を知らされる。

「最近ボーイカラオケ(つまりホストクラブ)に
ハマってさあ、二十万バーツも遣っちゃった。テヘヘ」

おいおいマヂかよ......。
せっせとメー(お母さん)にお小遣いをあげつつ、
苦労して貯めてきたお金がすっからかんではないか。
などと心配するオレをよそに、当人は
「ねえねえ。日産が新しく出した
<プリメーラ>買おうと思うんだけどどう?」などと
無邪気なものだ。

まあ、そんな
「天真爛漫」さ加減が彼女の最大の魅力であり、
「武器」でもある。そんなファンキイな彼女と
毎日毎日一緒に行動していた頃が懐かしかった。

結局、昨日は二人で某
「〇〇〇〇〇〇〇〇」に出掛け、
「line」と「Facebook」に夢中なM嬢と一緒に踊りつつ
「これからもずっと幸せであればいいのだが......」と、
しみじみ思うのだった。


さて、一方
Hニ嬢と少し進展があった。

相方が十代ということもあり、いつも遅番だったのに
昨日は珍しく早番の様子で午後八時に帰り支度を始める。
「どこ行くの?」と尋ねると
「トゥクコム(プラザ)」とのこと。どうやら
壊れたケータイを買い替えに行くらしい。
「バイクで送ってあげるよ」という話になり、
せっかくなので付き合うことにした。

キッチリ二年使った某
「i-phone4」が落としたわけでもないのに壊れてしまい
(<フリーズ>の連続状態)、修理もできないみたいで
ガックリしているHニ嬢。同じものを買うかもしくは某
「samsung」「oppo」等韓国メーカーに替えるか、で
相当真剣に悩んでいる。

「韓国大好き♪なんだからサムスンでいいぢゃん」
「でも、(ブランドとしては)やっぱり
<i-phone>が一番だしなあ」と、相談されても
「バシッ!」と応えられないオレ。
散々悩んだ末、結局、
型落ちの同モデルを七千バーツで買うことに。

データを入れ替える間お茶でも飲もうかと思ったが
プラザ内の店は午後九時でどこも閉まっており、
屋台で買ったストロベリイシェイクを飲みつつ近所を散歩。
ほんの束の間だが、ちょっとしたデート気分を味わう。
二十バーツのシェイクを奢られるのにも恐縮する姿は、
なんだか新鮮だった。

「レジ締め」をする為に店に戻る彼女をバイクで送る。
例えば55嬢などを乗せる場合ならばいつもは
「ここにつかまってもいいよ」と手を自分の
ウェストに持って来るけれど(座席の後ろ側に金属の
レバーがついておりフツーはそこを持つのだ)、
とてもぢゃないがそんなことはできなかった。

何故だ。
差別ではないか。

いや違う。そーではなく相手によって
「触れる」段階というものがあるのだ。

知り合って間もない女子大生の彼女にはまだ
1ナノも触れてはいない。
あれ。ちょっと待てよ。そーいえば
笑いながらユニフォームのポロシャツ越しに肩を軽く
「パンパン」と叩いたことくらいはあったっけ。
ただ、手に触れるなんて恐れ多くてとてもムリ。

その数時間後に会ったM嬢と一緒に踊る時も何故だか
遠慮してごく軽くしか触れられなかった。

う~む。
いったいどーいう心境なのだろうか。

自分でもよく

分からないな。

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