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2014年7月21日 (月)

金持ち風おばちゃんのお陰で前に進むしかなくなった話

案の定、というか予想通りついに
「コンドミニアム」を購入してしまった。

今日、銀行でディヴェロッパーに
購入価格の四割を振込み、これでもう
逃げることはできなくなったのである。

最初一割支払った後、残りを毎月分割で
物件完成予定の来年三月まで八ヶ月に渡って
支払う方法もあり、無利子なので本来は
そちらの方が良かったけれど、計算したら
数千円しか違わず(普通預金金利×月数)、
悩んだ末一括で払うことにした。

実はこのお金、ここ数年で
為替レートのピークだった
「1バーツ=2.5円」の時に両替したバーツの残りであり、
四割をそのお金で支払うことによって
「円建て」の購入価格がハッキリする、
というのが理由でもあった。
残り少ないので、今後の生活費は現状のレート
「1バーツ≒3.2円」でやっていかねばならない。
そのことを決意するつもりで、
普通預金の金利分を捨てても一括払いをしたのだ。

理屈っぽいオレは、行動を起こす時にそういった
「作文」をするクセがある。
「こーこーこーいう理由だから、
今こうする必要があるのだ」と自らを納得させて、
大事なことを決めるワケで。
「コンドー」を購入した件自体もそうであって、
最近、ここに書いてきた通りの経緯なのだった。

が、やはり最終的には背中を押す
「キッカケ」というものがあった。
世の中にはよくある、本当に
「ベタ」な話だ。

その顛末を説明しよう。


土曜日。

物件付近の調査も大体終えた上で、
ムリをすれば手持ち資金で何とか買えること。
北から南まで、一般的に
「パタヤビーチ」と呼ばれる地域内の
「新築」物件に限って言えば、
「平米単価」が一番安いこと。を確信した上で、
念の為予約金の二万バーツをしっかり握り締め、
ターゲット物件の詳細を尋ねる為、最初に話をした某
「ロータス」の担当女子T嬢及びN嬢と共に
セールスオフィスに行った。

木曜日午後の時点でその部屋を
「購入希望の客はいない」と確認済みであり、その後
進展があるとは聞いていなかった。しかし、
打ち合わせの部屋のテーブルには既に先客が居て、
誰とも話をしていないので少し
「おかしいな」とは思ったのだ。

第三期の入居予定は来年三~四月予定で、
工事に入った時点で既に
「モデルルーム」は壊されており、ほぼ完成した
第二期の部屋しか見ていない為、
「仕様」が変わるらしいその内容を写真で細かく
チェックし、いちいち文句を付けていたオレ。
好みからすると明らかに
第二期の物件の方が内容が良いからである。

「玄関のドアが白」(第二期はオーク調)と聞いて、
「おいおいマヂかよ!フツーの
アパートみたいぢゃん」と萎えるオレの横で
「じっ」と話を聞いている服装が派手で丸々とした
いかにも金持ち風のタイ人のおばちゃんと娘らしき二人。
当然のごとく仕様変更にはお金を取られるし
(やっぱりやめようかなあ)と悩んでいると、
メーカー担当に耳打ちされたT嬢から
衝撃の事実が伝えられる。

「実は、この人達同じ物件を購入希望なんです」

えぇぇぇぇぇぇぇぇ!マヂかよ!?

道理でお約束のジョークにもほとんど笑わないし
(<タイガールは100%浮気者>のくだりには失笑)
なんとなくイヤ~な視線を感じると思った。
それにしても、
購入意思を既に口頭で伝えているオレが
打ち合わせする時間に合わせてやって来て、
「キャンセル」するのをすぐ横
(しかも同じテーブルなのだ)で待つとは......。
待たせる方も待たせる方だ。百歩譲っても
「別室」やろ!

う~む。
「アメイジングタイランド」なり。

確かに、残り三部屋のうちワンフロアに一戸の
「プロモーション価格」物件は最後だったし
(同条件の部屋より二十万バーツ程度安い)、
時間差で購入希望客が出てくるのも頷ける話。
後から聞いたところ、彼女らはオレと同じく
「東向き」希望であるが故、残りはその物件
「一択」だったのだ。

「実は他にもお客様がいらっしゃいます」

これは数十年前の不動産業時代、
「最後の決断を迫る」際にオレ自身
よく使ったセリフ。よーするに
「ブーメラン」ではないか。
目の当たりに見せつけられては、さすがの
優柔不断なオレも決断するしかない。
おもむろにポケットに手を入れ、
「えいっ」とばかりに二万バーツを
机に叩き付けたのは言うまでもない。

横目でオレを睨みつけ、金持ち風おばちゃんは
「スゴスゴ」と帰って行ったとさ。

かくして、
分譲マンションのクセにいかにも造りの軽い
「白い玄関ドア」。という
「へなちょこ物件」を買うことになってしまった。
室内のドアの色は変更可能だが、やはり
「景観保護」のため外部の色は変えられないのだ。

笑う人は笑うが良い。
ふんっ!

キッチン及びクローゼット、
壁紙、床のフローリング(もどき)、という
オプションを含めたトータル価格は〇〇万バーツ。
ミドルクラスの高級車と同じくらいの金額だ。
平米単価は四万五千バーツ弱。
パタヤビーチ地区内にある同じ広さの部屋でも
一番安いのはおそらく間違いあるまい。

ただ、オレにはこれしか買えなかった。
逆に言えば、買える範囲
「ギリギリ」のものを無理して買った。ということ。

「純白のメルセデス、プール付きのマンション、
最高の女とベッドでドンペリニョ~ン♪」
という歌が昔あったが、ある意味
「お金」の象徴である
「プール付きのマンション」を、ついに手に入れた。
紺メタのメルセデスには昔乗っていたし、あとは
「最高の女とベッドで......」。
ま、タイにおいてコンドミニアムを買えば
「プール付き」なのはデフォルト(標準装備)だし、
状況がまったく違うとは言え、事実は事実。

分譲マンション自体(プール無)は不動産業時代に
購入経験もあるけれど、当時は本業だったし、
最上階の東南角部屋を抽選で無理矢理当てて、
三十五年ローンで買ってすぐ人に貸し、
数年後に若干損をして売った、という
ホロ苦~い想い出しかない。

今回海外で初めて購入したワケだが、特に
感慨はないなあ。
金額が金額だし、
「タイでコンドーを買ったらどーなるか」を
将来仕事にする為、まずは
「自分が身を以て経験してみる」というのが
一番の目的だしね。

間違いなく言えることは、これで無理矢理にでも
「一歩を踏み出した」ということ。
「ギアチェンジしましたね!」と
Tちゃんがコメントしてくれたが、
まさしくその通りなのである。長い間
「ニュートラル」、いや
「パーキング」に入りっ放しだったギアを
「ドライヴ」に。

「オートマティックトランスミッション」の場合
「クリープ現象」が起きて、
ブレーキを踏まない限り車は、少しづつ前に進む。

タイ生活の第二章がいよいよ始まるのを
意識しないわけにはいかないのであった。

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