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2015年9月 1日 (火)

飢えているのは会話にだけなのだろうか

「ナンパすればいいぢゃん」


いやいや。そんな簡単なもんぢゃないでしょ。

「食堂」という名の知り合いのバー(として使っている)の、
カウンターのひとつ離れた席からその人は言うけれど、
気の小さいオレが街でナンパなどできるワケもないし、
過去に成功した試しだってないのだから。

十数年前に一度会って話したことがあるらしいが、
まったく覚えていない彼(おじさん)にとっては
「ナンパなんて楽勝」なのだろうか。
だとしたらスゴいなあ。

そう。
実は今ニッポンに居るのだ。

しばらくの間滞在するので、せっかくだから
新しい女子友達を作りたいと思い行く先々で
「女のコ紹介して」と大騒ぎしていたところ、
「他人に頼らず自分で探せ」といった意味の
有り難いお言葉を頂戴したのであった。

(まあ確かにそうだな)と思ったオレは、
なるべく自分で努力することにした。
過去にどれだけ知人に女のコを紹介してきたとしても、
それがそっくりそのまま返っててくるはずもないし、
皆年を取って環境はすっかり変わってしまっている。

だから、久し振りに参加するレイヴパーティー
「SOLSTICE」はそういった意味でも楽しみだった。
街でいきなり声を掛けるのとは違い
「レイヴ仲間」というだけで垣根は
「グッ」と低くなるし、そもそも
本当に求めているのは友達ではなく
「女子と楽しく会話すること」なのである。

タイガールとのタイ語でのやり取りではどーしても
細かいニュアンスが伝わらないし、彼女らの
単純明快な性質もあってなかなか
「深い話」には行き着かず、寂しい思いをしていた。

「ニッポン女子と心ゆくまで話がしたい!」。

意思の疎通ができる会話に相当飢えていて、
結構切実にそう感じる今日此の頃。しかし、
既存の女子友達は皆冷たく二週間経っても
願いは適わず終いだった。

八年ぶりというそのパーティーの開催場所は伊豆。
大物ゲストが揃い盛り上がること必至のビッグイヴェントである。
http://solstice23.com
ワンナイトではあるが、軽いキャンプ気分で会場に向かう車内は
「ワクワク」な期待感で酔いそうなくらい。
しかし、夕方到着してテントを張り居場所を確保した時点で
女子率は一割。(だいじょーぶかな?)と、やや心配になる。

深夜になってやっとAサが登場し、雰囲気が一変。
アイツと会うのは何年振りだろうか。当時はまだ
十代半ばのカワイコちゃんであり、オレからすれば
アイドル的な存在だった。そしてAサの友達の
Kナ嬢と再会した瞬間テンションは最高潮にアガる。

女優の石原さとみ嬢に似た雰囲気の彼女を見た時、
「変わっていないな」と感じる一方で
「オトナになったな」とも思う。それはそーだ。何しろ
緑地公園のあのパーティーで初めて会ったのはまだ
十五才の頃だったのだ。しかし、当時既に
オンナとしての色気を確実に持っていたKナ嬢。
レイヴ会場で何度か会っただけだったにも関わらず、
オレの名前までちゃんと覚えていてくれた。

「ひょっとして石原さとみさんですか(笑)」
「やっぱり〇〇〇さんですよね?そーだと思った」
「久しぶりだね。いくつになったの」
「二十五です」
「てことはあれからちょうど十年か」
「えー!?〇〇〇さん全然変わってな〜い」

彼女らの話はこのブログを遡ればきっと出てくるはず。
実はAサよりもKナ嬢の方が好みだったけれど、
あまりにもキレイ過ぎる為に、恐れ多くて
とてもぢゃないが誘う気になどなれなかった。
いや違う。確かあの時は好きなオトコがいて
ほとんど相手にしてもらえなかったんだっけ。

相変わらず可愛らしいダンスの彼女と
一緒に踊っているだけで幸せな気分だ。

当然のごとく常に何人かの男子に囲まれているKナ嬢。
恋人の存在は否定していたが、だからと言って
気軽に誘えるワケでもない。いやでもまあもう
二十五才になったのだから、ゴハンくらいならいいか。

再会組とは別に、知り合いの若い衆が連れて来た
二十代前半の三人組女子チーム発見。
派手目のファッションとサングラス。予想通り
「キャバ嬢」であり、友達としては決して向いてない。
しかし、その場で会話するには何の問題もないワケで。

廻りからチヤホヤされていかにもワガママそうな
Aネ嬢がルックス的には一番マトモ。
頭は悪そうだが明るい性格でありおじさん達の話にも
合わせてくれる辺りはさすが水商売。結局、
カレシとベッタリだったコ以外の二人を車に乗せて
一緒に帰ることになり、多少は仲良くなったけれども
ランチのお誘いは社交辞令と受け取っておこう。

基本関東からの来場者が多く、声を掛けさえすれば
話はできたとしても友達となるとなかなかハードルが高い。

そんなこんなで楽しく過ごすうち
「アッ」という間に朝になり終了時間が近付く。

降ったり止んだりしていた雨も最終的には本降りとなり、
撤収がかなり大変でおまけにちょっとしたトラブルも
あったりしたけれど、とにもかくにも
とても楽しいパーティーであった。

ただ、今月半ばにタイに戻るまで
Kナ嬢とゴハンに行けるか、又は
新しい女子友達ができるかどうか。

今日現在はまだ

不明なのである。

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